説明

検索キーワード入力端末、検索キーワード統計処理サーバ装置及び検索キーワード利用端末

【課題】テレビ受像機などでテレビ番組などのコンテンツを視聴しているときに、そのコンテンツに関する情報をインターネットの検索エンジンなどを用いて検索する場合、リモコンで検索のためのキーワードを入力すると手間がかかる。
【解決手段】本発明は、コンテンツ情報を再生し、また、検索のためのキーワードを入力ができるようにし、入力されたキーワードと再生されているコンテンツの再生に関する情報とを関連付けた情報を生成する検索キーワード入力端末を提供し、検索キーワード入力端末で入力されたキーワードを統計処理した結果に基づいて、コンテンツの再生とともに表示を行ない選択ができる検索キーワード利用端末を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツを視聴する視聴者がコンテンツに関連した事項の検索のために入力する検索キーワードの集計など統計処理を行ない、同じコンテンツを視聴する同一または別の視聴者に対して、検索キーワードの集計結果を提示することにより、検索を行なうための検索キーワードの入力の手間を減少させるための検索キーワード入力端末、検索キーワード統計処理サーバ装置及び検索キーワード利用端末に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットの普及により、インターネットを用いて入手することができる情報を検索するための検索エンジンが必要不可欠となった。これらの検索エンジンは、検索のためのキーワードを入力すると、そのキーワードを含むウェブページなどのURLを提示し、これによって利用者は必要とする情報を容易に入手することができる。
【0003】
また、インターネットの普及により、テレビ番組、ラジオ番組、インターネットを介して視聴できるコンテンツの内容に関連するウェブページが多数存在してきている。例えば、特定のニュースについて詳細に書かれているウェブページ、女優や俳優、歌手などの関連商品を販売するためのウェブページ、映画やドラマの感想や考察などを提示しているウェブページなど様々な種類がある。
【0004】
このような状況下、これらコンテンツ、特にテレビ番組に関係する情報をインターネットから取得する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。例えば、番組などを視聴するための端末装置の表示画面に、視聴中の番組に関係する補助番組情報を、インターネットを介して通信が可能なサーバ装置より自動的に取得して、表示を行なうことが知られている。
【0005】
また、テレビ放送やコンピュータネットワークを介して伝送される映像情報と、キーワードなどの文字情報と、を関連付け、テレビ放送などの映像情報をキーとしてウェブページの検索を行なったり、逆にキーワードからテレビ放送のシーンを検索したりすることを可能とする技術も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【特許文献1】特開2003−125305号公報
【特許文献2】特開2003−157288号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、テレビ受像機などでテレビ番組などのコンテンツを視聴しているときに、そのコンテンツに関する情報をインターネットの検索エンジンを用いて検索する場合、テレビ受像機にはキーボードなど入力に適した装置が備わっていないため、リモコンで検索のためのキーワードを入力せざるを得ず、非常に手間がかかり、視聴者はそのような入力を煩わしく感じる。
【0007】
さらに、適切な目的の検索結果を得るには、それに適した複数の検索キーワードで結果を絞り込む必要があり、検索に慣れていない視聴者にはこの作業は難しい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで、かかる課題を解決するために、本発明においては、コンテンツ情報を再生し、また、検索のためのキーワードを入力できるようにし、入力されたキーワードと再生されているコンテンツの再生に関する情報とを関連付けた情報(「検索キーワード入力情報」という。)を生成する検索キーワード入力端末を提供する。特に、「再生に関する情報」とは、再生されているコンテンツの部分のコンテンツ全再生過程中における位置を示す情報であってもよい。また、検索キーワード入力端末は、検索キーワード入力情報を送信するようになっていてもよい。また、再生されるコンテンツは、通信により取得されるものであってもよいし、可搬型記録媒体から取得されるものであってもよい。また、入力されたキーワードに基づいて検索を行ない、その検索結果から二次検索キーワードと、コンテンツの再生に関する情報とを関連付けた情報を生成してもよい。
【0009】
これにより、同じコンテンツが後で別の時間に再生される場合に、同一または類似の再生に関する情報が得られる状況になると、その再生に関する情報に関連付けられたキーワードを提示することができ、例えば、後述の検索キーワード利用端末の利用者が、検索のためのキーワードの入力を少ない手間で実行できるようになり、課題が解決される。
【0010】
また、本発明では、検索キーワード入力情報を受信し、受信された検索キーワード入力情報を統計処理し、その統計処理の結果を送信する検索キーワード統計処理サーバ装置も提供される。
【0011】
これにより、多数の検索キーワード入力情報により得られる一定の傾向が取得でき、多くの視聴者に対して適切なキーワードを提供することが可能となり、課題が解決される。
【0012】
また、本発明では、前記統計処理の結果を取得し、コンテンツの再生位置を取得し、前記統計処理の結果と、前記コンテンツの再生位置とに基づいて、キーワードを入力するための情報(例えば、メニュー上でキーワードを選択可能とするための情報)を生成する検索キーワード利用端末が提供される。また、前記統計処理の結果は、再生位置と関連付けて重み付けがされたものであってもよく、その場合、その重み付けに応じてキーワードが表示されるようになっていてもよい。また、キーワードの一部を入力すると、その一部を含むキーワードが検索されて提示されるようになっていてもよい。
【0013】
これにより、検索のためのキーワードの入力を少ない手間で実行できるようになり、課題が解決される。
【発明の効果】
【0014】
本発明により、検索キーワード利用端末としてのテレビ受像機やマルチメディア端末などでのコンテンツの再生中に、そのコンテンツの再生位置に関連した適切なキーワードが表示され、視聴者はリモコンでキーワードを選択してインターネットなどの検索エンジンで検索を行なうことができ、特に、文字を入力する必要が無くなる。また、キーワードが表示されなくても、簡便な操作でキーワードの入力や選択を行なうことができる。
【0015】
また、目的の検索結果を取得するのに適した複数のキーワードを視聴者が自分で考える必要がなくなり、このことは、テレビを視聴するという受動的な行動に適合する。
【0016】
また、視聴者がリモコンで文字を入力した場合には、その文字を含むキーワード、例えば、その文字で始まるキーワード、を表示し、入力されるキーワードを予測して提示することで、リモコン操作などの手間を減らすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
発明を実施するための最良の形態を実施形態として説明する前に、まず、本発明の概要について説明する。
【0018】
図1は、本発明に係る検索キーワード入力端末、検索キーワード統計処理サーバ装置、検索キーワード利用端末の関係を例示する。検索キーワード入力端末102が、コンテンツ提供サーバ装置101よりコンテンツを取得し、再生を行なう。再生されるコンテンツの視聴者が、検索キーワード入力端末102で検索のためのキーワードを入力すると、そのキーワードとコンテンツの再生に関する情報とを関連付けた情報である検索キーワード入力情報が生成され、検索キーワード統計処理サーバ装置103へ送信される。ここに、「コンテンツの再生に関する情報」とは、例えば、コンテンツの再生が行なわれている位置であり、コンテンツの再生の開始位置からの再生時間で表現される情報である。すなわち、コンテンツの再生の開始位置からの経過時間が5分である場合、視聴者が、「携帯電話」というキーワードを入力すると、「携帯電話」と「5分」とが関連付けられて検索キーワード入力情報が生成される。なお、検索キーワード入力端末102は、キーワードが入力されるたびに検索キーワード入力情報を送信してもよいし、生成された検索キーワード入力情報を一旦蓄積し、後ほどまとめて送信するようになっていてもよい。後者のようにすると通信のオーバーヘッドを減少させることができるなどの利点がある。また、「コンテンツの再生の開始位置からの経過時間」には、コンテンツを一意に識別するためのコンテンツ識別情報が含まれているとする。例えば、TV Anytime Forumで規格化されているCRIDやContent ID Forumで規格化されているコンテンツIDなどがある。また、「コンテンツの再生の開始位置からの経過時間」の時間に関する部分は、始まりと終わりからなる区間となっていてもよい。
【0019】
なお、キーワードの入力が開始されてから終了するまでの操作は時間を要する操作であるので、どの時点を、「コンテンツの再生の開始位置からの経過時間」とするべきかについては選択の幅ある。例えば、キーワードの入力のための操作が開始された時間、キーワードの入力の操作が完了した時間などがある。本発明では、いずれを用いてもよいが、コンテンツの視聴に伴なってキーワードの入力が開始されるので、キーワードの入力のための操作が開始された時間を用いるのが好ましい。
【0020】
検索キーワード統計処理サーバ装置103は、検索キーワード入力端末102が送信する検索キーワード入力情報を受信し、統計処理を行なう。例えば、コンテンツの再生の開始時間からの時間を適宜区間に区切り(例えば、映像を伴なうコンテンツであれば、シーンチェンジが検出された時間で区切る。)、それぞれの区間において入力されたキーワードの数を集計する。なお、検索キーワード統計処理サーバ装置103は、統計処理を行なうのに好ましくないキーワードを排除するためのフィルタリング手段を備えていてもよい。例えば、公序良俗に反する言葉を含むキーワードや、コンテンツの提供会社のライバルの会社の名前や製品名、あるいは、人権保護の見地から、未成年犯罪者の名前などが統計処理されないようになっていてもよい。
【0021】
検索キーワード利用端末104は、検索キーワード入力端末102と同様に、コンテンツ提供サーバ装置101よりコンテンツを取得し、再生を行なうが、コンテンツの取得とともに、検索キーワード統計処理サーバ装置103より、検索キーワード統計情報を取得する。「検索キーワード統計情報」とは、検索キーワード統計処理サーバ装置103による統計処理の結果である。例えば、特定のコンテンツの再生の開始時間からの区間それぞれにおいて検索キーワード入力端末から入力されたキーワードの総数、順位などである。検索キーワード利用端末104が取得したコンテンツを再生すると、その再生の時間に応じて、検索キーワード統計情報に含まれるキーワードを容易に選択可能な態様で表示を行なう。視聴者はリモコンなどを用いて表示されたキーワードを選択して、インターネットなどの検索エンジンなどを用いて検索を行なう。なお、検索キーワード利用端末104は、検索キーワード統計処理サーバ装置103より、検索キーワード統計情報を、再生されるコンテンツに関して一度に全て取得するのではなく、コンテンツの再生に伴なって徐々に取得するようになっていてもよい。
【0022】
このような構成にすることにより、例えば、インターネットのウェブページ<URL:http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0402/05/news059.html>(検索日:2004年6月18日)に示されているように、放送番組に対してメタデータを付加する問題が解決される。また、多量の文字データの入力に適していないリモコンを用いて、コンテンツの内容に関係する事項の検索を容易に行なうことが可能となる。
【0023】
なお、図1において、コンテンツ提供サーバ装置101は、インターネットなどの通信回線に接続されるだけではなく、地上波を使用する放送局、衛星を使用する放送局であってもよい。また、検索キーワード入力端末102と検索キーワード統計処理サーバ装置103、検索キーワード利用端末104と検索キーワード統計処理サーバ装置103は、インターネットなどの通信回線に接続されているのが好適である。また、検索キーワード入力端末102と検索キーワード利用端末104とは同じ端末であってもよい。また、コンテンツ提供サーバ装置101、検索キーワード入力端末102、検索キーワード統計処理サーバ装置103、検索キーワード利用端末104が一つの装置として実現されていてもよい。
【0024】
また、コンテンツ提供サーバ装置101は必須ではない。例えば、DVDやビデオテープなどをレンタルして再生する場合には、コンテンツ提供サーバ装置101は不要となる。
【0025】
図2は、検索キーワード入力端末102の外観を例示する。ディスプレイ201にコンテンツの映像部分が再生されるエリア202と、検索のためのキーワードを入力するためのエリア203とが表示されている。コンテンツの視聴者は、コンテンツの再生を視聴しながら、より詳しく知りたいことなどを思いつくと、エリア203にそのキーワードを入力する。例えば、図2に示されているようにキーボードやマウスなどの入力デバイスを用いる。キーワードが入力されると、その結果がディスプレイ201に表示されるようになっていてもよい。なお、図2において、コンテンツの表示とキーワードの入力は一つの装置で行なわれるかのようになっているが、異なる装置で行なわれるようになっていてもよい。この場合、コンテンツを再生する装置からキーワードを入力する装置へ、なんらかの手段、例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信、LAN(Local Area Network)などの手段、により、コンテンツの再生に関する情報が送信されるようになっている必要がある。
【0026】
図3は、検索キーワード入力端末102にキーワードが入力され、検索が行なわれた結果を例示する。エリア301にはコンテンツの映像部分が再生され、エリア302には、コンテンツの識別情報が表示され、エリア303には、コンテンツの再生位置を示す再生時間などが表示されている。エリア304に入力されたキーワードが表示されており、エリア305には、そのキーワードによる検索の結果(例えば、ウェブページのタイトル)が表示されている。
【0027】
図4は、検索キーワード利用端末104におけるコンテンツの再生の様子を例示している。エリア401に主にコンテンツの映像部分が表示されている。その中のエリア402に、再生のその時間区間に入力されたキーワードの数などに基づいた順位の1位から3位までのキーワードが表示されている。視聴者は、リモコンのカーソルキーなどの操作を行ない、エリア402に表示されたキーワードを選択することにより、インターネットの検索エンジンなどによる検索結果が表示される。なお、検索結果は、エリア401の表示に上書きされて表示がされてもよいし、別ウィンドウが生成されて表示されてもよい。また、例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信、LANなどの手段で通信が可能となっている別の装置、例えば、パーソナルコンピュータ上に検索結果の表示が行なわれるようになっていてもよい。
【0028】
図5は、検索キーワード利用端末104におけるコンテンツの再生の別の様子を例示している。エリア501に主にコンテンツの映像部分が表示されているが、その中のエリア502に、コンテンツの再生において現在よりも前のキーワードが表示されている。このようにすることによって、ドラマ、映画、アニメ番組などでキーワードによって先のストーリーが予測できてしまったり、クイズ番組やスポーツ番組などでキーワードによって正しい答えや試合結果などが予測できてしまったりすることを防ぐことができる。
【0029】
図6は、検索キーワード利用端末104におけるコンテンツの再生の別の様子を例示している。この例では、エリア601でコンテンツの映像部分が表示されている。エリア602は、入力のためのエリアであり、ここにキーワードの一部、例えば、頭文字を入力すると、その一部を含むキーワードに関する情報が、エリア603に表示される。図6では、エリア602に「B」が入力されたので、「B」で始まるキーワードが表示され、そのキーワードと関連付けられている再生に関する情報、ここでは再生開始からの時間、も表示されている。なお、コンテンツの現在の再生に関する情報、例えば、コンテンツの開始からの現在の再生時間、と関連付けられたキーワードであって、エリア602に入力された文字を一部に含むキーワードに関する情報がエリア603に表示されるようになっていてもよい。また、図6では、コンテンツの統計値も表示されている。コンテンツの統計値とは、検索キーワード統計処理サーバ装置103における統計処理の結果に基づいて得られる値であり、例えば、検索キーワードがその再生の時間区間で何回入力されたかなどを示す。あるいは、検索キーワード入力端末102の利用者が検索を行なった後、その検索で得られたウェブページを評価した結果であってもよい。評価した結果は、検索キーワード入力端末102の利用者が手動で入力したり、あるいは、検索キーワード入力端末102の利用者がウェブページに留まった時間に基づいて算出されたりして、検索キーワード統計処理サーバ装置103へ送信される。
【0030】
図7は、検索キーワード利用端末104におけるコンテンツの再生の別の様子を例示している。この例では、エリア701でコンテンツの映像部分が表示され、エリア702にキーワードの一部が入力されている点は図6と同じであるが、図7においては、それぞれのキーワードの統計値の時間変化が折れ線グラフによって示されている。これにより、キーワードの統計値の変化を視覚的に理解することができる。
【0031】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図を用いて実施形態として説明する。なお、本発明は、これら実施形態および上記の概要になんら限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
【0032】
なお、各実施形態と請求項との関係は次の通りである。実施形態1は、主に請求項1、12、15に対応する。実施形態2は、主に請求項2に対応する。実施形態3は、主に請求項3に対応する。実施形態4は、主に請求項4に対応する。実施形態5は、主に請求項5に対応する。実施形態6は、主に請求項6に対応する。実施形態7は、主に請求項7、13、16に対応する。実施形態8は、主に請求項8、14、17に対応する。実施形態9は、主に請求項9に対応する。実施形態10は、主に請求項10に対応する。実施形態11は、主に請求項11に対応する。実施形態12は、主に請求項18に対応する。実施形態13は、主に請求項19に対応する。実施形態14は、主に請求項20に対応する。
【0033】
(実施形態1)
実施形態1として、検索キーワード入力端末について説明する。
【0034】
図8は、本実施形態に係る検索キーワード入力端末の機能ブロック図を例示する。検索キーワード入力端末800は、コンテンツ情報再生部801と、検索キーワード入力部802と、検索キーワード入力情報生成部803と、を有する。
【0035】
「コンテンツ情報再生部」801は、コンテンツ情報を再生する。「コンテンツ情報」とは、音声、文字、画像、動画など、再生が可能であり、またその他の多様なメディア情報であって基本的にそのままの形で再生や利用ができたり、送信や共有が可能な情報をいう。コンテンツ情報は、デジタルデータであってもよい。例えば、MP3データ、テキストデータ、JPEGデータ、MPEG(MPEG2あるいはMPEG4など)データなどである。あるいは、ビデオテープに録画されたテレビ番組などやカセットテープに録音されたラジオ番組などのアナログデータであってもよい。
【0036】
コンテンツ情報再生部801は、例えば、図2のエリア202にコンテンツを再生して表示を行なう。検索キーワード入力端末が提供する機能の一部または全部がプログラムによって実現される場合には、各種コンテンツの再生プログラムなどによりコンテンツ情報再生部801が構成される。
【0037】
「検索キーワード入力部」802は、キーワードである検索キーワードを入力する。ここにキーワードとは、単語や文節、文章などの文字の並び、あるいは、文字のならびに変換可能な情報(例えば、人の発する音声を示す情報)である。このようなキーワードは検索のために用いられる。また、検索以外のためとして、例えば、再生されるコンテンツ情報の瞬間や一定区間に描写される情景、登場人物、登場する物、撮影されている場所、流れている音楽、などの注釈、説明などのために用いられてもよい。例えば、インターネットの検索エンジンや特許電子図書館などで検索を行なうためのキーワードである。なお、本発明において、「検索キーワード」という場合には、「特許庁」、「経済産業省」のような単語のみを指すだけでなく、検索の条件を表わすand、or、andnotなども含まれるように解釈してもよい。例えば、「経済産業省 andnot 特許庁」により、「経済産業省」を含み「特許庁」を含まない検索キーワードが表現される。また、検索エンジンなどを特定するための情報も含まれていてもよい。例えば、<http://search-engine.example.com/search?q=%E7%89%B9%E8%A8%B1%E5%BA%81&ie=UTF-8&hl=ja&btnG=searchEngine+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=&site:jpo.go.jp>のような検索の結果ページを示すURLが検索キーワードとなっていてもよい。
【0038】
検索キーワード入力部802は、例えば、図2のエリア203に入力されたキーワードを取得して、検索キーワード入力端末800の内部へそのキーワードを入力する。検索キーワード入力端末が提供する機能の一部または全部がプログラムによって実現される場合には、入力装置を表わすポートなどを通じてキーワードを表わす情報を読み取るモジュールにより検索キーワード入力部802が実現される。
【0039】
「検索キーワード入力情報生成部」803は、検索キーワード入力情報を生成する。ここに、「検索キーワード入力情報」とは、(1)検索キーワード入力部802で入力された検索キーワードと、(2)コンテンツ情報再生部801での再生に関する再生情報と、を関連付けた情報である。「コンテンツ情報再生部801での再生に関する再生情報」とは、コンテンツ情報再生部801でのコンテンツの再生の態様についての情報である。例えば、再生されているコンテンツを識別するコンテンツID、コンテンツが再生されている周りの状況を示す情報、コンテンツのどの部分が再生されているかを示す情報がある。コンテンツが再生されている周りの状況を示す情報とは、例えば、コンテンツが再生されている場所がどこかを示す経度・緯度・高度であったり、天気、気温、湿度、気圧、明るさなどであったりする。コンテンツのどの部分が再生されているかを示す情報としては、コンテンツの最初から何バイト目が再生されているか、コンテンツの最初からの再生の時間位置がどれだけか、あるいは、コンテンツが静止画であれば、表示の中心の座標位置などであったりする。なお、文脈から区別が可能な場合には、「コンテンツ情報」を意味するために、単に「コンテンツ」と記述する場合がある。また、「検索キーワード」を意味するために、単に「キーワード」と記述する場合がある。
【0040】
検索キーワード入力情報生成部803は、検索キーワードと再生情報との連接などの操作により関連付けを行ない、検索キーワード入力情報を生成する。あるいは、検索キーワード情報に検索キーワード情報を識別するための識別情報を付与し、また、再生情報にも再生情報を識別するための識別情報を付与し、これら二種類の識別情報を一つの情報に合成することにより、関連付けを行なってもよい。検索キーワード入力端末が提供する機能の一部または全部がプログラムによって実現される場合には、キーワードを表わす情報を読み取るモジュールからキーワードを取得し、その取得が行なわれた際に、各種コンテンツの再生プログラムなどよりコンテンツ情報の再生情報を取得して、キーワードとの関連付けを行なうモジュールにより、検索キーワード入力情報生成部803が実現される。例えば、そのモジュールは、検索キーワード入力情報を表わすクラスのインスタンスを作り、そのインスタンスに、取得したキーワードと再生情報を設定するモジュールである。
【0041】
図9は、本実施形態に係る検索キーワード入力端末の処理を説明するフローチャートを例示する。検索キーワード入力端末は、コンテンツを再生しながら(コンテンツ再生ステップ)、検索キーワード入力部802に検索キーワードが入力可能になるごとに図9に例示されたフローチャートの処理を実行する。
【0042】
ステップS901において、検索キーワードを入力する(検索キーワード入力ステップ)。このステップは、検索キーワード入力部802により実行される。ステップS902において、再生情報を取得する。このステップは、検索キーワード入力情報生成部803がコンテンツ情報再生部801より再生情報を取得することにより実行される。ステップS903において、入力された検索キーワードと取得された再生情報とを関連付けることにより、検索キーワード入力情報を生成する(検索キーワード入力情報生成ステップ)。このステップは、検索キーワード入力情報生成部803により実行される。
【0043】
なお、検索キーワード入力端末は、ハードウェア、ソフトウェア、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)の両者、のいずれかによって構成することが可能である。したがって、検索キーワード入力端末は、計算機を用いて実現することが可能である。例えば、CPU、メモリ、バス、インターフェース、周辺装置などから構成されるハードウェアと、これらのハードウェア上にて実行可能なソフトウェアを用いて実現することができる。また、そのようなプログラム、すなわち、コンテンツ再生ステップ、検索キーワード入力ステップ、検索キーワード入力情報生成ステップを計算機に実行させたるためのプログラム、を媒体に記録することも可能である。
【0044】
図10は、本実施形態に係る検索キーワード入力端末の具体的な機能ブロック図を例示する。例えば、検索キーワード入力部802に「洋服の赤海」というキーワード1001が入力されたとすると、そのキーワードは、検索キーワード入力情報生成部803へ送られる。なお、検索キーワード入力端末の外部のキーワード1001と内部に存在するキーワード1002は、表現方法が同じであってもよいし、異なっていてもよい。
【0045】
検索キーワード入力情報生成部803は、コンテンツ情報再生部801へ再生情報の要求を行ない、コンテンツIDとして284729、天気として雨、位置として、(217、526)を示す再生情報1003を取得する。ここに天気とは、例えば、284729で識別されるコンテンツが再生されたときの天気を意味し、位置は、コンテンツが表示されている中心の位置の座標を示している。このような再生情報により、雨の時に、284729のコンテンツの座標位置(217、526)が再生されたことが示される。キーワード1002と関連付けを行ない、検索キーワード入力情報1004を生成する。このような関連付けの行なわれた情報を解析することにより、例えば、コンテンツを視聴などしたときの天候により、人々は何に関心を持つようになるかを知ることができる。
【0046】
なお、検索キーワード入力情報生成部803は、検索キーワード入力部802にキーワードの入力のための操作が開始されたことを検出し、コンテンツ情報再生部801に再生情報の要求を行なってもよい。また、検索キーワード入力情報生成部803がコンテンツ情報再生部801に再生情報の要求を行なうのではなく、コンテンツ情報再生部801が常にあるいは定期的、不定期的に再生情報を検索キーワード入力情報生成部803に出力するようになっていてもよい。
【0047】
検索キーワード入力情報は、XML(eXtensible Markup Language)によって表現されてもよい。
【0048】
図11は、検索キーワード入力情報がXMLによって表現される場合の構造を例示する。ノード1101、1102、1103、1104、1105の位置関係がXMLのタグのネストの関係を示している。例えば、「検索キーワード入力情報」の下位のノードとして「コンテンツ識別情報」と「入力情報」とのノードがあるので、「検索キーワード入力情報」のタグの内側に、「コンテンツ識別情報」と「入力情報」のタグで囲まれる部分が存在することとなる。なお、「コンテンツ識別情報」のノード1102や「再生情報」のノード1104の上部にある「1」は、「コンテンツ識別情報」や「再生情報」のタグで囲まれる部分は上位のタグとの関係においては1つしか記述されないことを示す。例えば、「入力情報」のタグで囲まれる部分の内部には、「再生情報」のタグで囲まれる部分は一つしか記述されない。また、「入力情報」のノード1103や「検索キーワード」のノード1105の上部の「1…N」は、「入力情報」や「検索キーワード」のタグで囲まれる部分は上位のタグとの関係においては、1または任意の数記述されることを示している。
【0049】
図12は、図11に例示される構造で示されるXMLの文書としての検索キーワード入力情報の一例を示す。この例では、コンテンツ識別情報が284729であり、入力情報が2つあり、一つは、再生情報として、「天気:晴れ」を有し、検索キーワードとして、「洋服の赤海」、「レオナルド」を有しており、もう一つの入力情報は、再生情報として「天気:雨」を有し、検索キーワードとして、「カッパ屋」、「傘の菊屋」、「酸性雨」を有している。なお、上述したように、検索キーワードは、単語の形態のみならず、単語をand、or、andnotなどの演算子を用いて検索式として組み立てられた形態であってもよい。
【0050】
(実施形態1:主な効果)
本実施形態により、コンテンツに関連のあるキーワードを収集することができ、コンテンツに対するメタデータの付与が容易に行なえる。また、検索キーワード入力情報を分析することにより、一定のコンテンツを人々に見せたときにどのような反応を示すかを知ることができ、心理テストやマーケティングに役立てることができる。
【0051】
(実施形態2)
本発明の実施形態2も検索キーワード入力端末である。実施形態1との違いは、本実施形態ではコンテンツが時間などの属性をもち、再生情報がコンテンツの全再生過程中の位置を示すようになっている点である。
【0052】
図13は、本実施形態に係る検索キーワード入力端末の機能ブロック図を例示する。検索キーワード入力端末1300は、コンテンツ情報再生部801と、検索キーワード入力部802と、検索キーワード入力情報生成部803と、を有し、コンテンツ情報再生部801は、再生位置情報取得手段1301を有している。したがって、本実施形態に係る検索キーワード入力端末は、実施形態1に係る検索キーワード入力端末のコンテンツ情報再生部が再生位置情報取得手段1301を有している構成となっている。
【0053】
「再生位置情報取得手段」1301は、再生位置情報を取得する。「再生位置情報」とは、再生されているコンテンツの部分のコンテンツ全再生過程中における位置を示す情報である。例えば、コンテンツが動画や音声のように時間の経過とともに変化し、始まりと終わりとを持つ場合には、コンテンツ情報再生部801で再生されている部分が、始まりから終わりまでのうちのどの位置を占めているかを示す情報が再生位置情報であり、通常は、始まりからの経過時間や、動画であれば、何フレーム目であるかで表わされる。また、時間を区切って区間としたり、フレームをグループ化したりして、現在再生されているフレームがどの区間に属するか、あるいはどのグループに属するかを示す情報が再生位置情報であってもよい。なお、時間の区切り方やフレームのグループ化の仕方としては、一定の時間などの長さごとに区切ったりグループ化をしてもよいし、動画の場合には、シーンの変化、すなわち、シーンチェンジが検出されるごとに区切りを行なったりグループ化を行なってもよい。また、コンテンツ情報が光ディスクなどの媒体に記録されている場合には、再生位置情報は、その媒体中での位置、例えば、トラック番号やセクタ番号など、であってもよい。コンテンツ情報がビットストリームなどとして伝送される場合には、再生位置情報は、伝送の開始からのバイト数により表わされるようになっていてもよい。
【0054】
本実施形態では、検索キーワード入力情報生成部803は、検索キーワード入力部802に検索キーワードが入力された際に、コンテンツ情報再生部801で再生されているコンテンツの再生位置情報を含む情報を再生情報として取得して、検索キーワード情報を生成する。再生情報は、再生位置情報以外に、例えば、再生されているコンテンツを識別する情報などを含む。なお、「検索キーワード入力部802に検索キーワードが入力された際」とは、検索キーワード入力部802への検索キーワードの入力が完了した時を意味してもよいし、検索キーワード入力部802への検索キーワードの入力が開始された時を意味してもよく、また、検索キーワードの入力が開始されてから完了するまでの任意の時点を意味してもよい。
【0055】
本実施形態に係る検索キーワード入力端末の処理は、実施形態1に係る検索キーワード入力端末と同じである。ただし、再生情報が再生位置情報となっている点が異なる。
【0056】
図14は、本実施形態に係る検索キーワード入力端末の具体的な機能ブロック図を例示する。例えば、検索キーワード入力部802に「お菓子の桜町」という検索キーワードが入力された際、コンテンツ情報再生部801でのコンテンツの再生情報として、再生位置情報取得手段1301により「10分−15分」という再生位置情報1403を含む情報が取得されたとすると、検索キーワード入力情報生成部803は、検索キーワード1402と再生情報1404とを関連付けて検索キーワード入力情報1405を生成する。
【0057】
(実施形態2:主な効果)
本実施形態により、再生の始まりと終わりとを持ち、時間などと共に変化するコンテンツに対して、その再生過程に対して検索キーワードを関連付けることが可能となる。これにより、コンテンツの変化とともに検索キーワードがどのように変化するかを知ることができる。例えば、検索キーワードから、その検索キーワードが関連付けられたシーンを取得することなどが可能となる。
【0058】
(実施形態3)
本発明の実施形態3としても検索キーワード入力端末について説明する。実施形態1、2との違いは、本実施形態では、検索キーワード入力情報が送信されるようになっている点である。
【0059】
図15は、本実施形態に係る検索キーワード入力端末の機能ブロック図を例示する。検索キーワード入力端末1500は、コンテンツ情報再生部801と、検索キーワード入力部802と、検索キーワード入力情報生成部803と、検索キーワード入力情報送信部1501と、を有している。また、コンテンツ情報再生部801は、再生位置情報取得手段1301を有していてもよい。したがって、本実施形態に係る検索キーワード入力端末は、実施形態1又は2の検索キーワード入力端末が、検索キーワード入力情報送信部を有した構成となっている。
【0060】
「検索キーワード入力情報送信部」1501は、検索キーワード入力情報生成部803で生成された検索キーワード入力情報を送信する。例えば、XMLの文書として生成された検索キーワード入力情報をSOAP(Simple Object Access Protocol)やSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)などの所定のプロトコルに従って送信する。
【0061】
図16は、本実施形態に係る検索キーワード入力端末の処理の流れを説明するフローチャートを例示する。ステップS1601からステップS1603までは、図9のステップS901からステップS903に対応するので説明を省略する。ステップS1604において、検索キーワード入力情報を送信する。このステップでは、検索キーワード入力情報送信部1501が使用される。なお、図16のフローチャートでは、検索キーワードが入力されるたびに、検索キーワード入力情報が送信されるようになっているが、上述したように検索キーワード入力情報が検索キーワード入力端末の内部に蓄積され、ある程度蓄積されると、蓄積された検索キーワード入力情報が送信されるようになっていてもよい。
【0062】
(実施形態3:主な効果)
本実施形態においては、検索キーワード入力情報が送信されるので、検索キーワード入力情報を解析などする装置から離れた位置に検索キーワード入力端末が設置されていてもよく、検索キーワード入力端末の設置場所に制約がなくなる。
【0063】
(実施形態4)
本発明の実施形態4も検索キーワード入力端末である。実施形態1、2、3との違いは、本実施形態では、再生されるコンテンツの取得方法が明らかとなっている点である。
【0064】
図17及び図18は、本実施形態に係る検索キーワード入力端末の機能ブロック図を例示する。検索キーワード入力端末1700、検索キーワード入力端末1800は、コンテンツ情報再生部801と、検索キーワード入力部802と、検索キーワード入力情報生成部803と、を有する。コンテンツ情報再生部801は、通信コンテンツ情報取得手段又は/及び記録媒体コンテンツ情報取得手段を有する。また、実施形態2のように、コンテンツ情報再生部は、再生位置情報取得手段を有していてもよい。また、実施形態3のように、検索キーワード入力情報送信部を有していてもよい。したがって、本実施形態に係る検索キーワード入力端末は、実施形態1から3のいずれか一に係る検索キーワード入力端末のコンテンツ情報再生部が、通信コンテンツ情報取得手段又は/及び記録媒体コンテンツ情報取得手段を有した構成となっている。
【0065】
「通信コンテンツ情報取得手段」1701は、通信によりコンテンツ情報を取得する。例えば、インターネットなどの通信網を用いてコンテンツ情報を一括してダウンロードする。また、ストリーミング放送のように、再生に必要な部分だけを随時通信により取得するようになっていてもよい。
【0066】
「記録媒体コンテンツ情報取得手段」1801は、可搬型記録媒体からコンテンツ情報を取得する。「可搬型記録媒体」とは、持ち運びが可能な記録媒体であり、例えば、カセットテープ、ビデオカセットテープ、メモリスティック、メモリカード(例えば、SDメモリカード)、光ディスク、光磁気ディスク、リムーバブルハードディスクなどである。
【0067】
本実施形態に係る検索キーワード入力端末の処理の流れは、実施形態1から3のいずれかに係る検索キーワード入力端末の処理と同じである。ただし、本実施形態では、コンテンツ情報再生部801で再生されるコンテンツ情報の入手方法が言及されている。
【0068】
(実施形態4:主な効果)
本実施形態では、通信や可搬型記録媒体によりコンテンツ情報が取得できるので、検索キーワード入力端末の利用者が所望する任意のコンテンツを再生し、検索キーワード入力情報が生成できる。
【0069】
(実施形態5)
本発明の実施形態5としても検索キーワード入力端末について説明する。実施形態1から4との違いは、本実施形態では、検索キーワードに基づいて検索が行なわれ、その検索結果に基づいて二次検索キーワードが生成され、再生情報との関連付けが行なわれる点である。
【0070】
図19は、本実施形態に係る検索キーワード入力端末の機能ブロック図を例示する。検索キーワード入力端末1900は、コンテンツ情報再生部801と、検索キーワード入力部802と、検索キーワード入力情報生成部803と、検索実行部1901と、検索結果情報取得部1902と、二次検索キーワード生成部1903と、二次検索キーワード入力情報生成部1904と、を有する。また、実施形態2のようにコンテンツ情報再生部は、再生位置情報取得手段を有していてもよい。また、実施形態3のように、検索キーワード入力情報送信部を有していてもよい。また、実施形態4のように、コンテンツ情報再生部が通信コンテンツ情報取得手段又は/及び記録媒体コンテンツ情報取得手段を有していてもよい。したがって、本実施形態に係る検索キーワード入力端末は実施形態1から4のいずれか一の検索キーワード入力端末が、検索実行部1901と、検索結果情報取得部1902と、二次検索キーワード生成部1903と、二次検索キーワード入力情報生成部1904と、を有した構成となっている。
【0071】
「検索実行部」1901は、検索キーワード入力部802から入力された検索キーワードに基づいて検索を実行する。例えば、インターネットの検索エンジンに対して検索キーワードに含まれるキーワードや検索条件を送信する。
【0072】
「検索結果情報取得部」1902は、検索実行部1901での検索結果を取得する。例えば、検索エンジンより検索結果を受信する。
【0073】
「二次検索キーワード生成部」1903は、検索結果情報取得部1902で取得された検索結果情報に基づいて二次検索キーワードを生成する。「二次検索キーワード」とは、検索結果情報取得部1902で取得された検索結果情報に基づいて得られるキーワードである。例えば、検索結果情報がウェブページのサマリを含む場合には、サマリに共通して現れるキーワードである。また、検索結果情報がウェブページなどの情報のURL(Universal Resource Locator)であれば、そのURLで示される情報を取得して、高い頻度で出現するキーワードである。また、検索キーワード入力端末の利用者が、検索結果情報を見て思いついて入力したキーワードである。このように利用者が入力したキーワードを取得することも、二次検索キーワードの生成である。
【0074】
「二次検索キーワード入力情報生成部」1904は、二次検索キーワード入力情報を生成する。「二次検索キーワード入力情報」とは、二次検索キーワード生成部1903で生成された二次検索キーワードと、コンテンツ情報再生部での再生に関する再生情報と、を関連付けた情報である。なお、二次検索キーワードに関連づける再生情報は、二次検索キーワードが二次検索キーワード生成部1903で生成された時の再生情報であってもよいし、検索キーワード入力部802に検索キーワードが入力された時の再生情報であってもよい。また、検索キーワード入力部802に対して検索キーワードの入力が開始されてから、二次検索キーワード生成部1903で二次検索キーワードの生成が終了するときまでの任意の時の再生情報を用いることができる。
【0075】
図20は、本実施形態に係る検索キーワード入力端末の処理のうち、検索実行部1901と、検索結果情報取得部1902と、二次検索キーワード生成部1903と、二次検索キーワード入力情報生成部1904と、に関する処理のフローチャートを例示する。ステップS2001において、入力された検索キーワードに基づいて検索をする。ステップS2002において、検索結果情報を取得する。ステップS2003において、取得された検索結果情報に基づいて二次検索キーワードを生成する。ステップS2004において、二次検索キーワード入力情報を生成する。検索キーワード入力端末は、検索キーワード入力部に検索キーワードが入力されるたびに図20に例示されるフローチャートの処理を実行する。
【0076】
なお、本実施形態に係る検索キーワード入力端末が、検索キーワード入力情報送信部を有する場合には、二次検索キーワード入力情報が検索キーワード入力情報送信部により送信される。
【0077】
(実施形態5:主な効果)
本実施形態では、入力された検索キーワードに基づいた検索の結果により二次検索キーワード入力情報が生成されるので、より広いキーワードに関する情報が生成され、コンテンツの内容に適した検索キーワード入力情報を生成することができる。
【0078】
(実施形態6)
本発明の実施形態6としても検索キーワード入力端末について説明する。実施形態1から5までの検索キーワード入力端末との違いは、本実施形態においては、コンテンツ情報の再生は、コンテンツの利用を含む概念となっていることである。すなわち、実施形態1から5のいずれか一に係る検索キーワード入力端末において、コンテンツの再生が、コンテンツの利用を含む概念とすることにより、本実施形態に係る検索キーワード入力端末となる。
【0079】
「コンテンツの利用」とは、再生されるコンテンツを単に受動的に視聴するのではなく、コンテンツから能動的に何がしかの情報を得たり、新しくコンテンツを創作することである。本実施形態では、このように情報を得たり、創作を行なう過程で利用者が得る必要となった情報を表わすキーワードに基づいて検索キーワード入力情報を生成する場合を含む。このようにすることにより、コンテンツの再生に伴なって検索キーワード入力情報に基づいてキーワードを提示することにより、創作の過程を別の人が追体験することができるなどの効果がある。
【0080】
(実施形態7)
本発明の実施形態7として、検索キーワード統計処理サーバ装置について説明する。
【0081】
図21は、本実施形態に係る検索キーワード統計処理サーバ装置の機能ブロック図を例示する。検索キーワード統計処理サーバ装置2100は、検索キーワード入力情報受信部2101と、検索キーワード入力情報統計処理部2102と、検索キーワード統計情報生成部2103と、検索キーワード統計情報送信部2104と、を有する。
【0082】
「検索キーワード入力情報受信部」2101は、検索キーワード入力情報を受信する。例えば、実施形態3に係る検索キーワード入力端末より送信される検索キーワード入力情報を受信する。あるいは、実施形態1などの検索キーワード入力端末と本実施形態に係る検索キーワード統計処理サーバ装置が一つの装置として一体化しており、検索キーワード入力情報生成部で生成された検索キーワード入力情報を受信するようになっていてもよい。
【0083】
「検索キーワード入力情報統計処理部」2102は、検索キーワード入力情報受信部で受信した検索キーワード入力情報を統計処理する。例えば、コンテンツごとに、そのコンテンツの再生区間ごとに入力された検索キーワードの総数を集計する。また、コンテンツが視聴される回数はコンテンツごとに異なっているので、この回数の違いを考慮に入れて(例えば、総コンテンツの視聴回数の合計に基づいた正規化を行なう)統計処理を行なってもよい。また、一つのコンテンツの視聴者全てが最初から最後までを視聴するとは限らないので、この点を考慮に入れた統計処理を行なってもよい。
【0084】
図22は、コンテンツごとに、そのコンテンツの再生区間ごとに入力された検索キーワードの総数を集計するための表を例示する。例えば、284729というコンテンツIDについては、0分から5分の間に、B−BLUEというキーワードが4265回入力されB−MOTというキーワードが3623回入力されたことが示されている。
【0085】
「検索キーワード統計情報生成部」2103は、検索キーワード入力情報統計処理部2102での統計処理結果に基づいて検索キーワード統計情報を生成する。「検索キーワード統計情報」とは、検索キーワード入力情報統計処理部2102での統計処理結果に基づいて、コンテンツに関連付けた検索のための情報である。例えば、図22の表に基づいて、コンテンツごとに、コンテンツに関して検索を行なうための情報を生成する。すなわち、284729というコンテンツIDを持つコンテンツに対しては、0分から5分までは、B−BLUEというキーワードについては、4265回という統計処理結果に応じた検索のための情報を生成する。例えば、B−BLUEが0分から5分までの間で最多の回数入力されたキーワードであれば、B−BLUEが最も検索されやすいように表示されるための情報が生成される。
【0086】
図23は、検索キーワード統計情報をXMLの文書として表現する場合の構造を例示している。また、図24と図25は、図23に例示された構造に基づいて表現した、コンテンツIDが284729の0分から5分までの検索キーワード統計情報を例示する。図24と図25との違いは、図24では、「B−BLUE」や「B−MOT」というキーワードが含まれているが、入力回数は含まれていないのに対して、図25では、各キーワードの入力回数も含まれている点である(このようなキーワードの入力回数を「キーワードの重み」という場合がある)。
【0087】
「検索キーワード統計情報送信部」2104は、検索キーワード統計情報生成部2103で生成された検索キーワード統計情報を送信する。例えば、次の実施形態として説明される検索キーワード利用端末がインターネットに接続されている場合には、所定のプロトコルに従って検索キーワード統計情報を検索キーワード利用端末へ送信する。
【0088】
図26は、本実施形態に係る検索キーワード統計処理サーバ装置の処理のフローチャートを例示する。ステップS2601において、検索キーワード入力情報を受信する(検索キーワード入力情報受信ステップ)。このステップは、検索キーワード入力情報受信部2101により実行される。ステップS2602において、検索キーワード入力情報を統計処理する(検索キーワード入力情報統計処理ステップ)。このステップは、検索キーワード入力情報統計処理部2102により実行される。
【0089】
ステップS2603において、検索キーワード統計情報を生成する(検索キーワード統計情報生成ステップ)。ステップS2604において、検索キーワード統計情報を送信する(検索キーワード統計情報送信ステップ)。
【0090】
検索キーワード統計処理サーバ装置は、検索キーワード入力情報を受信するたびにステップS2601とステップS2602とを実行する。また、例えば、検索キーワード統計情報が要求されるたびに(あるいは、定期的に又は不定期的に)、ステップS2603とステップS2604とを実行する。
【0091】
なお、検索キーワード統計処理サーバ装置は、ハードウェア、ソフトウェア、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)の両者、のいずれかによって構成することが可能である。したがって、検索キーワード統計処理サーバ装置は、計算機を用いて実現することが可能である。例えば、CPU、メモリ、バス、インターフェース、周辺装置などから構成されるハードウェアと、これらのハードウェア上にて実行可能なソフトウェアを用いて実現することができる。また、そのようなプログラム、すなわち、検索キーワード入力情報受信ステップ、検索キーワード入力情報統計処理ステップ、検索キーワード統計情報生成ステップ、検索キーワード統計情報送信ステップを計算機に実行させたるためのプログラム、を媒体に記録することも可能である。
【0092】
(実施形態7:主な効果)
本実施形態により、検索キーワード入力情報が統計処理されるので、コンテンツに対する人々の反応を解析などすることができ、マーケティングなどに応用することができる。
【0093】
(実施形態8)
本発明の実施形態8として、検索キーワード利用端末について説明する。
【0094】
図27は、本実施形態に係る検索キーワード利用端末の機能ブロック図を例示する。検索キーワード利用端末2700は、コンテンツ情報再生部2701と、検索キーワード統計情報取得部2702と、再生位置情報取得部2703と、検索キーワード入力補助情報生成部2704と、を有する。
【0095】
「コンテンツ情報再生部」2701は、コンテンツ情報を再生する。例えば、通信によってコンテンツ情報を取得して再生したり、可搬型記録媒体からコンテンツ情報を取得して再生したりする。
【0096】
「検索キーワード統計情報取得部」2702は、検索キーワード統計情報を取得する。例えば、実施形態7に係る検索キーワード統計処理サーバ装置より送信される検索キーワード統計情報を受信することにより取得する。あるいは、検索キーワード統計処理サーバ装置と検索キーワード利用端末が一つの装置として一体化しており、検索キーワード統計処理サーバ装置から直接検索キーワード統計情報を取得するようになっていてもよい。なお、検索キーワード統計情報取得部2702は、コンテンツ情報再生部2701で再生されるコンテンツ情報に関する全ての検索キーワード統計情報を取得してもよい。あるいは、コンテンツ情報再生部2701で再生されている部分又は/及びその近傍の部分に関する検索キーワード統計情報を取得し、コンテンツ情報再生部2701での再生に応じて徐々に検索キーワード統計情報を取得するようになっていてもよい。
【0097】
「再生位置情報取得部」2703は、コンテンツ情報再生部2701で再生されているコンテンツの再生位置情報を取得する。例えば、コンテンツの始まりからの時間を取得する。
【0098】
「検索キーワード入力補助情報生成部」2704は、再生位置情報取得部2703で取得した再生位置情報及び、検索キーワード統計情報取得部2702で取得した検索キーワード統計情報に基づいて、検索キーワード入力補助情報を生成する。「検索キーワード入力補助情報」とは、検索キーワード入力のためにコンテンツの視聴者を補助する情報である。例えば、図4に例示されるようにエリア402に検索キーワードを表示し、選択可能とするための情報である。また、図5のエリア502のようにこれまで再生された区間における検索キーワードの一覧を表示し、各検索キーワードを選択可能とする情報であってもよい。また、検索キーワードをメニューとして表示し、選択可能とするための情報(例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)で記述される)であってもよい。
【0099】
図28は、本実施形態に係る検索キーワード利用端末の処理の流れのフローチャートを例示する。まず、検索キーワード利用端末は、コンテンツ情報を再生する(コンテンツ情報再生ステップ)。そして、ステップS2801において、再生されるコンテンツ情報のコンテンツIDを取得する。ステップS2802において、検索キーワード統計情報を取得する(検索キーワード統計情報取得ステップ)。これらのステップは、例えば、検索キーワード統計情報取得部2702で実行される。
【0100】
ステップS2803において、再生位置情報を取得する(再生位置情報取得ステップ)。このステップは、再生位置情報取得部2703で実行される。ステップS2804において、再生位置情報及び検索キーワード統計情報に基づいて検索キーワード入力補助情報を生成する(検索キーワード入力補助情報生成ステップ)。このステップは、検索キーワード入力補助情報生成部2704により実行される。
【0101】
検索キーワード利用端末は、例えば、コンテンツ情報再生部2701でコンテンツ情報の再生を行なうたびに、ステップS2801とステップS2802とを実行する。あるは、コンテンツ情報の再生の進み方に応じてステップS2801とステップS2802とを実行する。また、検索キーワード利用端末は、コンテンツ情報の再生の進み方に応じて、ステップS2803とステップS2804とを実行する。
【0102】
なお、検索キーワード入力端末は、ハードウェア、ソフトウェア、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)の両者、のいずれかによって構成することが可能である。したがって、検索キーワード利用端末は、計算機を用いて実現することが可能である。例えば、CPU、メモリ、バス、インターフェース、周辺装置などから構成されるハードウェアと、これらのハードウェア上にて実行可能なソフトウェアを用いて実現することができる。また、そのようなプログラム、すなわち、コンテンツ情報再生ステップと、検索キーワード統計情報取得ステップと、再生位置情報取得ステップと、検索キーワード入力補助情報生成ステップとを計算機に実行させるためのプログラム、を媒体に記録することも可能である。
【0103】
(実施形態8:主な効果)
本実施形態により、コンテンツ情報の再生に応じて、コンテンツに関連する検索キーワードを少ない手間で選択可能に表示することが可能となるので、リモコンなどで検索キーワードを選択して検索を行なうことが容易にできる。
【0104】
(実施形態9)
本発明の実施形態9としても検索キーワード利用端末について説明する。実施形態8との違いは、本実施形態においては、検索キーワードが重み付けされて表示のための処理が行なわれる点である。
【0105】
すなわち、本実施形態においては、検索キーワード統計情報は、再生位置情報と関連付けた重み付けされた検索キーワードを含む。例えば、図25に例示されているように、検索キーワードとその入力回数が検索キーワード統計情報に含まれている。
【0106】
また、本実施形態においては、実施形態8に係る検索キーワード利用端末の検索キーワード入力補助情報生成部2704は、表示処理手段を有する。
【0107】
「表示処理手段」とは、再生位置情報取得部2703が取得する再生位置情報と関連付けられた検索キーワードを重み付けに応じて表示のための処理をする手段である。例えば、多くの回数入力された検索キーワードであれば、メニューの上方など視聴者が選択しやすいように表示し、メニューを表示させるための操作からその検索キーワードを選択する操作の手間が少なくなるようにする。あるいは、検索キーワードの入力の回数に応じて、検索キーワードを表示する面積を変化させる。例えば、入力回数と円グラフのように扇型の角を対応付けて検索キーワードを表示する。これにより、より多くの回数入力された検索キーワードであるほど、その検索キーワードを選択しやすくなる。あるいは、図7のエリア703に示されているように、折れ線グラフ表示を行なってもよい。
【0108】
(実施形態9:主な効果)
本実施形態においては、検索キーワードの重み付けに応じて表示のための処理がされるので、多くの回数入力された検索キーワードであるほど、選択が容易になり、選択の手間を減らすことができる。
【0109】
(実施形態10)
本発明の実施形態10としても検索キーワード利用端末について説明する。実施形態8、9との違いは、本実施形態においては、検索キーワードの一部が入力され、その一部を有する検索キーワードについての検索キーワード入力補助情報が生成される点である。
【0110】
図29は、本実施形態に係る検索キーワード利用端末の機能ブロック図を例示する。検索キーワード利用端末2900は、コンテンツ情報再生部2701と、検索キーワード統計情報取得部2702と、再生位置情報取得部2703と、検索キーワード入力補助情報生成部2704と、検索キーワード部分取得部2901と、を有し、検索キーワード入力補助情報生成部2704は、部分的検索キーワード入力補助情報生成手段2902を有している。なお、検索キーワード利用端末2900の検索キーワード入力補助情報生成部2704が、表示処理手段を有していてもよい。したがって、本実施形態に係る検索キーワード利用端末は、実施形態8または9に係る検索キーワード利用端末が検索キーワード部分取得部を有し、また、その検索キーワード入力補助情報生成部がさらに部分的検索キーワード入力補助情報生成手段を有する構成となっている。
【0111】
「検索キーワード部分取得部」2901は、検索のためのキーワードの一部を取得する。例えば、検索キーワードの頭文字などを取得する。図6のエリア602、図7のエリア702は、検索キーワードの頭文字などを入力するためのエリアであり、このエリアに入力された文字を検索キーワード部分取得部2901が取得する。
【0112】
「部分的検索キーワード入力補助情報生成手段」2902は、検索キーワード部分取得部2901にて取得した検索キーワードの一部を含む検索キーワード入力のための検索キーワード入力補助情報を生成する。すなわち、(1)検索キーワード部分取得部2901が検索キーワードの一部を取得すると、(2)部分的検索キーワード入力補助情報生成手段は、その検索キーワードの一部を含む検索キーワードを検索キーワード統計情報より取得して、(3)取得された検索キーワードを入力するための検索キーワード入力補助情報を生成する。その検索キーワード入力補助情報が使用されることにより、例えば、図6のエリア603や図7のエリア703に例示されるような検索キーワードを入力するための表示が行なわれるようになる。
【0113】
(実施形態10:主な効果)
本実施形態では、検索キーワードの一部を入力することにより、その一部を含む検索キーワードの入力が行なえることになるので、文字入力などに適していないテレビ受像機のリモコンを使用していても、多くの視聴者の関心のある検索キーワードの入力を少ない手間で行なうことができる。
【0114】
(実施形態11)
本発明の実施形態11としても検索キーワード利用端末について説明する。実施形態8、9、10との違いは、本実施形態においてはコンテンツ情報の再生は、コンテンツの利用の概念を含む点である。
【0115】
すなわち、実施形態8、9、10のいずれか一に係る検索キーワード利用端末において、コンテンツの再生が、コンテンツの利用を含む概念とすることにより、本実施形態に係る検索キーワード利用端末となる。「コンテンツの利用」については、実施形態6において説明したので説明を省略する。
【0116】
したがって、本実施形態においては、再生されているコンテンツを受動的な態度で視聴などするだけでなく、視聴者が能動的な態度で、例えば、新しいコンテンツの創作を行なうために、検索がスムーズに行なえるようになる。
【0117】
(実施形態12)
実施形態12として、実施形態2で説明したように、再生情報がコンテンツの全再生過程中における位置を示しているようになっている検索キーワード入力端末について説明する。
【0118】
本実施形態に係る検索キーワード入力端末の機能ブロック図は、図13に例示される。図13に例示されているように検索キーワード入力端末1300は、コンテンツ情報再生部801と、検索キーワード入力部802と、検索キーワード入力情報生成部803と、を有し、コンテンツ情報再生部801は、再生位置情報取得手段1301を有している。したがって、本実施形態に係る検索キーワード入力端末は、実施形態1に係る検索キーワード入力端末のコンテンツ情報再生部が再生位置情報取得手段1301を有している構成となっている。
【0119】
「再生位置情報取得手段」1301は、実施形態2で説明したように、再生位置情報を取得する。「再生位置情報」とは、再生されているコンテンツの部分のコンテンツ全再生過程中における位置を示す情報である。再生位置情報の例としては、コンテンツの再生開始からの経過時間や、再生されているフレームが何フレーム目であるかなどで表わされる。また、時間を区切って区間としたり、フレームをシーンの変化に応じてグループ化したりしてもよいなどの点は実施形態2と同様である。
【0120】
本実施形態に係る検索キーワード入力端末は、検索キーワード入力情報生成部803による、検索キーワード入力情報の生成の仕方に特徴がある。すなわち、検索キーワード入力情報生成部803は、検索キーワード入力部802に検索キーワードの入力のための操作が開始された際の再生位置情報を含む情報を、再生位置情報取得手段1301から再生情報として取得し、検索キーワード入力情報を生成する。ここに「検索キーワードの入力のための操作」とは、検索キーワード入力端末の利用者が、検索キーワードの入力を目的として起こしたアクションをいう。例えば、キーボードのキーにタッチを開始する操作、マウスのカーソルを移動する操作、検索キーワードを入力するエリアを選択するためのマウスのクリック、仮名漢字変換モードへの移行、特定のボタンやキーの押下、などがある。また、検索キーワード入力端末の利用者の視線を検出する装置を用いて、利用者の視線が検索キーワードを入力するテキストボックスなどに移動したことを検出することで、検索キーワードの入力のための操作の開始を検出してもよい。検索キーワード入力情報生成部803は、このような操作の開始がされた際の再生位置情報を含む情報を再生情報として取得し、検索キーワード入力情報を生成する。
【0121】
図30は、検索キーワード入力情報生成部803が、検索キーワード入力情報を生成する一つの例を示す。再生位置情報取得手段1301は、コンテンツ情報再生部801で再生されるコンテンツ情報のシーンが変化するなどしたときの位置を示す情報として、検索キーワード入力端末の中などに備えられたクロック発生器(図示せず)が発生するクロック値を読み出し、シーンの番号と関連付けて再生位置情報として出力を行なう。これにより、検索キーワード入力情報生成部803は、例えば、シーン1の開始時が第10240クロックであり、シーン2の開始時が第16487クロックであり、シーン3の開始時が第20495クロックであることを示す再生位置情報を、再生位置情報取得手段1301より取得する。また、検索キーワード入力情報生成部803は、検索キーワード入力部802より、検索キーワードの入力のための操作が開始された際のクロック発生器のクロック値が関連付けられた検索キーワードを取得する。例えば、検索キーワード入力情報生成部803は、「お菓子の桜町」という検索キーワードの入力のための操作の開始時が第10301クロックであることを取得する。なお、クロック発生器のクロックの発生は、コンテンツ情報再生部でのコンテンツ情報の再生の停止とともに停止してもよい。あるいは、コンテンツ情報の再生の停止と無関係にクロック値のカウントアップが進んでもよい。また、例えば、コンテンツ情報の早送りや早戻しなどにより、再生のスピードが変化した場合には、その変化に応じて、クロック値のカウントアップのスピードが変化してもよい。あるいは、コンテンツ情報の再生のスピードとは無関係に一定の割合でクロック値のカウントアップが進んでもよい。
【0122】
検索キーワード入力情報生成部803は、再生位置情報取得手段1301が出力するシーンの番号とクロック値とを関連付けた情報を記憶し、検索キーワード入力部802から取得された検索キーワードに関連付けられたクロック値に基づいて、記憶されたクロック値を検索し、検索キーワードの入力のための操作が開始された際のシーンの番号を得る。例えば、「お菓子の桜町」に関連付けられたクロック値により、「お菓子の桜町」という検索キーワードの入力のための操作が開始された際のシーンがシーン1であることが得られる。なお、検索キーワード入力情報生成部803は、記憶領域の節約のために、検索キーワードを取得したのちに、その検索キーワードに関連付けられたクロック値よりも前のクロック値と関連付けられている再生位置情報を消去してもよい。
【0123】
図31は、本実施形態における再生位置情報取得手段1301が、再生位置情報として、再生されるコンテンツ情報のシーンの番号とシーンが開始するときのクロック値を取得して、検索キーワード入力情報生成部803へ出力する処理のフローチャートを例示する。ステップS3101において、シーンの変化の発生が検出されるまで待つ。なお、図31のフローチャートでは、シーンの変化には、コンテンツの終了も含まれるものとする。シーンの変化の発生が検出されれば、ステップS3102へ処理を移行させる。ステップS3102において、コンテンツの再生が終了したかどうかを判断し、もし、そうであれば、ステップS3103に処理を移行させて、コンテンツの再生の終了を示す情報を検索キーワード入力情報生成部803へ出力して処理を終了する。ステップS3102において、コンテンツの再生が終了していないと判断されれば、ステップS3104へ処理を移行させ、クロック発生器のクロック値を読み出し、ステップS3105において、シーンの番号とクロック値とを関連付けて再生位置情報として検索キーワード入力情報生成部803へ出力する。その後、ステップS3101へ処理を戻す。
【0124】
なお、検索キーワード入力端末の機能の全てまたは一部がプログラムによって実現される場合において、コンテンツ情報再生部801に対応するモジュールが再生位置情報を出力する際には、検索キーワード入力情報生成部803に対応するモジュールが管理するイベントキューなどにイベントの一種として再生位置情報を出力するようになっていてもよい。
【0125】
また、図31においては、シーンの番号が再生位置情報の一部であるとして説明を行なったが、フレームなどの番号など、他のものであっても同様に処理を行なうことができる。
【0126】
図32は、本実施形態における検索キーワード入力部802が、キーボードなどを用いて検索キーワードの入力のための操作が開始された際のクロック発生器のクロック値が関連付けられた検索キーワードを出力する処理を説明するフローチャートを例示する。ステップS3201において、文字入力の開始がされるまで待つ。文字入力の開始が検出されれば、ステップS3202へ処理を移行させ、クロック値を読み出す。そして、ステップS3203において、検索キーワードの入力処理を行なう。そして、ステップS3204において、検索キーワードとステップS3202で読み出されたクロック値とを関連付けて出力を行なう。その後は、検索キーワード入力端末1300の全体の処理が停止したかどうかなどを判断し、停止してなければ、ステップS3201を再び開始してもよい。
【0127】
同様に、検索キーワード入力部802に対応するモジュールは、検索キーワード入力情報生成部803に対応するモジュールが管理するイベントキューなどに、クロック値と関連付けられた検索キーワードをイベントの一種として出力するようになっていてもよい。
【0128】
また、図32においては、検索キーワードの入力のための操作の開始として、文字入力の開始を用いたが、マウスカーソルの移動など、他のものであっても同様に処理を行なうことができる。
【0129】
図33は、図31に例示されたフローチャートの処理を行なう再生位置情報取得手段1301より再生位置情報を取得し、また、図32に例示されたフローチャートの処理を行なう検索キーワード入力部802より検索キーワードを取得する検索キーワード入力情報生成部803の処理を説明するフローチャートを例示する。ステップS3301においては、再生位置情報取得手段1301が出力した再生位置情報と検索キーワード入力部802が出力した検索キーワードとのいずれの情報が取得されたかどうかを判断する。例えば、上述したイベントキューよりイベントを取り出し、そのイベントがいずれを表わしているかを判断する。すなわち、再生位置情報が取得されたと判断されれば、ステップS3302へ処理を移行させ、そうでなければ、ステップS3304へ処理を移行させる。ステップS3302においては、再生位置情報がコンテンツ情報の再生の終了を示すかどうかを判断し、そうであれば、処理全体を終了させる。そうでなければ、ステップS3303へ処理を移行させ、再生位置情報の記憶を行ない、ステップS3301へ処理を戻す。
【0130】
ステップS3304において、取得された情報が検索キーワードであるかどうかを判断する。そうでなければ、想定されていない情報が取得されたので、エラー処理などを行ない、ステップS3301へ処理を戻す。あるいは、そのイベントに応じた処理を行なった後、ステップS3301へ処理を戻す。検索キーワードが取得されていれば、ステップS3305へ処理を移行させ、検索キーワードに関連付けられたクロック値を得る。続くステップS3306において、ステップS3303で記憶された再生位置情報を、ステップ3305で得られたクロック値で検索を行ない、シーンの番号などを得る。そして、ステップS3307において、検索キーワードとシーンの番号との関連付けを行ない、検索キーワード入力情報を生成し、ステップS3301へ処理を戻す。
【0131】
(実施形態12:主な効果)
本実施形態では、検索キーワードの入力のための操作が開始された際の再生位置情報を再生情報として取得して検索キーワード入力情報が生成されるので、検索キーワードの入力に手間取っている間にシーンの変化などが発生したとしても、検索キーワード入力情報を正しく生成することが容易に実現できる。ここに、「正しく生成する」とは、コンテンツ情報の再生を認識した検索キーワード入力端末の利用者が所望する再生位置に所望する検索キーワードを関連付けて検索キーワード入力情報を生成することなどをいう。
【0132】
(実施形態13)
実施形態13として、再生位置情報が時間情報となっている検索キーワード入力端末について説明する。
【0133】
実施形態13に係る検索キーワード入力端末の構成は、実施形態12に係る検索キーワード入力端末の構成と同じである。ただし、本実施形態では、再生位置情報取得手段が取得する再生位置情報が時間情報となっている。「時間情報」とは、時間を示す情報である。例えば、コンテンツ情報再生部801で再生されているコンテンツ情報が、その再生の開始からどれだけの時間が経過したかを示す情報である。したがって、本実施形態では、コンテンツ情報は時間軸に沿って再生されることを想定している。このようなコンテンツ情報は、例えば、音声情報や動画情報である。
【0134】
時間情報は、例えば、次のようにして得ることができる。コンテンツ情報がビデオテープにアナログ信号として記録されていれば、コンテンツ情報の再生の開始からテープがどれだけ移動したかによって、コンテンツ情報の再生の開始からの時間の経過を知ることができる。また、コンテンツ情報が、MPEGなどを用いてデジタル信号として記録された場合には、フレームごとに時間が対応付けられているので、何番目のフレームが再生されているかによって、コンテンツ情報の再生の開始からの時間の経過を知ることができる。
【0135】
図34は、本実施形態におけるコンテンツ情報の再生と検索キーワードの入力との関係を説明するための図である。コンテンツ情報が時間軸に沿って再生されているとする。このコンテンツ情報が動画情報であるとして、時間t1からt2まではシーン1が再生され、時間t2からt3まではシーン2が再生され、時間t3からt4まではシーン3が再生され、時間t4からt5まではシーン4が再生されているなどと仮定する。この場合、時間t2とt3との間の時間t2’に検索キーワードの入力の操作が開始され、時間t3とt4との間の時間t3’にその検索キーワードの入力の操作が終了したとする。この場合、検索キーワード入力情報生成部は、その検索キーワードとt2’を含む再生情報とを関連づけて検索キーワード入力情報を生成する。再生情報としてシーンの番号が用いられる場合には、その検索キーワードはシーン2と関連付けられることになる。
【0136】
t2’とt3’との検出を検索キーワード入力情報生成部803が行なうには、例えば、検索キーワード入力部802が検索キーワードの入力の開始を検出すると、それを示す情報を検索キーワード入力情報生成部803へ出力し、また、検索キーワード入力部802が検索キーワードの入力の終了を検出すると、それを示す情報を検索キーワード入力情報生成部803へ出力すればよい。
【0137】
(実施形態13:主な効果)
本実施形態では、検索キーワードが検索キーワードの入力のための操作が開始された際の時間情報を含む再生情報と関連付けられ得るので、時間軸に沿って再生されるコンテンツ情報に検索キーワードを関連付けることを適切に行なうことができる。
【0138】
(実施形態14)
実施形態14として、検索キーワード入力情報生成部が、検索キーワードを取得した時刻と、その検索キーワードの入力に要した時間と、からその検索キーワードの入力のための操作が開始された時間情報を演算する検索キーワード入力端末について説明する。
【0139】
図35は、本実施形態に係る検索キーワード入力端末の機能ブロック図を例示する。検索キーワード入力端末3500は、コンテンツ情報再生部801と、検索キーワード入力部802と、検索キーワード入力情報生成部803と、を有する。また、コンテンツ情報再生部801は、再生位置情報取得手段1301を有し、検索キーワード入力情報生成部803は、逆算取得手段3501を有する。また、本実施形態において再生位置情報取得手段1301が取得する再生位置情報が時間情報であるとする。したがって、本実施形態に係る検索キーワード入力端末の構成は、実施形態13に係る検索キーワード入力端末において検索キーワード入力情報生成部803に逆算取得手段3501を設けた構成となっている。
【0140】
「逆算取得手段」3501は、検索キーワードの入力のための操作が終了した時間と、検索キーワードの入力に要した時間とを取得し演算することにより、時間情報である再生位置情報を含む再生情報を取得する手段である。ここで説明のために、検索キーワード入力部802は、検索キーワードの入力のための操作が終了すると直ちに検索キーワードと、その検索キーワードの入力に要した時間と、を検索キーワード入力情報生成部803へ出力すると仮定する。この場合には、検索キーワード入力情報生成部803が検索キーワードを取得した時間を、検索キーワードの入力のための操作が終了した時間とみなしてもよい。そこで、逆算取得手段3501は、検索キーワード入力情報生成部803が検索キーワードを取得した時間から、その検索キーワードの入力に要した時間を引き算することにより、その検索キーワードの入力のための操作が開始された時間情報を得ることができる。
【0141】
例えば、図35に例示されるように、「お菓子の桜町」という検索キーワードに、その検索キーワードの入力に要した時間として30秒という時間を関連付けた情報を検索キーワード入力情報生成部803が取得したと仮定する。また、この取得の際に、コンテンツ情報の再生開始より17分45秒という再生位置情報が取得されたとする。すると、逆算取得手段3501は、17分45秒から30秒を引き算して、17分15秒という時間情報を取得し、検索キーワード入力情報生成部803は、17分15秒から「お菓子の桜町」という検索キーワードの入力のための操作が開始されたと判断して、検索キーワード入力情報を生成する。
【0142】
図36は、本実施形態において、検索キーワード入力部802が、検索キーワードの入力に要した時間を求める処理を説明するフローチャートを例示する。ステップS3601において、検索キーワードの文字入力が開始されるまで待つ。検索キーワードの文字入力が開始されると、処理をステップS3602へ移行させ、タイマーを起動する。その後、ステップS3603において、検索キーワードの入力が完了するまで待つ。検索キーワードの入力が完了すれば、ステップS3604において、タイマーを停止させる。そして、ステップS3605において、タイマーの値に基づいて、検索キーワードの入力に要した時間を計算する。その後、検索キーワード入力部は、ステップS3605で計算された時間を入力された検索キーワードに関連付けて検索キーワード入力情報生成部803へ出力する。
【0143】
なお、ステップS3603において、検索キーワードの入力の完了を検出する方法としては種々のものがある。本実施形態では、どのような方法を用いてもよい。いくつか例を挙げると、仮名漢字変換が用いられて検索キーワードが入力される場合には、仮名漢字変換の完了を検索キーワードの入力の完了としてもよい。また、特定のボタンやキーが押されたときを検索キーワードの入力の完了としてもよい。例えば、サブミットボタンやリターンキーが押されたときである。あるいは、ピリオドなどの句読点を表わすキーであってもよい。また、所定の時間、操作が行なわれなかったことを検出してもよい。あるいは、次の検索キーワードの入力が開始されたことにより、検索キーワードの入力の完了を検出してもよい。
【0144】
(実施形態14:主な効果)
本実施形態においては、検索キーワードの入力に要した時間を用いて再生位置情報が求められるので、検索キーワード入力部802から検索キーワード入力情報生成部803へ、検索キーワードの入力一回につき一回だけ情報を流せばよいので、検索キーワード入力部802と検索キーワード入力情報生成部803との構成が簡単になる。
【産業上の利用可能性】
【0145】
本発明では、検索キーワード利用端末としてのテレビ受像機などでコンテンツを再生中に、そのコンテンツの再生位置に関連したキーワードが表示され、視聴者はリモコンでキーワードを選択してインターネットなどの検索エンジンで検索を行なうことができ、特に、文字を入力する必要が無くなるなどの効果を有しており、産業上有用である。
【図面の簡単な説明】
【0146】
【図1】本発明に係る検索キーワード入力端末、検索キーワード統計処理サーバ装置、検索キーワード利用端末の関係を示す図
【図2】検索キーワード入力端末の外観の一例図
【図3】検索キーワード入力端末にキーワードが入力され、検索が行なわれた結果の一例図
【図4】検索キーワード利用端末におけるコンテンツの再生の様子の一例図
【図5】検索キーワード利用端末におけるコンテンツの再生の様子の一例図
【図6】検索キーワード利用端末におけるコンテンツの再生の様子の一例図
【図7】検索キーワード利用端末におけるコンテンツの再生の様子の一例図
【図8】本発明の実施形態1に係る検索キーワード入力端末の機能ブロック図
【図9】本実施形態に係る検索キーワード入力端末の処理のフローチャート
【図10】本発明の実施形態1に係る検索キーワード入力端末の機能ブロック図
【図11】検索キーワード入力情報のXML表現の構造の一例図
【図12】検索キーワード入力情報の一例図
【図13】本発明の実施形態2に係る検索キーワード入力端末の機能ブロック図
【図14】本発明の実施形態2に係る検索キーワード入力端末の機能ブロック図
【図15】本発明の実施形態3に係る検索キーワード入力端末の機能ブロック図
【図16】本発明の実施形態3に係る検索キーワード入力端末の処理のフローチャート
【図17】本発明の実施形態4に係る検索キーワード入力端末の機能ブロック図
【図18】本発明の実施形態4に係る検索キーワード入力端末の機能ブロック図
【図19】本発明の実施形態5に係る検索キーワード入力端末の機能ブロック図
【図20】本発明の実施形態5に係る検索キーワード入力端末の処理のフローチャート
【図21】本発明の実施形態7に係る検索キーワード統計処理サーバ装置の機能ブロック図
【図22】検索キーワードの総数を集計するための表の一例図
【図23】検索キーワード統計情報のXML表現の構造の一例図
【図24】検索キーワード統計情報の一例図
【図25】検索キーワード統計情報の一例図
【図26】本発明の実施形態7に係る検索キーワード統計処理サーバ装置の処理のフローチャート
【図27】本発明の実施形態8に係る検索キーワード利用端末の機能ブロック図
【図28】本発明の実施形態8に係る検索キーワード利用端末の処理のフローチャート
【図29】本発明の実施形態10に係る検索キーワード利用端末の機能ブロック図
【図30】検索キーワード入力情報生成部による検索キーワード入力情報の生成の説明図
【図31】再生位置情報取得手段が再生位置情報を取得し生成する処理のフローチャート
【図32】検索キーワード入力部が検索キーワード入力情報を生成する処理のフローチャート
【図33】検索キーワード入力情報生成部の処理のフローチャート
【図34】コンテンツ情報の再生と検索キーワードの入力との関係を説明するための図
【図35】本発明の実施形態14に係る検索キーワード入力端末の機能ブロック図
【図36】検索キーワードの入力に要した時間を求める処理のフローチャート
【符号の説明】
【0147】
800 検索キーワード入力端末
801 コンテンツ情報再生部
802 検索キーワード入力部
803 検索キーワード入力情報生成部
2100 検索キーワード統計処理サーバ装置
2101 検索キーワード入力情報受信部
2102 検索キーワード入力情報統計処理部
2103 検索キーワード統計情報生成部
2104 検索キーワード統計情報送信部
2700 検索キーワード利用端末
2701 コンテンツ情報再生部
2702 検索キーワード統計情報取得部
2703 再生位置情報取得部
2704 検索キーワード入力補助情報生成部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツ情報を再生するコンテンツ情報再生部と、
キーワードである検索キーワードを入力する検索キーワード入力部と、
前記検索キーワード入力部で入力された検索キーワードと、前記コンテンツ情報再生部での再生に関する再生情報と、を関連付けた情報である検索キーワード入力情報を生成する検索キーワード入力情報生成部と、
を有する検索キーワード入力端末。
【請求項2】
コンテンツ情報再生部は、再生されているコンテンツの部分のコンテンツ全再生過程中における位置を示す情報である再生位置情報を取得する再生位置情報取得手段を有し、
前記検索キーワード入力情報生成部は、検索キーワード入力部に検索キーワードが入力された際に前記コンテンツ情報再生部で再生されているコンテンツの再生位置情報を含む情報を再生情報として取得して前記検索キーワード入力情報を生成する請求項1に記載の検索キーワード入力端末。
【請求項3】
前記検索キーワード入力情報生成部で生成された検索キーワード入力情報を送信する検索キーワード入力情報送信部を有する請求項1又は2に記載の検索キーワード入力端末。
【請求項4】
前記コンテンツ情報再生部は、通信によりコンテンツ情報を取得する通信コンテンツ情報取得手段又は/及び、可搬型記録媒体からコンテンツ情報を取得する記録媒体コンテンツ情報取得手段を有する請求項1から3のいずれか一に記載の検索キーワード入力端末。
【請求項5】
前記検索キーワード入力部から入力された検索キーワードに基づいて検索を実行する検索実行部と、
前記検索実行部での検索結果情報を取得する検索結果情報取得部と、
前記検索結果情報取得部で取得された検索結果情報に基づいて二次検索キーワードを生成する二次検索キーワード生成部と、
前記二次検索キーワード生成部で生成された二次検索キーワードと、前記コンテンツ情報再生部での再生に関する再生情報と、を関連付けた情報である二次検索キーワード入力情報を生成する二次検索キーワード入力情報生成部と、
をさらに有する請求項1から4のいずれか一に記載の検索キーワード入力端末。
【請求項6】
前記コンテンツ情報の再生は、コンテンツの利用を含む概念である請求項1から5のいずれか一に記載の検索キーワード入力端末。
【請求項7】
検索キーワードと、コンテンツ情報の再生に関する情報である再生情報と、を関連付けた情報である検索キーワード入力情報を受信する検索キーワード入力情報受信部と、
前記検索キーワード入力情報受信部で受信した検索キーワード入力情報を統計処理する検索キーワード入力情報統計処理部と、
前記検索キーワード入力情報統計処理部での統計処理結果に基づいてコンテンツに関連付けた検索のための情報である検索キーワード統計情報を生成する検索キーワード統計情報生成部と、
前記検索キーワード統計情報生成部で生成された検索キーワード統計情報を送信する検索キーワード統計情報送信部と、
を有する検索キーワード統計処理サーバ装置。
【請求項8】
コンテンツ情報を再生するコンテンツ情報再生部と、
コンテンツに関連付けた検索のための情報である検索キーワード統計情報を取得する検索キーワード統計情報取得部と、
前記コンテンツ情報再生部で再生されているコンテンツの部分のコンテンツ全再生過程中における位置を示す情報である再生位置情報を取得する再生位置情報取得部と、
前記再生位置情報取得部で取得した再生位置情報及び、前記検索キーワード統計情報取得部で取得した検索キーワード統計情報に基づいて、検索キーワード入力のための情報である検索キーワード入力補助情報を生成する検索キーワード入力補助情報生成部と、
を有する検索キーワード利用端末。
【請求項9】
前記検索キーワード統計情報は、再生位置情報と関連付けて重み付けされた検索キーワードを含み、
前記検索キーワード入力補助情報生成部は、前記再生位置情報取得部が取得する再生位置情報と関連付けられた検索キーワードを重み付けに応じて表示のための処理をする表示処理手段を有する請求項8に記載の検索キーワード利用端末。
【請求項10】
検索のためのキーワードの一部を取得する検索キーワード部分取得部を有し、
前記検索キーワード入力補助情報生成部は、前記検索キーワード部分取得部にて取得した検索キーワードの一部を含む検索キーワード入力のための検索キーワード入力補助情報を生成する部分的検索キーワード入力補助情報生成手段を有する請求項8又は9に記載の検索キーワード利用端末。
【請求項11】
前記コンテンツ情報の再生は、コンテンツの利用を含む概念である請求項8から10のいずれか一に記載の検索キーワード入力端末。
【請求項12】
コンテンツ情報を再生するコンテンツ情報再生ステップと、
検索のためのキーワードである検索キーワードを入力する検索キーワード入力ステップと、
前記検索キーワード入力ステップで入力された検索キーワードと、前記コンテンツ情報再生ステップでの再生に関する再生情報と、を関連付けた情報である検索キーワード入力情報を生成する検索キーワード入力情報生成ステップと、
を含む検索キーワード入力方法。
【請求項13】
検索キーワードと、コンテンツ情報の再生に関する情報である再生情報と、を関連付けた情報である検索キーワード入力情報を受信する検索キーワード入力情報受信ステップと、
前記検索キーワード入力情報受信ステップで受信した検索キーワード入力情報を統計処理する検索キーワード入力情報統計処理ステップと、
前記検索キーワード入力情報統計処理ステップでの統計処理結果に基づいてコンテンツに関連付けた検索のための情報である検索キーワード統計情報を生成する検索キーワード統計情報生成ステップと、
前記検索キーワード統計情報生成ステップで生成された検索キーワード統計情報を送信する検索キーワード統計情報送信ステップと、
を含む検索キーワード統計処理方法。
【請求項14】
コンテンツ情報を再生するコンテンツ情報再生ステップと、
コンテンツに関連付けた検索のための情報である検索キーワード統計情報を取得する検索キーワード統計情報取得ステップと、
前記コンテンツ情報再生ステップで再生されているコンテンツの部分のコンテンツ全再生過程中における位置を示す情報である再生位置情報を取得する再生位置情報取得ステップと、
前記再生位置情報取得ステップで取得した再生位置情報及び、前記検索キーワード統計情報取得ステップで取得した検索キーワード統計情報に基づいて、検索キーワード入力のための情報である検索キーワード入力補助情報を生成する検索キーワード入力補助情報生成ステップと、
を有する検索キーワード利用方法。
【請求項15】
コンテンツ情報を再生するコンテンツ情報再生ステップと、
検索のためのキーワードである検索キーワードを入力する検索キーワード入力ステップと、
前記検索キーワード入力ステップで入力された検索キーワードと、前記コンテンツ情報再生ステップでの再生に関する再生情報と、を関連付けた情報である検索キーワード入力情報を生成する検索キーワード入力情報生成ステップと、
を計算機に実行させるための検索キーワード入力プログラム。
【請求項16】
検索キーワードと、コンテンツ情報の再生に関する情報である再生情報と、を関連付けた情報である検索キーワード入力情報を受信する検索キーワード入力情報受信ステップと、
前記検索キーワード入力情報受信ステップで受信した検索キーワード入力情報を統計処理する検索キーワード入力情報統計処理ステップと、
前記検索キーワード入力情報統計処理ステップでの統計処理結果に基づいてコンテンツに関連付けた検索のための情報である検索キーワード統計情報を生成する検索キーワード統計情報生成ステップと、
前記検索キーワード統計情報生成ステップで生成された検索キーワード統計情報を送信する検索キーワード統計情報送信ステップと、
を計算機に実行させるための検索キーワード統計処理プログラム。
【請求項17】
コンテンツ情報を再生するコンテンツ情報再生ステップと、
コンテンツに関連付けた検索のための情報である検索キーワード統計情報を取得する検索キーワード統計情報取得ステップと、
前記コンテンツ情報再生ステップで再生されているコンテンツの部分のコンテンツ全再生過程中における位置を示す情報である再生位置情報を取得する再生位置情報取得ステップと、
前記再生位置情報取得ステップで取得した再生位置情報及び、前記検索キーワード統計情報取得ステップで取得した検索キーワード統計情報に基づいて、検索キーワード入力のための情報である検索キーワード入力補助情報を生成する検索キーワード入力補助情報生成ステップと、
を計算機に実行させるための検索キーワード利用プログラム。
【請求項18】
前記コンテンツ情報再生部は、再生されているコンテンツの部分のコンテンツ全再生過程中における位置を示す情報である再生位置情報を取得する再生位置情報取得手段を有し、
前記検索キーワード入力情報生成部は、前記検索キーワード入力部に検索キーワードの入力のための操作が開始された際の再生位置情報を含む情報を再生情報として取得して前記検索キーワード入力情報を生成する請求項1に記載の検索キーワード入力端末。
【請求項19】
前記再生位置情報取得手段が取得する再生位置情報は、時間情報である請求項18に記載の検索キーワード入力端末。
【請求項20】
前記検索キーワード入力情報生成部は、取得する時間情報である再生位置情報を含む再生情報を、検索キーワードの入力のための操作が終了した時間と、検索キーワードの入力に要した時間とを取得し演算することで取得する逆算取得手段を有する請求項19に記載のキーワード入力端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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