説明

検索結果の効率的ナビゲーション

【課題】検索結果をナビゲートするためのシステム、方法及びコンピュータ可読媒体を提供する。
【解決手段】検索結果をナビゲートするためのシステム、方法及びコンピュータ可読媒体が提供される。検索クエリを受け取ることに応答して、少なくとも1つの個々の検索結果がオーバレイ・ウィンドウに提示され、ここでオーバレイ・ウィンドウは文書表示ウィンドウの少なくとも一部に重なるように構成される。オーバレイ・ウィンドウと文書表示ウィンドウとの間のナビゲーションが、少なくとも1つの所定のコマンドの入力を受け取ることに応答して行なわれてもよい。選択された個々の検索結果(あるいは他の文書識別子)に関連したコンテンツが文書表示ウィンドウに示されてもよく、実質的に同時に、オーバレイ・ウィンドウは視界から隠されてもよい。続いて、少なくとも1つの所定のコマンドを受け取ることに応答して、オーバレイ・ウィンドウは、再び文書表示ウィンドウの少なくとも一部に重なるように、再提示されてもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検索結果の効率的ナビゲーションに関する。
【背景技術】
【0002】
通常、興味のある特定のキーワード又はトピックと関係するコンテンツを求めて文書集合を探索することは、検索エンジン・クエリ・ページあるいは検索ツール・バーの適切なフィールドにユーザが検索クエリを入力することを含んでいる。これを受けて、検索結果(タイトル、概要、1つ又は複数のリンク、1つ又は複数のサムネイルなどを含み得る)は、通常、検索されて文書表示ウィンドウあるいは検索結果ウィンドウ枠中で表示される。特定の検索結果に関連したコンテンツを見ることを望むユーザは、それに関連して、最初の文書(例えばウェブ・ページ)へと文書表示ウィンドウをナビゲートさせる所望の結果を選択してもよい。多くの場合、ユーザは、最初の文書及び/又は最初の文書にリンクされた他の文書を見てある程度の時間を過ごす。ユーザが検索結果に戻り、潜在的に、別の検索結果を見ることを決定すれば、ユーザは、通常、最も最近の検索結果の選択以来見られたすべての文書によって文書表示ウィンドウ中で後ろ向きにナビゲートすることにより、検索結果を含んでいる文書表示ウィンドウに戻らなければならない。ユーザが最も最近検索結果を選択して以来の多くの文書に関連付けられたコンテンツを見ており、そのような文書がリンクによって最初の文書まで戻って追跡可能であるか、又は別々の入力識別子(例えばウェブサイト・アドレス)を有していれば、後方へのナビゲーションにはある程度の時間がかかり得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのような検索結果に戻るナビゲーションは多くの欠点を持っている。例えば、見られた文書のうちのいくつかは、それらが選ばれたウィンドウとは別の文書表示ウィンドウに表示されるようにプログラムされてもよい。これは、多数の文書表示ウィンドウが同時に開き、ユーザーのデスクトップ・スペースに群がることに帰着し得る。さらに、文書表示ウィンドウは、通常、一度に限られた数の検索結果だけを示すように構成され、それによって、追加の検索結果を見るためにはユーザが後続の文書にナビゲートすることを必要とする。これは単に非能率的であるばかりでなく、返された多量の検索結果及び/又は任意の特定の個々の検索結果の関連を容易に確認することを困難にする。したがって、現在の検索環境においては、ユーザは、学びたいと望むものを見つけるために、時間及び労力の多くを使って検索結果を通じてナビゲートすることをしばしば強いられる。
【0004】
文書表示ウィンドウではなく検索結果ウィンドウ枠に表示された検索結果は、文書表示ウィンドウに表示された検索結果に関連した困難のうちのいくつかを緩和する。例えば、検索結果ウィンドウ枠は常にユーザに見えていてもよく、一連の閲覧された文書を通じて後方へナビゲーションする必要を緩和する。しかし、検索結果ウィンドウ枠がユーザに常に見えるので、選択された文書の表示に利用可能な表示エリアの一部を占めてしまい、それにより、表示されたコンテンツをユーザが見ることをより困難にする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例は、検索結果をナビゲートするためのシステム、方法及びコンピュータ可読媒体を提供する。1つの実施例では、1つ又は複数の個々の検索結果が、検索クエリを受け取ることに応じて文書表示ウィンドウの少なくとも一部に重なるオーバレイ・ウィンドウ中に示される。個々の検索結果が選択されると、選択された個々の検索結果に関連したコンテンツは文書表示ウィンドウ中で示され、オーバレイ・ウィンドウは視界から隠される。その後、オーバレイ・ウィンドウは、個々の検索結果内でナビゲートするか又は個々の検索結果から選択するための所定のコマンドを受け取ることに応じて再び提示されてもよい。
【0006】
この概要は、一般に、詳細な説明において以下に述べられる1つ又は複数の選択した概念へと読者を単純化された形式で導くために提供されることに注目すべきである。この概要は、特許請求の範囲に記載の主題の要点及び/又は必要な特徴を特定するようには意図されず、特許請求の範囲に記載の主題の範囲の決定における助けとして使用されることも意図していない。
【0007】
本発明は、添付の図面に関して以下に詳細に記述される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施例の実施で使用するのに適している例示的なコンピュータシステム環境のブロック図である。
【図2】本発明の実施例に従って、検索結果を含んでいるオーバレイ・ウィンドウと文書表示ウィンドウの間でナビゲートする例示的な方法を説明するフロー図である。
【図3】本発明の実施例に従って検索結果をナビゲートする例示的な方法のフロー図である。
【図4】本発明の実施例に従って検索結果をナビゲートするための例示的なシステムを説明するブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の主題は、法的要件を満たすために選択性をもってここに記述される。 しかしながら、説明自体は、本発明の範囲を制限するようには意図されない。むしろ発明者は特許請求の範囲に記載された主題が、他の現在の技術あるいは将来の技術と併用して、異なるステップあるいは本明細書に記載のステップと類似するステップの組合せを含むよう、他の方法でも具体化され得ることを考慮している。さらに、用語「ステップ」及び/又は「ブロック」は、使用される方法の異なる要素を暗示するために本明細書において使用されてもよいが、これら用語は、個々のステップの順序が明示的に記述されない限り且つ個々のステップの順序が明示的に記述される場合を除いて、本明細書に開示された様々なステップ中の又は当該ステップ間の如何なる特定の順序も示唆するとは解釈されるべきでない。
【0010】
本発明の実施例は、検索結果をナビゲートするためのシステム、方法及びコンピュータ可読媒体を提供する。ここに開示されたシステム、方法、及びコンピュータ可読媒体は、とりわけ、検索結果のリスト内でナビゲートし、検索結果のリストから選択するための容易な方法、及び、必要であれば検索結果のリストへ戻るための容易な方法を提供することにより、文書検索の効率を改善する。
【0011】
従って、本発明の1つの実施例は、検索結果をナビゲートする方法である。当該方法は、検索クエリを受け取るステップ;検索クエリに応答して、少なくとも1つの個々の検索結果がその中に提示されるオーバレイ・ウィンドウを提示するステップであって、当該オーバレイ・ウィンドウが文書表示ウィンドウの少なくとも一部に重なる、ステップ;及び、1つ又は複数の所定のコマンドの入力を受け取ると、オーバレイ・ウィンドウと文書表示ウィンドウの間でナビゲートするステップを含む。
【0012】
別の実施例では、本発明は、検索結果をナビゲートする方法を実行するための、自身の上にコンピュータ実行可能命令が具体化された、1つ又は複数のコンピュータ可読媒体である。当該方法は、検索クエリを受け取るステップ;検索クエリに応じて、少なくとも1つの個々の検索結果がその中に提示されるオーバレイ・ウィンドウを提示するステップであって、当該オーバレイ・ウィンドウが文書表示ウィンドウの少なくとも一部に重なる、ステップ;文書表示ウィンドウにおいて、文書に関連したコンテンツを提示するステップであって、そのような提示に際してオーバレイ・ウィンドウは視界から隠される、ステップ;オーバレイ・ウィンドウを再び提示するための第1の所定のコマンドを受け取るステップ;及び、受け取った第1の所定のコマンドに応じて、オーバレイ・ウィンドウが文書表示ウィンドウの少なくとも一部に重なるようにオーバレイ・ウィンドウを再び提示するステップを含む。
【0013】
また別の実施例では、本発明は検索結果をナビゲートするためのシステムである。システムは、検索クエリを受け取ることに応じて、文書表示ウィンドウの少なくとも一部と重なるオーバレイ・ウィンドウ内に複数の個々の検索結果を提示するように構成された提示モジュール;及び、所定のコマンドを受け取ることに応答して複数の個々の検索結果中でナビゲートするように構成されたナビゲーション制御モジュールを含む。
【0014】
本発明の実施例の概要について概説したが、例示的な動作環境は下記に述べられる。
図面一般、特に最初に図1を参照すると、本発明の実施例を実施するための例示的な動作環境が示されており、計算装置100として一般に指定される。 計算装置100は適
切なコンピュータ環境の1つの例にすぎず、本発明の使用あるいは機能の範囲に関していかなる制限も示唆するようには意図されない。また、計算装置100は、説明されるコンポーネントのいかなる1つ又は組合せに関連するいかなる依存性あるいは要件も有しているものとして解釈されるべきでない。
【0015】
本発明の実施例は、コンピュータ又は個人用情報端末もしくは他のハンドヘルド装置などの他の機械によって実行される、プログラムモジュールのようなコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータコード又は機械が使用可能な命令の一般的な状況において説明できる。一般に、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含むプログラムモジュールは、特定のタスクを実行したり特定の抽象データ型を実装したりするコードを参照する。本発明の実施例は、携帯端末、家電、汎用コンピュータ、専門計算装置などを含むがこれらに限定されない様々なシステム構成で実行されてもよい。本発明の実施例も、通信ネットワークを介してリンクされる遠隔処理デバイスによってタスクが実行される分散コンピューティング環境の中で実行されてもよい。分散コンピューティング環境では、プログラムモジュールは、記憶装置デバイスを含むローカルコンピュータ記憶媒体及びリモートコンピュータ記憶媒体の両方に関連して配置されてもよい。コンピュータが使用可能な命令は、コンピュータが入力のソースに従って反応することを可能にするインタフェースを形成する。当該命令は、受信データのソースと共に受け取られたデータに応答して様々なタスクを開始するように他のコードセグメントと協力する。
【0016】
計算装置100は、メモリ112、1つ又は複数のプロセッサ114、1つ又は複数の提示コンポーネント116、入出力(I/O)ポート118、I/Oコンポーネント120及び説明のための電源122といった要素を直接的あるいは間接的に結合するバス110を含んでいる。バス110は、(アドレスバス、データバスあるいはその組合せのような)1以上のバスでありうるものを表す。図1の様々なブロックは明瞭さのために線で示されるが、実際には、様々なコンポーネントの描写はそれほど明らかではなく、例えると、ラインはより正確にはグレーであり曖昧である。例えば、人によってはディスプレイ装置などの提示コンポーネントをI/Oコンポーネントと考えるかもしれない。さらに、プロセッサはメモリを有する。したがって、図1の図が本発明の1つ又は複数の実施例に関して使用されうる例示的な計算装置についての単なる実例であることに注意するべきである。「ワークステーション」、「サーバ」、「ラップトップ」、「ハンドヘルド装置」などのようなカテゴリは、すべてが図1の範囲及び用語「計算装置」への言及において考慮されるので、区別されない。
【0017】
計算装置100は、通常、様々なコンピュータ可読媒体を含んでいる。制限ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュ・メモリあるいは他のメモリ技術、CDROM、ディジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)あるいは他の光学又はホログラフィー媒体、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置あるいは他の磁気記憶装置、搬送波、あるいは所望の情報をエンコードし計算装置100によってアクセスされるために使用することができる他の媒体を含んでもよい。
【0018】
メモリ112は、コンピュータ記憶装置媒体を揮発性及び/又は不揮発性メモリの形式で含んでいる。メモリは、取外し可能、取外し不能又はその組合せであってもよい。例示的なハードウェアデバイスは、ソリッドステートメモリ、ハードドライブ、光ディスクドライブなどを含んでいる。計算装置100は、メモリ112又はI/Oコンポーネント120などの様々なエンティティからデータを読みとる1つ又は複数のプロセッサを含む。提示コンポーネント116は、ユーザあるいは他の装置にデータ表示を提示する。例示的な提示コンポーネントは、ディスプレイ装置、スピーカ、印刷コンポーネント、振動するコンポーネントなどを含んでいる。
【0019】
I/Oポート118は、計算装置100が、I/Oコンポーネント120を含む他のデバイスであってそのうちの幾つかは計算装置100に内蔵されるようなものに論理的に結合されることを可能にする。実例となるコンポーネントは、マイクロホン、ジョイスティック、ゲーム・パッド、衛星放送アンテナ、スキャナ、プリンタ、ワイヤレス装置などを含んでいる。
【0020】
図2に、本発明の実施例による、少なくとも1つの個々の検索結果を含むオーバレイ・ウィンドウと文書表示ウィンドウとの間でナビゲートする例示的な方法のフロー図が図2に示され、参照番号200として一般に指定される。最初に、ブロック202で示されるように、検索クエリが受け取られる。検索クエリは、検索エンジンウェブサイトの適切なフィールド又は検索ツールバーへのユーザ入力を含むがこれらに限定されない様々な機構を介して受け取られる。
【0021】
検索クエリを受け取ることに応じて、ブロック204で示されるように、少なくとも1つの個々の検索結果は(例えば、図4に関して以下により完全に述べられる、データベース406から)検索されて、オーバレイ・ウィンドウ中に提示される。通常、複数の個々の検索結果が検索されてオーバレイ・ウィンドウ中に示される。そのような実施例では、オーバレイ・ウィンドウは、デスクトップ表示領域内に個々の検索結果の一部だけを提示してもよい。しかしながら、オーバレイ・ウィンドウは、個々の検索結果がすべて単一の文書上に提示され、後の文書表示ウィンドウページにナビゲートする必要のないリストをスクロールすることによりアクセス可能となるように構成されてもよい。
【0022】
通常、以下により完全に述べられるように、オーバレイ・ウィンドウは、検索結果及び/又は別の文書に関連したコンテンツがそれと関連して提示され得るような、文書表示ウィンドウの一部と重なる。いくつかの実施例では、オーバレイ・ウィンドウは、必要であれば、デスクトップ表示領域内でサイズ変更されてもよいし動かされてもよい。
【0023】
続いて、ブロック206で示されるように、所望の行為を示す所定のコマンドの入力が受け取られる。いくつかの実施例では、所定のコマンドは、(例えば、コントロール及びタブ・ボタンをともに押して)同時に選択されたキーボード・キャラクタの組合せ、(例えば、代替(オルト)ボタンを押した後にタブ・ボタンを押して)連続して選択されたキーボード・キャラクタの組合せ、(例えば、エスケープボタンを押して)単一のキーボード・キャラクタ、マウスクリック(例えば右マウスクリック及びリリース、左マウスクリック及びホールドなど)あるいはその任意の組合せでもよい。例えば、個々の検索結果の上での右マウスクリック及びリリースは、個々の検索結果の選択のためにプログラムされてもよい。
【0024】
ブロック208で示されるように、所定のコマンドの入力は、次に、個々の検索結果のうちの1つの選択に当該入力が関連するかどうか判断するために検討される。個々の検索結果のうちの1つの選択に当該入力が関連すると判断される場合、ブロック210で示されるように、選択された個々の検索結果に関連した任意のコンテンツが文書表示ウィンドウ中に提示される。いくつかの実施例では、個々の検索結果は、ウェブサイトへのリンク、文書プレビュー、サムネイル、ビデオのプレビューサンプルあるいはその代表アイコン、及びオーディオ・サンプルあるいはその代表アイコンの1つ又は複数、あるいはその任意の組合せも含みうる。選択された個々の検索結果がウェブサイトへのリンクである場合、例えば、ウェブサイトのコンテンツは文書表示ウィンドウ中で示されてもよい。個々の検索結果に関連したコンテンツの表示に際して、ブロック212で示されるように、オーバレイ・ウィンドウは視界から隠される。したがって、利用されていない場合、検索結果は表示領域を占有せず有利である。
【0025】
ブロック208において、所定のコマンドが個々の検索結果の選択に関連しないが、例えば異なるものに対する識別子に関連すると判断される場合、ブロック211で示されるように、そのような文書のコンテンツは文書表示ウィンドウ中で提示されてもよい。あるいは、入力を介して文書表示ウィンドウの適切なフィールドへ検索クエリが受け取られるインスタンスでは、所定のコマンドが、文書表示ウィンドウ自体のコンテンツに戻るという希望に関連することが判断されてもよい。例えば、ユーザが自身の検索クエリを修正することを所望する場合、これが生じてもよい。そのようなインスタンスでは、文書表示ウィンドウのコンテンツは、所定のコマンドに応じて再び提示されてもよい。そのような変更のいずれも、全ても、またそのどんな組合せも、本発明の実施例の範囲内にあるものと意図される。
【0026】
ユーザが提示されたコンテンツの検討を終えた後、ユーザはオーバレイ・ウィンドウが再び提示されるべきことを示すための、所定のコマンドを入力する。 そのような所定のコマンドの受信はブロック214で示される。所定のコマンドを受け取ることに続き、ブロック216で示されるように、オーバレイ・ウィンドウが再び提示される。いくつかの実施例では、以前に選択された個々の検索結果は、例えば、結果を強調するなどして、目に見えるようにマークされてもよいしそうでなければ識別されてもよい。いくつかの実施例では、以前に選択された個々の検索結果はすべて目に見えるように識別される。そのような実施例では、最も最近に選択された個々の検索結果は以前に選択された個々の検索結果の残りとは異なって識別され、その結果、ユーザは、自身が個々の検索結果のリスト中のどこで中止したのかを容易に見ることができる。
【0027】
図3に移ると、本発明の実施例による、検索結果をナビゲートする例示的な方法のフロー図が示され、参照番号300として一般に指定される。最初に、ブロック302で示されるように、検索クエリが受け取られる。検索クエリは、例えば検索エンジンウェブサイト及び/又はツール・バーを介して、受け取られてもよい。検索クエリを受け取ることに応じて、ブロック304で示されるように、1つ又は複数の個々の検索結果はオーバレイ・ウィンドウ中に提示される。いくつかの実施例では、リストは少なくとも1つのスポンサー付きの個々の検索結果及び少なくとも1つのスポンサー付きでない個々の検索結果を含んでいる。そのような実施例では、スポンサー付きの個々の検索結果は、それらがスポンサー付きでない個々の検索結果と容易に識別されるように、例えば、垂直方向のリストの一番上にリストされ、及び/又はスポンサー付きでない結果とは異なる書体又は色で提示されるなどするように、提示されてもよい。
【0028】
続いて、ブロック306で示されるように、少なくとも1つの所定のコマンドの入力が受け取られる。いくつかの実施例中で、当該入力は、選択された個々の検索結果、(例えば、検索クエリを修正することをユーザが所望する場合に)視界からオーバレイ・ウィンドウを隠すための要求、後続の個々の検索結果にナビゲートするための要求、以前の個々の検索結果にナビゲートするための要求、個々の検索結果内でナビゲートするための要求、オーバレイ・ウィンドウを再び提示するための要求、任意の個々の検索結果と無関係なウェブサイトへナビゲートするための要求、またこれらの任意の組合せを含む。
【0029】
ブロック308で示されるように、少なくとも1つの所定のコマンドの入力は、当該入力が視界からオーバレイ・ウィンドウを隠すための要求を示しているかどうか判断するために続いて検討される。例えば、ユーザが文書表示ウィンドウに検索クエリを入力し、検索クエリを修正することを望む場合、そのような要求が受け取られてもよい。入力がオーバレイ・ウィンドウを隠すための要求を示す場合、ブロック316で示されるように、オーバレイ・ウィンドウは視界から隠される。しかしながら、そうでなければ、入力は個々の検索結果の選択が受け取られるかどうか判断するためにさらに検討される。これはブロック310で示される。入力が個々の検索結果の選択を含んでいない場合、個々の検索結果のリスト内及び/又は個々の検索結果のうちのいずれか1つの中でナビゲートするための要求に、当該入力が関係のあることが判断される。従って、ブロック312で示されるように、検索結果は要求に従ってナビゲートされる。
【0030】
いくつかの実施例では、ナビゲーションはスポンサー付きでない個々の検索結果から始まる。いくつかの実施例では、ナビゲーションは最も最近選択された個々の検索結果から始まる。いくつかの実施例では、個々の検索結果は、関連するウェブサイトへの1つ又は複数のリンクを含んでいる。そのような実施例では、個々の検索結果内のリンクは、所定のコマンドの入力に際してナビゲートされてもよい。いくつかの実施例では、1つ又は複数の個々の検索結果が重要なものとして目に見えるように識別されてもよい。いくつかの実施例中で、重要なものとして目に見えるように識別される個々の検索結果のリストは保存することができる。例えば、ユーザは1つ又は複数の検索結果を重要なものとしてマークし、コントロールボタンを押してホールドする間にFlボタンを押して放すことにより、検索フォルダ中にそれらを保存してもよい。
【0031】
ブロック310では、入力が個々の検索結果の選択を含むと判断される場合、ブロック314で示されるように、選択された個々の検索結果に関連したコンテンツは文書表示ウィンドウ中に提示され、ブロック316で示されるように、オーバレイ・ウィンドウは視界から隠される。いくつかの実施例では、オーバレイ・ウィンドウは、文書表示ウィンドウの適切なフィールドで文書に関連した識別子の入力を受け取ることに応答して、視界から隠れる。例えば、オーバレイ・ウィンドウが文書表示ウィンドウの一部に重なっている間にユーザがウェブサイトを訪れるためのウェブサイト・アドレスを入力する場合、ユーザがウェブサイトをブラウズできるように、オーバレイ・ウィンドウは視界から隠れる。
【0032】
ユーザが提示されたコンテンツの検討を終えた後、ユーザは、オーバレイ・ウィンドウが再び提示されるべきであることを示すため、所定のコマンドを入力する。そのような所定のコマンドの受信はブロック318で示される。所定のコマンドの受信に続いて、ブロック320で示されるように、オーバレイ・ウィンドウが再び提示される。いくつかの実施例では、以前に選択された個々の検索結果は、例えば、結果を強調するなどして、目に見えるようにマークされてもよいし、そうでなければ識別されてもよい。いくつかの実施例では、以前に選択された個々の検索結果はすべて目に見えるように識別される。そのような実施例では、最も最近に選択された個々の検索結果は、以前に選択された個々の検索結果の残りとは異なって識別されてもよく、その結果、ユーザは、個々の検索結果のリスト中でユーザがどこで中止したのかを容易に見ることができる。
【0033】
上述の方法を説明するために例が以下に示される。高校の最上級生であるユーザが生物学を勉強するために大学に受験申込みをすることを考えており、彼女にとって正しい大学を探したいと仮定する。ユーザは、彼女のラップトップからウェブ・ブラウザを立ち上げ、彼女の好きな検索エンジンウェブサイト(例えばMSN)に行き、関連するキーワード(例えば「生物学を勉強するための最良の大学」、「生物学科のある大学」など)で検索クエリにタイプする。
【0034】
検索エンジンは検索クエリを受け取り、それに基づいて検索を実行し、何百もの検索結果のリストを返す。その後、当該リストは、ウェブ・ブラウザ・ウィンドウに重なるオーバレイ・ウィンドウでユーザに提示される。リストの一番上に、検索結果のうちの5つが検索結果の残りとは別にグループ化される。当該5つの検索結果は、検索エンジンサービスのスポンサーである5つの私立大学を表わす。残るスポンサー付きでない検索結果は、5つのスポンサー付きの結果に続いて示される。必要なら、ナビゲーションがデフォルトで最初のスポンサー付きでない検索結果から始まるように、オーバレイ・ウィンドウが構成されてもよい。
【0035】
ユーザは、検索結果のリストを通覧し、彼女の検索クエリがあまりにも一般的で広かったことを理解する。ユーザは、ブラウザウィンドウに戻るためにエスケープボタンを押す。オーバレイ・ウィンドウはエスケープボタンを押すことに応じて視界から隠れる。ユーザは、彼女の検索の地理的エリアを制限する(例えば「中西部で生物学を勉強するための最良の大学」)ことにより、もっと制限された検索クエリでタイプする。検索エンジンは新しいクエリを受け取り、何十もの検索結果の新しいリストを返す。新しいリストは、オーバレイ・ウィンドウにおいて再び提示される。
【0036】
ユーザは新しいリストを通覧し、オーバレイ・ウィンドウの一番下のある検索結果にすぐに引きつけられる。その検索結果はツインシティーズのミネソタ大学へのリンクを有している。その後、ユーザは、カーソル(あるいは同様のインジケータ)が所望の検索結果に達するまで、同時にタブ・ボタンを押して放しながら、コントロール(Ctrl)ボタンを押して保持する。カーソルが所望の検索結果に達すると、ユーザは、所望の検索結果上にカーソルを止めるためにタブ・ボタンを放す。
【0037】
カーソルが所望の検索結果に達したちょうどそのときに、彼女の親友がインスタント・メッセンジャー・サービスを介した彼女とのチャットを望むことをユーザに通知するために小さなメッセンジャー・サインがポップアップされる。彼女は、メッセンジャー・サービスのウェブ・アドレスを打ち込み、メッセンジャーアカウントにログインする。オーバレイ・ウィンドウは、メッセンジャー・サービスのウェブ・アドレスの入力の際に、視界から隠れる。メッセンジャーによって彼女の親友とチャットするために数分を費やした後に、ユーザは、検索結果に戻るためにコントロールボタン及び代替ボタンを押す。オーバレイ・ウィンドウは、コマンドを受け取ることで再び提示される。オーバレイ・ウィンドウは、ユーザが検索結果のリスト内でのナビゲーションから注意をそらす前にユーザを引きつけていた特定の検索結果の上にカーソルを置き、ユーザは、彼女が中断した場所から開始することができる。
【0038】
特定の検索結果は、異なるウェブサイトへの3つのリンクを含んでいる。第1のリンクは、ミネソタ大学のホームページのウェブ・アドレスを含んでいる。第2のリンクは、ツインシティーズ・キャンパスにある大学の生物学科のホームページのウェブ・アドレスを含んでいる。第3のリンクは、ダルース・キャンパスにある大学の生物学科のホームページのウェブ・アドレスを含んでいる。その後、ユーザは、特定の検索結果内でナビゲートするためにコントロールボタンとスペースボタンを押す。まだコントロールボタンを押している間に、カーソルが特定の検索結果内の第2のリンクに達するまで、ユーザはスペースボタンを押して放す。ユーザは、第2のリンク上にカーソルを止めるためにスペースボタンを放す。その後、ユーザはコントロールボタンを放すことにより第2のリンクを選択する。選択された検索結果内でのユーザによる第2のリンクの選択があると、オーバレイ・ウィンドウは視界から隠れ、ブラウザウィンドウは、ツインシティーズ・キャンパスでの生物学科のホームページを示す。
【0039】
その後、ユーザは学科のウェブサイトを介してブラウズする。彼女は、学科に従事するスタッフを調査する。彼女は、学科の教授の実績をチェックする。さらに、彼女は、学科によって提示されたすべての生物学コースの記述を読む。ユーザは、学科長の電子メールアドレスを見つけて、いくつかの質問をするために彼にeメールしようと決める。彼女は、同じブラウザウィンドウから彼女の電子メールアカウントのウェブ・アドレスを打ち込み、アカウントにログインし、学科長へメッセージを送る。生物学科ウェブサイトである程度の時間を過ごした後に検索結果をさらにナビゲートしたい場合、彼女はコントロールボタンと代替ボタンを押す。オーバレイ・ウィンドウはコマンドを受け取ると再び提示される。ユーザが、彼女がどこで中断したかを思い出す必要なしに、彼女が中断した場所から自動的にナビゲートし始めることができるように、オーバレイ・ウィンドウは、最後に選択された検索結果(つまりミネソタ大学についての検索結果内の第2のリンク)にカーソルを置く。ユーザはその後、検索結果のリスト内でナビゲートし続け、他の検索結果を選択し、検索フォルダに選択された検索結果のうちのいくつかを保存することができる。
【0040】
ユーザは、検索結果内での効率的なナビゲーション及び検索結果の効率的な選択のために設計された1組の所定のコマンドを利用することにより、多くの検索結果を通じて容易にナビゲートし、選択結果のうちの多くを選択することができ、有利である。所定のコマンドは、当技術分野における当業者によく知られた様々な方法で実施することができる。オーバレイ・ウィンドウの利用により、表示領域を占有しないことによって表示エリアを節約する。ユーザは、自身が中断した位置に容易に戻ることができ、検索結果にわたってナビゲートし続け、検索結果から選択し続けることができる。
【0041】
上述された方法は、既存のウェブ文書表示ウィンドウへ容易に統合でき、有利である。様々な実施例では、当該方法は、直接あるいは様々な文書表示ウィンドウ拡張技術によって統合されてもよい。そのような統合技術は当技術分野における当業者にとって周知であり、従って、ここではこれ以上説明しない。
【0042】
図4に移ると、本発明の実施例が使用され得る例示的なシステム400を説明するブロック図が示されている。図示されない他のコンポーネントの中で、システム400は、ユーザ計算装置402、1つ又は複数のデータベース406及び1つ又は複数のサーバ408を含んでもよく、これらはすべてネットワーク404により互いと通信する。ユーザ計算装置402及びサーバ408の各々は、例えば図1に関して記述された計算装置100のような任意のタイプの計算装置でありうる。ネットワーク404は、これに制限されないが、1つ又は複数のローカルエリアネットワーク(LAN)及び/又は広域ネットワーク(WAN)を含んでもよい。そのようなネットワーキング環境は、オフィス、企業規模のコンピュータネットワーク、イントラネット及びインターネットにおいて一般的である。システム400内において任意の数のユーザ計算装置、サーバ、データベース及びネットワークが使用されてもよく、本発明の範囲内で、任意の個々のコンポーネントが他のコンポーネントと統合され又は分離されることが理解されるべきである。さらに、図示されない他のコンポーネントも、システム400内に含まれていてもよい。さらに、図示されない追加のコンポーネントが、ユーザ計算装置402、データベース406及びサーバ408の各々に含まれてもよい。いずれの及びすべてのそのような変更は実施例の範囲内にあるものと考えられる。
【0043】
ユーザ装置402は、提示モジュール410及びナビゲーション制御モジュール412を含んでいる。提示モジュール410は、検索クエリを受け取ることに応答してオーバレイ・ウィンドウに1つ又は複数の検索結果を提示するように構成される。通常、検索は検索クエリに基づいて検索エンジンによって行なわれる。いくつかの実施例では、オーバレイ・ウィンドウは、文書表示ウィンドウの少なくとも一部に重なる。いくつかの実施例では、検索結果のリストは、さらに、1つ又は複数のスポンサー付き検索結果及び1つ又は複数のスポンサー付きでない検索結果を含んでいる。そのような実施例では、提示モジュール410は、スポンサー付き検索結果が例えば異なる書体で表示されるなどしてスポンサー付きでない検索結果とは視覚的に識別可能となるように、スポンサー付き検索結果を提示するようにさらに構成されてもよい。そのような実施例において、提示モジュール410はまた、第1のスポンサー付きでない検索結果を、複数の検索結果内のナビゲーションが識別された結果から開始することの指示として、目に見えるように識別するよう構成されてもよい。
【0044】
提示モジュール410はまた、オーバレイ・ウィンドウ中で示された検索結果の1つ以上が選択されている場合に、視界からオーバレイ・ウィンドウを隠すように構成される。いくつかの実施例では、提示モジュール410は、オーバレイ・ウィンドウと文書表示ウィンドウとの間でナビゲートするための所定のコマンドに応答して視界からオーバレイ・ウィンドウを隠すように構成される。いくつかの実施例では、提示モジュール410はまた、ウェブ・ページを識別するためのウェブサイト・アドレスのような、文書に関連した識別子の入力に応答して、オーバレイ・ウィンドウを隠すように構成される。
【0045】
提示モジュール410は、所定のコマンドを受け取ることに応答してオーバレイ・ウィンドウを再び提示するようにさらに構成される。必要なら、オーバレイ・ウィンドウを再び提示するための所定のコマンドは、オーバレイ・ウィンドウが目に見える場合に文書表示ウィンドウを提示するための所定のコマンドと同じコマンドであってもよいし、必要なら異なる所定のコマンドであってもよい。いくつかの実施例では、所定のコマンドは、同時に選択されたキーボード・キャラクタの組合せ、連続して選択されたキーボード・キャラクタの組合せ、単一のキーボード・キャラクタ、マウスクリックあるいはその任意の組合せであってもよい。いくつかの実施例では、提示モジュール410は、オーバレイ・ウィンドウを再び提示すると、少なくとも1つの以前に選択された検索結果を目に見えるように識別するように構成される。そのような実施例では、例示的には、最も最近に選択された検索結果は、以前に選択された検索結果の残りとは目に見えるように明確に識別される。それにより、ユーザは、自身が中断した場所からナビゲートし始めることができ、有利である。
【0046】
提示モジュール410は、文書表示ウィンドウにおいて、選択された検索結果に関連したコンテンツを提示するようにさらに構成される。いくつかの実施例では、検索結果は、ウェブサイトへのリンク、文書プレビュー、サムネイル、ビデオのプレビューサンプルあるいはその代表アイコン、オーディオ・サンプルあるいはその代表アイコン、又はそれらの任意の組合せであってもよい。例えば、選択された検索結果がウェブサイトのプレビューを含んでいる場合、ウェブサイトのコンテンツは文書表示ウィンドウ内で提示される。
【0047】
ナビゲーション制御モジュール412は、1つ又は複数の所定のコマンドに応答して、オーバレイ・ウィンドウ中の検索結果のリスト内でナビゲートするように構成される。例えば、ユーザは、検索結果のリストがオーバレイ・ウィンドウに提示されると、コントロールボタンを押して保持しながら次の検索結果にナビゲートするために毎回タブ・ボタンを押して放すことにより、又は、コントロールボタンとシフトボタンを押して保持しながら以前の検索結果にナビゲートするために毎回タブ・ボタンを押して放すことにより、リスト内でナビゲートを開始することができる。
【0048】
いくつかの実施例では、検索結果のうちのいくつかは、1つより多くのリンクを含んでいてもよい。例えば、検索結果は、大学のホームページへのリンク(例えば、http://www.umkc.edu)及び異なる一般教養学科への1つ又は複数のリンク(例えば、http://www.law.unkc.edu、http://www.unkc.edu/chemistryなど)を有していてもよい。そのような実施例では、ナビゲーションモジュール412は、所定のコマンドを受け取ることに応答して単一の検索結果内でナビゲートするようにさらに構成される。必要であれば、そのようなコマンドは、個々の検索結果中でナビゲートするための所定のコマンドと同じコマンド又は異なるコマンドであってもよい。上記の例に戻ると、ユーザは、タブ・ボタンを押して放しながらコントロールボタンを押して保持することにより、複数のリンクを有する検索結果にナビゲートしてもよい。一旦ユーザが特定の所望の検索結果に達すると、ユーザは、特定の検索結果内でナビゲートするために、コントロールボタンを押して保持しながらスペースボタンを押して放してもよい。
【0049】
本明細書に記述された特定の所定のコマンドは一例として提示されたものであり、本発明の実施例の範囲をいかなるようにも制限するようには意図されないことは当技術分野の当業者に理解され認識されるであろう。
【0050】
本発明の実施例は、検索結果をナビゲートするためのシステム、方法及びコンピュータ可読媒体を提供する。ここに開示されたシステム及び方法は、とりわけ、検索結果のリスト内でナビゲートし検索結果のリストから選択するためのより効率的な方法、及び、必要であれば、当該リストに戻るためのより効率的な方法を提供することにより、ウェブ検索の効率を改善する。
【0051】
本発明は特定の例示的な実施例に関して記述されたが、様々な修正及び変更が本発明のより広い精神及び範囲から逸脱することなく、これらの実施例になしうることは明らかであろう。従って、明細書及び図面は、制限的な意味ではなく実例と見なされるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のブラウザー・ウィンドウへ入力される検索クエリーに応答して生成される検索結果をナビゲートするためにプロセッサー及びコンピューター記憶媒体の1つ又は複数を使用するコンピューターにより実施される方法であって、
検索クエリーを受け取り、これに応答して、前記検索結果の少なくとも一部をその中に提示させるオーバレイ・ウィンドウを提示するステップであって、前記オーバレイ・ウィンドウは前記第1のブラウザー・ウィンドウとは別個のウィンドウであり、前記第1のブラウザー・ウィンドウの視界を少なくとも部分的に隠す表示において提示される、ステップと、
1つ又は複数の所定のコマンドの入力を受け取ると、前記オーバレイ・ウィンドウと文書表示ウィンドウとの間でナビゲートするステップであって、
(1)前記オーバレイ・ウィンドウにおける前記検索結果のうちの1つの選択を受け取り、これに応答して、選択された前記検索結果のうちの前記1つに関連付けられるコンテンツを前記文書表示ウィンドウに提示し且つ前記オーバレイ・ウィンドウを隠すステップと、
(2)所定のコマンドを受け取り、これに応答して、前記文書表示ウィンドウの表示を少なくとも部分的に隠す表示において前記オーバレイ・ウィンドウを再提示するステップと
を含む、ナビゲートするステップと
を含む方法。
【請求項2】
前記1つ又は複数の所定のコマンドは、同時に選択されたキーボード・キャラクターの組合せ、連続して選択されたキーボード・キャラクターの組合せ、単一のキーボード・キャラクター、マウスクリック及びそれらの任意の組合せのうち1つ又は複数を含む請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記検索結果のうちの前記1つは、ウェブサイトへのリンク、文書プレビュー、サムネイル、ビデオのプレビューサンプル又はその代表アイコン、オーディオ・サンプル又はその代表アイコン、及びそれらの任意の組み合わせのうち1つ又は複数を含む請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記オーバレイ・ウィンドウを再提示する際、選択が受け取られた少なくとも1つの個々の検索結果が目に見えるように識別される請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記検索結果の少なくとも一部を有するオーバレイ・ウィンドウを提示するステップは、複数の個々の検索結果のリストをその中に提示させるオーバレイ・ウィンドウを提示するステップを含み、前記方法はさらに、前記1つ又は複数の所定のコマンドのうち少なくとも1つの入力を受け取ると前記リスト内でナビゲートするステップを含み、ナビゲーションが前記目に見えるように識別された少なくとも1つの個々の検索結果から開始する、請求項4記載の方法。
【請求項6】
前記検索結果のうちの前記1つの前記選択を受け取るステップは、文書に関連付けられた識別子の入力を受け取るステップを含む請求項1記載の方法。
【請求項7】
前記検索結果の少なくとも一部を有するオーバレイ・ウィンドウを提示するステップは、複数の個々の検索結果のリストをその中に提示させるオーバレイ・ウィンドウを提示するステップを含み、前記方法はさらに、前記1つ又は複数の所定のコマンドのうち少なくとも1つの入力を受け取ると、前記リスト内でナビゲートするステップを含む請求項1記載の方法。
【請求項8】
複数の個々の検索結果のリストを提示させるオーバレイ・ウィンドウを提示するステップは、少なくとも1つのスポンサー付きの個々の検索結果及び少なくとも1つのスポンサー付きでない個々の検索結果を含むリストを有するオーバレイ・ウィンドウを提示するステップを含み、前記1つ又は複数の所定のコマンドのうちの前記少なくとも1つの入力を受け取ると、ナビゲーションが前記少なくとも1つのスポンサー付きでない個々の検索結果において開始する請求項7記載の方法。
【請求項9】
検索結果をナビゲートするためのシステムを具体化する1つ又は複数のコンピューター記憶媒体であって、前記システムは、
ユーザーのディスプレイ上に、
(1)1つ又は複数の検索結果に関連するコンテンツを表示する文書表示ウィンドウと、
(2)複数の個々の検索結果を含む別個のオーバレイ・ウィンドウと
を提示するように構成された提示モジュールであって、前記提示モジュールは、前記オーバレイ・ウィンドウにおける選択のために個々の検索結果を目に見えるように区別し、第1の所定のコマンドを受け取ると、前記オーバレイ・ウィンドウにおける選択のために別の個々の検索結果を目に見えるように区別するように構成される、提示モジュールと、
(1)第2の所定のコマンドを受け取り、これに応答して、前記文書表示ウィンドウを少なくとも部分的に隠す表示において前記別個のオーバレイ・ウィンドウを表示し、
(2)前記検索結果のうちの1つの選択の受け取りに応答して、前記別個のオーバレー・ウィンドウを隠す
ように構成されたナビゲーション制御モジュールと
を含む、1つ又は複数のコンピューター記憶媒体。
【請求項10】
前記ナビゲーションモジュールは、識別子を受け取るとウェブサイトにナビゲートするようにさらに構成され、したがって、前記提示モジュールは、前記ウェブサイトに関連付けられるコンテンツを前記文書表示ウィンドウに提示し、その提示の際に前記オーバレイ・ウィンドウを視界から隠すようにさらに構成される請求項9記載の1つ又は複数のコンピューター記憶媒体。
【請求項11】
前記提示モジュールは、第3の所定のコマンドを受け取ると前記オーバレイ・ウィンドウを再提示するようにさらに構成される請求項10記載の1つ又は複数のコンピューター記憶媒体。
【請求項12】
前記提示モジュールは、以前に選択された前記検索結果のうち1つ又は複数を目に見えるように識別するようにさらに構成される請求項11記載の1つ又は複数のコンピューター記憶媒体。
【請求項13】
前記ナビゲーションモジュールは、前記オーバレイ・ウィンドウの再提示の際、最も最近に選択された個々の検索結果においてナビゲーションを開始するようにさらに構成される請求項11記載の1つ又は複数のコンピューター記憶媒体。
【請求項14】
前記提示モジュールは、少なくとも1つのスポンサー付きの個々の検索結果及び少なくとも1つのスポンサー付きでない個々の検索結果を、互いから目に見えるように分離して提示するようにさらに構成され、前記ナビゲーションモジュールは、第1のスポンサー付きでない個々の検索結果においてナビゲーションを開始するようにさらに構成される請求項9記載の1つ又は複数のコンピューター記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−14162(P2011−14162A)
【公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−215102(P2010−215102)
【出願日】平成22年9月27日(2010.9.27)
【分割の表示】特願2009−528375(P2009−528375)の分割
【原出願日】平成19年8月20日(2007.8.20)
【出願人】(500046438)マイクロソフト コーポレーション (3,165)
【Fターム(参考)】