説明

楽曲検索装置

【課題】あいまいな情報に基づいて楽曲に関する検索が可能であり、その検索を行うために必要な手間およびコストを低減することができる楽曲検索装置を提供すること。
【解決手段】オーディオ装置1は、複数の楽曲のそれぞれに対応させて複数の付属情報を格納するコンテンツリスト格納部30と、付属情報の特定に必要な検索情報を指定する検索情報指定部12と、指定された検索情報を検索キーとしてインターネットを介して接続された検索処理部80に対して情報の検索を依頼する検索依頼部14と、この依頼に応じて送られてくる検索結果情報を取得する検索結果取得部16と、取得した検索結果情報に基づいて検索対象の付属情報を特定する付属情報特定部18とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄積された楽曲データの中から条件にあった楽曲データを検索して再生を行う楽曲検索装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、USBメモリ等の記録メディアが接続されたときに、この記録メディアのファイルシステムを解析するとともに、ファイルやフォルダの情報やファイル内の楽曲データに含まれる楽曲情報(属性情報)を収集して楽曲リストを作成するようにした車載オーディオ装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このようにして記録メディアに対応してフォルダ情報や各ファイルの属性情報をデータベース化して登録することにより、利用者は、接続された記録メディアに記録された楽曲データの検索が可能となる。
【0003】
また、曲名やアーティスト名等の楽曲情報がわからない場合でも、音楽コンテンツに関連する他の情報を用いて所望の楽曲データを検索することができる音楽配信システムが知られている(例えば、特許文献2参照。)。この音楽配信システムでは、歌詞情報キーワードや発売/流行年度、CM/TV番組情報などの情報を格納した音楽コンテンツデータベースを構築し、利用者がこれらの情報を用いて楽曲データの検索を行うことができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−159170号公報(第6−9頁、図1−8)
【特許文献2】特開2004−138972号公報(第5−9頁、図1−5)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述した特許文献2に開示された音楽配信システムでは、音楽コンテンツデータベースに蓄積する情報の内容をあらかじめ定義しておいて、楽曲データを収集する際にこれらの情報を作成し、蓄積する必要があるため、音楽コンテンツデータベースの整備に多大な手間とコストが必要になるという問題があった。蓄積する情報の内容を少なくすればこの情報の蓄積に要する手間も少なくなるが、その分だけ利用者によるあいまいな情報に基づく検索が困難になるため、音楽コンテンツデータベースを用いて検索を行う趣旨を考えると、蓄積する情報の内容は多いほど望ましいことになる。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、あいまいな情報に基づいて楽曲に関する検索が可能であり、その検索を行うために必要な手間およびコストを低減することができる楽曲検索装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明の楽曲検索装置は、複数の楽曲のそれぞれに対応させて複数の付属情報を格納する付属情報格納手段と、付属情報の特定に必要な検索情報を指定する検索情報指定手段と、検索情報指定手段によって指定された検索情報を検索キーに指定して、インターネットを介して接続された検索処理手段に対して情報の検索を依頼する検索依頼手段と、検索依頼手段による依頼に応じて検索処理手段から送られてくる検索結果情報を取得する検索結果取得手段と、検索結果取得手段によって取得した検索結果情報に基づいて検索対象の付属情報を特定する付属情報特定手段とを備えている。
【0008】
インターネットを用いた検索を利用することにより、あいまいな検索情報を指定した場合であっても楽曲に対応する付属情報を特定し、この付属情報に対応する楽曲に関する検索を行うことができる。また、インターネットを介して提供される検索機能を利用することで、検索機能を実現するために必要な情報の蓄積に要する作業が不要になり、この作業を行う場合に必要な手間とコストを低減することができる。
【0009】
また、上述した付属情報特定手段によって特定された付属情報に対応する楽曲の再生を行う楽曲再生手段をさらに備えることが望ましい。これにより、あいまいな検索情報を指定して楽曲を特定し、再生することが、特別な手間やコストをかけることなく可能となる。
【0010】
また、上述した検索処理手段は、インターネットを介して不特定の利用者に提供される検索エンジンによって実現されることが望ましい。これにより、第三者によって提供されている検索エンジンを利用して、あいまいな検索情報に対応する検索を行うことができ、利用者が所望する検索結果としての付属情報を、簡単かつ高精度で得ることができる。
【0011】
また、上述した検索結果情報は、検索エンジンによって抽出された検索結果表示用の情報であることが望ましい。これにより、インターネットを介して接続された検索エンジンを用いて検索を行ったときに表示される検索結果画面に含まれる情報を利用することができ、利用者自身が特別な作業を行うことなく最新の検索結果画面を得ることができる。
【0012】
また、上述した検索結果表示用の情報には、テキスト情報と、このテキスト情報の表示状態を制御する制御情報とが含まれており、付属情報特定手段は、付属情報とテキスト情報とを比較することにより、検索対象の付属情報を特定することが望ましい。特に、上述した検索結果表示用の情報はHTML形式のデータであり、制御情報はHTMLタグであることが望ましい。また、上述した付属情報特定手段は、テキスト情報に含まれる付属情報を特定することが望ましい。これにより、検索結果表示用の情報に含まれるテキスト情報と、付属情報格納手段に格納されている付属情報とを比較することで、容易に、検索対象となる付属情報を特定することが可能となる。
【0013】
また、上述した複数の付属情報には、楽曲の歌唱あるいは演奏を行うアーティスト名と、楽曲が収録されたアルバムが存在する場合にはアルバム名と、楽曲名とが少なくとも含まれることが望ましい。これにより、あいまいな検索条件に基づいてアーティスト名、アルバム名、楽曲名などを特定することが可能となる。
【0014】
また、上述した付属情報特定手段によって特定される付属情報は楽曲名であることが望ましい。これにより、特定の楽曲を抽出して再生を行うことが可能となる。
【0015】
また、上述したテキスト情報に内容が異なる複数の楽曲名が含まれる場合に、付属情報特定手段は、最も出現回数が多い楽曲名を検索結果として特定することが望ましい。これにより、検索条件に最も適合する可能性の高い楽曲名を特定することができる。
【0016】
また、利用者による選択操作を受け付ける操作手段をさらに備え、テキスト情報に内容が異なる複数の楽曲名が含まれる場合に、付属情報特定手段は、これら複数の楽曲名の中から操作手段を用いた選択操作によって選択された楽曲名を検索結果として特定することが望ましい。複数の候補が抽出されたときに最終的な楽曲の特定を利用者に任せることにより、利用者の意図した楽曲名を確実に特定することが可能となる。
【0017】
また、上述した検索結果表示用の情報は、表示が切り替え可能な複数ページからなり、付属情報特定手段は、先頭ページに対応する検索結果表示用の情報を用いて付属情報の特定を行うことが望ましい。一般に、ヒットする確率が最も高い検索結果が先頭ページに表示される。したがって、先頭ページに対応する検索結果表示用の情報を用いることにより、検索条件に最も適合する可能性の高い楽曲名を特定することができる。
【0018】
また、上述した検索結果表示用の情報は、表示が切り替え可能な複数ページからなり、付属情報特定手段は、先頭ページから所定の複数ページに対応する検索結果表示用の情報を用いて付属情報の特定を行うことが望ましい。あるいは、上述した検索結果表示用の情報は、表示が切り替え可能な複数ページからなり、付属情報特定手段は、先頭ページに対応する検索結果表示用の情報を用いて付属情報の特定ができないときに、次ページ以降に対応する検索結果表示用の情報を用いて付属情報の特定を行うことが望ましい。これにより、付属情報の特定に必要な検索結果表示用の情報を増やすことができ、付属情報の特定を確実に行うことが可能となる。
【0019】
また、上述した付属情報特定手段によって特定される付属情報はアルバム名であることが望ましい。これにより、特定のアルバムを抽出して、このアルバムに含まれる楽曲の再生を行うことが可能となる。
【0020】
また、上述した付属情報特定手段によって特定された付属情報を利用者に通知する検索結果通知手段と、検索結果通知手段によって通知された付属情報が、利用者が意図したものでないことを、利用者自身の指示に応じて判定する検索結果評価手段と、検索結果評価手段によって、通知された付属情報が利用者が意図したものでないと判定されたときに、この付属情報に対応するアーティスト名を特定してこのアーティスト名に対応する楽曲の購入処理を開始する楽曲購入開始手段とをさらに備えることが望ましい。これにより、該当する付属情報が存在しない楽曲の購入を容易に行うことが可能となる。
【0021】
また、上述した検索情報指定手段は、利用者によって文字入力手段が操作されて入力された文字列を検索情報として指定することが望ましい。あるいは、利用者の音声を集音するマイクロホンと、マイクロホンで集音した利用者の音声に対して音声認識処理を行って、音声に対応する文字列を特定する音声認識手段とをさらに備え、検索情報指定手段は、音声認識手段によって特定された文字列を検索情報として指定することが望ましい。これにより、文字列を直接入力することにより、あるいは、文字列を音声にて入力することにより、付属情報の特定に必要な検索情報を指定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】一実施形態のオーディオシステムの全体構成を示す図である。
【図2】コンテンツリストに含まれる付属情報の具体例を示す図である。
【図3】検索のための文字列入力から楽曲再生までの動作手順を示す流れ図である。
【図4】特定した楽曲が利用者の意図したものであるか否かを確認した後に楽曲再生を行うオーディオ装置の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明を適用した一実施形態のオーディオシステムについて図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態のオーディオシステムの全体構成を示す図である。本実施形態のオーディオシステムは、オーディオ装置1と情報検索サーバ2を含んで構成されている。オーディオ装置1は、楽曲検索装置としての機能を有し、車両に搭載されている。また、情報検索サーバ2は、車両外部に設けられており、オーディオ装置1と所定のネットワーク3を介して接続される。このネットワーク3は、例えばインターネットであり、オーディオ装置1に接続された携帯電話および基地局(ともに図示せず)を介して接続する場合や、オーディオ装置1に接続された(あるいは内蔵された)無線LAN用の通信装置およびアクセスポイント(ともに図示せず)を介して接続する場合などが考えられる。また、無線LANによって接続可能な場合には無線LANによる接続を行い、無線LANによる接続が不可能な場合(近くにアクセスポイントがない場合など)には携帯電話を用いた接続を行うようにしてもよい。
【0024】
オーディオ装置1は、制御部10、USB(Universal Serial Bus)インタフェース部(USB I/F)20、コンテンツリスト格納部30、オーディオ処理部40、増幅器42、表示処理部50、操作部60、音声認識部62、通信部70を備えている。
【0025】
制御部10は、CPU、ROM、RAM等を用いて所定の動作プログラムを実行することにより、オーディオ装置1の全体を制御する。制御部10の詳細については後述する。USBインタフェース部20は、外部の記録メディアとしてのUSBメモリ22との間で信号の入出力を行うためのものであり、1つあるいはそれ以上の数のUSBポートとUSBホストコントローラが含まれる。USBメモリ22にはコンテンツデータとしての楽曲データが記録されている。
【0026】
コンテンツリスト格納部30は、USBメモリ22に対応するコンテンツリストを格納する。このコンテンツリストには、コンテンツデータ(楽曲データ)のフォルダ構成、ファイル構成およびファイル属性が含まれている。また、ファイル属性には、この楽曲データに対応する付属情報、具体的には、この楽曲の歌唱あるいは演奏を行うアーティスト名と、楽曲が収録されたアルバムが存在する場合にはアルバム名と、この楽曲の名称(楽曲名)と、この楽曲が属するジャンル名の全部あるいは一部が含まれる。
【0027】
図2は、コンテンツリストに含まれる付属情報の具体例を示す図である。図2に示す例では、付属情報として「アーティスト名」、「アルバム名」、「楽曲名」が含まれている。例えば、アーティスト名Aのアーティストがアルバム名a1、a2、a3の3枚のアルバムをだしていて、各アルバムには複数の楽曲名a11、a21等のそれぞれに対応する楽曲が含まれ、これらの各楽曲に対応する楽曲データがUSBメモリ22に格納されているものとし、これらのアーティスト名、アルバム名、楽曲名が相互に関連付けられた一連の付属情報としてコンテンツリストの一部を構成している。
【0028】
オーディオ処理部40は、制御部10によってUSBメモリ22から読み出される楽曲データを再生するためのものであり、データ形式毎の音声復号処理等を行ってオーディオ信号を出力する。このオーディオ信号は、増幅器42によって増幅され、スピーカ44から出力される。なお、実際には、2チャンネルあるいはそれ以上のチャンネル数のオーディオ信号が再生されて出力されるが、図1に示す構成では、簡略化して1つの増幅器42と1つのスピーカ44が図示されている。
【0029】
表示処理部50は、制御部10によって作成された各種の操作画面等を表示するためのものであり、操作画面等を内容とする映像信号を出力する。この映像信号は、表示装置52に入力されて映像表示が行われる。
【0030】
操作部60は、利用者による各種操作を受け付けるためのものであり、各種のスイッチや操作つまみ等が備わっている。なお、表示装置52の画面に重ねて配置されるタッチパネルを用いて操作部60を構成したり、リモートコントロールユニット等を用いて操作部60を構成するようにしてもよい。音声認識部62は、マイクロホン64で集音した利用者の音声に対して音声認識処理を行って、音声に対応する文字列を特定する。通信部70は、情報検索サーバ2との間でネットワーク3を介して各種データを送信あるいは受信するためのものであり、通信方式に応じた所定の処理を行う。
【0031】
次に、制御部10について説明する。図1に示すように、制御部10は、検索情報指定部12、検索依頼部14、検索結果取得部16、付属情報特定部18を含んで構成されている。
【0032】
検索情報指定部12は、付属情報の特定に必要な検索情報を指定する。具体的には、検索情報指定部12は、利用者によって操作部60が操作されて入力された文字列を検索情報として指定する。あるいは、マイクロホン64で集音した利用者の音声に対して音声認識部62による音声認識処理を行って入力音声に対応する文字列を特定し、検索情報指定部12は、この特定された文字列を検索情報として指定する。
【0033】
検索依頼部14は、検索情報指定部12によって指定された検索情報を検索キーとして、ネットワーク3を介して接続された情報検索サーバ2に対して情報の検索を依頼する。情報検索サーバ2は検索処理部80を有する。検索処理部80は、不特定の利用者に検索サービスを提供する検索エンジンであり、本実施形態では、オーディオ装置1の製造や販売を行うメーカー等とは異なる第三者(企業やその他の団体等)によって、必要な構成や処理手順の構築および内容更新が行われることを想定している。
【0034】
検索結果取得部16は、検索依頼部14による検索依頼に応じて情報検索サーバ2内の検索処理部80から送られてくる検索結果情報を取得する。例えば、上述した検索依頼部14および検索結果取得部16は、ウェブブラウザの機能を利用して実現することができる。また、上述した検索結果情報は、検索処理部80によって抽出された検索結果表示用の情報であり、具体的にはテキスト情報と制御情報としてHTMLタグとが含まれるHTML形式のデータが用いられる。なお、本実施形態では、HTML形式のデータを用いているが、テキスト情報が抽出可能なものであれば、その他の形式(例えばXML形式)のデータであってもよい。また、ウェブブラウザの機能を利用して実現する場合であっても、ウェブブラウザの全ての機能を有する必要はない。例えば、検索キーを特定して検索エンジンに対応するURL(Uniform Resource Locator)を指定する機能や、検索エンジンから送られてくるHTML形式のデータを受信する機能が最低限備わっていればよい。付属情報特定部18は、検索結果取得部16によって取得した検索結果情報に基づいて検索対象の付属情報を特定する。付属情報特定の具体的な手順については後述する。
【0035】
上述したコンテンツリスト格納部30が付属情報格納手段に、検索情報指定部12が検索情報指定手段に、検索処理部80が検索処理手段に、検索依頼部14が検索依頼手段に、検索結果取得部16が検索結果取得手段に、付属情報特定部18が付属情報特定手段に、オーディオ処理部40、増幅器42、スピーカ44が楽曲再生手段にそれぞれ対応する。また、操作部60が操作手段、文字入力手段に、音声認識部62が音声認識手段にそれぞれ対応する。
【0036】
本実施形態のオーディオシステムはこのような構成を有しており、次に、オーディオ装置1の利用者によって操作部60が操作され、楽曲を特定するための何らかの文字列が入力された場合の楽曲再生までの動作について説明する。
【0037】
図3は、検索のための文字列入力から楽曲再生までの動作手順を示す流れ図である。楽曲検索画面(例えば、検索情報指定部12によって作成される)が表示された状態で、利用者によって操作部60が操作されて(あるいは、マイクロホン64で集音した利用者の音声に対して音声認識部62による音声認識処理を行って)楽曲特定のための文字列が入力されると、検索情報指定部12は、この入力された文字列を検索情報として指定する(ステップ100)。操作部60を用いた文字列の入力は、利用者自身が楽曲特定のために必要だと思う内容で行われる。例えば、アーティスト名と楽曲名とがわかっている場合にはこれらを示す文字列を入力すればよいが、これらの一部のみがわかっている場合にはわかっている範囲で入力すればよい。あるいは、その他の情報(例えば、この楽曲が主題歌として用いられているテレビドラマ名など)がわかっている場合にもわかっている範囲で入力すればよい。この文字列の入力は、インターネット上の検索エンジンを用いて利用者が1つあるいは複数の文字列を入力して検索を依頼する場合と基本的に同じであり、利用者は、楽曲特定につながる正確あるいはあいまいな情報を文字列として入力すればよい。複数の文字列を入力する場合には、各文字列の間に、区切りを示す記号(「,」、「.」、「/」など)や空白を入力すればよい。
【0038】
次に、検索依頼部14は、検索エンジンとしての検索処理部80を特定するURLを指定し、検索情報指定部12によって指定された検索情報を検索キーとして、検索処理部80に対して情報検索を依頼する(ステップ102)。なお、この検索依頼は、パーソナルコンピュータ等を用いてインターネット上の検索エンジンで検索を行う場合を想定しており、複数の検索キーを指定して、インターネット上のウェブページ全体から関連情報を検索する場合の手法に類似している。
【0039】
検索処理部80ではこの検索依頼に対して検索キーに基づく関連情報の検索をウェブページを対象に行い、検索結果取得部16は、検索結果ページファイルとしてのHTML形式のデータ(HTMLデータ)を取得する(ステップ104)。例えば、検索結果画面として、表示が切り替え可能な複数ページが存在する場合に、最初に表示される先頭ページのHTMLデータが取得される。
【0040】
次に、付属情報特定部18は、検索結果取得部16によって取得したHTMLデータから解析対象テキストデータを生成する(ステップ106)。本実施形態で用いられるHTMLデータの場合には、HTMLデータの中からHTMLタグを取り除くだけで、特別な処理を行うことなく簡単に解析対象テキストデータを生成することができる。
【0041】
次に、付属情報特定部18は、所持する楽曲データ(USBメモリ22に格納された楽曲データ)に対応するアーティスト名の文字列と、生成した解析対象テキストデータとを照合し(ステップ108)、アーティスト名の文字列が解析対象テキストデータに対応する文字列の一部に一致したか否かを判定する(ステップ110)。なお、この判定では、漢字、平仮名、カタカナやアルファベットの大文字、小文字などについては、表記のみが異なっている場合には一致している旨の判定を行うことが望ましい。図2に示すように、コンテンツリストに複数のアーティスト名が含まれている場合に、これら複数のアーティスト名のそれぞれについて、解析対象テキストデータとの一致/不一致が判定される。一致したアーティスト名が解析対象テキストデータに含まれない場合には否定判断が行われる。この場合には、例えば利用者によって楽曲特定のための別の文字列が入力されて、ステップ100の検索情報の指定動作以降が繰り返される。また、一致したアーティスト名が解析対象テキストデータに含まれる場合には、ステップ110の判定において肯定判断が行われる。
【0042】
次に、付属情報特定部18は、一致したアーティスト名に対応する楽曲名をコンテンツリストから抽出し、これらの抽出した楽曲名と、生成した解析対象テキストデータとを照合し(ステップ112)、楽曲名の文字列が解析対象テキストデータに対応する文字列の一部に一致したか否かを判定する(ステップ114)。例えば、一致したアーティスト名として図2に示す「アーティスト名A」が特定された場合には、このアーティスト名に対応して楽曲名a11、a12、a13等が抽出される。この場合には、ステップ112ではこれらの楽曲名a11、a12、a13等のそれぞれについて、解析対象テキストデータとの一致/不一致が判定される。一致した楽曲名が解析対象テキストデータに含まれない場合には否定判断が行われる。この場合には、例えば利用者によって楽曲特定のための別の文字列が入力されて、ステップ100の検索情報の指定動作以降が繰り返される。また、一致した楽曲名が解析対象テキストデータに含まれる場合には、ステップ114の判定において肯定判断が行われる。
【0043】
次に、付属情報特定部18は、一致した楽曲名に対応する楽曲を再生対象の楽曲として特定し(ステップ116)、オーディオ処理部40は、この特定された楽曲の楽曲データをUSBメモリ22から読み出して再生し、スピーカ44からこの楽曲のオーディオ音を出力する(ステップ118)。
【0044】
このように、本実施形態のオーディオ装置1では、インターネットを用いた検索エンジンによる検索を利用することにより、あいまいな検索情報を指定した場合であっても楽曲に対応する付属情報が含まれる検索結果が得られることが期待されるため、利用者が想定している楽曲に対応するであろうと思われる付属情報を見つけることが可能であり、この特定した付属情報を有する楽曲を検索により特定することができる。また、インターネットを介して提供される検索機能を利用することで、検索機能を実現するために必要な各種情報の蓄積に要する作業が不要になり、この作業を行う場合に必要な手間とコストを低減することができる。
【0045】
(利用者によって入力される文字列の例)
次に、操作部60を操作して(あるいは、マイクロホン64で集音した利用者の音声に対して音声認識部62による音声認識処理を行って)利用者が入力する楽曲特定のための文字列の具体例について説明する。
【0046】
コンテンツリストが図2に示す内容を有する場合には、楽曲を特定するためには、アーティスト名とアルバム名の少なくとも一方と楽曲名とが正確にわかっていればほぼ確実に楽曲を特定することができる。しかし、使い勝手を向上させるためには、常にこれらの正確な文字列の入力を利用者に期待することはできない。そのため、本実施形態では、利用者のあいまいな記憶に基づいて、以下の(1)〜(5)に示すような文字列が入力される場合を想定している。なお、これらの入力例は一例であって、インターネット上の検索エンジンを用いて楽曲の特定が可能なその他の文字列を用いるようにしてもよい。
【0047】
(1)利用者が聴きたい楽曲のアーティスト名と、楽曲名の一部とを記憶していて、この楽曲を検索する場合
特に、長い楽曲名が用いられている場合には、このケースに該当することが多い。このケースでは、利用者は、文字列として(アーティスト名)と(楽曲名の一部)を操作部60を用いて入力する。なお、(アーティスト名)等は実際のアーティスト名等に対応する文字列を示しており、後述する「CM」等は文字列そのものを示している。
【0048】
(2)利用者が聴きたい楽曲のアーティスト名と、歌詞の一部とを記憶していて、この楽曲を検索する場合
このケースでは、利用者は、文字列として(アーティスト名)と(歌詞の一部)を操作部60を用いて入力する。
【0049】
(3)利用者が、テレビドラマ名やその出演者を記憶していて、このテレビドラマの主題歌を検索する場合
このケースでは、利用者は、文字列として(テレビドラマ名)と(出演者名)と「主題歌」を操作部60を用いて入力する。
【0050】
(4)利用者が、ある商品のテレビコマーシャルに使われていたことを記憶していて、この使われていた楽曲を検索する場合
このケースでは、利用者は、文字列として(商品名)と「CM」あるいは「コマーシャル」と「主題歌」を操作部60を用いて入力する。
【0051】
(5)利用者が、あるアーティストA1の楽曲を別のアーティストA2がカバーしたこと記憶していて、このカバーした楽曲を検索する場合
このケースでは、利用者は、文字列として(アーティスト名(A1))と「カバー曲」と(アーティスト名(A2))を操作部60を用いて入力する。
【0052】
このように、本実施形態のオーディオ装置1では、インターネット上の検索エンジンを用いた検索を利用することにより、あいまいな検索情報を検索キーとして指定した場合であっても楽曲名を含む数々の付属情報を特定し、この付属情報に対応する楽曲に関する検索を行うことができる。また、インターネットを介して提供される検索機能を利用することで、検索機能を実現するために必要な情報の蓄積に要する作業が不要になり、この作業を行う場合に必要な手間とコストを低減することができる。また、楽曲の検索から再生までが、特別な手間やコストをかけることなく可能となる。
【0053】
また、検索結果表示用の情報(HTMLデータ)に含まれるテキスト情報と、コンテンツリスト格納部30に格納されたコンテンツリストに含まれるアーティスト名等の付属情報とを比較することで、容易に、検索対象となる付属情報を特定することが可能となる。
【0054】
また、コンテンツリスト格納部30に格納されたコンテンツリストに、楽曲の歌唱あるいは演奏を行うアーティスト名と、楽曲が収録されたアルバムが存在する場合にはアルバム名と、楽曲名とを含ませておくことにより、あいまいな検索条件に対応して得られた検索結果からアーティスト名、アルバム名、楽曲名などを特定することが可能となる。
【0055】
また、上述した検索結果表示用の情報として表示が切り替え可能な複数ページが含まれる場合に、その先頭ページに対応するHTMLデータを用いて付属情報の特定を行っており、ヒットする確率が最も高い(コンテンツリストに含まれるアーティスト名や楽曲名等と一致する確率が最も高い)と考えられるため、検索条件に最も適合する可能性の高い楽曲名を特定することができる。
【0056】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、図3のステップ114の楽曲名の一致判定において肯定判断が行われた場合(一致した楽曲名が存在する場合)には、この一致した楽曲名の楽曲をステップ118において再生するようにしたが、実際には複数の楽曲名が一致する場合が想定される。この場合には、楽曲名が一致した全ての楽曲を再生対象として楽曲再生を行う方法も考えられるが、以下の方法(A)、(B)でその中から1曲を選択して再生を行うようにしてもよい。
【0057】
(A)HTMLデータから生成した解析対象テキストデータに対応する文字列に、内容が異なる複数の楽曲名が含まれる場合に、図3のステップ116において、付属情報特定部18は、最も出現回数が多い楽曲名に対応する楽曲を再生対象の楽曲として特定する。これにより、検索条件に最も適合する可能性の高い楽曲名を特定することができる。なお、上述した「内容が異なる複数の楽曲名」における「内容が異なる」とは、同じ楽曲名が複数含まれる場合が除かれることを示している。
【0058】
(B)HTMLデータから生成した解析対象テキストデータに対応する文字列に、内容が異なる複数の楽曲名が含まれる場合に、利用者によってこれら複数の楽曲名の中から1つを選択させて、図3のステップ116において、付属情報特定部18は、選択された楽曲名に対応する楽曲を再生対象の楽曲として特定する。なお、この場合には、図3のステップ114とステップ116の間に、選択対象となる複数の楽曲名を表示装置52に表示するステップ115Aと、表示装置52に表示された複数の楽曲名の中から操作部60の操作指示に応じて1つを選択するステップ115Bとを追加する必要がある。また、これらのステップ115A、115Bの各動作は、例えば付属情報特定部18によって行われる。このように、複数の候補が抽出されたときに最終的な楽曲の特定を利用者に任せることにより、利用者の意図した楽曲名を確実に特定して楽曲再生を行うことが可能となる。
【0059】
また、上述した本実施形態では、図3のステップ104、106において、検索結果画面として、表示が切り替え可能な複数ページが存在する場合に、最初に表示される先頭ページのHTMLデータを取得して解析対象テキストデータの生成を行ったが、先頭ページから所定の複数ページ(2ページ目あるいはそれ以上)のHTMLデータを取得して解析対象テキストデータの生成を行うようにしてもよい。
【0060】
あるいは、先頭ページのHTMLデータから生成した解析対象テキストデータを用いたときに一致したアーティスト名や楽曲名をこの解析対象テキストデータ中に見いだすことができなかった場合(ステップ110、114のいずれかにおいて否定判断が行われた場合)に、ステップ104に戻って2ページ目あるいは3ページ目以降のHTMLデータを取得して解析対象テキストデータの生成以降の動作を繰り返すようにしてもよい。
【0061】
また、上述した実施形態では、アーティスト名と楽曲名を照合することにより、再生対象となる楽曲を特定して再生を行うようにしたが、アーティスト名とアルバム名を照合して、アルバム名が一致したときにこのアルバム名のアルバムに収録された楽曲を特定して再生を行うようにしてもよい。この場合には、図3のステップ112、114の各動作における「楽曲名」を「アルバム名」に置き換えればよい。また、ステップ116では、付属情報特定部18は、一致したアルバム名に対応する楽曲を再生対象の楽曲として特定する。これにより、特定のアルバムを抽出して、このアルバムに含まれる楽曲の再生を行うことが可能となる。
【0062】
この場合の具体例としては、利用者が、あるアーティストの最新アルバムの各楽曲の楽曲データがUSBメモリ22に格納されていることは記憶しているがこの最新アルバム名は記憶していない場合に、この最新アルバムを検索するケースなどが考えられる。このケースでは、操作部60を操作して(あるいは、マイクロホン64で集音した利用者の音声に対して音声認識部62による音声認識処理を行って)利用者が入力する楽曲特定のための文字列として、(アーティスト名)と「最新アルバム」を入力すればよい。
【0063】
また、上述した実施形態では、図3のステップ116において楽曲が特定されたときにステップ118においてこの楽曲の再生を行うようにしたが、ステップ116において特定した楽曲が利用者の意図したものと異なる場合も考えられる。このような場合を想定して、楽曲を特定した後に、特定した楽曲を利用者に通知し、利用者が意図したものであることが確認された後に楽曲の再生を行うようにしてもよい。
【0064】
図4は、特定した楽曲が利用者の意図したものであるか否かを確認した後に楽曲再生を行うオーディオ装置の変形例を示す図である。図4に示したオーディオ装置1Aは、図1に示したオーディオ装置1に対して、制御部10を制御部10Aに置き換えたものであり、その他の構成については基本的に共通している。また、制御部10Aは、図1に示した制御部10に、検索結果通知部19A、検索結果評価部19B、楽曲購入処理部19Cを追加したものである。以下では、これらの追加された構成に着目して説明を行うものとする。検索結果通知部19Aが検索結果通知手段に、検索結果評価部19Bが検索結果評価手段に、楽曲購入処理部19Cが楽曲購入開始手段にそれぞれ対応する。
【0065】
検索結果通知部19Aは、図3のステップ116において付属情報特定部18によって再生対象として特定された楽曲を利用者に通知する。例えば、特定された楽曲の楽曲名を表示装置52に表示することにより、この通知が行われる。
【0066】
検索結果評価部19Bは、検索結果通知部19Aによって通知された楽曲が、利用者が意図したものであるか否かを利用者自身の指示に応じて(例えば、利用者自身による操作部60の操作内容に応じて)判定する。通知された楽曲が利用者が意図したものであることが検索結果評価部19Bによって確認された場合には、図3のステップ118において楽曲の再生が行われる。
【0067】
楽曲購入処理部19Cは、通知された楽曲が利用者が意図したものでないことが検索結果評価部19Bによって確認された場合に、この楽曲に対応するアーティスト名を特定してこのアーティスト名に対応する楽曲の購入処理を開始する。例えば、楽曲データの購入が可能な特定のURLがあらかじめ登録されており、楽曲購入処理部19Cは、このURLを指定し、特定されたアーティスト名の楽曲データの購入画面を表示装置52に表示する。以後、利用者は、この購入画面に対する各種の指示を操作部60を用いて行い、購入を希望する楽曲データがある場合にはこの楽曲データを購入することができる。
【産業上の利用可能性】
【0068】
上述したように、本発明によれば、インターネットを用いた検索を利用することにより、あいまいな検索情報を指定した場合であっても楽曲に対応する付属情報を特定し、この付属情報に対応する楽曲に関する検索を行うことができる。また、インターネットを介して提供される検索機能を利用することで、検索機能を実現するために必要な情報の蓄積に要する作業が不要になり、この作業を行う場合に必要な手間とコストを低減することができる。
【符号の説明】
【0069】
1、1A オーディオ装置
2 情報検索サーバ
3 ネットワーク
10、10A 制御部
12 検索情報指定部
14 検索依頼部
16 検索結果取得部
18 付属情報特定部
19A 検索結果通知部
19B 検索結果評価部
19C 楽曲購入処理部
20 USBインタフェース部(USB I/F)
30 コンテンツリスト格納部
40 オーディオ処理部
42 増幅器
50 表示処理部
60 操作部
62 音声認識部
70 通信部
80 検索処理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の楽曲のそれぞれに対応させて複数の付属情報を格納する付属情報格納手段と、
前記付属情報の特定に必要な検索情報を指定する検索情報指定手段と、
前記検索情報指定手段によって指定された検索情報を検索キーとして、インターネットを介して接続された検索処理手段に対して情報の検索を依頼する検索依頼手段と、
前記検索依頼手段による依頼に応じて前記検索処理手段から送られてくる検索結果情報を取得する検索結果取得手段と、
前記検索結果取得手段によって取得した前記検索結果情報に基づいて検索対象の前記付属情報を特定する付属情報特定手段と、
を備えることを特徴とする楽曲検索装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記付属情報特定手段によって特定された前記付属情報に対応する楽曲の再生を行う楽曲再生手段をさらに備えることを特徴とする楽曲検索装置。
【請求項3】
請求項1または2において、
前記検索処理手段は、インターネットを介して不特定の利用者に提供される検索エンジンによって実現されることを特徴とする楽曲検索装置。
【請求項4】
請求項3において、
前記検索結果情報は、前記検索エンジンによって抽出された検索結果表示用の情報であることを特徴とする楽曲検索装置。
【請求項5】
請求項4において、
前記検索結果表示用の情報には、テキスト情報と、このテキスト情報の表示状態を制御する制御情報とが含まれており、
前記付属情報特定手段は、前記付属情報と前記テキスト情報とを比較することにより、検索対象の前記付属情報を特定することを特徴とする楽曲検索装置。
【請求項6】
請求項5において、
前記検索結果表示用の情報はHTML形式のデータであり、前記制御情報はHTMLタグであることを特徴とする楽曲検索装置。
【請求項7】
請求項5または6において、
前記付属情報特定手段は、前記テキスト情報に含まれる前記付属情報を特定することを特徴とする楽曲検索装置。
【請求項8】
請求項7において、
前記複数の付属情報には、楽曲の歌唱あるいは演奏を行うアーティスト名と、楽曲が収録されたアルバムが存在する場合にはアルバム名と、楽曲名とが少なくとも含まれることを特徴とする楽曲検索装置。
【請求項9】
請求項7または8において、
前記付属情報特定手段によって特定される前記付属情報は楽曲名であることを特徴とする楽曲検索装置。
【請求項10】
請求項9において、
前記テキスト情報に内容が異なる複数の楽曲名が含まれる場合に、前記付属情報特定手段は、最も出現回数が多い楽曲名を検索結果として特定することを特徴とする楽曲検索装置。
【請求項11】
請求項9において、
利用者による選択操作を受け付ける操作手段をさらに備え、
前記テキスト情報に内容が異なる複数の楽曲名が含まれる場合に、前記付属情報特定手段は、これら複数の楽曲名の中から前記操作手段を用いた選択操作によって選択された楽曲名を検索結果として特定することを特徴とする楽曲検索装置。
【請求項12】
請求項4〜11のいずれかにおいて、
前記検索結果表示用の情報は、表示が切り替え可能な複数ページからなり、
前記付属情報特定手段は、先頭ページに対応する前記検索結果表示用の情報を用いて前記付属情報の特定を行うことを特徴とする楽曲検索装置。
【請求項13】
請求項4〜11のいずれかにおいて、
前記検索結果表示用の情報は、表示が切り替え可能な複数ページからなり、
前記付属情報特定手段は、先頭ページから所定の複数ページに対応する前記検索結果表示用の情報を用いて前記付属情報の特定を行うことを特徴とする楽曲検索装置。
【請求項14】
請求項4〜11のいずれかにおいて、
前記検索結果表示用の情報は、表示が切り替え可能な複数ページからなり、
前記付属情報特定手段は、先頭ページに対応する前記検索結果表示用の情報を用いて前記付属情報の特定ができないときに、次ページ以降に対応する前記検索結果表示用の情報を用いて前記付属情報の特定を行うことを特徴とする楽曲検索装置。
【請求項15】
請求項7または8において、
前記付属情報特定手段によって特定される前記付属情報はアルバム名であることを特徴とする楽曲検索装置。
【請求項16】
請求項7または8において、
前記付属情報特定手段によって特定された前記付属情報を利用者に通知する検索結果通知手段と、
前記検索結果通知手段によって通知された前記付属情報が、利用者が意図したものでないことを、利用者自身の指示に応じて判定する検索結果評価手段と、
前記検索結果評価手段によって、通知された前記付属情報が利用者が意図したものでないと判定されたときに、この付属情報に対応するアーティスト名を特定してこのアーティスト名に対応する楽曲の購入処理を開始する楽曲購入開始手段と、
をさらに備えることを特徴とする楽曲検索装置。
【請求項17】
請求項1〜16のいずれかにおいて、
前記検索情報指定手段は、利用者によって文字入力手段が操作されて入力された文字列を前記検索情報として指定することを特徴とする楽曲検索装置。
【請求項18】
請求項1〜16のいずれかにおいて、
利用者の音声を集音するマイクロホンと、
前記マイクロホンで集音した利用者の音声に対して音声認識処理を行って、音声に対応する文字列を特定する音声認識手段と、
をさらに備え、前記検索情報指定手段は、前記音声認識手段によって特定された文字列を前記検索情報として指定することを特徴とする楽曲検索装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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