樹状細胞に特異的な抗原結合フラグメント、その組成物および使用方法、それによって認識される抗原およびそれによって得られる細胞
【課題】樹状細胞に特異的で、種々の障害の処置および/または診断に効果的な抗原結合フラグメントの提供。
【解決手段】BDCA-1タンパク質に特異的に結合するポリペプチドドメインを含んで成る単離された抗原−結合フラグメント。
【解決手段】BDCA-1タンパク質に特異的に結合するポリペプチドドメインを含んで成る単離された抗原−結合フラグメント。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
細胞の集団または亜集団であって、前記細胞の実質的に全てがBDCA−1を発現するか、またはBDCA−1の発現に基づいて単離、濃縮、もしくは数え上げられ、前記細胞の集団または亜集団の少なくとも80%がBDCA−1を発現する、細胞の集団または亜集団。
【請求項2】
前記細胞の実質的に全てがBDCA−2、BDCA−3および/もしくはBDCA−4(ニューロピリン-1(ジーンバンク受託番号003873))をさらに発現するか、または発現に基づいて単離、濃縮、もしくは数え上げられる、請求項1に記載の細胞の集団または亜集団。
【請求項3】
前記細胞の少なくとも90%または少なくとも95%がBDCA−1を発現する、請求項1または2に記載の細胞の集団または亜集団。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の細胞の集団または亜集団、および生理学的に受容可能な賦形剤を含む組成物。
【請求項5】
ヒト細胞の混合物から樹状細胞を単離または濃縮するための方法であって、
(a)ヒト細胞の混合物を、BDCA−1に結合する抗体、またはその抗原結合フラグメントと、前記抗体または抗原結合フラグメントがBDCA−1+樹状細胞を特異的に認識する条件下で、接触させる工程、および
(b)細胞の集団または亜集団を形成するために、前記混合物中の他の細胞から、前記抗体または抗原結合フラグメントによって認識される樹状細胞を分離する工程であって、前記細胞の集団または亜集団の少なくとも80%が、BDCA−1を発現する工程、を含む前記方法。
【請求項6】
前記樹状細胞が、免疫磁気細胞ソーティング(MACS)によって分離される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記樹状細胞が、フローサイトメトリー(FACS)によって分離される、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
樹状細胞のサイトカイン産生を調節するインビトロ方法であって、BDCA−1に対して特異的な抗原結合フラグメントを用いて樹状細胞の実質的に純粋な集団または亜集団を単離する工程;および樹状細胞のサイトカイン産生を調節する薬剤で前記細胞を処理する工程、を含む方法。
【請求項9】
樹状細胞が富化された造血細胞の組成物を得るための方法であって、
ヒト造血細胞の混合物を画分に分離する工程を包含し、前記細胞の少なくとも80%がBDCA−1+である前記方法。
【請求項10】
請求項1に記載の細胞の集団または亜集団を含む細胞製剤であって、
(i)自己免疫疾患であって、場合によりSLE、多発性硬化症、関節炎、強皮症、および乾癬からなる群より選択される自己免疫疾患;
(ii)アレルギー応答であって、場合によりアレルギー、じんま疹、アナフィラキシーショック、および喘息からなる群より選択されるアレルギー応答;または
(iii)癌であって、場合により神経膠星状細胞腫、線維肉腫、粘液肉腫、脂肪肉腫、乏突起神経膠腫、脳室上衣細胞腫、髄芽細胞腫、未分化神経外胚葉性腫瘍(PNET)、軟骨肉腫、骨原性肉腫、膵管腺癌、小細胞肺腺癌および大細胞肺腺癌、脊索腫、血管肉腫、内皮肉腫、扁平上皮癌、気管支肺胞癌腫、上皮腺癌、およびその肝臓転移、リンパ管肉腫、リンパ管内皮腫、肝細胞癌、胆管癌、滑膜腫、中皮腫、ユーイング肉腫、横紋筋肉腫、結腸癌腫、基底細胞癌、汗腺癌、乳頭状癌、脂腺癌腫、乳頭状腺癌、嚢胞腺癌、髄様癌、気管支原性癌、腎細胞癌、胆管癌腫、絨毛癌、精上皮腫、胎生期癌、ウィルムス腫瘍、精巣腫瘍、髄芽細胞腫、頭蓋咽頭腫、脳室上衣細胞腫、松果体腫、血管芽細胞腫、聴神経腫、乏突起神経膠腫、髄膜腫、神経芽細胞腫、網膜芽細胞腫、白血病、多発性骨髄腫、ヴァルデンシュトレームマクログロブリン血症、およびH鎖病、管の腺癌および小葉腺癌のような乳房の腫瘍、子宮頚の扁平上皮および腺癌、子宮上皮癌腫および卵巣上皮癌腫、前立腺腺癌、膀胱の移行性扁平上皮癌、B細胞およびT細胞リンパ腫(結節性およびびまん性)、プラズマ細胞腫、急性および慢性白血病、悪性黒色腫、軟部組織肉腫、ならびに平滑筋肉腫からなる群より選択される癌からなる群より選択される状態を治療する方法における使用のための細胞製剤。
【請求項1】
細胞の集団または亜集団であって、前記細胞の実質的に全てがBDCA−1を発現するか、またはBDCA−1の発現に基づいて単離、濃縮、もしくは数え上げられ、前記細胞の集団または亜集団の少なくとも80%がBDCA−1を発現する、細胞の集団または亜集団。
【請求項2】
前記細胞の実質的に全てがBDCA−2、BDCA−3および/もしくはBDCA−4(ニューロピリン-1(ジーンバンク受託番号003873))をさらに発現するか、または発現に基づいて単離、濃縮、もしくは数え上げられる、請求項1に記載の細胞の集団または亜集団。
【請求項3】
前記細胞の少なくとも90%または少なくとも95%がBDCA−1を発現する、請求項1または2に記載の細胞の集団または亜集団。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の細胞の集団または亜集団、および生理学的に受容可能な賦形剤を含む組成物。
【請求項5】
ヒト細胞の混合物から樹状細胞を単離または濃縮するための方法であって、
(a)ヒト細胞の混合物を、BDCA−1に結合する抗体、またはその抗原結合フラグメントと、前記抗体または抗原結合フラグメントがBDCA−1+樹状細胞を特異的に認識する条件下で、接触させる工程、および
(b)細胞の集団または亜集団を形成するために、前記混合物中の他の細胞から、前記抗体または抗原結合フラグメントによって認識される樹状細胞を分離する工程であって、前記細胞の集団または亜集団の少なくとも80%が、BDCA−1を発現する工程、を含む前記方法。
【請求項6】
前記樹状細胞が、免疫磁気細胞ソーティング(MACS)によって分離される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記樹状細胞が、フローサイトメトリー(FACS)によって分離される、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
樹状細胞のサイトカイン産生を調節するインビトロ方法であって、BDCA−1に対して特異的な抗原結合フラグメントを用いて樹状細胞の実質的に純粋な集団または亜集団を単離する工程;および樹状細胞のサイトカイン産生を調節する薬剤で前記細胞を処理する工程、を含む方法。
【請求項9】
樹状細胞が富化された造血細胞の組成物を得るための方法であって、
ヒト造血細胞の混合物を画分に分離する工程を包含し、前記細胞の少なくとも80%がBDCA−1+である前記方法。
【請求項10】
請求項1に記載の細胞の集団または亜集団を含む細胞製剤であって、
(i)自己免疫疾患であって、場合によりSLE、多発性硬化症、関節炎、強皮症、および乾癬からなる群より選択される自己免疫疾患;
(ii)アレルギー応答であって、場合によりアレルギー、じんま疹、アナフィラキシーショック、および喘息からなる群より選択されるアレルギー応答;または
(iii)癌であって、場合により神経膠星状細胞腫、線維肉腫、粘液肉腫、脂肪肉腫、乏突起神経膠腫、脳室上衣細胞腫、髄芽細胞腫、未分化神経外胚葉性腫瘍(PNET)、軟骨肉腫、骨原性肉腫、膵管腺癌、小細胞肺腺癌および大細胞肺腺癌、脊索腫、血管肉腫、内皮肉腫、扁平上皮癌、気管支肺胞癌腫、上皮腺癌、およびその肝臓転移、リンパ管肉腫、リンパ管内皮腫、肝細胞癌、胆管癌、滑膜腫、中皮腫、ユーイング肉腫、横紋筋肉腫、結腸癌腫、基底細胞癌、汗腺癌、乳頭状癌、脂腺癌腫、乳頭状腺癌、嚢胞腺癌、髄様癌、気管支原性癌、腎細胞癌、胆管癌腫、絨毛癌、精上皮腫、胎生期癌、ウィルムス腫瘍、精巣腫瘍、髄芽細胞腫、頭蓋咽頭腫、脳室上衣細胞腫、松果体腫、血管芽細胞腫、聴神経腫、乏突起神経膠腫、髄膜腫、神経芽細胞腫、網膜芽細胞腫、白血病、多発性骨髄腫、ヴァルデンシュトレームマクログロブリン血症、およびH鎖病、管の腺癌および小葉腺癌のような乳房の腫瘍、子宮頚の扁平上皮および腺癌、子宮上皮癌腫および卵巣上皮癌腫、前立腺腺癌、膀胱の移行性扁平上皮癌、B細胞およびT細胞リンパ腫(結節性およびびまん性)、プラズマ細胞腫、急性および慢性白血病、悪性黒色腫、軟部組織肉腫、ならびに平滑筋肉腫からなる群より選択される癌からなる群より選択される状態を治療する方法における使用のための細胞製剤。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図23】
【図24】
【図22】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図23】
【図24】
【図22】
【公開番号】特開2011−92210(P2011−92210A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−15018(P2011−15018)
【出願日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【分割の表示】特願2001−538976(P2001−538976)の分割
【原出願日】平成12年11月15日(2000.11.15)
【出願人】(502329153)ミルテニイ バイオテック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (3)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【分割の表示】特願2001−538976(P2001−538976)の分割
【原出願日】平成12年11月15日(2000.11.15)
【出願人】(502329153)ミルテニイ バイオテック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (3)
【Fターム(参考)】
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