説明

機器制御システム及びリモートコントローラ

【課題】ユーザの利便性を向上させることができる機器制御システムを提供する。
【解決手段】物理的に区切られた複数の空間5毎に設置され、それぞれ設置された空間5に存在する人を感知することにより人感信号を出力する複数の人感センサ4と、空間5に設置された複数の機器6と、複数の人感センサ4と空間5とを関連付ける人感センサ情報、複数の機器6と空間5とを関連付ける機器情報を記憶する記憶部23を備えるシステムコントローラ2と、加速度を感知することにより加速度感知信号を出力するセンサ部14、機器6の一覧を表示する表示部15、センサ部14が加速度感知信号を出力し、人感センサ4が人感信号を出力した場合において、人感信号を出力した人感センサ4が設置された空間5に設置された機器6に対して、表示部15に表示させる優先度を高く設定する処理部12を備えるリモートコントローラ1とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワーク内の複数の機器を制御する機器制御システム及びリモートコントローラに関する。
【背景技術】
【0002】
所定の範囲の機器を統合して管理する、いわゆるホームネットワーク等において、制御対象である機器を制御する機器制御システムが知られている。このような機器制御システムは、ネットワーク内の機器を表示する表示部を備えるリモートコントローラ(操作端末)により、表示された機器の制御を行うことができる(特許文献1参照)。
【0003】
このような機器制御システムでは、制御対象となり得る機器の数が増えると、一度に機器の一覧を表示部に表示することが難しくなる。これに対して、リモートコントローラは、表示画面を複数頁生成し、頁を切り替えることにより、制御すべき機器を選択可能とすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−87275号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
制御対象となり得る機器の数が増え、機器の選択画面が複数頁ある場合において、目的の機器を操作する際、頁を切り替える為のリモートコントローラに対する操作回数が増え、ユーザの利便性を損なう虞がある。
【0006】
本発明は、ユーザの利便性を向上させることができる機器制御システム及びリモートコントローラを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、物理的に区切られた複数の空間毎に設置され、それぞれ設置された空間に存在する人を感知することにより人感信号を出力する複数の人感センサと、前記空間に設置された複数の機器と、前記複数の人感センサと前記複数の人感センサが設置された前記空間とを関連付ける人感センサ情報、前記複数の機器と前記複数の機器が設置された前記空間とを関連付ける機器情報を記憶する記憶部を備えるシステムコントローラと、加速度を感知することにより加速度感知信号を出力するセンサ部、前記機器の一覧を表示する表示部、前記センサ部が加速度感知信号を出力し、前記人感センサが人感信号を出力した場合において、前記人感センサ情報及び前記機器情報を参照し、前記人感信号を出力した人感センサが設置された空間に設置された機器に対して、前記表示部に表示させる優先度を高く設定する処理部を備えるリモートコントローラとを備える機器制御システムであることを要旨とする。
【0008】
また、本発明の第1の態様に係る機器制御システムにおいては、前記システムコントローラは、前記複数の機器と前記複数の機器が設置された前記空間における方向とを関連付ける空間位置情報を記憶し、前記センサ部は、前記リモートコントローラが向く方向を検出し、前記処理部は、前記センサ部が検出した方向に基づいて、前記空間位置情報を参照し、前記リモートコントローラが向く方向に設置された機器に対して、前記優先度を高く設定することができる。
【0009】
また、本発明の第1の態様に係る機器制御システムにおいては、前記処理部は、前記センサ部が閾値以下の加速度の値を示す加速度感知信号を出力した場合において、既に変更された前記優先度の設定を変更しないことができる。
【0010】
また、本発明の第1の態様に係る機器制御システムにおいては、前記処理部は、前記センサ部が加速度感知信号を出力する時間長が閾値以下の場合において、既に変更された前記優先度の設定を変更しないことができる。
【0011】
また、本発明の第1の態様に係る機器制御システムにおいては、前記記憶部は、互いに隣接する前記空間の組を示す空間接続情報を記憶し、前記処理部は、前記空間接続情報を参照し、前記人感信号が示す前記人感センサが設置された空間が、前記空間の組の順で変化していない場合において、既に変更された前記優先度の設定を変更しないことができる。
【0012】
また、本発明の第1の態様に係る機器制御システムにおいては、前記処理部は、前記人感信号が、既に前記処理部により前記優先度を高く設定された機器が設置された空間に設置された人感センサから出力されたものである場合、既に変更された前記優先度の設定を変更しないことができる。
【0013】
本発明の第2の態様は、物理的に区切られた空間に設置された機器に対して制御信号を出力する通信部と、加速度を感知することにより加速度感知信号を出力するセンサ部と、前記機器の一覧を表示する表示部と、前記センサ部が加速度感知信号を出力し、前記複数の空間毎に設置され、それぞれ設置された空間に存在する人を感知する人感センサが人感信号を出力した場合において、前記人感信号を出力した人感センサが設置された空間に設置された機器に対して、前記表示部に表示させる優先度を高く設定する処理部とを備えるリモートコントローラであることを要旨とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、ユーザの利便性を向上する機器制御システム及びリモートコントローラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施の形態に係る機器制御システムの基本的な構成を説明する模式的なブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る機器制御システムの基本的な構成を説明する模式的なブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る機器制御システムが備えるリモートコントローラを説明する模式的なブロック図である。
【図4】(a)、(b)は、本発明の実施の形態に係る機器制御システムが備えるリモートコントローラのタッチパネルの表示画面の一例である。
【図5】本発明の実施の形態に係る機器制御システムが備えるシステムコントローラを説明する模式的なブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る機器制御システムに用いる人感センサ情報の一例である。
【図7】本発明の実施の形態に係る機器制御システムに用いる機器情報の一例である。
【図8】本発明の実施の形態に係る機器制御システムに用いる空間方向情報の一例である。
【図9】本発明の実施の形態に係る機器制御システムが設置される空間の平面図の一例である。
【図10】本発明の実施の形態に係る機器制御システムに用いる空間接続情報の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。但し、以下に示す実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法、及びこれらの装置を用いたシステムを例示するものであって、本発明の技術的思想は、下記の実施の形態に例示した装置や方法、及びこれらの装置を用いたシステムに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
【0017】
(機器制御システム)
本発明の実施の形態に係る機器制御システムは、図1に示すように、リモートコントローラ1と、システムコントローラ2と、無線ルータ3と、人感センサ4a,4b,4c,4dとを備える。人感センサ4a〜4dは、物理的に区切られた複数の空間5a,5b,5c,5d毎に設置され、それぞれ、設置された空間5a〜5dに存在する人を感知することにより、システムコントローラ2に人感信号を出力する。リモートコントローラ1は、図2に示すように、空間5a〜5dに設置された複数の機器6a,6b,6c,6d,6e,6fを制御する制御信号を送信する。機器6a〜6fは、例えば、照明機器、エアコン、電動式の天窓、床暖房、給排気ファン、電動シャッタ、給湯器、電気錠、カメラ、洗濯機等、種々の電気機器とすることができる。
【0018】
リモートコントローラ1は、図3に示すように、通信部11と、処理部12と、記憶部13と、センサ部14と、表示部15と、入力部16とを備える。リモートコントローラ1は、例えば、無線通信を行うことができる可搬型のコントローラである。通信部11は、無線ルータ3と無線通信する。通信部11は、機器6a〜6fに制御信号を無線送信する。
【0019】
処理部12は、リモートコントローラ1の各部が行う種々の演算を処理する。記憶部13は、処理部12による処理に必要なプログラムファイル、一時ファイル等の種々のデータを記憶する。
【0020】
センサ部14は、加速度及び傾きを検出する加速度センサ、方角を検出するコンパスを備え、リモートコントローラ1の加速度及びリモートコントローラ1が向く方向を感知し、検出することができる。センサ部14は、例えば、リモートコントローラ1が向く方向として、加速度センサから検出される傾きと、コンパスから検出される方角とを採用することができる。センサ部14は、感知した加速度及び方向に応じた加速度感知信号を出力する。
【0021】
表示部15は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等のディスプレイ装置で構成される。入力部16は、タッチセンサ、各種スイッチ等の入力装置で構成される。表示部15及び入力部16は、入力装置とディスプレイ装置とを応用した構成としてタッチパネル(15,16)としてもよい。
【0022】
例えば、タッチパネル(15,16)の表示部15は、図4に示すように、制御対象である機器6a〜6fの一覧を表示する。機器6a〜6fの数が多く、一度に機器6a〜6fの一覧を表示できない場合、処理部12は、表示画面を複数頁生成し、頁を切り替えることにより、タッチパネル(15,16)の表示部15に機器6a〜6fの一覧を表示させる。頁の切り替えは、例えば、入力部16に対するユーザの入力により行われる。
【0023】
処理部12は、表示部15に表示される機器6a〜6fに対して、優先度を設定し、優先度の高い機器から順に優先的に表示させる。図4に示す例では、第1頁を示す図4(a)の左端(寝室照明)から右端(浴室乾燥機)、第2頁を示す図4(b)の左端(照明A)から右端(IH調理器)の順で高い優先度となっている。ユーザは、一覧から制御対象の機器を選択し、入力部16に対する操作入力により、所望の制御を行うことができる。
【0024】
システムコントローラ2は、図5に示すように、通信部21と、処理部22と、記憶部23とを備える。通信部21は、人感センサ4a〜4d、無線ルータ3と通信可能に接続される。通信部21は、人感センサ4a〜4dから出力された人感信号を入力する他、無線ルータ3を介して、リモートコントローラ1と通信する。処理部22は、システムコントローラ2が行う種々の演算を処理する。
【0025】
記憶部23は、人感センサ情報及び機器情報を記憶する。人感センサ情報は、例えば、図6に示すように、複数の人感センサ4a〜4dと複数の人感センサ4a〜4dが設置された複数の空間5a〜5dとを関連付けるテーブルである。機器情報は、例えば、図7に示すように、複数の機器6a〜6fと複数の機器6a〜6fが設置された空間5a〜5dとを関連付けるテーブルである。
【0026】
その他、記憶部23は、空間方向情報、空間接続情報を記憶する。空間方向情報は、図8に示すように、複数の機器6a〜6fと複数の機器6a〜6fが設置された空間5a〜5dにおける方向とを関連付けるテーブルである。図8に示す例では、空間方向情報は、空間5a〜5dにおける方向として、機器6が設置された空間5における機器6の高さ(センサ部14が検出する傾きに相当)および機器6の方角を採用している。空間接続情報は、図9及び図10に示すように、互いに隣接する空間5の組を示すテーブルである。すなわち、図10に示す第1空間及び第2空間は、図9に示すように、互いに隣接する。
【0027】
リモートコントローラ1の処理部12は、センサ部14が加速度を検知したことにより出力した加速度検知信号を入力すると、通信部11により、無線ルータ3を介してシステムコントローラ2にアクセスする。処理部12は、例えばシステムコントローラ2の処理部22から、人感信号を出力している人感センサ4a〜4dの情報を取得する。
【0028】
人感信号を出力している人感センサ4a〜4dがある場合、リモートコントローラ1を操作したユーザが、人感信号を出力している人感センサ4a〜4dが設置された空間5a〜5dにいると判断できる。よって、人感信号を出力している人感センサ4a〜4dが設置された空間5a〜5dに設置された機器6a〜6fに対する操作を行う可能性が高い。処理部12は、人感信号を出力している人感センサ4a〜4dが設置された空間5a〜5dに設置された機器6a〜6fの優先度を高く設定する。
【0029】
すなわち、センサ部14が加速度感知信号を出力し、人感センサ4a〜4dが人感信号を出力した場合において、処理部12は、記憶部23が記憶する人感センサ情報および機器情報を参照する。処理部12は、人感センサ情報および機器情報に基づいて、人感信号を出力した人感センサが設置された空間5a〜5dに設置された機器6a〜6fに対して、表示部15に表示させる優先度を高く設定する。
例えば、センサ部14が加速度感知信号を出力し、図6に示す「人感センサD」が人感信号を出力した場合は、人感センサDが設置される空間は「寝室A」であることが分かる。よって、図7に示すように、「寝室A」に設置される「エアコンA」、「テレビB」、「照明B」の機器に対して優先度が高く設定され、優先的に表示部15に表示させることができる。
【0030】
また、処理部12は、センサ部14が検出した方向に基づいて、空間方向情報を参照し、リモートコントローラ1が向く方向に設置された機器に対して、表示部15に表示させる優先度を更に高く設定することがきる。
【0031】
例えば、センサ部14が出力した加速感知信号が示す、空間5a〜5dにおける機器6a〜6fの方向として、高さ(傾き)「天井」、方角「北」が含まれる場合、制御すべき機器を「エアコンA」と判断することができる。よって、処理部12は、「エアコンA」に対して更に優先度を高く設定できる。
【0032】
例えば、ユーザがリモートコントローラ1を操作してセンサ部14が加速度を感知したと同時に、他の人物がユーザと異なる空間にいた場合において、他の人物がいる空間に設置された機器が表示部15に優先的に表示される可能性がある。本発明の実施の形態に係る機器制御システムでは、このような誤判定を、以下に示す種々の方法により防止することができる。
【0033】
ユーザが部屋を移動せずにリモートコントローラ1を使用する場合、リモートコントローラ1を持って部屋を移動する場合と比べて、センサ部14が感知する加速度の値が小さいと考えられる。センサ部14が感知する加速度の値が小さい場合、リモートコントローラ1は空間を移動していないと判断できる。よって、処理部12は、センサ部14が閾値以下の加速度の値を示す加速度感知信号を出力した場合において、既に変更された優先度の設定を変更しない。
【0034】
また、ユーザが部屋を移動せずにリモートコントローラ1を使用する場合、センサ部14の反応が単発的であると考えられる。センサ部14が感知する加速度がかかる時間が短い場合、リモートコントローラ1を使用は空間を移動していないと判断できる。よって、処理部12は、センサ部14が加速度感知信号を出力する時間長が閾値以下の場合において、既に変更され優先度の設定を変更しない。
【0035】
ユーザがリモートコントローラ1を持って部屋を移動する場合、例えば図9に示すように、互いに隣接する空間5a〜5cのパターンがある。このため、必ず限られた図10に示す空間接続情報のように第1空間から第2空間(または第2空間から第1空間)の順で部屋を移動することになる。人感信号を出力する人感センサ4a〜4dが設置された空間5a〜5cが、空間接続情報の順で変化していない場合、リモートコントローラ1を使用するユーザは、空間を移動していないと判断できる。よって、処理部12は、記憶部23が記憶する空間接続情報を参照し、人感信号が示す空間5a〜5dが、空間接続情報に含まれる空間5a〜5dの組のいずれかの順で変化していない場合において、既に変更された優先度の設定を変更しない。
【0036】
例えば、ユーザが寝室Aでリモートコントローラ1を持っているときは、寝室Aに設置された人感センサが人感信号を出力している。既に優先度が高く設定された寝室Aから出力された人感信号がある場合、ユーザ及びリモートコントローラ1は、寝室Aから移動していない判断できるる。よって、処理部12は、人感信号が、既に処理部12により優先度を高く設定された機器が設置された空間5a〜5dに設置された人感センサ4a〜4dから出力されたものである場合、既に変更された優先度の設定を変更しない。
【0037】
本発明の実施の形態に係る機器制御システムによれば、制御対象である可能性が高い機器を優先的に表示できるため、不要な操作を省略することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0038】
また、本発明の実施の形態に係る機器制御システムによれば、ユーザがリモートコントローラを使用している時に、他の部屋で人感センサが反応した様な場合であっても、他の部屋の機器を優先的に表示させるような誤判定を防止することができる。
【0039】
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明を実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0040】
空間5a〜5d、人感センサ4a〜4d、機器6a〜6f等の数は、例示であり、本発明の実施の形態において説明した数に限るものではない。また、通信方式は、本発明の実施の形態において説明した方式に限るものではなく、有線または無線を適宜選択することができる。
【0041】
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【符号の説明】
【0042】
1…リモートコントローラ
2…システムコントローラ
3…無線ルータ
4…人感センサ
5…空間
6…機器
11…通信部
12…処理部
14…センサ部
15…表示部
16…入力部
23…記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物理的に区切られた複数の空間毎に設置され、それぞれ設置された空間に存在する人を感知することにより人感信号を出力する複数の人感センサと、
前記空間に設置された複数の機器と、
前記複数の人感センサと前記複数の人感センサが設置された前記空間とを関連付ける人感センサ情報、前記複数の機器と前記複数の機器が設置された前記空間とを関連付ける機器情報を記憶する記憶部を備えるシステムコントローラと、
加速度を感知することにより加速度感知信号を出力するセンサ部、
前記機器の一覧を表示する表示部、
前記センサ部が加速度感知信号を出力し、前記人感センサが人感信号を出力した場合において、前記人感センサ情報及び前記機器情報を参照し、前記人感信号を出力した人感センサが設置された空間に設置された機器に対して、前記表示部に表示させる優先度を高く設定する処理部を備えるリモートコントローラと
を備えることを特徴とする機器制御システム。
【請求項2】
前記システムコントローラは、前記複数の機器と前記複数の機器が設置された前記空間における方向とを関連付ける空間位置情報を記憶し、
前記センサ部は、前記リモートコントローラが向く方向を検出し、
前記処理部は、前記センサ部が検出した方向に基づいて、前記空間位置情報を参照し、前記リモートコントローラが向く方向に設置された機器に対して、前記優先度を高く設定することを特徴とする請求項1に記載の機器制御システム。
【請求項3】
前記処理部は、前記センサ部が閾値以下の加速度の値を示す加速度感知信号を出力した場合において、既に変更された前記優先度の設定を変更しないことを特徴とする請求項1または2に記載の機器制御システム。
【請求項4】
前記処理部は、前記センサ部が加速度感知信号を出力する時間長が閾値以下の場合において、既に変更された前記優先度の設定を変更しないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の機器制御システム。
【請求項5】
前記記憶部は、互いに隣接する前記空間の組を示す空間接続情報を記憶し、
前記処理部は、前記空間接続情報を参照し、前記人感信号を出力する前記人感センサが設置された空間が、前記空間の組の順で変化していない場合において、既に変更された前記優先度の設定を変更しないことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の機器制御システム。
【請求項6】
前記処理部は、前記人感信号が、既に前記処理部により前記優先度を高く設定された機器が設置された空間に設置された人感センサから出力されたものである場合、既に変更された前記優先度の設定を変更しないことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の機器制御システム。
【請求項7】
物理的に区切られた空間に設置された機器に対して制御信号を出力する通信部と、
加速度を感知することにより加速度感知信号を出力するセンサ部と、
前記機器の一覧を表示する表示部と、
前記センサ部が加速度感知信号を出力し、前記複数の空間毎に設置され、それぞれ設置された空間に存在する人を感知する人感センサが人感信号を出力した場合において、前記人感信号を出力した人感センサが設置された空間に設置された機器に対して、前記表示部に表示させる優先度を高く設定する処理部と
を備えることを特徴とするリモートコントローラ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−98897(P2013−98897A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−242120(P2011−242120)
【出願日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】