説明

歌唱対戦者自動選定機能を備えるカラオケシステム

【課題】本発明は、歌唱対戦者自動選定機能を備えるカラオケシステムに関し、歌唱対戦者を対戦者間で公平性を担保して自動的に選定することを目的とする。
【解決手段】利用者の歌唱した歌唱履歴として楽曲IDに利用者ID及び歌唱度数を関連付けて利用者DBに登録しておき、システムログインした各利用者IDから歌唱履歴取得手段69が利用者DBより取得した歌唱履歴の曲目及び歌唱度数から対戦者選定テーブル作成手段70が当該課題曲毎にシステムログインした各利用者間の取得した歌唱度数の相対的差異を演算して作成した利用者選定テーブル76に基づいて、対戦者選定手段72が、相対的差異が所定の基準値以内とされる各利用者間の該当対戦者組み合わせの課題曲を抽出し、当該抽出された課題曲の対戦者組み合わせの利用者IDを特定する構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歌唱採点に基づいて歌唱対戦を行う際の対戦者を選定する歌唱対戦者自動選定機能を備えるカラオケシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、カラオケシステムには歌唱採点機能が附帯されているものも多く、この歌唱採点機能を利用して歌唱能力を競う歌唱対戦を可能とするサービスも出現している。歌唱対戦は、カラオケシステムの演奏端末が保持している楽曲から課題曲が設定され、これを複数の利用者が歌唱することによる歌唱採点の結果で競われる。そのため、歌唱対戦者の選定に際して対戦者間に不公平を生じないことが望ましい。
【0003】
従来、カラオケシステムにおいて、採点機能を有し、歌唱採点に基づいて歌唱対戦させることが種々提案されており、その一例として以下の特許文献で開示されているものがある。当該特許文献では、カラオケ装置相互間で採点結果を比較することができる対戦型カラオケシステムに関して、カラオケ用の演奏を複数曲記録した記録媒体から曲目選択装置で選択された曲目を再生装置で再生し、演奏に対応した歌を歌った際に、再生装置からの演奏信号および前記マイクロフォンからの音声信号を比較して、所定の基準に基づいて歌の歌唱力の採点を行い、互いの採点結果を表示させることが開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開平07−210182号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、歌唱対戦として課題曲が同一でないと判定が困難であり、一方で互いの歌唱楽曲を同一とする場合に、上記特許文献に開示されているように利用者が曲目選択装置を使用して課題曲を選定するように、人為的に選定者の裁量に任されるのが一般的であり、そうすると歌唱相手が歌唱経験のない楽曲が選定される場合もあって不公平を生じさせるという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、歌唱対戦者を対戦者間で公平性を担保して自動的に選定する歌唱対戦者自動選定機能を備えるカラオケシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、利用者毎に利用者ID、楽曲ID及び歌唱度数が関連付けられた歌唱履歴が少なくとも登録される利用者データベースを備え、所定の課題曲で歌唱対戦させる際の対戦者をシステムログインした利用者の当該歌唱履歴より自動的に選定する歌唱対戦者自動選定機能を備えるカラオケシステムであって、利用者ID取得部、歌唱履歴取得手段、対戦者選定テーブル作成手段及び対戦者選定手段を有し、前記利用者ID取得部は、システムログインの利用者の利用者IDを取得し、前記歌唱履歴取得手段は、前記取得したそれぞれの利用者IDに基づいて、少なくとも、前記利用者データベースより歌唱履歴の曲目及び歌唱度数を取得し、前記対戦者選定テーブル作成手段は、予め設定された所定数の課題曲毎に、前記システムログインした各利用者の前記取得した歌唱履歴にある楽曲のうち上記設定課題曲に該当する楽曲における利用者間の歌唱度数の相対的差異を演算して対戦者選定テーブルを作成し、前記対戦者選定手段は、前記作成された対戦者選定テーブルに基づいて、相対的差異が所定の基準値以内とされる各利用者間の対戦者組み合わせが該当する課題曲を抽出し、当該課題曲における対戦者組み合わせの利用者IDを特定する、構成とする。
【0008】
請求項2〜3の発明では、「前記利用者選定手段は、前記対戦者テーブルに基づいて、予め設定された所定数の課題曲毎の各利用者間の歌唱度数が所定度数以上同士の場合に、該当する課題曲に対して前記基準値を変化させて抽出対象とする」構成であり、
「前記対戦者選定テーブル作成手段は、予め設定された所定数の課題曲毎に、前記システムログインした各利用者間の前記取得した歌唱度数の相対的差異を演算するに際して、当該歌唱度数が所定度数以上同士の場合には当該相対的差異を最小値として対戦者選定テーブルを作成する」構成であり、
「前記設定された課題曲のうち、歌唱対象の曲数が設定され、前記利用者選定手段は、前記設定された曲数に応じて前記基準値を変化させる」構成である。
【発明の効果】
【0009】
請求項1の本発明によれば、利用者の歌唱した楽曲に利用者ID及び歌唱度数を関連付けて利用者データベースに歌唱履歴として登録しておき、システムログインしたそれぞれの利用者IDに基づき当該利用者データベースより少なくとも歌唱履歴の曲目及び歌唱度数を取得して当該課題曲毎にシステムログインした各利用者間の取得した歌唱度数の相対的差異を演算して作成した利用者選定テーブルに基づいて、相対的差異が所定の基準値以内とされる各利用者間の対戦者組み合わせ及び該当の課題曲を抽出し、当該対戦者組み合わせの利用者ID及び該当課題曲の楽曲IDを特定する構成とすることにより、設定課題曲に対して歌唱経験の近しい歌唱対戦者が選定されることから、歌唱対戦者を対戦者間で公平性を担保して自動的に選定することができるものである。
【0010】
請求項2の発明によれば、対戦者テーブルに基づいて、予め設定された所定数の課題曲毎の各利用者間の歌唱度数が所定度数以上同士の場合に、該当する課題曲に対して前記基準値を変化させて抽出対象とすることにより、歌唱度数が所定度数以上同士であれば演算による実際の差異が大となっても歌唱力が近しいと認められることから、歌唱対戦者を対戦者間で公平性を担保して自動的に選定することができるものである。
【0011】
請求項3の発明によれば、システムログインした各利用者間の取得した歌唱度数が所定度数以上同士の場合には当該相対的差異を最小値として対戦者選定テーブルを作成することにより、上記同様に、歌唱度数が所定度数以上同士であれば演算による実際の差異が大となっても歌唱力が近しいと認められることから、歌唱対戦者を対戦者間で公平性を担保して自動的に選定することができるものである。
【0012】
請求項4の発明によれば、設定された課題曲のうち、歌唱対象の曲数が設定され、当該設定された曲数に応じて基準値を変化させることにより、対戦者選定テーブルに存在する歌唱対戦者を曲数に応じて選定させる処理を行わせることができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の最良の実施形態を図により説明する。
図1に、本発明に係るカラオケシステムの系統構成図を示す。図1(A)は通信ネットワークを使用して本システムを構成させた場合のネットワーク模式図、図1(B)はホスト装置の概要ブロック構成図、図1(C)は利用者データベースの備える歌唱履歴の説明図である。
【0014】
図1(A)において、ホスト装置11はカラオケシステムの一部を構成するものとして、通信ネットワーク12を介して所定数のカラオケ演奏端末13(13A〜13N)を管理するものであり、相互にデータ授受自在に接続されたものである。上記通信ネットワーク12としては、例えば、一般公衆電話回線やこれを用いたADSLや光通信回線或いはインターネット、さらにはLANがあるが、インターネット上に構築されるVPNが好ましい。
【0015】
ホスト装置11は、図1(B)に示すように、少なくとも送受信手段21、制御手段22及び利用者データベース(DB)23を備え、当該利用者DB23は利用者の基本的情報及び歌唱履歴を備える。上記送受信手段21は、各カラオケ演奏端末13(13A〜13N)との通信(データ授受)を行うために、通信ネットワーク12の通信方式と整合性をとるための例えば物理的な通信用回路やプラットフォーム等のソフトウエアにより構成される。
【0016】
上記制御手段22は、当該ホスト装置11を統括的に制御するもので、例えば物理的なCPUであり、図示しないROMに格納されているプログラムのアルゴリズム処理を行う。ここでは、所定のカラオケ演奏端末13より利用者IDに基づいて利用者情報が要求されたときに、少なくとも利用者DB23より当該利用者IDに関連付けられた図1(C)に示すような基本的情報及び歌唱履歴(楽曲ID、歌唱度数)を抽出して当該カラオケ演奏端末13に送出する。なお、カラオケ演奏端末13より利用者IDに基づいて利用者情報を要求する際に、上記基本的情報の他に、後述の予め設定された課題曲(楽曲ID)に対応した歌唱履歴(歌唱度数)に限定して要求してもよい。
【0017】
上記利用者DB23は、利用者IDで管理される利用者毎に所定の情報が登録されたデータベースであり、利用者IDに関連付けて、例えば少なくともニックネーム、登録者の顔写真等のイメージファイル名が関連付けられ、また、歌唱履歴には、図1(C)に示すように、利用者ID毎に、歌唱された楽曲及び当該楽曲毎の歌唱度数が記憶されるものである。
【0018】
続いて、図2に、本発明のカラオケシステムにおけるカラオケ演奏端末のブロック構成図を示す。図2において、カラオケ演奏端末13は、主要装置としてのカラオケ演奏装置31に有線又は無線で外部接続されるものとして、表示部32、ミキシングアンプ33、マイク34、スピーカ35を備える。また、有線又は無線で遠隔入出力端末36が接続される。当該遠隔入出力端末36は、図3で説明する。
【0019】
上記表示部32は、通常の楽曲選曲表示やカラオケ演奏時の映像、歌詞テロップを表示するもので、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)、その他種々のディスプレイを採用することができる。上記ミキシングアンプ33は、カラオケ演奏装置31より送られてくる演奏データとマイク34からの音声信号をミキシングし、増幅してスピーカ35より出力する。
【0020】
上記カラオケ演奏装置31は、バス41、中央制御部42、ROM43、RAM44、楽曲DB45、映像DB46、再生制御部47、音楽曲出力部48、A/D変換部49、採点処理手段50及び送受信部51A,51Bを適宜備える。また、RAM44には、課題曲・対戦者記憶部52及び演奏ログ記憶部53の領域が形成される。なお、上記各構成について、本発明の要旨と直接関連しない要素部分であっても、従前のカラオケ装置においても大部分が適用可能であることを示すために、装置全体を説明する。
【0021】
上記中央制御部42は、このシステムを統括的に処理制御する物理的なCPUであり、ROM43に記憶されているプログラムに基づくアルゴリズム処理を行う。上記RAM44は、後述する課題曲・対戦者記憶部52及び演奏ログ記憶部53の記憶領域が形成される他に、上記種々のプログラムを展開、実行させるための作業領域としての役割をなすもので、例えば半導体メモリで構成され、仮想的にハードディスク上に構築される場合をも含む概念である。
【0022】
上記楽曲DB45は、楽曲ID、曲名及びアーチスト名が関連付けられた楽曲テーブルを有し、楽曲IDで管理される所定データ形式のカラオケ楽曲の演奏データ(MIDIデータ)及び歌詞テロップデータが同期されて構成される楽曲データ(ファイル)について楽曲コードをファイル名としてそれぞれ格納したデータベースであり、映像DB46に格納された当該楽曲毎の背景映像を表示するための所定数のシーン映像を割り当てる割当データが関連付けられる。当該映像DB46は、背景映像表示のための所定数のシーン映像データを所定数格納するデータベースである。なお、この楽曲DB45及び映像DB46を、カラオケ演奏装置31ではなく、上記ホスト装置11に備えさせることとしてもよい。
【0023】
上記再生制御部47は、演奏時に、映像DB46より抽出された所定数のシーン映像データ及び楽曲IDで楽曲DB45より抽出された歌詞テロップデータ(歌詞文字データ)を当該楽曲の演奏データに同期させて表示部32に出力する電子回路である。上記音楽曲出力部48は、楽曲IDで楽曲DB45より抽出された演奏データをデジタル再生し、アナログ変換してミキシングアンプ33に出力する電子回路である。
【0024】
上記採点処理手段50は、任意の楽曲を歌唱した際の前記入力した歌唱音声に基づき、当該楽曲における所定の歌唱区間の歌唱による歌唱採点を算出するプログラムである。ここで、歌唱区間とは、1フレーズ単位、数フレーズ単位若しくは歌詞1文字を含む所定歌詞文字数毎をいい、任意に設定することができる。例えば採点テーブルを備え、選択された楽曲元データに基づいて音楽曲出力部48でデジタル再生された楽曲の主旋律のピッチ基準条件と、マイク34より入力されてくる歌唱データをA/D変換部49でデジタル変換したデジタル歌唱データから抽出した歌唱ピッチとを上記採点テーブルを参照して比較し、これを例えば1小節ごとの区間毎の比較した結果の得点として例えば平均することにより採点結果とするものである。
【0025】
上記送受信部51Aは、遠隔入出力端末36との間で有線方式ないし無線方式(IR方式やブルートゥース(登録商標)機構のピコネット接続方式など)を利用してデータ授受を行うためのもので、そのための電子回路及びプログラムである。上記送受信部51Bは、上記ホスト装置11と上記通信ネットワーク12を介してデータ授受を行うためのもので、通信方式と整合性をとるための例えば物理的な通信用回路やプラットフォーム等のソフトウエアにより構成されるものである。また、後述の遠隔入出力端末36は、送受信部51A,51Bを介してホスト装置11とデータ授受が可能とされる。
【0026】
なお、RAM44に形成される課題曲・対戦者記憶部52は、遠隔入出力端末36で特定された課題曲(楽曲ID)毎に対戦者(利用者ID)を記憶させていくデータ記憶領域あり、演奏ログ記憶部53は、利用者(利用者ID)がこのカラオケ演奏装置31で歌唱した楽曲IDを当該利用者IDに関連付けて記憶しておく記憶領域である。当該演奏ログ記憶部53に記憶された演奏ログは、中央制御部42が例えばログアウト時に当該演奏ログデータとしてホスト装置11に送出するもので、ホスト装置11では、カラオケ演奏装置31から送られてきた演奏ログデータに基づいて楽曲ID及び各楽曲IDの歌唱度数を加算して利用者DB23を更新させるものである。
【0027】
また、図示しないが、当該カラオケ演奏装置31には、利用者による選択した楽曲の楽曲コードを直接入力するためのものや、演奏楽曲のテンポや、歌唱音声に対する種々の調節を行うボタンやツマミ類が可変抵抗器等の電子素子に直結された操作パネルも接続される。ところで、カラオケ演奏端末13をスタンドアローンのカラオケシステムとして適用させる場合には上記ホスト装置11の利用者DB23を備えさせる構成とすることにより実現することができるものである。
【0028】
続いて、図3に、図2におけるカラオケ演奏端末の遠隔入出力端末のブロック構成図を示す。図3において、遠隔入出力端末36は、バス61、端末制御部62、ROM63、RAM64、入出力制御部65、端末表示部66、楽曲検索選曲手段67、利用者ID取得部68、歌唱履歴取得手段69、設定課題曲71A及び設定対戦パターン71Bを備える対戦者選定テーブル作成手段70、対戦者選定手段72及び端末送受信部73を適宜備える。
【0029】
また、RAM64には、所定の利用者IDに関連付けられた歌唱履歴曲目75の記憶エリアを備える利用者別情報記憶部74及び対戦者選定テーブル76の記憶領域が形成される。さらに、対戦者選定手段72は、基準値77を設定可能とし、基準値設定手段78を備える。
【0030】
上記端末制御部62は、当該遠隔入出力端末36を統括的に処理制御する物理的なCPUであり、ROM63に記憶されているプログラムに基づくアルゴリズム処理を行う。上記RAM64は、利用者別情報記憶部74の記憶領域が形成される他に、上記種々のプログラムを展開、実行させるための作業領域としての役割をなすもので、例えば半導体メモリで構成され、仮想的にハードディスク上に構築される場合をも含む概念である。
【0031】
上記端末表示部66は、液晶ディスプレイ(LCD)とタッチセンサとを積層して入出力用とし、表示されるアイコン等に対応して当該タッチセンサにより楽曲の選択などのデータを入力することができるGUIのユーザインタフェース機能を有するもので、上記入出力制御部65は、当該端末表示部66に表示データを出力して楽曲検索画面等を表示させると共に、当該GUIによるデータ入力を行う電子回路及びプログラムである。また、上記楽曲検索選曲手段67は、上記ユーザインタフェース機能により利用者に楽曲を検索させるプログラムである。
【0032】
上記利用者ID取得部68は、利用者のログイン要求で所持するICカード等が提示された時に、当該ICカード等から利用者IDを取得する電子回路及びプログラムである。なお、利用者ID取得部68を、カラオケ演奏装置31に備えさせてもよい。
【0033】
上記歌唱履歴取得手段69は、上記利用者ID取得部68で取得した利用者IDに基づき後述の端末送受信部73よりカラオケ演奏装置31の送受信部51A,51B、通信ネットワーク12を介してホスト装置11の利用者DB23より歌唱履歴と共に、利用者情報を取得し、当該利用者IDに関連付けてRAM64の利用者別情報記憶部74(歌唱履歴曲目75)に記憶させるプログラムである。なお、後述の予め設定される課題曲(71A)を、当該歌唱履歴取得手段69に備えることとして、当該設定された課題曲(楽曲ID)に対する歌唱履歴(曲目及び歌唱度数)のみをホスト装置11に要求して取得することとしてもよいが、ここでは、総ての歌唱履歴(曲目及び歌唱度数)を取得することとして説明する。
【0034】
上記利用者情報とは、例えば図1(C)で示すニックネーム、イメージ(顔写真等)などの基本的利用者情報の他に、歌唱履歴取得手段69が取得する歌唱履歴の楽曲であって、対応の利用者IDに関連付けられる、例えば歌唱度数を含む歌唱履歴曲目(楽曲ID)の情報である。ホスト装置11の利用者DB23より取得した当該歌唱履歴曲目の情報は、RAM64の利用者別情報記憶部74に設けられた歌唱履歴曲目75の記憶エリアに歌唱度数と共に記憶される。
【0035】
上記対戦者選定テーブル作成手段70は、予め所定数の設定課題曲71A及び設定対戦パターン71Bが設定され、当該課題曲毎に、システムログインした各利用者の上記取得した歌唱履歴にある楽曲のうち上記設定課題曲71Aに該当する楽曲における上記設定対戦パターン71Bに応じた利用者間の歌唱度数の相対的差異を演算して対戦者選定テーブル(図5及び図6で説明する)を作成してRAM64の対戦者選定テーブル76の記憶エリアに記憶するプログラムである。
【0036】
上記対戦者選定手段72は、上記作成された対戦者選定テーブル76に基づいて、相対的差異が所定の基準値以内とされる各利用者間の対戦者組み合わせ及び該当の課題曲を抽出し、当該対戦者組み合わせの利用者ID及び該当課題曲の楽曲IDを特定するプログラムである。この場合、上記相対的差異に対して、基準値77が基準値設定手段78により予め設定され、当該基準値77以内に該当するものについて上記課題曲の抽出が行われる。ここでは、対戦パターンを「1」(対戦者を2名)として説明する(対戦者が3名(例えば、対戦パターン「2」)以上の場合については後述する)。なお、上記基準値設定手段78は、上記基準値を設定すると共に、当該基準値を所定条件(後述する)により変化させる機能(プログラム)を備えたものである。
【0037】
そして、上記端末送受信部73は、カラオケ演奏装置31(送受信部51A)に対して有線方式ないし無線方式(IR方式やブルートゥース機構のピコネット接続方式など)を利用してデータ授受を行うためのもので、そのための電子回路及びプログラムを備えるものである。
【0038】
そこで、図4に、図3の遠隔入出力端末における歌唱履歴取得の処理フローチャート等を示す。図4において、まず、所定の利用者が、カラオケ演奏装置31へのログイン要求として、当該利用者が所持するICカード等を遠隔入出力端末36の利用者ID取得部68に提示すると、当該利用者ID取得部68は当該ICカード等から利用者IDを取得し、当該取得した利用者IDに基づいて歌唱履歴取得手段69が端末送受信部73から、カラオケ演奏装置31の送受信部51A,51Bを介して通信ネットワーク12と接続し、ホスト装置11に当該利用者IDに対応する歌唱履歴を含む利用者情報を要求する(ステップ(S)1)。
【0039】
歌唱履歴取得手段69は、ホスト装置11における図1(C)に示す利用者DB23より抽出された対応利用者IDのニックネーム、イメージ(顔写真など)や歌唱履歴を含む利用者情報を取得すると、RAM64の利用者別情報記憶部74に記憶し、一方で取得した歌唱履歴の曲目情報を歌唱度数と共に歌唱履歴曲目75に記憶するものである(S2)。これらが、グループで利用する総ての利用者のログイン要求により、繰り返される。
【0040】
続いて、図5に図3の遠隔入出力端末における対戦者選定テーブル作成及び対戦者自動選定の第1実施形態の処理フローチャートを示すと共に、図6に図5の対戦者選定テーブルの作成の説明図を示し、図7に図5における対戦者自動選定及び表示の説明図を示す。この実施形態では、上記対戦者選定テーブル作成手段70の設定対戦パターン71Bには「1」(対戦者2名)が設定され、また、上記対戦者選定手段72に、対戦者を選定する条件として各利用者間の相対的差異の基準値77として例えば「10」が予め設定されているものとして説明する。
【0041】
図5において、例えば図示しない初期画面より、所定利用者より楽曲を選曲する操作があった場合、端末制御部62が、図6(A)に示すような楽曲選曲画面を端末表示部66に表示させ、当該楽曲選曲画面より「歌唱対戦」が選択された入力があると(S11)、対戦者選定テーブル作成手段70において、RAM64における利用者別情報記憶部74の歌唱履歴曲目75に記憶した利用者別の歌唱履歴より、所定数の設定課題曲71A毎に、システムログインした各利用者(利用者ID)の取得した歌唱履歴の楽曲のうち、課題曲に該当する楽曲における利用者間の歌唱度数の相対的差異として差分の絶対値を演算し、図6(B)に示すように、対戦者選定テーブル76を作成してRAM64に記憶する(S12)。
【0042】
そこで、対戦者選定手段72において、RAM64の対戦者選定テーブル76を参照して、設定課題曲毎に相対的差異が基準値以内の該当対戦者組み合わせの課題曲を抽出する(S13)。例えば基準値を「10」とした場合、図7(A)に示すように、設定課題曲「******2」について「Aさん」対「Bさん」及び「Aさん」対「Cさん」、設定課題曲「******3」について「Bさん」対「Cさん」、設定課題曲「******4」について「Aさん」対「Cさん」、設定課題曲「******7」について「Bさん」対「Cさん」及び「Aさん」対「Cさん」、設定課題曲「*****10」について「Aさん」対「Cさん」のそれぞれの課題曲が抽出される。
【0043】
続いて、上記抽出された課題曲について複数組の対戦者組み合わせがあるものを、1組の対戦者組み合わせに絞り込んで特定する(S14)。例えば相対的差異が小である対戦者組み合わせを特定条件とする場合、図7(B)に示すように、図7(A)における設定課題曲「******2」についての「Aさん」対「Bさん」及び「Aさん」対「Cさん」のうち、例えば「Aさん」対「Bさん」の対戦者組み合わせに絞り込まれて特定され、また、設定課題曲「******7」についての「Bさん」対「Cさん」及び「Aさん」対「Cさん」のうち、「Aさん」対「Cさん」の対戦者組み合わせに絞り込まれて特定されるものである。なお、相対的差異が同値の場合には、例えばランダムに絞り込むこととすればよい。
【0044】
そして、特定した対戦者組み合わせの利用者の利用者ID及び課題楽曲(楽曲ID)を、端末送受信部73を介してカラオケ演奏装置31に送信する(S15)。カラオケ演奏装置31では、中央制御部42が、受信した課題曲(楽曲ID)及び対戦者組み合わせの利用者IDをRAM44の課題曲・対戦者記憶部52に登録し、当該課題曲及び対戦者を表示部32に表示し、順次課題曲を楽曲DB45より抽出して演奏を開始する。例えば、図7(C)に示すように、表示部32に5曲が対戦課題曲として曲名、アーチスト名、楽曲ID及び対戦者等が表示される。表示部32に表示された楽曲は、対戦者毎に繰り返し(ここでは2回)演奏されて対戦者間で各自歌唱され、歌唱採点手段による採点の結果によって対戦利用者間で競われるものである。
【0045】
このように、設定課題曲に対して歌唱経験の近しい歌唱対戦者が選定されることから、歌唱対戦者を対戦者間で公平性を担保して自動的に選定することができるものである。また、相対的差異が演算されて基準値が設定されることから、対戦者間で歌唱経験の突出した利用者若しくは極端に歌唱経験の少ない利用者が排除されることから、より公平性を担保して自動的に選定することができるものである。
【0046】
次に、図8に、図3のカラオケ演奏端末における対戦者選定手段の第2実施形態の説明図を示す。上述のように、対戦者選定手段72の備える基準値設定手段78は、基準値を所定条件により変化させる機能を備えたものであり、当該所定条件として課題曲毎の各利用者間の歌唱度数が所定度数以上同士の場合に、該当する課題曲に対して前記基準値を変化させて抽出対象とするものである。所定度数以上とは、例えば、50回、70回、100回・・・等の歌い込まれて相当の歌唱能力に達したと思しき回数で適宜設定するものである。
【0047】
すなわち、図8(A)に示すように、例えば歌唱度数を100回以上を条件とした場合に、課題楽曲「******3」について、利用者Bと利用者Cの何れもが100回以上の歌唱度数で、相対的差異が33であっても、基準値を「100」として変化させることで、当該課題曲「******3」を抽出対象とするものである。そして、図8(B)に示すように、上記同様に課題曲「******2」について、対戦者組み合わせを1組に絞り込んで、各抽出された課題曲について対戦者の利用者IDが特定されるものである。
【0048】
このように、歌唱度数が所定度数以上同士であれば演算による実際の差異が大となっても歌唱力が近しいと認められることから、歌唱対戦者を対戦者間で公平性を担保して自動的に選定することができるものである。
【0049】
続いて、図9に、図3のカラオケ演奏端末における対戦者選定テーブル作成及び対戦者選定手段の第3実施形態の説明図を示す。図9は、対戦者選定テーブル作成手段70において、設定された所定数の課題曲毎に、システムログインした各利用者間の上記取得した歌唱度数の相対的差異を演算するに際して、当該歌唱度数が所定度数以上同士の場合には当該相対的差異を最小値として対戦者選定テーブル76を作成するものとしたものである。
【0050】
上記所定度数以上とは、例えば上記同様に、50回、70回、100回・・・等の歌い込まれて相当の歌唱能力に達したと思しき回数で適宜設定するもので、上記最小値とは、例えば、「0」とする場合である。すなわち、図9において、例えば、課題楽曲「******3」について、利用者Bと利用者Cの何れもが100回以上の歌唱度数であれば、実際的差異が33であっても相対的差異を最小値の「0」とするものである。この場合の、対戦者選定手段72における課題曲の抽出に際しては、基準値を対応課題曲で変化させることなく一定とされるものである。
【0051】
このような構成とすることによっても、図8同様に、歌唱度数が所定度数以上同士であれば演算による実際の差異が大となっても歌唱力が近しいと認められることから、歌唱対戦者を対戦者間で公平性を担保して自動的に選定することができるものである。
【0052】
ところで、上記実施形態は、対戦者を2名(いわゆるマッチプレイであり、対戦パターン71Aが「1」)の場合として説明したが、3名以上を選定させることもできる。この場合、対戦パターンの対戦者数をN、システムログインした全員数をMとしたときに、N≧2、M>2、N<Mの関係とするものである。例えば、全利用者4名中、対戦者を3名(対戦パターン71Aには「2」)とした場合に、課題曲毎に3名以上の各利用者間(この場合には4通り)の歌唱度数の最小と最大の差異を相対的差異として演算させることで実現することができ、対戦者が4名以上であっても同様の演算がなされる。このことは、以下の実施形態においても同様である。
【0053】
次に、図10に図3のカラオケ演奏端末における対戦者選定手段の第4実施形態のブロック図を示すと共に、図11に図10における対戦課題曲自動選定の処理フローチャートを示し、図12に図11における対戦者選定の説明図を示す。図10において、対戦者選定手段72は、上記基準値77及び基準値設定手段78の他に、設定曲数79を備える。
【0054】
上記設定曲数79は、上記対戦者選定テーブル76の備える設定課題曲71Aの曲数のうち、対戦時の歌唱対象の曲数を設定させるもので、例えば設定課題曲が10曲とすれば、そのうち3曲、5曲、7曲・・・等で設定するものである。また、上記基準値設定手段78は、設定曲数79に設定された曲数に応じて初期の基準値77を変化させていくものである。すなわち、設定曲数79が基準値変化の条件となる。なお、当該基準値設定手段78で基準値を変更させていっても設定曲数79に合致しない場合もあるが、その場合には当該設定曲数79に直近の曲数とさせる基準値に変化させればよい。
【0055】
そこで、図11において、上記同様に、端末制御部62が、図6(A)に示すような楽曲選曲画面を端末表示部66に表示させ、当該楽曲選曲画面より対戦課題曲表示選択の入力があると(S21)、対戦者選定テーブル作成手段70において、RAM64における利用者別情報記憶部74の歌唱履歴曲目75に記憶した利用者別の歌唱履歴より、所定数の設定課題曲71A毎に、システムログインした各利用者(利用者ID)の取得した歌唱履歴に楽曲のうち、課題曲に該当する楽曲における利用者間の歌唱度数の相対的差異として差分の絶対値を演算し、図6(B)に示すように、対戦者選定テーブル76を作成してRAM64に記憶する(S22)。
【0056】
対戦者選定手段72において、作成された対戦者選定テーブル76を参照して、設定課題曲毎の相対的差異が初期基準値(ここでは、例えば「10」とし、設定曲数79を「3」とする。)以内の該当対戦者組み合わせの課題曲を抽出し、抽出曲数(X)を算定する(S23)。
【0057】
上記抽出曲数(X)と設定曲数(Y=3)78との対比において(S24)、例えば図7(B)に示すように抽出曲数がX=5となってX>Yとなり、対戦者選定テーブル76を参照し、相対的差異に対して初期基準値(「10」)を所定段階(例えば、「1」段階ずつ)下げて変化させ、設定課題曲毎の相対的差異が当該変更した基準値以内の当該対戦者組み合わせを抽出し、抽出曲数(Xn)を認定する(S24)。抽出曲数(X)と設定曲数(Y=3)78が等しくなるまで、S25、S24を繰り返す。例えば、図12(A)に示すように、基準値を「3」に変化させることで、抽出曲数Xn=3となり、設定曲数(「3」)78と等しくなる。
【0058】
一方、例えば設定曲数79をY=「7」とした場合、初期基準値(「10」)で抽出した抽出曲数(Xn)と設定曲数(Y=7)78との対比において(S24)、例えば図7(B)に示すように抽出曲数がX=5となってX<Yとなり、対戦者選定テーブル76を参照し、相対的差異に対して初期基準値(「10」)を所定段階(例えば、「1」段階ずつ)上げて変化させ、設定課題曲毎の相対的差異が当該変更した基準値以内の当該対戦者組み合わせを抽出し、抽出曲数(Xn)を認定する(S26)。抽出曲数(X)と設定曲数(Y=7)78が等しくなるまで、S26、S24を繰り返す。例えば、図12(B)に示すように、基準値を「15」に変化させることで、抽出曲数Xn=7となり、設定曲数(「7」)78と等しくなる。
【0059】
そして、S23において、抽出曲数(X)と設定曲数(Y)78との対比において等しくなったときに、上記図5のS13と同様に、課題曲の抽出曲数(設定曲数)に応じた対戦者組み合わせのうち、複数組の対戦者組み合わせがあるものを、1組の対戦者組み合わせに絞り込んで、図12(B)に示すように利用者IDを特定する(S27)。特定した対戦者組み合わせの利用者の利用者ID及び課題楽曲(楽曲ID)がカラオケ演奏装置31に送信される(S28)。なお、カラオケ演奏装置31での処理は、上記説明と同様である。
【0060】
このように、課題曲数に達するまで上記基準値を変化させることから、対戦者選定テーブルに存在する歌唱対戦者を曲数に応じて選定させる処理を行わせることができるものである。なお、上記基準値の変化の度合いは、1ずつ、複数値ずつのように適宜選択することができるものである。
【産業上の利用可能性】
【0061】
本発明の歌唱対戦者自動選定機能を備えるカラオケシステムは、カラオケの基本的機能を備えるカラオケ装置の分野に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明に係るカラオケシステムの系統構成図である。
【図2】本発明のカラオケシステムにおけるカラオケ演奏端末のブロック構成図である。
【図3】図2におけるカラオケ演奏端末の遠隔入出力端末のブロック構成図である。
【図4】図3の遠隔入出力端末における歌唱履歴取得の処理フローチャート等である。
【図5】図3の遠隔入出力端末における対戦者選定テーブル作成及び対戦者自動選定の第1実施形態の処理フローチャートである。
【図6】図5の対戦者設定テーブルの作成の説明図である。
【図7】図5における対戦者自動選定及び表示の説明図である。
【図8】図3のカラオケ演奏端末における対戦者選定手段の第2実施形態の説明図である。
【図9】図3のカラオケ演奏端末における対戦者選定テーブル作成及び対戦者選定手段の第3実施形態の説明図である。
【図10】図3のカラオケ演奏端末における対戦者選定手段の第4実施形態のブロック図である。
【図11】図10における対戦課題曲自動選定の処理フローチャートである。
【図12】図11における対戦者選定の説明図である。
【符号の説明】
【0063】
11 ホスト装置
13 カラオケ演奏端末
23 利用者DB
31 カラオケ演奏装置
36 遠隔入出力端末
66 端末表示部
68 利用者ID取得部
69 歌唱履歴取得手段
70 対戦者選定テーブル作成手段
71A 設定課題曲
72 対戦者選定手段
74 利用者別情報記憶部
76 対戦者選定テーブル
77 基準値
78 基準値設定手段
79 設定曲数

【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者毎に利用者ID、楽曲ID及び歌唱度数が関連付けられた歌唱履歴が少なくとも登録される利用者データベースを備え、所定の課題曲で歌唱対戦させる際の対戦者をシステムログインした利用者の当該歌唱履歴より自動的に選定する歌唱対戦者自動選定機能を備えるカラオケシステムであって、
利用者ID取得部、歌唱履歴取得手段、対戦者選定テーブル作成手段及び対戦者選定手段を有し、
前記利用者ID取得部は、システムログインの利用者の利用者IDを取得し、
前記歌唱履歴取得手段は、前記取得したそれぞれの利用者IDに基づいて、少なくとも、前記利用者データベースより歌唱履歴の曲目及び歌唱度数を取得し、
前記対戦者選定テーブル作成手段は、予め設定された所定数の課題曲毎に、前記システムログインした各利用者の前記取得した歌唱履歴にある楽曲のうち上記設定課題曲に該当する楽曲における利用者間の歌唱度数の相対的差異を演算して対戦者選定テーブルを作成し、
前記対戦者選定手段は、前記作成された対戦者選定テーブルに基づいて、相対的差異が所定の基準値以内とされる各利用者間の対戦者組み合わせが該当する課題曲を抽出し、当該課題曲における対戦者組み合わせの利用者IDを特定する、
ことを特徴とする歌唱対戦者自動選定機能を備えるカラオケシステム。
【請求項2】
請求項1記載の歌唱対戦者自動選定機能を備えるカラオケシステムであって、前記利用者選定手段は、前記対戦者テーブルに基づいて、予め設定された所定数の課題曲毎の各利用者間の歌唱度数が所定度数以上同士の場合に、該当する課題曲に対して前記基準値を変化させて抽出対象とすることを特徴とする歌唱対戦者自動選定機能を備えるカラオケシステム。
【請求項3】
請求項1記載の歌唱対戦者自動選定機能を備えるカラオケシステムであって、
前記対戦者選定テーブル作成手段は、予め設定された所定数の課題曲毎に、前記システムログインした各利用者間の前記取得した歌唱度数の相対的差異を演算するに際して、当該歌唱度数が所定度数以上同士の場合には当該相対的差異を最小値として対戦者選定テーブルを作成することを特徴とする歌唱対戦者自動選定機能を備えるカラオケシステム。
【請求項4】
請求項1〜3の少なくとも何れかに記載の歌唱対戦者自動選定機能を備えるカラオケシステムであって、
前記設定された課題曲のうち、歌唱対象の曲数が設定され、
前記利用者選定手段は、前記設定された曲数に応じて前記基準値を変化させる、
ことを特徴とする歌唱対戦者自動選定機能を備えるカラオケシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2009−128526(P2009−128526A)
【公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−302105(P2007−302105)
【出願日】平成19年11月21日(2007.11.21)
【出願人】(390004710)株式会社第一興商 (537)
【Fターム(参考)】