説明

水位検知装置及び培養装置

【課題】 本発明は、水位検知装置及び培養装置の改良に関するものである。
【解決手段】 本発明は、庫内の底部に加湿用水が貯められ、この水を加熱するための加熱ヒータと、この水を自動供給する加湿水供給手段を備える培養装置において、培養中に加湿用水の渇水を検知した場合、前記加湿水供給手段は、前記加湿水の初期供給時に比べて、前記加湿水をゆっくりと補充することを特徴とする。庫内の底部に加湿用水が貯められ、この水を加熱するための加熱ヒータと、この水の有無を検知する水検知手段を備える培養装置において、培養中に加湿用水の渇水を前記水検知手段が検知した場合、前記加湿ヒータによる加熱を停止又は弱くすることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自己発熱型サーミスタを用いた水位検知装置及び加湿用水皿部に水位検知装置を備えたCO2インキュベータ等の培養装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に示されるように、CO2インキュベータ等の培養装置においては、庫内を所定の高湿度に保つために、庫内の底部に加湿用の水を貯めて、これを、加熱ヒータで加熱している。
【0003】
また、特許文献2に示されるように、このような培養装置において、雑菌の繁殖を抑えるために、この加湿用水に紫外線ランプにより紫外線を当てて殺菌するもののある。
【0004】
この加湿用水が蒸発してしまうと、庫内の湿度が低下して、培養物に悪影響が出てる。このため、この加湿用水の水位を検知する水位検知装置を設けることが考えられる。この水位検知装置が、フロート型の場合は、清掃等が厄介である。
【0005】
また、水位検知装置として、自己発熱型サーミスタを用いた水位検知装置が、提案されている(特許文献3、特許文献4参照)。
【特許文献1】特許第3197696号公報
【特許文献2】特許第3670876号公報
【特許文献3】特開2001−159556号公報
【特許文献4】特開平7−260547号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、水位検知装置及び培養装置の改良に関するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の請求項1では、庫内の底部に加湿用水が貯められ、この水を加熱するための加熱ヒータと、この水を自動供給する加湿水供給手段を備える培養装置において、
培養中に加湿用水の渇水を検知した場合、前記加湿水供給手段は、前記加湿水の初期供給時に比べて、前記加湿水をゆっくりと補充することを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項2では、前記加湿水供給手段は、断続的に前記加湿水を補充することを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項3では、庫内の底部に加湿用水が貯められ、この水を加熱するための加熱ヒータと、この水の有無を検知する水検知手段を備える培養装置において、
培養中に加湿用水の渇水を前記水検知手段が検知した場合、前記加湿ヒータによる加熱を停止又は弱くすることを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項4では、庫内の底部に加湿用水が貯められ、この水を加熱するための加熱ヒータと、この水の有無を検知する水検知手段を備える培養装置において、
培養中に加湿用水の渇水を前記水検知手段が検知した場合、これを報知する報知手段を備えることを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項5では、前記報知手段は、LED等の発光手段であることを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項6では、前記報知手段は、ブザー等の発音手段であることを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項7では、前記報知手段は、渇水状態を示すデータを無線又は有線で送信する送信手段であることを特徴とする。
【0014】
本発明の請求項8では、庫内の底部に加湿用水が貯められ、この水を加熱するための加熱ヒータと、この水の有無を検知する水検知手段と、この水を自動供給する加湿水供給手段を備える培養装置において、
培養中に前記水検知手段が前記加湿用水の渇水を検知した場合、前記加湿水供給手段が加湿水を自動補充するとともに、この渇水履歴を記憶して報知する報知手段を備えることを特徴とする。
【0015】
本発明の請求項9では、自己放熱型サーミスタを用いて水検知を行う水検知装置において、この自己放熱型サーミスタは、間欠的に駆動されて水検知を行うことを特徴とする。
【0016】
本発明の請求項10では、庫内の底部に加湿用水が貯められ、この水を殺菌するためにこの水に紫外線を照射する紫外線照射手段を備える培養装置において、
前記加湿用水の温度を計るための温度センサに前記紫外線からこの温度センサ自体を保護するために設けられた保護管を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明の請求項1では、庫内の底部に加湿用水が貯められ、この水を加熱するための加熱ヒータ(17)と、この水を自動供給する加湿水供給手段(16)を備える培養装置において、培養中に加湿用水の渇水を検知した場合、前記加湿水供給手段(16)は、前記加湿水の初期供給時に比べて、前記加湿水をゆっくりと補充することを特徴とする。つまり、培養中でないときには、温度・湿度の変化は関係ないので、時間を短縮するために、給水するが、培養中は温度・湿度の変化を抑えるために、ゆっくりと給水する。
【0018】
本発明の請求項2では、前記加湿水供給手段(16)は、断続的に前記加湿水を補充することを特徴とする。このように、給水時にはバルブの締め量を制御して給水をゆっくりとするより、全開と全閉の時間で制御した方が、容易である。
【0019】
本発明の請求項3では、庫内の底部に加湿用水が貯められ、この水を加熱するための加熱ヒータ(17)と、この水の有無を検知する水検知手段(1)を備える培養装置において、培養中に加湿用水の渇水を前記水検知手段(1)が検知した場合、前記加熱ヒータ(17)による加熱を停止又は弱くすることを特徴とする。これにより、空焚きを防止している。
【0020】
本発明の請求項4では、庫内の底部に加湿用水が貯められ、この水を加熱するための加熱ヒータ(17)と、この水の有無を検知する水検知手段(1)を備える培養装置において、
培養中に加湿用水の渇水を前記水検知手段(1)が検知した場合、これを報知する報知手段(12,13,14)を備えることを特徴とする。
【0021】
本発明の請求項5では、前記報知手段(12,13,14)は、LED等の発光手段(表示部12)であることを特徴とする。
【0022】
本発明の請求項6では、前記報知手段(12,13,14)は、ブザー等の発音手段(ブザー13)であることを特徴とする。
【0023】
本発明の請求項7では、前記報知手段(12,13,14)は、渇水状態を示すデータを無線又は有線で送信する送信手段(送信部14)であることを特徴とする。
【0024】
本発明の請求項8では、庫内の底部に加湿用水が貯められ、この水を加熱するための加熱ヒータ(17)と、この水の有無を検知する水検知手段(1)と、この水を自動供給する加湿水供給手段(16)を備える培養装置において、
培養中に前記水検知手段(1)が前記加湿用水の渇水を検知した場合、前記加湿水供給手段(16)が加湿水を自動補充するとともに、この渇水履歴を記憶して報知する報知手段(表示部12)を備えることを特徴とする。
【0025】
本発明の請求項9では、自己放熱型サーミスタ(2)を用いて水検知を行う水検知装置(1)において、この自己放熱型サーミスタ(2)は、間欠的に駆動されて水検知を行うことを特徴とする。これにより、サーミスタの短命を抑制できる。
【0026】
本発明の請求項10では、自庫内の底部に加湿用水が貯められ、この水を殺菌するためにこの水に紫外線を照射する紫外線照射手段(図示せず)を備える培養装置において、前記加湿用水の温度を計るための温度センサ(2,3)に前記紫外線からこの温度センサ自体を保護するために設けられた保護管(2C)を備えることを特徴とする。
【実施例1】
【0027】
図1〜図6を参照しつつ、本発明の実施例1を説明する。
【0028】
この実施例1は、本発明の水検知装置を採用した培養装置である。図1は、培養装置の概略回路図である。図2は、サーミスタの温度による出力電圧値を説明する図である。図3は、温度センサであるサーミスタの図である。図4はサーミスタを加湿皿部への取り付けた時の説明をするために一部破断した斜視図である。 図5は、サーミスタの間欠駆動を説明するためのタイミングチャート図である。
【0029】
図1において、1は水位センサである。この水位センサ1は、培養装置の内部底面の加湿皿部内に設けられて、この加湿皿内の水の検知を行う。2は検出用サーミスタ、3は基準用サーミスタである。4は電源電圧、5は間欠通電のためのスイッチである。R1は、検出用サーミスタ2用の電流制限抵抗である。R2、R3は、基準用サーミスタ3用の電流制限抵抗である。9は、検出用サーミスタ2の出力電圧と基準用サーミスタの出力電圧を増幅する差動増幅回路である。10は、差動増幅回路9の出力を「1」か「0」に変換する波形成形回路である。11はマイコン(1チップマイコン)である。12は表示部、13はブザー、14は通信部、15はメモリ、16は加湿皿部に水(加湿水)を供給するための給水バルブである。17は培養装置の内部底面(加湿皿部)を加熱するヒータ(加湿ヒータ)である。18は培養装置の内部底面以外に設けられ内部を加熱するヒータである。
【0030】
この培養装置においては、水位センサ1には、電源電圧4として例えば24ボルトがスイッチ5、電流制限抵抗R1,R2,R3を通して、検出用サーミスタ2と基準用サーミスタ3に加えられる。
【0031】
NTCサーミスタは、周囲温度の変化に対して、温度が高くなるとサーミスタの抵抗が小さくなる。この検出用サーミスタ2と基準用サーミスタ3からの出力電圧Vt,Vaは、周囲の温度及び水の有無に応じて、図2に示すような特性となる。検出用サーミスタ2には、多目の電流を流して意図的に自己発熱させる。もし、検出用サーミスタ2が水中に在る場合は、空中にある(渇水状態)場合に比べて放熱特性が良いので、温度は低く、抵抗値は高く、出力電圧Vtは高くなる。基準用サーミスタ3は、自己発熱を抑えた一般的な特性であり、空中及び水中での出力電圧に変化はほとんど無い。
【0032】
この2つの出力電圧を差動増幅器9を介して、波形成形器10に入力する。波形成形器10は、出力電圧Vtが出力電圧Vaより低いとき、つまり、水位センサ1が空中に在るときは、「0」出力をマイコン11のポートAに出力する。波形成形器10は、出力電圧Vtが出力電圧Vaより高いとき、つまり、水位センサ1が水中に在るときは、「1」出力をマイコン11のポートAに出力する。
【0033】
マイコン11は、このポートAの入力により、「0」の時は加湿皿部内に水が無く、「1」の時は水が有ると判断する。
【0034】
また、出力電圧Vaを直接マイコン11のポートBから入力してA/Dコンバータ6で値を測定することにより、基準用サーミスタ3の周囲温度(水が有るときは水温である)が判る。また、培養装置の庫内温度を測定する庫内温度センサー(図示せず)からのデータもマイコン11に入力する。マイコン11は、この水温データと庫内温度データより、庫内の湿度(相対湿度)を算出し、予め設定された温度・湿度になるように加湿ヒータ17と加熱ヒータ18の通電率を制御する。
【0035】
なお、この実施例1では、基準用サーミスタ3と検出用サーミスタ2を用いて水検知をする水位センサ1を構成したが、これは、検出用サーミスタ2のみで行っても良い。この場合は、検出用サーミスタ2の出力電圧VtをマイコンのA/Dコンバータで読み込み、予め庫内温度と水の有無による出力電圧Vtの値を書き込んだメモリを備え、このメモリの値と、出力電圧Vtの値と、庫内温度の値から、判定すればよい。
【0036】
再度、実施例1に戻り、この培養装置を説明する。図3は、サーミスタ2を説明するための図である。図3において、2aはリード線である。2bは感温部である。2cは保護管であり、感温部2b内部のサーミスタ素子2d周辺を保護する。このサーミスタ素子2dはリード線2aに半田付け2fされる。サーミスタ素子2d周辺には緩衝材2iが配置され、リード線2aの周りには充填材2hが配置される。なお、サーミスタ3も同等である。
【0037】
この保護管2cは金属製であり、紫外線に強い金属例えばステンレス材(SUS316)から出来ている。この保護管2cは、サーミスタを紫外線から守るために設けられている。つまり、前述の特許文献2で説明したように、庫内に紫外線を照射するタイプの培養装置もある。そこで、保護管2cは、この紫外線によるサーミスタの性能劣化を防止している。
【0038】
図4は、水位センサ1の取り付け例の斜視図である。図4に示すように培養装置の庫内の底部に配置された加湿用水皿30の水位センサ1を検出したい水位位置に応じた高さに穴を開け、外側から水位センサ1のサーミスタ2,3を挿入し、Oリング(図示せず)などで隙間を防水して固定する。このように、庫内の加湿皿内には、サーミスタの感温部2bのみを突出させ、紫外線による悪影響及び掃除等のメンテナンス性の劣化を抑えるようにしている。
【0039】
次に、この実施例1の自動給水について、図5を参照しつつ説明する。
【0040】
マイコン11の自動給水機能では、間欠的に水検知を行う。つまり、水位センサ1の検出用サーミスタ2は故意に自己発熱量を増加させているので、高温の環境下で連続通電すると、寿命に悪影響がでる虞がある。そこで、水位の検出には支障をきたさない時間間隔で間欠的に駆動する。つまり、図1のマイコン11は、スイッチ5を間欠的にONとして、電源電圧24Vを抵抗R1を介して検出用サーミスタ2に印加して、通電する。この通電により、検出用サーミスタ2の出力電圧Vtが平衡すると、水検知を行う。この実施例1では、2分間ONとしてから、水検知を行い、その後OFFとし、8分間OFF状態とした後、再び、ONする。この繰り返しを行う。
【0041】
このように、マイコン11は、スイッチ5をONとして、2分間をカウントして、2分間をカウントすると、このとき、水センサ1の出力により、水の有無、水温を検出し、又、庫内温度を庫内温度センサから検出する。
【0042】
そして、水が有れば、スイッチ5を8分間のOFF状態にすると共に、前述したように、庫内が所定の湿度・温度になるように、加湿ヒータ17、加熱ヒータ18を制御する。
【0043】
このとき、水が無ければ、自動給水モードとなる。つまり、マイコン11は、給水バルブ16を所定時間開けて、加湿用皿内に所定量の水を供給する。なお、ここで、一度に連続的に、加湿皿内に水を補充すると、培養装置内の温度・湿度が大きく変動する虞がある。
【0044】
そこで、この実施例1では、給水バルブ16の開も間欠的に開状態として、加湿皿内への水の補充を行う。例えば、2分間給水バルブ16を開状態とすれば、所定の水量が補充されるとした場合、この実施例1では、給水バルブ16を2分間連続して開状態とするのではなく、1秒間開状態とした後、4秒間閉状態とするサイクルを、120回繰り返すようにしている。
【0045】
なお、この水の断続的な補給中も、通常通り、培養装置の庫内のヒータ制御(加湿ヒータ以外)を行う。加湿ヒータ制御は、一旦、停止して空焚きを防止し、その後、断続的な補給の途中から、庫内の加湿ヒータ制御を復活させる。
【0046】
なお、この水の補給中、加湿皿内が渇水(正確には、水位センサの高さまでの水が無くなった)したことを、表示部で表示したり、ブザーで報知したり、通信部により外部(携帯電話・外部組織・別部屋)にEメール等により報知するようにする。また、表示部は、水の補給が終了した後でも、この渇水状態の履歴(回数・時間)を表示するようにする。
【0047】
また、この実施例1では、渇水を検知すると、自動給水を行う例を示したが、本願は、別に、自動給水機能が無い培養装置でも採用可能である。この場合は、渇水を検知すると、マイコン11はそれを報知すると共に、加湿ヒータによる加熱を停止して(又は弱めて)空焚きを防止する。また、マイコン11は、表示部により、使用者により、手動での水の補給が終了した後でも、この渇水状態の履歴(回数・時間)を表示するようにする。この渇水履歴データは、自動給水機能付きの培養装置に比べ重要である。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の培養装置の実施例1の概略回路図である。
【図2】図2は、実施例1のサーミスタの温度による出力電圧値を説明する図である。
【図3】図3は、実施例1の温度センサであるサーミスタの図である。
【図4】図4は、実施例1のサーミスタを加湿皿部への取り付けた時の説明をするために一部破断した斜視図である。
【図5】図5は、実施例1のサーミスタの間欠駆動を説明するためのタイミングチャート図である。
【符号の説明】
【0049】
1 水位センサ(水検知手段)
2 検出用サーミスタ(温度センサ)
2c 保護管
3 基準用サーミスタ(温度センサ)
11 マイコン(制御手段)
12 表示部(発光手段、報知手段)
13 ブザー(発音手段、報知手段)
14 通信部(送信手段、報知手段)
16 給水バルブ(加湿水供給手段)
17 加熱ヒータ(加湿ヒータ)
18 加熱ヒータ
30 加湿皿。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
庫内の底部に加湿用水が貯められ、この水を加熱するための加熱ヒータと、この水を自動供給する加湿水供給手段を備える培養装置において、
培養中に加湿用水の渇水を検知した場合、前記加湿水供給手段は、前記加湿水の初期供給時に比べて、前記加湿水をゆっくりと補充することを特徴とする培養装置。
【請求項2】
前記加湿水供給手段は、断続的に前記加湿水を補充することを特徴とする請求項1に記載の培養装置。
【請求項3】
庫内の底部に加湿用水が貯められ、この水を加熱するための加熱ヒータと、この水の有無を検知する水検知手段を備える培養装置において、
培養中に加湿用水の渇水を前記水検知手段が検知した場合、前記加湿ヒータによる加熱を停止又は弱くすることを特徴とする培養装置。
【請求項4】
庫内の底部に加湿用水が貯められ、この水を加熱するための加熱ヒータと、この水の有無を検知する水検知手段を備える培養装置において、
培養中に加湿用水の渇水を前記水検知手段が検知した場合、これを報知する報知手段を備えることを特徴とする培養装置。
【請求項5】
前記報知手段は、LED等の発光手段であることを特徴とする請求項4に記載の培養装置。
【請求項6】
前記報知手段は、ブザー等の発音手段であることを特徴とする請求項4に記載の培養装置。
【請求項7】
前記報知手段は、渇水状態を示すデータを無線又は有線で送信する送信手段であることを特徴とする請求項4に記載の培養装置。
【請求項8】
庫内の底部に加湿用水が貯められ、この水を加熱するための加熱ヒータと、この水の有無を検知する水検知手段と、この水を自動供給する加湿水供給手段を備える培養装置において、
培養中に前記水検知手段が前記加湿用水の渇水を検知した場合、前記加湿水供給手段が加湿水を自動補充するとともに、この渇水履歴を記憶して報知する報知手段を備えることを特徴とする培養装置。
【請求項9】
自己放熱型サーミスタを用いて水検知を行う水検知装置において、この自己放熱型サーミスタは、間欠的に駆動されて水検知を行うことを特徴とする水検知装置。
【請求項10】
庫内の底部に加湿用水が貯められ、この水を殺菌するためにこの水に紫外線を照射する紫外線照射手段を備える培養装置において、
前記加湿用水の温度を計るための温度センサに前記紫外線からこの温度センサ自体を保護するために設けられた保護管を備えることを特徴とする培養装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate