説明

水処理具、及びそれを用いたトイレ、局部洗浄装置

【課題】 長期にわたりメインテナンスを行うことなく使用でき、水に対して抗菌性等の各種効果を担持させることができる水浄化具を提供する。
【解決手段】 互いに機能の異なる機能性セラミックス5a、5b、5c、5dと、筒状であり、多数の貫通孔が設けられた隔壁3により間仕切りされた複数の収容室4a、4b、4c、4dを内部に有し、該収容室4a、4b、4c、4d夫々に、機能性セラミックス5a、5b、5c、5dの内、任意の一種を収容する本体部6と、該本体部6の一端に設けられて水の流入口として使用される入口部7と、本体部6の他端に設けられて水の流出口として使用される出口部8とを有する出口部8と、を備え、入口部7より本体部6に流入した水を機能性セラミックス5a、5b、5c、5dに順次接触させて、出口部8より流出させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、水を処理する水処理具に関する。又、この発明は、前記水処理具を用いたトイレ及び局部洗浄装置に関する。
【背景技術】
【0002】
洋式水洗式トイレ等においては、洗浄水を噴射して、利用者の肛門、肛門周囲の洗浄、外陰部、外陰部周囲等の局部の洗浄を行う局部洗浄装置が広く採用されている。この局部洗浄装置は、一般に、水道水等を濾過部により濾過して洗浄水とし、該洗浄水を洗浄水用タンクに蓄え、使用者の指示によりノズルより局部に噴射して洗浄する。
【0003】
ここで、前記局部洗浄装置における洗浄水としては、ヒトが感じる痛みや過敏性皮膚炎を緩和又は防止するために、抗菌性等を担持させた水を使用することが望ましい。
【0004】
このようなことを鑑みてか、特許文献1には、濾過部とは別に、重金属系の抗菌剤を備えた局部洗浄装置が開示されている。この局部洗浄装置では、前記抗菌剤を洗浄水に溶解させることで、洗浄水に抗菌性を担持できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−106033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示される局部洗浄装置では、抗菌剤が洗浄水に溶解させるために消耗する。そのため、この局部洗浄装置には、利用者が抗菌剤を補充する等、定期的なメインテナンスを行わなければならないという問題がある。
【0007】
本願発明は、上記のような課題を解決することを目的としてなされたものであり、長期にわたりメインテナンスを行うことなく使用でき、水に対して抗菌性等の各種効果を担持させることができる水処理具を提供することを目的とする。併せて、本願発明は、前記該水処理具を使用したトイレ及び局部洗浄装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、請求項1記載の水処理具は、互いに機能の異なる複数種の機能性セラミックスと、筒状であり、多数の貫通孔が設けられた隔壁により間仕切りされた複数の収容室を内部に有し、該収容室夫々に、前記複数種の機能性セラミックスの内、任意の一種を収容する本体部と、該本体部の一端に設けられて水の流入口として使用される入口部と、前記本体部の他端に設けられて水の流出口として使用される出口部とを有する収容部と、を備え、前記入口部より前記本体部に流入した水を前記複数種の機能性セラミックスに順次接触させて、前記出口部より流出させることを特徴としている。
【0009】
請求項2記載の水処理具は、互いに機能の異なる複数種の機能性セラミックスと、多数の貫通孔が設けられた箱体であり、多数の貫通孔が設けられた隔壁により間仕切りされた複数の収容室を内部に有し、該収容室夫々に、前記複数種の機能性セラミックスの内、任意の一種を収容する収容部と、を備え、前記複数種の機能性セラミックスを収容した前記収容部を有する前記箱体を水中に配設することにより、前記収容部の貫通孔より該収容部の内部に流入した水を前記複数種の機能性セラミックスに接触させることを特徴としている。
【0010】
請求項3記載の水処理具は、前記複数種の機能性セラミックスの内、少なくとも一種が、多孔性ゼオライトを含むことを特徴としている。
【0011】
請求項4記載のトイレは、請求項1〜3の何れか記載の水処理具により処理させた水により、便器洗浄、局部洗浄の内、少なくとも一方を行うことを特徴としている。
【0012】
請求項5記載の局部洗浄装置は、請求項1〜3の何れか記載の水処理具により処理させた水により、局部洗浄を行うことを特徴としている。
【発明の効果】
【0013】
請求項1記載の水処理具は、抗菌性、マイナスイオン効果、アンモニア分解消臭効果、ジアテルミ効果、脱塩効果等の効果を発揮する機能性セラミックスを、互いに機能が異なるように複数種備えることで、収容部の入口部から本体部へ流入した水に前記機能性セラミックスに応じた効果を担持させて、出口部より流出させることができる。又、本水処理具は、収容部の本体部の内部にて、多数の貫通孔が設けられた隔壁により間仕切りされた複数の収容室に、複数種の機能性セラミックスの内、任意の一種ずつを収容する。これにより、本水処理具は、機能が異なることで硬度等に差異がある異種類の機能性セラミックス同士がぶつかることで、それらが割れる等破損や、消耗することを避けることができるので、長期にわたりメインテナンスを行うことなく使用することができる。
【0014】
請求項2記載の水処理具は、上記効果を発揮する機能性セラミックスを、互いに機能が異なるように複数種備えることで、収容部の貫通孔より、該収容部の内部に流入した水に対し、請求項1記載の水処理具と同様に、前記機能性セラミックスに応じた効果を担持させることができる。又、本水処理具は、収容部の内部にて、多数の貫通孔が設けられた隔壁により間仕切りされた複数の収容室に、複数種の機能性セラミックスの内、任意の一種ずつを収容する。これにより、本水処理具は、請求項1記載の水処理具と同様に、機能性セラミックスが割れる等破損や、消耗することを避けることができるので、長期にわたりメインテナンスを行うことなく使用することができる。
【0015】
請求項3記載の水処理具は、多孔性ゼオライトを含む機能性セラミックスを有することで長期にわたり抗菌性を発揮するので、より長期にわたりメインテナンスを行うことなく使用することができる。
【0016】
請求項4記載のトイレは、請求項1〜3の何れか記載の水処理具に係る上記効果に基づき、利用者の感じる痛みや過敏性皮膚炎を緩和又は防止したり、便器の洗浄効果を高めると共に、利用者の利便性も向上できる。
【0017】
請求項5記載の局部洗浄装置は、請求項1から3の何れか記載の水処理具に係る上記効果に基づき、利用者の感じる痛みや過敏性皮膚炎を緩和又は防止すると共に、利用者の利便性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明に係る水処理具の図であり、(a)正面図、(b)断面図。
【図2】本発明に係るトイレ、及び局部洗浄装置を示す概略斜視図。
【図3】本発明に係る他形状の水処理具の斜視図。
【図4】本発明に係る他形状の水処理具の断面図。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。本発明の水処理具1は、図1に示すように、ステンレス等の金属材料により構成される全体が略円筒状の収容部2と、該収容部2内に設けられ、隔壁3により間仕切りされた収容室4a、4b、4c、4dと、該収容室4a、4b、4c、4d夫々に収容され、互いに機能の異なる機能性セラミックス5a、5b、5c、5dとを有している。
【0020】
前記収容部2は、図1に示すように、円筒状の本体部6と、該本体部6の一端に設けられて、本体部6への水の流入口として使用される入口部7と、前記本体部6の他端に設けられて、本体部6からの水の流出口として使用される出口部8とを有している。
【0021】
前記入口部7及び出口部8には、図1(a)、(b)及び図2に示すように、給水管9を取り付けるための取着ねじ部7a、8aと、該取着ねじ部7a、8aより端部側に設けられ、水漏れを防止するための図外のOリングを装着するための溝部7b、8bとが形成されている。
【0022】
前記隔壁3は、ステンレス等の金属材料により構成され、図1(b)に示すように、前記収容部2の本体部6の内径より僅かに小さい円盤状の天板部3aと、該天板部3aの周縁に接続されて円筒状に形成される円筒部3bとにより構成される。この隔壁3は、所謂パンチングメタルであり、水を通過させるために小径な貫通孔3cが多数形成されている。尚、隔壁3は、前記円筒部3bを省略してよく、又、該円筒部3bを設けた場合において、この円筒部3bへの前記貫通孔3cの形成を省略してよい。
【0023】
前記収容室4a、4b、4c、4dは、図1(b)に示すように、前記収容部2の本体部6の内部を、4つに間仕切りするように前記隔壁3を配設することにより形成されている。
【0024】
前記種類の異なる機能性セラミックス5a、5b、5c、5dは、図1(b)に示すように、収容室4a、4b、4c、4dに収容されるものであり、前記隔壁3に形成された貫通孔3cより大径な球状に形成されたセラミックスである。この機能性セラミックス5a、5b、5c、5dは、例えば、酸化ジルコニウム鉱産物を、200μメッシュ以下に粉砕し、機能性を有する材料を担持させたうえで球状に形成し、その後、焼結・セラミックス化することで作製できる。
【0025】
又、機能性セラミックス5a、5b、5c、5dは、夫々、機能の異なるものであり、例えば、有機物・有害物質の吸着効果、アンモニア分解消臭効果、酸化還元電位を200mV以下にすることで水をヒトの細胞内に吸収されやすくする効果、裂傷部の血行改善作用とジアテルミ効果とにより発揮される鎮痛作用を水に担持させる効果、除菌効果、脱塩効果、ヒトの細胞を活性化させるために水の水素イオン濃度をpH8.5〜9.0としてアルカリイオン水に変化させる効果等を発揮するものである。
【0026】
尚、本発明の水処理具1にて使用する機能性セラミックス5a、5b、5c、5dは、当該水処理具1の用途、又、前記収容部2の入口部7より流入する水の水質等に応じて選択すればよく、例えば、以下のように選択する。
【0027】
前記機能性セラミックス5aとしては、殺菌性、抗菌性を発揮するものを使用する。この場合において、機能性セラミックス5aは、酸化銀、塩化銀、硝酸銀の何れか一つ以上を担持させたものとし、併せて多孔性ゼオライトを担持させたものとすることが好ましい。多孔性ゼオライトを担持させたものとすることで、機能性セラミックス5aが、消耗を防止され、長寿命化されるからである。
【0028】
前記機能性セラミックス5bとしては、ジアテルミ効果を発揮するものを使用する。この場合において、機能性セラミックス5bは、遠赤外線放射セラミックスにより構成する。又、前記機能性セラミックス5cとしては、水の水素イオン濃度をpH8.5〜9.0に上昇させる効果を発揮するものを使用する。この場合において、機能性セラミックス5cは、水酸化カルシウムセラミックスにより構成する。更に、機能性セラミックス5dとしては、水の酸化還元電位を200mV以下に低下させる効果を発揮するものを使用する。この場合において、機能性セラミックス5dは、イオン発生セラミックスにより構成する。
【0029】
以上のように構成される本発明の水処理具1は、収容部2の入口部7より、該収容部2の本体部6の内部に流入する水を、互いに機能の異なる機能性セラミックス5a、5b、5c、5dに順次触れさせることで、前記水に該機能性セラミックス5a、5b、5c、5dに応じた効果を担持させた後、収容部2の出口部8より流出させることができる。
【0030】
又、本発明の水処理具1は、機能性セラミックス5a、5b、5c、5dが、夫々、収容部2の本体部6の内部を、多数の貫通孔3cが設けられた隔壁3により間仕切りすることで形成された収容室4a、4b、4c、4dに収容されている。これにより、本水処理具1では、隔壁3の貫通孔3cにより、前記本体部6の内部を流れる水を分散させて、該水の機能性セラミックス5a、5b、5c、5dとの接触面積を大きくすることができるので、機能性セラミックス5a、5b、5c、5dの機能をより大きく発揮させることができる。更に、本水処理具1では、種類が異なることで硬度等に差異がある機能性セラミックス5a、5b、5c、5d同士がぶつかることを隔壁3により防止して、機能性セラミックス5a、5b、5c、5dが割れる等破損、消耗することを避けることができるので、長期にわたりメインテナンスを行うことなく使用することができる。
【0031】
次に、上記説明した本発明の水処理具1を備えるトイレ10及び局部洗浄装置11について、図2に基づき説明する。本発明のトイレ10は、便器12と、該便器12に流す水を蓄えるロータンク13と、前記本発明の局部洗浄装置11とを有する。又、本発明の局部洗浄装置11は、噴出する洗浄水により利用者の局部を洗浄するノズル14と、利用者が前記ノズル14からの洗浄水の噴出を操作するための操作部15と、前記ノズル14から噴出する洗浄水となる水を供給する前記給水管9と、該給水管9と前記ノズル14との間に設けられて、給水管9から供給された水を一時蓄える図外の小洗浄水用タンクと、を備える。尚、本発明のトイレ10及び局部洗浄装置11は、本発明の水処理具1が給水管9の途中に配設される点を除き、公知のものを使用して構成できるものである。
【0032】
本発明のトイレ10及び局部洗浄装置11では、前記給水管9の途中に配設された水処理具1が、該給水管9を流れる水を処理して、前述の機能を有した機能性セラミックス5a、5b、5c、5dに応じた効果を担持させた水とする。これにより、本トイレ10及び局部洗浄装置11では、前記図外の小洗浄水用タンク内の除菌を行うことができ、又、利用者が操作部15を操作することでノズル14から噴出する洗浄水で、利用者が感じる痛みや過敏性皮膚炎を緩和又は防止することができる。従って、本トイレ10及び局部洗浄装置11は、利用者の健康面、衛生面に好影響を及ぼすことができる。
【0033】
又、本発明のトイレ10及び局部洗浄装置11では、水処理具1が長期にわたりメインテナンスを行うことなく使用することができることに基づき、利用者の利便性も向上することができる。
【0034】
以上説明した水処理具1、トイレ10及び局部洗浄装置11は、本発明に係る水処理具、トイレ及び局部洗浄装置の一態様に過ぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が必要である。
【0035】
例えば、本発明のトイレ10は、水処理具1を、図2に示す給水管9にかわり、該給水管9と、ロータンク13に給水するための給水管16との分岐部17の上流側の給水管18の途中に配設することで構成してもよい。このようにすることで、ロータンク13に供給される水も、本水処理具1にて処理された水となるので、ロータンク13内を殺菌したり、又、便器12の洗浄効果を高めたりすること等ができる。又、本発明のトイレ10は、水処理具1を、前記給水管16の途中に配設することで構成してもよい。
【0036】
又、本発明の水処理具は、図3、4に示すような水処理具19として構成してもよい。この水処理具19は、水を通過させるために小径な貫通孔20aが多数形成された所謂パンチングメタルにより構成され、箱体からなる収容部20と、該収容部20の内部に配設され、水を通過させるために小径な貫通孔21aが多数形成された収容部20と同様のパンチングメタルにより構成される隔壁21により間仕切りされた収容室22a、22b、22c、22dと、該収容室22a、22b、22c、22d夫々に収容される前記機能性セラミックス5a、5b、5c、5dとを有している。
【0037】
前記収容部20は、例えば、蓋部とケース部とを有し、該ケース部内に隔壁21及び機能性セラミックス5a、5b、5c、5dを収容して、蓋部により蓋をするものとして構成することができる。このように収容部20を構成することで、蓋部を開けて容易に機能性セラミックス5a、5b、5c、5dの交換等を行うことができる。
【0038】
本水処理具19は、水を収容するタンク内に沈めて配設して使用することができ、収容部20に形成されている貫通孔20aより、該収容部20の内部に流入した水を、機能性セラミックス5a、5b、5c、5dに接触させることにより処理して、水処理具1と同様の効果を発揮するものである。従って、水処理具19を図2に示すロータンク13内や、前記図外の小洗浄水用タンク内に沈めて配設することで、本発明のトイレ10及び局部洗浄装置11を構成することができる。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明に係る水処理具は、水に対し所定の機能を担持させる水処理具として利用できる、又、本発明のトイレ及び局部洗浄装置は、利用者の健康面、衛生面に好影響を及ぼすトイレ及び局部洗浄装置として利用できる。
【符号の説明】
【0040】
1、19 水処理具
2、20 収容部
3、21 隔壁
4a、4b、4c、4d、22a、22b、22c、22d 収容室
5a、5b、5c、5d 機能性セラミックス
10 トイレ
11 局部洗浄装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに機能の異なる複数種の機能性セラミックスと、
筒状であり、多数の貫通孔が設けられた隔壁により間仕切りされた複数の収容室を内部に有し、該収容室夫々に、前記複数種の機能性セラミックスの内、任意の一種を収容する本体部と、該本体部の一端に設けられて水の流入口として使用される入口部と、前記本体部の他端に設けられて水の流出口として使用される出口部とを有する収容部と、を備え、
前記入口部より前記本体部に流入した水を前記複数種の機能性セラミックスに順次接触させて、前記出口部より流出させることを特徴とする水処理具。
【請求項2】
互いに機能の異なる複数種の機能性セラミックスと、
多数の貫通孔が設けられた箱体であり、多数の貫通孔が設けられた隔壁により間仕切りされた複数の収容室を内部に有し、該収容室夫々に、前記複数種の機能性セラミックスの内、任意の一種を収容する収容部と、を備え、
前記複数種の機能性セラミックスを収容した前記収容部を有する前記箱体を水中に配設することにより、前記収容部の貫通孔より該収容部の内部に流入した水を前記複数種の機能性セラミックスに接触させることを特徴とする水処理具。
【請求項3】
前記複数種の機能性セラミックスの内、少なくとも一種は、多孔性ゼオライトを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の水処理具。
【請求項4】
請求項1〜3の何れか記載の水処理具により処理させた水により、便器洗浄、局部洗浄の内、少なくとも一方を行うことを特徴とするトイレ。
【請求項5】
請求項1〜3の何れか記載の水処理具により処理させた水により、局部洗浄を行うことを特徴とする局部洗浄装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−13879(P2013−13879A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−150193(P2011−150193)
【出願日】平成23年7月6日(2011.7.6)
【出願人】(511164499)株式会社INANO&HIRAO Company (1)
【Fターム(参考)】