説明

汗拭き兼用清涼具

【課題】第1課題は、日射病、熱中症等を防止する清涼具の提供、第2課題は、人体における発汗が著しい部位、例えば額部、頸部全体、頭頂部、側頭部、頬、又は背部上辺等の発汗を抑制すると共に、冷媒剤により当該部位に心地よい冷感と清涼感を長時間感じさせる、清涼具の提供、第3課題は、発汗した人体の各部位を手早く拭き取ることができる清涼具の提供である。
【解決手段】
清涼具HC1は、通気性、吸水性及び柔軟性に富むタオルパイル地及び/又はガーゼ地からなる本体1と、保水性、吸湿性及び膨張性を有する冷媒剤Pと、前記冷媒剤Pを収納する収納体6と、前記本体1のほぼ中心又は縦中心線上に形成されるガーゼ地からなるポケット5とから構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、汗拭き兼用清涼具に係り、より詳しくは、主に外気温が高くなる初夏から初秋にかけてのアウトドアスポーツ、例えば、ウォーキング、ジョギング、ハイキング又はフィッシング等の他、農作業、家庭菜園作業や日曜大工等において、特に人体における発汗が著しい部位、例えば、額部、頸部、頭頂部又は後頭部等の発汗を抑制し、当該部位に心地よい冷感と清涼感を感じさせると共に、発汗した人体の各部位を手早く拭き取ることができる汗拭き兼用清涼具に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、世界各国が排出する膨大な温室効果ガスの影響による地球温暖化が進み、これにより外気温が高い夏日、真夏日又は猛暑日、さらには熱帯夜になる日数が年々増加している傾向にあることが、気象庁等によって発表されている。また熱中症を発症する児童の数も増加している。成人にとっても、外気温が高い夏日、真夏日等炎天下におけるアウトドアスポーツ、例えば、ウォーキング、ジョギング、ハイキング又はフィッシング等の他、農作業、家庭菜園作業や日曜大工等は、発汗作用が激しく、水分補給の頻度は増すので、その楽しさ又は作業効率等は半減するのみならず、疲労度は増大し、気分が悪くなったり、脱水症状やついには熱中症となることもある。また強い紫外線は、人体における肌を露出する部位例えば、頸部、顔面等は熱射被害である皮膚やけど、光老化によるシミ、シワ等の肌トラブル、DNA損傷による皮膚がんや視力低下等々の弊害を生じることになる。
【0003】
人体で最も暑さを感じる部位は、一般的に頸部及び後頭部であるといわれている。頸部等の暑さ対策として、近年になり、各種の清涼帯ないし清涼具等が提案されている。例えば、本願出願人による特許文献1「身体用清涼帯」(第2頁、図5参照)、特許文献2「保水バンド」(第2頁、図1参照)、特許文献3「冷却用帯体」(第2頁、図1参照)、特許文献4「清涼帯」(第2頁、図1参照)等である。特許文献1は、保水性及び吸湿性を有する粒状又は粉末状の高分子ポリマーと、前記高分子ポリマーを収納する高吸水性繊維を素材とする帯状の布地体とから構成されている。特許文献2は、二重の帯状の布であり、保水部は吸水性繊維の布であり、保水部は本体バンドの全長に渡り挟まれ、縫い合わされており、本体バンドの両端に剣状帯を、さらにその一端に通し帯を設けて保水バンドを構成している。特許文献3は、帯状袋体内に高分子吸収体からなる超高性能の保水材を充填したことを特徴としている。特許文献4は、布製袋状部の内部に水に不溶性で吸湿性及び保水性に富んだ材料からなる小さな冷媒粒を多数封入してなることを特徴としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3150097号公報
【特許文献2】実用新案登録第3148542号公報
【特許文献3】実用新案登録第3011879号公報
【特許文献4】実用新案登録第3006032号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の特許文献1〜特許文献4は、いずれも帯状ないしバンド(以下、帯体という)であり、そのために水道水を帯体にかけたり、あるいは洗面器等の容器内の水に浸漬する時間は比較的に短時間(約5〜10分)であるが、使用に際しては、帯体の断面容積が少ないために帯体内の水分が早急に蒸発するので、特に真夏日等にあっては、頻繁な帯体への水分補給が必要であるという欠点を払拭されていない。また帯体であるから、例えばスカーフを頸部に巻き付けるようにして使用するのでファッション性のある清涼具といえなくもないが、なにか充足感が欠けるものがある。
【0006】
本願発明が解決しようとする課題は、以下の通りである。
(1)第1の課題は、日射病、熱中症等を防止する汗拭き兼用清涼具を提供することにあ る。
(2)第2の課題は、人体における発汗が著しい部位、例えば額部、頸部全体、頭頂部、 側頭部、頬、又は背部上辺等の発汗を抑制すると共に、冷媒剤により当該部位に心 地よい冷感と清涼感を長時間感じさせる、汗拭き兼用清涼具を提供することにある 。
(3)第3の課題は、発汗した人体の各部位を手早く拭き取ることができる汗拭き兼用清 涼具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明者は、上記従来技術が有する各種問題点に鑑みて、鋭意検討を重ね、特に通気性、吸水性及び柔軟性に富むタオルパイル地及び/又はガーゼ地と、保水性、吸湿性及び膨張性を有する高分子ポリマーに着目して、本願発明を完成させたものである。
課題を解決するための手段は、本願、特許請求の範囲の各請求項に記載の発明であり、その具体的な解決手段は、以下の通りである。
【0008】
上記の課題を解決するための第1の発明は、請求項1に記載する発明であり、
身体の背部上辺より上部に着装する汗拭き兼用清涼具であって、
通気性、吸水性及び柔軟性に富むタオルパイル地及び/又はガーゼ地からなる本体と、
保水性、吸湿性及び膨張性を有する冷媒剤と、
前記冷媒剤を収納する収納体と、
前記本体のほぼ中心又は縦中心線上に形成されるガーゼ地からなるポケットと、
から構成されることを特徴としている。
【0009】
上記の課題を解決するための第2の発明は、請求項2に記載する発明であり、
前記本体の全体又は/及び一部の左右の長さ寸法が少なくとも額部及び頭部全体を周回可能であると共に、左右の両端を結ぶことが可能な構成としている、
ことを特徴としている。
【0010】
上記の課題を解決するための第3の発明は、請求項3に記載する発明であり、
前記本体の中央部をガーゼ地とし、当該中央部の左右に同寸のタオルパイル地を縫製してなるハチマキ状とした、
ことを特徴としている。
【0011】
上記の課題を解決するための第4の発明は、請求項4に記載する発明であり、
前記本体における縦中心線の上部水平方向に左右相似形の帯状捲回部を形成すると共に、前記帯状捲回部の下部には、後頭部、側頭部、頬及び頸部を被覆する左右相似形の垂らし布片を一体的に延設してなる、
ことを特徴している。
【0012】
上記の課題を解決するための第5の発明は、請求項5に記載する発明であり、
前記冷媒剤が粒状又は粉末状のポリアクリル酸ナトリウムからなる高分子ポリマーである、
ことを特徴としている。
【0013】
上記の課題を解決するための第6の発明は、請求項6に記載する発明であり、
前記冷媒剤を収納するポケットは、ガーゼ地からなる前記本体の裏面部に1〜複数設けられている、
ことを特徴としている。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る、汗拭き用清涼具は、上記した特徴的な構成になるから、以下のような効果を奏する。すなわち、
第1の発明によれば、
「身体の背部上辺より上部に着装する汗拭き兼用清涼具であって、通気性、吸水性及び柔軟性に富むタオルパイル地及び/又はガーゼ地からなる本体と、保水性、吸湿性及び膨張性を有する冷媒剤と、前記冷媒剤を収納する収納体と、前記本体のほぼ中心又は縦中心線上に形成されるガーゼ地からなるポケットと」
から構成されるという特徴的な構成とし、その特徴的構成要件に応じ、
日射病、熱中症等を防止する汗拭き兼用清涼具の提供という第1の課題と、人体における発汗が著しい部位、例えば額部、頸部全体、頭頂部、側頭部、頬、又は背部上辺等の発汗を抑制すると共に、冷媒剤により当該部位に心地よい清涼感を長時間感じさせる、汗拭き兼用清涼具の提供という第2の課題と、前記本体の中央部をガーゼ地とし、当該中央部の左右に同寸のタオルパイル地を縫製してなるハチマキ状としたという第3の課題を一挙に解決することができた。
【0015】
第2の発明によれば、
「前記本体の全体又は/及び一部の左右の長さ寸法が少なくとも額部及び頭部全体又は頸部を周回可能であると共に、左右の両端を結ぶことが可能な構成としている」
という特徴的な構成とし、
また第3の発明によれば、
「前記本体の中央部をガーゼ地とし、当該中央部の左右に同寸のタオルパイル地を縫製してなるハチマキ状とした」
という特徴的な構成とし、その特徴的構成要件に応じ、
第1の課題〜第3の課題を解決することができた。特に人体における発汗が著しい部位、例えば額部及び頸部全体に捲回することにより、発汗を抑制すると共に、冷媒剤により当該部位に心地よい清涼感を長時間感じさせ、発汗部分をタオルパイル地からなる本体で払拭することができる。
【0016】
第4の発明によれば、
「前記本体における縦中心線の上部水平方向に左右相似形の帯状捲回部を形成すると共に、前記帯状捲回部の下部には、後頭部、側頭部、頬及び頸部を被覆する左右相似形の垂らし布片を一体的に延設してなる」
という特徴的な構成とし、その特徴的構成要件に応じ、
第1の課題〜第3の課題を解決することができた。特に人体における発汗が著しい部位、例えば額部、頸部全体、頭頂部、側頭部、頬、又は背部上辺等の発汗を抑制すると共に、冷媒剤により当該部位に心地よい清涼感を長時間感じさせ、発汗部分をタオルパイル地からなる本体で払拭することができる。
【0017】
第5の発明によれば、
「前記冷媒剤が粒状又は粉末状のポリアクリル酸ナトリウムからなる高分子ポリマーである」
という特徴的な構成とし、
また第6の発明によれば、
「前記冷媒剤を収納するポケットは、ガーゼ地からなる前記本体の裏面部に1〜複数設けられている」
いう特徴的な構成とし、その特徴的構成要件に応じ、
第1の課題〜第3の課題を解決することができた。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】は、本発明に係る、汗拭き兼用清涼具の一例を示す一部切欠背面図である。
【図2】は、図1における2−2線拡大断面図である。
【図3】(a)は、図1における汗拭き兼用清涼具の使用状態を示す正面図、(b)は、同側面図である。
【図4】は、本発明に係る、汗拭き兼用清涼具の他の例を示す展開背面図である。
【図5】(a)は、図4におけるa−a線断面図、(b)は、図4におけるb−b線断面図である。
【図6】(a)は、図4における汗拭き兼用清涼具の使用状態を示す正面図、(b)は、同側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1〜図3は、本発明に係る、汗拭き兼用清涼具(以下、清涼具HC1という)の一例である。清涼具HC1は、図示するようにハチマキ状の清涼具HC1であり、本体1は、中央部2、該中央部2の左右に配設された左側部3及び右側部4から構成され、中央部2の縦中心線上C−Cにはガーゼ地からなるポケット5が縫着されている。ポケット5内には、冷媒剤Pを封入した収納体6が収納されている。
【0020】
本体1は、例えば、成人用とするときは、その長手寸法Lを約120〜125cmとし、中央部2の長手寸法L1を約38〜40cm、左側部3及び右側部4の長手寸法L2を約40〜43cmとすることができる。短手寸法Wを約12〜13cmとすることが好ましい。中央部2は、ガーゼ地からなる布帛を水平方向に二重折りして縫製している。左側部3は、タオルパイル地からなり、短手部分を水平方向に三重折りし、一端は中央部2の左側縁1aに縫着され、また右側部4はタオルパイル地からなり、短手部分を水平方向に三重折りし、一端は中央部2の右側縁1bに縫着されている。
【0021】
ポケット5は、例えば長手寸法L5を約22〜23cmとし、短手寸法W5を約7.5〜8cmとしている。ポケット5は、通気性及び柔軟性に富むガーゼ地が好ましい。矩形状ポケット5の底部5a、左側縁5b及び右側縁5cは中央部2の裏面に縫製され、ポケット5の上方には開口部5dが形成されている。開口部5dから冷媒剤Pを封入した収納体6が収納されて使用される。
【0022】
冷媒剤Pは、粒状又は粉末状のポリアクリル酸ナトリウムを主成分とする高分子ポリマーである。冷媒剤Pは、図1〜図2に示すように、収納体6に封入されている。収納体6の表地6aは、好通気性、高吸水性繊維、例えばポリエステル繊維又はポリエステルとナイロン混紡繊維等を素材とし、消臭加工、抗菌・防かび加工及び/又はUV加工されている。また収納体6は、高分子ポリマーが膨張時、ポケット5内に収納可能な大きさに設定されている。
【0023】
図3(a)及び(b)は、ハチマキ状の清涼具HC1を額部に捲回した使用状態を示し、ている。清涼具HC1を使用するには、予め冷媒剤Pが封入された収納体6の表地6aに水(真水)をかけるか、又は収納体6を、例えば、洗面容器等の水中に約3〜5分間浸漬させて表地6aに水分を含ませる。つぎに収納体6をポケット5内に収納し、図3(a)に図示するように、収納体6を額部中央に配置して左側部3及び右側部4を側頭部に捲回し、その両端を後頭部で括り、固定して使用する。これにより、冷媒剤Pの高分子ポリマー、例えば、ポリアクリル酸ナトリウムの分子表面は、水分気化熱により、収納体6の表面温度を下げることになり、ポケット5に当接する、例えば人体の額部は、外気温より2〜3°低くなり、冷感と清涼感を感じることになる。収納体6の水分が蒸発すれば、該収納体6をポケット5から取り出して、再度収納体6の表面に水をかけるか、容器内の真水に約3〜5分間浸漬して水分を補給し、再びポケット5内に収納して使用すれば、繰り返し冷感と清涼感を感じることができる。また、発汗部分をタオルパイル地からなる左側部3又は右側部4で払拭することができる。さらに成人又は小児等が風邪による発熱した際には、清涼具HC1を額部にハチマキ状に捲回して熱さましとして使用することができるのはもちろんである。
【0024】
図4〜図6は、本発明に係る、汗拭き兼用清涼具(以下、清涼具HC2という)における他の例を示している。清涼具HC2において、本体21は、タオルパイル地を素材としている。図示するように、本体21の縦中心線C−Cにおける、上部水平方向に左右相似形の帯状捲回部22及び23を形成すると共に、帯状捲回部22及び23の下部には、後頭部、側頭部、頬及び頸部を被覆する左右相似形の垂らし布片24を一体的に延設した構成としている。帯状捲回部22及び23の中央には、ポケット25が設けられている。また垂らし布片24の下方中央にはポケット26が設けられている。
【0025】
ポケット25及び26は、例えば長手寸法L25を約18〜23cmとし、短手寸法W25を約8.5〜10cmとしている。ポケット25及び26は、通気性及び柔軟性に富むガーゼ地が好ましい。矩形状ポケット25の上部25a、左側縁25b及び右側縁25cは本体21の裏面に縫着され、ポケット25の下方は、開口部25dが形成されている(図5(a)参照)。開口部25dから冷媒剤Pを封入した収納体PSが収納されて使用される。また矩形状ポケット26の底部26a、左側縁26b及び右側縁26cは、本体21の裏面に縫着され、ポケット26の上方は、開口部26dが形成されている(図5(b)参照)。開口部26dから冷媒剤Pを封入した収納体PSが収納されて使用される。
【0026】
清涼具HC2を、成人用として製作するときは、例えば、帯状捲回部22及び23の横手寸法LLを約85〜90cmとし、本体21の縦寸法LWを約60〜63cmとすることができる。図6(a)及び(b)は、清涼具HC2の使用状態を示している。清涼具HC2を頭部等に着装するには、まず帯状捲回部22及び23のほぼ中央を左右の手で把持し、冷媒剤P入り収納体PSが入ったポケット26を頸部後部又は後頭部に接するように配置する。次に冷媒剤P入り収納体PSが入ったポケット25を額部のほぼ中央に配置し(図6(a)、参照)、帯状捲回部22及び23を後頭部まで回し、その両端を括って固定する(図6(b)、参照)。これにより、冷媒剤Pの高分子ポリマー例えば、ポリアクリル酸ナトリウムの分子表面は、水分気化熱により、収納体PSの表面温度を下げることになり、ポケット25及び26に当接する、例えば人体の額部はもちろん、後頭部、側頭部、頬及び頸部は、外気温より2〜3°低くなり、冷感と清涼感を感じることになる。収納体PSの水分が蒸発すれば、該収納体PSをポケット25及び26から取り出して、再度収納体PSの表面に水をかけるか、容器内の真水に約3〜5分間浸漬して水分を補給し、再びポケット25及び26内に収納して使用すれば、繰り返し冷感と清涼感を感じることができる。また、発汗部分をタオルパイル地からなる本体21で払拭することができる。
【符号の説明】
【0027】
HC1 清涼具
P 冷媒剤
1 本体
2 中央部
3 左側部
4 右側部
5 ポケット
6 収納体
22、23 帯状捲回部
24 垂らし布片
25、26 ポケット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
身体の背部上辺より上部に着装する汗拭き兼用清涼具であって、
通気性、吸水性及び柔軟性に富むタオルパイル地及び/又はガーゼ地からなる本体と、
保水性、吸湿性及び膨張性を有する冷媒剤と、
前記冷媒剤を収納する収納体と、
前記本体のほぼ中心又は縦中心線上に形成されるガーゼ地からなるポケットと、
から構成されることを特徴とした汗拭き兼用清涼具。
【請求項2】
前記本体の全体又は/及び一部の左右の長さ寸法が少なくとも額部及び頭部全体又は頸部を周回可能であると共に、左右の両端を結ぶことが可能な構成としている、
ことを特徴とする請求項1に記載の汗拭き兼用清涼具。
【請求項3】
前記本体の中央部をガーゼ地とし、当該中央部の左右に同寸のタオルパイル地を縫製してなるハチマキ状とした、
ことを特徴とする請求項1〜請求項2の何れかに記載の汗拭き兼用清涼具。
【請求項4】
前記本体における縦中心線の上部水平方向に左右相似形の帯状捲回部を形成すると共に、前記帯状捲回部の下部には、後頭部、側頭部、頬及び頸部を被覆する左右相似形の垂らし布片を一体的に延設してなる、
ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の汗拭き兼用清涼具。
【請求項5】
前記冷媒剤が粒状又は粉末状のポリアクリル酸ナトリウムからなる高分子ポリマーである、
ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の汗拭き兼用清涼具。
【請求項6】
前記冷媒剤を収納するポケットは、ガーゼ地からなる前記本体の裏面部に1〜複数設けられている、
ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の汗拭き兼用清涼具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−104322(P2011−104322A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−279883(P2009−279883)
【出願日】平成21年11月18日(2009.11.18)
【出願人】(501138851)株式会社マーク (6)
【Fターム(参考)】