説明

汚濁液噴出装置

【課題】 小型化を容易にする。
【解決手段】 汚濁液噴出装置は、汚濁液を貯蔵する貯蔵容器2と、ガス発生器4と、貯蔵容器2を収容する耐圧容器6と、遮熱板10と、液噴射ノズル8とを備える。ガス発生器4は、ガス排出口70を有し、起動信号の入力があるとガスを発生させる。貯蔵容器2は、ガス発生器4がガスを発生させるとガスの圧力によって押しつぶされる。貯蔵容器2のうち汚濁液放出部42は、ガスの圧力によって貯蔵容器2が押しつぶされる際、汚濁液を耐圧容器6内に放出させる。放出された汚濁液は、液噴射ノズル8から噴射対象物に噴射される。汚濁液噴出装置が、Oリング12をさらに備える。Oリング12は、ガスの圧力によって貯蔵容器2が押しつぶされる際、耐圧容器6の内部から外部へガスが漏出することを防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、汚濁液噴出装置に関し、特に、汚濁液を噴出する汚濁液噴出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、汚濁液噴出装置を開示する。この汚濁液噴出装置は、ガス発生器と、貯蔵容器と、液噴射ノズルとを備える。ガス発生器は、起動信号が入力されるとガスを発生させる。液噴射ノズルは、貯蔵容器に配管を介して繋がれ、紙幣に向けて汚濁液を吹き付ける。貯蔵容器の内部空間は、ガス充填室と、汚濁液収納袋内蔵室とに、可動円板を介して区画されている。ガス充填室には、ガス発生器からのガスが充填される。汚濁液収納袋内蔵室には、汚濁液が収納された汚濁液収納袋が内蔵される。可動円板は、貯蔵容器内を容器軸方向に移動可能で、断熱性を有する。可動円板は、ガス発生器から発生するガス圧により汚濁液収納袋内蔵室の方へ移動可能である。汚濁液収納袋内蔵室内のガス充填室側とは反対側の開口端部は口栓で塞がれる。口栓は、配管と連通する液出口を有する。液出口の汚濁液収納袋内蔵室に臨む口先部が汚濁液収納袋を破断するよう鋭利なエッジ状に形成されている。口栓の汚濁液収納袋内蔵室に面する内面上であって口先部の外周に対応する部分と、当該部分に接する汚濁液収納袋の底部とは、接着剤で固着されている。
【0003】
特許文献1によれば、液漏れの発生や不測に紙幣が汚される事態の発生を防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−159014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に開示された発明では、あるレベル以上に小型化することが難しいという問題点がある。そのレベル以上に小型化しようとすると、汚濁液の噴射が不十分になってしまう。
【0006】
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、小型化が容易な汚濁液噴出装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
図面を参照して本発明の汚濁液噴出装置を説明する。なお、この欄で図中の符号を使用したのは、発明の内容の理解を助けるためであって、発明の内容を図示した範囲に限定する意図ではない。
【0008】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、汚濁液噴出装置は、貯蔵容器2と、ガス発生器4と、耐圧容器6と、遮熱板10と、液噴射ノズル8とを備える。貯蔵容器2は、汚濁液を貯蔵する。ガス発生器4は、ガス排出口70を有し、起動信号の入力があるとガスを発生させ、ガス排出口70からガスを排出する。耐圧容器6は、貯蔵容器2を収容する。耐圧容器6には、ガス排出口70が接続される。耐圧容器6は、ガス発生器4が発生させたガスの圧力に耐える。遮熱板10は、耐圧容器6の中で、貯蔵容器2とガス排出口70との間にあたる位置に収容される。液噴射ノズル8は、耐圧容器6の内部と連通し、貯蔵容器2から汚濁液が放出されると、噴射対象物に汚濁液を噴射する。貯蔵容器2は、ガス発生器4がガスを発生させると、ガスの圧力によって押しつぶされる。耐圧容器6は、収容部22と、連通部24とを有する。収容部22は、貯蔵容器2の一部および遮熱板10を収容する。連通部24は、貯蔵容器2の残部を収容し、かつ、収容部22と液噴射ノズル8とを連通させる。連通部24は、内壁開口80を介して収容部22と連通している。内壁開口80は、収容部22の内壁の一部である。貯蔵容器2は、貯蔵部40と、汚濁液放出部42とを有する。貯蔵部40は、収容部22内に収容される。貯蔵部40は、汚濁液を貯蔵する。汚濁液放出部42は、貯蔵部40から突出し、貯蔵部40と連通しており、かつ、少なくとも先端部分が連通部24内に収容される。汚濁液放出部42が、ガスの圧力によって貯蔵部40が押しつぶされたことに応じて、貯蔵部40内の汚濁液を連通部24内に放出させる。汚濁液噴出装置が、漏出防止部12をさらに備える。漏出防止部12は、連通部24の内部および内壁開口80の外周のうち少なくとも一方と貯蔵容器2との間に配置される。貯蔵部40が押しつぶされる際、漏出防止部12が、汚濁液放出部42の外周と連通部24の内周との間から耐圧容器6の外部へガスが漏出することを防止する。
【0009】
ガス発生器4は、起動信号の入力があるとガスを発生させ、そのガスを排出する。貯蔵容器2は、ガス発生器4がガスを発生させるとガスの圧力によって押しつぶされる。汚濁液放出部42が、ガスの圧力によって貯蔵部40が押しつぶされたことに応じて、貯蔵部40内の汚濁液を連通部24内に放出させる。このとき、漏出防止部12が、汚濁液放出部42の外周と連通部24の内周との間から耐圧容器6の外部へガスが漏出することを防止しているので、漏出防止部12が備えられていない場合に比べ、耐圧容器6の内部の圧力は高くなる。圧力が高くなる分、貯蔵容器2はよく押しつぶされる。よく押しつぶされる分、ガス発生後に貯蔵容器2内に残留する汚濁液は少なくなる。残留する汚濁液が少なくなる分、貯蔵容器2が貯蔵する汚濁液の量は少なくて済む。その結果、汚濁液噴出装置の小型化は容易になる。
【0010】
また、上述した汚濁液放出部42が、付け根部50と、くびれ部52と、先端部54と、箔56とを有することが望ましい。付け根部50は、貯蔵部40に直接連通する。くびれ部52は、付け根部50に接続される。くびれ部52は、付け根部50を介して貯蔵部40に連通する。先端部54は、くびれ部52に接続される。先端部54は、くびれ部52および付け根部50を介して貯蔵部40に連通する。先端部54には、放出孔60が設けられている。箔56は、放出孔60を塞ぐように先端部54に貼られる。
【発明の効果】
【0011】
本発明にかかる汚濁液噴出装置は、容易に小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施形態にかかる汚濁液噴出装置を示す断面図である。
【図2】本発明の実施形態にかかる汚濁液放出部を、その一部を破断した状態で示す拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
【0014】
図1は、本発明の一実施形態にかかる汚濁液噴出装置を示す断面図である。図2は、本実施形態にかかる汚濁液放出部42を、その一部を破断した状態で示す拡大図である。
【0015】
図1を参照しつつ、本実施例にかかる汚濁液噴出装置の構成を説明する。本実施例にかかる汚濁液噴出装置は、ATM(Automated Teller Machine)装置の現金収納ケース内に設置される。図1に示すように、本実施例にかかる汚濁液噴出装置は、貯蔵容器2と、ガス発生器4と、鋳物製の耐圧容器6と、この耐圧容器6に繋がれる液噴射ノズル8と、遮熱板10とを備える。
【0016】
貯蔵容器2は着色インク等の汚濁液を貯蔵する。本実施形態における貯蔵容器2は、ポリエチレンなど樹脂製の袋である。ガス発生器4は、制御装置14から起動信号の入力があると、ガスを発生させ、後述するガス排出口70からそのガスを排出する。耐圧容器6は、貯蔵容器2を収容する。耐圧容器6には、ガス発生器4のうち、後述するガス排出口70が接続される。本実施形態にかかる耐圧容器6は鋳鉄製である。これは、ガス発生器4が発生させたガスの圧力に耐圧容器6が耐える(その結果、貯蔵容器2から汚濁液が十分に押し出されるまで、少なくともガス漏れが生じない)だけの強度を有している必要があるためである。逆に言えば、ガス発生器4が発生させたガスの圧力に耐えられるのであれば、耐圧容器6の素材は鋳鉄に限定されない。液噴射ノズル8は、噴射対象物(本実施形態においては、現金収納ケース内の図示しない紙幣が噴射対象物である。もちろん、噴射対象物は、証券など紙幣以外の物であってもよい。)に向けて上述した汚濁液を吹き付ける。遮熱板10は熱を遮る。遮熱板10が備えられるのは、ガス発生器4がガスを発生させる際に生じる火炎(本実施形態においては、この炎は、ガス排出口70からガスと共に噴出する)から貯蔵容器2を守るためである。また、遮熱板10は、耐圧容器6の中でスライド可能である。当然、遮熱板10は、ガス発生器4がガスを発生させる際に、貯蔵容器2を押しつぶす方向へ移動する。このため、遮熱板10は、薄肉の軽量な材料で形成されることが望ましい。具体的に述べると、遮熱板10は、マイカや難燃性コーティング紙などの素材からなることが望ましい。
【0017】
本実施形態にかかる耐圧容器6は角筒状に形成される。耐圧容器6の内部空間は、ガス充填室20と、貯蔵容器収容室22と、連通室24とに区画されている。ガス充填室20は、通気孔26を介して貯蔵容器収容室22に連通している。貯蔵容器収容室22は、その内壁に設けられた内壁開口80(内壁開口80は図2に示されている)を介して連通室24と連通している。また、貯蔵容器収容室22は、連通室24を介して液噴射ノズル8に連通している。ガス充填室20内に、上述したガス発生器4の先端部分(後述する発熱部30)が収容されている。貯蔵容器収容室22に、貯蔵容器2の一部(後述する汚濁液放出部42)と遮熱板10とが収容される。連通室24には、貯蔵容器2の残部(後述する貯蔵部40)が収容される。遮熱板10は、通気孔26が開口する面に対向するよう配置される。これにより、遮熱板10は、耐圧容器6の中で、貯蔵容器2とガス発生器4(より具体的にはガス排出口70)との間にあたる位置に収容されていることとなる。
【0018】
ガス発生器4は、発熱部30と、リード線32と、スイッチ34と、電源36とを有する。発熱部30は、ガス排出口70と、アジ化ナトリウム等のガス発生剤(図示せず)と、電熱体(図示せず)とを有する。上述したように、ガス充填室20内に発熱部30が収容されている。ガス充填室20内に発熱部30が収容され、かつ、発熱部30がガス排出口70を有しているので、耐圧容器6にはガス排出口70が接続されていることとなる。リード線32は、電熱体に接続されている。リード線32にスイッチ34と電源36とが接続される。スイッチ34は、制御装置14が起動信号を入力するとオンになる。
【0019】
貯蔵容器2は、貯蔵部40と、汚濁液放出部42とを有する。貯蔵部40は、貯蔵容器収容室22内に収容される。汚濁液放出部42は、貯蔵部40から突出し、貯蔵部40と連通しており、かつ、少なくとも先端部分が連通室24内に収容される。貯蔵部40と汚濁液放出部42とは一体となっている。
【0020】
図2を参照しつつ、本実施例にかかる汚濁液放出部42の構成を説明する。汚濁液放出部42は、付け根部50と、くびれ部52と、先端部54と、金属箔56とを有する。付け根部50は、汚濁液放出部42の付け根にあたる部分である。付け根部50が貯蔵部40と直接連通している部分である。くびれ部52は、付け根部50と先端部54とを連通させる部分である。付け根部50には、Oリング12がはまる。なお、Oリング12は、連通室24の内面と汚濁液放出部42の外面との間に配置され、それらの間をガス(ガス発生器4が発生させたガス)が通過しないように遮断するシール材である。先端部54は、くびれ部52に接続され、汚濁液が吐出される部分である。先端部54の中でも先端にあたる部分には、放出孔60が設けられている。金属箔56は、放出孔60を塞ぐように貼られている。金属箔56の強度は低い。このため、上述したガスの圧力によって貯蔵部40が押しつぶされると、金属箔56は、貯蔵部40内の汚濁液から受ける圧力によって破壊される。その結果、貯蔵部40が押しつぶされると、放出孔60から汚濁液が放出されることとなる。
【0021】
以上のような構造に基づく、本実施形態にかかる汚濁液噴出装置の動作を説明する。まず、公知の不正行為検出装置16が所定の信号を制御装置14に入力すると、制御装置14が制御信号をスイッチ34に入力する。これに応じて、スイッチ34がオンになる。
【0022】
スイッチ34がオンになると、電源36からリード線32に電力が流れ、電熱体を加熱する。その結果、ガス発生剤が化学反応を起こしてガスを一挙に噴き出す。噴き出したガスは、ガス充填室20内に充填した後、通気孔26を通って貯蔵容器収容室22に噴出する。貯蔵容器収容室22内にガスが噴出すると、そのガスの圧力によって遮熱板10が貯蔵容器収容室22の方へ移動する。この遮熱板10の移動に伴い貯蔵容器2が連通室24に向かって圧縮されると同時に、ガスが遮熱板10の外周と耐圧容器6の内周との間の隙間から貯蔵容器2の方へ勢いよく流れ込んで貯蔵容器2全体を圧縮する。このとき、貯蔵容器収容室22からガスが漏出することは、Oリング12によって防止されている。ガスの漏出が防止されているので、貯蔵容器収容室22の気圧は高くなる。貯蔵容器収容室22の気圧が高くなるので、貯蔵容器2が強く圧縮される。貯蔵容器2は、強く圧縮されるので、圧縮後の体積は小さくなる。貯蔵容器2が圧縮されると、その中の汚濁液には圧力がかかる。その圧力によって上述した金属箔56が破壊される。金属箔56が破断することで、圧力がかかっている汚濁液は放出孔60から勢い良く放出される。放出された汚濁液は液噴射ノズル8から噴出し、紙幣にかかる。
【0023】
以上のようにして、本実施形態にかかる汚濁液噴出装置は、貯蔵容器2が強く圧縮され、小さくなるので、汚濁液のほとんどを液噴射ノズル8から噴出させることができる。汚濁液のほとんどが液噴射ノズル8から噴出するので、貯蔵容器2内に余分な汚濁液を貯蔵しておく必要はない。その必要がないので、汚濁液噴出装置の小型化を図ることが容易である。また、貯蔵された汚濁液に対して使用されるものの割合が高くなる。
【0024】
今回開示された実施形態はすべての点で例示である。本発明の範囲は上述した実施形態に基づいて制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更をしてもよいのはもちろんである。
【0025】
たとえば、Oリング12に代え、その他のシール材が用いられていてもよい。シール材以外の、貯蔵容器収容室22からガスが漏出することを防止する漏出防止部材が用いられてもよい。この場合、漏出防止部材は、くびれ部52ではなく、内壁開口80の外周に配置されるものであってもよい。また、その漏出防止部材とOリング12とが併用されてもよい。
【0026】
また、汚濁液放出部42の構造は、図2に示すものに限られない。たとえば、ガスの圧力によって貯蔵部40が押しつぶされると、くびれ部52や、先端部54のうち中央部分が破断する構造であってもよい。汚濁液放出部42は、弁を有していてもよい。これらの場合にも、ガスの圧力によって貯蔵部40が押しつぶされたことに応じて、着色インク等の汚濁液が放出される。
【符号の説明】
【0027】
2 貯蔵容器
4 ガス発生器
6 耐圧容器
8 液噴射ノズル
10 遮熱板
12 Oリング
14 制御装置
20 ガス充填室
22 貯蔵容器収容室
24 連通室
26 通気孔
30 発熱部
32 リード線
34 スイッチ
36 電源
40 貯蔵部
42 汚濁液放出部
50 付け根部
52 くびれ部
54 先端部
56 金属箔
60 放出孔
70 ガス排出孔
80 内壁開口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
汚濁液を貯蔵する貯蔵容器と、
ガス排出口を有し、起動信号の入力があるとガスを発生させ、前記ガス排出口から前記ガスを排出するガス発生器と、
前記貯蔵容器を収容し、前記ガス排出口が接続され、かつ、前記ガス発生器が発生させたガスの圧力に耐える耐圧容器と、
前記耐圧容器の中で、前記貯蔵容器と前記ガス排出口との間にあたる位置に収容される遮熱板と、
前記耐圧容器の内部と連通し、前記貯蔵容器から前記汚濁液が放出されると、前記汚濁液を噴射対象物に噴射する液噴射ノズルとを備える汚濁液噴出装置であって、
前記貯蔵容器は、前記ガス発生器が前記ガスを発生させると、前記ガスの圧力によって押しつぶされ、
前記耐圧容器が、
前記貯蔵容器の一部および前記遮熱板を収容する収容部と、
前記貯蔵容器の残部を収容し、かつ、前記収容部と前記液噴射ノズルとを連通させる連通部とを有しており、
前記連通部は、前記収容部の内壁の一部である内壁開口を介して前記収容部と連通しており、
前記貯蔵容器は、
前記収容部内に収容され、前記汚濁液を貯蔵する貯蔵部と、
前記貯蔵部から突出し、前記貯蔵部と連通しており、かつ、少なくとも先端部分が前記連通部内に収容される、汚濁液放出部とを有しており、
前記汚濁液放出部が、前記ガスの圧力によって前記貯蔵部が押しつぶされたことに応じて、前記貯蔵部内の前記汚濁液を前記連通部内に放出させ、
前記汚濁液噴出装置が、前記連通部の内部および前記内壁開口の外周のうち少なくとも一方と前記貯蔵容器との間に配置される漏出防止部をさらに備え、
前記貯蔵部が押しつぶされる際、前記漏出防止部が、前記汚濁液放出部の外周と前記連通部の内周との間から前記耐圧容器の外部へ前記ガスが漏出することを防止することを特徴とする、汚濁液噴出装置。
【請求項2】
前記汚濁液放出部は、
前記貯蔵部に直接連通する付け根部と、
前記付け根部に接続され、前記付け根部を介して前記貯蔵部に連通するくびれ部と、
前記くびれ部に接続され、前記くびれ部および前記付け根部を介して前記貯蔵部に連通し、かつ、放出孔が設けられている先端部と、
前記放出孔を塞ぐように前記先端部に貼られる箔とを有し、
前記漏出防止部が、前記くびれ部の外周に嵌められ、前記連通部の内面と前記汚濁液放出部の外面との間を前記ガスが通過しないように遮断するシール材を有することを特徴とする、請求項1に記載の汚濁液噴出装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−170376(P2010−170376A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−12822(P2009−12822)
【出願日】平成21年1月23日(2009.1.23)
【出願人】(000114905)ヤマトプロテック株式会社 (46)
【Fターム(参考)】