説明

油圧エレベータ用の簡易設置式作動油浄化装置

【課題】作動油タンクの形状、大きさ等に影響されず、幅広く使用可能な簡易設置式作動油浄化装置を提供する。
【解決手段】簡易設置式作動油浄化装置(1)が作動油浄化フィルタユニット(11)、耐油性樹脂製の取入用樹脂ホース(12)及び戻用樹脂ホース(13)を備える。取入用樹脂ホース(12)及び戻用樹脂ホース(13)の第一の先端はそれぞれ前記作動油浄化フィルタユニット(11)に接続され、取入用樹脂ホース(12)及び戻用樹脂ホース(13)の第二の先端は作動油タンク(2)にそれぞれ差し込まれる。該第二の先端はそれぞれ、内ネジホースニップル(41)を備える。取入用樹脂ホース(12)及び戻用樹脂ホース(13)にはスイッチ式マグネット(3)がそれぞれ固定されており、該スイッチ式マグネット(3)とねじ込みプラグ(42)とが、脱落防止ワイヤ(423)によって接続されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧エレベータ用の簡易設置式作動油浄化装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
油圧エレベータは、電動ポンプで油圧を制御し、その圧力を利用してかごを昇降させるエレベータであり、直接方式、間接方式、パンタグラフ式などの駆動方式がある。
かかる油圧エレベータは、機械室をどこにでも設置でき、かごの上昇下降が滑らかであり、積載量を大きくできる、等の多くの利点を有している。
近年では、機械室レスロープ式エレベータの開発により、ロープ式エレベータへの需要が高まってはいるものの、依然として、油圧エレベータが導入されている例も非常に多く、かかる油圧エレベータのメンテナンスが問題となっている。
【0003】
油圧エレベータのメンテナンスで特に問題となるのは、作動油の性状劣化の問題である。
油圧エレベータを長年使用すると、作動油へのゴミの混入や、油圧装置自体の磨耗によって金属粉が発生する、等の原因により、作動油の性状は劣化する。
この性状劣化によって、配管機器等の目詰まりや、更なる摩耗等が引き起こされ、油圧エレベータの安定した運用に支障が生じる危険性がある。
【0004】
この問題を回避するため、従来技術においては、以下のような対応策が取られていた。
第一の対抗策は、定期的に作動油を交換することによって、作動油の性状を一定品質以上に保持するというものである。
しかしながら、かかる対抗策では、作動油交換の手間と費用が非常に大きく、エレベータのランニングコストを増大させてしまうので、エレベータの設置者に大きな負担を課すこととなってしまう問題があった。
また、当該作動油交換の度に大量の廃油が発生することとなるため、廃油の処理コストも増大してしまい、さらには大量の廃油による環境への悪影響も懸念されるところであった。
【0005】
第二の対抗策としては、油圧エレベータの作動油タンクに高性能な作動油浄化装置を常設し、作動油浄化装置に設けられたフィルター等によって作動油の浄化を常時行う方法がある。
かかる従来型の作動油浄化装置は、作動油タンク内に銅などの金属パイプを設置し、作動油浄化装置を当該金属パイプに接続して、作動油タンクから作動油浄化装置へと作動油を引き込み、引き込んだ作動油をフィルターに通すことによって浄化を行うものがほとんどであった。
又、高性能な作動油浄化装置であれば、常時設置するのではなく一定期間設置して目的を達した後は別の油圧エレベータへ作動油浄化装置を移設すれば経済的である。このために設置を簡単に短時間で行う方法が必要となる。
【0006】
しかしながら、作動油の浄化効率(汚染の改善効率)は、作動油の取入口または排出口となる前記金属パイプの先端を、どの位置に位置決めするかによって、大きく変動するものである。
また、作動油タンクの形状や大きさは作動油タンク毎に大きく異なるものである。
すると、従来型の作動油浄化装置を用いて作動油を浄化しようとする場合、作動油タンクの形状や大きさに適合した前記金属パイプを、作動油タンク毎に準備しておかなければならなかった。
また、作動油浄化の為に作動油タンク内に金属パイプを設置する際にも、複数種類ある金属パイプのうちどれを設置すればよいか選択して設置をする必要があり、煩雑である。
さらに、作動油タンク内に設置する配管として金属パイプを用いると、作動油タンク内に該金属パイプを設置したり、作動油タンクから該金属パイプを取り外したりする事自体にも、時間や手間かかってしまい、煩雑である。
【0007】
その他、従来型の作動油浄化装置として、例えば特許文献1に記載されているように、冷却ポンプによって作動油の循環を発生させ、フィルターで作動油を浄化する浄化装置がある。
しかし、かかる浄化装置においても、冷却用吸込管、冷却用戻り管、浄化用戻り管の材質としては、金属を用いるのが一般的であり、上記の不都合を是正できるものではない。
【特許文献1】特開平11−190310号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の課題は、従来例の上述のような問題点を解消し、作動油タンクの形状、大きさ等に影響されず、幅広く使用することのできる簡易設置式作動油浄化装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この課題を解決するため、本願に係る簡易設置式作動油浄化装置は、作動油浄化フィルタユニットと、一対の耐油性樹脂ホースとを備えており、
該耐油性樹脂ホースの第一の先端はそれぞれ、前記作動油浄化フィルタユニットに接続されており、
該耐油性樹脂ホースの第二の先端はそれぞれ、作動油タンク内に差し込まれるものであることを特徴としている。
作動油浄化装置の使用時に、金属パイプを作動油タンク内に設置するのではなく、耐油性樹脂ホースを作動油タンクに差し込む構成にすることによって、耐油性樹脂ホースが有する柔軟性から、作動油タンクの形状や大きさ等に影響されず、常に効率の良い作動油の浄化を行うことができるようになる。
【0010】
また、従来型の作動油浄化装置では、作動油浄化装置を作動油タンクから取り外す際に、作動油タンク内から取り出した金属パイプの先端から、床やオイルパン等へと作動油が飛散してしまい、作業環境が悪化するという問題点があった。
この問題点を解決すべく、本願に係る簡易設置式作動油浄化装置は、前記耐油性樹脂ホースにおける作動油タンクに挿入する側の先端に油漏防止機構を備える。
この油漏防止機構により、簡易設置式作動油浄化装置を作動油タンクから取り外す際の作動油の飛散を防ぐことができる。
【0011】
より具体的には、前記油漏防止機構は、内ネジホースニップルと、ねじ込みプラグからなる。
該ねじ込みプラグは、前記内ネジホースニップルと相補的な形状の外ネジ部を有し、プラグ回転レバーを備えている。
【0012】
また、前述のように、浄化しようとする作動油を作動油タンクのどの位置から取り出し、どこへ戻すかによって、作動油の浄化効率(汚染度の改善効率)には変動が生じる。そのため、作動油の取り出し位置、戻し位置を安定させることも必要となる。
そこで、本願に係る簡易設置式作動油浄化装置は、スイッチ式マグネットによって作動油タンクに対する耐油性樹脂ホースの相対的位置の固定、調節が可能であるような構成とした。
具体的には、簡易設置式作動油浄化装置が、一対のスイッチ式マグネットを備えており、該スイッチ式マグネットと前記耐油性樹脂ホースとが固定されている。
この特徴により、作動油タンクの形状や大きさにかかわらず、従来型の作動油浄化装置と同等又はそれ以上の浄化効率を常時実現することができる。
【0013】
また、前記ねじ込みプラグの脱落を防止する為に、脱落防止ワイヤを用いる。
具体的には、前記ねじ込みプラグに脱落防止ワイヤの第一端が接続されており、前記スイッチ式マグネットに該脱落防止ワイヤの第二端が接続されている。
【発明の効果】
【0014】
本発明の効果は以下の通りである。
第一に、金属パイプを作動油タンク内に設置するのではなく、耐油性樹脂ホースを作動油タンクに差し込む構成にすることによって、耐油性樹脂ホースが有する柔軟性から、作動油タンクの形状、大きさ等に影響されず、常に効率の良い作動油の浄化を行うことができるようになる。即ち、作動油タンクの形状、大きさ等に影響されず、幅広く使用可能な簡易設置式作動油浄化装置を提供することができる。
第二に、作動油タンクに金属パイプを設置するのではなく、簡易設置式作動油浄化装置に接続された耐油性樹脂ホースの一端を作動油タンクに差し込む構成にすることにより、簡易設置式作動油浄化装置の取り外しに伴う、耐油性樹脂ホースの挿入/取り外しが容易となり、また、簡易設置式作動油浄化装置の運搬時には耐油性樹脂ホースを丸めてコンパクトに収納できるなど、実運用上の使いやすさが向上する。
第三に、耐油性樹脂ホースの先端に油漏防止機構を設けることによって、簡易設置式作動油浄化装置の取り外し時や移動時における作動油の飛散を防止し、作業の安全を図ることができる。
第四に、スイッチ式マグネットによって耐油性樹脂ホースの位置決めを行いうることにより、作動油浄化の効率を柔軟に向上させることができる。
第五に、脱落防止ワイヤによって、ねじ込みプラグの脱落を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施態様について、図面を参照しながら説明する。
以下の説明は例示としてのみ示されるものであって、本発明を限定する趣旨のものではない。
【0016】
図1は、本発明に係る簡易設置式作動油浄化装置の構造を示す図である。
図2は、図1に記載の簡易設置式作動油浄化装置を油圧エレベータの作動油タンクに接続した状態を示す図である。
図3は、耐油性樹脂ホース先端に設けられた油漏防止機構の構造を示す図である。
【0017】
以下、図1を参照しつつ、本発明に係る簡易設置式作動油浄化装置1の構造を説明する。
簡易設置式作動油浄化装置1は、底板14上に作動油浄化フィルタユニット11を備えている。
該作動油浄化フィルタユニット11において、ポンプ111とフィルター112とが配管113によって接続されている。
作動油浄化フィルタユニット11のポンプ111には、取入用樹脂ホース12が接続されている。
作動油浄化フィルタユニット11のフィルター112には、戻用樹脂ホース13が接続されている。
取入用樹脂ホース12と戻用樹脂ホース13は、例えば塩化ビニールなどの耐油性樹脂製のものであり、適度の柔軟性を有する。その為、金属パイプと異なり、ある程度の折り曲げ変形が可能である。
取入用樹脂ホース12のフィルタユニット11に接続されていない側の先端(以下、自由端とする)には、後述する内ネジホースニップル41が取付けられている。
戻用樹脂ホース13のフィルタユニット11に接続されていない側の先端(以下、自由端とする)にも同様に、後述する内ネジホースニップル41が取付けられている。
ポンプ111によって取入用樹脂ホース12から取り入れられた作動油は、配管113を経由して、フィルター112を通過する。この通過の際、作動油中に混入したゴミ等が除去され、清浄化された作動油が戻用樹脂ホース13から排出される。
【0018】
また、図1を参照すると、取入用樹脂ホース12には、スイッチ式マグネット3が固定されており、同様に、戻用樹脂ホース13にもスイッチ式マグネット3が固定されている。
スイッチ式マグネット3には、脱落防止ワイヤ423が接続されており、該脱落防止ワイヤ423のもう一方の端は、ねじ込みプラグ42に接続されている。
なお、スイッチ式マグネット3、脱落防止ワイヤ423、ねじ込みプラグ42については後述する。
【0019】
次に、図2を参照しつつ、図1の簡易設置式作動油浄化装置1を、油圧エレベータの作動油タンク2に接続した状態について説明する。
油圧エレベータの作動油タンク2からは、底部に設けられた開口部22を開通して配管21が接続しており、この配管21は油圧機器へと、例えば直接式油圧エレベータであればプランジャへと延長している。
作動油タンク2の中央部には仕切板23が設けられている。
取入用樹脂ホース12の前記自由端が作動油タンク2内に差し込まれ、後述するスイッチ式マグネット3によって、作動油タンク2との相対的位置が位置決めされる。
同様に、戻用樹脂ホース13の前記自由端が作動油タンク2内に差し込まれ、後述するスイッチ式マグネット3によって、作動油タンク2との相対的位置が位置決めされる。
取入用樹脂ホース12は、その自由端が作動油タンク2の底部に設けられた開口部22付近まで届くように位置決めされる。
一方、戻用樹脂ホース13は、その自由端が作動油タンク2の上方に位置決めされる。
取入用樹脂ホース12及び戻用樹脂ホース13の自由端の差し込み位置をこのようにすることにより、簡易設置式作動油浄化装置1による作動油タンク2からの作動油の取込み、及び排出が効率良く行われ、浄化効率が向上する。
【0020】
ここで、図2を参照しつつ、スイッチ式マグネット3について説明する。
取入用樹脂ホース12には、スイッチ式マグネット3が固定されている。
該スイッチ式マグネット3にはスイッチ31が設けられており、該スイッチ31を入れることにより磁力が発生し、該スイッチ31を切ると磁力が消滅する。
取入用樹脂ホース12の自由端を前述のように作動油タンク2に差し込み、適宜に位置決めを行った後に、スイッチ式マグネット3のスイッチ31を入れる。すると、発生した前記磁力により、スイッチ式マグネット3が作動油タンク2の上部に対して固定される。すなわち、作動油タンク2に対する取入用樹脂ホース12の相対的位置が固定されることとなり、以後、安定した作動油浄化効果を維持することができる。
戻用樹脂ホース13にも同様に、スイッチ式マグネット3が固定されている。該スイッチ式マグネット3のスイッチ31を入れることによって、作動油タンク2に対する戻用樹脂ホース13の相対的位置が固定されることとなり、以後、安定した作動油浄化効果を維持することができる。
【0021】
図3は、簡易設置式作動油浄化装置1を作動油タンク2から取り外した際の作動油の飛散を防ぐ、油漏防止機構4の構造を示す図である。
以下では、前記取入用樹脂ホース12の自由端に取付けられた油漏防止機構4について説明するが、該油漏防止機構4は、前記戻用樹脂ホース13の自由端にも同様に取付けられるものである。
油漏防止機構4は、取入用樹脂ホース12の自由端に取付けられた内ネジホースニップル41と、ねじ込みプラグ42とで構成されている。
ねじ込みプラグ42の一方の先端には、前記内ネジホースニップル41の内ネジと相補的な形状の外ネジ部421が設けられている。
ねじ込みプラグ42のもう一方の先端には、プラグ回転レバー422が取付けられている。
簡易設置式作動油浄化装置1を作動油タンク2から取り外す際に、作動油の飛散を防止するには、ねじ込みプラグ42のプラグ回転レバー422を把持して、ねじ込みプラグ42を内ネジホースニップル41内に回転挿入する。
このようにすることにより、取入用樹脂ホース12の自由端が密閉され、取入用樹脂ホース12の自由端からの作動油の飛散を防止することができる。
【0022】
なお、ここで図2を再度参照すると、内ネジホースニップル41は、作動油タンク2に取入用樹脂ホース12を差し込んだ際、適度な重さの錘としての機能も果たし、取入用樹脂ホース12の前記位置決めをより確実なものとすることができる。
戻用樹脂ホース13の自由端に取付けられた内ネジホースニップル41も、同様の機能を果たす。
【0023】
この実施態様において、図3に記載のねじ込みプラグ42は、取入用樹脂ホース12からは分離した部材であるため、紛失や、作動油タンク2内に落下してしまう懸念がある。
このような事態を避ける為、ねじ込みプラグ42のプラグ回転レバー422には、脱落防止ワイヤ423の一端が接続されている。
該脱落防止ワイヤ423の他の一端は、図1や図2に記載されているように、前記スイッチ付マグネット3に接続されている。このことにより、ねじ込みプラグ42の紛失や、作動油タンク2内への落下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明に係る簡易設置式作動油浄化装置の構造を示す図である。
【図2】図1に記載の簡易設置式作動油浄化装置を油圧エレベータの作動油タンクに接続した状態を示す図である。
【図3】耐油性樹脂ホース先端に設けられた油漏防止機構の構造を示す図である。
【符号の説明】
【0025】
1 簡易設置式作動油浄化装置
11 作動油浄化フィルタユニット
111 ポンプ
112 フィルター
113 配管
12 取入用樹脂ホース
13 戻用樹脂ホース
14 底板
2 作動油タンク
21 配管
22 開口部
23 仕切板
3 スイッチ式マグネット
31 スイッチ
4 油漏防止機構
41 内ネジホースニップル
42 ねじ込みプラグ
421 外ネジ部
422 プラグ回転レバー
423 脱落防止ワイヤ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
油圧エレベータ用の簡易設置式作動油浄化装置であって、該簡易設置式作動油浄化装置は作動油浄化フィルタユニットと、一対の耐油性樹脂ホースとを備えており、
該耐油性樹脂ホースの第一の先端はそれぞれ、前記作動油浄化フィルタユニットに接続されており、
該耐油性樹脂ホースの第二の先端はそれぞれ、作動油タンク内に差し込まれるものであり、
該耐油性樹脂ホースの第二の先端がそれぞれ、油漏防止機構を備えていることを特徴とする、簡易設置式作動油浄化装置。
【請求項2】
前記油漏防止機構は、内ネジホースニップルと、ねじ込みプラグからなり、
該ねじ込みプラグは、前記内ネジホースニップルと相補的な形状の外ネジ部を有し、
前記ねじ込みプラグが、プラグ回転レバーを備えることを特徴とする、請求項1に記載の簡易設置式作動油浄化装置。
【請求項3】
前記簡易設置式作動油浄化装置が、一対のスイッチ式マグネットを更に備えており、該スイッチ式マグネットと前記耐油性樹脂ホースとが固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の簡易設置式作動油浄化装置。
【請求項4】
前記簡易設置式作動油浄化装置が、一対のスイッチ式マグネットを更に備えており、該スイッチ式マグネットと前記耐油性樹脂ホースとが固定されていることを特徴とする、請求項2に記載の簡易設置式作動油浄化装置。
【請求項5】
前記ねじ込みプラグに脱落防止ワイヤの第一端が接続されており、
前記スイッチ式マグネットに該脱落防止ワイヤの第二端が接続されていることを特徴とする、請求項4に記載の簡易設置式作動油浄化装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2009−161317(P2009−161317A)
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−1244(P2008−1244)
【出願日】平成20年1月8日(2008.1.8)
【出願人】(398026303)
【出願人】(591106118)サイタ工業株式会社 (10)
【Fターム(参考)】