治療活性を有するダイヤモンドイド誘導体
本発明は、治療活性を示すダイヤモンドイド誘導体に関する。特に、ここでのダイヤモンドイド誘導体は、神経障害の治療の治療的効果を示す。被験者の神経障害の治療、予防、及び抑制の方法も提供されている。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】
(式中、
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16は、独立に、水素、ヒドロキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、アルコキシ、アミノ、ニトロソ、ニトロ、ハロ、シクロアルキル、カルボキシ、アシルオキシ、アシル、アミノアシル、及びアミノカルボニルオキシからなる群から選択され;
R3、R4、R6、R7、R10、R11、R13、R14、R17、R18、R19、及びR20は水素であり、
但し、R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも二つは水素ではないものとし;そして
R5及びR12、又はR1及びR8の両方は、R1、R2、R8、R9、R15、及びR16の残りが水素である場合、同じではないものとする。)
の化合物及びそれらの医薬的に許容可能な塩。
【請求項2】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも三つは水素ではない、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも四つは水素ではない、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の五つが水素ではない、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
R1及びR5がアミノアシルであり、R2、R8、R9、R12、R15、及びR16が水素又は低級アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
R5がアミノであり、R1、R2、R8、及びR15の二つが低級アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
R1及びR8がメチルである、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
R1及びR15がメチルである、請求項6に記載の化合物。
【請求項9】
R9又はR15がアミノであり、R1がメチルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
R2又はR16がアミノであり、R1及びR8がメチルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも一つが、独立に、アミノ、ニトロソ、ニトロ、及びアミノアシルからなる群から選択され、R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の残りの少なくとも一つが低級アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の残りの少なくとも二つが低級アルキルである、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の残りの三つが低級アルキルである、請求項11に記載の化合物。
【請求項14】
R5及びR12の少なくとも一つが、独立に、アミノ、ニトロソ、ニトロ、及びアミノアシルからなる群から選択され、R1、R2、R8、R9、R15、及びR16の少なくとも一つが低級アルキルである、請求項11に記載の化合物。
【請求項15】
R1、R2、R8、R9、R15、及びR16の少なくとも二つが低級アルキルである、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
R1、R2、R8、R9、R15、及びR16の三つが低級アルキルである、請求項14に記載の化合物。
【請求項17】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも一つが置換低級アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の二つが置換低級アルキルである、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも一つが置換低級アルキルであり、R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の残りの少なくとも一つが、独立に、アミノ、ニトロソ、ニトロ、及びアミノアシルからなる群から選択されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
式II:
【化2】
(式中、
R21、R22、R25、R28、R29、R32、R35、及びR36は、独立に、水素又は置換低級アルキルからなる群から選択され;
R23、R24、R26、R27、R30、R31、R33、R34、R37、R38、R39、及びR40は水素であり、
但し、R21、R22、R25、R28、R29、R32、R35、及びR36が置換低級アルキルであるものとする。)
の化合物及びそれらの医薬的に許容可能な塩。
【請求項21】
R25が置換低級アルキル基であり、R21、R22、R28、R29、R32、R35、及びR36が水素である、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
R25及びR32が置換低級アルキル基である、請求項20に記載の化合物。
【請求項23】
R21が置換低級アルキル基であり、R22、R25、R28、R29、R32、R35、及びR36が水素である、請求項20に記載の化合物。
【請求項24】
R25及びR21が置換低級アルキル基である、請求項20に記載の化合物。
【請求項25】
R32及びR21が置換低級アルキル基である、請求項20に記載の化合物。
【請求項26】
置換低級アルキル基が、アミノ、ヒドロキシ、ハロ、ニトロソ、ニトロ、カルボキシ、アシルオキシ、アシル、アミノアシル、及びアミノカルボニルオキシからなる群から選択された一つの置換基で置換されている、請求項20に記載の化合物。
【請求項27】
置換低級アルキル基が、アミノ、ニトロソ、ニトロ、及びアミノアシルからなる群から選択された一つの置換基で置換されている、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
1,6−ジアミノジアマンタン;4,9−ジアミノジアマンタン;1−メチル−7−アミノジアマンタン;1−メチル−11−アミノジアマンタン;1,6−ジメチル−2−アミノジアマンタン;1,6−ジメチル−12−アミノジアマンタン;1,6−ジメチル−4−アミノジアマンタン;1,6−ジメチル−2,4−ジアミノジアマンタン;1,7−ジメチル−4−アミノジアマンタン;4−アセトアミノジアマンタン;1−アセトアミノジアマンタン;1,6−ジアセトアミノジアマンタン;及び1,4−ジアセトアミノジアマンタン;及びそれらの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択された化合物。
【請求項29】
式III:
【化3】
(式中、
R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58は、独立に、水素、ヒドロキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、アルコキシ、アミノ、ニトロソ、ニトロ、ハロ、シクロアルキル、カルボキシ、アシルオキシ、アシル、アミノアシル、及びアミノカルボニルオキシからなる群から選択され;
R44、R45、R48、R49、R51、R52、R56、R57、R59、R60、R61、R62、R63、及びR64は、水素であり、
但し、R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58は水素ではないものとする。)
の化合物及びそれらの医薬的に許容可能な塩。
【請求項30】
R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58の少なくとも二つは水素ではない、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58の少なくとも三つは水素ではない、請求項29に記載の化合物。
【請求項32】
R50が、アミノ、ニトロソ、ニトロ、及びアミノアシルからなる群から選択され、R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58の少なくとも一つが低級アルキルである、請求項29に記載の化合物。
【請求項33】
R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58の少なくとも二つが低級アルキルである、請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
式Ia:
【化4】
(式中、
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16は、独立に、水素、ヒドロキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、アルコキシ、アミノ、ニトロソ、ニトロ、ハロ、シクロアルキル、カルボキシ、アシルオキシ、アシル、アミノアシル、及びアミノカルボニルオキシからなる群から選択され;
R3、R4、R6、R7、R10、R11、R13、R14、R17、R18、R19、及びR20は水素であり、
但し、R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも一つは水素ではないものとする。)
の化合物を治療に有効な量投与することを含む、患者の神経障害をその必要に応じ治療する方法。
【請求項35】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも二つは水素ではない、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも三つは水素ではない、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の四つが水素ではない、請求項34に記載の方法。
【請求項38】
R1及びR5がアミノアシルであり、R2、R8、R9、R12、R15、及びR16が水素又は低級アルキルである、請求項34に記載の方法。
【請求項39】
R5がアミノであり、R1、R2、R8、及びR15のうちの二つが低級アルキルである、請求項34に記載の方法。
【請求項40】
R1及びR8がメチルである、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
R1及びR15がメチルである、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
R9又はR15がアミノであり、R1がメチルである、請求項34に記載の方法。
【請求項43】
R2がアミノであり、R1がメチルであり、R8又はR15がメチルである、請求項34に記載の方法。
【請求項44】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも一つが、独立に、アミノ、ニトロソ、ニトロ、及びアミノアシルからなる群から選択され、R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の残りの少なくとも一つが低級アルキルである、請求項34に記載の方法。
【請求項45】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の残りの少なくとも二つが低級アルキルである、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の残りの三つが低級アルキルである、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
R5及びR12の少なくとも一つが、独立に、アミノ、ニトロソ、ニトロ、及びアミノアシルからなる群から選択され、R1、R2、R8、R9、R15、及びR16の少なくとも一つが低級アルキルである、請求項44に記載の方法。
【請求項48】
R1、R2、R8、R9、R15、及びR16の少なくとも二つが低級アルキルである、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
R1、R2、R8、R9、R15、及びR16の三つが低級アルキルである、請求項47に記載の方法。
【請求項50】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも一つが置換低級アルキルである、請求項34に記載の方法。
【請求項51】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の二つが置換低級アルキルである、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも一つが置換低級アルキルであり、R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の残りの少なくとも一つが、独立に、アミノ、ニトロソ、ニトロ、及びアミノアシルからなる群から選択されている、請求項34に記載の方法。
【請求項53】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも一つが置換低級アルキルである、請求項34に記載の方法。
【請求項54】
R5が置換低級アルキルであり、R1、R2、R8、R9、R12、R15、及びR16が水素である、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
R5及びR12が置換低級アルキルである、請求項53に記載の方法。
【請求項56】
R1が置換低級アルキルであり、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16が水素である、請求項53に記載の方法。
【請求項57】
R5及びR1が置換低級アルキルである、請求項53に記載の方法。
【請求項58】
R12及びR1が置換低級アルキルである、請求項53に記載の方法。
【請求項59】
置換低級アルキル基が、アミノ、ヒドロキシ、ハロ、ニトロソ、ニトロ、カルボキシ、アシルオキシ、アシル、アミノアシル、及びアミノカルボニルオキシからなる群から選択された一つの置換基で置換されている、請求項53に記載の方法。
【請求項60】
置換低級アルキル基が、アミノ、ニトロソ、ニトロ、及びアミノアシルからなる群から選択された一つの置換基で置換されている、請求項53に記載の方法。
【請求項61】
式Iaの化合物が、4−アミノジアマンタン;1−アミノジアマンタン;1,6−ジアミノジアマンタン;4,9−ジアミノジアマンタン;1−メチル−7−アミノジアマンタン;1−メチル−11−アミノジアマンタン; 1,6−ジメチル−2−アミノジアマンタン;1,6−ジメチル−12−アミノジアマンタン;1,6−ジメチル−4−アミノジアマンタン;1,6−ジメチル−2,4−ジアミノジアマンタン;1,7−ジメチル−4−アミノジアマンタン;4−アセトアミノジアマンタン;1−アセトアミノジアマンタン;1,6−ジアセトアミノジアマンタン;及び1,4−ジアセトアミノジアマンタン;及びそれらの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されている、請求項34に記載の方法。
【請求項62】
神経障害が、疼痛、神経退化状態、精神病状態、癲癇、及び睡眠発作からなる群から選択される、請求項34に記載の方法
【請求項63】
疼痛が、神経障害疼痛である、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
神経退化状態が、アルツハイマー病、パーキンソン病、発作、AIDS関連痴呆、外傷脳傷害(TBI)及びハンチントン病からなる群から選択される、請求項62に記載の方法。
【請求項65】
精神病状態が、物質乱用である、請求項62に記載の方法。
【請求項66】
物質乱用が、アルコール乱用又は薬剤乱用である、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
被験者が、哺乳類である、請求項34に記載の方法。
【請求項68】
哺乳類が、人間である、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
化合物が、非経口的に投与される、請求項34に記載の方法。
【請求項70】
請求項34に記載の化合物の治療に有効な量及び一種類以上の医薬的に許容可能な賦形剤又はキャリヤーを含む、神経障害を処置するための医薬組成物。
【請求項71】
式III:
【化5】
(式中、
R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58は、独立に、水素、ヒドロキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、アルコキシ、アミノ、ニトロソ、ニトロ、ハロ、シクロアルキル、カルボキシ、アシルオキシ、アシル、アミノアシル、及びアミノカルボニルオキシからなる群から選択され;
R44、R45、R48、R49、R51、R52、R56、R57、R59、R60、R61、R62、R63、及びR64は、水素であり、
但し、R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58は水素ではないものとする。)
の化合物及びそれらの医薬的に許容可能な塩を、治療に有効な量投与することを含む、被験者の神経障害を、その必要に応じ処置する方法。
【請求項72】
R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58の少なくとも二つが水素ではない、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58の少なくとも三つが水素ではない、請求項71に記載の方法。
【請求項74】
R50が、アミノ、ニトロソ、ニトロ、及びアミノアシルからなる群から選択され、R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58の少なくとも一つが低級アルキルである、請求項71に記載の方法。
【請求項75】
R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58の少なくとも二つが低級アルキルである、請求項71に記載の方法。
【請求項76】
神経障害が、疼痛、神経退化状態、精神病状態、癲癇、及び睡眠発作からなる群から選択される、請求項71に記載の方法
【請求項77】
疼痛が、神経障害疼痛である、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
神経退化状態が、アルツハイマー病、パーキンソン病、発作、AIDS関連痴呆、外傷脳傷害(TBI)及びハンチントン病からなる群から選択される、請求項76に記載の方法。
【請求項79】
精神病状態が、物質乱用である、請求項76に記載の方法。
【請求項80】
物質乱用が、アルコール乱用又は薬剤乱用である、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
被験者が、哺乳類である、請求項71に記載の方法。
【請求項82】
哺乳類が、人間である、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
化合物が、非経口的に投与される、請求項71に記載の方法。
【請求項84】
請求項71に記載の化合物の治療に有効な量及び一種類以上の医薬的に許容可能な賦形剤又はキャリヤーを含む、神経障害を処置するための医薬組成物。
【請求項1】
式I:
【化1】
(式中、
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16は、独立に、水素、ヒドロキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、アルコキシ、アミノ、ニトロソ、ニトロ、ハロ、シクロアルキル、カルボキシ、アシルオキシ、アシル、アミノアシル、及びアミノカルボニルオキシからなる群から選択され;
R3、R4、R6、R7、R10、R11、R13、R14、R17、R18、R19、及びR20は水素であり、
但し、R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも二つは水素ではないものとし;そして
R5及びR12、又はR1及びR8の両方は、R1、R2、R8、R9、R15、及びR16の残りが水素である場合、同じではないものとする。)
の化合物及びそれらの医薬的に許容可能な塩。
【請求項2】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも三つは水素ではない、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも四つは水素ではない、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の五つが水素ではない、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
R1及びR5がアミノアシルであり、R2、R8、R9、R12、R15、及びR16が水素又は低級アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
R5がアミノであり、R1、R2、R8、及びR15の二つが低級アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
R1及びR8がメチルである、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
R1及びR15がメチルである、請求項6に記載の化合物。
【請求項9】
R9又はR15がアミノであり、R1がメチルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
R2又はR16がアミノであり、R1及びR8がメチルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも一つが、独立に、アミノ、ニトロソ、ニトロ、及びアミノアシルからなる群から選択され、R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の残りの少なくとも一つが低級アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の残りの少なくとも二つが低級アルキルである、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の残りの三つが低級アルキルである、請求項11に記載の化合物。
【請求項14】
R5及びR12の少なくとも一つが、独立に、アミノ、ニトロソ、ニトロ、及びアミノアシルからなる群から選択され、R1、R2、R8、R9、R15、及びR16の少なくとも一つが低級アルキルである、請求項11に記載の化合物。
【請求項15】
R1、R2、R8、R9、R15、及びR16の少なくとも二つが低級アルキルである、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
R1、R2、R8、R9、R15、及びR16の三つが低級アルキルである、請求項14に記載の化合物。
【請求項17】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも一つが置換低級アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の二つが置換低級アルキルである、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも一つが置換低級アルキルであり、R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の残りの少なくとも一つが、独立に、アミノ、ニトロソ、ニトロ、及びアミノアシルからなる群から選択されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
式II:
【化2】
(式中、
R21、R22、R25、R28、R29、R32、R35、及びR36は、独立に、水素又は置換低級アルキルからなる群から選択され;
R23、R24、R26、R27、R30、R31、R33、R34、R37、R38、R39、及びR40は水素であり、
但し、R21、R22、R25、R28、R29、R32、R35、及びR36が置換低級アルキルであるものとする。)
の化合物及びそれらの医薬的に許容可能な塩。
【請求項21】
R25が置換低級アルキル基であり、R21、R22、R28、R29、R32、R35、及びR36が水素である、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
R25及びR32が置換低級アルキル基である、請求項20に記載の化合物。
【請求項23】
R21が置換低級アルキル基であり、R22、R25、R28、R29、R32、R35、及びR36が水素である、請求項20に記載の化合物。
【請求項24】
R25及びR21が置換低級アルキル基である、請求項20に記載の化合物。
【請求項25】
R32及びR21が置換低級アルキル基である、請求項20に記載の化合物。
【請求項26】
置換低級アルキル基が、アミノ、ヒドロキシ、ハロ、ニトロソ、ニトロ、カルボキシ、アシルオキシ、アシル、アミノアシル、及びアミノカルボニルオキシからなる群から選択された一つの置換基で置換されている、請求項20に記載の化合物。
【請求項27】
置換低級アルキル基が、アミノ、ニトロソ、ニトロ、及びアミノアシルからなる群から選択された一つの置換基で置換されている、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
1,6−ジアミノジアマンタン;4,9−ジアミノジアマンタン;1−メチル−7−アミノジアマンタン;1−メチル−11−アミノジアマンタン;1,6−ジメチル−2−アミノジアマンタン;1,6−ジメチル−12−アミノジアマンタン;1,6−ジメチル−4−アミノジアマンタン;1,6−ジメチル−2,4−ジアミノジアマンタン;1,7−ジメチル−4−アミノジアマンタン;4−アセトアミノジアマンタン;1−アセトアミノジアマンタン;1,6−ジアセトアミノジアマンタン;及び1,4−ジアセトアミノジアマンタン;及びそれらの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択された化合物。
【請求項29】
式III:
【化3】
(式中、
R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58は、独立に、水素、ヒドロキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、アルコキシ、アミノ、ニトロソ、ニトロ、ハロ、シクロアルキル、カルボキシ、アシルオキシ、アシル、アミノアシル、及びアミノカルボニルオキシからなる群から選択され;
R44、R45、R48、R49、R51、R52、R56、R57、R59、R60、R61、R62、R63、及びR64は、水素であり、
但し、R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58は水素ではないものとする。)
の化合物及びそれらの医薬的に許容可能な塩。
【請求項30】
R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58の少なくとも二つは水素ではない、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58の少なくとも三つは水素ではない、請求項29に記載の化合物。
【請求項32】
R50が、アミノ、ニトロソ、ニトロ、及びアミノアシルからなる群から選択され、R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58の少なくとも一つが低級アルキルである、請求項29に記載の化合物。
【請求項33】
R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58の少なくとも二つが低級アルキルである、請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
式Ia:
【化4】
(式中、
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16は、独立に、水素、ヒドロキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、アルコキシ、アミノ、ニトロソ、ニトロ、ハロ、シクロアルキル、カルボキシ、アシルオキシ、アシル、アミノアシル、及びアミノカルボニルオキシからなる群から選択され;
R3、R4、R6、R7、R10、R11、R13、R14、R17、R18、R19、及びR20は水素であり、
但し、R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも一つは水素ではないものとする。)
の化合物を治療に有効な量投与することを含む、患者の神経障害をその必要に応じ治療する方法。
【請求項35】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも二つは水素ではない、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも三つは水素ではない、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の四つが水素ではない、請求項34に記載の方法。
【請求項38】
R1及びR5がアミノアシルであり、R2、R8、R9、R12、R15、及びR16が水素又は低級アルキルである、請求項34に記載の方法。
【請求項39】
R5がアミノであり、R1、R2、R8、及びR15のうちの二つが低級アルキルである、請求項34に記載の方法。
【請求項40】
R1及びR8がメチルである、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
R1及びR15がメチルである、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
R9又はR15がアミノであり、R1がメチルである、請求項34に記載の方法。
【請求項43】
R2がアミノであり、R1がメチルであり、R8又はR15がメチルである、請求項34に記載の方法。
【請求項44】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも一つが、独立に、アミノ、ニトロソ、ニトロ、及びアミノアシルからなる群から選択され、R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の残りの少なくとも一つが低級アルキルである、請求項34に記載の方法。
【請求項45】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の残りの少なくとも二つが低級アルキルである、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の残りの三つが低級アルキルである、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
R5及びR12の少なくとも一つが、独立に、アミノ、ニトロソ、ニトロ、及びアミノアシルからなる群から選択され、R1、R2、R8、R9、R15、及びR16の少なくとも一つが低級アルキルである、請求項44に記載の方法。
【請求項48】
R1、R2、R8、R9、R15、及びR16の少なくとも二つが低級アルキルである、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
R1、R2、R8、R9、R15、及びR16の三つが低級アルキルである、請求項47に記載の方法。
【請求項50】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも一つが置換低級アルキルである、請求項34に記載の方法。
【請求項51】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の二つが置換低級アルキルである、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも一つが置換低級アルキルであり、R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の残りの少なくとも一つが、独立に、アミノ、ニトロソ、ニトロ、及びアミノアシルからなる群から選択されている、請求項34に記載の方法。
【請求項53】
R1、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16の少なくとも一つが置換低級アルキルである、請求項34に記載の方法。
【請求項54】
R5が置換低級アルキルであり、R1、R2、R8、R9、R12、R15、及びR16が水素である、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
R5及びR12が置換低級アルキルである、請求項53に記載の方法。
【請求項56】
R1が置換低級アルキルであり、R2、R5、R8、R9、R12、R15、及びR16が水素である、請求項53に記載の方法。
【請求項57】
R5及びR1が置換低級アルキルである、請求項53に記載の方法。
【請求項58】
R12及びR1が置換低級アルキルである、請求項53に記載の方法。
【請求項59】
置換低級アルキル基が、アミノ、ヒドロキシ、ハロ、ニトロソ、ニトロ、カルボキシ、アシルオキシ、アシル、アミノアシル、及びアミノカルボニルオキシからなる群から選択された一つの置換基で置換されている、請求項53に記載の方法。
【請求項60】
置換低級アルキル基が、アミノ、ニトロソ、ニトロ、及びアミノアシルからなる群から選択された一つの置換基で置換されている、請求項53に記載の方法。
【請求項61】
式Iaの化合物が、4−アミノジアマンタン;1−アミノジアマンタン;1,6−ジアミノジアマンタン;4,9−ジアミノジアマンタン;1−メチル−7−アミノジアマンタン;1−メチル−11−アミノジアマンタン; 1,6−ジメチル−2−アミノジアマンタン;1,6−ジメチル−12−アミノジアマンタン;1,6−ジメチル−4−アミノジアマンタン;1,6−ジメチル−2,4−ジアミノジアマンタン;1,7−ジメチル−4−アミノジアマンタン;4−アセトアミノジアマンタン;1−アセトアミノジアマンタン;1,6−ジアセトアミノジアマンタン;及び1,4−ジアセトアミノジアマンタン;及びそれらの医薬的に許容可能な塩からなる群から選択されている、請求項34に記載の方法。
【請求項62】
神経障害が、疼痛、神経退化状態、精神病状態、癲癇、及び睡眠発作からなる群から選択される、請求項34に記載の方法
【請求項63】
疼痛が、神経障害疼痛である、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
神経退化状態が、アルツハイマー病、パーキンソン病、発作、AIDS関連痴呆、外傷脳傷害(TBI)及びハンチントン病からなる群から選択される、請求項62に記載の方法。
【請求項65】
精神病状態が、物質乱用である、請求項62に記載の方法。
【請求項66】
物質乱用が、アルコール乱用又は薬剤乱用である、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
被験者が、哺乳類である、請求項34に記載の方法。
【請求項68】
哺乳類が、人間である、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
化合物が、非経口的に投与される、請求項34に記載の方法。
【請求項70】
請求項34に記載の化合物の治療に有効な量及び一種類以上の医薬的に許容可能な賦形剤又はキャリヤーを含む、神経障害を処置するための医薬組成物。
【請求項71】
式III:
【化5】
(式中、
R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58は、独立に、水素、ヒドロキシ、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、アルコキシ、アミノ、ニトロソ、ニトロ、ハロ、シクロアルキル、カルボキシ、アシルオキシ、アシル、アミノアシル、及びアミノカルボニルオキシからなる群から選択され;
R44、R45、R48、R49、R51、R52、R56、R57、R59、R60、R61、R62、R63、及びR64は、水素であり、
但し、R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58は水素ではないものとする。)
の化合物及びそれらの医薬的に許容可能な塩を、治療に有効な量投与することを含む、被験者の神経障害を、その必要に応じ処置する方法。
【請求項72】
R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58の少なくとも二つが水素ではない、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58の少なくとも三つが水素ではない、請求項71に記載の方法。
【請求項74】
R50が、アミノ、ニトロソ、ニトロ、及びアミノアシルからなる群から選択され、R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58の少なくとも一つが低級アルキルである、請求項71に記載の方法。
【請求項75】
R41、R42、R43、R46、R47、R50、R53、R54、R55、及びR58の少なくとも二つが低級アルキルである、請求項71に記載の方法。
【請求項76】
神経障害が、疼痛、神経退化状態、精神病状態、癲癇、及び睡眠発作からなる群から選択される、請求項71に記載の方法
【請求項77】
疼痛が、神経障害疼痛である、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
神経退化状態が、アルツハイマー病、パーキンソン病、発作、AIDS関連痴呆、外傷脳傷害(TBI)及びハンチントン病からなる群から選択される、請求項76に記載の方法。
【請求項79】
精神病状態が、物質乱用である、請求項76に記載の方法。
【請求項80】
物質乱用が、アルコール乱用又は薬剤乱用である、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
被験者が、哺乳類である、請求項71に記載の方法。
【請求項82】
哺乳類が、人間である、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
化合物が、非経口的に投与される、請求項71に記載の方法。
【請求項84】
請求項71に記載の化合物の治療に有効な量及び一種類以上の医薬的に許容可能な賦形剤又はキャリヤーを含む、神経障害を処置するための医薬組成物。
【図1】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図2】
【図8】
【図16】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図2】
【図8】
【図16】
【公表番号】特表2008−540458(P2008−540458A)
【公表日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−510318(P2008−510318)
【出願日】平成18年5月8日(2006.5.8)
【国際出願番号】PCT/US2006/017771
【国際公開番号】WO2006/122054
【国際公開日】平成18年11月16日(2006.11.16)
【出願人】(503148834)シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド (258)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年5月8日(2006.5.8)
【国際出願番号】PCT/US2006/017771
【国際公開番号】WO2006/122054
【国際公開日】平成18年11月16日(2006.11.16)
【出願人】(503148834)シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド (258)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]