説明

注射装置

注射装置が、ピストンが内部に配置された本体と開放末端部とを備えたシリンジと、前記ピストンによって注射されるように前記本体内に配置された粘性流体とを有する。シリンジの末端部に係合可能なルアーコネクタを有するカニューレを備えた針アセンブリが設けられ、ルアーコネクタはハブを備えている。粘性流体の排出時におけるシリンジの末端部からのハブの分離を防止するために充分なピッチを有するシリンジ末端部の雌ねじと、ハブの雄ねじとによって、嵌め合い係合がもたらされる。加えて、ハブ内に配置された段差付きの空洞が、粘性流体の排出時におけるシリンジの末端部からのハブの分離をさらに防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2008年12月2日付の米国特許仮出願第61/119,298号および2008年12月19日付の米国特許仮出願第61/139,430号の利益を主張し、これらの各々の開示の全体が、ここでの言及によって本明細書に援用される。
【0002】
本発明は、広くは、皮膚の外形の欠点または加齢を修正するための非外科的装置に関し、さらに詳しくは、カニューレを介して人体の末梢位置への皮膚充填剤の導入を可能にするための注射装置に関する。
【背景技術】
【0003】
ヒアルロン酸系の製剤であるJuvederm(商標)などの皮膚充填剤が、きわめて細いシリンジ針の使用によって、鼻唇溝の処理、口唇の増大、鼻頬溝の処理、および顔面のボリューム増大に使用されている。
【0004】
皮膚充填剤は粘性が高く、このことが、皮膚充填剤の末梢位置への効果的かつ好ましくは略一様な滞留をもたらしている。
【0005】
合併症を少なくし、回復時間を短くするために、皮膚充填剤の送出には、比較的小さな針サイズ、内径が好ましい。しかしながら、皮膚充填剤の比較的高い粘性との組み合わせにおいて、高粘性の皮膚充填剤をシリンジから細い針を通って患者の体内へ排出するために、該充填剤にピストンにより生じる高い圧力が作用することに起因して、シリンジからの針アセンブリの分離に関する問題が生じ得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、処置の際の針アセンブリとシリンジとの分離を皆無にし、あるいは大幅に少なくする排出装置を提供することによって、この問題を克服する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る注射装置は、概して、ピストンが内部に配置された本体と、開放末端部とを有するシリンジを備えている。
【0008】
カニューレと、前記シリンジの末端部に係合可能なルアーコネクタとを備えた針アセンブリが設けられる。針すなわちカニューレ(以下では、「カニューレ」と称する。)は、約18ゲージ〜約25ゲージ又はそれ以上のゲージである。前記ルアーコネクタは、前記カニューレを支持する末端部と、前記シリンジの末端部に結合可能な基端部とを有するハブを備えている。
【0009】
一実施の形態において、本発明は、前記シリンジの本体内に配置され、前記ピストンによって前記カニューレを通って人間または動物の体の末梢位置へ注射可能な粘性流体(例えば、ヒアルロン酸系の皮膚充填剤)をさらに含む。
【0010】
例えば前記ハブと前記シリンジの末端部との間の嵌め合い係合が、前記シリンジの末端部に配置された雌ねじと、前記ハブに配置された雄ねじとによってもたらされ、テーパ状のシリンジ円錐部とハブのテーパ状の内面との間の嵌め合い係合ももたらされる。前記雌ねじは、人間または動物の体の末梢位置へ粘性流体が注射される際に前記シリンジの末端部からの前記ハブの分離を防止するために充分なピッチを有する。
【0011】
より詳しくは、一実施の形態において、前記雌ねじが約2mm〜約5mmのピッチを有する。例えば、前記雌ねじは、約3mmのピッチを有する。前記雌ねじは、2条ねじであってもよい。さらには、前記ハブに配置される前記雄ねじも2条ねじであってもよく、該2条ねじにより、前記ハブの1回転毎に該ハブが前記シリンジの末端部との嵌め合い係合へ2倍の距離を移動できる利点がもたらされる。他の実施の形態においては、前記雌ねじが、約2.0mm、約3.0mm、約3.5mm、約4mm、約4.5mm、または約5mmのピッチを有する。加えて、前記雄ねじが、約2.0mm、約3.0mm、約3.5mm、約4mm、約4.5mm、または約5mmのピッチを有することができる。
【0012】
特定の実施の形態においては、さらに詳しく後述されるように、前記雄ねじが、1周分のみ(single circumference)の2条ねじのねじ山を備える。
【0013】
さらに、前記ハブ内に空洞(例えば、段差付きの空洞)が配置される。該空洞は、シリンジ内のデッドスペースを減らすだけでなく、前記カニューレを通って粘性流体を排出すべく前記ピストンが動作する際の前記シリンジの末端部からの前記ハブの分離の可能性も大いに少なくするように機能する。したがって、前記空洞を、ハブ保持空洞(a hub retention cavity)と考えることができる。
【0014】
本発明の利点および特徴が、以下の説明を添付の図面と併せて検討することによって、よりよく理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】人間の末梢位置へ粘性流体を注射するための本発明に係る注射装置の使用状態を示す図であり、ピストンを備える本体と針アセンブリとを有するシリンジを全体的に示している。
【図2】図1に示したシリンジの断面図であり、シリンジ本体と、シリンジの末端部に係合可能なルアーコネクタを備えた針アセンブリと、シリンジ本体に配置された粘性流体とをさらに明確に示している。
【図3】ルアーコネクタのハブとシリンジの末端部との嵌め合い係合を示す拡大断面図であり、とりわけ、前記嵌め合い係合を可能にするためにシリンジの末端部に配置された雌ねじ及びハブに沿った雄ねじと、ハブ保持空洞として構成されたハブ内の空洞とを示している。
【図4】2条ねじを示すハブの端面図である。
【図5】針アセンブリおよびシリンジ本体の開放末端部の拡大断面図であり、針アセンブリのハブのテーパ状の内面に係合可能なテーパ状のシリンジ円錐部を示している。
【図6】シリンジの開放末端部に係合した針アセンブリの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1を参照すると、本発明に係る注射装置10が示されており、該注射装置は、ピストン18が内部に配置された本体14を備えたシリンジ12を有する。
【0017】
さらに図2および3を参照すると、シリンジ14は、開放末端部22と、針アセンブリ26とを備えている。該針アセンブリは、カニューレ30と、シース34と、シリンジの開放末端部22に係合可能なルアーコネクタ38とを有し、該ルアーコネクタは、末端部46と、シリンジの末端部22に嵌合可能な基端部50とを備えたハブ42を有する。
【0018】
雌ねじ52、54と雄ねじ56、58とは嵌め合い係合することができる。雌ねじ52、54のピッチ(P)は、図1に示されるように粘性流体62が排出される際、シリンジの開放末端部22からのハブ42の分離を生じることなく、ピストン18の作動によってカニューレ30を通って粘性流体62を排出できるようなピッチとなっている。
【0019】
いくつかの実施の形態において、粘性流体62は皮膚充填剤である。いくつかの実施の形態において、該粘性流体は、応力制御レオメータ(TA Instrument社のRS600)およびコーンプレート型(40mm、2°)を用いて約25℃で測定したときに約50,000cps〜約500,000cpsの粘度を有するヒアルロン酸系の流体である。いくつかの実施の形態において、該粘性流体は、約130,000cpsよりも高い粘度を有するヒアルロン酸系の皮膚充填剤である。
【0020】
13mm/分(押し出し速度)での引っ張りカラム試験(Mecmesin社のVersatest)によって、21G〜32Gの内径を備えた針を用いて測定したとき、前記粘性流体は、約5N〜約200Nの押し出し力、さらに具体的には約10N〜約150Nの押し出し力を有することができる。
【0021】
典型的な実施の形態において、ハブの雌ねじ52、54のピッチは、約2mm〜約5mmである。好ましくは、該ピッチは約3mmである。雌ねじ52、54および雄ねじ56、58は、好ましくは少なくとも2条ねじであるが、3条および4条ねじも使用することができる。図4に最も明確に示されているとおり、一特定の実施の形態において、ねじ52、54は、互いに180°ずらされた半径の位置に2つのねじ山の出発点66、68を有している。
【0022】
上述のように、これにより、ハブ42をシリンジの開放末端部22に素早く係合させることができる。
【0023】
一実施の形態において、ハブ42は、針保持試験に関して後述されるように、例えばシリンジのハブに典型的に使用されるポリプロピレンよりもむしろ、アクリルまたはポリカーボネートなど、低弾性の材料から形成される。これにより、シリンジの開放末端部22からのハブ46の分離の防止が、さらに向上する。
【0024】
図5および6を参照すると、ハブ42は、ハブ42の内面84と段差88とによって定められるハブ保持空洞80を備え、これにより、独特な段付きの内面がもたらされている。シリンジへねじ込まれ、図6に示されるように最大限に着座したとき、テーパ状のシリンジ円錐部90は、段差88の少し手前で停止し、デッドスペース92を形成するが、該デッドスペースは段差88によって縮小される。円錐部90と、やはりテーパ状である内面84との間の係合が、両者の間のシールをもたらす。デッドスペースが小さいことで、投与できない流体の量が少なくなる。これは、注射によって投与される流体が、多くの場合にきわめて高価であるため、重要である。
【0025】
段差88は、粘性流体62の注射中におけるシリンジの円錐部90およびシリンジの開放末端部22からのハブ42の分離の可能性を予想以上に防止し、あるいは大幅に少なくする。
【0026】
すなわち、以下のとおりの比較研究において発見されたとおり、ハブ42のハブ保持空洞80に段差88が形成されることによって、平均の分離力が著しく大きくなる。
【0027】
この研究において用いた試験方法においては、とくにトルクの設定および分離の試験のために、Omnica Corporationによって設計された設備を利用した。
【0028】
トルク設定ユニットは、針ハブ42をシリンジの開放末端部22へ締め付ける数値制御モータおよびトルクセンサを利用し、所定のトルク設定試験により、針ハブ42とシリンジの開放末端部22の材料との間の静止摩擦が、標準的なポリプロピレン製ハブ(図示されていない)において見られるよりも大きなオーバーシュートを引き起こすことが示された。
【0029】
分離試験器は、強制的なトランスデューサに対して直線キャリッジを駆動する数値制御モータを利用している。
【0030】
比較試験においては、すべてのハブ(図示されていない)を、0.07Nm(ニュートンメートル)のトルクでシリンジの開放末端部22および円錐部90へ取り付けた。すべての試験を、例えば約4mmの入り口径D(図6を参照)を有するシリンジの開放末端部22など、同一の寸法を有する0.8ccのシリンジにおいて実行した。
【0031】
種々の設計属性の組み合わせにおける公称トルク静的試験の針の保持について、結果が表1に示されている。
【0032】
表1は、5mmのねじを有するシリンジに組み合わせられた従来からのポリプロピレン製ハブが、0.07Nmの力でシリンジに取り付けられたときに、46.1N(ニュートン)という平均分離力を有することを示している。
【0033】
【表1】

【0034】
3mmのねじでシリンジ本体へ取り付けられた従来からのポリプロピレン製ハブでは、平均分離力が約56.2Nであり、わずかな改善が示されている。
【0035】
ハブ42にポリプロピレンの代わりにポリカーボネートを用いると、取り付けに5mmのねじを使用した場合、83.2Nという平均分離力がもたらされる。
【0036】
ポリカーボネート製のハブ42を3mmのねじと組み合わせると、段差88がない場合、96Nという平均分離力がもたらされる。
【0037】
デッドスペースを少なくする段差88を取り入れ、3mmのねじを用いたハブ42の分離力は、驚くべきことに、200Nを超える平均分離力になる。
【0038】
従来からのシリンジと針との組み合わせに比べて分離力を大きくするために有効なやり方でデッドスペースを減らすうえで、他の構造も有用であると考えられる。例えば、デッドスペースの削減を、本発明の技術的範囲において、シリンジのルアー端の外径を小さくし、ハブの空洞の内径を大きくし、さらには/あるいはシリンジ先端およびハブの係合長を増やすために有効な他のやり方によって、達成できると考えられる。
【実施例】
【0039】
針の分離の割合を試験するために、多施設、二重盲、無作為の、並行管理された将来的比較調査を行った。この調査では、3mmのねじと段差付きの空洞とを備えた本発明に係るポリカーボネート製ハブおよびシリンジ(調査対象装置)の針の分離の割合を、5mmのねじを備えた従来からのポリプロピレン製ハブおよびシリンジ(従来装置)との比較において試験した。試験した従来装置および調査対象装置の各々の針は、すべて30G X 1/2’’の針であった。調査において注入した物質は、Juvederm(商標) Ultra Injectable Gel(皮膚充填剤)である。
【0040】
288名が調査に参加した。各々の参加者に、従来装置または調査対象装置のいずれかに詰められた皮膚充填剤の2つのシリンジを使用して、左右の鼻唇溝を改善するための治療を行った。
【0041】
結果は、従来装置と調査対象装置との間で、針の分離の割合に大きな相違があることを実証した。調査対象装置においては、分離は報告されなかった。従来装置においては、3%〜7%の針が注射の際に意図せず分離した。
【0042】
以上、本発明を好都合に使用することができるやり方を説明する目的で、本発明に係る特定の注射装置を説明したが、本発明がそのような注射装置に限られないことを、理解すべきである。すなわち、本発明は、上述の構成要素を適切に含むことができ、あるいは本発明を、上述の構成要素で構成することができ、あるいは本発明を、上述の構成要素で基本的に構成することができる。さらに、本明細書に例として開示した発明を、本明細書において具体的には開示されていない構成要素を備えずに適切に実施することが可能である。したがって、当業者であれば想到できるあらゆるすべての変更、変種、および均等な構成は、添付の特許請求の範囲に定められる本発明の技術的範囲に包含されると解釈されなければならない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ピストンが内部に配置された本体と、開放末端部とを有するシリンジと、
カニューレと、前記シリンジの末端部に係合可能なルアーコネクタとを備えた針アセンブリであって、前記カニューレのゲージは約25よりも大きく、前記ルアーコネクタが、前記カニューレを支持する末端部と、前記シリンジの末端部に嵌合可能な基端部とを有するハブを備えている針アセンブリと、
約50,000cps〜約200,000センチポワズの粘度を有し、前記本体内に配置され、前記ピストンによって前記カニューレを通って人間または動物の体の末梢位置へ注射可能な粘性流体と、
前記ハブ内に配置され、前記粘性流体の注射時における前記シリンジの末端部からの前記ハブの分離を防止する段差付きのデッドスペース縮小空洞と、
前記シリンジの末端部内に配置された雌ねじ及び前記ハブに配置された雄ねじであって、嵌め合い係合と、前記ピストンの動作時における前記カニューレを経由した前記粘性流体の排出とを可能にする雌ねじ及び雄ねじと、を備え、
前記雌ねじは、前記粘性流体の注射時における前記ハブと前記シリンジの末端部との分離を一層防止するために充分なピッチを有する注射装置。
【請求項2】
前記ハブは、ポリカーボネートから形成されている請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記雌ねじは、約3mmのピッチを有する請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記雌ねじは、2条ねじのねじ山を備えている請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記雄ねじは、2条ねじのねじ山を備えている請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記雄ねじは、1周分のみの2条ねじのねじ山を備えている請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記粘性流体は、ヒアルロン酸系の皮膚充填剤を含む請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記粘性流体は、少なくとも約130,000cpsの粘度を有する請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記粘性流体は、少なくとも約130,000cpsの粘度を有する請求項7に記載の装置。
【請求項10】
ピストンが内部に配置された本体と、開放末端部とを有するシリンジと、
カニューレと、前記シリンジの末端部に係合可能なルアーコネクタとを備えた針アセンブリであって、前記カニューレのゲージは約25よりも大きく、前記ルアーコネクタが、前記カニューレを支持する末端部と、前記シリンジの末端部に結合可能な基端部とを有するハブを備えている針アセンブリと、
約130,000cpsよりも高い粘度を有し、前記本体内に配置され、前記ピストンによって前記カニューレを通って人間または動物の体の末梢位置へ注射可能な粘性流体と、
前記ハブ内に配置され、前記粘性流体の注射時における前記シリンジの末端部からの前記ハブの分離を防止するハブ保持空洞と、
前記シリンジの末端部内に配置された雌ねじ及び前記ハブに配置された雄ねじであって、嵌め合い係合と、前記ピストンの動作時における前記カニューレを経由した前記粘性流体の排出とを可能にする雌ねじ及び雄ねじと、を備え、
前記雌ねじは、前記粘性流体の注射時における前記ハブと前記シリンジの末端部との分離を一層防止するために充分なピッチを有する注射装置。
【請求項11】
前記ハブは、ポリカーボネートから形成されている請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記粘性流体は、ヒアルロン酸系の皮膚充填剤を含む請求項10に記載の装置。
【請求項13】
前記雌ねじは、約3mmのピッチを有する請求項10に記載の装置。
【請求項14】
前記雌ねじは、2条ねじのねじ山を備えている請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記雄ねじは、2条ねじのねじ山を備えている請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記粘性流体は、ヒアルロン酸系の皮膚用流体を含む請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記ハブ保持空洞は、段差付きの内面を備えている請求項10に記載の装置。
【請求項18】
ピストンが内部に配置された本体と、開放末端部とを有するシリンジと、
カニューレと、前記シリンジの末端部に係合可能なルアーコネクタとを備えた針アセンブリであって、前記カニューレのゲージは約25よりも大きく、前記ルアーコネクタが、前記カニューレを支持する末端部と、前記シリンジの末端部に結合可能な基端部とを有するハブを備え、該ハブが、段差付きの内面を備えたハブ保持空洞を有する針アセンブリと、
前記シリンジの末端部に配置された雌ねじ及び前記ハブに配置された雄ねじであって、嵌め合い係合と、前記ピストンの動作時における前記カニューレを経由した前記粘性流体の排出とを可能にする雌ねじ及び雄ねじと、を備え、
前記雌ねじは、約2mm〜約5mmのピッチを有する注射装置。
【請求項19】
前記雌ねじは、約3mmのピッチを有する請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記シリンジはテーパ状のシリンジ円錐部を備え、前記ハブの内面は、該内面と前記シリンジ円錐部との間にシールをもたらすように、前記テーパ状のシリンジ円錐部に合わせてテーパ状とされている請求項19に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2012−510346(P2012−510346A)
【公表日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−539656(P2011−539656)
【出願日】平成21年12月2日(2009.12.2)
【国際出願番号】PCT/US2009/066427
【国際公開番号】WO2010/065649
【国際公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【出願人】(591018268)アラーガン、インコーポレイテッド (293)
【氏名又は名称原語表記】ALLERGAN,INCORPORATED
【Fターム(参考)】