説明

注文受付装置およびプログラム

【課題】オペレータにとって操作性が良く、かつ負担を軽減することができる注文受付装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】一覧表E11とメニュー品目欄D12とを含むメニュー割付画面Eを液晶ディスプレイに表示し、一覧表E11に表示したメニュー品目E11aがドラッグアンドドロップされると、メニュー品目欄D12にメニューボタンD12aを表示するメニュー品目E11aおよび当該メニュー品目E11aのメニューボタンD12aの割付位置D12bを選択し、メニュー品目E11aおよび割付位置D12bの選択に基づいて、PLUファイルを更新することにより、オーダー入力画面に表示されるメニュー品目欄D12を見ながら、PLUファイルの更新処理を実行することができるので、オペレータにとって操作性が良く、かつ負担を軽減することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、レストラン等の飲食店に設置され、お客様の案内情報やメニューのオーダー情報等を入力して接客業務を支援するための注文受付装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、ファミリーレストランや居酒屋等の多くの飲食店では、飲食メニューの注文から会計までを一元的に管理することが可能な注文管理システムが構築されている(特許文献1参照)。特許文献1に開示されているシステムは、代金の会計場所であるレジに設置された電子式キャッシュレジスタまたはPOS(Point Of Sales)端末等の会計装置と、会計装置から送信された各種情報の管理等を実行するステーションと、会計装置に接続されていて注文伝票を印字発行する伝票発行用プリンタと、調理指示票を印刷出力するキッチンプリンタと、から構成されている。ステーション、伝票発行機、キッチンプリンタおよび会計装置は、LAN(Local Area Network)等の通信回線を介して接続されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1に開示されている会計装置によれば、オーダー入力画面のメニュー品目欄に表示するメニューボタンを更新する場合、オペレータはオーダー入力画面とは異なる他の画面においてメニューボタンの更新を行わなければならないため、オペレータは、メニューボタンを更新後、オーダー入力画面のメニュー品目欄を見るまで、イメージ通りにメニューボタンの更新が行えたか否かを確認することができず、オペレータにとって非常に操作性が悪く、負担となる、という課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
実施形態の注文受付装置は、表示手段と、第1選択手段と、第2選択手段と、更新手段と、を備える。前記表示手段は、メニュー品目のオーダーを受け付けるためのメニューボタンを割り付ける割付位置と前記メニューボタンに表示するメニュー名および画像データと前記メニューボタンのサイズとを定義する定義情報に従って前記メニューボタンを割り付けたメニュー品目欄と、前記メニュー品目欄に前記メニューボタンを割付可能なメニュー品目の一覧表と、を含むメニュー割付画面を表示する。前記第1選択手段は、前記一覧表に含まれたメニュー品目のうち、前記メニュー品目欄に前記メニューボタンを割り付けるメニュー品目を選択する。前記第2選択手段は、前記メニュー品目欄において前記メニューボタンを割付可能な割付位置のうち、前記第1選択手段により選択したメニュー品目の前記メニューボタンを割り付ける割付位置を選択する。前記更新手段は、前記第1選択手段により選択したメニュー品目および前記第2選択手段により選択した割付位置に基づいて前記定義情報を更新する。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】図1は、情報端末の電気的接続を示すブロック図である。
【図2】図2は、ステーションの電気的接続を示すブロック図である。
【図3】図3は、情報端末およびステーションがアクセス可能な部門ファイルのファイル構造を示す模式図である。
【図4】図4は、情報端末およびステーションがアクセス可能なPLUファイルのファイル構造を示す模式図である。
【図5】図5は、本実施の形態にかかる情報端末のモジュール構成を示すブロック図である。
【図6】図6は、オーダー入力画面の一例を示す図である。
【図7】図7は、メニュー割付画面の一例を示す図である。
【図8】図8は、PLUファイルの更新処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下に添付図面を参照して、本実施の形態にかかる注文受付装置およびプログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
【0007】
本実施の一形態を図1乃至図8に基づいて説明する。本実施の形態では、来店したお客様を接客フロアに配備されているテーブルへ案内し、オーダーを受け付け、給仕(配膳)するという接客の全ての流れの中で、そのような接客業務を支援する接客支援システムの情報端末を注文受付装置として適用した例である。なお、本実施の形態にかかる接客支援システムは、接客フロアおよびチェックアウトカウンタに設置されている情報端末、および店舗のバックヤード等に設置されている接客支援システム全体を制御するサーバとしてのステーション等を備えている。
【0008】
図1は、情報端末の電気的接続を示すブロック図である。図1に示すように、情報端末100には、マイクロコンピュータ101が備えられており、このマイクロコンピュータ101が各部を駆動制御する。マイクロコンピュータ101は、各部を集中的に制御するCPU(Central Processing Unit)102、バスライン103を介して制御プログラム等の固定的情報を予め記憶するROM(Read Only Memory)104と、各種情報を書き換え自在に記憶してワークエリア等として機能するRAM(Random Access Memory)105とが接続されて構成されている。したがって、マイクロコンピュータ101は、情報処理を実行する情報処理部を構成する。
【0009】
マイクロコンピュータ101には、バスライン103を介して、タッチパネルコントローラ106、表示コントローラ107、HDD(Hard Disk Drive)108、インターフェース109、および通信インターフェース110が接続されている。タッチパネルコントローラ106は、タッチパネル112からの入力信号をマイクロコンピュータ101に取り込む。表示コントローラ107は、画像データに基づいて液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)111を駆動制御し、画像データに応じた画像を液晶ディスプレイ111に表示させる。インターフェース109は、図示しないプリンタや客面表示装置などをマイクロコンピュータ101に接続させるためのインターフェースであり、USB(Universal Serial Bus)等によって構成される。通信インターフェース110は、マイクロコンピュータ101をLAN(Local Area Network)経由で他の機器とデータ通信可能にするためのインターフェースである。
【0010】
HDD108には、OS(Operating System)、コンピュータプログラム、各種ファイル等がインストールされている。これらのOS、コンピュータプログラム、各種ファイル等は、情報端末100の起動時にその全部または一部がRAM105にコピーされてCPU102にアクセスされる。CPU102は、こうしてコピーされたOSおよびコンピュータプログラムに従った処理を実行する。
【0011】
図2は、ステーションの電気的接続を示すブロック図である。図2に示すように、ステーション200には、マイクロコンピュータ201が備えられており、このマイクロコンピュータ201が各部を駆動制御する。マイクロコンピュータ201は、各部を集中的に制御するCPU202、バスライン203を介して制御プログラム等の固定的情報を予め記憶するROM204と、各種情報を書き換え自在に記憶してワークエリア等として機能するRAM205とが接続されて構成されている。したがって、マイクロコンピュータ201は、情報処理を実行する情報処理部を構成する。
【0012】
マイクロコンピュータ201には、バスライン203を介して、表示/キーボードコントローラ206とHDD207と通信インターフェース208とが接続されている。表示/キーボードコントローラ206は、画像データに基づいて液晶ディスプレイ(LCD)209を駆動制御することで当該画像データに応じた画像を液晶ディスプレイ209に表示させ、また、キーボード210からの入力信号をマイクロコンピュータ201に取り込む。通信インターフェース208は、マイクロコンピュータ201をLAN経由で他の機器とデータ通信可能にするためのインターフェースである。
【0013】
HDD207には、OS、コンピュータプログラム、各種ファイル等がインストールされている。これらのOS、コンピュータプログラム、各種ファイル等は、ステーション200の起動時にその全部または一部がRAM205にコピーされてCPU202にアクセスされる。CPU202は、こうしてコピーされたOSおよびコンピュータプログラムに従った処理を実行する。
【0014】
図3は、情報端末およびステーションがアクセス可能な部門ファイルのファイル構造を示す模式図である。部門ファイル301は、個々の情報端末100のHDD108とステーション200のHDD207にインストールされている。ステーション200は、個々のHDD108,207にインストールされている部門ファイル301に食い違いが生じないよう、例えば部門ファイル301のレコード更新時や閉店後の夜間時等に、自らのHDD207にインストールしている部門ファイル301を情報端末100のHDD108にダウンロードする。
【0015】
部門ファイル301は、2桁の部門番号301aに対応させて、部門301b、タグ位置301b、および備考301dというレコードを登録している。部門番号301aは、一例として、
01:ドリンク
02:デザート
03:和膳
04:和洋食
05:丼もの
06:鍋もの
07:うどん&そば
08:一品料理
09:健菜とサラダ
という部門を登録している。部門301bには、部門番号301aに登録されているレコードで定義される部門名のテキストが登録されている。タグ位置301cには、オーダー入力画面Dに表示される部門タグD11(図6参照)に対する個々の部門301bのレコードの割り付けを定義している。備考301dは、例えば情報管理用に様々な情報をテキストで書き込める欄である。
【0016】
図4は、情報端末およびステーションがアクセス可能なPLUファイルのファイル構造を示す模式図である。PLU(Price Look Up)ファイル401は、個々の情報端末100のHDD108とステーション200のHDD207とにインストールされている。ステーション200は、個々のHDD108,207にインストールされているPLUファイル401に食い違いが生じないよう、例えばPLUファイル401のレコード更新時や閉店後の夜間時等に、自らのHDD207にインストールされているPLUファイル401を情報端末100のHDD108にダウンロードする。
【0017】
PLUファイル401は、コード401aに対応させて、部門401b、画像リンク401c、メニュー名401d、単価401e、割付402fなど、メニュー品目のオーダーを受け付けるための操作画像であるメニュー品目欄D12に表示されるメニューボタンD12a(図6参照)を定義する定義情報のレコードが登録されている。コード401aに登録されているレコードは、4桁の数字で表現されている。部門401bに登録されているレコードは、部門ファイル301中の部門301bに登録されているレコードで定義されている部門を表している。画像リンク401cは、メニュー品目欄D12のメニューボタンD12a(図6参照)に表示される画像データに対するリンクを定義している。これらの画像は、個々の情報端末100のHDD108とステーション200のHDD207とにインストールされている。メニュー名401dには、コード401aに登録されているレコードで定義されるメニュー品目の品名のテキストが登録されている。また、単価401eには、コード401aに登録されているレコードで定義されるメニュー品目の単価のレコードが定義されている。割付401fには、コード401aに登録されているレコードで定義されるメニュー品目欄D12におけるメニューボタンD12a(図6参照)の割付位置が登録されている。なお、割付401fに割付位置が登録されていないコード401aにより定義された部門401bのメニュー品目は、メニュー品目欄D12のメニューボタンD12a(図6参照)に表示されないものとする。
【0018】
例えば、図3および図4を参照すると分かるように、コード「0001」は、「ドリンク」という部門の「ブレンドコーヒー」を定義しており、「¥350」という単価を設定している。コード「0002」は、「ドリンク」という部門の「アイスコーヒー」を定義しており、「¥350」という単価を設定している。
【0019】
次いで、情報端末100のHDD108にインストールされたOSおよびコンピュータプログラムによりマイクロコンピュータ101が実行する処理のうち、本実施の形態の情報端末100が有している特徴的な機能について説明する。
【0020】
本実施の形態にかかる情報端末100で実行されるコンピュータプログラムは、図5に示すような各部(表示部501、第1選択部502、第2選択部503、および更新部504)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはマイクロコンピュータ101のCPU102がHDD108からコンピュータプログラムを読み出して実行することにより上記各部がRAM105上にロードされ、表示部501、第1選択部502、第2選択部503、および更新部504がRAM105上に生成されるようになっている。図5は、本実施の形態にかかる情報端末のモジュール構成を示すブロック図である。
【0021】
表示部501は、図6に示すようなオーダー入力画面Dを液晶ディスプレイ111に表示する。図6は、オーダー入力画面の一例を示す図である。オーダー入力画面Dには、部門タグD11、メニュー品目欄D12、オーダーリストD13、業務指定キーD14、ファンクションキーD15などが表示されている。
【0022】
部門タグD11には、部門ファイル301の部門番号301aに対応して、部門301bに登録されている部門名のテキストが表示された部門ボタンD11aが、タッチパネル112によるタッチ指定が可能なオブジェクトとして表示されている。
【0023】
メニュー品目欄D12には、初期状態では、PLUファイル401のコード401aに対応して登録された部門401b、画像リンク401c、メニュー名401d、単価401e、割付401fなどの定義情報に従って割り付けられたメニューボタンD12aが、部門ボタンD11aがタッチ指定された部門301bごとに、タッチパネル112によるタッチ指定が可能なオブジェクトとして表示されている。ここで、メニューボタンD12aは、メニュー品目のオーダーを受け付けるための操作画像であって、割付401fで定義されているメニューボタンD12aを割付可能な割付位置D12bに、画像リンク401cで定義されているリンク先の画像データとメニュー名401dに登録されている品名のテキストとが表示されたボタンである。
【0024】
オーダーリストD13には、タッチパネル112によってオーダー入力画面D上でタッチ指定されたメニュー品目、オーダー数および金額(単価×オーダー数)が一覧表示される。
【0025】
業務指定キーD14には、会計処理の実行に係る「会計」、オーダー送信の実行に係る「オーダー送信」、PLUファイル401の更新処理の実行に係る「その他の機能設定」等の各種の業務の実行を指定するためのキーが、タッチパネル112によるタッチ指定が可能なオブジェクトとして表示されている。
【0026】
ファンクションキーD15には、オーダー数を増やす処理の実行に係る「数量増」、オーダー数を減らす処理の実行に係る「数量減」の各種のファンクションの実行を指定するためのキーが、タッチパネル112によるタッチ指定が可能なオブジェクトとして表示されている。
【0027】
このようなオーダー入力画面Dにおいて、メニュー品目を入力するに際しては、所望の部門タグD11のタッチ指定によって、「ドリンク」、「デザート」、「和膳」、「和洋食」、「丼もの」、「鍋もの」、「うどん&そば」、「一品料理」、「健菜とサラダ」のうちから所望の部門の選択が可能である。例えば、部門タグD11のうち、「一品料理」の部門ボタンD11aをタッチ指定した場合には、図6に例示するような「一品料理」についてのオーダー入力画面Dが表示される。
【0028】
また、表示部501は、業務指定キーD14の「その他の機能設定」がタッチ指定された場合、図7に示すようなメニュー割付画面Eを液晶ディスプレイ111に表示する。図7は、メニュー割付画面の一例を示す図である。メニュー割付画面Eには、部門タグD11、メニュー品目欄D12、一覧表E11、ファンクションキーE12などが表示されている。なお、部門タグD11およびメニュー品目欄D12については、オーダー入力画面Dの表示と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0029】
一覧表E11には、PLUファイル401のコード401a、コード401aに対応して登録された部門401b、画像リンク401c、メニュー名401d、割付401fなど、メニュー品目欄D12にメニューボタンD12aを割付可能なメニュー品目E11aが含まれ、部門ボタンD11aがタッチ指定された部門401bごとに、タッチパネル112によるタッチ指定が可能なオブジェクトとして表示されている。なお、本実施の形態では、一覧表E11に表示された割付401fには、メニュー品目欄D12にメニューボタンD12aが割り付けられたことを示す「済」が表示されているが、PLUファイル401の割付401fに登録された割付位置を示す数字を表示しても良い。
【0030】
ファンクションキーE12は、メニュー品目欄D12内の割付位置D12bの大きさの切り替えを受け付けるための操作画像であって、デフォルトの大きさへの切り替えを受け付ける「シングルボタン」、シングルボタンの2倍の大きさへの切り替えを受け付ける「ダブルボタン」、メニューボタンD12に表示する画像を、画像リンク401cで定義されているリンク先の画像データから他の画像データに変更するための「画像変更」等の各種のファンクションの実行を指定するためのボタンが、タッチパネル112によるタッチ指定が可能なオブジェクトとして表示されている。
【0031】
第1選択部502は、一覧表E11に含まれたメニュー品目E11aのうち、タッチパネル112によるタッチ指定によりドラッグされたメニュー品目E11aを、メニュー品目欄D12にメニューボタンD12aを表示するメニュー品目E11aとして選択するものである。
【0032】
第2選択部503は、メニュー品目欄D12内においてメニューボタンD12aを割付可能な割付位置D12bのうち、タッチパネル112によるタッチ指定によりメニュー品目E11aがドロップされた位置を、ドラッグされたメニュー品目E11aのメニューボタンD12aの割付位置D12bとして選択するものである。
【0033】
更新部504は、第1選択部502により選択されたメニュー品目E11aおよび第2選択部503により選択された割付位置D12bに応じて、HDD108にインストールされたPLUファイル401に登録された定義情報のレコード(割付402f)を更新するものである。具体的には、更新部504は、第1選択部502により選択されたメニュー品目E11aが「レモンティー」で、第2選択部503により選択された割付位置D12bが「7」である場合、PLUファイル401においてコード401a(「0008」)に対応させて登録された割付402fのレコードを「7」に更新する。
【0034】
また、更新部504は、ファンクションキーE12の「シングルボタン」または「ダブルボタン」へのタッチ指定に応じて、PLUファイル401に登録された定義情報のレコードであって、メニュー品目欄D12内に表示するメニューボタンD12aのサイズが登録された定義情報のレコード(図示しない)を更新する。なお、本実施の形態では、更新部504は、ファンクションキーE12の「シングルボタン」または「ダブルボタン」へのタッチ指定に応じて、メニューボタンD12aのサイズが登録された定義情報のレコードを更新しているが、これに限定するものではない。例えば、更新部504は、第1選択部502により選択されたメニュー品目E11aのオーダー回数に応じて、メニューボタンD12aのサイズが登録された定義情報のレコードを更新しても良い。これにより、オーダー回数が多いメニュー品目E11aのメニューボタンD12aの操作が容易になるので、オペレータにとって操作性が良く、かつ負担を軽減することができる。さらに、オーダー回数が多いメニュー品目E11aのメニューボタンD12aはタッチ指定される回数が多いため、そのメニューボタンD12aが表示された部分のタッチパネル112の劣化が通常よりも早く進む可能性があるが、オーダー回数が多いメニュー品目E11aのメニューボタンD12aのサイズを大きくすることにより、タッチ指定される場所が一箇所に集中することを防止できるので、タッチパネル112の劣化の進みを遅くすることができる。
【0035】
また、更新部504は、ファンクションキーE12の「画像変更」へのタッチ指定に応じて、メニュー品目欄D12のメニューボタンD12aに表示する画像データを、HDD108などに予め記憶された画像データに変更することもできる。
【0036】
次に、図8を用いて、PLUファイル401の更新処理について説明する。図8は、PLUファイルの更新処理の流れを示すフローチャートである。表示部501は、PLUファイル401の更新に際して、業務指定キーD14の「その他の機能設定」がタッチ指定されるのを待つ(ステップS801:No)。そして、業務指定キーD14の「その他の機能設定」がタッチ指定されると(ステップS801:Yes)、表示部501は、メニュー割付画面Eを液晶ディスプレイ111に表示する(ステップS802)。
【0037】
次いで、メニュー割付画面Eの一覧表E11に含まれるメニュー品目E11aがドラッグアンドドロップされると(ステップS803:Yes)、第1選択部502および第2選択部503が、メニュー品目欄D12にメニューボタンD12aを表示するメニュー品目E11aおよび当該メニュー品目E11aのメニューボタンD12aの割付位置D12bを選択する(ステップS804)。そして、更新部504は、選択されたメニュー品目E11aおよび割付位置D12bに基づいて、HDD108にインストールされたPLUファイル401に登録された定義情報のレコードを更新する(ステップS805)。
【0038】
このように本実施の形態によれば、一覧表E11とメニュー品目欄D12とを含むメニュー割付画面Eを液晶ディスプレイ111に表示し、一覧表E11に表示したメニュー品目E11aがドラッグアンドドロップされると、メニュー品目欄D12にメニューボタンD12aを表示するメニュー品目E11aおよび当該メニュー品目E11aのメニューボタンD12aの割付位置D12bを選択し、メニュー品目E11aおよび割付位置D12bの選択に基づいて、PLUファイル401を更新することにより、オーダー入力画面Dに表示されるメニュー品目欄D12を見ながら、PLUファイル401の更新処理を実行することができるので、オペレータにとって操作性が良く、かつ負担を軽減することができる。
【0039】
なお、本発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
【符号の説明】
【0040】
100 情報端末
501 表示部
502 第1選択部
503 第2選択部
504 更新部
D オーダー入力画面
D12 メニュー品目欄
D12a メニューボタン
D12b 割付位置
E メニュー割付画面
E11 一覧表
E11a メニュー品目
【先行技術文献】
【特許文献】
【0041】
【特許文献1】特開2008−299821号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
メニュー品目のオーダーを受け付けるためのメニューボタンを割り付ける割付位置と前記メニューボタンに表示するメニュー名および画像データと前記メニューボタンのサイズとを定義する定義情報に従って前記メニューボタンを割り付けたメニュー品目欄と、前記メニュー品目欄に前記メニューボタンを割付可能なメニュー品目の一覧表と、を含むメニュー割付画面を表示する表示手段と、
前記一覧表に含まれたメニュー品目のうち、前記メニュー品目欄に前記メニューボタンを割り付けるメニュー品目を選択する第1選択手段と、
前記メニュー品目欄において前記メニューボタンを割付可能な割付位置のうち、前記第1選択手段により選択したメニュー品目の前記メニューボタンを割り付ける割付位置を選択する第2選択手段と、
前記第1選択手段により選択したメニュー品目および前記第2選択手段により選択した割付位置に基づいて前記定義情報を更新する更新手段と、
を備えた注文受付装置。
【請求項2】
前記表示手段は、メニュー品目の部門ごとの前記一覧表と、前記一覧表にメニュー品目を表示した部門のメニュー品目のオーダーを受け付けるための前記メニューボタンを割り付けた前記メニュー品目欄と、を含む前記メニュー割付画面を表示する請求項1に記載の注文受付装置。
【請求項3】
前記更新手段は、前記第1選択手段より選択したメニュー品目のオーダー回数が多くなるに従って、前記定義情報により定義する前記メニューボタンのサイズを大きくする請求項1または2に記載の注文受付装置。
【請求項4】
前記表示手段は、前記メニューボタンのサイズの切り替えを受け付けるためのボタンを含む前記メニュー割付画面を表示し、
前記更新手段は、前記サイズ切替ボタンにより受け付けた切り替えに応じて前記定義情報により定義する前記メニューボタンのサイズを変更する請求項1から3のいずれか一に記載の注文受付装置。
【請求項5】
前記表示手段は、前記メニューボタンに表示する画像データの他の画像データへの変更を指定するための変更ボタンを含む前記メニュー割付画面を表示し、
前記更新手段は、前記変更ボタンによる指定に応じて前記定義情報により定義する画像データを他の画像データに変更する請求項1から4のいずれか一に記載の注文受付装置。
【請求項6】
メニュー品目のオーダーを受け付けるためのメニューボタンを割り付ける割付位置と前記メニューボタンに表示するメニュー名および画像データと前記メニューボタンのサイズとを定義する定義情報に従って前記メニューボタンを割り付けたメニュー品目欄と、前記メニュー品目欄に前記メニューボタンを割付可能なメニュー品目の一覧表と、を含むメニュー割付画面を表示する注文受付装置を制御するコンピュータを、
前記一覧表に含まれたメニュー品目のうち、前記メニュー品目欄に前記メニューボタンを割り付けるメニュー品目を選択する第1選択手段と、
前記メニュー品目欄において前記メニューボタンを割付可能な割付位置のうち、前記第1選択手段により選択したメニュー品目の前記メニューボタンを割り付ける割付位置を選択する第2選択手段と、
前記第1選択手段により選択したメニュー品目および前記第2選択手段により選択した割付位置に基づいて前記定義情報を更新する更新手段と、
として機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−53891(P2012−53891A)
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−228219(P2011−228219)
【出願日】平成23年10月17日(2011.10.17)
【分割の表示】特願2009−94201(P2009−94201)の分割
【原出願日】平成21年4月8日(2009.4.8)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】