説明

洗浄装置及び洗浄方法

【課題】配管の内壁面に付着した付着物を効率良く除去する。
【解決手段】配管の内壁面に付着している付着物を除去する洗浄装置1であって、洗浄ホース2と、該洗浄ホース2の先端部に取り付けられるとともに、洗浄ホース2に供給される洗浄材25を噴射させる噴射孔5を有する噴射ノズル3と、該噴射ノズル3の噴射孔5に対向して設けられるとともに、噴射ノズル3の噴射孔5から噴射される洗浄材25を衝突させて、前記配管の内壁面の方向に放射状に跳ね返させる方向転換面11を有する方向転換部材10とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄装置及び洗浄方法に関し、特に、各種の配管の内壁面に付着した付着物を除去するための洗浄装置及び洗浄方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、給排水配管等の各種の配管の内壁面に付着した付着物を除去する洗浄方法として、高圧の水や空気に砂等の研磨材を添加して配管内に圧送し、配管の内壁面に付着した付着物を除去する方法、配管内に薬品を満たして化学反応により付着物を溶解させ、この後に配管内に高圧の水や空気を圧送して洗浄する方法、配管内に詰め物を押し込み、この詰め物を高圧の水や空気で押し進めて、配管の内壁面に付着した付着物を除去する方法等があり、配管の種類に応じて適宜の洗浄方法を選択して使用することにより、配管の内壁面に付着した付着物を除去することができるものである。
【0003】
ところで、上記のような各種の洗浄方法のうち、高圧の水や空気に研磨材を添加して配管内に圧送する方法は、洗浄対象区間の配管が全長に亘って高圧を受けることになるため、予想外の箇所(錆による減厚部、穴開き部、緩いジョイント部、閉栓処理忘れ部等)から高圧の水や空気が噴出する事故が発生する虞がある。
【0004】
また、薬品洗浄によって付着物を除去する方法は、洗浄作業時の安全性を確保する必要があるとともに、廃液の処理費用が嵩む。
【0005】
さらに、詰め物を使用する方法は、配管の曲り部(エルボ部やバルブ部)で引っ掛かりが生じることがあるため、付着物の除去効率が非常に悪く、配管の内壁面に付着した付着物を綺麗に除去することができない。
【0006】
一方、上記のような問題に対処するために、ブラスト材を射出するための射出口を有する射出管と、射出口の前方に配置され、射出口から射出されたブラスト材の方向を変える散乱板とを備えた洗浄装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
このような構成の洗浄装置にあっては、配管の内部に射出管を挿入し、射出管にブラスト材を供給して射出口から射出させ、散乱板によってブラスト材の方向を変化させることにより、ブラスト材を配管の内壁面に衝突させ、内壁面に付着している付着物を除去することができるものである。
【特許文献1】特開2005−111410号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、上記のような構成の洗浄装置にあっては、上記したような各種の問題が生じることはないものの、ブラスト材の方向を変化させる散乱板が板状に形成されているため、配管の内壁面の一部にしかブラスト材を衝突させることができない。このため、内壁面の全周にブラスト材を衝突させるためには、散乱板を配管内で回転させながらブラスト材を内壁面に衝突させなければならず、非常に効率の悪いものであった。
【0009】
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、配管の内壁面に付着した付着物を効率良く除去することができる洗浄装置及び洗浄方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記のような課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。
すなわち、請求項1に係る発明は、配管の内壁面に付着している付着物を除去する洗浄装置であって、洗浄ホースと、該洗浄ホースの先端部に取り付けられるとともに、洗浄ホースに供給される洗浄材を噴射させる噴射孔を有する噴射ノズルと、該噴射ノズルの噴射孔に対向して設けられるとともに、噴射ノズルの噴射孔から噴射される洗浄材が衝突し、この洗浄材を前記配管の内壁面の方向に放射状に跳ね返させる方向転換面を有する方向転換部材とを備えていることを特徴とする。
【0011】
本発明による洗浄装置によれば、洗浄ホースに洗浄材を供給し、噴射ノズルの噴射孔から噴射させると、洗浄材は方向転換部材に衝突して放射状に跳ね返り、方向が転換されて配管の内壁面の全周に亘って衝突し、配管の内壁面に付着している付着物が除去されることになる。
【0012】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の洗浄装置であって、前記方向転換面は、前記噴射ノズルの噴射孔の中心線を中心とする円錐面、凸曲面、又は凹曲面に形成されていることを特徴とする。
【0013】
本発明による洗浄装置によれば、噴射ノズルの噴射孔から噴射される洗浄材は、方向転換部材の方向転換面に衝突して放射状に跳ね返り、方向が転換されて配管の内壁面の全周に亘って衝突し、配管の内壁面に付着している付着物が除去されることになる。この場合、方向転換面を円錐面、凸曲面、又は凹曲面とすることにより、それらの形状に応じた方向に洗浄材を跳ね返させることができるので、各種の配管に対応することができる。
【0014】
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の洗浄装置であって、前記方向転換面は、前記噴射ノズルの噴射孔の中心線となす角度が45°以下に設定されていることを特徴とする。
【0015】
本発明による洗浄装置によれば、噴射ノズルの噴射孔から噴射される洗浄材は、方向転換部材の方向転換面に衝突して放射状に跳ね返り、方向が転換されて配管の内壁面に衝突し、配管の内壁面に付着している付着物が除去されることになる。この場合、方向転換面は、噴射孔の中心線となす角度が45°以下に設定されているので、配管の内壁面に衝突する洗浄材は、内壁面で跳ね返えされて配管の前方に排出されることになる。
【0016】
請求項4に係る発明は、請求項2又は3に記載の洗浄装置であって、前記方向転換面の一部を山形面に形成したことを特徴とする。
【0017】
本発明による洗浄装置によれば、方向転換面に衝突する洗浄材のうちの山形面に衝突する洗浄材は、山形面の角度に応じた方向に跳ね返されることになるので、放射状に跳ね返される洗浄材のうちの一部の洗浄材の跳ね返る方向を制御することができる。従って、ブラスト材入りの洗浄材を使用した場合等に、衝突を避けたい部分に洗浄材が衝突するのを阻止することができる。
【0018】
請求項5に係る発明は、請求項1から4の何れかに記載の洗浄装置であって、前記噴射ノズルは、噴射孔の中心線が前記配管の中心線から偏心した位置に位置するように、前記配管内に支持治具によって支持されていることを特徴とする。
【0019】
本発明による洗浄装置によれば、方向転換部材を噴射ノズルに固定する部材が洗浄材の跳ね返る方向に位置していても、その部材を避けて洗浄材を配管の内壁面に衝突させることができ、配管の内壁面に付着している付着物を効率良く除去することができる。
【0020】
請求項6に係る発明は、洗浄ホースと、該洗浄ホースの先端部に取り付けられるとともに、洗浄ホースに供給される洗浄材を噴射させる噴射孔を有する噴射ノズルと、該噴射ノズルの噴射孔に対向して設けられるとともに、噴射ノズルの噴射孔から噴射される洗浄材を衝突させて、放射状に跳ね返させる方向転換面を有する方向転換部材とを備えた洗浄装置を用い、該洗浄装置を配管内に挿入し、前記洗浄ホース内に洗浄材を供給し、該洗浄材を噴射ノズルの噴射孔から噴射させて、前記方向転換部材の方向転換面に衝突させて、前記配管の内壁面の方向に放射状に跳ね返させることによって内壁面に衝突させ、配管の内壁面に付着している付着物を除去することを特徴とする。
【0021】
本発明による洗浄方法によれば、洗浄ホースに洗浄材を供給し、噴射ノズルの噴射孔から洗浄材を噴射させると、洗浄材は方向転換部材の方向転換面に衝突して、放射状に跳ね返されて配管の内壁面に衝突し、配管の内壁面に付着している付着物が除去されることになる。従って、配管の内壁面に付着している付着物を効率良く除去することができる。
【発明の効果】
【0022】
以上、説明したように、本発明の洗浄装置及び洗浄方法によれば、洗浄ホースに洗浄材を供給することにより、洗浄材は噴射ノズルから噴射されて方向転換部材の方向転換面に衝突し、放射状に跳ね返されて方向が転換されて配管の内壁面に衝突し、配管の内壁面に付着している付着物が除去されることになる。従って、配管の全周に亘って洗浄材を衝突させることができるので、配管の内壁面に付着している付着物の除去効率を大幅に高めることができる。
【0023】
また、方向転換部材の方向転換面を円錐面、凸曲面、又は凹曲面とすることにより、それらの形状に応じた方向に洗浄材を跳ね返させることができるので、形状の異なる各種の配管に対応することができ、汎用性を高めることができる。
【0024】
さらに、方向転換部材の方向転換面の一部に山形面を設けることにより、放射状に跳ね返される洗浄材のうちの一部の洗浄材の跳ね返る方向を制御することができるので、ブラスト材入りの洗浄材を使用した場合等に、洗浄材の衝突を避けたい部材を保護することができる。
【0025】
さらに、方向転換部材を噴射ノズルに固定する部材が洗浄材の跳ね返る方向に位置していても、その部材を避けて洗浄材を配管の内壁面に衝突させることができるので、配管の内壁面に付着している付着物を効率良く除去することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、図面に示す本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図3には、本発明による洗浄装置の一実施の形態が示されていて、図1は洗浄装置の全体を示す正面図、図2は図1の洗浄装置を配管の内部に挿入した状態を示す説明図、図3は洗浄材の噴射時の状態を示す説明図である。
【0027】
すなわち、本実施の形態の洗浄装置1は、図1に示すように、給排水管等の各種の配管の内壁面に付着した付着物を除去するのに有効なものであって、洗浄供給源に接続される耐圧性を有する洗浄ホース2と、洗浄ホース2の先端部に取り付けられる噴射ノズル3と、噴射ノズル3に取り付けられる支持部材6と、支持部材6に取り付けられる方向転換部材10とを備えている。
【0028】
噴射ノズル3は、円柱状をなす本体部4の中心部に軸線方向に貫通する噴射孔5を設けて構成したものであって、噴射孔5の流入口5a側は所定の角度のテーパ孔に形成され、流出口5b側は直孔に形成されている。
【0029】
噴射ノズル3は、図1及び図2に示すように、本体部4の外周側に洗浄ホース2の先端部内周側を被嵌させ、この状態で洗浄ホース2の先端部を固着具(図示せず)によって本体部4にかしめ付けることにより、又はバンド(図示せず)によって締め付けることにより、洗浄ホース2の先端部に取り付けられる。なお、図示はしないが、噴射ノズル3の本体部4側に雄ねじを設け、この雄ねじを洗浄ホース2の先端部に取り付けたプラグの雌ねじに螺着させることにより、洗浄ホース2の先端部に取り付けるようにしてもよい。
【0030】
支持部材6は、噴射ノズル3の本体部4に固定される環状の固定リング7と、固定リング7の外周部から水平方向(噴射ノズル3から遠ざかる方向)に突出するアーム8と、アーム8の先端部から垂直方向下方に突出するとともに、下端部が噴射ノズル3の噴射孔5と所定の間隔をおいて対向する取付け部9とから構成され、取付け部9の噴射ノズル3との対向面に方向転換部材10が着脱自在に取り付けられる。
【0031】
支持部材6のアーム8の長さを調整可能に構成してもよい。アーム8の長さを調整可能とすることにより、取付け部9と噴射ノズル3との間の間隔を調整することができるので、大きさ、形状の異なる種々の方向転換部材10を使用することができる。また、支持部材6の取付け部9のアーム8に対する相対的な位置を調整可能としてもよい。取付け部9のアーム8に対する相対的な位置を調整可能とすることにより、取付け部9に取り付けられる方向転換部材10の噴射ノズル3に対する相対位置を調整することが可能となる。
【0032】
方向転換部材10は、円錐形状をなすものであって、頂部が噴射ノズル3の噴射孔5と所定の間隔をおいて対向し、かつ軸線が噴射ノズル3の噴射孔5の軸線と一致するように、支持部材6の取付け部9の噴射ノズル3との対向面にねじ16により取り付けられている。
【0033】
方向転換部材10の側面は、支持部材6の取付け部9に取り付けた場合に、噴射ノズル3の噴射孔5の軸線に対して所定の角度をなす円錐面である方向転換面11に形成され、この方向転換面11に噴射ノズル3の噴射孔5から噴射される洗浄材25を衝突させることにより、洗浄材25が放射状に跳ね返されて方向が転換され、配管20の内壁面21に所定の角度で衝突することになる。
【0034】
方向転換部材10の方向転換面11は、噴射ノズル3の噴射孔5の軸線に対してなす角度を45°以下に設定することが好ましい。このような角度に方向転換面11を設定することにより、噴射ノズル3の噴射孔5から噴射される洗浄材25は、方向転換面11に衝突して、衝突位置よりも前方(洗浄材25の排出方向)に跳ね返されて配管20の内壁面21に衝突することになるので、配管20の内壁面21で跳ね返った洗浄材25が再び方向転換面11に衝突するのを阻止することができる。
【0035】
方向転換部材10の方向転換面11の一部(支持部材6のアーム8に対向する部分)には、二つの平面からなる所定の角度の山形面12が設けられ、この山形面12に噴射ノズル3の噴射孔5から噴射される洗浄材25を衝突させることにより、洗浄材25を支持部材6のアーム8を避けた方向に跳ね返させることができ、ブラスト材等の研磨材入りの洗浄材25を使用する場合に、洗浄材25が支持部材6のアーム8に衝突するのを阻止できる。
【0036】
なお、ブラスト材等の研磨材を含まない洗浄材25を使用する場合には、方向転換部材10の方向転換面11に山形面12を設ける必要はなく、図4に示すように、方向転換面11を直円錐面13に形成してもよい。また、図5に示すように、方向転換面11を外方に湾曲する凸曲面14に形成してもよい。さらに、図6に示すように、方向転換面11を内方に湾曲する凹曲面15に形成してもよい。図5のような凸曲面14に形成した場合には、洗浄材25を広範囲に分散させることができ、図6のような凹曲面15に形成した場合には、洗浄材25を特定の範囲に集中させることができるので、種々の形状の配管20に対応することができる。
【0037】
そして、上記のように構成した本実施の形態による洗浄装置1を用いて配管20の内壁面21に付着している付着物を除去するには、図2に示すように、配管20の内部に洗浄装置1を挿入し、洗浄材供給源(図示せず)から所定の洗浄材25を洗浄ホース2に供給し、洗浄ホース2から噴射ノズル3に導き、噴射ノズル3の噴射孔5から噴射させる。
【0038】
噴射ノズル3の噴射孔5から洗浄材25を噴射させると、図2及び図3に示すように、洗浄材25は噴射ノズル3に対向して設けられている方向転換部材10の方向転換面11に衝突し、方向転換面11で放射状に跳ね返されて方向が転換され、配管20の内壁面21の全周に亘って放射状に衝突し、内壁面21に付着している付着物が除去される。
【0039】
従って、配管20の内壁面21の全周に同時に洗浄材25を衝突させることができるので、配管20の内部で洗浄装置1を回転させる必要はなく、効率良く配管20の内壁面21に付着している付着物を除去することができる。
【0040】
また、噴射ノズル3の噴射孔5から噴射される洗浄材25のうち、方向転換部材10の方向転換面11の山形面12に衝突する洗浄材25は、支持部材6のアーム8を避けるように跳ね返されて方向が転換され、配管20の内壁面21に衝突することになるので、洗浄材25がブラスト材等の研磨材を含むものである場合には、洗浄材25がアーム8に衝突するのを避けることができ、アーム8の磨耗を防止できる。
【0041】
さらに、方向転換部材10の方向転換面11は、噴射ノズル3の噴射孔5の軸線に対してなす角度が45°以下に設定されているので、洗浄材25を方向転換面11に対する衝突位置よりも前方側に跳ね返させることができ、方向転換面11で跳ね返った洗浄材25が配管20の内壁面21に衝突して再び方向転換面11の方向に戻ってくるようなことはなく、効率よく内壁面21に付着した付着物を除去することができる。
【0042】
さらに、図5に示すような凸曲面14の方向転換面11を有する方向転換部材10を使用することにより、広範囲に洗浄材25を分散させることができ、また、図6に示すような凹曲面15の方向転換面11を有する方向転換部材10を使用することにより、特定の部分に洗浄材を集中させることができるので、各種の形状の配管20に対応することができ、汎用性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明による洗浄装置の一実施の形態の全体を示した正面図である。
【図2】図1の洗浄装置による付着物の除去作業を示した説明図である。
【図3】洗浄材の跳ね返る方向を示した説明図である。
【図4】方向転換部材の変形例を示した説明図である。
【図5】方向転換部材の変形例を示した説明図である。
【図6】方向転換部材の変形例を示した説明図である。
【符号の説明】
【0044】
1 洗浄装置、2 洗浄ホース、3 噴射ノズル、
4 本体部、 5 噴射ノズル、5a 流入口、5b 流出口、
6 支持部材、7 固定リング、8 アーム、
9 取付け部、10 方向転換部材、11 方向転換面、
12 山形面、13 真円錐面、14 凸曲面、15 凹曲面、
16 ねじ、20 配管、 21 内壁面、 25 洗浄材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
配管の内壁面に付着している付着物を除去する洗浄装置であって、
洗浄ホースと、該洗浄ホースの先端部に取り付けられるとともに、洗浄ホースに供給される洗浄材を噴射させる噴射孔を有する噴射ノズルと、該噴射ノズルの噴射孔に対向して設けられるとともに、噴射ノズルの噴射孔から噴射される洗浄材が衝突し、この洗浄材を前記配管の内壁面の方向に放射状に跳ね返させる方向転換面を有する方向転換部材とを備えていることを特徴とする洗浄装置。
【請求項2】
前記方向転換面は、前記噴射ノズルの噴射孔の中心線を中心とする円錐面、凸曲面、又は凹曲面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の洗浄装置。
【請求項3】
前記方向転換面は、前記噴射ノズルの噴射孔の中心線となす角度が45°以下に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の洗浄装置。
【請求項4】
前記方向転換面の一部を山形面に形成したことを特徴とする請求項2又は3に記載の洗浄装置。
【請求項5】
前記噴射ノズルは、噴射孔の中心線が前記配管の中心線から偏心した位置に位置するように、前記配管内に支持治具によって支持されていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の洗浄装置。
【請求項6】
洗浄ホースと、該洗浄ホースの先端部に取り付けられるとともに、洗浄ホースに供給される洗浄材を噴射させる噴射孔を有する噴射ノズルと、該噴射ノズルの噴射孔に対向して設けられるとともに、噴射ノズルの噴射孔から噴射される洗浄材を衝突させて、放射状に跳ね返させる方向転換面を有する方向転換部材とを備えた洗浄装置を用い、
該洗浄装置を配管内に挿入し、前記洗浄ホース内に洗浄材を供給し、該洗浄材を噴射ノズルの噴射孔から噴射させて、前記方向転換部材の方向転換面に衝突させて、前記配管の内壁面の方向に放射状に跳ね返させることによって内壁面に衝突させ、配管の内壁面に付着している付着物を除去することを特徴とする洗浄方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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