説明

活性化物質に非依存性のMurD酵素を用いたMurD酵素阻害剤を識別するスクリーニング検定

活性化物質に非依存性のMurD酵素の阻害剤を識別するスクリーニング検定であって、該酵素と試験化合物とを、酵素基質および適当な緩衝剤の存在下において接触させ、そして試験化合物によるいずれかの酵素活性モジュレーションを検出することを含む検定における該活性化物質に非依存性のMurD酵素の使用。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、改良されたスクリーニング検定、詳しくは、エンテロコッカス・フェカリス(Enterococcus faecalis)(E.フェカリス(E. faecalis))などのムレイン(murein)生合成酵素MurDの活性化物質に非依存性の形の使用に関する。このようなスクリーニング検定は、MurD酵素のモジュレーターを識別し、そして特性決定するのに用いられる。
【0002】
細菌のムレイン(Mur)生合成経路に関心が示されてきたが、これは、細菌細胞壁合成の不可欠な成分である。この経路中の酵素は、広域の且つ選択的な抗細菌薬に可能性のある標的である。
【0003】
細菌酵素MurD(UDP−N−アセチルムラミル−L−アラニン:D−グルタメートリガーゼ)は、細胞質ペプチドグリカン前駆体であるUDP−N−アセチルムラミル−L−アラニンへのD−グルタメートの結合を触媒する。この反応は、D−グルタメートのアミノ官能基と、UDP−N−アセチルムラミル−L−アラニンのカルボキシル末端との間にペプチド結合の形成を引き起こす。ATPの化学量論的消費は、このペプチド結合形成に必要なエネルギーを供給し、そして、ADPおよびオルトホスフェートを生成する。
【0004】
Walsh et al(Journal of Bacteriology, Sept 1999, 181, No.17, 5395-5401)は、2種類のグラム陰性細菌、すなわち、大腸菌(Escherica coli)およびインフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)、および2種類のグラム陽性細菌、すなわち、エンテロコッカス・フェカリス(Enterococcus faecalis)および黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)からのMurD酵素の生化学的性質を調べた。彼らは、これら酵素の生化学的性質に関するデータを確定し、そしてそれらの間の類似性および相違を、具体的には、グラム陰性細菌の塩活性化に関して考察した。彼らは、グラム陽性細菌とグラム陰性細菌との間に認められる相違は、それら2種類のグラム陰性細菌が、2種類のグラム陽性細菌の場合よりも、ペプチドグリカン生合成経路の初期における細胞壁生合成の一層厳しい調節を働かせているかもしれないということを示すと報告している。しかしながら、熟練した読者は、Walsh et al が用いた基質精製法が、酵素活性化物質として機能しうる全ての塩を除去し得ないということを承知している。したがって、それら2種類のグラム陽性細菌の塩依存性または塩依存性の欠如に関して意味のある結論を引き出すことは不可能である。
【0005】
実際に、本発明者は、ここで、グラム陽性細菌である黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)からのMurD酵素も塩活性化されるということを発見した。これが、E.フェカリス(E. faecalis)MurD酵素は、活性化物質に非依存性のMurD酵素を用いた改良されたスクリーニング検定を考案することを可能にさせる独特の性質を有するという本発明者の発見をもたらした。
【0006】
したがって、本発明の第一の側面において、本発明者は、活性化物質に非依存性のMurD酵素の阻害剤を識別するスクリーニング検定であって、その酵素と試験化合物とを、酵素基質および適当な緩衝剤の存在下において接触させ、そして試験化合物による酵素活性のモジュレーションを検出することを含む検定における活性化物質に非依存性のMurD酵素の使用を提供する。
【0007】
「活性化物質に非依存性の(activator-independent)」により、本発明者は、MurD酵素が、通常は基質(ここでは、D−グルタミン酸またはより好ましくは、UDP−N−アセチルムラミル−L−アラニン)に付随している塩種または他の検定成分によって活性化されないということを意味する。アンモニウム(NH4+)およびカリウム(K+)などの一価陽イオンは、MurDを活性化する具体的な塩種である。本発明者は、いろいろな量の基質を、例えば、Km決定または阻害様式研究についての検定に用いる場合、アンモニウムイオンなどの活性化陽イオンの量が一定でないということに注目している。したがって、活性増加が活性化のためであるかまたは基質濃度の増加のためであるかどうかを明確に識別することはできない。Walsh et al によって報告された結果とは対照的に、本発明者は、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)MurD酵素が、NH4+およびK+などの陽イオンによって活性化されるということを発見した(図2を参照せよ)。
【0008】
本発明者の分析は、MurD酵素の活性化物質依存性の形が、次の共通アミノ酸残基、すなわち、G96、A112、A116、V126、L129、M133、G296、P298およびV422を有するということを示している。指定の位置は、図8に挙げられる E. faecalis MurD配列(および該当する配列アラインメント)に基づいている。
【0009】
したがって、本発明のもう一つの側面において、本発明者は、上に与えられた位置にある一つまたはそれを超えるアミノ酸残基が、その具体的なアミノ酸について示された通りでないMurDアミノ酸配列を含有している活性化物質に非依存性のMurD酵素の使用を提供する。より好都合には、少なくとも2個、または少なくとも3個、または少なくとも4個、または少なくとも5個、または少なくとも6個、または少なくとも7個、または少なくとも8個、または全9個のアミノ酸残基が、示された通りでない。
【0010】
活性化物質に非依存性のMurDは、好都合には、次の残基、すなわち、K96、C112、G116、T126、M129、L133、N296、S298およびI422の内の一つまたはそれを超える残基を含むアミノ酸配列を含有してよい。より好都合には、少なくとも2個、または少なくとも3個、または少なくとも4個、または少なくとも5個、または少なくとも6個、または少なくとも7個、または少なくとも8個、または全9個のアミノ酸残基が、ここに示された通りである。
【0011】
活性化物質に非依存性のMurD酵素は、好都合には、次の E. faecalis アミノ酸配列
MKKITTYQNK KVLVLGLAKS GVSAAKLLHE
LGALVTVNDA KQFDQNPDAQ DLLTLGIRVV T
GGHPIELLD EEFELIVKNP GIPYTNPLVA
EALTRKIPII TEVELAGQIA ECPIVGITGT
NGKTTTTTMI GLLLNADRTA GEARLAGNIG
FPASTVAQEA TAKDDLVMEL SSFQLMGIET
FHPQIAVITN IFEAHLDYHG SRKEYVAAKW
AIQKNMTVED TLILNWNQVE LQTLAKTTAA
NVLPFSTKEA VEGAYLLDGK LYFNEEYIMP
ADELGIPGSH NIENALAAIC VAKLKNVSNV
QIRQTLKNFS GVPHRTQFVG EVQQRRFYND
SKATNILATE MALSGFDNQK LLLLAGGLDR
GNSFDELVPA LLGLKAIVLF GETKEKLAEA
AKKANIETIL FAENVQTAVT IAFDYSEKDD
TILLSPACAS WDQYPNFEVR GEAFMQAVQQ
LKESEM
またはそれと少なくとも85%の相同性(例えば、90%または95%の相同性)を有するMurDアミノ酸配列を含む。
【0012】
或いは、活性化物質に非依存性のMurDアミノ酸配列は、上のアミノ酸配列と少なくとも70%の配列同一性を有する。
本発明者は、理論的な考察によって制限されたくはないが、活性化物質に非依存性のMurD酵素は、その酵素のN末端から16個、14個、12個、10個、8個、6個、4個または2個までのように最大16個までのアミノ酸を除去されていてよい、および/またはC末端から12個、10個、8個、6個、4個または2個までのように最大12個までのアミノ酸を除去されていてよいと考えている。
【0013】
公表されたMurD酵素配列に該当していない活性化物質に非依存性のMurD配列は、新規であるし且つ本発明のもう一つの側面である。
いずれかの好都合なスクリーニング検定形式を用いることができる。非制限的な例として、本発明者は、以下を開示する。
【0014】
酵素基質は、好都合には、UDP−MurNac−L−Ala、D−グルタメートおよびATPである。
酵素を、好都合には、試験化合物と一緒にプレインキュベートして、阻害剤を酵素に結合させる。これは、酵素への遅い結合様式を有する阻害剤の検出を可能にすることができるし、または基質によって競合の外に置かれる(out-competed)ことがありうる特異的に修飾された阻害剤(specifically modifying inhibitors)の検出を可能にすることができる。
【0015】
E. faecalis MurDが活性であるpH範囲(pH7.0〜10.0)にあるpKaを有する適当な緩衝剤を用いることができる。好都合な緩衝剤の例には、GOOD Buffer、すなわち、トリス(Tris)またはヘペス(Hepes)(Good, et al. (1966) Biochemistry, 5, 467-477)などの、ホスフェートを含有しない緩衝剤が含まれる。酵素活性のモジュレーションは、例えば、マラカイトグリーンを用いた色変化を含む検出システム等、いずれか好都合な検出システムを用いて検出することができる。これらには、吸光分光光度計、吸光度プレートリーダー、または例えば、400〜800nmの波長範囲間の溶液の吸収を測定することができるいずれか他の機器が含まれる。
【0016】
酵素活性のモジュレーションは、酵素活性の阻害または活性化、好都合には、酵素阻害でありうる。
好都合には、ある化合物が検出システムを妨害するかどうか、及び/または検出波長に吸収を持つかどうかを測定するために適当な対照反応を行うことができる。

試験化合物は、医薬研究に有用でありうるいずれか好都合な化合物である。それは、6個までのアミノ酸のような2個またはそれを超えるアミノ酸、10個または12個までのアミノ酸、20個のまでのアミノ酸、または50個までのアミノ酸のような20個を超えるアミノ酸のポリペプチドであってよい。薬物スクリーニング目的に好適な化合物は、低分子量の化合物および可能性のある治療薬である。それらは、例えば、800、600または400ダルトン未満のような約1000ダルトン未満の分子量を有する。所望ならば、試験化合物は、化学ライブラリーのメンバーであってよい。化学ライブラリーは、いずれか好都合な数の個々のメンバー、例えば、何十も〜何百も〜何千も〜何百万も等の適当な化合物、例えば、ペプチド、ペプトイドおよび他のオリゴマー化合物(環状または直鎖状)、および鋳型に基づく(template-based)一層小さい分子、例えば、ベンゾジアゼピン類、ヒダントイン類、ビアリール類、炭素環式化合物および多環式化合物(例えば、ナフタレン類、フェノチアジン類、アクリジン類、ステロイド類等)、炭水化物およびアミノ酸の誘導体、ジヒドロピリジン類、ベンズヒドリル類および複素環類(例えば、トリアジン、インドール、チアゾリジン等)を含んでよい。引用された数および挙げられた化合物のタイプは、例示するものであり、制限するものではない。好適な化学ライブラリーは、低分子量の化合物および可能性のある治療薬を含む。
【0017】
本発明のもう一つの側面において、本発明者は、本発明の検定法の使用によって得られるMurD酵素モジュレーターを提供する。
活性化物質に非依存性のMurD酵素は、クローニングおよび発現のための既知の組換え技術を用いて生産することができる(Sambrook, J., E. F. Fritsch, and T. Maniatis. 1989. Molecular cloning: a laboratory manual, 2nd ed. Cold Spring Harbor Laboratory, Cold Spring Harbor, N.Y. を参照せよ)。MurD酵素に好都合な発現系には、適当な宿主、より好都合には、大腸菌(E. coli)中のmurD遺伝子のT7プロモーターに駆動される転写が含まれる。好都合な発現ベクターの例には、T7プロモーターと、pET28bおよびpET30aのような適当なクローニング部位を有するものが含まれる(Novagen Inc. Madison WI USA)。このような系における発現に用いられる E. coli 宿主菌株には、murD遺伝子の転写を開始するように誘導されうるT7 RNAポリメラーゼ遺伝子を含有するもの、より具体的には、BL21(DE3)およびHMS174(DE3)が含まれる。
【0018】
本発明をここで、次の具体的な説明および図面を参照して詳しく説明する。
具体的な説明:
本発明者は、E. faecalis MurD酵素が、他の種からのMurD酵素と比較して、スクリーニング目的のために以下の追加の利点を有するということを確かめた。
【0019】
(a)それは、5%のジメチルスルホキシド(DMSO)濃度まで影響を受けない。DMSOは、スクリーニングおよびIC50測定において一般的に用いられるので、これは、検定結果の安定性に寄与する。
【0020】
(b)その反応速度の温度への依存性は、4℃〜40℃で低い。検定中の温度変化は、酵素活性に僅かに作用するだけである。
(c)それは、最も広範な最適pH(pH7.5〜9.5)を有する。化合物添加によるpHの変化は、活性に影響を与えるとはあまり考えられないので、検定結果に影響を与えるとはあまり考えられない。
【0021】
(d)それは、低いバックグラウンドATPアーゼ活性を有する。無為な(idle)ATPアーゼ活性は、スクリーニングにおいてバックグラウンドシグナルを生じることがありうるので(ホスフェートは、触媒作用が存在することなく生産されている)、この活性が低いことは、感受性の高い検定をもたらすのに望ましい。
【0022】
本発明者は、ホスフェート生成物の検出のためにマラカイトグリーンを用いたこのオーソログ(ortholog)についてのスクリーニング検定を考案した。その検定には、化合物についてシグナルとの干渉および検出方法との干渉を検査する対照が含まれる。
【0023】
1. 化合物を、E.faecalis MurDと一緒に5〜30分間プレインキュベートする。
2. 3種類の基質、ATP、UDP−MurNac−L−AlaおよびD−グルタメートを加えて、反応を開始させる。
【0024】
3. 30〜60分後、マラカイトグリーン溶液で反応を止める。シグナルは、マラカイトグリーン溶液を加えて4〜10分後に、分光光度法によって記録する。化合物について検定シグナルとの干渉を照合するために、工程1において E.faecalis MurDの不存在下であることを除いた同じ手順を化合物に施す。シグナルと干渉する化合物は、E.faecalis MurDが不存在であった場合の対照に相対して増加したシグナルを示す。
化合物についてマラカイトグリーン検出法との干渉を照合するために、一定量のホスフェート(10〜15μM)を、工程1において E.faecalis MurDの代わりに置き換える。化合物が不存在であった場合の対照に相対するシグナルの増加または減少により、干渉を検出する。
【0025】
具体的な検定条件は、50mM Tris、2.5mM DTT、10mM MgCl2、0.01% Triton X−100、50μM ATP、50μM UMA、100μM D−Glu、pH8.0中に0.3nM E.faecalis MurDである。典型的には、MurDを、基質の不存在下において阻害剤と一緒に15分間プレインキュベートする。続いて、その反応を、基質を加えることによって開始し、60分後にマラカイトグリーンの添加によって止める。反応停止後5分に、シグナルを読み取る。MurD活性は、この検定では、ホスフェートの形成によって検出されるが、それは、この検出法に制限されるわけではなく、代わりに、例えば、他の反応生成物(UDP−N−アセチルムラミル−L−アラニン−D−グルタメート,ADP)の形成を測定することによって、更には、基質(D−グルタメート,UDP−N−アセチルムラミル−L−アラニン,ATP)の消失によって追跡することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】図1は、E. faecalis MurDについての塩活性化の欠如を示し、SO4−イオン(=阻害剤)以外の全ての塩が、E. faecalis MurDに作用しないということを示している。
【図2】図2は、S. aureus MurDの塩活性化を示す。
【図3】図3は、E. coli 酵素活性は、ギ酸アンモニウムの存在に依存するが、E. faecalis 酵素活性は、この塩の存在に依存しないということを示している。
【図4】図4は、5%までの濃度のDMSO中における E. faecalis MurDの安定性を示す。
【図5】図5は、E. faecalis を含めたいくつかのMurDオーソログ(orthologues)の活性化エンタルピーについてのグラフ(Eyring Plot)を示す。この値が高いほど、反応速度は一層温度依存性である。
【図6】図6(a)および(b)は、E. faecalis を含めたいくつかのMurDオーソログのpH依存性を示す。
【図7】図7は、E. faecalis を含めたいくつかのMurDオーソログのバックグラウンドATPアーゼ活性を示す。
【配列表】












【特許請求の範囲】
【請求項1】
活性化物質に非依存性のMurD酵素の阻害剤を識別するスクリーニング検定であって、該酵素と試験化合物とを、酵素基質および適当な緩衝剤の存在下において接触させ、そして試験化合物によるいずれかの酵素活性モジュレーションを検出することを含む、スクリーニング検定における活性化物質に非依存性のMurD酵素の使用。
【請求項2】
活性化物質に非依存性のMurD酵素が、アミノ酸残基G96、A112、A116、V126、L129、M133、G296、P298およびV422の内の一つまたはそれを超えるアミノ酸残基が変異アミノ酸残基であるアミノ酸配列を含む、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
活性化物質に非依存性のMurD酵素が、アミノ酸残基K96、C112、G116、T126、M129、L133、N296、S298およびI422の内の一つまたはそれを超えるアミノ酸残基を有するアミノ酸配列を含む、請求項2に記載の使用。
【請求項4】
活性化物質に非依存性のMurD酵素が、E.フェカリス(E. faecalis)MurD酵素である、請求項1に記載の使用。
【請求項5】
活性化物質に非依存性のMurD酵素が、アミノ酸配列
MKKITTYQNK KVLVLGLAKS GVSAAKLLHE
LGALVTVNDA KQFDQNPDAQ DLLTLGIRVV
TGGHPIELLD EEFELIVKNP GIPYTNPLVA
EALTRKIPII TEVELAGQIA ECPIVGITGT
NGKTTTTTMI GLLLNADRTA GEARLAGNIG
FPASTVAQEA TAKDDLVMEL SSFQLMGIET
FHPQIAVITN IFEAHLDYHG SRKEYVAAKW
AIQKNMTVED TLILNWNQVE LQTLAKTTAA
NVLPFSTKEA VEGAYLLDGK LYFNEEYIMP
ADELGIPGSH NIENALAAIC VAKLKNVSNV
QIRQTLKNFS GVPHRTQFVG EVQQRRFYND
SKATNILATE MALSGFDNQK LLLLAGGLDR
GNSFDELVPA LLGLKAIVLF GETKEKLAEA
AKKANIETIL FAENVQTAVT IAFDYSEKDD
TILLSPACAS WDQYPNFEVR GEAFMQAVQQ
LKESEM
またはそれと少なくとも85%の配列同一性を有する配列を含む、請求項1に記載の使用。
【請求項6】
活性化物質に非依存性のMurD酵素が、アミノ酸配列のN末端から最大16個までのアミノ酸を除去されているまたはC末端から最大12個までのアミノ酸を除去されている、請求項1〜5のいずれかに記載の使用。
【請求項7】
酵素基質が、UDP−MurNac−L−Ala、D−グルタメートおよびATPである、請求項1〜6のいずれかに記載の使用。
【請求項8】
酵素を、試験化合物と一緒にプレインキュベートした後、それを基質と接触させる、請求項1〜7のいずれかに記載の使用。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公表番号】特表2006−503573(P2006−503573A)
【公表日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−546184(P2004−546184)
【出願日】平成15年10月22日(2003.10.22)
【国際出願番号】PCT/GB2003/004592
【国際公開番号】WO2004/038041
【国際公開日】平成16年5月6日(2004.5.6)
【出願人】(300022641)アストラゼネカ アクチボラグ (581)
【Fターム(参考)】