説明

流体処理モジュール及び支持構造体を備えたシステム

流体処理組立体と、処理される流体を該組立体に供給すると共に処理された流体を受け取るための手段とを備え、流体処理組立体及び該手段の相補型コネクタを相互に連結するため、該組立体が取り外し可能に取り付けられるように適合された構造体(12)を含むシステムであって、組立体及び構造体(12)に形成された協働機能面(25)を含み、これら協働機能面は、相互接触状態になることができ、これにより、組立体が構造体(12)に取り付けられている際に組立体を平行移動しないように固定すると共に、コネクタの相互連結を保ち、また、構造体(12)から組立体を取り外すため、構造体(12)に対し傾けることに限定される動作を組立体に働かせことにより、組立体が相互に連結するコネクタに案内されて解放されることを可能にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体処理組立体と、該流体処理組立体に処理される流体を供給すると共に処理された流体を受け取るための手段とを備える流体処理システムに関する。上記供給・受取手段は、処理組立体と供給・受取手段の相補型コネクタを相互に結合して、供給・受取手段から処理組立体への及びその逆方向の流体の流れを確立するため、処理組立体が取り外し可能に取り付けられるように企図される支持構造体を含む。
【0002】
更に詳しくは、本発明は、流体処理組立体が、逆浸透、ナノ濾過、限外濾過又は接線精密濾過により流体を処理するための少なくとも一つのモジュールを含む状況に向けられる。
【背景技術】
【0003】
上記のような種類のシステムは、とりわけ、純水(浄水)、特に超純水を生成するために使用される。
【0004】
特に、相補型コネクタ内を流れる流体が及ぼす圧力に対して該コネクタの相互係合を維持するため、各モジュールは、限定はしないが、通常、純水を製造するためのユニットからなる供給・受取手段に取り付けられた際に平行移動運動しないように固定されなければならない。この点は、当業界において知られている。
【0005】
この目的のため、技術的に既知の一の構成において、上記ユニットには、対面するように向けられた二つの支持体を含む連結装置が設けられる。各支持体は、モジュールの対応する側方(横方向)拡張部に対する支持面を形成する。各支持体は、モジュールが平行移動運動しないようにこれを固定するため、対応する側方拡張部の縦方向端部を受け入れるノッチ(切欠き)を含む。
【0006】
モジュールを交換するため、モジュールをユニットの方へ押して各拡張部を関連するノッチから抜き、次いで、モジュールのヘッドをユニットの方へ傾けて、拡張部をノッチから引き離すことにより、モジュールは解放される。この際、モジュールは連結装置から取り外すことができる。
【0007】
モジュールを解放するためにモジュールを押すことは、ほぼ常に、ユニットの運動をもたらす。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の一般的な目的は、この欠点を改善し、他の利点を有する構成を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
より正確には、本発明は、流体処理組立体と、処理組立体に処理される流体を供給すると共に処理された流体を受け取るための手段とを含む流体処理組立体を提供する。上記手段は支持構造体を含み、処理組立体は、供給・受取手段から処理組立体への及びこれとは逆方向への流体の流れを確立するため、処理組立体の相互の相補型コネクタと相互に係合するように、取り外し可能に支持構造体に取り付けられるように適合される。このシステムは、処理組立体及び支持構造体に形成された次のような協働(協調)機能面を有することを特徴とし、これら機能面は、処理組立体が支持構造体に取り付けられた際、相補型コネクタの相互係合を保つため、相互に接触して処理組立体を平行移動運動(並進運動)しないように固定することができ、また、支持構造体に対して傾けることに限定される動作を処理組立体に適用することにより処理組立体が解放され、相互係合した相補型コネクタによって案内され、支持構造体から処理組立体が取り外されることを可能にする。
【0010】
換言すれば、処理組立体を解放するために該組立体を押す必要はない。従って、実際、処理システムの運動の危険性が完全に除去される。この押す運動を除去することはまた、モジュールを取り去る動作をも簡単にする。
【0011】
例えば、上記協働面を形成するため、処理組立体又は支持構造体のいずれかは、少なくとも一つの二面角又は少なくとも一つの凹部を含み、少なくとも一つの二面角又は少なくとも一つの凹部を含んでいない処理組立体又は支持構造体のいずれかは、上記二面又は凹部の形状に対し相補的な形状を有する少なくとも一つの斜面(面取り部)又は少なくとも一つの凸部を有する。
【0012】
もちろん、上記の機能を保証するならば、他の協働面構成も考えられ得る。
【0013】
実施に移すことが容易な一の特定の実施形態において、支持構造体は、二つの対面支持アームを含む、各支持アームは、処理組立体の対応する側方拡張部に対する支持面を形成する。
【0014】
この特定の実施形態は、特に組立体の便利な組立て及び/又は使用のため、以下の好ましい機能の実行に適する:
【0015】
すなわち、各側方拡張部が斜面又は凸部を有し、各支持アームがヒール部分を有し、ヒール部分が、支持アームの支持面と共に二面角を形成するか、又は、支持アームの支持面とヒール部分の頂部との間に延びる凹部を有すること;
【0016】
及び/又は、各側方拡張部が、好ましくはノッチ(切欠き)の形態を採る、斜面又は凸部によって縁取られた開口を含み、対応する支持アームのヒール部分が、該開口に入り込むように適合されること;
【0017】
及び/又は、各支持アームが、反対側の支持アームの内側面と向かい合う内側面に凹部を有し、また、支持アームのヒール部分及び支持面を形成すること;
【0018】
及び/又は、各凹部が、凹部を含む支持アームと関連する側方拡張部を供給・受取手段のコネクタに向けて案内するための傾斜面によって縁取られ、該傾斜面が凹部によって形成された支持面の上に横たわること;
【0019】
及び/又は、各支持アームがノッチを含み、ノッチは、供給・受取手段のコネクタから最も遠い支持アームの端部まで凹部を延ばすと共に、側方拡張部の開口から、処理組立体のコネクタの流体入口・出口オリフィスから最も遠い支持アームの縦方向端部まで延びる関連する側方拡張部の部分のための支持面を形成すること、である。
【0020】
流体処理組立体が取り付けられた際、供給・受取手段が動くことを防ぐため、特に、これらが純水を製造するためのユニットの形態を採る場合、処理組立体は、好ましくは、ユーザの各親指のための支持(支承)部材を含む。また、各支持アームは、ユーザの各手の少なくともいくつかの指(親指を除く)のための支持部材を含む。これら支持部材は、供給・受取手段を動かすことなく、処理組立体を支持構造体に取り付けるため、ユーザが親指で処理組立体を移動させることを可能にするように適合され構成される。
【0021】
逆に、各支持アームは、処理組立体が解放後に取り去られる際にユニットの動きを防止するため、ユーザの一方の親指を受けるように適合された支持面を、供給・受取手段のコネクタから最も遠い端部に更に有利に含む。
【0022】
処理組立体の取り付けを容易にするため、各ヒール部分は、その頂部と機能面との間に傾斜面を好ましく含む。該傾斜面は、上記傾斜面と対面し、また、ユーザが処理組立体を傾ける際、関連する側方拡張部の斜面又は凸部を対応する二面角又は対応する凹部へと案内するように適合される。
【0023】
実際、流体処理組立体は、流体処理手段を収容する少なくとも一つの流体処理モジュールを含む。このモジュールは、一体型使い捨てユニットであり得る。
【0024】
上記の状況において、モジュールを交換する動作ができるだけ簡易化されるので、本発明は特に有益である。モジュールは、取り付け及び取り外しが簡単なだけではなく、モジュール自体を作動させるためにモジュールに収容される処理手段を交換する必要がない。
【0025】
処理手段は、例えば、逆浸透、ナノ濾過、限外濾過又は接線精密濾過によって流体を処理するためのものであり、流体処理モジュール内、又はモジュールが複数の場合はそのうちの一つの内部に収容される。
【0026】
流体処理手段と協調するように適合される供給・受取手段は、純水を製造するためのユニットの形態又は半導体産業に使用される流体精製システムの形態を採り得る。
【0027】
本発明は、流体処理手段を収容する当該モジュール内部と連通する流体入口・出口コネクタを含む流体処理モジュールを更に提供する。該モジュールは、次のように適合され構成される機能面を有する少なくとも一つの側方拡張部を更に含む。すなわち、該機能面は、モジュールが相補型支持構造体に取り外し可能に取り付けられ、平行移動しないよう該構造体に固定され、かつ、支持構造体に対して傾けることに限定される動作をモジュールに作用させることによりモジュールが解放されることを可能にするように適合され構成される。
【0028】
上記モジュールの少なくともいくつかの組み込まれ得る好ましい機能は、以下の点を含む:
【0029】
すなわち、当該モジュールが、コネクタが全体的に垂直に相対する軸線をなす円筒状囲包体(円筒状エンクロージャ)を含むこと;
【0030】
当該モジュールが、その両側部それぞれにおいてコネクタに実質上平行な二つの側方拡張部を含み、各側方拡張部が、好ましくはノッチの形態を採り、機能面をなす斜面又は凸部に縁取られる開口を含むこと;
【0031】
当該モジュールが、逆浸透、ナノ濾過、限外濾過又は接線精密濾過によって流体を処理するための流体処理手段を収容すること;
【0032】
当該モジュールが、コネクタを有するモジュールの縦方向端部で、該コネクタの流体入口・出口オリフィスに対するモジュールの末端側においてユーザの親指のための二つの支持部材を含むこと、である。
【0033】
最後に、本発明は、流体処理組立体に処理される流体を供給すると共に処理後の流体を受け取るためのユニット、特に純水の製造のためのユニットを提供する。該ユニットは、処理組立体がユニットに取り外し可能に取り付けられた際に処理組立体の相補型コネクタと協調するように適合された流体入口・出口コネクタを含む。該ユニットは次の点を特徴とする。すなわち、該ユニットは、取り付け目的のための二つの対面支持アームを含み、各アームは、 処理組立体のための支持面と、機能面を有するヒール部分とを備える。機能面は、処理組立体がユニットに取り付けられた際に処理組立体を平行移動しないように固定し、また、支持アームに対し処理組立体を傾けることに限定される動作を該組立体に作用させることにより処理組立体を解放するように適合される。
【0034】
上記ユニットは、少なくともいくつかが組み込まれ得る以下の好ましい特徴を有する:
【0035】
すなわち、上記ヒール部分が、上記機能面をなす二面角を支持面と共に形成するか、又は、支持面とヒール部分の頂部との間に延び、かつ機能面をなす凹部を有すること;
【0036】
各支持アームが、反対側の支持アームの内側面に対面する内側面において、凹部を有し、また、支持アームのヒール部分及び支持面を形成すること;
【0037】
各凹部が、上記凹部によって形成される支持面の上に横たわる傾斜案内面によって縁取られること;
【0038】
各支持アームが、ユーザの一方の手の少なくともいくつかの指(親指を除く)のための支持部材を含むこと;
【0039】
各支持アームが、ユニットのコネクタから最も遠い端部にユーザの親指のための支持面を更に含むこと;
【0040】
各ヒール部分が、その頂部と機能面との間に延び、上記傾斜面と向かい合って配置される傾斜案内面を含むこと;
【0041】
各支持アームがノッチを含み、該ノッチが、ユニットのコネクタから最も遠い支持アームの端部まで凹部を伸ばし、処理組立体のための他の支持面と同一平面上にある、処理組立体のための追加の支持面を形成すること、である。
【0042】
本発明の上記機能及び利点は、添付図面の参照と例示目的で与えられる以下の説明から明らかになろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0043】
図1に示す、純水を生成するためのユニット10は、囲包体(エンクロージャ)11と、二つの支持アーム12を備えた支持構造体とを含む。二つの支持アーム12は、ユニット10への水処理組立体13の取り外し可能な据え付けを可能にする。水処理組立体13は、この実施例において、純水を生成するための二つの水浄化モジュール14及び15からなる組立体を含む。モジュール14及び15と、これらを支持するために適合された支持構造体12は、後の図面よりも図1においてより概略的に示されることに注意されたい。
【0044】
上記ユニットは、モジュール14及び15に水を供給すると共に、モジュール14及び15によって処理された水を回収するための雌コネクタ(図1には図示できない)を含む。
【0045】
本発明に従うシステムの水供給及び処理水受取手段は、従って、ユニット10から形成され、また、モジュール14及び15は、該システムの処理組立体を構成する。
【0046】
実際には、ユニットによって未処理水が第1モジュール14へと供給され、該モジュールは該水を処理し、また、ユニット10は、第2モジュール15へと処理された水を供給するために処理水を回収する。第2モジュール15はまた、該処理水を処理するが、第1モジュール14に使用される手段とは異なる手段を使用する(これは「ポリッシング」として知られている。)。
【0047】
従って、図示の実施形態の場合のように、例えば、モジュール15はイオン交換樹脂で満たされ、モジュール14は逆浸透カートリッジを収容する。
【0048】
結果として、第2モジュール15からの出口においてユニット10によって回収される純水は、実際は超純水である。
【0049】
ユニット10のいくつかの付属品、例えば、組立体13を覆う保護キャップ等は、図1には示されず、また、この例において、各水処理モジュール14、15は、使い捨ての一体型ユニットである点にも留意されたい。この目的のため、純水生成ユニット10の囲包体11のように、モジュールはプラスチック材料から成形される。
【0050】
ユニット10から組立体13への流体の流れ又はその逆方向への流体の流れを確立する、組立体13とユニット10の相補型コネクタが相互に係合するように、水処理組立体13を純水生成ユニット10に取り外し可能に取り付けるための手段は、次に詳細に記述される。
【0051】
図2において上記相補型コネクタの一方がより明瞭に理解され得るように、向かい合う各支持アーム12は、好ましくは、反対側の支持アーム12の内側面の方を向く内側面に凹部16を有する。該凹部は、ヒール部分17と、支持アーム12と関連するモジュール14、15と協調するように適合された支持面18とを形成する。
【0052】
より正確に言えば、図3においてより明瞭に示されるように、各モジュール14、15はヘッド19を有し、ヘッド19は、該ヘッドの両側部に、ヘッド19の三つの平行な雄コネクタ211−213と同じ方向に延びる二つの側方(横方向)拡張部20を有する。側方拡張部20は、以下に更に詳述するように、支持アーム12と協調するように適合される。
【0053】
しかしながら、図示の実施形態において、各モジュール14、15が、モジュール14、15を水浄化ユニット10に連結するためのヘッド19によって第1軸方向端部が閉じられ、かつ底部24によって第2軸方向端部が閉じられる実質上円筒状のジャケットもしくは壁を有する容器22を含む点にまず注目するべきである。
【0054】
実際、ヘッド19は、円筒囲包体23に永久に固定される。該固定は、この例において、ヘッド19及び円筒囲包体23を、これらの環状縁端を溶解させて互いに融合することによって互いに溶接することにより行われる。また、底部24は、プラスチック材料から円筒包囲体23と一体に成形される。これは、使い捨てモジュール14、15をなす一体容器を作り出す。
【0055】
各モジュール14、15の雄コネクタ211−213は、一方向結合を与え、円筒囲包体23の軸線(図示せず)に全体的に垂直であり、また、モジュール14、15の内部と別個に連通する。雄コネクタ211−213は、純水生成ユニット10から処理組立体13への及びその逆方向の水の流れを確立するため、ユニット10の雌コネクタの内部に入れ子状に重ね入れられるように適合され、ゴムシール(図示せず)が雄雌コネクタの結合をシールする。
【0056】
本発明によれば、純水生成ユニット10及び水処理組立体13を備えた流体処理システムは、一般に、処理組立体13上、及び、この例において二つの支持アーム12からなる支持構造体上において協働機能面を有し、その結果、処理組立体13及び支持構造体は、相互接触状態になり、処理組立体13を並進運動(平行移動)しないように固定化し、処理組立体13が支持構造体12に取り付けられた場合に処理組立体13及び純水生成ユニット10の相補型コネクタを相互に係合するように保持し、かつ、支持構造体12に対し処理組立体13を傾斜させることに限定される動作を処理組立体13に作用させることにより、処理組立体13が解放されることを可能にする。この傾斜させる動きは、処理組立体13を純水生成ユニット10から取り外すため、相互に係合された相補型コネクタにより案内される。
【0057】
それぞれの協働面を形成するため、図1から3に示した実施形態の場合のように、支持構造体12及び処理組立体13は、好ましくは、少なくとも一つの二面角25、及び、二面角25の形状に対し相補的な形状を有する少なくとも一つの斜面26を含む。
【0058】
より正確には、既述したように、各支持アーム12は、処理組立体13のモジュール14、15の一方の対応する側方拡張部20に対する支持平面18と、ヒール部分17とを含む。支持アーム12のヒール部分及び支持面18は共同で二面角25を形成する。
【0059】
この例においてノッチ(切欠き)の形態である、斜面26で縁取られた開口27は、モジュール14及び15の各側方拡張部20に形成される。対応する支持アーム12のヒール部分17は、開口27にぴったり重なるように適合される。図1から3に示した実施形態において、モジュール14及び15の二つの側方拡張部20は、実際、これらを共に組み立てて処理組立体13を形成すると共に、互いに最も離れた二つの側方拡張部20はそれぞれ、対応する支持アーム12と協調するように適合される点に留意されたい。
【0060】
実際、各二面角25は、60°から85°の角度を形成する。該角度は、好ましくは70°から80°であり、図1から3に示す好ましい実施形態において79°である。斜面26によって形成される角度に対して選択される数値は、実際、二面角25で形成される角度と同一又は実質上同一である。
【0061】
実際、各二面角25は、純水生成ユニット10と斜面26のコネクタの方を向き、各モジュール14、15のコネクタは反対方向を向く点に更に留意されたい。
【0062】
図1から3に示す実施形態において、各凹部16はまた、凹部16が形成する支持面18の上に横たわる傾斜面28で縁取られると共に、凹部16を組み込んだ支持アーム12と関連して、側方拡張部20を、純水生成ユニット10のコネクタに向かって案内するように適合される。
【0063】
各ヒール部分17はまた、その頂部と、該ヒール部分と支持アーム12の支持面18がなす二面角25との間に傾斜面29を有する。傾斜面29は、同じ支持アーム12の傾斜面28に対面し、ユーザが処理組立体を傾斜させる際に、関連する側方拡張部20の斜面26を、対応する二面角25の方に案内するように適合される。
【0064】
各支持アーム12はノッチ30を含み、ノッチ30は、ユニット10のコネクタから最も遠い支持アーム12の一端部まで凹部16を延長すると共に、関連する側方拡張部20の部分32に対する支持面31を形成する。部分32は、側方拡張部20の開口27から、コネクタ211−213から最も遠い側方拡張部の縦方向端部まで延びる。
【0065】
実際、支持面18及び31は同一平面上にあり、また、支持面31は、ヒール部分17の後端部から、ユニット10のコネクタから最も遠い対応する支持アーム12の自由端部まで延びる。
【0066】
本発明は、ある改良に有利に向いている。該改良により、処理組立体13が、ユーザの各親指のための支持部材を含み、かつ、各支持アームが、ユーザの各手の少なくともいくつかの指のための支持部材を含み、これら支持部材は、ユーザが、処理組立体13をユニット10に取り付けるために、ユニットを移動させることなく、処理組立体13を親指で移動させることができるように形作られ構成される。
【0067】
図1から3に示す実施形態において、各モジュール14、15は、モジュール14、15のヘッド20に鉛直に直立する二つの円弧形状凸部33を含む。各凸部は、コネクタ211−213の入口及び出口オリフィスから最も遠い側方拡張部20の縦方向端部から反対側の凸部33及び上記入口及び出口オリフィスから最も遠いヘッド20の縦方向端部に向かって延びる。
【0068】
凹部16の下に延びる各支持アーム12の部分は、ピストルバット34の形状であり、ユーザの対応する手の少なくともいくつかの指のための支持部材を形成する。
【0069】
実際、図1から3に示す実施形態において、支持アーム12と協調するように適合された側方拡張部に隣接する二つの凸部33のみが、モジュール14、15を純水生成ユニット10に据え付ける際に使用される点が理解される。
【0070】
同様の態様において、処理組立体13が支持構造体12から取り外される際の純水生成ユニット10の移動を防ぐため、処理組立体13を解放した後、各支持アーム12のピストルバットの形状の上記部分34は、純水生成ユニット10のコネクタから最も離れた端部において、ユーザの一方の親指を受けるように適合された支持面35を更に含む。
【0071】
支持部材33及び34の人間工学的な特徴の利益、及び、これらがまた、処理組立体13の取り付け及び取り外しを助長するという事実は明白である。
【0072】
図4aから4d及び5aから5dは、この種の処理組立体を純水生成ユニットに取り付ける種々の工程を示す。
【0073】
これらの図面に示した処理組立体は、モジュール14又は15と類似のただ一つのモジュールを含む。
【0074】
明確にするために、これらの図に示すモジュールは、参照番号14によって特定される。また、図1から3に用いた参照番号は、図4aから4d及び5aから5dにも用いた。
【0075】
同じことが、これらの図に示す、図1に示したユニット10に類似の純水生成ユニットにも当てはまる。該ユニットの内、支持アーム12及び雌コネクタ361−363のみが図4aから4d及び5aから5dに示される。
【0076】
最初に、ユーザは、二つの支持アーム12間にモジュール14を呈し、次いで、モジュール14の側方拡張部20を支持アーム12のノッチ30に挿入する。
【0077】
ユーザは、次に、側方拡張部20を凹部16内に挿入し、これらを、ヒール部分17の頂部と支持アーム12の傾斜面28との間に通す。
【0078】
図4a及び5aに示すように、ユーザは次に、モジュール14を支持アーム12間において前方に押し、傾斜面28は、側方拡張部20が雌コネクタ361−363(矢印A)に向かって実質上平行移動するように側方拡張部20を案内する。
【0079】
ユーザがモジュール14の雄コネクタ211−213の雌コネクタ361−363への差し込みによって生じる抵抗を感じた際に、ユーザは、モジュール14を下方に傾斜させ始める。この目的のため、ユーザは、彼の親指をモジュール14の凸部33上に置き、いくつかのもしくは全ての指(親指を除く)を支持アーム12のピストルバット形状の部分34上に置く。これは、彼が、モジュール14とピストルバット形状の部分34(主としてユニットの方を向く部分34の前面)とを「共に強く握る(squeezing together)」ことにより、ユニットを動かすことなく容易にモジュール14を係合させることを可能にする。
【0080】
図4b及び5bから分かるように、この傾斜動(矢印B)の間、ヒール部分17の各傾斜面29は、対応支持アーム12と関連する側方拡張部20の斜面26上においてカムのように作用し、斜面26を対応する二面角25の方に案内し、これにより、雄コネクタ211−213の雌コネクタ361−363内への重ね入れ(矢印C)を支援する。
【0081】
図4c及び5cから分かるように、ユーザは、側方拡張部20が対応支持アーム12の支持面18及び31上に完全に載るまで、モジュール14を傾斜させる。この段階で、雄コネクタ211−213は、雌コネクタ361−363内部に完全に入れ子状に重なる。
【0082】
ユニットが始動すると(図4d及び5d参照)、相互に係合した相補型コネクタ内を流れる水の圧力が、モジュール14をユニットから離れる方に移動させよとする(矢印D)。その結果、各斜面26がなす傾斜機能面37が、関連する二面角25がなす傾斜機能面38に当接し、これにより、使用時にモジュール14がユニット上において平行移動運動しないようにモジュール14を固定化する(モジュール14は、斜面26と二面角25が相互に係合することによりロックされる。)。
【0083】
モジュール14は、支持アーム12に対しモジュール14を反対方向に傾斜させることに制限される動作をモジュール14に働かせることによって解放され、相互係合した相補型の雄コネクタ211−213及び雌コネクタ361−363(矢印E、図6a参照)によって案内される。この目的のため、ユーザは、モジュール14の底部24付近に有利に圧力をかけることができ、これにより、長いレバー(てこ)アームの利益を得ることができる。
【0084】
図6a及び7aから分かるように、この簡単な傾斜動作は、各斜面26を対応する二面角25から離脱させ、従って、モジュール14における単一の簡単な動作によってモジュール14を解放することができる。
【0085】
次いで、ユーザは、二つの支持アーム12からなる支持構造体からモジュール14を単に抜くだけである。この目的のため、ユーザは、親指を支持面35上に、また、いくつかのもしくは全ての指(親指を除く)をモジュール14の容器22上におけるユニットの方を向く容器22の側部で容器22の底部24付近に有利に置くことができ、モジュール14を傾斜させるために上記と同様の動作を用いる。
【0086】
図7bから分かるように、傾斜面28は、モジュール14が実質上平行移動(矢印F、図6b及び7b参照)するように側方拡張部20を再び案内する。
【0087】
もちろん、本発明は、上記の及び図示の実施形態に限定されず、該形態の異なる実行を包含する。
【0088】
実際、協働機能面の他の形態が考えられる。
【0089】
例えば、図8に示す支持アーム12’は、機能面38’を形成する凹部25’を有するヒール部分17’を含み、機能面38’は、アームの支持面18’と、ヒール部分17の傾斜面29と同様のヒール部分17’の傾斜面29’との間に延びる。機能面38’は、ヒール部分17の機能面38と同様の機能を有し、関連するモジュールの側方拡張部の相補的凸部(該図には図示せず)によって形成される機能面と協働するように適合される。
【図面の簡単な説明】
【0090】
【図1】本発明に従う水処理組立体及び純水製造用のユニットの斜視図である。
【図2】図1に示すユニットの右側の支持アームの内側面の拡大側面図である。
【図3】図1に示す処理組立体の水処理モジュールのヘッドの拡大斜視図である。
【図4a】図1に示した型種のユニットの二つの支持部材及び雌コネクタアームと、図1に示した型種の水処理モジュールを示す斜視図であり、モジュールの取り付けの連続段階を示す。
【図4b】図1に示した型種のユニットの二つの支持部材及び雌コネクタアームと、図1に示した型種の水処理モジュールを示す斜視図であり、モジュールの取り付けの連続段階を示す。
【図4c】図1に示した型種のユニットの二つの支持部材及び雌コネクタアームと、図1に示した型種の水処理モジュールを示す斜視図であり、モジュールの取り付けの連続段階を示す。
【図4d】図1に示した型種のユニットの二つの支持部材及び雌コネクタアームと、図1に示した型種の水処理モジュールを示す斜視図であり、モジュールの取り付けの連続段階を示す。
【図5a】図4aの線V−Vに沿う拡大断面図である。
【図5b】図4bに対応する、図4aの線V−Vに沿う拡大断面図である。
【図5c】図4cに対応する、図4aの線V−Vに沿う拡大断面図である。
【図5d】図4dに対応する、図4aの線V−Vに沿う拡大断面図である。
【図6a】水処理モジュールの取り外しの段階を示す、図4aから4dと同様の斜視図である。
【図6b】水処理モジュールの取り外しの段階を示す、図4aから4dと同様の斜視図である。
【図7a】図6aに対応する、図5aから5dと同様の断面図である。
【図7b】図6bに対応する、図5aから5dと同様の断面図である。
【図8】本発明の異なる実施形態の支持アームの内側面の側面図である。
【符号の説明】
【0091】
10 ユニット
11 囲包体
12 支持構造体(支持アーム)
13 水処理組立体
14、15 水浄化モジュール
16 凹部
17 ヒール部
19 ヘッド
18 支持面
20 側方拡張部
211−213 雄コネクタ
25 二面角
26 斜面
27 開口
28 傾斜面
29 傾斜面
30 ノッチ
361−363 雌コネクタ
37、38 機能面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体処理組立体(13)と、処理される流体を処理組立体(13)に供給すると共に処理された流体を受け取るための手段(10)とを含み、該供給・受取手段は、該手段から処理組立体への及びこの逆方向への流体の流れを確立するため、処理組立体及び供給・受取手段の相互の相補型コネクタ(211−213、361−363)と相互に係合するために処理組立体(13)が取り外し可能に取り付けられるように適合される支持構造体(12)を含む流体処理システムであって、
当該システムは、流体処理組立体(13)及び支持構造体(12)に形成された協働機能面(37、38、38’)を有し、
これら協働機能面は、相互接触状態になることができ、この相互接触により、流体処理組立体(13)を平行移動運動しないように固定化して、処理組立体(13)が支持構造体(12)に取り付けられている際に相補型コネクタ(211−213、361−363)の相互係合を保つと共に、支持構造体(12)から処理組立体(13)を取り外すため、相互係合された相補型コネクタ(211−213、361−363)に案内されて支持構造体(12)に対して傾斜させることに限定される動作を処理組立体(13)に適用することによって処理組立体(13)が解放されることを可能にすることを特徴とする流体処理システム。
【請求項2】
前記協働機能面を形成するため、処理組立体(13)又は支持構造体(12)のいずれかが、少なくとも一つの二面角(25)又は少なくとも一つの凹部(25’)を含み、少なくとも一つの二面角(25)又は少なくとも一つの凹部(25’)を含まない支持構造体(12)又は処理組立体(13)のいずれかが、前記二面角(25)又は凹部(25’)の形状に対し相補的な形状を有する少なくとも一つの斜面(26)又は少なくとも一つの凸部を含むことを特徴とする請求項1に記載の流体処理システム。
【請求項3】
前記支持構造体は、二つの対面する支持アーム(12)を含み、各支持アームは、処理組立体(13)の対応する側方拡張部(20)に対する支持面(18)を形成することを特徴とする請求項2に記載の流体処理システム。
【請求項4】
各側方拡張部(20)は斜面(26)又は凸部を有し、各支持アーム(12)は、ヒール部分(17)を有し、ヒール部分(17)は、その支持アーム(12)の支持面(18)と共に二面角(25)を形成するか、又は、その支持アームの支持面とヒール部分の頂部との間に延びる凹部(25’)を有することを特徴とする請求項3に記載の流体処理システム。
【請求項5】
各側方拡張部(20)は、斜面(26)又は凸部によって縁取られる、好ましくは切欠きの形態を採る開口(27)を含み、対応する支持アーム(12)のヒール部分(17)は、開口27に入り込むように適合されることを特徴とする請求項4に記載の流体処理システム。
【請求項6】
各支持アーム(12)は、反対側の支持アーム(12)の内側面に対面する内側面に凹部(16)を有すると共に、支持アーム(12)のヒール部分(17)及び支持面(18)を形成することを特徴とする請求項4又は5に記載の流体処理システム。
【請求項7】
各凹部(16)は、凹部(16)を含む支持アーム(12)と関連する側方拡張部(20)を、供給・受取手段(10)のコネクタ(361−363)に向けて案内するために傾斜面(28)によって縁取られ、傾斜面(28)は、凹部(16)によって形成される支持面(18)の上に横たわることを特徴とする請求項6に記載の流体処理システム。
【請求項8】
前記処理組立体(13)は、ユーザの各親指のための支持部材(33)を含み、各支持アーム(12)は、ユーザの各手の親指を除く少なくともいくつかの指のための支持部材(34)を含み、これらの支持部材は、ユーザが、供給・受取手段(10)を動かすことなく、処理組立体(13)を支持構造体(12)に取り付けるためにユーザの親指で処理組立体(13)を動かすことを可能にするように適合され構成されることを特徴とする請求項7に記載の流体処理システム。
【請求項9】
各支持アーム(12)は、処理組立体(13)が支持構造体(12)から取り外される際に供給・受取手段(10)が動くことを防ぐため、供給・受取手段(10)のコネクタから最も遠い端部において、ユーザの親指の一つを受け入れるように適合される支持面(35)を更に含むことを特徴とする請求項8に記載の流体処理システム。
【請求項10】
各ヒール部分(17)は、その頂部と機能面との間に傾斜面(29)を有し、傾斜面(29)は、傾斜面(28)の方を向き、かつ、ユーザが処理組立体(13)を傾ける際に、関連する側方拡張部(20)の斜面(26)又は凸部を、対応する二面角(25)又は対応する凹部に向けて案内するように適合されることを特徴とする請求項7から9のいずれか一に記載の流体処理システム。
【請求項11】
各支持アーム(12)は、ノッチ(30)を含み、ノッチ(30)は、供給・受取手段(10)のコネクタ(361−363)から最も遠い支持アームの端部まで凹部(16)を延ばし、かつ、側方拡張部(20)の開口(27)から、処理組立体(13)のコネクタ(211−213)の流体入口・出口オリフィスから最も遠い側方拡張部(20)の縦方向端部へと延びる関連する側方拡張部(20)の部分のための支持面(31)を形成することを特徴とする請求項10に記載の流体処理システム。
【請求項12】
前記流体処理組立体は、流体処理手段を収容する少なくとも一つの流体処理モジュール(14、15)を含むことを特徴とする請求項1から11のいずれか一に記載の流体処理システム。
【請求項13】
前記流体処理モジュール、又は流体処理モジュールの一つは、逆浸透、ナノ濾過、限外濾過又は接線精密濾過によって流体を処理するための流体処理手段を収容することを特徴とする請求項12に記載の流体処理システム。
【請求項14】
前記流体処理モジュール又は各流体処理モジュール(14、15)は、一体型使い捨てユニットであることを特徴とする請求項12又は13に記載の流体処理システム。
【請求項15】
供給・受取手段(10)は、純水生成ユニットの形態を採ることを特徴とする請求項1から14のいずれか一に記載の流体処理システム。
【請求項16】
流体処理手段を収容する流体処理モジュール(14、15)の内部と連通する流体入口・出口コネクタ(211−213)を含む当該流体処理モジュール(14、15)であって、
該モジュールは、機能面(37)を有する少なくとも一つの側方拡張部(20)を更に含み、
機能面(37)は、モジュール(14、15)が相補的な支持構造体(12)に取り外し可能に取り付けられ、かつ、そこに平行移動しないように固定され、かつ、支持構造体(12)に対しモジュールを傾けることに限定される動作を該機能面に働かせることによって解放されることを可能にするように適合され構成されることを特徴とする流体処理モジュール。
【請求項17】
前記モジュールは、円筒状囲包体(23)を含み、該囲包体が形成する軸線に対しコネクタ(211−213)が全体的に垂直になることを特徴とする請求項16に記載の流体処理モジュール。
【請求項18】
前記モジュールは、モジュールの両側部それぞれにおいて、コネクタ(211−213)に実質上平行な二つの側方拡張部(20)を含み、各側方拡張部は開口(27)を含み、開口(27)は、好ましくは切欠きの形態を採り、かつ機能面(37)を形成する斜面(26)又は凸部によって縁取られることを特徴とする請求項17に記載の流体処理モジュール。
【請求項19】
前記モジュールは、逆浸透、ナノ濾過、限外濾過又は接線精密濾過によって流体を処理するための流体処理手段を収容することを特徴とする請求項16から18のいずれか一に記載の流体処理モジュール。
【請求項20】
前記モジュールは、コネクタ(211−213)を有するモジュールの縦方向端部で、コネクタ(211−213)の流体入口・出口オリフィスに対してモジュールの遠い末端側において、ユーザの親指のための二つの支持部材(33)を含むことを特徴とする請求項16から19のいずれか一に記載の流体処理モジュール。
【請求項21】
流体処理組立体(13)に処理される流体を供給すると共に処理された流体を受け取るための、特に純水の生成のためのユニット(10)であって、流体処理組立体(13)が該ユニットに取り外し可能に取り付けられた際、処理組立体(13)の相補型コネクタ(211-213)と協調するように適合される流体入口・出口コネクタ(361−363)を含む当該ユニット(10)において、
該ユニットは、取り付け目的のための二つの対面支持アーム(12)を含み、各支持アーム(12)は、処理組立体(13)のための支持面(18)と、機能面(38、38’)を有するヒール部分(17)とを有し、
機能面(38、38’)は、処理組立体(13)がユニットに取り付けられた際に処理組立体(13)を平行移動しないように固定し、かつ、支持アーム(12)に対して処理組立体(13)を傾けることに限定される動作を該組立体に働かせることによって処理組立体(13)を解放するように適合され構成されることを特徴とするユニット。
【請求項22】
前記ヒール部分は、前記機能面(38)を形成する二面角(25)を前記支持面と共に形成するか、又は、該支持面とヒール部分の頂部との間に延び、かつ機能面(38’)を形成する凹部(25’)を有することを特徴とする請求項21に記載のユニット。
【請求項23】
各支持アーム(12)は、反対側の支持アーム(12)の内側面に対面する内側面において凹部(16)を有し、また、支持アーム(12)のヒール部分(17)及び支持面(18)を形成することを特徴とする請求項21又は22に記載のユニット。
【請求項24】
前記各凹部(16)は、凹部(16)によって形成される支持面(18)の上に横たわる傾斜案内面(28)によって縁取られることを特徴とする請求項23に記載のユニット。
【請求項25】
各支持アーム(12)は、ユーザの片手の親指を除く少なくともいくつかの指のための支持部材(34)を含むことを特徴とする請求項24に記載のユニット。
【請求項26】
各支持アーム(12)は、ユニットのコネクタ(361−363)から最も遠い端部に、ユーザの親指のための支持面(35)を更に含むことを特徴とする請求項25に記載のユニット。
【請求項27】
各ヒール部分(17)は、その頂部と機能面との間に延び、かつ、傾斜面(28)と向き合って配置される傾斜案内面(29)を有することを特徴とする請求項24から26のいずれか一に記載のユニット。
【請求項28】
各支持アーム(12)はノッチ(30)を含み、ノッチ(30)は、ユニットのコネクタから最も遠い支持アーム(12)の端部まで凹部(16)を延ばし、かつ、処理組立体のための支持面(18)と同一平面上にある、処理組立体(13)のための追加の支持面(31)を形成することを特徴とする請求項21から27のいずれか一に記載のユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図8】
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【公表番号】特表2006−500212(P2006−500212A)
【公表日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−539372(P2004−539372)
【出願日】平成15年9月24日(2003.9.24)
【国際出願番号】PCT/IB2003/004659
【国際公開番号】WO2004/028661
【国際公開日】平成16年4月8日(2004.4.8)
【出願人】(390019585)ミリポア・コーポレイション (212)
【氏名又は名称原語表記】MILLIPORE CORPORATION
【Fターム(参考)】