説明

流体媒体に使用するための流量計

【課題】公知の超音波変換器は適用範囲が制限されており、例えば高温の媒体および/または攻撃性の媒体に対して敏感に反応する。公知の方法は、排気ガス流において生じる条件には基本的に適さない。
【解決手段】上に述べた課題、とりわけ温度に関する課題を解決するために、超音波変換器を少なくとも1つの熱減結合要素によって流管から隔離することが提案される。熱減結合要素は、流管から超音波変換器への熱伝導を低減するよう構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
従来技術から、流体媒体の流れを測定するために使用可能な流量計が公知である。例えば流量計は、流体媒体の流速、質量流、または体積流、またはこれらの測定量を組み合わせた測定量を検出するよう構成されている。例えば流量計は流管において使用することができる。
【背景技術】
【0002】
公知の測定原理は、流体媒体の中に放射される超音波信号を使用することに基づいている。ここでは1つ、2つ、または複数の超音波変換器を使用することができる。超音波変換器は、流体媒体の中に超音波信号を放射すること、および/または、流体媒体から超音波信号を受信することができる。より詳しく言えば、超音波変換器は、超音波信号が流体媒体の主流れ方向に少なくとも1つの伝播成分を有するような角度において、または、超音波信号が主流れ方向とは逆方向に少なくとも1つの伝播成分を有するような角度において、超音波信号を放射および/または受信する。例えば、主流れ方向への伝播と主流れ方向と逆方向への伝播に対する伝播時間差から、流体媒体の流れを推定することができる。別の方法は、例えば超音波信号の反射および/またはパルス技術に基づいている。流量計は、従来技術から、例えばDE102004061404A1またはEP0605944A2から一般的に公知である。上記刊行物に開示された、超音波信号から流体媒体の流れを推定するための測定原理は、例えば本願発明の範囲においても使用することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】DE102004061404A1
【特許文献2】EP0605944A2
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら公知の超音波変換器の適用範囲は基本的に制限されている。例えば従来技術から公知の多くの超音波変換器は、高温の媒体、および/または、例えば腐食性媒体、酸、油等のような浸蝕性の媒体に対して敏感に反応する。例えばとりわけ自動車分野において内燃機関の排気ガス流を測定するためには、現時点では、この用途が要求する全ての要求に適合するような測定方法は公知ではない。種々の測定原理がテストされた。
【0005】
しかしながら公知の方法は、排気ガス流において生じる条件には基本的に適さない。排気ガス流においては高温、基本的には100℃を格段に上回る温度が生じる。さらに排気ガス流には、例えば煤、酸、水、油の形態の汚染物質、または他の汚染物質が生じる。さらなる不利な周囲環境は、排気ガス流における不規則性が非常に大きい場合である。排気ガス流においては、とりわけ10Hz〜1000Hz領域の周波数による気柱振動が生じることがある。従来の流量計はこのような周辺条件には基本的に適さない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
したがって、公知の流量計および公知の方法の欠点を少なくとも大幅に回避する、流体媒体に使用するための流量計ならびに流体媒体の測定方法が提案される。とりわけ本発明の流量計は、高温の流体媒体、例えば100度を格段に上回る温度を有する流体媒体、および/または、汚染度が高い流体媒体において使用するためのものである。とりわけ本発明の流量計は内燃機関の排気管にて使用することができ、排気ガス流、例えば排気ガス質量流、および/または、排気ガス体積流、および/または、排気ガス流速が測定される。しかしながら別の用途も基本的に可能である。
【0007】
本発明は、非常に汚染された流体媒体、例えばガスを測定するためには原理的に超音波測定方法が適当であるという認識に基づく。例えば流れを測定するために、流れに沿った超音波信号の伝播時間と、流れとは逆方向の超音波信号とを比較することによる、伝播時間法を使用することができる。このような、とりわけ基本的に線形特性によって条件づけられている方法も、不規則な流れを検出するために同様に良好に適している。もっとも上述のように、従来技術から公知のような所要の超音波変換器は、動作温度、すなわち100℃を優に超える流体媒体の温度においては簡単には適さない。したがって本発明は、少なくとも1つの超音波変換器、とりわけ2つ以上の超音波変換器を備えた流量計構造であって、例えば測定すべき流体媒体が高温であるにもかかわらず、前記少なくとも1つの超音波変換器が、該超音波変換器にとって許容できる温度範囲にあるように配置されている流量計構造を提案する。さらに流量計は、少なくとも1つの超音波変換器のために最適な測定条件が存在するように構成することができる。
【0008】
したがって、少なくとも1つの超音波変換器および少なくとも1つの測定区間を含む、流体媒体に使用するための流量計が提案される。ここでの超音波変換器とは、本発明の範囲においては、超音波信号を放射するため、および/または、超音波信号を受信および記録するために構成された要素である。例えば少なくとも1つの超音波変換器はそれぞれ、少なくとも1つの電気音響変換素子が収容された少なくとも1つの変換器のコアを含むことができる。電気音響変換素子は基本的に、電気信号を超音波信号に変換するため、および/または、超音波信号を電気信号に変換するために構成された任意の素子である。電気音響変換素子として、例えば少なくとも1つのピエゾ素子を使用することができる。変換器のコアは、例えば超音波変換器のケーシング内に収容することができる。
【0009】
本願発明の範囲における測定区間とは、少なくとも1つの超音波変換器の超音波信号が沿って伝播する区間である。本発明によれば測定区間は、流体媒体が主流れ方向に通流可能な少なくとも1つの流管を有する。ここでの流管とは、流体媒体の流れを導くために構成された通流可能な任意の要素である。流管は、例えば1つまたは複数の管、有利には金属材料からなる管を含むことができる。しかしながら基本的には、択一的または付加的に、プラスチック材料および/または別の材料を使用することも可能である。流管は、基本的に任意の横断面、例えば円形、正方形、または一般的に多角形の横断面を有することができる。流管は、少なくとも流体媒体が通流する区間において、有利には実質的に直線状に構成されている。この流体媒体が通流する区間は、流管全体とすることも、流管の一部分のみとすることも可能である。
【0010】
少なくとも1つの超音波変換器は、超音波信号を、主流れ方向に対して実質的に平行に測定区間に放射するよう構成されている。一般的に主流れ方向とは、流管内における流体媒体の質量輸送および/または体積輸送の主たる方向である。例えば流管の壁における乱流などといった局所的な不規則性はここでは無視してよい。主流れ方向に対して実質的に平行な放射とは、本願発明の範囲においては一般的に、有利には正確に平行に、または正確に逆平行に延びる放射と理解されたい。この平行性からのズレは20°よりも小さく、有利には10°よりも小さく、特に有利には5°よりも小さい。しかしあまり有利ではないが、誤差をさらに許容することも基本的には可能である。ぴったり主流れ方向に向かって測定すること、ないしは、主流れ方向とはぴったり反対方向に測定することにより、超音波変換器のために最適な測定条件が提供される。この関連において、流体媒体への超音波信号の放射には、基本的に流体媒体からの超音波信号の受信も含めてよいということを言及しておく。
【0011】
流管は、測定区間の少なくとも一部分を形成する。上に述べた課題、とりわけ温度に関する課題を解決するために、超音波変換器を少なくとも1つの熱減結合要素によって流管から隔離することが提案される。熱減結合要素は、流管から超音波変換器への熱伝導を低減するよう構成されている。付加的に熱減結合要素を、例えば150℃を超える典型的な流体媒体温度において、超音波変換器の領域における温度が、流管の領域における温度に比べて90%以下に、有利には70%以下に、特に有利には50%以下にまで低下するよう構成することができる。択一的または付加的に熱減結合要素を、超音波変換器の領域における温度が、通常動作において最大でも100℃以下、有利には最大でも80℃以下となるよう構成することができる。
【0012】
すなわち熱減結合要素は、流管から超音波変換器への熱伝導を、超音波変換器が流管に直接結合されている場合に比べて低減するよう構成されているのである。とりわけ超音波変換器は上述のようにケーシングを含むことができ、例えばケーシングには、ピエゾ素子のような少なくとも1つの電気音響変換素子を備えた少なくとも1つの変換器コアが埋め込まれている。少なくともこのケーシングは熱減結合要素によって流管の管壁から隔離すべきであり、このようにして流管の管壁からケーシングへの熱伝導は少なくとも低減され、とりわけ熱伝導の低減に関して上に挙げた数値に低減される。
【0013】
熱減結合要素は、種々の方法で構成することができる。本発明の第1の有利な実施形態では、熱減結合要素は例えばベローズとして構成することができる。ここでのベローズとは、一方の部材の端部と他方の部材の端部とを連結する、蛇腹状に形成された壁材料を有する結合部である。例えばベローズの一方の端部には、超音波変換器を直接的または間接的に結合することができ、対向する端部には、流管を直接的または間接的に結合することができる。ここでのベローズとはその定義によれば、結合された部材間の直線距離が、当該部材間におけるベローズ壁に沿った接続長さよりも短くなるように構成されている。例えばベローズは成形ベローズとして構成することができ、とりわけベローズは、以下により詳細に説明するように完全または部分的に金属材料から製造することができる。
【0014】
熱減結合要素は、択一的または付加的に、壁厚が低減された領域を含むことができる。とりわけこの壁厚が低減された領域における壁厚は、流管の壁厚、例えば流管の測定区間における平均壁厚と比べて2分の1より薄く、有利には3分の1より薄くすることができる。この壁厚が低減された領域における壁厚は、有利には1.0mmより薄く、有利には0.5mmよりも薄い。壁厚の低減された領域においては、熱減結合要素を例えば完全または部分的に金属材料から製造することができ、例えば以下に挙げる金属材料のうちの1つまたは複数の金属材料から製造することができる。さらには択一的または付加的に、壁厚の低減された領域が上述した最適なベローズと完全または部分的に一致するということも可能である。しかしながら別々の形態も基本的に可能である。
【0015】
別の択一的または付加的に実現可能な有利な実施形態においては、熱減結合要素を、完全または部分的に、熱伝導率が100W/(m・K)より低い金属から製造することができる。この熱伝導率は例えば20℃において定めることができる。とりわけこの材料は、熱伝導率が50W/(m・K)より低い材料、特に有利には30W/(m・K)より低い材料とすることができる。このように低い熱伝導率を実現することは、有利には金属材料によっても可能である。なぜなら通常のプラスチック材料は、上述した動作温度では基本的に使用できないからである。しかしながら、択一的または付加的にプラスチック使用することも基本的に可能であり、例えば、充填材を添加してまたは添加せずに使用可能な耐熱プラスチックを使用することが可能である。しかしながら少なくとも1つの金属材料との接続が特に有利である。とりわけここでは熱伝導率の低い金属材料を使用すべきである。鋼を使用すると特に有利である。というのは、鋼は熱伝導率が低いからである。このことから、クロム−ニッケル−鋼を使用すると特に有利である。このようなクロム−ニッケル−鋼の熱伝導率は、典型的には15〜25W/(m・K)であり、この熱伝導率領域は特に有利である。しかしながら基本的には、択一的または付加的に、別の材料を使用することも可能である。例えば上述したベローズ、および/または、壁厚が低減された領域は、完全または部分的に、上に挙げた熱伝導率を有する材料から製造することができる。
【0016】
上述した利点を所期のように利用できるようにするために、熱減結合要素を、例えば種々の材料から形成された複数のパーツから組み立てることができる。熱減結合要素は、択一的にまたは付加的に、熱減結合要素の少なくとも限定された領域に亘って、流管の熱伝導率の少なくとも2分の1,有利には少なくとも3分の1、特に有利には少なくとも10分の1である熱伝導率を有する。
【0017】
上述のように、流管が測定区間において実質的に直線状に形成されていると特に有利である。この際基本的には、直線状の形態からの最小限のズレ、例えば流管の壁における不規則性を許容することも可能である。しかしながら超音波信号は、依然として流管において直線状に、実質的に主流れ方向に対して平行に伝播すべきである。
【0018】
少なくとも1つの超音波変換器は、とりわけ熱減結合要素によって、流管の少なくとも1つの管端部に結合することができる。とりわけ少なくとも2つの超音波変換器を設けることができ、これらの超音波変換器は、それぞれ有利には少なくとも1つの熱減結合要素によって、流管の対向する管端部に結合されている。
【0019】
流管には、全体として側方接続部、有利には短管を設けることができる。この側方接続部はとりわけ、流体媒体を流管の中に導入するために、および、流体媒体が流管を完全または部分的に通流した後にこの流体媒体を流管から外に出すために使用されるものである。例えばこれらの側方接続部は、流管の互いに対向する側に設けることも、同一の側に設けることも可能である。流管の軸に対して角度がオフセットされた形態も可能である。
【0020】
上述した1つまたは複数の実施形態による流量計の他にさらに、既に上述したように、流体媒体の流れを測定する方法が提案される。本発明の方法は、上述した従来技術による伝播時間法に基づいて実施できるものであり、当該方法においては、上述した1つまたは複数の実施形態による流量計が使用される。ここでは流体媒体は、少なくとも100℃、有利には少なくとも150℃の温度を有する。さらに流体媒体は、上述のように、例えば以下に挙げる汚染物質によって汚染されていてもよい。煤、酸、水、油。さらに本発明の方法は、測定区間内の気柱が例えば10Hz〜1000Hz領域の振動によって振動する場合にも実施することが可能である。
【0021】
本発明の実施例を図1に図示し、以下により詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】図1は、本発明の流量計の実施例を示す。
【実施例】
【0023】
図1には、本発明の流量計110の実施例が図示されている。流量計110は例えば内燃機関の排気管にて使用することができる。しかしながら別の用途も基本的に可能である。
【0024】
流量計110は、第1超音波変換器112および第2超音波変換器114、ならびにこれらの超音波変換器の間に延在する測定区間116を含む。測定区間116は、第1超音波信号112と第2超音波信号114との間における超音波信号の伝播を可能にする。超音波信号の伝播は、図1において参照符号119によってシンボリックに図示されている。例えば第1超音波変換器112が超音波信号を放射して、この超音波信号を第2超音波変換器114が受信するようにすることもできる。あるいはこの逆も可能である。しかしながら基本的に反射配置も可能であるということを言及しておく。
【0025】
測定区間116は、例えば金属材料からなる、流管壁120を備えた流管118を含む。流管118は、短管124の形態の側方接続部122を含む。側方接続部122は、本実施例では、流管118の対向する端部にて互いに対向する側に配置されている。これらの短管124により、流体媒体は流管118に流入126することができ、流体媒体が測定区間116ないし測定区間116の有効部分130を通流した後には、流管118から流出128することができる。ここでの測定区間の有効部分130とは、流体媒体の主流れ方向132が超音波信号の伝播119に対して実質的に平行となっている領域である。例えばこの領域では、主流れ方向132は、流管118の管軸134に対して平行に延在する。
【0026】
超音波変換器112,114は、それぞれ1つの変換器のコア136を含む。変換器のコア136は、例えばケーシング138の中に収容することができる。ケーシング138は、別個に構成することも、測定区間116の別の要素と少なくとも部分的に一体的に構成することも可能である。ケーシング138および/または超音波変換器112,114は、少なくとも1つの熱減結合要素140によって流管118から隔てられている。熱減結合要素140によって、一方では、超音波変換器112,114を機械的に固定することができる。他方では、熱減結合要素140は、流管118から超音波変換器112,114への熱伝導を低減する。
【0027】
図示した本実施例においては、熱減結合要素140を例えば完全または部分的にベローズ142として構成することができる。しかしながら上述のように、択一的または付加的に別の実施形態も可能である。例えば択一的または付加的に、熱減結合要素140をそれぞれ、流管118の壁厚と比較してより壁厚の小さい領域144、例えば壁厚が0.5mmより小さい壁領域を有するように構成することができる。超音波変換器112,114と流管118の接続部の長さはベローズ142の襞によって延長されるので、流量計110の寸法を全体としてできるだけ小さく維持することが可能となる。熱伝導を低減するために熱減結合要素140は、択一的または付加的に、例えばできるだけ熱伝導率の低い材料を含むことができるか、または、全部もしくは部分的にできるだけ熱伝導率の低い材料から形成することができる。このような材料の例として、クロム−ニッケル−鋼、鉄−ニッケル−合金(例えばインバー、Fe−36Ni)、Al203等が挙げられる。例えば金属材料および/またはセラミック材料を使用することができる。基本的には、択一的または付加的に、耐熱プラスチックを使用することも可能である。しかしながらプラスチックを使用することは一般的にあまり有利ではない。なぜなら通常排気管に生じる温度は、プラスチックを使用可能な温度よりも高すぎるからである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体媒体に使用するための流量計(110)であって、
該流量計は、少なくとも1つの超音波変換器(112,114)と、少なくとも1つの流管(118)を備えた少なくとも1つの測定区間(116)とを含み、
前記流体媒体は前記流管(118)を主流れ方向(132)に通流する
形式の流量計において、
前記超音波変換器(112,114)は、前記主流れ方向(132)に対して平行に前記測定区間(116)に超音波信号を放射するよう構成されており、
前記超音波変換器(112,114)は、少なくとも1つの熱減結合要素(140)によって前記流管(118)から隔離されており、
前記熱減結合要素(140)は、前記流管(118)から前記超音波変換器(112,114)への熱伝導を低減するよう構成されている、
ことを特徴とする流量計。
【請求項2】
前記熱減結合要素(140)はベローズ(142)を含む、
ことを特徴とする請求項1記載の流量計(110)。
【請求項3】
前記流管(118)は、前記測定区間(116)において直線状に構成されており、
前記少なくとも1つの超音波変換器(112,114)は、前記熱減結合要素(140)によって、前記流管(118)の少なくとも1つの管端部に結合されている、
ことを特徴とする請求項1または2記載の流量計(110)。
【請求項4】
少なくとも2つの超音波変換器(112,114)が設けられており、
前記少なくとも2つの超音波変換器(112,114)は、前記流管(118)の対向する管端部に結合されている、
ことを特徴とする請求項3記載の流量計(110)。
【請求項5】
前記流管(118)には、前記流体媒体を前記流管(118)の中に導入するため、および、前記流体媒体が流管(118)を通流した後に前記流体媒体を前記流管(188)から外に出すために使用される側方接続部(122)が設けられている、
ことを特徴とする請求項4記載の流量計(110)。
【請求項6】
前記熱減結合要素(140)は、完全または部分的に、熱伝導率が100W/(m・K)より低い金属から製造されている、
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の流量計(110)。
【請求項7】
前記熱減結合要素(140)は、完全または部分的に鋼から製造されている、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の流量計(110)。
【請求項8】
前記熱減結合要素(140)は、壁厚が低減された領域(144)を有する、
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の流量計(110)。
【請求項9】
前記壁厚が低減された領域(144)における壁厚は、1.0mmよりも薄い、
ことを特徴とする請求項8記載の流量計(110)
【請求項10】
前記壁厚が低減された領域(144)における壁厚は、前記流管(118)の平均壁厚の2分の1よりも薄い、
ことを特徴とする請求項8または9記載の流量計(110)。
【請求項11】
請求項1から10のいずれか一項記載の流量計(110)を使用した、流体媒体の流れを測定するための方法において、
流体媒体は、少なくとも100℃の温度を有する、
ことを特徴とする方法。

【図1】
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【公開番号】特開2011−69826(P2011−69826A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−213619(P2010−213619)
【出願日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【出願人】(390023711)ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング (2,908)
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GMBH
【住所又は居所原語表記】Stuttgart, Germany
【Fターム(参考)】