説明

消石灰粒状物

【課題】乾燥状態では粒状の形態を安定に維持し、かつ水中においては容易に自己崩壊する消石灰粒状物を提供する。
【解決手段】針状炭酸カルシウムが消石灰100質量部に対して7〜100質量部の範囲にて含まれている針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に土壌へのカルシウム補給用の肥料として有用な消石灰粒状物、及びその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
消石灰(水酸化カルシウム)の用途の一つとして、土壌へのカルシウム補給用の肥料がある。肥料として利用する消石灰は、散布時の飛散防止のために粒状物であることが好ましい。但し、散布後の消石灰粒状物は、土壌中に均一に分散するように、水との接触によって容易に自己崩壊して粉末状となることが好ましい。
【0003】
特許文献1には、水中での崩壊性が高い消石灰粒状物として、消石灰と木粉や粘土とを含む消石灰粒状物が開示されている。
【0004】
特許文献2には、同じく水中崩壊性の高い消石灰粒状物として、消石灰と植物性粘質物及び/又は該化合物のエーテル化誘導体からなる粘結剤とベントナイトとを含む消石灰粒状物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平9−118521号公報
【特許文献2】特開58−194738号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記特許文献1に記載の消石灰粒状物では木粉や粘土、前記特許文献2に記載の消石灰粒状物では植物性粘質物やベントナイトがそれぞれバインダーとして用いられているが、これらはカルシウムを含まないため、カルシウム補給用の肥料としての効果を低減させる。
従って、本発明の目的は、カルシウム補給用の肥料としても有効な材料をバインダーとして用いて、乾燥状態では粒状の形態を安定に維持し、かつ水中においては容易に自己崩壊する消石灰粒状物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、消石灰と針状炭酸カルシウム(アラゴナイト)とを所定の範囲で含む混合物を成形して得られた消石灰粒状物は、乾燥状態では粒状の形態を安定に維持し、かつ水中においては容易に自己崩壊することを見出して、本発明を完成した。
【0008】
従って、本発明は、針状炭酸カルシウムが消石灰100質量部に対して7〜100質量部の範囲にて含まれている針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物にある。
【0009】
本発明の針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物は、例えば、下記の方法により製造することができる。
(1)消石灰と針状炭酸カルシウムとを、消石灰100質量部に対して、針状炭酸カルシウムの量が7〜100質量部の範囲となる割合にて混合し、次いで得られた混合物を粒状に成形することからなる製造方法。
(2)生石灰と針状炭酸カルシウムとを、該生石灰の消化反応により生成する消石灰100質量部に対して、針状炭酸カルシウムの量が7〜100質量部の範囲となる割合にて、水の存在下で混合して生石灰を消化反応させて、消石灰と針状炭酸カルシウムとの混合物を得て、次いで得られた混合物を粒状に成形することからなる製造方法。
【0010】
上記の製造方法において用いる針状炭酸カルシウムは、石灰乳と海水中の炭酸イオンもしくは炭酸水素イオンとの反応生成物であることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明の針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物は、後述の実施例の結果から明らかなように、水中での崩壊性が高い。また、本発明の消石灰粒状物に含まれる針状炭酸カルシウムは、弱アルカリ性で、かつ土壌へのカルシウム供給剤としても作用する。従って、本発明の消石灰粒状物は、土壌へのカルシウム補給用の肥料として有用である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物は、消石灰100質量部に対して、針状炭酸カルシウムを7〜100質量部の範囲、好ましくは10〜80質量部の範囲、特に好ましくは10〜60質量部の範囲にて含む。
【0013】
針状炭酸カルシウムは、平均長さが5〜10μmの範囲にあることが好ましい。また、平均直径は1〜3μmの範囲にあることが好ましい。
【0014】
本発明の針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物は、密度が1.0〜1.9g/cm3の範囲にあることが好ましく、1.3〜1.6g/cm3の範囲にあることが特に好ましい。
【0015】
本発明の針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物は、形状に特には制限はなく、球状、板状、角柱状、円柱状及びアーモンド状などの通常の肥料に用いられる種々の形状とすることができる。針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物のサイズは、一般に最長部の長さで1〜50mmの範囲である。
【0016】
本発明の針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物は、水酸化マグネシウムを針状炭酸カルシウム100質量部に対し3〜40質量部の範囲にて含んでいてもよい。水酸化マグネシウムは植物の葉緑素を構成するマグネシウムの補給効果がある。
【0017】
針状炭酸カルシウムは、石灰乳(水酸化カルシウム懸濁液)と海水とを混合して、石灰乳と海水中の炭酸イオンもしくは炭酸水素イオンとを反応させて、針状炭酸カルシウムを析出させ、次いで針状炭酸カルシウムを回収し、水で洗浄した後、乾燥することにより製造することができる。使用する石灰乳の量は、海水中の炭酸イオンと炭酸水素イオンの合計量1モルに対して水酸化カルシウムの量が1.05〜1.30モルの範囲となる量であることが好ましい。水酸化カルシウムを炭酸イオンと炭酸水素イオンの合計量よりも過剰に加えると、針状炭酸カルシウムと共に海水中のマグネシウムが水酸化マグネシムとして析出し、水酸化マグネシムを含む針状炭酸カルシウムを得ることができる。上記針状炭酸カルシウムとしては、海水中のマグネシウム塩とアルカリ源から水酸化マグネシウムを製造する方法(海水法)において、事前に少量の水酸化カルシウムを添加して海水中の炭酸イオンもしくは炭酸水素イオンと反応させることで炭酸イオンや炭酸水素イオンを炭酸カルシウムとして固定、分離除去する工程で副生する針状炭酸カルシウムを用いることができる。
【0018】
本発明の針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物は、消石灰と針状炭酸カルシウムとを、消石灰100質量部に対して、針状炭酸カルシウムの量が7〜100質量部の範囲となる割合にて混合し、次いで得られた消石灰と針状炭酸カルシウムとの混合物を粒状に成形することからなる方法により製造することができる。
【0019】
消石灰と針状炭酸カルシウムとの混合物の成形方法には、圧縮形成法や押出成形法などの加圧成形法を用いることができる。
【0020】
消石灰と針状炭酸カルシウムとの混合物は、生石灰と針状炭酸カルシウムとを、生石灰の消化反応により生成する消石灰100質量部に対して、針状炭酸カルシウムの量が7〜100質量部の範囲となる割合にて、水の存在下で混合して生石灰を消化反応させることによって製造してもよい。生石灰を消化反応させるための水は、生石灰と針状炭酸カルシウムとを混合した後に加えてもよいし、針状炭酸カルシウムの含水固形物(針状炭酸カルシウムケーキ)として生石灰に加えてもよい。
【実施例】
【0021】
[実施例1]
(1)針状炭酸カルシウムケーキの製造
容量1.5m3の容器に海水1000kg(炭酸イオン及び炭酸水素イオンをCO2として82質量ppm含む)を投入し、次いで石灰乳(水酸化カルシウムを13.2質量%含む)を1.33kg(海水中の炭酸イオンと炭酸水素イオンの合計量1モルに対して水酸化カルシウムが1.27モルとなる量)投入して撹拌した後、濾過により固液分離し、ケーキを製造した。
【0022】
得られたケーキを105℃の温度で15時間乾燥して、その乾燥減量からケーキの含水率を求めたところ、含水率は34質量%であった。
【0023】
得られたケーキを105℃の温度で15時間乾燥して得た乾燥物のX線回折パターンを測定したところ、アラゴナイト(針状炭酸カルシウム)と水酸化マグネシウムのX線回折パターンが確認された。乾燥物を走査型電子顕微鏡写真を用いて観察したところ、針状炭酸カルシウムの平均長さは7.5μm、平均直径は2.0μmであった。また、乾燥物中のカルシウムとマグネシウムの含有量を、JIS R 2216(耐火物製品の蛍光X線分析方法:2005)に準拠した方法により測定し、炭酸カルシウム含有量と水酸化マグネシウム含有量に換算したところ、針状炭酸カルシウム含有量は66.5質量%であり、水酸化マグネシウム含有量は25.8質量%であった。以上のことから得られたケーキは、針状炭酸カルシウムケーキであることが確認された。
【0024】
(2)針状炭酸カルシウム含有粉末の製造
上記(1)で製造した針状炭酸カルシウムケーキを箱形乾燥機に入れて、105℃の温度で15時間乾燥した。次いで、得られた乾燥物を解砕した後、目開き1mmの篩で分級して、粒径1mm以下の針状炭酸カルシウム含有粉末(針状炭酸カルシウム含有量:66.5質量%)を製造した。
【0025】
(3)消石灰粒状物の製造
JIS特号消石灰粉末55.4gと、上記(2)で製造した針状炭酸カルシウム含有粉末(針状炭酸カルシウム含有量:66.5質量%)44.6gとを混合した。得られた粉末混合物(消石灰100質量部に対して針状炭酸カルシウムを53.6質量部含む)2gを、一軸成形機を用いて100kg/cm2の圧力で成形して、直径20mm×高さ5mmの針状炭酸カルシウム含有消石灰の円柱状粒状物を製造した。
【0026】
(4)水中崩壊性の評価
上記(3)で得られた針状炭酸カルシウム含有粒状物を水温25℃の水中に投入し、水中投入後の粒状物の状態を目視で観察した。その結果を表1に示す。
【0027】
[実施例2]
JIS特号消石灰粉末の量を77.7gとし、針状炭酸カルシウム含有粉末(針状炭酸カルシウム含有量:66.5質量%)の量を22.3gとしたこと以外は、実施例1と同様にして得られた粉末混合物(消石灰100質量部に対して針状炭酸カルシウムを19.1質量部含む)を用いて、直径20mm×高さ5mmの針状炭酸カルシウム含有消石灰の円柱状粒状物を製造し、得られた消石灰粒状物の水中崩壊性を評価した。その結果を表1に示す。
【0028】
[実施例3]
JIS特号消石灰粉末の量を85.1gとし、針状炭酸カルシウム含有粉末(針状炭酸カルシウム含有量:66.5質量%)の量を14.9gとしたこと以外は、実施例1と同様にして得られた粉末混合物(消石灰100質量部に対して針状炭酸カルシウムを11.6質量部含む)を用いて、直径20mm×高さ5mmの針状炭酸カルシウム含有消石灰の円柱状粒状物を製造し、得られた針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物の水中崩壊性を評価した。その結果を表1に示す。
【0029】
[実施例4]
JIS特号消石灰粉末の量を88.8gとし、針状炭酸カルシウム含有粉末の量を11.2gとしたこと以外は、実施例1と同様にして得られた粉末混合物(消石灰100質量部に対して針状炭酸カルシウムを8.4質量部含む)を用いて、直径20mm×高さ5mmの針状炭酸カルシウム含有消石灰の円柱状粒状物を製造し、得られた針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物の水中崩壊性を評価した。その結果を表1に示す。
【0030】
[比較例1]
JIS特号消石灰粉末の量を91.1gとし、針状炭酸カルシウム含有粉末(針状炭酸カルシウム含有量:66.5質量%)の量を8.9gとしたこと以外は、実施例1と同様にして得られた粉末混合物(消石灰100質量部に対して針状炭酸カルシウムを6.5質量部含む)を用いて、直径20mm×高さ5mmの針状炭酸カルシウム含有消石灰の円柱状粒状物を製造し、得られた針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物の水中崩壊性を評価した。その結果を表1に示す。
【0031】
[比較例2]
JIS特号消石灰粉末2gを一軸成形機を用いて30kg/cm2の圧力で成形して、直径20mm×高さ5mmの消石灰の円柱状粒状物を製造し、得られた消石灰粒状物の水中崩壊性を実施例1と同様にして評価した。その結果を表1に示す。
【0032】
表1
────────────────────────────────────────
消石灰粒状物の組成比(質量部)
────────────────
消石灰:針状炭酸カルシウム 水中崩壊性の評価結果
────────────────────────────────────────
実施例1 100:53.6 水中投入後、直ちに全量崩壊した。
実施例2 100:19.1 水中投入後、直ちに全量崩壊した。
実施例3 100:11.6 水中投入後、直ちに全量崩壊した。
実施例4 100: 8.4 水中投入後、直ちに部分的な崩壊が見られた。
────────────────────────────────────────
比較例1 100: 6.5 水中投入してから4時間経過後でも崩壊せず。
比較例2 100: 0 水中投入してから4時間経過後でも崩壊せず。
────────────────────────────────────────
注)消石灰粒状物の組成比は、原料の配合比から求めた計算値。
【0033】
[実施例5]
生石灰60g(消化反応で生成する消石灰量:79g)と実施例1の(1)で製造した針状炭酸カルシウムケーキ(含水率:34質量%、乾燥物中の針状炭酸カルシウム含有量:66.5質量%)100gとをミキサーで混合して、ケーキ中の水分により生石灰を消化反応させ、ケーキ中の残りの水を消化反応による発熱より蒸発させて、消石灰100質量部に対して針状炭酸カルシウム55.4質量部を含有する針状炭酸カルシウム含有消石灰粉末を得た。得られた針状炭酸カルシウム含有消石灰粉末(消石灰100質量部に対して針状炭酸カルシウムを55.4質量部含む)2gを、一軸成形機を用いて100kg/cm2の圧力で成形して、直径20mm×高さ5mmの針状炭酸カルシウム含有消石灰の円柱状粒状物を製造し、得られた針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物の水中崩壊性を実施例1と同様にして評価した。その結果を表2に示す。
【0034】
[実施例6]
実施例5で得た針状炭酸カルシウム含有消石灰粉末(針状炭酸カルシウム含有消石灰粉末(消石灰100質量部に対して針状炭酸カルシウムを55.4質量部含む)10gと、JIS特号消石灰粉末10gとを混合した。得られた粉末混合物(消石灰100質量部に対して針状炭酸カルシウムを17.0質量部含む)2gを、一軸成形機を用いて100kg/cm2の圧力で成形して、直径20mm×高さ5mmの針状炭酸カルシウム含有消石灰の円柱状粒状物を製造した。得られた針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物の水中崩壊性を実施例1と同様にして評価した。その結果を表2に示す。
【0035】
[実施例7]
JIS特号消石灰粉末の量を20gとしたこと以外は、実施例6と同様にして得られた粉末混合物(消石灰100質量部に対して針状炭酸カルシウムを10.7質量部含む)を用いて、直径20mm×高さ5mmの針状炭酸カルシウム含有消石灰の円柱状粒状物を製造した。得られた針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物の水中崩壊性を実施例1と同様にして評価した。その結果を表2に示す。
【0036】
[実施例8]
JIS特号消石灰粉末の量を30gとしたこと以外は、実施例6と同様にして得られた粉末混合物(消石灰100質量部に対して針状炭酸カルシウムを7.8質量部含む)を用いて、直径20mm×高さ5mmの針状炭酸カルシウム含有消石灰の円柱状粒状物を製造した。得られた針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物の水中崩壊性を実施例1と同様にして評価した。その結果を表2に示す。
【0037】
[比較例3]
JIS特号消石灰粉末の量を40gとしたこと以外は、実施例6と同様にして得られた粉末混合物(消石灰100質量部に対して針状炭酸カルシウムを6.1質量部含む)を用いて、直径20mm×高さ5mmの針状炭酸カルシウム含有消石灰の円柱状粒状物を製造した。得られた針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物の水中崩壊性を実施例1と同様にして評価した。その結果を表2に示す。
【0038】
表2
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消石灰粒状物の組成比(質量部)
────────────────
消石灰:針状炭酸カルシウム 水中崩壊性の評価結果
────────────────────────────────────────
実施例5 100:55.4 水中投入後、直ちに全量崩壊した。
実施例6 100:17.0 水中投入後、直ちに全量崩壊した。
実施例7 100:10.7 水中投入後、直ちに全量崩壊した。
実施例8 100: 7.8 水中投入後、直ちに部分的な崩壊が見られた。
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比較例3 100: 6.1 水中投入してから4時間経過後でも崩壊せず。
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注)消石灰粒状物の組成比は、原料の配合比から求めた計算値。
【0039】
表1、2の結果から明らかなように、針状炭酸カルシウムを本発明の範囲で含む消石灰粒状物は、水中崩壊性に優れている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
針状炭酸カルシウムが消石灰100質量部に対して7〜100質量部の範囲にて含まれている針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物。
【請求項2】
消石灰と針状炭酸カルシウムとを、消石灰100質量部に対して、針状炭酸カルシウムの量が7〜100質量部の範囲となる割合にて混合し、次いで得られた混合物を粒状に成形することからなる請求項1に記載の針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物の製造方法。
【請求項3】
生石灰と針状炭酸カルシウムとを、該生石灰の消化反応により生成する消石灰100質量部に対して、針状炭酸カルシウムの量が7〜100質量部の範囲となる割合にて、水の存在下で混合して生石灰を消化反応させて、消石灰と針状炭酸カルシウムとの混合物を得て、次いで得られた混合物を粒状に成形することからなる請求項1に記載の針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物の製造方法。
【請求項4】
針状炭酸カルシウムが、石灰乳と海水中の炭酸イオンもしくは炭酸水素イオンとの反応生成物である請求項2もしくは3に記載の針状炭酸カルシウム含有消石灰粒状物の製造方法。

【公開番号】特開2011−136858(P2011−136858A)
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−297608(P2009−297608)
【出願日】平成21年12月28日(2009.12.28)
【出願人】(000119988)宇部マテリアルズ株式会社 (120)
【Fターム(参考)】