説明

消臭用添加物及びそれを含有する機能性物品

【課題】消臭効果に優れる消臭用添加物及びそれを含有する機能性物品を提供する。
【解決手段】消臭効果を有する消臭用添加物であって、カテキン類とプロアントシアニジン類とを含む。カテキン類の含有量をC、プロアントシアニジン類の含有量をPとしたときに、P/Cは0.1〜1.7の範囲であることが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、消臭効果に優れる消臭用添加物及びそれを含有する機能性物品に関する。
【背景技術】
【0002】
食品には、栄養素としての働きの他に、人間の健康、心理状態等に好ましい影響を与える働きがあることが知られている。食品は、消化器系、循環器系、内分泌系、免疫系、神経系などの生理系統を調節して、健康の維持や健康の回復に好ましい効果を及ぼす。これまでにこれらの効果を十分に発現できるよう、こうした生理作用を科学的に明らかにする研究が盛んにされている。
【0003】
そのような健康の維持や健康の回復に好ましい効果を有する成分を食品添加物として食品に加えた機能性食品が知られている。中でも、ポリフェノール類の多機能性を利用した食品が多種多数発売されている。ポリフェノール類は、多くの食物や植物に抗酸化物質や色素として含まれているが、一部のポリフェノール類は動脈硬化や老化の原因となる活性酸素の過剰生成を抑える生理作用があることなどが知られている。ポリフェノール類の代表的なものとしては、茶や赤ワインなどに含まれるカテキン、タマネギやそばなどに含まれるルチン、大豆などに含まれるイソフラボン、ぶどうなどに含まれるアントシアニン、チョコレートやココアなどに含まれるカカオマスポリフェノールなどが知られている。
【0004】
ポリフェノール類の代表的なものであるカテキン類は、緑茶に含まれる渋みの成分で、その生理作用としては、抗酸化作用、抗菌作用、消臭作用、コレステロール上昇抑制作用、紫外線吸収作用などが知られている。
【0005】
そのうちの消臭作用については、カテキン類の他にも柿タンニンなどが特に有効な成分として報告されている。例えば、特開昭61−87562号公報(特許文献1)には、柿の搾汁液に消臭効果があることが記載されている。
【0006】
【特許文献1】特開昭61−87562号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このようにカテキン類などに消臭効果があることはわかっているが、カテキン類単独で消臭効果を示すのか、カテキン類とポリフェノール類のその他の成分とが共存することにより消臭効果を示すのかについては不明である。また、近年の機能性食品に対する要求の高まりから更なる消臭効果の発揮が求められている。
【0008】
さらに、機能性食品以外の分野でも、消臭効果を有する生活用品、医薬部外品等の機能性物品において更なる消臭効果の発揮が求められている。
【0009】
本発明は、消臭効果に優れる消臭用添加物及びそれを含有する機能性物品である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、消臭効果を有する消臭用添加物であって、カテキン類とプロアントシアニジン類とを含む。
【0011】
また、前記消臭用添加物において、前記カテキン類の含有量をC、前記プロアントシアニジン類の含有量をPとしたときに、P/Cは0.1〜1.7の範囲であることが好ましい。
【0012】
また、前記消臭用添加物において、前記消臭用添加物は、カテキン類とプロアントシアニジン類とを含有する植物を含み、前記カテキン類の含有量をC、前記プロアントシアニジン類の含有量をPとしたときに、P/Cは0.1〜1.7の範囲であることが好ましい。
【0013】
また、前記消臭用添加物において、前記消臭用添加物は、カテキン類とプロアントシアニジン類とを含有する植物抽出成分を含み、前記カテキン類の含有量をC、前記プロアントシアニジン類の含有量をPとしたときに、P/Cは0.1〜1.7の範囲であることが好ましい。
【0014】
また、本発明は、前記消臭用添加物を含む機能性物品である。
【0015】
また、前記機能性物品において、前記機能性物品は、食品であることが好ましい。
【発明の効果】
【0016】
本発明において、多数あるポリフェノール類のうちの特定の成分を組み合わせることにより、ポリフェノール類のうちの1成分が単独で発揮する消臭効果以上の効果が発現することを利用した、消臭効果に優れる消臭用添加物及びそれを含有する機能性物品を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0018】
ポリフェノール類は、同一分子内に2個以上のフェノール性水酸基を有する多価フェノールの総称である。その各成分の生理作用は多岐に及んでいるが、多数知られているポリフェノール類のうちのカテキンとプロアントシアニジンに着目した。
【0019】
そして、カテキンとプロアントシアニジンとを含む消臭用添加物は、消臭作用に対して優れた効果を発現することを見出した。また、カテキンとプロアントシアニジンとの配合比を制御した消臭用添加物、またはカテキンとプロアントシアニジンとの含有比が特定の範囲にある植物または植物抽出成分を選択して配合した消臭用添加物は、消臭作用に対して優れた効果を発現することを見出した。
【0020】
さらに、カテキンとプロアントシアニジンとを含む消臭用添加物を食品等に添加することにより、優れた消臭効果を有する機能性食品等の機能性物品を提供することができる。
【0021】
カテキン類は、フラボノイド系化合物のうち、フラバノールを基本構造とする化合物の総称であり、カテキン、エピカテキン、エピカテキンガレート、ガロカテキン、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート等が知られている。さらに、それらの光学異性体(+)体、(−)体、(±)体が知られているが、消臭効果が得られるものであれば特に制限はない。上記の構造及びそれらの光学異性体から選択されるいずれか1つであってもよいし、上記の構造及びそれらの光学異性体から選択される少なくとも2つの混合物であってもよい。
【0022】
カテキン類としては、そのうち、茶やワイン等に多く含まれることが知られている、(+)−カテキン、(−)−エピカテキン、(−)−エピカテキンガレート、(+)−ガロカテキン、(−)−エピガロカテキン、(−)−エピガロカテキンガレート等を好ましく使用することができる。
【0023】
プロアントシアニジン類は、カテキン類が複数個つながった構造を有する化合物の総称であり、構成するカテキン類の構造、重合の数によって複数の構造が存在する。それらの複数の構造から選択されるいずれか1つであってもよいし、それらの複数の構造から選択される少なくとも2つの混合物であってもよい。
【0024】
プロアントシアニジン類としては、そのうち、りんご、ぶどう等に多く含まれることが知られている、プロシアニジンB1、プロシアニジンB2、等を好ましく使用することができる。
【0025】
カテキン類やプロアントシアニジン類は、例えば、水;メタノール、エタノール等のアルコール;等による抽出等により植物等の天然物から得ることができる。
【0026】
これらのカテキン類とプロアントシアニジン類とを使用して、それらの配合比による消臭作用への影響を調べた。ここでは、臭気成分として、アンモニウムイオンに対する消臭効果を調べた。その結果、カテキンとプロアントシアニジンとを含むことにより消臭効果が向上すること、カテキンとプロアントシアニジンとの特定の配合比率により消臭作用に対する相乗効果が得られることを見出した。
【0027】
標準物質のカテキン(C)とプロアントシアニジン(P)との配合比率(P/C:重量比)を、カテキンのみ、0.1、0.2、0.5、1.0、1.5、1.6、1.7、プロアントシアニジンのみとして、塩化アンモニウム水溶液中に配合した試料を水に溶解させた。30℃で10分間保持した後、インドフェノール青比色法によりアンモニウムイオン濃度の減少分を評価した。結果を表1に示す。なお、ここで、カテキンの量とは単独または複数含まれる各カテキン類の量を合わせた量、プロアントシアニジンの量とは単独または複数含まれる各プロアントシアニジン類の量を合わせた量のこととする。
【0028】
この結果より、カテキンのみ、プロアントシアニジンのみを配合した場合に比べて、カテキンとプロアントシアニジンとを配合することにより消臭効果が向上することがわかった。また、カテキン(C)とプロアントシアニジン(P)との配合比率(P/C:重量比)が0.1〜1.7の範囲にあることにより消臭効果が特に高いことがわかった。配合比率(P/C)が、0.1より小さいとき、または1.7より大きいときには消臭効果は発揮されるが、効果は小さくなる場合がある。
【0029】
したがって、カテキン(C)とプロアントシアニジン(P)との配合比率(P/C)を好ましくは0.1〜1.7の範囲になるようにすれば、消臭効果に優れる消臭用添加物を得ることができる。
【0030】
次に、各種植物のポリフェノール類の成分を分析し、各成分の含有量、含有比を調べた。各種植物の葉身部からメタノール抽出により得られた抽出物を高速液体クロマトグラフィを使用して標準物質と比較することにより、含有されるポリフェノール類の定性、定量を行った。
【0031】
植物試料としては、乾燥茶葉5種、植物生葉2種、ハーブ類2種を使用した。標準物質としては、(+)−カテキン、(±)−カテキン、プロシアニジンB1、プロシアニジンB2を使用した。結果を表2に示す。ここでは、カテキン含有量は(+)−カテキン及び(±)−カテキンの総量とし、プロアントシアニジン含有量はプロシアニジンB1、プロシアニジンB2の総量とした。
【0032】
これらの植物試料のうち、びわ茶を選択し、臭気成分の1種であるアンモニウムイオンに対する消臭効果を調べた。植物試料を水に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液中に添加した。30℃で10分間保持した後、インドフェノール青比色法によりアンモニウムイオン濃度の減少分を評価した。結果を表2に示す。
【0033】
この結果からも、消臭効果に対する相乗効果が得られる成分として、カテキンとプロアントシアニジンとの組み合わせが良好であることがわかる。
【0034】
このように、カテキン(C)とプロアントシアニジン(P)との配合比率(P/C:重量比)を0.1〜1.7の範囲として消臭用添加物とすれば良好な消臭効果を示すことがわかったが、カテキン(C)とプロアントシアニジン(P)との含有比率(P/C:重量比)が0.1〜1.7の範囲にある植物等の天然物を消臭用添加物として使用すれば同様に良好な消臭効果を発揮させることができる。
【0035】
P/Cが0.1〜1.7の範囲にある植物としては、例えば、アロエ茶、ローズヒップティ、びわ茶、ローリエ、アロエ、柿葉、等が挙げられる。
【0036】
これらの植物は、どのような状態で使用してもよく、例えば、生葉の状態で消臭用添加物として使用してもよいし、抽出、乾燥、脱水、焙煎、粉末化等から選択される少なくとも1つの処理を行ってから消臭用添加物として使用してもよい。
【0037】
カテキン(C)とプロアントシアニジン(P)との配合比率(P/C)は、同じ種類の植物であっても、採取する季節や、上記した植物の処理方法等によっても変動することがあるので、消臭作用を効果的に発揮させるためには、P/Cが前記範囲にある状態の植物あるいはP/Cが前記範囲にある状態の植物抽出成分等の処理物を選択して主成分として使用することが好ましい。
【0038】
本実施形態に係る消臭用添加物には、カテキンとプロアントシアニジンとが特定の配合比(P/C)で所定量配合されるが、消臭用添加物中のカテキンとプロアントシアニジンとの合計量は、50重量%〜100重量%の範囲であることが好ましい。また、カテキンとプロアントシアニジン以外の成分として、タキシオリン、ポリフェノン等の他の種類のポリフェノール類等を添加して組み合わせてもよい。
【0039】
本実施形態に係る消臭用添加物は、公知の製剤補助剤等を加えて製剤化してもよい。
【0040】
機能性物品に対するカテキンとプロアントシアニジンとの合計の配合量は、消臭効果が発揮される範囲であれば特に制限はない。食品に添加する場合の配合量は、添加する食品の種類や目的に応じて決めればよいが、例えば、食品に対して0.5重量%〜10重量%であることが好ましく、1.5重量%〜5重量%であることがより好ましい。配合量が多いほど、消臭の速度が上がるため好ましい。配合量が、0.5重量%未満であると消臭効果が十分に発揮されにくく、10重量%を超えるとそれ以上増えても消臭効果はそれほど変わらないばかりでなく、味の調整が難しくなる場合がある。また例えば、ガムの場合は、ガムベースに対して0.5重量%〜10重量%であることが好ましく、1.5重量%〜5重量%であることがより好ましい。
【0041】
本実施形態に係る消臭用添加物を添加して機能性物品とするためには、カテキンとプロアントシアニジンとを含む消臭用添加物を添加するのが通常であるが、カテキンを含む消臭用添加物と、プロアントシアニジンとを含む消臭用添加物を別々に所定の量を添加してもよい。
【0042】
本実施形態に係る消臭用添加物が有する消臭効果は、一般的に臭気成分として知られるものに対して効果があるが、例えば、アンモニア;硫化水素;トリメチルアミン等のアミン類;アセトアルデヒド等のアルデヒド類、メルカプタン類等の硫化物;等の消臭に効果がある。
【0043】
本実施形態に係る消臭用添加物は、食品添加物としてあらゆる食品に添加することが可能であるが、例えば、ガム、キャンディ、チョコレート、アイスクリーム、飲料水、サブリメント(栄養補助食品)、麺類、ビスケットなどの焼き菓子類、等に添加することが可能である。本実施形態に係る消臭用添加物を添加した食品は、口臭防止、体臭防止等に優れた効果を発揮する。
【0044】
本実施形態に係る消臭用添加物は、食品用の他に、室内消臭、冷蔵庫内の消臭、靴の消臭、トイレの消臭等のための消臭剤としての生活用品;口中消臭、制汗消臭、化粧品用の医薬部外品;悪臭の発生する工場、廃水処理場等の脱臭、等に使用することができ、優れた消臭効果を発揮することができる。
【実施例】
【0045】
以下、実施例および比較例を挙げ、本発明をより具体的に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
【0046】
(実施例1)
<カテキンとプロアントシアニジンとの混合比が1:1(P/C=1.0)の場合>
カテキン10mg((+)−カテキン5mg:三井農林(株)、(±)−カテキン5mg:ExtrasyntheseS.A.社)と、プロアントシアニジン10mg(ニッカウヰスキー社)との合計20mgを水100mLに溶解させ、その溶液50μLをアンモニウムイオン水溶液(塩化アンモニウム:10mg/L)5mLに加え、30℃で10分間保温した後、インドフェノール青比色法により残存するアンモニウムイオン濃度を評価した。その結果、アンモニウムイオン濃度は、初期濃度10ppmから1ppmに減少した。
【0047】
(実施例2〜7)
カテキンとプロアントシアニジンとの配合比を表1に示す比率として、総量20mgを配合し、実施例1と同様にしてアンモニウムイオン濃度の減少を評価した。結果を表1に示す。
【0048】
(比較例1)
カテキン20mgを配合した以外は、実施例1と同様にしてアンモニウムイオン濃度の減少を評価した。結果を表1に示す。
【0049】
(比較例2)
プロアントシアニジン20mgを配合した以外は、実施例1と同様にしてアンモニウムイオン濃度の減少を評価した。結果を表1に示す。
【0050】
【表1】

【0051】
表1から明らかなように、カテキンのみ、プロアントシアニジンのみをそれぞれ配合した比較例1,2に比べて、カテキン及びプロアントシアニジンを配合した実施例1〜7は、消臭効果が優れることがわかる。
【0052】
(各種植物中のカテキン、プロアントシアニジンの定量)
表2に示す植物試料20mgにメタノール2mLを加え、室温抽出を15時間行った。孔径0.45μmのミリポアフィルタ(アドバンテック製、DISMIC−13Hp型)でろ過後、1mM塩化テトラブチルアンモニウムを含むアセトニトリルを移動相とし、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)で成分を測定した。カテキン((+)−カテキン:三井農林(株)、(±)−カテキン:ExtrasyntheseS.A.社)と、プロシアニジンB1(Pro−B1),プロシアニジンB2(Pro−B2)(ニッカウヰスキー社)を標準物質として、定量を行った。表2に各種植物中のカテキン、プロアントシアニジンの含有量(各植物100g当たりの含有量)を示す。
【0053】
[HPLC条件]
装置:島津製SPD−10A
カラム:東ソー製TSKゲル ODS80Ts型(4.6mm×250mm)
カラム温度:40℃
移動相:アセトニトリル(1mM塩化テトラブチルアンモニウム含有)
流量:0.69mL/min
検出波長:280nm
【0054】
【表2】

【0055】
(実施例8)
実施例1と同様にして、実施例2で使用したびわ茶((有)秋月園製、P/C=0.7)1gにメタノール100mLを加え、室温抽出を15時間行った。ミリポアフィルタでろ過後、メタノールを除去した。残渣を水100mLに溶解させ、その溶液50μLをアンモニウムイオン水溶液(塩化アンモニウム:10mg/L)5mLに加え、30℃で10分間保温した後、インドフェノール青比色法により残存するアンモニウムイオン濃度を評価した。その結果、アンモニウムイオン濃度は、初期濃度10ppmから1ppmに減少した。
【0056】
(実施例9)
実施例8と同様にして、ローズヒップティ(カテキンとプロアントシアニジンとの総量が20mg程度になるように、ローズヒップティ1.5gから抽出。P/C=0.9)の消臭効果を評価した。その結果、アンモニウムイオン濃度は、初期濃度10ppmから1ppmに減少した。
【0057】
(比較例3)
実施例8と同様にして、イタリアンパセリ(カテキンの量が20mg程度になるように、イタリアンパセリ1.2gから抽出)の消臭効果を評価した。その結果、アンモニウムイオン濃度は、初期濃度10ppmから3ppmに減少した。
【0058】
このように、実施例8,9の、カテキンとプロアントシアニジンとの含有比率が0.1〜1.7の範囲にある植物を消臭用添加剤として使用することにより、優れた消臭効果が発揮されることがわかる。一方、カテキンのみを含む比較例3の植物は、消臭効果はあるものの、実施例8,9の植物より劣るものであった。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
消臭効果を有する消臭用添加物であって、
カテキン類とプロアントシアニジン類とを含むことを特徴とする消臭用添加物。
【請求項2】
請求項1に記載の消臭用添加物であって、
前記カテキン類の含有量をC、前記プロアントシアニジン類の含有量をPとしたときに、P/Cは0.1〜1.7の範囲であることを特徴とする消臭用添加物。
【請求項3】
消臭効果を有する消臭用添加物であって、
前記消臭用添加物は、カテキン類とプロアントシアニジン類とを含有する植物を含み、
前記カテキン類の含有量をC、前記プロアントシアニジン類の含有量をPとしたときに、P/Cは0.1〜1.7の範囲であることを特徴とする消臭用添加物。
【請求項4】
消臭効果を有する消臭用添加物であって、
前記消臭用添加物は、カテキン類とプロアントシアニジン類とを含有する植物抽出成分を含み、
前記カテキン類の含有量をC、前記プロアントシアニジン類の含有量をPとしたときに、P/Cは0.1〜1.7の範囲であることを特徴とする消臭用添加物。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1つに記載の消臭用添加物を含むことを特徴とする機能性物品。
【請求項6】
請求項5に記載の機能性物品であって、
前記機能性物品は、食品であることを特徴とする機能性物品。

【公開番号】特開2006−25943(P2006−25943A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−206545(P2004−206545)
【出願日】平成16年7月13日(2004.7.13)
【出願人】(504269785)ノザキ製菓株式会社 (1)
【出願人】(504269936)
【Fターム(参考)】