説明

消防ポンプ積載車

【課題】 水槽を備えた消防ポンプ積載車において、車両コストを増加させずに装備品の収納スペースの有効利用を可能にする。
【解決手段】 消防ポンプ積載車1は、運転キャビン7より後側へ延設された荷台11に設置された収容箱20とこの後方側に設置された水槽40とこの後方側に設置された後部枠体50とを有する。収容箱20は前側から後側に消防ポンプ22を収容するポンプスペース23、配管設備を収容する配管スペース26を形成する。収容箱20の後側に水槽40を設置する水槽スペース41を設け、この後方に収納スペース51を設ける。収納スペース51は荷台最後部に配置されて後部枠体50によって形成される。収納スペース51の前側は水槽40の後側面40bによって仕切られる。配管設備は配管に設けられた切換弁を有し、切換弁は弁体を備えた弁本体部と弁体を動かす操作レバーとこの回動作を弁本体部に伝達する伝動機構部とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷台に消防ポンプを設置した消防ポンプ積載車に関する。
【背景技術】
【0002】
このような消防ポンプ積載車(以下、「ポンプ積載車」と記す。)は、火災が発生したときに火災現場で消火活動を行うことを目的とした車両であるが、近年、災害発生時のみならず災害発生後の支援活動も可能なポンプ積載車の提供が望まれている。例えば、人命救助に必要な装備品や人工衛星を利用した通信手段等を搭載可能なポンプ積載車が望まれている。その結果、支援活動が可能なポンプ積載車は、従来以上に多くの装備品を収納可能な収納スペースが必要となる。特に、荷台に水槽を搭載した消防ポンプ積載車は、災害発生時又は発生後に水槽に水を貯め、この水を消防用水や生活用水として利用するものであるが、水槽の容積は大きい一方で荷台の広さは限られているので、収納スペースの拡大は困難である。
【0003】
図4(側面図)はこの水槽を搭載したポンプ積載車80を示す。このポンプ積載車80は、同図に示すように、車体3の前側に配設された運転キャビン7より車体後側へ延設された荷台11の車体前側から後方側に、水槽を設置する水槽スペース41、配管設備を設置する配管スペース26、消防ポンプを設置するポンプスペース23及び収納スペース51が配設されている。収納スペース51は、装備品の出し入れ操作を容易にするため、荷台11の最後部に配置されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、消防ポンプは、配管設備の側面部に設けられた操作盤によって操作が可能である一方、直接操作が可能である。消防ポンプを直接操作する場合、ポンプに設けられた操作スイッチ等が車両後方側に向いた状態で設置されているポンプでは、車両の後方側から前側に収納スペースを横切るようにして延ばされた作業者の手によって操作スイッチ等が操作されることになる。このため、収納スペースに多くの装備品が収納されていると操作スイッチ等の操作が困難になるので、収納スペースには限られた装備品しか収納することができない。このため、収納スペースの有効利用が困難であるという問題が生じる。
【0005】
そこで、操作スイッチ等が車両側方に向くように消防ポンプを荷台に設置すれば、操作スイッチ等の操作の際に、作業者の手が収納スペースを横切ることがなくなるので、収納スペースに多くの装備品を収容することができる。しかしながら、収納スペースに装備品を積み上げた状態で収納すると、車両の走行時や停止時等において車体が前後方向に揺れると、積み上げられた装備品が前後方向に崩れて損傷する虞が生じる。そこで、消防ポンプと収納スペースとの間に仕切板を設けてもよいが、仕切板を設けると、限られた収納スペースがより狭くなり、車両コストを増大させて安価なポンプ積載車を望むニーズに反することになる。
【0006】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、水槽を搭載したポンプ積載車において、車両コストを増大させることなく、装備品の収納スペースの有効利用が可能な消防ポンプ積載車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような課題を解決するため、本発明は、車体の前側に配設された運転キャビンより車体後方側へ延設された荷台に消防ポンプを設置した消防ポンプ積載車であって、荷台の車体前側から後側に、消防ポンプを設置するポンプスペース、配管設備を設置する配管スペース、水槽を設置する水槽スペース及び収納スペースを配設し、該収納スペースを荷台の最後部に配置したことを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、荷台の前側から後側に、ポンプスペース、配管スペース、水槽スペース及び収納スペースを配設し、収納スペースを荷台の最後部に配置することで、収納スペースは水槽スペースに設置された水槽の後側面によって仕切られる。このため、特別な仕切りを設けることなく、収納スペースとポンプスペースとを仕切ることができ、車両コストの増大を防止することができる。また、収納スペースに装備品を積み上げた状態で搭載しても、これらの装備品は水槽の後側面によって車両前側への移動が規制されるので、装備品が車両前側へ崩れる虞はなく、車両前側に崩れることによる装備品の損傷を未然に防止することができる。さらに収納スペースは水槽の後側面によって仕切られるので、収納スペースは水槽スペースと独立した空間を形成する。このため、水槽スペースから何ら影響を受けることなく、収納スペースの空間内において、装備品を自由に収納することができ、収納スペースの有効利用が可能になる。
【0009】
また本発明は、配管設備は、ポンプスペースに設置された消防ポンプによって吸水された水を吐出口又は水槽スペースに設置された水槽に送る流路(例えば、実施形態における配管33)を備え、該流路に、消防ポンプにより吸引された水を水槽又は吐出口に供給するとともに、水槽及び吐出口への水の供給を遮断する切換弁を設け、該切換弁は、弁体を備えた弁本体部と、動力を伝達する伝動機構部を介して回動操作を弁本体部に伝達する操作部(例えば、実施形態における操作レバー36)とを有して、該操作部の回動作に応じて切換動作が行われることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、配管設備は、吸水された水を吐出口又は水槽に送る流路を備え、この流路に切換弁を設け、切換弁は、弁本体部と伝動機構部を介して回動操作を弁本体部に伝達する操作部とを有して、操作部の回動作に応じて切換動作が行われることにより、操作部を弁本体部から離反した位置に設置することができる。このため、弁本体部の設置位置に拘らず、吸水口、吐出口、操作盤等を配設した配管設備のパネル部の空いたスペースに操作部を設置することができる。つまり、パネル部において、操作盤等の周辺機構部と操作部との配置の自由度を増加させることができる。このため、パネル部の前後長さの短縮化が可能となり、その結果として収納スペースを拡大することができる。
【0011】
また本発明は、荷台の下方の車体側部に側方に開口部を形成した収納箱を設け、該収納箱は、上下揺動自在に設けられた板部材を有し、該板部材は上下に延びた状態で開口部を覆って蓋となるとともに、横方向へ延びた状態で下方への揺動が規制されてステップとなることを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、荷台下方の車体側部に開口部を形成した収納箱を設け、上下揺動自在に設けられた板部材は、開口部を覆うと蓋となり、横方向へ延びた状態となると下方への揺動が規制されてステップとなることで、装備品の収納スペースをさらに拡大することができ、消火活動の緊急時等において車両への昇降動作を容易にすることができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係わる消防ポンプ積載車によれば、荷台の前側から後側に、ポンプスペース、配管スペース、水槽スペース及び収納スペースを配設し、収納スペースを荷台の最後部に配置することにより、車両コストを増大させることなく、装備品の収納スペースの有効利用が可能な消防ポンプ積載車を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明に係わる消防ポンプ積載車の好ましい実施の形態を図1から図3に基づいて説明する。消防ポンプ積載車1は、図1(側面図)及び図2(裏面図)に示すように、走行可能な車体3と、車体3の前側に配設された運転キャビン7と、運転キャビン7より車体後側へ延設された荷台11と、荷台11に設置された収容箱20と、収容箱20の後方側に設置された水槽40と、水槽40の後方側に設置された後部枠体50とを有して構成される。
【0015】
車体3は、その前後の幅方向(以下、「左右方向」と記す。)に一対の前輪4及び後輪5を配設して走行可能である。運転キャビン7は、車体3の前側端部から前輪4と後輪5との中間位置まで延びて車体3上に搭載されている。荷台11は、後輪5よりも車両後方側に突出して延びる。
【0016】
収容箱20は、荷台11の前側端部から後輪5の略後側端部まで延びて設置され、荷台11の左右方向と略同一幅を有して後方側に延びる第1収容部21と、第1収容部21の後部に繋がって後方側に延びて荷台11の幅より狭い第2収容部25とを有してなる。第2収容部25は第1収容部21の左右方向内側に配置されている。このため、第2収容部25の左右両側には、第1収容部21の後側面21a、第2収容部25の左側又は右側の側面パネル25a及び荷台11によって囲まれる空間部13が形成されている。この空間部13に送水用ホース14の一端部が延びた状態で収容されている。第1収容部21には消防ポンプ22が収容され、第2収容部25には配管設備が収容されている。つまり、第1収容部21の内部空間が消防ポンプ22を設置するポンプスペース23となり、第2収容部25の内部空間が配管設備を設置する配管スペース26を形成している。
【0017】
収容箱20の後方側の荷台11上には、車体前側から後方側に、水槽40を設置する水槽スペース41及び装備品を収納する収納スペース51が設けられている。収納スペース51は、詳細については後述するが、後部枠体50によって形成される。このように、荷台11には、車体前側から後方側に、ポンプスペース23、配管スペース26、水槽スペース41及び収納スペース51が設けられている。
【0018】
ポンプスペース23を形成する第1収容部21の左右両側面には、上下方向に移動自在なシャッタ28が設けられ、このシャッタ28を引き上げると、第1収容部21内に設置された消防ポンプ22を露出させることができる。消防ポンプ22の側面には駆動操作部(図示せず)が設けられ、駆動操作部が設けられた側のシャッタ28を引き上げると、作業者によって駆動操作部を直接操作することができる。
【0019】
第2収容部25内に設置される配管設備30は、図1及び図3(側面図)に示すように、第2収容部25の側面パネル25aに取り付けられた吐出口31及び吸水口32や消防ポンプ22及び水槽40に繋がる配管33と、配管33に設けられた切換弁34とを有して構成される。切換弁34は、弁体(図示せず)を備えた弁本体部35と、弁体を動かす操作レバー36と、操作レバー36の回動作を弁本体部35に伝達する伝動機構部37とを有してなる。操作レバー36は側面パネル25aに回動可能に取り付けられて上下動可能であり、弁本体部35から離反した位置に配置されている。
【0020】
ここで、側面パネル25aには、消防ポンプ22の遠隔操作が可能な操作盤38や前述した吐出口31及び吸水口32の他に、水槽40の貯水量を表示する電子水量計(図示せず)等が配設されているが、操作レバー36は、これら操作盤等の周辺機構部が配設されていない側面パネル25aの余ったスペースに配置されている。さらに詳細には、操作レバー36は、従来、弁本体部35に直接に取り付けられており、配管に取り付ける切換弁の位置によって操作レバー36の側面パネル25aへの取り付け位置が決まっていた。つまり、操作レバー36の取り付け位置に制約があった。そして、操作レバー36の操作範囲と周辺機構部との干渉を避けるために、側面パネル25aを拡大する必要があった。しかしながら、本願の切換弁34の弁本体部35は配管33との関係において設置位置が制約されるが、操作レバー36は伝動機構部37を介してその回動作が伝達されるので配管33と無関係に設置位置を決めることができる。このため、操作レバー36は側面パネル25aの余ったスペースのうちで、操作レバー36が周辺機構部に干渉しない位置に配置することができる。その結果として、側面パネル25aの前後方向長さの短縮化が可能となり、後述する収納スペース51を拡大することができる。なお、伝動機構部37は、詳細は後述するが、操作レバー36と弁本体部35との位置関係に応じて設計変更が容易である。このため、操作レバー36を側面パネル25aの所望位置に設置したときの伝動機構部37による制約はない。
【0021】
弁本体部35は、操作レバー36の回動操作に応じて、吸水口32と水槽40又は吐出口31を連通し、吸水口32と水槽40の連通及び吸水口32と吐出口31との連通を遮断するように構成されている。
【0022】
伝動機構部37は、操作レバー36及び弁本体部35の各軸部36a、35aに取り付けられた一対のスプロケット37aとこれらのスプロケット37a間に掛け回されたチェーン37bとを有してなるチェーン伝動機構である。このため、操作レバー36の側面パネル25aへの設置位置に応じた長さを有するチェーン37bを用意するだけで、操作レバー36の回動作を伝達可能な伝動機構部37を提供することができる。なお、伝動機構部37は、ベルト及びプーリを用いたベルト伝動機構や、歯車と伝動軸を用いた軸伝動機構でもよい。
【0023】
水槽スペース41に設置された水槽40は、略直方体形状であり、所定水量、例えば、1tの水量を貯留可能な容積を有し、前側面40a及び後側面40bが車両左右方向に延び、左側面及び右側面が第2収容部25のそれぞれに対応する側面に沿って延びている。水槽40の上面は収容箱20のそれと略同一高さの位置で略水平に延びている。水槽40の後側面40bは収納スペース51の前方を起立した状態で配置され、収納スペース51と水槽スペース41との境を仕切っている。つまり、収納スペース51と水槽スペース41との間に特別の仕切板等を設けることなく、水槽40の後側面40bによって収納スペース51と水槽スペース41との境を仕切っている。水槽40の底部には、水槽40に蓄えられた水を飲料水として利用するときに水槽40内の水を排出する排出管42が取り付けられている。この排出管42は荷台11の下方位置に配設されて荷台11に沿って後方側へ延び、先端部に図2に示すバルブ43を備えている。このバルブ43を開けると、水槽40内の水は排出管42を流れて外部に吐出する。
【0024】
水槽40の後側に設けられた後部枠体50は、図2に示すように、略逆U字状に形成され、左右一対の側板部50a、50bとこれらの上部間に繋がった天板部50cとを有して構成される。一対の側板部50a、50b及び天板部50cにより囲まれる領域が収納スペース51である。後部枠体50の後端側には、上下方向に移動自在なシャッタ52が設けられ、このシャッタ52を上方へ移動させると、後部枠体50の後端部に形成された開口部を大きく開口させて、図示しない装備品の出し入れを容易にすることができる。収納スペース51は、図1及び図2に示すように、前側が水槽40の後側面40bによって仕切られて、水槽40と独立した空間を形成している。このため、水槽スペース41から何ら影響を受けることはなく、収納スペース51内に装備品を自由に収納することができ、収納スペース51の有効利用が可能となる。後部枠体50の一対の側板部50a、50bは、対応する水槽40の左右の側板に沿って後方側へ延びている。このため、第2収容部25の外側に形成された空間部13は車両の後端部まで延びて、送水用ホース14自体を収納することができる。
【0025】
荷台11の下方であって一対の後輪5の後方には、車体左右方向外側に開口部61を形成した収納箱60が取り付けられている。この収納箱60は、前後方向に延びて略直方体形状をなし、開口部61の下方部分にはヒンジ部62を介して板部材63が上下揺動自在に設けられている。板部材63は矩形状であって開口部61を覆う大きさを有する。板部材63の前後両端部には、上端部が収納箱60に連結されて下端部が板部材63の端部に連結されたチェーン64が設けられている。このチェーン64は、板部材63が略水平方向に延びると、延びきった状態となって板部材63の下方への揺動を規制する。つまり板部材63は、上下に延びた状態で開口部61を覆って蓋となり、横方向に延びた状態で下方への揺動が規制されてステップとなる。このように、荷台11の下方位置に収納箱60を設けることにより、装備品の収納スペースをさらに拡大することができ、消火活動の緊急時等において車両への昇降動作を容易にすることができる。
【0026】
空間部13に設けられた送水用ホース14は、基端側を吸水口32に取り付けた場合には、先端側を水源に入れて使用される。このとき、送水用ホース14の先端部にはフィルタ15が装着されて、吸引された水は浄化される。吸引された水は、送水用ホース14、吸水口32を通って消防ポンプ22に流入し、消防ポンプ22から図4に示す配管33に供給される。一方、吐出口31から水を吐出させる場合には、送水用ホース14を吐出口31に取り付け、送水用ホース14の先端部に筒先16を装着して、消火活動等を行う。
【0027】
収容箱20の上部には照明灯70が設けられている。照明灯70は、上下方向に揺動可能に取り付けられた支持部71の先端部に光源72を取り付けて構成され、支持部71は伸縮動可能である。照明灯70は、前側に倒されて収容箱20の上面に沿った状態で格納され、垂直方向に延びた状態で使用される。
【0028】
このように、収納スペース51の前側に水槽スペース41を配置することで、水槽40の後側面40bによって収納スペース51の前側が仕切られるので、新たな仕切板を設ける必要がない。このため、車両コストの増大を防止することができる。また、収納スペース51に装備品を積み上げた状態で搭載しても、これらの装備品が車両前側に崩れる虞はなく、車両前側に崩れることによる装備品の損傷を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の一実施の形態に係わる消防ポンプ積載車の側面図を示す。
【図2】この消防ポンプ積載車の裏面図を示す。
【図3】消防ポンプ積載車に搭載された切換弁の概略構成図を示す。
【図4】従来の消防ポンプ積載車の概略側面図を示す。
【符号の説明】
【0030】
1 消防ポンプ積載車
3 車体
7 運転キャビン
11 荷台
22 消防ポンプ
23 ポンプスペース
26 配管スペース
30 配管設備
31 吐出口
33 配管(流路)
34 切換弁
35 弁本体部
36 操作レバー(操作部)
37 伝動機構部
40 水槽
41 水槽スペース
51 収納スペース
60 収納箱
61 開口部
63 板部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体の前側に配設された運転キャビンより車体後方側へ延設された荷台に消防ポンプを設置した消防ポンプ積載車であって、
前記荷台の車体前側から後側に、前記消防ポンプを設置するポンプスペース、配管設備を設置する配管スペース、水槽を設置する水槽スペース及び収納スペースを配設し、
該収納スペースを前記荷台の最後部に配置したことを特徴とする消防ポンプ積載車。
【請求項2】
前記配管設備は、前記ポンプスペースに設置された消防ポンプによって吸水された水を吐出口又は前記水槽スペースに設置された水槽に送る流路を備え、
該流路に、前記消防ポンプにより吸引された水を前記水槽又は前記吐出口に供給するとともに、前記水槽及び前記吐出口への前記水の供給を遮断する切換弁を設け、
該切換弁は、弁体を備えた弁本体部と、動力を伝達する伝動機構部を介して回動操作を前記弁本体部に伝達する操作部とを有して、該操作部の回動作に応じて切換動作が行われることを特徴とする請求項1に記載の消防ポンプ積載車。
【請求項3】
前記荷台の下方の車体側部に側方に開口部を形成した収納箱を設け、該収納箱は、上下揺動自在に設けられた板部材を有し、該板部材は上下に延びた状態で前記開口部を覆って蓋となるとともに、横方向へ延びた状態で下方への揺動が規制されてステップとなることを特徴とする請求項1又は2に記載の消防ポンプ積載車。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−25820(P2006−25820A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−204464(P2004−204464)
【出願日】平成16年7月12日(2004.7.12)
【出願人】(000237215)富士ロビン株式会社 (27)
【Fターム(参考)】