説明

液体水性農芸化学製剤

本発明は、(a) 少なくとも一つの農薬;及び (b) 式(I)の少なくとも一つの非イオン性界面活性剤:R−O−(AO)−(H);〔式中、Rは4〜20の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基であり;AOはエチレンオキシ、プロピレンオキシ又はエチレンオキシ及びプロピレンオキシの混合物であり;そしてxは2〜30の値に相当する〕;及び (c) 少なくとも一つのイオン性トリスチリルフェニルアルコキシレート;及び (d) 少なくとも一つの油;及び (e) 水を含む製剤であって、農薬が水相中に懸濁液の形態で存在しており、そして油が農薬を本質的に含まない製剤に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、
(a) 少なくとも一つの農薬;及び
(b) 式Iの少なくとも一つの非イオン性界面活性剤
−O−(AO)−(H) (I)
〔式中、
は4〜20の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基であり;
AOはエチレンオキシ、プロピレンオキシ又はエチレンオキシ及びプロピレンオキシの混合物であり;そして
xは2〜30の値に相当する〕;及び
(c) 少なくとも一つのイオン性トリスチリルフェニルアルコキシレート;及び
(d) 少なくとも一つの油;及び
(e) 水
を含む製剤であって、
農薬が水相中に懸濁液の形態で存在しており、そして油が農薬を本質的に含まない製剤に関する。
【背景技術】
【0002】
アルコキシル化トリスチリルフェノールを含む農芸化学製剤は公知である。WO 2006/114186 は、油相が農薬を含む油中水型サスポエマルジョンを開示している。EP 0514769 は、除草剤、芳香族溶剤及びエトキシル化トリスチリルフェノールを含むサスポエマルジョンを開示している。サスポエマルジョンという用語は、そこでは、Mulqeen et al., Pesticide Science, 1990, 29, 451-465 により、「一つ以上の活性成分を含有するエマルジョン相と、一つ以上の活性成分を固体分散体の形態で含有する連続相と」の組み合わせと定義されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
製剤化学者が直面する目的の一つは、活性物質が安定な懸濁状態に保持されている製剤を開発することである。別の目的は、植物保護における多くの施用にとって、二つ以上の活性物質を分散状態に保持できる製剤、又は幾つかの活性物質を懸濁状態に保持でき、かつ少なくとも一つの油を同じ媒質中に乳化状態に保持できる製剤を提供することが望ましいということである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この目的は、
(a) 少なくとも一つの農薬;
(b) 式Iの少なくとも一つの非イオン性界面活性剤
−O−(AO)−(H) (I)
〔式中、
は4〜20の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基であり;
AOはエチレンオキシ、プロピレンオキシ又はエチレンオキシ及びプロピレンオキシの混合物であり;そして
xは2〜20の値に相当する〕;及び
(c) 少なくとも一つのイオン性トリスチリルフェニルアルコキシレート;及び
(d) 少なくとも一つの油;及び
(e) 水
を含む製剤であって、
農薬が水相中に懸濁液の形態で存在しており、そして油が農薬を本質的に含まない製剤により解決された。
【発明を実施するための形態】
【0005】
製剤はまた、任意により溶剤(f)を更に含むことができる。製剤はまた、任意により非イオン性界面活性剤(g)を更に含むことができる。製剤はまた、任意により他の製剤助剤(h)を更に含むことができる。
【0006】
好ましくは、成分(a)〜(f)のそれぞれの量は下記のとおりである:
少なくとも一つの農薬(a)の量は、1%から60重量%まで;好ましくは5〜50、最も好ましくは7.5〜30重量%である。式Iの非イオン性界面活性剤(b)の量は、0.5%から30重量%まで;好ましくは2〜5重量%である。イオン性トリスチリルフェニルエトキシレート(c)の量は、0.5%から30重量%まで;好ましくは5〜15重量%である。油(d)の量は、5%から50重量%まで;好ましくは20〜40重量%である。溶剤(f)が存在する場合には、溶剤の量は、5%から50重量%まで、好ましくは20〜40重量%である。非イオン性界面活性剤(g)が製剤中に存在する場合には、エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロック共重合体からなる群から選択される非イオン性界面活性剤の量は、0.5%から20重量%までである。
【0007】
一般に、水(e)の量は、合計100重量%になる量である。
【0008】
他の製剤助剤が存在する場合には、他の製剤助剤の量は、0.1%から2重量%まで、好ましくは0.5〜1重量%である。
【0009】
式Iの化合物は当技術分野でよく知られており、そして例えば特に WO 03/00053、WO 00/35278、WO 05/105285 及び EP 1 140 741 に記載されている。
【0010】
式Iの化合物と少なくとも一つのイオン性トリスチリルフェニルアルコキシレートとの特定の組み合わせが液体水性農芸化学製剤のための好ましい系であるということは、これらの文献の何れにも開示されていない。
【0011】
更に、−CH−CH−O−を表すエチレンオキシは以下「EO」と略され、そして−CH−CH(CH)−O−を表すプロピレンオキシは以下「PO」と略される。
【0012】
式Iにおいて、m及びnは平均値である。
【0013】
非イオン性界面活性剤の好ましい群は、式Iaのアルコールアルコキシレート
−O−(AO)−(H) (Ia)
〔式中、
は上記の意味を有し:そしてoは2〜20の数である〕
である。
【0014】
非イオン性界面活性剤のもう一つの好ましい群は、式Ibのアルコールアルコキシレート
−O−(EO)−(PO)−H (Ib)
〔式中、
は上記の意味を有し:そして
mは1〜10の数であり、そして
nは1〜10の数である〕
である。
【0015】
非イオン性界面活性剤のもう一つの好ましい群は、式Icのアルコールアルコキシレート
−O−(PO)−(EO)−H (Ic)
〔式中、
は上記の意味を有し、
rは1〜10の数であり、そして
sは1〜10の数である〕
である。
【0016】
非イオン性界面活性剤のもう一つの好ましい群は、式Idのアルコールアルコキシレート
CH(CHCHO(CHCHO)−H (Id)
〔式中、
tは8〜13の数であり、そして
uは6〜17の数である〕
である。
【0017】
上記の式において、Rは好ましくはブチル、i−ブチル、n−ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、i−ヘキシル、n−オクチル、i−オクチル、2−エチル−ヘキシル、ノニル、i−ノニル、デシル、n−ドデシル、i−ドデシル、ラウリル、ミリスチル、i−トリデシル、トリメチル−ノニル、パルミチル、ステアリル又はエイコシルであり、2−エチル−ヘキシルが好ましい。
【0018】
好ましい非イオン性界面活性剤は、Rが2−エチル−ヘキシル[CH−CH−CH−CH−CH(C)−CH−]である式Ib及びIcのアルコールアルコキシレートである。
【0019】
より好ましいものは、式Ib-1のアルコールアルコキシレート
CH-CH-CH-CH-CH(C)-CH-(EO)-(PO) (Ib-1)
〔式中、
mは1〜5であり;そして
nは1〜5であり;
ここで、nは好ましくは3〜5であり、mは好ましくは1〜2の値である〕;及び式Ic-1のアルコールアルコキシレート
CH-CH-CH-CH-CH(C)-CH-(PO)-(EO)-H (Ic-1)
〔式中、
rは1〜10、好ましくは6であり;そして
sは1〜10、好ましくは8である〕;及び式Ic-2のアルコールアルコキシレート
CH-CH-CH-CH-CH(C)-CH-(PO)-(EO)-H (Ic-2)
〔式中、
rは1〜5、好ましくは1〜3であり;そして
sは1〜5、好ましくは2〜4である〕である。
【0020】
最も好ましいものは、式Ibのアルコールアルコキシレートであり、式Ib-1のアルコールアルコキシレートが最高に好ましい。
【0021】
上記のように、式Iの全てのアルコールアルコキシレートにおいて、m、n、o、r、s及びuのために与えられる数は平均値 (average values) (平均値 (mean values) )である。
【0022】
加えて、上記の式はアルコールアルコキシレートの一般的定義を与える。これらの物質は異なる鎖長を有する上記タイプの物質の混合物である。従って、インデックスのための平均値は計算値であり、これらは整数とは異なってもよい。
【0023】
一例として、rが平均値6.2であり、そしてsが平均値8.3である式(Ic-1)のアルコールアルコキシレートを挙げることができる。
【0024】
イオン性トリスチリルフェニルアルコキシレート(c)は、好ましくはリン酸化又は硫酸化されており、そして任意により塩基で中和されている。より好ましくは、トリスチリルフェニルアルコキシレートは、式IIの化合物
【化1】

【0025】
〔式中、
wは3であり、
vは1〜60、より好ましくは10〜25、最も好ましくは16であり、AOはEOPO又はEO及びPO部分の混合物、好ましくはEOであり;そして
はSOH又はHPOである〕
である。
【0026】
式IIの個々の遊離酸形態もまた、水溶液中で塩基、例えばアルカリ金属水酸化物(例えばNaOH、KOH)又はアンモニア性若しくはアミン化合物(例えば式IIIの化合物
NR (III)
〔式中、R、R及びRは互いに独立して水素、メチル、エチル又はプロピルであり、好ましくはR、R及びRはエチルである〕)で中和して、R=SOX又はHPOYを生成することができ、ここで、X及びYは互いに独立してNH、(NR〔ここで、R、R及びRは上記で定義されるとおりである〕、Na又はKである。
【0027】
好ましくはリン酸化又は硫酸化されており、そして任意により塩基で中和されているイオン性トリスチリルフェニルエトキシレート、より好ましくはRがSOX及びHPOY〔ここで、X及びYは上記で定義される意味を有する〕であるものが最も好ましい。ここで、式IIaのトリスチリルフェニルエトキシレート
【化2】

【0028】
〔式中、vは1〜60、より好ましくは10〜25、最も好ましくは14〜18であり;そして
はSOH又はHPOである〕
が最高に好ましい。
【0029】
個々の遊離酸形態もまた、水溶液中で塩基、例えばアルカリ金属水酸化物(例えばNaOH、KOH)又はアンモニア性若しくはアミン化合物(例えば式IIIの化合物
NR (III)
〔式中、R、R及びRは互いに独立して水素、メチル、エチル又はプロピルであり、好ましくはR、R及びRはエチルである〕で中和して、R=SOX又はHPOYを生成することができ、ここで、X及びYは互いに独立してNH、(NR〔ここで、R、R及びRは上記で定義されるとおりである〕、又はKである。
【0030】
がSOX又はHPOY〔ここで、X及びYは上記で定義されるとおりである〕である式IIの化合物が最も好ましい。
【0031】
式II及びIIaの化合物の製造は当技術分野で公知であり、そして例えば US 5,082,591 に記載の方法と同様に行うことができる。式II及びIIaの化合物は、スチレンをフェノールに縮合させ、次いでエトキシル化又はエトキシル化−プロポキシル化することにより得ることができる。陰イオン性トリスチリルフェニルアルコキシレートは、リン酸化(例えばPを用いる)又は硫酸化(例えばHNSOHを用いる)により、任意により次いで塩基(例えばアルカリ金属水酸化物又はアンモニア性化合物)を用いる中和により製造することができる。式I及び/又はIIの化合物は、市販の製品、例えば Rhodia からの Soprophor FLK、Soprohor FL、Soprophor 4D384、Soprophor 4D360 (カリウム塩、トリエタノールアミン塩、NH塩)として入手できる。
【0032】
「少なくとも一つの油」(d) という用語は、一つの油又は油の混合物の何れを使用してもよいことを意味する。
【0033】
油(d)は、鉱油及び合成油、並びに野菜(植物)油及び動物油、例えばC〜C22脂肪酸の混合物からなる群から選択することができる。その例は、中〜高沸点の鉱油留分、例えばケロシン及びジーゼル燃料、石油誘導体、更にコールタール油、炭化水素、パラフィン油、ベンゼン又はナフタレン系に由来する未水素化の、水素化又は部分水素化された芳香族又はアルキル芳香族化合物、純粋な又は混合物としての、植物又は動物起源の油脂、例えばモノ−、ジ−及びトリグリセリド、例えば天然産物の油性抽出物の形態にあるもの、例えばオリーブ油、ダイズ油、ヒマワリ油、ヒマシ油、ゴマ油、トウモロコシ油、ラッカセイ油、ナタネ油、亜麻仁油、アーモンド油、ヒマワリ油、ココナツ油、パーム核油、パーム油、ダイズ油、ナタネ油、キャノーラ油、メイズ油、そしてまた牛脂油、マッコウクジラ油、ヘリング油、ヒマシ油、並びにそれらのラフィネート、例えばそれらの水素化又は部分水素化生成物、特にメチル及びエチルエステルである。好ましい油は、任意の種類の鉱油(石油誘導体)、並びに植物油、例えばココナツ油、パーム核油、パーム油、ダイズ油、ナタネ油、キャノーラ油、メイズ油、そしてまた牛脂油、マッコウクジラ油、ヘリング油、ヒマシ油であり、これらは天然に存在するC8〜C22脂肪酸の混合物であり、そして任意により水素化又は部分水素化されたそれらの生成物、特にメチル及びエチルエステルであってもよい。
【0034】
「少なくとも一つの溶剤」(f) という用語は、一つの溶剤又は溶剤の混合物の何れを使用してもよいことを意味する。
【0035】
有機溶剤(f)は、極性又は非極性溶剤の何れであってもよい。好適な溶剤(f)の例は、<0.1%(w/w)の水中溶解度及び130℃〜300℃の蒸留範囲を有するC〜C11芳香族石油誘導体(芳香族炭化水素)(次のブランド名:Solvesso 100、Solvesso 150、Solvesso 200、Solvesso 150ND、solvesso 200ND、Aromatic 150、Aromatic 200、Hydrosol A 200、Hydrosol A 230/270、Caromax 20、Caromax 28、Aromat K 150、Aromat K 200、Shellsol A 150、Shellsol A 100, Fin FAS-TX 150、Fin FAS-TX 200 で市販されている)、炭化水素、例えば40℃〜250℃の引火点及び150℃〜450℃の蒸留範囲を有する、芳香族が除去された、線状パラフィン系、イソパラフィン系、シクロパラフィン系化合物、アニソール、ジメチルスルホキシド(DMSO)、N−メチルバレロラクタム及びラクトン、例えばγ−ブチロラクトン;そしてエステル、例えば酢酸ベンジル、安息香酸ベンジル、安息香酸ブチル、酢酸2−エトキシプロピル、酢酸メチルプロキシトール;リン酸トリブチル及びアミド、例えばN,N−ジメチルオクタンアミド及び/又はN,N−ジメチルアセトアミド;並びにケトン、例えば2−ヘプタノン、シクロヘキサノン、アセトフェノン、及びアセトフェノン誘導体、例えば4−メトキシアセトフェノン;並びにアルコール、例えばシクロヘキサノール、ベンジルアルコール、ジアセトンアルコール、例えば4−ヒドロキシ−4−メチル−2−ペンタノン、n−オクタノール、2−エチルヘキサノール、ジエステル、例えばグルタル酸ジメチル、コハク酸ジメチル及びアジピン酸ジメチルの混合物、又はグルタル酸ジイソブチル、コハク酸ジイソブチル及びアジピン酸ジイソブチルの混合物、並びにグリコール及び誘導体、例えばポリエチレングリコール、グリセロール、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル;並びにアルキレンカルボネート、例えばプロピレンカルボネート、ブチレンカルボネート、並びにピロリドン誘導体、例えばN−オクチルピロリドン、N−エチルピロリドン、N−ドデシルピロリドン、並びに乳酸エステル、例えば乳酸n−プロピル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸イソプロピル、乳酸ブチル、Purasolv NPL - Purasolv ML - Purasolv EL - Purasolv IPL - Purasolv BL の商品名で市販されているもの、又は上記の溶剤の少なくとも二つから選択される混合物である。
【0036】
上記のように、液体製剤は少なくとも一つの油(d)及び任意により更に少なくとも一つの溶剤(f)を含む。
農薬は、油に、又は少なくとも一つの油と少なくとも一つの溶剤との混合物に溶解することができ(後で水に乳化される)、又は水に溶解することができる(農薬が水溶性である場合)。
【0037】
本発明によれば、農薬は水相中に懸濁液の形態で存在しており、そして油は農薬を本質的に含まない。「本質的に」という用語は、油中の農薬濃度が、油の総重量に関して、5重量%、好ましくは2重量%、特に0.5重量%を越えないことを意味する。
【0038】
二つ以上の農薬が用いられる場合には、例えば二つの農薬は固形物として(水中の懸濁液)又は水中に可溶化されての何れでも存在することができる。ここで、農薬は同じ形態で存在することができ(例えば両方とも固形物として懸濁液の形態で存在する)、又は異なる形態で存在することができる(例えば一方の農薬は水に可溶化されて、そして他方は水相中の懸濁液の形態で存在する)。特に好ましい実施形態において、両方の農薬は水相中の懸濁液の形態で存在し、そして油は農薬を本質的に含まない。ここで、製剤が有機溶剤を含まないことが好ましい。
【0039】
上記で定義される製剤は、エチレンプロピレンオキシドプロック共重合体の群から選択される非イオン性界面活性剤(g)を更に含むことができ、当該重合体の分子量は850g/モル〜3250g/モルの範囲内にあってよい(例えば、BASF から Pluronic(登録商標) PE タイプとして市販されているもの)(例えばPluronic(登録商標) PE 3100、Pluronic(登録商標) PE 3500、Pluronic(登録商標) PE 4300、Pluronic(登録商標) PE 6100、Pluronic(登録商標) PE 6200、Pluronic(登録商標) PE 6400、Pluronic(登録商標) PE 6800、Pluronic(登録商標) PE 7400、Pluronic(登録商標) PE 8100、Pluronic(登録商標) PE 9200、Pluronic(登録商標) PE 9400、Pluronic(登録商標) PE 10100、Pluronic(登録商標) PE 10300、Pluronic(登録商標) PE 10400、Pluronic(登録商標) PE 10500))。
【0040】
特に好ましい実施形態において、製剤は
(a) 懸濁液の形態で存在する一つ又は二つの農薬;
(b) 式I、好ましくはIb又はIc、より好ましくはIb-1又はIc-1又はIc-2、最も好ましくはIb-1の少なくとも一つの非イオン性界面活性剤;
(c) 少なくとも一つのイオン性トリスチリルフェニルアルコキシレート、好ましくは式II、より好ましくは式II、最も好ましくは式IIaの化合物;及び
(d) 少なくとも一つの油(ここで、油は農薬を本質的に含まない);及び
(e) 水;及び
(g) エチレンプロピレンオキシドブロック共重合体の群から選択される非イオン性界面活性剤(g)を含み、そして溶剤を含まない。
【0041】
任意により、製剤はまた、農芸化学物質の製剤に適する他の製剤助剤(h)、例えば追加の界面活性剤、消泡剤、凍結防止剤、安定剤、保存剤及び/又は抗酸化剤、製剤が種子処理の目的に意図されるならば任意により染料及び/又は結合剤を含むことができる。
【0042】
好適な安定剤は、例えばカルボン酸(クエン酸、酢酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、オルトリン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸及びそれらの好適な塩である。好適な抗酸化剤は、例えばブチルヒドロキシトルエンである。
【0043】
好適な保存剤は、例えば1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン及び/又は2−メチル−2H−イソチアゾール−3−オン又は安息香酸ナトリウム若しくは安息香酸である。
【0044】
好適な凍結防止剤は、例えばグリセリン、エチレングリコール、へキシレングリコール及びプロピレングリコールである。
【0045】
好適な消泡剤は、例えば変性シリコンに基づく消泡剤、例えばポリジメチルシロキサンである。
【0046】
好適な結合剤は、処理後に活性物質の種子上への接着を改善するために加えることができる。好適な結合剤は、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール及びチロースである。
【0047】
種子処理製剤のために適する染料は、ローダミンB、C.I.ピグメント・レッド112、C.I.ソルベント・レッド1、ピグメント・ブルー15:4、ピグメント・ブルー15:3、ピグメント・ブルー15:2、ピグメント・ブルー15:1、ピグメント・ブルー80、ピグメント・イエロー1、ピグメント・イエロー13、ピグメント・レッド112、ピグメント・レッド48:2、ピグメント・レッド48:1、ピグメント・レッド57:1、ピグメント・レッド53:1、ピグメント・オレンジ43、ピグメント・オレンジ34、ピグメント・オレンジ5、ピグメント・グリーン36、ピグメント・グリーン7、ピグメント・ホワイト6、ピグメント・ラウン25、ベーシック・バイオレット10、ベーシック・バイオレット49、アシッド・レッド51、アシッド・レッド52、アシッド・レッド14、アシッド・ブルー9、アシッド・イエロー23、ベーシック・レッド10、ベーシック・レッド108である。それらは溶剤に可溶性でなければならない。
【0048】
製剤は、公知の方法で(例えば概説については US 3,060,084、EP-A 707 445 (液状濃縮物について)、Chemical Engineering, Dec. 4, 1967, 147-48、Perry's Chemical Engineer's Handbook, 4th Ed., McGraw-Hill, New York, 1963, 8-57 頁以下、WO 91/13546、US 4,172,714、US 4,144,050、US 3,920,442、US 5,180,587、US 5,232,701、US 5,208,030、GB 2,095,558、US 3,299,566、Klingman, Weed Control as a Science, John Wiley and Sons, Inc., New York, 1961、Hance et al., Weed Control Handbook, 8th Ed., Blackwell Scientific Publications, Oxford, 1989 及び Mollet, H., Grubemann, A., Formulation technology, Wiley VCH Verlag GmbH, Weinheim (Germany), 2001, 2. D. A. Knowles, Chemistry and Technology of Agrochemical Formulations, Kluwer Academic Publishers, Dordrecht, 1998 (ISBN 0-7514-0443-8) を参照されたい)、例えば、農薬を、上記で定義される溶剤及び/又は鉱油、並びに上記で定義される本発明に係る界面活性剤(b)、(c)及び任意により(f)により、更に任意により上記で定義される他の界面活性剤及び製剤助剤により、増量することにより製造される。
【0049】
例えば、容器中で対応する農薬を、上記で定義される油、溶剤を加えて、活性成分が十分に溶解するまで攪拌しながら粉砕し、次いで乳化剤、凍結防止剤、消泡剤及び最後に水、そして適切ならば他の助剤、例えば染料の保存剤を加えることにより製造することができる。
【0050】
製造のための別の例は、農薬のプレミックス湿式ミル基剤を製造すること/必要な粒径分布に適合させることである。この湿式ミル基剤に他の製剤助剤、例えば消泡剤及び増粘剤などを加える。油及び任意により乳化剤を混合し、そして攪拌して油性溶液を製造する。製剤助剤(消泡剤及び増粘)を含む湿式ミル基剤を油性溶液と攪拌しながら混合して最終製剤を与える。
【0051】
本発明の意義の範囲内で「少なくとも一つ農薬」という用語は、一つ以上の化合物を殺菌剤、殺昆虫剤、殺線虫剤、除草剤及び/又は薬害軽減剤又は成長調節剤からなる群から選択して使用できることを言う。当業者は当該農薬をよく知っており、それらは例えば Pesticide Manual, 13th Ed. (2003), The British Crop Protection Council, London に見出すことができる。
【0052】
本発明に係る化合物を一緒に使用できる農薬の下記のリストは、可能性の例示を意図しており、何らかの限定を強いるものではない:
殺昆虫剤は下記からなる群から選択することができる
A.1. 有機(チオ)リン酸エステル類:アセフェート、アザメチホス、アジンホス−エチル、クロルピリホス、クロルピリホス−メチル、クロルフェンビンホス、ジアジノン、ジクロルボス、ジクロトフォス、ジメトエート、ジスルホトン、エチオン、フェニトロチオン、フェンチオン、イソキサチオン、マラチオン、メタミドフォス、メチダチオン、メチル−パラチオン、メビンフォス、モノクロトフォス、オキシデメトン−メチル、パラオキソン、パラチオン、フェントエート、フォサロン、フォスメト、フォスファミドン、フォレート、フォキシム、ピリミフォス−メチル、プロフェノホス、プロチオホス、スルプロフォス、テトラクロルビンフォス、テルブホス、チアゾフォス、トリクロルホン;
A.2. カルバミン酸エステル類:アラニカルブ、アルジカルブ、ベンジオカルブ、ベンフラカルブ、カルバリル、カルボフラン、カルボスルファン、フェノキシブカルブ、フラチオカルブ、メチオカルブ、メトミル、オキサミル、ピリミカルブ、プロポキスル、チオジカルブ、トリアザメート;
A.3. ピレスロイド類:アレスリン、ビフェンスリン、シフルスリン、シハロスリン、シフェノスリン、シペルメスリン、アルファ−シペルメスリン、ベータ−シペルメスリン、ゼータ−シペルメスリン、デルタメスリン、エスフェンバレレート、エトフェンプロクス、フェンプロパスリン、フェンバレレート、イミプロスリン、ラムダ−シハロスリン、ガンマ−シハロスリン、ペルメスリン、プラレンスリン、ピレスリンI及びII、レスメスリン、シラフルオフェン、タウ−フルバリネート、テフルスリン、テトラメスリン、トラロメスリン、トランスフルスリン、プロフルスリン、ジメフルスリン;
A.4. 成長調節剤:a)キチン合成阻害剤:ベンゾイル尿素類;クロルフルアズロン、ジフルベンズロン、フルシクロクスロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、ノバルロン、テフルベンズロン、トリフルムロン;ブプロフェジン、ジオフェノラン、ヘキシチアゾクス、エトキサゾール、クロフェンテジン;b)エクジソン拮抗剤:ハロフェノジド、メトキシフェノジド、テブフェノジド、アザジラキチン;c)幼若ホルモン様物質:ピリプロキシフェン、ヒドロプレン、キノプレン、メトプレン、フェノキシカルブ;d)脂質生合成阻害剤:スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロテトラマト;
A.5. ニコチン性受容体作動剤/拮抗剤化合物:クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド、チアメトキサム、ニテンピラム、アセタミプリド、チアクロプリド;
式(Γ)のチアゾール化合物
【化3】

【0053】
A.6. GABA拮抗剤化合物:アセトプロール、エンドスルファン、エチプロール、フィプロニル、バニリプロール、ピラフルプロール、ピリプロール、式Γのフェニルピラゾール化合物
【化4】

【0054】
A.7. 大環状ラクトン殺昆虫剤:アバメクチン、エマメクチン、ミルベメクチン、レピメクチン、スピノサド、式(Γ)の化合物(CAS No. 187166-40-1)
【化5】

【0055】
A.8. METI I化合物:フェナザキン、ピリダベン、テブフェンピラド、トルフェンピラド、フルフェネリム;
A.9. METI II及びIII化合物:アセキノシル、フルアクリプリム、ヒドラメチルノン;
A.10. 脱共役剤化合物:クロルフェナピル;
A.11. 酸化的リン酸化阻害剤化合物:シヘキサチン、ジアフェンチウロン、フェンブタチンオキシド、プロパルギット;
A.12. 脱皮かく乱化合物:シロマジン;
A.13. 混合機能オキシダーゼ阻害剤化合物:ピペロニルブトキシド;
A.14. ナトリウムチャンネル遮断剤化合物:インドキサカルブ、メタフルミゾン;
A.15. 各種のもの:ベンクロチアズ、ビフェナゼート、カルタプ、フロニカミド、ピリダリル、ピメトロジン、硫黄、チオシクラム、フルベンダミド、シエノピラフェン、フルピラゾホス、シフルメトフェン、アミドフルメト、式Γのアミノキナゾリノン化合物
【化6】

【0056】
N−R’−2,2−ジハロ−1−R’’シクロ−プロパンカルボキサミド−2−(2,6−ジクロロ−α,α,α−トリ−フルオロ−p−トリル)ヒドラゾン又はN−R’−2,2−ジ(R’’’)プロピオンアミド−2−(2,6−ジクロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリル)−ヒドラゾン〔ここで、R’はメチル又はエチルであり、ハロはクロロ又はブロモであり、R’’は水素又はメチルであり、そしてR’’’はメチル又はエチルである〕、式Γのアントラニルアミド化合物
【化7】

【0057】
〔式中、AはCH、Cl、Br、Iであり、XはC−H、C−Cl、C−F又はNであり、Y’はF、Cl又はBrであり、Y’’はH、F、Cl、CFであり、Bは水素、Cl、Br、I、CNであり、BはCl、Br、CF、OCHCF、OCFHであり、そしてRは水素、CH又はCH(CHである〕、並びにJP 2002 284608, WO 02/89579, WO 02/90320, WO 02/90321, WO 04/06677, WO 04/20399, JP 2004 99597, WO 05/68423, WO 05/68432, 又はWO 05/63694 に記載のマロノニトリル化合物、特にマロノニトリル化合物CF(CHC(CN)CH(CFCFH、CF(CHC(CN)CH(CFCFH、CF(CHC(CN)(CHC(CFF、CF(CHC(CN)(CH(CFCF、CFH(CFCHC(CN)CH(CFCFH、CF(CHC(CN)CH(CFCF、CF(CFCHC(CN)CH(CFCFH及びCFCFCHC(CN)CH(CFCFH。
【0058】
A群の市販の化合物は、幾つかある刊行物の中でも、Pesticide Manual, 13th Edition, British Crop Protection Council (2003) に見出すことができる。式Γのチオアミド及びそれらの製造は、WO 98/28279 に記載されている。レピメクチオンは、Agro Project, PJB Publications Ltd, November 2004 から公知である。ベンクロチアズ及びその製造は、EP-A1 454621 に記載されている。メチダチオン及びパラオキソン並びにそれらの製造は、Farm Chemicals Handbook, Volume 88, Meister Publishing Company, 2001 に記載されている。アセトプロール及びその製造は、WO 98/28277 に記載されている。メタフルミゾン及びその製造は、EP-A1 462 456 に記載されている。フルピラゾホスは、Pesticide Science 54, 1988, p.237-243 及び US 4822779 に記載されている。ピラフルオロプロール及びその製造は、JP 2002193709 及び WO 01/00614 に記載されている。ピリプロール及びその製造は、WO 98/45274 及び US 6335357 に記載されている。アミドフルメト及びその製造は、US 6221890 及び JP 21010907 に記載されている。フルフェネリム及びその製造は、WO 03/007717 及び WO 03/007718 に記載されている。シフルメトフェン及びその製造は、WO 04/080180 に記載されている。
【0059】
式Γのアントラニルアミド及びそれらの製造は、WO 01/70671;WO 02/48137;WO 03/24222、WO 03/15518、WO 04/67528;WO 04/33468;及びWO 05/118552 に記載されている。マロノニトリル化合物CF(CHC(CN)CH(CFCFH、CF(CHC(CN)CH(CFCFH、CF(CHC(CN)(CHC(CFF、CF(CHC(CN)(CH(CFCF、CFH(CFCHC(CN)CH(CFCFH、CF(CHC(CN)CH(CFCF,CF(CFCHC(CN)CH(CFCFH及びCFCFCHC(CN)CH(CFCFHは、WO 05/63694 に記載されている。
【0060】
殺菌剤は下記からなる群から選択することができる:
1.ストロビルリン類、例えばアゾキシストロビン、ジモキシストロビン、エネストロブリン、フルオキサストロビン、クレゾキシム−メチル、メトミノストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、トリフロキシストロビン、オリザストロビン、(2-クロロ-5-[1-(3-メチルベンゾイルオキシイミノ)エチル]ベンジル)カルバミン酸メチル、 (2-クロロ-5-[1-(6-メチルピリジン-2-イルメチルオキシイミノ)エチル]ベンジル)カルバミン酸メチル、2-(オルト-((2,5-ジメチルフェニルオキシメチレン)フェニル)-3-メトキシアクリル酸メチル;
2.カルボキサミド類、例えば
カルボキシアニリド類:ベナラキシル、ベノダニル、ボスカリド、カルボキシン、メプロニル、フェンフラム、フェンヘキサミド、フルトラニル、フラメトピル、メタラキシル、オフラーセ、オキサジキシル、オキシカルボキシン、ペンチオピラド、チフルザミド、チアジニル、N−(4’−ブロモビフェニル−2−イル)−4−ジフルオロメチル−2−メチルチアゾール−5−カルボキサミド、N−(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−イル)−4−ジフルオロメチル−2−メチルチアゾール−5−カルボキサミド、N−(4’−クロロ−3’−フルオロビフェニル−2−イル)−4−ジフルオロメチル−2−メチルチアゾール−5−カルボキサミド、N−(3’,4’−ジクロロ−4−フルオロビフェニル−2−イル)−3−ジフルオロメチル−1−メチルピラゾール−4−カルボキサミド、N−(2−シアノフェニル)−3,4−ジクロロイソチアゾール−5−カルボキサミド;
カルボン酸モルホリド類:ジメトモルフ、フルモルフ;
ベンゾアミド類:フルメトベル、フルオピコリド(ピコベンズアミド)、ゾキサミド;
他のカルボキサミド類:カルプロパミド、ジクロシメト、マンジプロパミド、N−(2−(4−[3−(4−クロロフェニル)プロパ−2−インイルオキシ]−3−メトキシフェニル)エチル)−2−メタンスルホニルアミノ−3−メチルブチルアミド、N−(2−(4−[3−(4−クロロフェニル)プロパ−2−インイルオキシ]−3−メトキシフェニル)エチル)−2−エタンスルホニルアミノ−3−メチルブチルアミド;
3.アゾール類、例えば
トリアゾール類:ビテルタノール、ブロムモコナゾール、シプロコナゾール、ジフェンコナゾール、ジニコナゾール、エニルコナゾール、エポキシコナゾール、フェンブコナゾール、フルシラゾール、フルキノコナゾール、フルトリアフォル、ヘキサコナゾール、イミベンコナゾール、イプコナゾール、メトコナゾール、ミクロブタニル、ペンコナゾール、プロピコナゾール、プロチオコナゾール、シメコナゾール、テブコナゾール、テトラコナゾール、トリアジメノール、トリアジメフォン、トリチコナゾール;
イミダゾール類:シアゾファミド、イマザリル、ペンフラゾエート、プロクロラズ、トリフルミゾール;
ベンズイミダゾール類:ベノミル、カルベンダジンム、フベリダゾール、チアベンダゾール;
その他:エタボキサム、エトリジアゾール、ヒメキサゾール;
4.含窒素ヘテロシクリル化合物、例えば
ピリジン類:フルアジナム、ピリフェノクス、3−[5−(4−クロロフェニル)−2,3−ジメチルイソオキサゾリジン−3−イル]−ピリジン;
ピリミジン類:ブピリメート、シプロジニル、フェリムゾン、フェナリモール、メパニピリム、ヌアリモール、ピリメタニル;
ピペラジン類:トリフォリン;
ピロール類:フルジオキソニル、フェンピクロニル;
モルホリン類:アルジモルフ、ドデモルフ、フェンプロピモルフ、トリデモルフ;
ジカルボキシイミド類:イプロジオン、プロシミドン、ビンクロゾリン
その他:アシベンゾラー−S−メチル、アニラジン、カプタン、カプタフォル、ダゾメト、ジクロメジン、フェンオキサニル、フォルペト、フェンプロピジン、ファモキサドン、フェナミドン、オクチリノン、プロベナゾール、プロキナジド、プロキロン、キノキシフェン、トリシクラゾール、5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン、2−ブトキシ−6−ヨード−3−プロピルクロメン−4−オン、N,N−ジメチル−3−(3−ブロモ−6−フルオロ−2−メチルインドール−1−スルホニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−スルホンアミド;
5.カルバメート類及びジチオカルバメート類、例えば
ジチオカルバメート類:フェルバム、マンコゼブ、マネブ、メチラム、メタム、プロピネブ、チラム、ジネブ、ジラム;
カルバメート類:ジエトフェンカルブ、フルベンチアバリカルブ、イプロバリカルブ、プロパモカルブ、3−(4−クロロフェニル)−3−(2−イソプロポキシカルボニルアミノ−3−メチルブチリルアミノ)プロピオン酸メチル、N−(1−(1−(4−シアノフェニル)エタンスルホニル)ブタ−2−イル)カルバミン酸4−フルオロフェニル;
6.他の殺菌剤、例えば
グアニジン類:ドジン、イミノクタジン、グアザチン;
抗生物質:カスガマイシン、ポリオキシン類、ストレプトマイシン、バリダマイシンA;
有機金属化合物:フェンチン塩;
硫黄含有ヘテロシクリル化合物:イソプロチオラン、ジチアノン;
有機リン化合物:エジフェンホス、フォセチル、フォセチル−アルミニウム、イプロベンホス、ピラゾフォス、トルクロホス−メチル、リン酸及びその塩;
有機塩素化合物:チオファネート−メチル、クロロタロニル、ジクロフルアニド、トリルフラニド、フルスルファミド、フタリド、ヘキサクロロベンゼン、ペンシクロン、キントゼン;
ニトロフェニル誘導体:ビナパクリル、ジノカプ、ジノブトン;
無機活性化合物:ボルドー混合物、酢酸銅、水酸化銅、オキシ塩化銅、塩基性硫酸銅、硫黄;
その他:スピロキサミン、シフルフェナミド、シモキサニル、メトラフェノン。
【0061】
除草剤は、下記からなる群から選択される:
b1) 脂質生合成阻害剤、例えばクロラジホプ、クロジナホプ、クロホプ、シハロホプ、ジクロホプ、フェノキサプロプ、フェノキサプロプ−p、フェンチアプロプ、フルアジホプ、フルアジホプ−P、ハロキシホプ、ハロキシホプ−P、イソキサピリホプ、メタミホプ、プロパキザホプ、キザロホプ、キザロホプ−P、トリホプ、アロキシジム、ブトキシジム、クレトジム、クロプロキシジム、シクロキシジム、プロフォキシジム、セトキシジム、テプラロキシジム、トラルコキシジム、ブチレート、シクロエート、ジアルレート、ジメピペレート、EPTC、エスプロカルブ、エチオレート、イソポリネート、メチオベンカルブ、モリネート、オルベンカルブ、ペブレート、プロスルホカルブ、スルファルレート、チオベンカルブ、チオカルバジル、トリアルレート、ベモレート、ベンフレゼート、エトフメゼート及びベンスリド;
b2) ALS阻害剤、例えばアミドスルフロン、アジムスルフロン、ベンスルフロン、クロリムロン、クロルスルフロン、シノスルフロン、シクロスルファムロン、エタメトスルフロン、エトキシスルフロン、フラザスルフロン、フルピルスルフロン、フォラムスルフロン、ハロスルフロン、イマゾスルフロン、ヨードスルフロン、メソスルフロン、メトスルフロン、ニコスルフロン、オキサスルフロン、ピリミスルフロン、プロスルフロン、ピラゾスルフロン、リムスルフロン、スルホメツロン、スルホスルフロン、チフェンスルフロン、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリフロキシスルフロン、トリフルスルフロン、トリトスルフロン、イマザメタベンズ、イマザモクス、イマザピク、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、クロランスラム、ジクロスラム、フロラスラム、フルメトスラム、メトスラム、ペノクススラム、ビスピリバク、ピリミノバク、プロポキシカルバゾン、フルカルバゾン、ピリベンゾキシム、ピリフタリド及びピリチオバク;
b3) 光合成阻害剤、例えばアトラトン、アトラジン、アメトリン、アジプロトリン、シアナジン、シアナトリン、クロラジン、シプラジン、デスメトリン、ジメタメトリン、ジプロペトリン、エグリナジン、イパジン、メソプラジン、メトメトン、メトプロトリン、プロシアジン、プログリナジン、プロメトン、プロメトリン、プロパジン、セブチラジン、セクブメトン、シマジン、シメトン、シメトリン、テルブメトン、テルブチラジン、テルブトリン、トリエタジン、アメトリジオン、アミブジン、ヘキサジノン、イソメチオジン、メタミトロン、メトリブジン、ブロマシル、イソシル、レナシル、テルバシル、ブロムピラゾン、クロリダゾン、ジミダゾン、デスメジファム、フェンイソファム、フェンテルバシル、フェンメジファム−エチル、ベンズチアズロン、ブチウロン、エチジムロン、イソウロン、メタベンズチアズロン、モノイソウロン、テブチウロン、チアザフルロン、アニスロン、ブツロン、クロルブロムロン、クロルエツロン、クロロトルロン、クロロクスロン、ジフェノクスロン、ジメフロン、ジウロン、フェヌロン、フルオメツロン、フルオチウロン、イソプロツロン、リヌロン、メチウロン、メトベンズロン、メトブロムロン、メトクスロン、モノリヌロン、モヌロン、ネブロン、パラフルロン、フェノベンズロン、シヅロン、テトラフルロン、チジアズロン、シペルクアト、ジエタムクアト、ジフェンゾクアト、ジクアト、モルファムクアト、パラクアト、ブロモボニル、ブロモキシニル、クロロキシニル、ヨードボニル、イオキシニル、アミカルバゾン、ブロモフェノキシム、フルメジン、メタゾール、ベンタゾン、プロパニル、ペンタノクロル、ピリデート及びピリダホル;
b4) プロトポルフィリノーゲン−IXオキシダーゼ阻害剤、例えばアシフルオルフェン、ビフェノクス、クロメトキシフェン、クロルニトロフェン、エトキシフェン、フルオロジフェン、フルオログリコフェン、フルオロニトロフェン、フォメサフェン、フリロキシフェン、ハロサフェン、ラクトフェン、ニトロフェン、ニトロフルオルフェン、オキシフルオルフェン、フルアゾレート、ピラフルフェン、シニドン−エチル、フルミクロラク、フルミオキサジン、フルミプロピン、フルチアセト、チジアジミン、オキサジアゾン、オキサジアルギル、アザフェニジン、カルフェントラゾン、スルフェントラゾン、ペントキサゾン、ベンズフェンジアゾン、ブタフェナシル、ピラクロニル、プロフルアゾール、フルフェンピル、ニピラクロフェン及びエトニプロミド;
b5) 漂白除草剤、例えばメトフルラゾン、ノルフルラゾン、フルフェニカン、ジフルフェニカン、ピコリナフェン、ベンフルブタミド、フルリドン、フルロクロリドン、フルルタモン、メソトリオン、スルコトリオン、イソキサクロルトール、イソキサフルトール、ベンゾフェナプ、ピラゾリネート、ピラゾキシフェン、ベンゾビシクロン、アミトロール、クロマゾン、アクロニフェン、4−(3−トリフルオロメチルフェノキシ)− 2−(4−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン、そしてまた式IIの3−ヘテロシクリル置換ベンゾイル誘導体(WO 96/26202、WO 97/41116、WO 97/41117 及び WO 97/41118 参照)
【化8】

【0062】
〔式中、可変物R〜R13は下記で定義されるとおりである:
、R10は水素、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル又はC−C−アルキルスルホニルであり;
は例えばチアゾール-2-イル、チアゾール-4-イル、チアゾール-5-イル、イソオキサゾール-3-イル、イソオキサゾール-4-イル、イソオキサゾール-5-イル、4,5-ジヒドロイソオキサゾール-3-イル、4,5-ジヒドロイソオキサゾール-4-イル及び 4,5-ジヒドロイソオキサゾール-5-イルからなる群から選択されるヘテロ環式基であり、ここで、上記の九つの基は非置換であってよく、又はハロゲン、C−C−アルキル、アルキルC−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ若しくはC−C−アルキルチオで一置換若しくは多置換されていてよく、例えば一、二、三若しくは四置換されていてよく;
11は水素、ハロゲン又はC−C−アルキルであり;
12はC−C−アルキルであり;
13は水素又はC−C−アルキルである〕。
【0063】
b6) EPSPシンターゼ阻害剤、例えば;グリフォゼート;
b7) グルタミンシンターゼ阻害剤、例えばグルフォシネート及びビラナフォス;
b8) DHPシンターゼ阻害剤、例えばアスラム;
b9) 有糸分裂阻害剤、例えばベンフルラリン、ブトラリン、ジニトラミン、エタルフルラリン、フルクロラリン、イソプロパリン、メタルプロパリン、ニトラリン、オリザリン、ペンジメタリン、プロジアミン、プロフルラリン、トリフルラリン、アミプロホス−メチル、ブタミホス、ジチオピル、チアゾピル、プロピザミド、テブタム、クロルタル、カルベタミド、クロルプロファム、クロプロファム及びプロファム;
b10) VLCFA阻害剤、例えばアセトクロル、アラクロル、ブタクロル、ブテナクロル、デラクロルジエタチル、ジメタクロル、ジメテナミド、ジメテナミド−P、メタザクロル、メトラクロル、S−メトラクロル、プレチラクロル、プロパクロル、プロピソクロル、プリナクロル、テルブクロル、テニルクロル、キシラクロル、アルリドクロル、CDEA、エプロナズ、ジフェナミド、ナプロパミド、ナプロアニリド、ペトキサミド、フルフェナセト、メフェナセト、フェントラザミド、アニロホス、ピペロフォス、カフェンストロール、インダノファン及びトリジファン;
b11) セルロース生合成の阻害剤、例えばジクロベニル、クロルチアミド、イソキサベン及びフルポキサム;
b12) 脱共役除草剤、例えばジノフェネート、ジノプロプ、ジノサム、ジノセブ、ジノテブ、DNOC、エチノフェン及びメジノテルブ;
b13) オーキシン除草剤、例えばクロメプロプ、2,4−D、2,4,5−T、MCPA、MCPAチオエチル、ジクロプロプ、ジクロプロプ−P、メコプロプ、メコプロプ−P、2,4−DB、MCPB、クロラムベン、ジカムバ、2,3,6−TBA、トリカムバ、キンクロラク、キンメラク、クロピラリド、フルロキシピル、ピクロラム、トリクロピル及びベナゾリン;
b14) オーキシン輸送阻害剤、例えばナプタラム、ジフルフェンゾピル;
b15) ベンゾイルプロプ、フラムプロプ、フラムプロプ−M、ブロモブチド、クロルフルレノール、シンメチリン、メチルダイムロン、エトベンザニド、フォサミン、メタム、ピリブチカルブ、オキサジクロメホン、ダゾメト、トリアジフラム及び臭化メチル。
【0064】
殺菌剤及び殺昆虫剤が好ましい。
【0065】
好ましい殺昆虫剤は、
カルバミン酸エステル類、例えばアラニカルブ、ベンフラカルブ、カルバリル、カルボスルファン、フェノキシカルブ、フラチオカルブ、インドキサカルブ、メチオカルブ、メトミル、オキサミル、ピリミカルブ、プロポクスル、チオジカルブ、トリアザメート;
ピレスロイド類、例えばビフェンスリン、シフルスリン、シペルメスリン、アルファ−シペルメスリン、デルタメスリン、エスフェンバレレート、エトフェンプロクス、フェンプロパスリン、フェンバレレート、シハロスリン、ラムダ−シハロスリン、ペルメスリン、シラフルオフェン、タウ−フルバリネート、テフルスリン、トラロメスリン、ゼータ−シペルメスリン;
節足動物成長調節剤、例えば
キチン合成阻害剤:ベンゾイル尿素類:クロルフルアズロン、ジフルベンズロン、フルシクロクスロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、ノバルロン、テフルベンズロン、トリフルムロン;ブプロフェジン、ジオフェノラン、ヘキシチアゾクス、エトキサゾール、クロフェンテジン;
b)エクジソン拮抗剤:ハロフェノジド、メトキシフェノジド、テブフェノジド;
c)幼若ホルモン様物質:ピリプロキシフェン、メトプレン、フェノキシカルブ;
d)脂質生合成阻害剤:スピロジクロフェン;
ネオニコチノイド類、例えばアセタミプリド、クロチアニジン、フロニカミド、イミダクロプリド、ニテンピラム、チアクロプリド、チアメトキサム、ジネトフラン;
並びにエチプロール、フィプロニル、メタフルマゾン、N−R’−2,2−ジハロ−1−R’’シクロ−プロパンカルボキサミド−2−(2,6−ジクロロ−α,α,α−トリ−フルオロ−p−トリル)ヒドラゾン又はN−R’−2,2−ジ(R’’’)プロピオンアミド−2−(2,6−ジクロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリル)−ヒドラゾン〔ここで、R’はメチル又はエチルであり、ハロはクロロ又はブロモであり、R’’は水素又はメチルであり、そしてR’’’はメチル又はエチルである〕、アバメクチン、アセキノシル、アミトラズ、アザジラクチン、ビフェナゼート、バチルス・チューリンゲンシス (Bacillus thuringiensis)、枯草菌 (Bacillus subtilis)、カルタプ、クロルフェナピル、クロルジメホルム、シロマジン、ジアフェンチウロン、ジオフェノラン、エマメクチン、エンドスルファン、フェナザキン、フォルメタネート、塩酸フォルメタネート、ヒドラメチルノン、インドキサカルブ、4-{(2Z)−2−({[4−(トリフルオロ−メトキシ)アニリノ]カルボニル}ヒドラゾノ)−2-[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}ベンゾ−ニトリル、ピリダベン、ピリダリル、ピメトロジン、スピノサド、硫黄、テブフェンピラド及びチオシクラムである。
【0066】
より好ましい殺昆虫剤は、フィプロニル、フルフェノクスロン、テフルベンズロン、、メタフルミゾン及びアルファシペルメスリンである。
【0067】
最も好ましい殺昆虫剤は、フィプロニル、フルフェノクスロン及びアルファシペルメスリンである。
【0068】
上記のように、活性成分の混合物も好ましい。例えば次の殺昆虫剤混合物:アルファシペルメスリン及びアセタミプリドの混合物;フィプロニル及びイミダクロプリドの混合物;フィプロニル及びアセタミプリドの混合物;フィプロニル及びアセフェートの混合物;フィプロニル及びチアメトキサンの混合物;フィプロニル及びピメトロジンの混合物;フィプロニル及びアルファシペルメスリンの混合物;メタフルミゾン及びアセタミプリドの混合物;メタフルミゾン及びテフルベンズロンの混合物;アルファシペルメスリン及びクロルピリホスの混合物;並びにメタフルミゾン及びフルフェノクスロンの混合物が好ましく、ここで、フィプロニル及びアルファシペルメスリンの混合物が最も好ましい。
【0069】
好ましい殺菌剤は、エポキシコナゾール、ピラクロストロビン、クレゾキシム−メチル、カルベンダジンム、メトラフェノン、ボスカリド、トリチコナゾール、メトコナゾール、ジメトモルフ、フェンプロピモルフ、プロクロラズ、ビンクロゾリン、イプロジオン、ジチアノン、メチラム、テブコナゾール、アゾキシストロビン、マンコゼブ、トリフロキシストロビン、クロロタロニル、メタラキシル、フォセチル、ジフェモコナゾール、シプロジニル、スピロキサミン、プロチオコナゾール、ピコキシストロビンである。
【0070】
上記で定義される製剤の全ての実施形態は、以下「本発明に係る製剤」と呼ばれる。
【0071】
本発明は更に、有害昆虫及び/又は植物病原菌を駆除する方法であって、該有害昆虫及び/又は植物病原菌、それらの生息地、繁殖地、食糧供給物、有害昆虫及び/又は植物病原菌が生育しているか又は生育できる植物、種子、土壌、地区、材料又は環境を、又は該有害昆虫及び/又は植物病原菌による攻撃又は侵入から保護すべき材料、植物、種子、土壌、表面又は空間を、有効量の本発明に係る農芸化学製剤と接触させることを含む方法に関する。
【0072】
従って、このように、本発明に係る製剤は、種々の栽培植物、例えばコムギ、ライムギ、オオムギ、オートムギ、イネ、トウモロコシ、牧草、バナナ、ワタ、ダイズ、コーヒー、サトウキビ、ブドウの木、果実及び観賞植物、並びに野菜、例えばキュウリ、マメ類、トマト、ジャガイモ及びウリ科植物における、並びにこれらの植物の種子における多数の植物病原菌若しくは昆虫又は雑草を防除するために使用することができる。
【0073】
本発明は更に、望ましくない植生を抑制する方法及び/又は植物の成長を調節する方法であって、除草有効量又は成長調節有効量の本発明に係る農芸化学製剤を、植物、それらの生息地又は該植物の種子に作用させる方法に関する。
【0074】
植物病原菌という用語は、下記の種のものを包含するが、これらに限定されない:
イネ、野菜、ダイズ、キャノーラ/ナタネ及びサトウダイコンおけるアルテルナリア属(Alternaria)の種、サトウダイコン及び野菜におけるアファノマイセス属(Aphanomyces)の種、トウモロコシ、穀草類、イネ及びシバフ (turf) におけるビポラリス属(Bipolaris)及びドレシュレラ属(Drechslera)の種、穀草類におけるブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis)(ウドンコ病)、イチゴ、野菜、観賞植物及びブドウのつるにおけるボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)(灰色かび病)、レタスにおけるブレミア・ラクツケ(Bremia lactucae)、トウモロコシ、ダイズ、びサトウダイコンにおけるセルコスポラ属(Cercospora)の種、トウモロコシ、穀草類又はイネにおけるコクリオボルス属(Cochliobolus)の種(例えば穀草類におけるコクリオボルス・サチブス(Cochliobolus sativus)及びイネにおけるコクリオボルス・ミヤベアヌス(Cochliobolus miyabenus))、ダイズ及びワタにおけるコレトトリクム属(Colletotricum)の種、トウモロコシ、穀草類及びトウモロコシにおけるドレシュレラ属(Drechslera)の種、トウモロコシにおけるエクセロヒルム属(Exserohilum)の種、キュウリにおけるエリシフェ・シコラセアルム(Erysiphe cichoracearum)及びスフェロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)、ブドウのつるにおけるエリシフェ・ネカトル(Erysiphe necator)、種々の植物におけるフザリウム属(Fusarium)及びベルチシリウム属(Verticillium)の種、穀草類におけるゲウマノマイセス・グラミニス(Gaeumanomyces graminis)、穀草類及びイネにおけるギベレラ属(Gibberella)の種(例えばイネにおけるギベレラ・フジクロイ(Gibberella fujikuroi)、穀草類におけるギベレラ・ゼアエ(Gibberella zeae))、イネにおける穀粒染色コンプレックス、穀草類におけるミクロドキウム・ニバレ(Microdochium nivale)、穀草類、バナナ及びラッカセイにおけるマイコスフェレラ属(Mycosphaerella)の種、ダイズにおけるファコプサラ・パキリジ(Phakopsara pachyrhizi)及びファコプサラ・メイボミエ(Phakopsara meibomiae)、ダイズ及びヒマワリにおけるフォモプシス属(Phomopsis)の種、ジャガイモ及びトマトにおけるフィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)、ブドウのつるにおけるプラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)、リンゴにおけるポドスフェラ・ロイコトリカ(Podosphaera leucotricha)、コムギ又はオオムギにおけるシュードセルコスポレラ・ヘルコトリコイデス(Pseudocercosporella herpotrichoides)、ホップ及びキュウリにおけるシュードペロノスポラ属(Pseudoperonospora)の種、穀草類及びトウモロコシにおけるプッチニア属(Puccinia)の種、穀草類におけるピレノフォラ属(Pyrenophora)の種、イネにおけるピリクラリア・オリゼ(Pyricularia oryzae)、イネ、トウモロコシ、ワタ、キャノーラ、ナタネ、ヒマワリ、サトウダイコン、野菜、シバフ、ナッツ類及び他の種々の植物におけるコクリオボルス・ミヤベアヌス(Cochliobolus miyabenus)及びコクリオボルス・サカキイ(Corticium sasakii)(リゾクトニア・ソラニ (Rhizoctonia solani))、フザリウム・セミテクツム(Fusarium semitectum(及び/又はモニリホルメ(moniliforme))、セルコスポラ・オリゼ(Cercospora oryzae)、サロクラジウム・オリゼ(Sarocladium oryzae)、S.アテヌアツム(S. attenuatum)、エンチロマ・オリゼ(Entyloma oryzae)、ギベレラ・フジクロイ(Gibberella fujikuroi)(バカネ(bakanae))、穀粒染色コンプレックス(種々の病原菌)、ビポラリス属(Bipolaris)の種、ドレシュレラ属の種、並びにピチウム属及びリゾクトニア属の種、ジャガイモにおけるリゾクトニア・ソラニ、キャノーラ/ナタネ及びヒマワリにおけるスクレロチニア属(Sclerotinia)の種、コムギにおけるセプトリア・トリチシ(Septoria tritici)及びスタゴノスポラ・ノドルム(Stagonospora nodorum)、ブドウのつるにおけるウンシヌラ・ネカトル(Uncinula necator)、トウモロコシにおけるスファセロテカ・レイリニア(Sphacelotheca reilinia)、ダイズ及びワタにおけるチエバリオプシス属(Thievaliopsis)の種、穀草類におけるチレチア属(Tilletia)の種、穀草類、トウモロコシ及びサトウダイコンにおけるウスチラゴ属(Ustilago)の種、並びにリンゴ及びナシにおけるベンツリア属(Venturia)の種(疥癬);
害虫という用語は、下記の節足動物及び線虫を包含するが、それらに限定されない:
ヤスデ類(倍脚綱(Diplopoda))、例えばブラニウルス属(Blaniulus)の種、
アリ類(膜翅目(Hymenoptera))、例えばアッタ・カピグアラ (Atta capiguara)、アッタ・セファロテス (Atta cephalotes)、アッタ・レビガタ (Atta laevigata)、アッタ・ロブスタ (Atta robusta)、アッタ・セクスデンス (Atta sexdens)、アッタ・テキサナ (Atta texana)、モノモリウム・ファラオニス (Monomorium pharaonis)、ソレノプシス・ゲミナタ (Solenopsis geminata)、ソレノプシス・インビクタ (Solenopsis invicta)、収穫アリ属 (Pogonomyrmex) の種及びフェイドール・メガセファラ (Pheidole megacephala)、
甲虫類(鞘翅目(Coleoptera))、例えばアグリルス・シヌアツス (Agrilus sinuatus)、アグリオテス・リニアツス (Agriotes lineatus)、アグリオテス・オブスクルス (Agriotes obscurus) 及び他のアグリオテス属の種、アンフィマルス・ソルスチチアリス(Amphimallus solstitialis)、アニサンドルス・ジスパー (Anisandrus dispar)、アントノムス・グランジス (Anthonomus grandis)、アントノムス・ポモルム (Anthonomus pomorum)、アトマリア・リニアリス (Atomaria linearis)、ブラプスチヌス属 (Blapstinus) の種、ブラストファグス・ピニペルダ (Blastophagus piniperda)、ブリトファガ・ウンダタ (Blitophaga undata)、ボチノデレス・プンシベントリス (Bothynoderes punciventris)、ブルクス・ルフィマヌス (Bruchus rufimanus)、ブルクス、ピソルム (Bruchus pisorum)、ブルクス・レンチス (Bruchus lentis)、ビスチスクス・ベツレ (Byctiscus betulae)、カシダ・ネブロサ (Cassida nebulosa)、セロトマ・トリフルカタ (Cerotoma trifurcata)、シュートリンクス・アシミリス (Ceuthorrhynchus assimilis)、シュートリンクス・ナピ (Ceuthorrhynchus napi)、ケトクネマ・チビアリス (Chaetocnema tibialis)、コノデルス・ベスペルチヌス (Conoderus vespertinus) 及び他のコノデルス属の種、コノリンクス・メンジクス (Conorhynchus mendicus)、クリオセリス・アスパラギ (Crioceris asparagi)、シリンドロコプツルス・アドスペルスス (Cylindrocopturus adspersus)、ジアブチカ(ロンギコルニス)・バルベリ (Diabrotica (longicornis) barberi)、ジアブロチカ・セミ−プンクタータ (Diabrotica semi-punctata)、ジアブロチカ・スペシオサ (Diabrotica speciosa)、ジアブロチカ・ウンデシムプンクタータ (Diabrotica undecimpunctata)、ジアブロチカ・ビルギフェラ (Diabrotica virgifera) 及び他のジアブロチカ属の種、エレオデス属 (Eleodes) の種、エピラクナ・バリベスチス (Epilachna varivestis)、エピトリクス・ヒルチペンニス (Epitrix hirtipennis)、ユーチノボトルス・ブラシリエンシス (Eutinobothrus brasiliensis)、ヒロビウス・アビエチス (Hylobius abietis)、ヒペラ・ブルンネイペンニス (Hypera brunneipennis)、ヒペラ・ポスチカ (Hypera postica)、イプス・タイポグラフス (Ips typographus)、レマ・ビリニアタ (Lema bilineata)、レマ・メラノプス (Lema melanopus)、レプチノタルサ・デセムリニアタ (Leptinotarsa decemlineata)、リモニウス・カリフォルニクス (Limonius californicus) 及び他のリモニウス属の種、メリゲテス・エネウス (Meligethes aeneus)、メロロンタ・ヒポカスタニ (Melolontha hippocastani)、メロロンタ・メロロンタ (Melolontha melolontha)、オウレマ・オリゼ (Oulema oryzae)、オルチオリンクス・スルカツス (Ortiorrhynchus sulcatus)、オリゾファグス・オリゼ (Oryzophagus oryzae)、オチオリンクス・オバツス (Otiorrhynchus ovatus)、オウレマ・オリゼ (Oulema oryzae)、フェドン・コクレアリエ (Phaedon cochleariae)、フィロトレタ・クリソセファラ (Phyllotreta chrysocephala)、フィロファガ・クヤバナ (Phyllophaga cuyabana) 及び他のフィロファガ属の種、フィロペルタ・ホルチコラ (Phyllopertha horticola)、フィロトレタ・ネモルム (Phyllotreta nemorum)、フィロトレタ・ストリオラタ (Phyllotreta striolata) 及び他のフィロトレタ属の種、ポリリア・ヤポニカ (Popillia japonica)、プロメコプス・カリニコリス (Promecops carinicollis)、プレモトリペス・ボラズ (Premnotrypes voraz)、サイリオデス属(Psylliodes) の種、シトナ・リニアツス (Sitona lineatus)、シトフィルス・グラナリア (Sitophilus granaria)、ステネクス・ピングイス (Sternechus pinguis)、ステルネクス・スブシグナツス (Sternechus subsignatus)、並びにタニメクス・パリアツス (Tanymechus palliatus) 及び他のタニメクス属の種、
ハエ類(双翅目(Diptera))、例えばアグロミザ・オリゼ (Agromyza oryzea)、クリソミヤ・ベジアナ (Chrysomya bezziana)、クリソミヤ・ホミニボラクス (Chrysomya hominivorax)、クリソミア・マセラリア (Chrysomya macellaria)、コンタリニア・ソルギコラ (Contarinia sorghicola)、コルジロビア・アントロポファガ (Cordylobia anthropophaga)、ダクス・ククルビテ (Dacus cucurbitae)、ダクス・オレエ (Dacus oleae)、ダシノイラ・ブラシケ (Dasineura brassicae)、デリア・アンチク (Delia antique)、エリア・コアルクタータ (Delia coarctata)、デリア・プラツゥラ (Delia platura)、デリア・ラジクム (Delia radicum)、ファニア・カニクラリス (Fannia canicularis)、ガステロフィルス・インテスチナリス (Gasterophilus intestinalis)、ゲオミザ・トリプンクタータ (Geomyza Tripunctata)、グロシナ・モルシタンス (Glossina morsitans)、ヘマトビア・イリタンス (Haematobia irritans)、ハプロジプロシス・エクエストリス (Haplodiplosis equestris)、ハイポデルマ・リニアタ (Hypoderma lineata)、リリオミザ・サチベ (Liriomyza sativae)、リリオミザ・トリフォリイ (Liriomyza trifolii)、ルシリア・カプリナ (Lucilia caprina)、ルシリア・クプリナ (Lucilia cuprina)、ルシリア・セリカータ (Lucilia sericata)、リコリア・ペクトラリス (Lycoria pectoralis)、マイエチオラ・デストラクター(Mayetiola destructor)、ムシナ・スタブランス (Muscina stabulans)、エストルス・オビス (Oestrus ovis)、オポミザ・フルオルム (Opomyza florum)、オシネラ・フリット (Oscinella frit)、ペゴミヤ・フィゾシアミ (Pegomya hysocyami)、フォルビア・アンチクア (Phorbia antiqua)、フォビア・ブラシケ (Phorbia brassicae)、フォビア・コアルクタータ (Phorbia coarctata)、プロゴニヤ・レイオシアニイ (Progonya leyoscianii)、プシラ・ロゼ (Psila rosae)、ラゴレチス・セラシ (Rhagoletis cerasi)、ラゴレチス・ポモネラ (Rhagoletis pomonella)、タバヌス・ボビヌス (Tabanus bovinus)、テタノプス・ミオペフォルミス (Tetanops myopaeformis)、チプラ・オレラセア (Tipula oleracea) 及びチプラ・パルドサ (Tipula paludosa);
異翅類昆虫(異翅目(Heteroptera))、例えばアクロステルヌム・ヒラレ (Acrosternum hilare)、ブリスス・ロイコプテルス (Blissus leucopterus)、オオヨコバイ科 (Cicadellidae)、例えばエムポアスカ・ファベ (Empoasca fabae)、ハムシ科 (Chrysomelidae)、シルトペルチス・ノタツス (Cyrtopeltis notatus)、デルパーシデ科 (Delpahcidae)、ジスデルクス・シングラツス (Dysdercus cingulatus)、ジスデルクス・インテルメジウス (Dysdercus intermedius)、ユーリガステル・インテグリセプス (Eurygaster integriceps)、ユーシスツス・イムピクチベントリス (Euschistus impictiventris)、レプトグロスス・フィロプス (Leptoglossus phyllopus)、リグス・リネオラリス (Lygus lineolaris)、リグス・プラテンシス (Lygus pratensis)、ネフォテチクス属 (Nephotettix) の種、ネザラ・ビリドゥラ (Nezara viridula)、カメムシ科 (Pentatomidae)、ピエスマ・クアドラータ (Piesma quadrata)、ソルベア・インスラリス (Solubea insularis) 及びチアンタ・ペルジトル (Thyanta perditor);
アブラムシ類及び他の同翅目昆虫(同翅目(Homoptera))、例えばアシルトシフォン・オノブリキス (Acyrthosiphon onobrychis)、アデルゲス・ラリキス (Adelges laricis)、アフィドゥラ・ナスツルチイ (Aphidula nasturtii)、アフィス・ファベ (Aphis fabae)、アフィス・フォルベシ (Aphis forbesi)、アフィス・グリシネス (Aphis glycines)、アフィス・ゴシピイ (Aphis gossypii)、アフィス・グロスラリエ (Aphis grossulariae)、アフィス・ポミ (Aphis pomi)、アフィス・シュナイデリ (Aphis schneideri)、アフィス・スピレコラ (Aphis spiraecola)、アフィス・サンブキ (Aphis sambuci)、アシルトシフォン・ピスム (Acyrthosiphon pisum)、オーラコルサム・ソラニ (Aulacorthum solani)、ブラキカウドゥス・カルドゥイ (Brachycaudus cardui)、ブラキカウドゥス・ベリクリシ (Brachycaudus helichrysi)、ブラキカウドゥス・ペリシケ (Brachycaudus persicae)、ブラキカウドゥス・プルニコラ (Brachycaudus prunicola)、 ブレビコリネ・ブラシケ (Brevicoryne brassicae)、カピトフォルス・ホルニ (Capitophorus horni)、セロシファ・ゴシピイ (Cerosipha gossypii)、ケトシフォン・フラゲフォリイ (Chaetosiphon fragaefolii)、クリプロミズス・リビス (Cryptomyzus ribis)、ドレイフシア・ノルドマンニアネ (Dreyfusia nordmannianae)、ドレイフシア・ピセエ (Dreyfusia piceae)、ジサフィス・ラジコラ (Dysaphis radicola)、ジサウラコルスム・シュードソラニ (Dysaulacorthum pseudosolani)、ジサフィス・プランタギネア (Dysaphis plantaginea)、ジサフィス・ピリ (Dysaphis pyri)、エンポアスカ・ファベ (Empoasca fabae)、 ヒアロプテルス・プルニ (Hyalopterus pruni)、ヒペロミズス・ラクツケ (Hyperomyzus lactucae)、マクロシフム・アベネ (Macrosiphum avenae)、マクロシフム・ユーフォルビエ (Macrosiphum euphorbiae)、マクロシフォン・ロゼ (Macrosiphon rosae)、メゴウラ・ビシエ (Megoura viciae)、メラナフィス・ピラリウス (Melanaphis pyrarius)、メトポロフィウム・ジロドゥム (Metopolophium dirhodum)、ミゾデス (Myzodes)ミズス (Myzus)・ペリシケ (persicae)、ミズス・アスカロニクス (Myzus ascalonicus)、ミズス・セラシ (Myzus cerasi)、ミズス・バリアンス (Myzus varians)、ナソノビア・リビス−ニグリ (Nasonovia ribis-nigri)、ニラパルバタ・ルゲンス (Nilaparvata lugens)、ペムフィグス・ブルサリウス (Pemphigus bursarius)、ペムフィグス・ポプリベネ (Pemphigus populivenae) 及び他のペムフィグス属の種、パーキンシエラ・サッカリシダ (Perkinsiella saccharicida)、フォロドン・フムリ (Phorodon humuli)、キジラミ科 (Psyllidae)、例えばシラ・マリ (Psylla mali)、シラ・ピリ (Psylla piri) 及び他のシラ属の種、ロパロミズス・アスカロニクス (Rhopalomyzus ascalonicus)、ロパロシフム・マイジス (Rhopalosiphum maidis)、ロパロシフム・パジ (Rhopalosiphum padi)、ロパロシフム・インサーツム (Rhopalosiphum insertum)、サパフィス・マラ (Sappaphis mala)、サパフィス・マリ (Sappaphis mali)、シザフィス・グラミヌム (Schizaphis graminum)、シゾノイラ・ラヌキノサ (Schizoneura lanuginosa)、シトビオン・アベネ (Sitobion avenae)、トリアロイロデス・バポラリオルム (Trialeurodes vaporariorum)、トキソテラ・オーランチイアンド (Toxoptera aurantiiand) 及びビテウス・ビチフォリイ (Viteus vitifolii);
鱗翅目昆虫(鱗翅目(Lepidoptera))、例えばアグロチス・イプシロン (Agrotis ypsilon)、アグロチス・セゲツム (Agrotis segetum) 及び他のアグロチス属の種、アラバマ・アルギラセア (Alabama argillacea)、アンチカルシア・ゲマタリス (Anticarsia gemmatalis)、アルギレスシア・コンジュゲラ (Argyresthia conjugella)、オートグラファ・ガンマ (Autographa gamma)、ブパルス・ピニアリウス (Bupalus piniarius)、カコエシア・ムリナナ (Cacoecia murinana)、カプア・レチクラナ (Capua reticulana)、ケイマトビア・ブルマタ (Cheimatobia brumata)、キロ・スプレサリス (Chilo suppresalis) 及び他のキロ属の種、コリストノイラ・フミフェラナ (Choristoneura fumiferana)、コリストノイラ・オクシデンタリス (Choristoneura occidentalis)、シルフィス・ウニプンクタ (Cirphis unipuncta)、クナフロクロシス・メジナリス (Cnaphlocrocis medinalis)、シジア・ポモネラ (Cydia pomonella)、デンドロリムス・ピニ (Dendrolimus pini)、ジアファニア・ニチダリス (Diaphania nitidalis)、ジアトラエア・グランジオセラ (Diatraea grandiosella)、エアリアス・インスラナ (Earias insulana)、エラスモパルプス・リグノセルス (Elasmopalpus lignosellus)、ユーポエシリア・アンビグエラ (Eupoecilia ambiguella)、ユーキソア (Euxoa) 属の種、エベトリア・ボウリアナ (Evetria bouliana)、フェルチア・スブテラネア (Feltia subterranea)、ガレリア・メロネラ (Galleria mellonella)、グラフォリタ・フネブラナ (Grapholitha funebrana)、グラフォリタ・モレスタ (Grapholitha molesta)、ヘリオシス・アルミゲラ (Heliothis armigera)、ヘリオシス・ビレセンス (Heliothis virescens)、ヘリオシス・ゼア (Heliothis zea)、ヘルラ・ウンダリス (Hellula undalis)、ヒベルニア・デフォリアリア (Hibernia defoliaria)、ヒファントリア・クネア (Hyphantria cunea)、ハイポノモイタ・マリネルス (Hyponomeuta malinellus)、ケイフェリア・リコペルシセラ (Keiferia lycopersicella)、ランブジナ・フィセラリア (Lambdina fiscellaria)、ラフィグマ・エキシグア (Laphygma exigua)、レロデア・ユーファラ (Lerodea eufala)、ロイコプテラ・コーヒーラ (Leucoptera coffeella)、ロイコプテラ・シテラ (Leucoptera scitella)、リトコレチス・ブランカルデラ (Lithocolletis blancardella)、ロベシア・ボトラナ (Lobesia botrana)、ロキソステゲ・スチクチカリス (Loxostege sticticalis)、リマントリア・ジスパー (Lymantria dispar)、リマントリア・モナカ (Lymantria monacha)、リオネチア・クレルケラ (Lyonetia clerkella)、マラコソマ・ノイストリア (Malacosoma neustria)、マメストラ・ブラシケ (Mamestra brassicae)、モンフィデ (Momphidae) 属の種、オルギア・シュードツガタ (Orgyia pseudotsugata)、オストリニア・ヌビラリス (Ostrinia nubilalis)、パノリス・フラメア (Panolis flammea)、ペクチノフォラ・ゴシピエラ (Pectinophora gossypiella)、ペリドロマ・サウシア (Peridroma saucia)、ファレラ・ブセファラ (Phalera bucephala)、フトリマエア・オペルクレラ (Phthorimaea operculella)、フィロクニスチス・シトレラ (Phyllocnistis citrella)、ピエリス・ブラシケ (Pieris brassicae)、プラシペナ・スカブラ (Plathypena scabra)、プルテラ・キシロステラ (Plutella xylostella)、シュードプルシア・インクルデンス (Pseudoplusia includens)、リアシオニア・フルストラナ (Rhyacionia frustrana)、スクロビパルプラ・アブソルタ (Scrobipalpula absoluta)、セサミア・ノナグリオイデス (Sesamia nonagrioides) 及び他のセサミア属の種、シトロガ・セレアレラ (Sitotroga cerealella)、スパルガノシス・ピレリアナ (Sparganothis pilleriana)、スポドプテラ・フルギペルダ (Spodoptera frugiperda)、スポドプテラ・リトラリス (Spodoptera littoralis)、スポドプテラ・リツラ (Spodoptera litura)、タウマトポエア・ピチオカンパ (Thaumatopoea pityocampa)、トルトリクス・ビリダナ (Tortrix viridana)、トリコプルシア・ニ (Trichoplusia ni) 及びゼイラフェラ・カナデンシス (Zeiraphera Canadensis);
直翅目昆虫(直翅目(Orthoptera))、例えばバッタ科 (Acrididae)、アケタ・ドメスチカ (Acheta domestica)、ブラタ・オリエンタリス (Blatta orientalis)、ブラテラ・ゲルマニカ (Blattella germanica)、フォルフィクラ・オーリクラリア (Forficula auricularia)、グリロタルパ・グリロタリパ (Gryllotalpa gryllotalpa)、ロクスタ・ミグラトリア (Locusta migratoria)、メラノプルス・ビビタツス (Melanoplus bivittatus)、メラノプルス・フェムル−ルブルム (Melanoplus femur-rubrum)、メラノプルス・メキシカヌス (Melanoplus mexicanus)、メラノプルス・サングイニペス (Melanoplus sanguinipes)、メラノプルス・スプレツス (Melanoplus spretus)、ノマダクリス・セプテムファシアタ (Nomadacris septemfasciata)、ペリプラネタ・アメリカナ (Periplaneta americana)、シストセルカ・アメリカナ (Schistocerca americana)、シストセルカ・ペレグリナ (Schistocerca peregrina)、スタウロノツス・マロカヌス (Stauronotus maroccanus) 及びタキシネス・アシナモルス (Tachycines asynamorus);
シロアリ類(等翅目(Isoptera))、例えばカロテルメス・フラビコリス (Calotermes flavicollis)、コプトテルメス (Coptotermes) 属の種、ダルブルス・マイジス (Dalbulus maidis)、ロイコテルメス・フラビペス (Leucotermes flavipes)、マクロテルメス・ギルブス (Macrotermes gilvus)、レチクリテルメス・ルシフグス (Reticulitermes lucifugus) 及びテルメス・ナタレンシス (Termes natalensis);
アザミウマ類(総翅目(Thysanoptera))、例えばフランクリニエラ・フスカ (Frankliniella fusca)、フランクリニエラ・オクシデンタリス (Frankliniella occidentalis)、フランクリニエラ・トリチキ (Frankliniella tritici) 及び他のフランクリニエラ属の種、シルトトリプス・シトリ (Scirtothrips citri)、トリプス・オリゼ (Thrips oryzae)、トリプス・パルミ (Thrips palmi) 及びトリプス・タバキ (Thrips tabaci);
クモ綱動物、例えばクモ形類動物(ダニ目(Acarina))、例えばヒメダニ科 (Argasidae)、マダニ科 (Ixodidae) 及びヒゼンダニ科 (Sarcoptidae) のもの、例えばアンブリオマ・アメリカヌム (Amblyomma americanum)、アンブリオマ・バリエガツム (Amblyomma variegatum)、アルガス・ペルシクス (Argas persicus)、ブーフィルス・アヌラツス (Boophilus annulatus)、ブーフィルス・デコロラツス (Boophilus decoloratus)、ブーフィルス・ミクロプルス (Boophilus microplus)、デルマセントル・シルバルム (Dermacentor silvarum)、ヒアロマ・トルンカツム (Hyalomma truncatum)、イクソデス・リシヌス (Ixodes ricinus)、イクソデス・ルビクンドゥス (Ixodes rubicundus)、オルニトドルス・モウバタ (Ornithodorus moubata)、オトビウス・メグニニ (Otobius megnini)、デルマニスス・ガリネ (Dermanyssus gallinae)、プソロプテス・オビス (Psoroptes ovis)、リピセファルス・アペンジクラツス (Rhipicephalus appendiculatus)、リピセファルス・エベルトシ (Rhipicephalus evertsi)、サルコプテス・スカビエイ (Sarcoptes scabiei)、並びにフシダニ科 (Eriophyidae) の種、例えばアクルス・シュレクテンダリ (Aculus schlechtendali)、フィロコプトラタ・オレイボラ (Phyllocoptrata oleivora) 及びエリオフィエス・シェルドニ (Eriophyes sheldoni);タルソネミデ科 (Tarsonemidae) の種、例えばフィトネムス・パリドゥス (Phytonemus pallidus) 及びポリファゴタルソネムス・ラツス (Polyphagotarsonemus latus);ヒメハダニ科 (Tenuipalpidae) の種、例えばブレビパルプス・フォエニシス (Brevipalpus phoenicis);ハダニ科(Tetranychidae)の種、例えばテトラニクス・シナバリヌス (Tetranychus cinnabarinus)、テトラニクス・カンザワイ (Tetranychus kanzawai)、テトラニクス・パシリクス (Tetranychus pacificus)、テトラニクス・テラリウス (Tetranychus telarius) 及びテトラニクス・ウルチケ (Tetranychus urticae)、パノニクス・ウルミ(Panonychus ulmi)、パノニクス・シトリ (Panonychus citri) 及びオリゴニクス・プラテンシス (oligonychus pratensis);
線虫、特に植物寄生線虫、例えば根コブ線虫、メロイドギネ・ハプラ (Meloidogyne hapla)、メロイドギネ・インコグニタ (Meloidogyne incognita)、メロイドギネ・ジャバニカ (Meloidogyne javanica) 及び他のメロイドギネ属の種;
嚢腫形成線虫、ジャガイモシストセンチュウ (Globodera rostochiensis) 及び他のグロボデラ属 (Globodera) の種;ヘテロデラ・アベネ (Heterodera avenae)、ヘテロデラ・グリシネス (Heterodera glycines)、ヘテロデラ・シャクチイ (Heterodera schachtii)、ヘテロデラ・トリフォリイ (Heterodera trifolii) 及び他のヘテロデラ属の種;種子コブ線虫、アングイナ属 (Anguina) の種;茎及び葉の線虫、アフェレンコイデス属 (Aphelenchoides) の種;刺咬線虫、ベロノライムス・ロンギカウダツス (Belonolaimus longicaudatus) 及び他のベロノライムス属の種;松の線虫、ブルサフェレンクス・キシロフィルス (Bursaphelenchus xylophilus) 及び他のブルサフェレンクス属の種;リング線虫、クリコネマ属 (Criconema) の種、クリコネメラ属 (Criconemella) の種、クリコネモイデス属 (Criconemoides) の種、メソクリコネマ属 (Mesocriconema) の種;茎及び球根の線虫、ジチレンクス・デストラクター (Ditylenchus destructor)、ジチレンクス・ジプサキ (Ditylenchus dipsaci) 及び他のジチレンクス属の種;オール線虫、ドリコドルス属 (Dolichodorus) の種;スパイラル線虫、ヘリオコチレンクス・マルチシンクツス (Heliocotylenchus multicinctus) 及び他のヘリオコチレンクス属の種;葉鞘及び類葉鞘の線虫、ヘミシクリオフォラ属 (Hemicycliophora) の種及びヘミクリコネモイデス属 (Hemicriconemoides) の種;ヒルシュマンニエラ属 (Hirshmanniella) の種;槍形線虫、ホプロアイムス属 (Hoploaimus) の種;偽根コブ線虫、ナコブス属 (Nacobbus ) の種;針形線虫、ロンギドルス・エロンガツス (Longidorus elongatus) 及び他のロンギドルス属の種;病変線虫、プラチレンクス・ネグレクツス (Pratylenchus neglectus)、プラチレンクス・ペネトランス (Pratylenchus penetrans)、プラチレンクス・クルビタツス (Pratylenchus curvitatus)、プラチレンクス・グーデイイ (Pratylenchus goodeyi) 及び他のプラチレンクス属の種;穿孔線虫、ラドフォルス・シミリス (Radopholus similis) 及び他のラドフォルス属の種;腎臓形線虫、ロチレンクス・ロブスツス (Rotylenchus robustus) 及び他のロチレンクス属の種;スクテロネマ属 (Scutellonema) の種;短く太い根の線虫、トリコドルス・プリミチブス (Trichodorus primitivus) 及び他のトリコドルス属の種、パラトリコドルス (Paratrichodorus) 属の種;スタント線虫、チレンコリンクス・クライトニ (Tylenchorhynchus claytoni)、チレンコリンクス・ドゥビウス (Tylenchorhynchus dubius) 及び他のチレンコリンクス属の種;柑橘類の線虫、チレンクルス属 (Tylenchulus) の種;ダガー形線虫、クシフィネマ属 (Xiphinema) の種;並びに他の植物寄生線虫の種。
【0075】
望ましくない植生の抑制は、雑草の破壊を意味すると考えられる。雑草は、最も広い意味で、それらが望まれない場所で成長する全ての植物を意味すると考えられる。
【0076】
上記のように、有害な菌及び/又は昆虫を駆除する方法の一つの実施形態において、本発明に係る製剤は植物の種子を処理するためにも使用することができる。
【0077】
本発明はまた、本発明に係る製剤で被覆された種子を含む。
【0078】
種子という用語は、全ての種類の種子及び植物珠芽、例えば真の種子、種子片、吸枝、球茎、球根、果実、穀粒、挿し木、切断したシュートなどを包含するが、これらに限定されず、そして好ましい実施形態においては真の種子を意味する。
【0079】
好適な種子は、穀草類、根菜作物、油料作物、野菜、スパイス、観賞植物の種子、例えばデュラム及び他のコムギ、オオムギ、オートムギ、ライムギ、トウモロコシ(家畜用トウモロコシ及びシュガートウモロコシ/スイート及び飼料用コーン)、ダイズ、油料作物、アブラナ科植物、ワタ、ヒマワリ、バナナ、イネ、ナタネ、カブラナ、サトウダイコン、飼料ビート、ナス、ジャガイモ、牧草、シバ地 (lawn)、シバフ (turf)、飼料牧草、トマト、西洋ニラネギ、カボチャ/スカッシュ、キャベツ、アイスバーグレタス、トウガラシ(ピーマン)、キュウリ、メロン、アブラナ属の種、メロン、マメ類、エンドウマメ類、ショウガ、タマネギ、ニンジン、塊茎植物、例えばジャガイモ、サトウダイコン、タバコ、ブドウ、ペチュニア、ゼラニウム/ペラルゴニウム、パンジー及びインパチェンスの種子である。
【0080】
加えて、本発明に係る製剤はまた、遺伝子工学的方法を包含する品種改良により除草剤又は殺菌剤又は殺虫剤の作用に耐性を有する植物に由来する種子、例えばスルホニル尿素 (EP-A-0257993、U.S. Pat. No. 5,013,659)、イミダゾリノン類(例えば US 6222100、WO0182685、WO0026390、WO9741218、WO9802526、WO9802527、WO 04/106529、WO 05/20673、WO 03/14357、WO 03/13225、WO 03/14356、WO 04/16073 参照)、グルフォシネート型(例えば EP-A-0242236、EP-A-242246 参照)又はグリフォゼート型(例えば WO 92/00377 参照)からなる群からの除草剤に対して耐性がある遺伝子組み換え作物の種子、又はシクロヘキサジエンオン/アリールオキシフェノキシプロピオン酸除草剤(US 5,162,602、US 5,290,696、US 5,498,544、US 5,428,001、US 6,069,298、US 6,268,550、US 6,146,867、US 6,222,099、US 6,414,222)の群から選択される除草剤に対して耐性がある植物の種子、又は植物を一定の害虫に対して耐性にするバチルス・チューリンゲンシス毒素(Bt毒素)(EP-A-0142924、EP-A-0193259)を産生する能力がある遺伝子組み換え作物植物、例えばワタの種子を処理するために使用することができる。
【0081】
本発明に係る製剤の種子処理施用は、当業者に公知の方法で、植物の播種前及び植物の発生前に種子に散布又は散粉することにより行われる。
【0082】
種子の処理において、相当する製剤は、種子を有効量の本発明に係る製剤で処理することにより施用される。ここで、農薬の施用量は一般に種子100kg当たり0.1g〜10kg、好ましくは種子100kg当たり1g〜5kg、特に種子100kg当たり1g〜2.5kgである。特定の作物、例えばレタス又はタマネギのためには、施用量はより多くてよい。
【0083】
本発明は公知の農芸化学製剤に対して幾つかの利点を与える:一つの農薬を又は二つ以上もの農薬を安定な懸濁液として保持すことができる。更に、油を製剤に加えることができる。その上に、乳化性濃縮物と比べて有機溶剤の濃度を減少することにより、又は有機溶剤に溶解される農薬の量を減少することにより、製剤の毒性が低下される。もう一つの利点は、油が農薬を本質的に含まないので、エマルジョン相中の農薬が低温で又は貯蔵中に結晶化する危険性がないことである。
【0084】
本発明を以下の実施例により更に説明するが、それらに限定されない。
【実施例】
【0085】
実施例1− アルファ−シペルメスリン及びフィプロニルを含む製剤の製造
A)プレミックスの製造
280gの水、0.75gのクエン酸、2gの Acticide MBS(1,2−ベンゾイソチアゾール−3(2H)−オン+2−メチル−2H−イソチアゾール−3−オン)、83.3gの Pluronic PE 10500(非イオン性界面活性剤、BASF からのエチレンプロピレンオキシドブロック共重合体、水中18重量%)及び100gの Soprophor FLK (Rhodia からのイオン性トリスチリルフェニルエトキシレート)の溶液を、容器中で(溶解するまで)攪拌することにより製造した。その後に、180gのフィプロニル、次いで120gのアルファ−シペルメスリンを攪拌条件下に加えた。次いで2.5gの Rhodorsil 416(ジアルキルポリシロキサン消泡剤、Rhodia から)及び0.5gの Rhodorsil 432 (ジアルキルポリシロキサン消泡剤、Rhodia から)を、生成する混合物が均質になるまで加えた。
【0086】
次いで生成した懸濁液を水平ビーズミル(ガラス又はジルコニウムビーズ)に粒径規格(80%<2ミクロン)が得られるまで通過させる。粉砕した後、0.75gのキサンタンゴム(増粘剤)を攪拌条件下に加え、溶解するまで攪拌した。
【0087】
B)油相の製造
別の容器中で、300gのトウモロコシ油及び20gの式(Ib)のアルコールアルコキシレート(AKZO からの GT2624)を、攪拌しながら透明液体が得られるまで混合した。
【0088】
C)最終生成物の製造
320gの油相を770.75gの粉砕プレミックスに加え(量は特定成分の純度に依存する)、コロイドミルにより均質になるまで粉砕した。
【0089】
比較例
実施例1の手順を繰り返したが、段階B)における式(Ib)のアルコールアルコキシレートを脂肪酸ポリエチレングリコールエステルの市販の混合物(Geronol(登録商標) VO 2001、Rodhia からの非イオン性乳化剤)で、又は9−オクタデセン酸のポリエチレングリコール300エステル(Alkamuls(登録商標) A、Rodhia からの非イオン性乳化剤)で置き換えた。両方の場合に、製剤は安定でなく、分離した。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a) 少なくとも一つの農薬;及び
(b) 式Iの少なくとも一つの非イオン性界面活性剤
−O−(AO)−(H) (I)
〔式中、
は4〜20の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基であり;
AOはエチレンオキシ、プロピレンオキシ又はエチレンオキシ及びプロピレンオキシの混合物であり;そして
xは2〜30の値に相当する〕;及び
(c) 少なくとも一つのイオン性トリスチリルフェニルアルコキシレート;及び
(d) 少なくとも一つの油;及び
(e) 水
を含む製剤であって、
農薬が水相中に懸濁液の形態で存在しており、そして油が農薬を本質的に含まない製剤。
【請求項2】
少なくとも一つの溶剤(f)を追加して含む、請求項1に記載の製剤。
【請求項3】
非イオン性界面活性剤(b) が式(Ib)
−O−(A)−(B)−(H) (Ib)
〔式中
は4〜20の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基であり;
Aはエチレンオキシであり;
Bはプロピレンオキシであり;
そしてn、mは1〜10の値に相当し、但しn、mの合計は少なくとも2である〕
を含む、請求項1〜2の何れかに記載の製剤。
【請求項4】
非イオン性界面活性剤(b)の式Ibにおいて、Rが2−エチルヘキシルである、請求項3に記載の製剤。
【請求項5】
成分(c)がイオン性のリン酸化又は硫酸化されたイオン性トリスチリルフェノールエトキシレートである、請求項1〜4の何れかに記載の製剤。
【請求項6】
エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロック共重合体からなる群から選択されるもう一つの非イオン性界面活性剤(f) を追加して含む、請求項1〜6の何れかに記載の製剤。
【請求項7】
油が農薬を含まない、請求項1〜6の何れかに記載の製剤。
【請求項8】
有害昆虫及び/又は植物病原菌を駆除する方法であって、該有害昆虫及び/又は植物病原菌、それらの生息地、繁殖地、食糧供給物、有害昆虫及び/又は植物病原菌が生育しているか又は生育できる植物、種子、土壌、地区、材料又は環境を、又は該有害昆虫及び/又は植物病原菌による攻撃又は侵入から保護すべき材料、植物、種子、土壌、表面又は空間を、有効量の請求項1〜7の何れかに記載の農芸化学製剤と接触させることを含む方法。
【請求項9】
望ましくない植生を抑制する方法であって、除草有効量の請求項1〜7の何れかに記載の農芸化学製剤を、植物、それらの生息地又は該植物の種子に作用させる方法。
【請求項10】
請求項1〜7の何れかに記載の製剤で処理された種子。

【公表番号】特表2010−510279(P2010−510279A)
【公表日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−537598(P2009−537598)
【出願日】平成19年11月9日(2007.11.9)
【国際出願番号】PCT/EP2007/062110
【国際公開番号】WO2008/061899
【国際公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【出願人】(508020155)ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア (2,842)
【氏名又は名称原語表記】BASF SE
【住所又は居所原語表記】D−67056 Ludwigshafen, Germany
【Fターム(参考)】