説明

液体滴下容器

【課題】容器内部に収容された液体を、清潔な状態を保ちながら、滴下することができる容器、滴下する方法、及びかかる容器を用いたストーマパウチ面板の剥離方法を提供すること。
【解決手段】周囲をシールした収納部10と、収納部に連通し収納部内の液体を容器外部に滴下するためノズル部11から構成される閉塞された内部空間を有する容器1であって、ノズル部11の先端方向にあるシールされたノズル先端部13を剥離することにより滴下口を形成して液体を滴下する液体収納容器。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体滴下容器に関するものである。さらに本発明は、かかる容器を用いた液体の滴下方法、及びかかる容器を用いたストーマ用パウチ面板の剥離方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、人工肛門や人工膀胱を必要とする人は、消化器管又は尿路の一部を身体から突出させたストーマを形成し、ドーナツ状の面板(フランジ)とビニール袋等から構成されるストーマパウチを装着している。ストーマパウチは、ストーマを囲むドーナツ状の面板を皮膚に接着して装着されており、毎日または数日に一回以上交換する必要がある。交換時に皮膚から面板を剥がすときは、皮膚損傷や皮膚刺激を防ぐため、皮膚と面板の間に剥離剤をしみこませ、接着力を弱めて剥がすことが行われている。
【0003】
この時、剥離剤が汚染されていると、ストーマが汚染され、炎症や感染症を起こす恐れがあるので、清潔な状態を保った剥離剤を使用する必要がある。
【0004】
剥離剤としては、多回投与用ボトルに入ったリキッドタイプ、単回投与用に個包装されたナプキンタイプやリキッドタイプの製品がある。ストーマ交換作業を使用者本人が行う場合、剥離剤は片手で適用するのが通常である。このとき、多回投与用ボトルに入ったリキッドタイプでは、繰り返しの使用によりボトルの先端部分が不衛生になり、感染リスクが増大することがある。単回投与用のナプキンタイプの製品を用いる場合は、ナプキンを手に持って使用するため、やはり衛生上の問題があり、さらに手に剥離剤が付着してべたつくためその後の作業に支障がでることがある。また単回投与用のリキッドタイプを用いる場合、個包装を開封した途端に剥離剤が飛び出して衣服等を汚染する、あるいは剥離したい部分に剥離剤を適用することができないことがある。
【0005】
例えば特許文献1には、眼科用液剤が吸収されたパッドを内包したパッケージからなる眼科用液剤分配システムが記載されている。このシステムでは、パッケージの一部を除去して開口部を形成し、パッケージに内包された液剤を吸収したパッドの一部を該開口部から突出させて、その突出したパッドの先端部から眼科用液剤を滴下する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特表2002−516714号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献1に記載の剥離剤システムでは、液剤を吸収したパッドの一部を開口部から突出させるため、その際突出したパッドがパッケージ外部に触れて汚染されるという問題がある。
【0008】
本発明は、容器内部に収容された液体を、当該容器の外部の汚染された部分に触れることなく、清潔な状態を保ちながら滴下することができる容器、清潔な状態を保ちながら液体を滴下する方法、及びかかる容器を用いたストーマパウチ面板の剥離方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
すなわち本発明は、表裏一体の可撓性材料の周囲をシールした収納部と、収納部と連通し収納部内の液体を容器外部に滴下するための液体流路であるノズル部から構成される、シールにより閉塞された内部空間を形成した液体収納容器において、ノズル部の先端方向にシールされたノズル先端部、前記ノズル先端部に続いて、表面と裏面の可撓性材料がシールされていない表面タブ部と裏面タブ部とから構成されるタブ部、前記ノズル先端部からタブ部と反対方向に肩部、及び肩部に続いて本体部を有し、ノズル先端部と肩部の境目に形成される前記ノズル先端部の基底部から、底辺と並行になるように左右に伸ばした線と、収納部を取り囲むシール部の上部の稜線との角度が5度〜60度である液体収納容器を提供するものである。
【0010】
また本発明は、本発明の液体収納容器の表面タブ部と裏面タブ部を互いに反対方向に引っ張ることによりノズル先端部のシールを剥離して、滴下口を形成する工程(工程1)、及び工程1に続いてタブ部を液体収納容器の側で押えて前記滴下口を下に向け、続いて容器を押圧して液体収容容器内の液体を滴下する工程(工程2)を含む液体の滴下方法を提供するものである。
【0011】
さらに本発明は、人工肛門または人工膀胱のストーマ用パウチの面板を皮膚から剥離する剥離剤を収納した液体収納容器の表面タブ部と裏面タブ部を互いに反対方向に引っ張ることによりノズル先端部のシールを剥離して、滴下口を形成する工程(工程3)、及び工程3に続いてタブ部を液体収納容器の側で押えて前記滴下口を下に向け、続いて容器を押圧して剥離剤をストーマパウチの面板と皮膚との境目に滴下する工程(工程4)を含む、人工肛門または人工膀胱のストーマ用パウチの面板の剥離方法を提供するものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明により、容器内部の液体を清潔なまま、必要な部位に滴下することができる容器及び液体の滴下方法を提供することができる。また本発明により、ストーマパウチ交換の際、簡単かつ短時間に所望の部位に剥離剤を適用し、衛生的に面板を剥離することができる剥離方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の容器の一例を示す図である。
【図2】本発明の容器の一例を示す図である。
【図3】本発明の容器の一例を示す写真である。
【図4】本発明の容器の一例を示す写真である。
【図5】図1に示す容器の、A−A断面図である。
【図6】図1に示す容器を開封した時の図である。
【図7】図6のA−A断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の液体収納容器の構成を、図面に基づき説明する。
図1は、本発明の液体収納容器の一例を示す図である。
液体収納容器1は、表裏一体の可撓性材料の周囲が、シール部12で囲まれており、シール部12により、閉塞された空間である収納部10とこれに連通するノズル部11が形成される。ノズル部11は、収納部内の液体を、容器外部に滴下するための液体流路となる。
【0015】
ノズル部の先端方向のシール部は、ノズル部の先端とともにノズル先端部13を形成する。ノズル先端部13に続いて、表面と裏面の可撓性材料がシールされていないタブ部14が形成されている。タブ部14は、表面タブ部、裏面タブ部とから構成され、表面タブ部と裏面タブ部を互いに反対方向に引っ張って、ノズル先端部13のシール部を、所望の位置まで剥離することにより滴下口が形成される。この時、ノズル先端部の基底部15まで、またはノズル先端部の基底部15の少し手前(約1mm程度)の位置まで剥離して滴下口を形成すると、容器内の液体は清潔に保たれたまま滴下口から滴下する。このような、液体を清潔に保ったまま滴下できる「位置」を使用者にわかりやすくするために、ノズル先端部の容器表面に目印をつけてもよい。タブ部14は、外気や人の手に触れ汚染される可能性があるが、タブ部14に続くノズル先端部13は、シールされているので汚染されず、滴下口が形成されるまで清潔に保たれる。
【0016】
液体滴下容器1を外部から見た場合、ノズル先端部13からタブ部と反対方向に続く肩部P、さらに本体部Qを有する。
【0017】
液体滴下容器1の収納部10に収納された液体を、外部に滴下する場合は、表面タブ部と裏面タブ部を、引っ張ってノズル先端部13のシールを剥離したのち、それぞれ本体部Qの表面と裏面方向にめくり上げて指で押さえ、滴下口から液体を滴下することができる。液体滴下容器1に、液体を含浸したフォーム材17を収納することもでき、この場合は、本体部Qの外側からフォーム材を指で押圧して、含浸された液体を滴下する。
【0018】
ノズル先端部の基底部15から、液体滴下容器1の底辺と並行になるように伸ばした線L1と、収納部10を取り囲むシール部の上部の稜線、すなわち肩部Pにある、シール部を取り囲む容器1の外周L2とは、角度θをなす。角度θは、約5度〜約60度である。角度θがかかる範囲にある場合、容器から液体を滴下する際に、収納部10内の液体は、容器の外側に触れることなく清潔な状態を保ったまま、ノズル部11を通って、滴下口から容器外部に滴下することができる。
【0019】
液体滴下容器1は、可撓性材料から構成される。可撓性材料は公知のものを使用することができ特に限定されない。例えば、ガスバリア性及びヒートシール性を有する素材を用いることができる。さらに、内部に収納された液体の品質保護の観点から遮光性を有することが好ましい。このような素材としては、例えば、アルミニウムのような金属の蒸着層や金属箔からなる層と樹脂フィルムを積層した多層ラミネートフィルムが挙げられる。樹脂フィルムとしては例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、またはナイロン等を使用することができる。
【0020】
収納部10に、液体を含浸したフォーム材17を収納する場合、フォーム材としては、柔軟性のある公知の多孔質材料を用いることができる。例えば、ポリウレタンフォーム、脱脂綿、海綿、または不織布等を挙げることができる。
【0021】
フォーム材は、その最大液体保持量の約50%〜約100%の液体を含浸することが好ましい。すなわち、フォーム材が容器に収納されている状態で、全ての液体がフォーム材に含浸されている状態である。この場合、滴下口を形成して容器を開口し、滴下口を下向きにした状態では、容器内部の液体は滴下しないが、容器を押圧すると、初めて液体が滴下する。フォーム材が含浸している液体が、フォーム材の最大液体保持量の50%未満では、液体は、押圧しても十分に滴下せず、100%を超えるとノズル開封後ノズルを下向きにしただけで押圧しなくても滴下してしまう。
【0022】
液体滴下容器1には、いろいろな種類の液体を収納することができとくに限定されない。特に、清潔な状態に保ったまま滴下して使用する必要がある液体を収納するのが好適である。このような液体としては、例えば、点眼剤、消毒剤、殺菌剤、液状剥離剤を挙げることができる。
液状剥離剤としては、公知の揮発性の液状剥離剤を用いることができる。具体的には例えば、メチルシロキサン溶剤、非イオン性界面活性剤、及び油剤を含む液状剥離剤組成物をあげることができる。
【0023】
メチルシロキサン溶剤は、沸点95℃以上170℃以下の揮発性メチルシロキサン溶剤であることが好ましく、例えば、ヘキサメチルジシロキサン(HMDS)、オクタメチルトリシロキサン(OMTS)、ヘキサメチルシクロトリシロキサン(HMCTS)及びそれらの混合物から選択することができる。中でも、ヘキサメチルジシロキサン(HMDS)がとくに好ましい。これらのメチルシロキサン溶剤は、例えば日本の信越化学工業社、ダウコーニング社やその他のシリコーン製造会社から市販されている。メチルシロキサン溶剤は液状剥離剤組成物の重量を基準として約85〜約99.8重量%の量とすることができる。
【0024】
非イオン性界面活性剤としては、ソルビタンエステル型界面活性剤(ICI社のSpanシリーズ)、ポリオキシエチレンソルビタンエステル型界面活性剤(ICI社のTweenシリーズ)、ポリエトキシレート化アルキルフェノール類(TritonX35、X102等)、ポリエチレングリコール脂肪酸モノエステル類(ポリエチレングリコール400モノラウエート、ポリエチレングリコール400モノオレート等)を使用することできる。界面活性剤の適切な添加範囲は、液状剥離剤組成物の重量を基準として約0.1〜約10重量%である。
【0025】
油剤は、例えば沸点170℃以上の難揮発性の油相溶性でかつ粘着剤溶解性の油剤を使用することができる。このような油剤としては、テルペン類、脂肪族化合物、脂肪酸エステル、あるいはある種の脂肪酸を挙げることができる。これらのうち、粘着剤を軟化、溶解させる効果が高いものとしてテルペン類、脂肪族化合物がある。
【0026】
メチルシロキサン溶剤、非イオン性界面活性剤、及び油剤を含む、剥離剤の具体例として、例えばスリーエムへルスケア株式会社のTP1皮膚用リムーバーを挙げることができる。
【0027】
上述の液状剥離剤は、例えば、アクリル系粘着剤、合成ゴムをベースとする粘着剤、シリコーン粘着剤、その他の粘着剤のような多くの種類の粘着剤を剥離することができる。
【0028】
人工肛門または人工膀胱のストーマ用パウチの面板は、粘着剤で皮膚に貼着されているため、本発明の液体滴下容器に収納した上記液状剥離剤を、面板と皮膚の境目に滴下することにより、皮膚から剥離することができる。この場合、上述の手順で滴下口を形成したのち、タブ部を液体滴下容器の表面で押えて前記滴下口を下に向け、続いて容器を押圧して剥離剤をストーマパウチの面板と皮膚との境目に滴下することにより、容器内部の剥離剤が清潔な状態を維持したまま、ストーマパウチの面板と皮膚との境目に滴下する。
【0029】
液体滴下容器1は、公知の方法により製造することができる。例えば、ラミネートフィルムを半分に折って重ね、必要に応じて間にフォーム材を配置する。続いて、上部の一辺を開放したまま、二辺をヒートシールにより圧着して、一辺が開放する袋状の容器とする。次に、開放する一辺から液体を容器内に注入して、ヒートシールまたは超音波シール等により容器を密封する。続いてダイカットを行い、所望の形状の容器とする。さらに、完成した容器の外側から、ガンマ線を照射するなどして、容器を滅菌してもよい。
【0030】
図2は、本発明の液体収納容器の一例を示す図である。図1に示す液体滴下容器とほぼ同様であるが、タブ部24の幅が、ノズル先端部23の幅より大きい。タブ部24の幅が大きくなっているため、表面タブ部と裏面タブ部を指でつかみやすく、引っ張りやすい。
【0031】
図3は、図1と同様の液体滴下容器を示す写真である。液体滴下容器3は、透明な素材で構成されており、収納部に液体を含浸したフォーム材を収納している。透明な素材としては、図1の説明において記載した樹脂フィルムを用いることができる。
【0032】
図4は、本発明の液体収納容器の一例を示す写真である。液体滴下容器4は、図3に示す液体滴下容器3と同様に透明な素材で構成されており、収納部に液体を含浸したフォーム材を収納している。ノズル先端部からタブ部に渡って、金魚の尾ひれのような形状をしており、表面タブ部と裏面タブ部を指でつかみやすく、引っ張りやすい。
【0033】
図5は、図1に示す液体滴下容器のA−A断面図を示す。図の上部には、表面タブ部54aと裏面タブ部54bがシールされない状態で形成されており、続いてシールされたノズル先端部53へと続いている。ノズル部51と収納部50とは連通しており、シールされたノズル先端部53とシール部52とで閉塞された空間を形成している。液体を含浸したフォーム材57が、収納部50内に収納されている。
【0034】
図6は、図1に示す液体滴下容器を開封した時の状態を示す。図1に示す液体滴下容器1のタブ部を引っ張ってノズル先端部のシールを途中まで剥がして、滴下口66を形成した状態である。タブ部とこれに続く剥離したノズル先端部は図示していない。収納部60はノズル部61を介して、滴下口66において外部と連通するので、液体滴下容器を滴下口66が下に向くようにすると、滴下口66から、容器の外側面に触れずに液体を滴下することができる。
【0035】
図7は、図6のA−A断面図を示す図である。表面タブ部54aと裏面タブ部54b、タブ部を引っ張って剥離したノズル先端部に続いて、滴下口76が形成されている。収納部70内のフォーム材77に含浸している液体は、ノズル部を経由して滴下口76から容器外部に滴下される。その際、表面タブ部54aと裏面タブ部54bを、それぞれ液体収納容器の表面と裏面に沿うように指で押さえると、液体は、滴下口76から、汚染されているタブ部に触れることなく、直接所望の部位へ滴下することができる。
【符号の説明】
【0036】
1、2、3、4、5、6、7:液体滴下容器
10、20、50、60、70:収納部
11、21、51、61:ノズル部
12、22、52、62、72:シール部
13、23、53:ノズル先端部
14、24:タブ部
54a:表面タブ部
54b:裏面タブ部
15:ノズル先端部の基底部
66、76:滴下口
17、57、67、77:フォーム材
P:肩部、Q:本体部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表裏一体の可撓性材料の周囲をシールした収納部と、
収納部と連通し収納部内の液体を容器外部に滴下するための液体流路であるノズル部から構成される、シールにより閉塞された内部空間を形成した液体収納容器において、
ノズル部の先端方向にシールされたノズル先端部、
前記ノズル先端部に続いて、表面と裏面の可撓性材料がシールされていない表面タブ部と裏面タブ部とから構成されるタブ部、
前記ノズル先端部からタブ部と反対方向に肩部、及び
肩部に続いて本体部を有し、
ノズル先端部と肩部の境目に形成される前記ノズル先端部の基底部から、底辺と並行になるように左右に伸ばした線と、収納部を取り囲むシール部の上部の稜線との角度が5度〜60度である液体収納容器。
【請求項2】
前記ノズル先端部は、容易剥離性シールにより形成されており、前記表面タブ部と前記裏面タブ部を互いに反対方向に引っ張ることによりノズル先端部のシールを所望の位置まで剥離して滴下口を形成する請求項1に記載の液体収納容器。
【請求項3】
前記収納部内に、液体を含浸したフォーム材が収納されている請求項1または2に記載の液体収納容器。
【請求項4】
前記液体が、揮発性の液状剥離剤組成物である請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体収納容器。
【請求項5】
前記フォーム剤が、その液体保持量の50%〜100%の前記液状剥離剤組成物を含浸している請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体収納容器。
【請求項6】
前記液体が、人工肛門または人工膀胱のストーマ用パウチの面板を皮膚から剥離する剥離剤である請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体収納容器。
【請求項7】
下記の工程を含む液体の滴下方法。
工程1:請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体収納容器の表面タブ部と裏面タブ部を互いに反対方向に引っ張ることによりノズル先端部のシールを剥離して、滴下口を形成する工程
工程2:工程1の後、タブ部を液体収納容器の側で押えて前記滴下口を下に向け、続いて容器を押圧して液体収容容器内の液体を滴下する工程
【請求項8】
下記の工程を含む人工肛門または人工膀胱のストーマ用パウチの面板の剥離方法。
工程3:請求項6に記載の液体収納容器の表面タブ部と裏面タブ部を互いに反対方向に引っ張ることによりノズル先端部のシールを剥離して、滴下口を形成する工程
工程4:工程3の後、タブ部を液体収納容器の側で押えて前記滴下口を下に向け、続いて容器を押圧して剥離剤をストーマパウチの面板と皮膚との境目に滴下する工程

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−223493(P2012−223493A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−96064(P2011−96064)
【出願日】平成23年4月22日(2011.4.22)
【出願人】(505005049)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (2,080)
【Fターム(参考)】