説明

液晶表示パネル

【課題】 発光部品と、反射部材と共に配置する背面部材、側面部材とにより構成する外形部品と、外形部品の前面側に、光学シートと、映像を表示する液晶セルと、を主要構成部品として順次組み合わせて成る液晶表示パネルであって、発光部品の光が外に漏れない構造とした液晶表示パネルの提供。
【解決手段】 液晶セル12を駆動して映像を表示するための駆動回路基板34はフレキシブルプリント配線板35を介して液晶セル12と接続し、背面部材5には駆動回路基板34を載置して固定するための載置部40a,40a・・40b,40bを絞り加工により一体に成形し、背面部材5の背板側端には保護片41,41を設け、側面部材の外壁両端部には内壁より突出した延出部60,60を設けている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は液晶表示装置の映像表示部分を担う液晶表示パネルに関し、より詳しくは、液晶表示パネルの光漏れ防止を図った構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置は、背面側筐体と前面側筐体とで構成する表示部分の内部に各種基板、スピーカ、及び液晶表示パネル等を組み込んで構成している。又、液晶表示パネルは、発光部品の上下、左右、及び背面を覆う外形部品と、前記発光部品の正面側に、発光部品が照射する光を拡散/集光する光学シートと、映像を表示する液晶セルとを順次取り付けた構造としている。尚、前記発光部品としては、略直線形状の発光部品や、或いは複数のLEDを配置して構成したもの等が使用され、前記発光部品の端部近傍を外形部品にて保持する構造としている。
【0003】
光学シートと液晶セルは、夫々縁部近傍を保持する保持部材を用いて外形部品に対して取り付けを行い、発光部品と液晶表示装置の筐体内部に組み込む回路基板と線材を介して接続することによって電源の供給手段としている。又、液晶セルは別途駆動回路基板とフレキシブルプリント配線板を介して接続しており、前記駆動回路基板は液晶表示パネルに固定され、別途液晶表示装置に組み込む制御回路基板と接続する構成としている。 尚、電源を供給する回路と制御回路とが同一の基板によって構成された液晶表示装置もある。
【0004】
前述の保持部材の構造に関して詳述すれば、特開2006−317865号に係る「表示装置の製造方法及び面状部材」がある。この構造によれば、液晶セルを保持する前面側保持部材(保持部材)は四角形の枠体で構成されて液晶セルの損傷を防止することが出来るが、四角形の枠体で構成している前面側保持部材は、平板を打抜き・成形加工される為に中央部の材料が無駄に成り、ひいてはコスト高の原因と成る。
【0005】
又、特開2006−350218号に係る「液晶モジュール」は、矩形枠形のベゼル(保持部材)を2つの部材に分割して製作時の材料ロスを抑えると共に、2つの部材を枠フレームにビス止めする作業を行うことによってそれら2つの部材が矩形枠形に形成されてベゼルが構成されている。
そこで、液晶パネル(液晶セル)と、矩形枠形のベゼル(液晶セル用保持部材)と、枠フレームと、バックライト用の線状光源(発光部品)と、反射部材と、背面板とを備える。ベゼルをL字形の2つの部材に分割し、それぞれの部材の各分割端に、互いに重ね合わされてビス止め片を形成する突片が備わっている。ビス止め片を枠フレームに止めビスでビス止めすることによって2つの部材が矩形に枠組みされて枠形矩形のベゼルを形成している。
すなわち、枠状ベゼルを2分割したL型形態であるが、成形する金型は複雑で大型化し、しかもサイズが大きくなると輸送時や組付け時に曲がって変形することが多い。
【0006】
又、特開2006−285161号に係る「バックライトモジュールに使用されるフレーム構造」によれば、構成している中間保持部材(光学シート用保持部材)は四角形の枠体と成っていて、背面部材に載置された光学シートの縁を保持し、液晶セルは該中間保持部材の上に周囲縁を載せて前面側保持部材(液晶セル用保持部材)によって押えられる。従って、前述の構造と同様にコストは高騰すると共に成形金型は大きくなる。
【特許文献1】特開2006−317865号に係る「表示装置の製造方法及び面状部材」
【特許文献2】特開2006−350218号に係る「液晶モジュール」
【特許文献3】特開2006−285161号に係る「バックライトモジュールに使用されるフレーム構造」
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このように従来の液晶表示パネルを構成する構造は製作コスト、組立ての利便性を考慮して色々あるが、基本構造は液晶セルの背後には発光部品が配置され、発光部品から発する光は液晶セルに照射され、しかも、この光が外に漏れない構造とされている。本発明が解決しようとする課題は、製作が簡単で低コストとなる液晶表示パネルであると共に、発光部品の光が外に漏れない構造とした液晶表示パネルを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る液晶表示パネルは、発光部品の後方に背面部材を配置し、又、該発光部品の両側に側面部材を配置して、前記背面部材と側面部材とにより外形部品を構成し、前記外形部品の内面側に発光部品を配設すると共に、前記発光部品の前面側には、少なくとも光学シートと、映像を表示する液晶セルと、を組付ける構造としている。背面部材は側面部材を取り付ける辺と異なる二辺の縁部を延出した断面視略台形形状とし、前記側面部材は前記背面部材の断面形状に合わせた形状としている。
【0009】
ところで、本発明に係る液晶表示パネルは内部の光学部品から発する光が外に漏れない構造としており、次の点に特徴を備えている。
(1)液晶セルを駆動して映像を表示する駆動回路基板の取付け構造。
背面部材の一部を絞り加工して盛上げた載置部を一体化して成形し、この載置部に駆動回路基板が載置される。そして、駆動回路基板を位置決めする為の凸部を載置部の載置面に設け、該凸部が駆動回路基板に形成した穴に嵌ると共に駆動回路基板はネジ止めされる。
(2)側面部材の外壁の両端部には遮光リブ(延出部)を延出しており、この延出部には背面部材の側板縁が当接する。
(3)側面部材のコーナー部内縁(載置部内辺)は背面部材の下縁内辺より外側と成っている。
(4)発光部品の両端には弾性緩衝部材を取着し、側面部材の内壁と外壁との間には弾性緩衝部材が嵌る取着部を有し、そして外壁には弾性緩衝部材が突出出来る凹溝と成っていて、弾性緩衝部材は取着部に移動可能な状態で嵌る。
又は、内壁と外壁との間に弾性緩衝部材より大きな幅を有す取着部を形成し、該取着部に弾性緩衝部材を遊嵌して移動可能に取付けることもある。
(5) 背面部材の背板左右両端には該背板に対して垂直に屈曲した保護片を有し、この保護片は上記発光部品の両端を保持する弾性緩衝部材が嵌る凹溝を閉塞している。
(6) そして上記弾性緩衝部材には突片を突出し、該突片は側面部材の仕切りリブに設けた溝に遊嵌している。又、弾性緩衝部材は側面部材が背面部材に組み付けられることで一部が潰される。
(7) 側面部材には位置決め突起を突出し、該位置決め突起は背面部材に設けた位置決め穴に嵌る。ここで、U字形発光部品は仕切りリブにて囲まれ、上記位置決め突起は隣り合うU字形発光部品の仕切りリブの間に設けられている。
【発明の効果】
【0010】
液晶表示パネルは数多くの部品で組立てられた構造であり、各部品間に生じる隙間から光が外に漏れないように工夫されている。
(1)本発明では、背面部材の一部を絞り加工して盛上げた載置部を一体化して成形し、この載置部に駆動回路基板が載置され、そして駆動回路基板を位置決めする為の凸部を載置部の載置面に設け、該凸部は駆動回路基板に形成した穴に嵌ると共に駆動回路基板はネジ止めされる。このように、載置部は絞り加工されることで、この載置部から発光部品の光が漏れることはなく、又載置部は一定高さを有すことで、載置される駆動回路基板は背面部材との間に絶縁シートを貼る必要はない。
(2)側面部材の外壁の両端部には延出部を設けており、この延出部が背面部材の側板縁が当接することで、側板縁と外壁との間から光が漏れることはなくなる。
(3)側面部材の載置部内辺は背面部材の下縁内辺より外側(下側)と成っていることで、画面コーナーでの輝度ムラが解消される。すなわち、背面部材は鉄板である為に光が当って反射することはないが、側面部材は白色の樹脂を成形したものである為に光が当ると反射して視認し易く、画面の縁近傍に反射面があることでムラに見えてしまう。
しかし、本発明では側面部材の載置部内辺を背面部材の下縁内辺より外側へ後退させているため、光の反射によるムラが画面コーナーに現れるのを抑えることが出来る。
(4)発光部品の両端には弾性緩衝部材を取着し、側面部材の内壁と外壁との間には上記弾性緩衝部材が嵌る取着部を有し、そして外壁には弾性緩衝部材が突出出来る凹溝と成っていて、弾性緩衝部材は取着部に移動可能な状態で嵌る。従って、発光部品に接続されるワイヤーのハンダ付け位置がバラ付いた場合、又発光部品及び弾性緩衝部材の寸法にバラ付きがある場合でも、外壁を貫通した凹溝とすることで長手方向の自由度が確保され、細長い発光部品が湾曲することはない。
一方、内壁と外壁との間に弾性緩衝部材より大きな幅を有す取着部を形成し、該取着部に弾性緩衝部材を遊嵌して取付ける場合も同じく、発光部品の湾曲が防止される。
(5)背面部材の左右両端には背板に対して垂直に屈曲した保護片を有し、この保護片は上記発光部品の両端を保持する弾性緩衝部材が嵌る凹溝を閉塞している。従って、保護片は発光部品とワイヤーとのハンダ付け部からのノイズを遮断し、又弾性緩衝部材と凹溝との隙間から外へ漏れる光を遮光することが出来る。
(6)そして上記弾性緩衝部材には突片を突出し、該突片は側面部材に設けた溝に遊嵌している。又、弾性緩衝部材は側面部材が背面部材に組み付けられることで一部が潰される。従って、細長い発光部品は湾曲することなく、しかもスピーカ音と共振して振動することもなく、安定して取付けられる。
(7)側面部材には位置決め突起を突出し、該位置決め突起は背面部材に設けた位置決め穴に嵌る。ここで、U字形発光部品は仕切りリブにて囲まれ、上記位置決め突起は隣り合うU字形発光部品の仕切りリブの間に設けられることで、該U字部にて発光する光が位置決め突起が嵌る背面部材の位置決め穴から漏れないようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための最良の形態としての実施例を図1〜26により以下に説明する。勿論、本発明はその発明の趣旨に反しない範囲で、実施例において説明した以外の構成のものに対しても容易に適用可能なことは説明を要するまでもない。
【0012】
図1は本実施例における液晶表示装置の正面側斜視図を表している。液晶表示装置はスタンド4を有して起立し、表示部1は前面側筐体2、背面側筐体3、液晶表示パネル15、及びその他の部品で構成している。表示部1の具体的な構造は色々あるが、本発明では上記背面側筐体3に液晶表示パネル15を含む各種内部構成部品を設置して組付け、最後に前面側筐体2を取付ける構造としている。逆に、前面側筐体2に液晶表示パネル15を含む各種内部構成部品を設置して組付け、最後に背面側筐体3を取付ける構造であっても、本発明の趣旨に反するものではない。
【0013】
図2は表示部1を構成する本発明に係る液晶表示パネル15の分解斜視図であり、同図の5は背面部材、6は前記背面部材5の内面側に配置する反射部材、7は発光部品、8は側面部材、9は光学シートの構成部材である拡散板、10は同じく光学シートの構成部材である拡散シート、11は中間保持部材、12は液晶セル、13は前面側保持部材、14は前記背面部材5、側面部材8、及び中間保持部材11の前記液晶セル12を載置する面に取付けるラバー材を各々表している。尚、同図に示す実施例では、上記拡散板9及び拡散シート10で光学シートを構成しているが、該光学シートの構成を光を拡散する機能を持つ拡散板9と光の拡散と光の集光機能を備えた拡散シート10の2部品構成に限定するものではない。該光学シートを上記2枚(拡散板9、及び拡散シート10)で構成しているが、1枚のシートで構成する場合や、逆に3枚以上で構成する場合もある。
【0014】
液晶表示装置は、上記背面側筐体3に各種基板、スピーカなどの内部構成部品を順次取付け、最後に図2に示す各部品を組立てて構成される液晶表示パネル15が載置される。その為に、背面側筐体3に取付けられる電源供給用回路基板(図示なし)から延出する線材付きコネクタを処理するに際して、上記側面部材8を利用し、該側面部材8に設けたコネクタ保持部16に発光部品7側のコネクタ17を嵌めて取付け、このコネクタ17に電源供給用回路基板からの線材付きコネクタを接続することで組立ての作業性向上を図っている。
【0015】
すなわち、背面側筐体3に液晶表示パネル15を設置すれば、電源供給用回路基板から延出する線材付きコネクタを引き出して発光部品7と接続処理することは容易でないが、側面部材8にコネクタ17を取付けることで電源供給用回路基板との接続作業を容易ならしむことが可能となる。
【0016】
上記背面部材5は背板18の両側(上下)に上側板19aと下側板19bを有し、上・下側板19a,19bは先端側が開く方向に傾斜している。すなわち、断面視略台形形状と成っている。そして、下側板19bの縁20bは断面略コ字形状とし、上記拡散板9及び拡散シート10の下端が嵌って止着される。一方の上側板19aの縁20aは平坦な受け面と成っていて、上記拡散板9及び拡散シート10の上端が載置される。
【0017】
反射部材6は薄いシートで構成されて背面部材5より一回り小さい相似形断面を有し、背板21の両側には上側板22aと下側板22bを有している。従って、背板21は背板18に重なり、上側板22aは上側板19aに重なり、下側板22bは下側板19bに重なって積層される。そして、反射部材6の両端開口には概略台形の側面部材8,8が設置され、側面部材8,8には細い蛍光管で構成している複数本の発光部品7,7・・が取付けられ、発光部品7,7・・の一方端側から延びる線材23,23・・が接続しているコネクタ17,17・・は側面部材8に形成したコネクタ保持部16,16・・に嵌って取付けられる。尚、反射部材6は発光部品7,7・・より照射される光の輝度を向上するために使用しているが、例えば、背面部材5を輝度の向上が可能な色で形成したり、或いは前記背面部材5の内面側を反射し易い色で直接塗布することによって、前記反射部材6を省くことも出来る。
【0018】
拡散板9と拡散シート10は重ね合わされて載置されるが、これら拡散板9と拡散シート10の下端は前述の通り背面部材5の下側板19bの略コ字形状断面の縁20bに挿入され、上縁は上側板19aの縁20aの平坦受け部に載置される。又、前記拡散板9及び拡散シート10の両側端は側面部材8,8の上面に載ると共に、前記拡散板9及び拡散シート10の側端には突起24,24を突出して形成していて、この突起24,24は側面部材8,8に設けた凹溝に嵌って止着される。
【0019】
さらに、拡散板9及び拡散シート10の上端に形成している突起25,25・・は上側板19aの縁20aに設けている溝に嵌って止着される。このように、背面部材5の縁20a,20b、及び側面部材8,8の上面に載った上記拡散板9及び拡散シート10の上端部には中間保持部材11が取付けられ、前記側面部材8,8、前記下側板19bの縁20b、及び前記中間保持部材11には細いラバー材14,14・・が設けられる。そして、この上に液晶セル12が積層され、前面側保持部材13が取り付けられる。
【0020】
前面側保持部材13は上保持部材13a、下保持部材13b、左保持部材13c、右保持部材13dの4本の保持部材から成り、上下保持部材13a,13bは共通形状とし、左右保持部材13c,13dも共通形状としている。
そして、図3に示すように、左右保持部材13c,13dを側面部材8,8に載せて仮止めすることが出来、この仮止めによって上記液晶セル12は外形部品に対して外れないように仮固定される。
【0021】
すなわち、左右保持部材13c,13dはL形断面を成し、縦片26と上片27を有し、縦片26を側面部材8に仮止めすることで上片27によって液晶セル12の両側端が押さえられる。図3における(a)は右保持部材13dが側面部材8に仮止めされる状態であり、(b)は背面部材5の両端に設けているネジ止め部28を示し、(c)は右保持部材13dを側面部材8に取付けて仮止めしている状態の先端部を表している。同図に示すように、右保持部材13dの先端には固定部29が設けられ、この固定部29は背面部材5のネジ止め部28に合わさってネジ止めされる。しかし、右保持部材13d単独でネジ止めするのではなく、下保持部材13bと共にネジ止めされる。
【0022】
図4は液晶表示パネル15の裏面を表しているが、液晶セル12には駆動回路基板34が接続されている。そして、この駆動回路基板34は背面部材5の上側板19aにネジ止めされ、このネジ止め作業に際して液晶表示パネル15を起立したり、裏返ししても、液晶セル12は左右保持部材13c,13dにて仮止めされていることで外れ落ちることはない。又、駆動回路基板34はフレキシブルプリント配線板35,35・・にて液晶セル12と接続しているが、上保持部材13aを取付けた状態では該フレキシブルプリント配線板35が拘束されて、駆動回路基板34を所定の位置にネジ止めし難くなる。その為に、左右保持部材13c,13dだけで液晶セル12が外れ落ちないように予め仮止めした状態で駆動回路基板34を背面部材5の上側板19aの背面にネジ止めしている。
【0023】
図5は液晶表示パネル15の上下に上保持部材13aと下保持部材13bを夫々取付ける場合を示しており、上保持部材13aと下保持部材13bを取付けてネジ止めされる。同図(b)は下保持部材13bをネジ止めする場合の詳細図であり、先端に設けた穴からネジを通して右保持部材13dと共に背面部材5のネジ止め部28にネジ止めすることが出来る。すなわち、仮止め状態にある左右保持部材13c,13dは上下保持部材13a,13bと共に背面部材5にネジ止めされる。そして、左右保持部材13c,13d及び上下保持部材13a,13bが取付けられた液晶表示パネル15は図6に示すようになる。
【0024】
ところで、図7は互いに重ね合わされた拡散板9と拡散シート10を載置する場合を示しており、その下端は背面部材5の下側板19bに形成した断面略コ字形状の縁20bに嵌り、両側端に設けた突起24,24は側面部材8,8に形成した凹溝に嵌って位置決めされる。そして上端は上側板19aの縁20aに設けている平坦な受け部に載置される。
【0025】
図8は拡散板9と拡散シート10が載置された後で、中間保持部材11を取付ける場合を示しており、該中間保持部材11は拡散板9と拡散シート10の上端部に取付けられる。該中間保持部材11には複数のフック37,37・・が形成され、これらフック37,37・・は背面部材5の上側板19aの縁20aに形成している溝に嵌って係止することで取付けられる。その為に拡散板9及び拡散シート10の上端は背面部材5の上側板縁20aと共に中間保持部材11にて押さえられる。
【0026】
図9は液晶セル12を取付ける場合を示しているが、上記側面部材8,8、及び背面部材5の下側板19bの断面略コ字形状の縁20b、それに中間保持部材11の上面には夫々ラバー材14,14・・が貼着され、この状態で液晶セル12を載置する。
【0027】
ところで、中間保持部材11は背面部材5の上側板縁20aに載った拡散板9及び拡散シート10の上端を押え、又その端部を延出形成して側面部材8の上面に重ねて取付けられる。側面部材8は光を反射させる為に白色の樹脂にて成形したものであるが、中間保持部材11は光の漏れを防止する為に黒色としている。
【0028】
中間保持部材11の両端部を側面部材8の内側面に突き合わせた状態とすれば、前記中間保持部材11及び側面部材8間の隙間から光が漏れたり、又は液晶セル12のコーナーに色ムラが生じる。特に、白い画面表示の際、液晶セル12の視認範囲において黒い影となるムラが発生して品位を著しく低下させる要因となる。これを防止する為に、前記中間保持部材11の両端部を延ばして側面部材8の上面に重ね合わせた状態としている。図10は側面部材8の端部上面に凹部を形成し、この凹部に中間保持部材11の端部を嵌めて重ね合わせた構造を示している。前述の構造によって、視認範囲における部品間の隙間が無くなり、光漏れや色ムラを防止することが可能となる。
【0029】
拡散シート10及びその下側に積層されている拡散板9を載置した背面部材5の上側板19aの縁20aに設けた溝穴に、前記中間保持部材11のフック37,37・・が係止することによって、前記拡散シート10及び拡散板9の取付けを行う。ところが、上記背面部材5の溝穴に前記中間保持部材11のフック37が係止した状態では、フック37と溝穴との間に隙間が生じ、この溝穴の周囲から発光部品7,7・・の光が漏れる。
【0030】
図11(a)は従来のフック37と溝穴との関係を示しているが、そこで、本発明では同図(b)のように遮光壁39を形成している。この遮光壁39によって、図12に示すように、溝穴から漏れる光は遮蔽されて、液晶表示パネル15の背面側に光が漏れることはない。その結果、液晶セル12と駆動回路基板34とを接続しているフレキシブルプリント配線板35,35・・への光の照射を防止することが出来、電気的な誤動作を防ぐことが可能となる。
【0031】
次に、液晶表示パネル15を構成する各部品を以下に説明する。
図13は背面部材5の背面側を示す斜視図であり、背面部材5は鉄板を曲げ成形したもので、背板18とその上下には上側板19aと下側板19bが傾斜して設けられている。そして、上側板19aには載置部40a,40a・・40b,40bを外側へ突出している。これら載置部40a,40a・・40b,40bは概略円錐形を成して上側板19aを絞り加工したもので、高さは約4mm以上と成っている。又、背板18の両端には内側へ延びる保護片41,41が設けられている。
【0032】
図14(a)は反射部材6の正面側を、14(b)は背面部材5の正面側を夫々表しているが、背面部材5の上側に重ねられる反射部材6は光を反射させることが出来るように白色と成っている。そして、背面部材5の背板18の内面には位置合わせ線42a,42a・・が四隅に形成され、上側板19aの左側端及び下側板19bの右側端にも位置合わせ線42b,42bを設けている。これに対して、反射部材6の長方形背板21の上側に設けている上側板22aは左側端を突出し、下側に設けている下側板22bは右側端を突出している。
【0033】
背面部材5に対して反射部材6が重ね合わされる場合、背板21は背板18の四隅に形成した位置合わせ線42a,42a・・に合わされ、上側板22aの左側端は位置合わせ線42bに、同じく下側板22bの右側端は位置合わせ線42bに合わされる。従って、薄いシートで構成している反射部材6が、光の反射機能が低い裏返し状態で重ね合わすならば、上記位置合わせ線42a,42a・・42b,42bと一致しないように成る。従って、重ねられる反射部材6の表裏を間違えることはない。
【0034】
図15は側面部材8を示す斜視図であり、該側面部材8は樹脂の成形部品であり、光を反射させる為に白色と成っている。前記図2の展開図に示すように、側面部材8,8は液晶表示パネル15の側端に配置され、外方向へ突出する突出部43,43を背面側筐体3の所定位置に配置する。側面部材8は間に空間を設けて内壁44と外壁45を有し、内壁44の下縁46には複数の凹溝47,47・・が形成され、外壁45の下縁46には凹溝48,48・・を有している。そして、内壁44と外壁45を繋ぐ為の仕切りリブ49,49・・を設けている。又、内壁44の内側には凹溝47,47・・と対向する位置に仕切り50,50・・を設け、内壁44との間に収容部51,51・・を形成している。
【0035】
又、内壁44に面して位置決め突起52,52を突出し、両端には側面部材載置部53,53を設けている。この側面部材載置部53,53は背面部材5の上側板19a及び下側板19bの両端に設けている載置部受け54,54・・に載って載置される。
【0036】
図16は両側面部材8,8間に複数本の発光部品7,7・・が取付けられた場合であり、細長い発光部品7,7・・の両端には弾性緩衝部材55,55・・が取付けられ、該弾性緩衝部材55,55・・を介して側面部材8,8に保持されている。この状態で反射部材6を重ね合わせた背面部材5に配置されて、側面部材載置部53,53・・は背面部材5の載置部受け54,54・・に載置される。このように、上記載置部受け54,54・・を設けていることで、側面部材載置部53,53・・の位置決め配置が容易に行われ、発光部品7,7・・を取付けた側面部材8,8の組付け作業が容易になる。
【0037】
図17、図18は弾性緩衝部材55が側面部材8に取付けられている場合であり、該弾性緩衝部材55は内壁44に形成した凹溝47と外壁45に形成した凹溝48に嵌って取付けられている。両側には溝56,56が形成され、この溝56には仕切りリブ49から突出している突片57が嵌っている。ただし、突片57の幅に比べて溝56の幅は大きく、その為に弾性緩衝部材55は発光部品7の長手方向へ僅かな移動を可能としている。
【0038】
細長い発光部品7,7・・の両端に取付けられる弾性緩衝部材55,55・・は常に定位置になるとは限らない。すなわち、発光部品7,7・・に接続される線材23,23・・のハンダ付け位置がバラ付いたり、又発光部品7,7・・及び弾性緩衝部材55,55・・の寸法にバラ付きが生じる。そこで、外壁45を貫通した凹溝48として弾性緩衝部材55が嵌ることで、長手方向の自由度が確保され、その結果、細長い発光部品7が湾曲することはない。
【0039】
図19は電源供給側の側面部材8を表している場合であるが、この側面部材8は弾性緩衝部材55,55・・を介して発光部品7,7・・を保持している。ところで、この側面部材8の外側にはコネクタ保持部16,16・・が設けられ、このコネクタ保持部16,16・・にはコネクタ17,17・・が保持されている。そして、各コネクタ17,17・・から延びる線材23,23・・は発光部品7,7・・と接続している。
【0040】
図20は電源供給側の側面部材8に取付けられている弾性緩衝部材55の詳細図であり、仕切りリブ49に設けている溝64には突片65が遊嵌し、多少の隙間を残している為に、長手方向に移動することが出来る。弾性緩衝部材55が移動することで、細長い発光部品7は撓むことなくストレートに配列して取付けられる。
【0041】
発光部品7,7・・が側面部材8,8に取付けられ、前記図16の状態で背面部材5に配置されるが、図21はこの状態での背面側の一部を表している。背面部材5の背板18には発光部品7,7・・と接続する線材23,23が存在することで切欠き穴58,58・・が電源供給側には設けられているが、弾性緩衝部材55,55を押圧している。従って、スピーカなどの音響と共振することはなく、しかし突片65,65は押圧しないように避けている。
【0042】
そして、側面部材8に設けている位置決め突起52は背板18に貫通して設けた位置決め穴に嵌っている。この場合、位置決め穴と位置決め突起52との隙間から光が漏れないように、該位置決め突起52は発光部品7,7が配置される空間を仕切る仕切りリブ49,49の外側に位置している。又、側面部材8の外壁45の傾斜部59には延出部60を設け、内壁側の傾斜部より僅かに高く成っている。ところで、該延出部60には背面部材5の上側板19aと下側板19bの先端が当接し、発光部品7の光が内部から漏れることを防止している。すなわち、発光部品7,7・・の光は内壁44にて遮光されるが、上下側板19a,19bとの僅かな隙間から漏れる光はこの延出部60にて完全に遮光される。
【0043】
図22はU字形の発光部品7が側面部材8に取付けられている場合であり、U字形の発光部品7にはリング状の弾性緩衝部材61,61が取付けられて、この弾性緩衝部材61,61は側面部材8に設けている収容部51,51に嵌っている。このU形発光部品7は側面部材8に収まっている部分でも発光する為に、仕切りリブ49,49にてこの部分の光が漏れないように遮光している。従って、位置決め突起52と位置決め穴の隙間から光が漏れることはない。
【0044】
図23は液晶表示パネル15の背面側一部を示しているが、背面部材5の背板18には保護片41が設けられ、側面部材8の一部を被覆して側面部材8と背板18との隙間、及び弾性緩衝部材55が嵌る凹溝48をカバーしている。従って、発光部品7の光が側面部材8と背板18との隙間、及び凹溝48と弾性緩衝部材55との隙間から外へ漏れることはない。一方、該金属製の保護片41は発光部品7のハンダ付け部より発生するノイズを遮蔽する効果もある。又、側面部材8の外壁傾斜部59には延出部60が設けられ、上側板19a及び下側板19bの外表面より僅かに突出していることで、この部分の隙間から光が外へ漏れないように成っている。
【0045】
図24は背面部材5の上側板19aの一部詳細図であり、上側板19aには載置部40a,40a・・、40b,40bが外表面に突出している。これら各載置部40a,40a・・、40b,40bは絞り加工されていて、打抜き加工されたものではない為に、載置部面に穴は存在しない。従って、この載置部40a,40a・・、40b,40bから内部の光が漏れることはなく、又これら載置部は約4mm以上の高さと成っていて、載置部40a,40a・・の頂点にはネジ穴が設けられ、一方の載置部40b,40bにはネジ穴と凸部を形成している。
【0046】
図25はこれら載置部40a,40a・・、40b,40bに駆動回路基板34が取付けられている場合である。該駆動回路基板34は上記載置部40a,40a・・、40b,40bに載ると共に凸部が嵌って位置決めされ、そしてネジ止めされる。駆動回路基板34は液晶セル12とフレキシブルプリント配線板35を介して接続しているが、該駆動回路基板34を上側板19aの載置部40a,40a・・、40b,40bに載せて固定する場合、液晶表示パネル15を裏返し状態としたり、起立状態とすることが出来る。液晶セル12は左右保持部材13c,13dによって仮止めされていることで、背面部材5から外れ落ちることはない。
【0047】
そして、液晶セル12と駆動回路基板34とを接続しているフレキシブルプリント配線板35に光が当ることはなく、照射される光による駆動回路基板34の誤動作を防止することが出来る。一方、上記駆動回路基板34を取付けるために傾斜した上側板19aが必ずしも必要ではないが、背面部材5に傾斜した上側板19a及び下側板19bを設けて駆動回路基板34を取付けることで、液晶表示パネル15における奥行き方向が薄型化され、及び駆動回路基板34と接続されるフレキシブルプリント配線板35の長さが短縮できることによる線材の煩雑さの解消が可能となる。
【0048】
図26は液晶表示パネル15の下側コーナー部を示す詳細図である。該コーナー部は側面部材8と背面部材5の下側板19bの縁20bが交差している箇所であり、側面部材8に設けた側面部材載置部53は載置部受け54に載置される。ここで、側面部材載置部53の内辺62と縁20bの内辺63との間には段差Aを有している。すなわち、側面部材載置部内辺62は外側(下側)に位置している。
【0049】
側面部材8は光を反射する為に白色の樹脂製であるのに対して、鉄板を成形した背面部材5との間には光が当った際の輝度に違いがある。その為に、段差Aを設けることなく、両内辺62,63を同一線上に位置させるならば、液晶表示パネル15のコーナー部が白っぽい影となって表面化する。本発明はこのような現象を防止する為に、両辺62,63との間に同図に示す段差Aを設けている。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本実施例における液晶表示装置の外観を示す斜視図。
【図2】液晶表示装置を構成する液晶表示パネルの分解斜視図。
【図3】右ベセルの取付け工程図。
【図4】左右ベセルを仮止めして液晶表示パネルを起立させた状態を示す背面側斜視図。
【図5】(a)は上下ベセルを取付ける前の状態を示す斜視図、(b)は下ベセルをネジ止めする前の状態を示す部分拡大斜視図。
【図6】上下ベセルが取付けられた液晶表示パネルの外観斜視図。
【図7】拡散板及び拡散シートを取付ける場合を示す斜視図。
【図8】中間保持部材を取付ける場合を示す斜視図。
【図9】液晶セルを取付ける場合を示す斜視図。
【図10】中間保持部材の端部が側面部材上面に重なっている場合を示す斜視図。
【図11】(a)は従来の中間保持部材に形成するフック37と背面部材の取付け面との部分拡大斜視図、(b)は本実施例における中間保持部材の背面側に形成した遮光壁を示す部分拡大斜視図。
【図12】(a)は本実施例における中間保持部材が取付けられた状態を示す部分拡大断面斜視図、(b)は中間保持部材と光学シートとの取付け状態を示す背面側部分拡大斜視図。
【図13】背面部材の背面側斜視図。
【図14】(a)は反射部材を示す斜視図、(b)は背面部材を示す斜視図。
【図15】側面部材の具体例を示す斜視図。
【図16】両側面部材に複数本の発光部品を取付けた状態を示す背面側斜視図。
【図17】側面部材への発光部品の取付け構造を示す部分拡大斜視図。
【図18】側面部材への発光部品の取付け構造を示す部分拡大斜視図。
【図19】コネクタを設けて発光部品と接続される電源供給側の側面部材を示す斜視図。
【図20】電源供給側の側面部材に弾性緩衝部材を介して発光部品を取付けた場合の詳細図。
【図21】液晶表示パネルの背面側部分詳細図。
【図22】側面部材にU字形発光部品を取付けた構造を示す部分詳細図。
【図23】液晶表示パネルの背面側部分詳細図。
【図24】側面部材の上側板に設けている載置部を示す部分詳細図。
【図25】駆動回路基板を取付けた液晶表示パネルの背面側部分詳細図。
【図26】液晶表示パネルのコーナー部を示す部分詳細図。
【符号の説明】
【0051】
1 表示部
2 前面側筺体
3 背面側筺体
4 スタンド
5 背面部材
6 反射部材
7 発光部品
8 側面部材
9 拡散板
10 拡散シート
11 中間保持部材
12 液晶セル
13 前面側保持部材
14 ラバー材
15 液晶表示パネル
16 コネクタ保持部
17 コネクタ
18 背板
19 側板
20 縁
21 背板
22 側板
23 線材
40 載置部
41 保護片
52 位置決め突起
53 側面部材載置部
55 弾性緩衝部材
57 突片
60 延出部
62 内辺
63 内辺

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光部品と、前記発光部品の後方に反射部材と共に配置する背面部材、及び前記発光部品の両端部を保持する側面部材とにより構成する外形部品と、前記外形部品の前面側に、光学シートと、映像を表示する液晶セルと、を主要構成部品として順次組み合わせて成る液晶表示パネルであって、前記液晶セルを駆動して映像を表示するための駆動回路基板は配線部材を介して前記液晶セルと接続し、前記背面部材には前記駆動回路基板を載置して固定するための載置部を絞り加工により一体に成形したことを特徴とする液晶表示パネル。
【請求項2】
前記駆動回路基板には複数の貫通孔を形成し、該貫通孔に嵌る凸部を前記載置部に形成した請求項1に記載の液晶表示パネル。
【請求項3】
前記背面部材は、発光部品の後方に位置する背面と、該背面の上端又は下端、若しくは上端及び下端より前面側へ傾斜して延出する側板とを有し、該側板に載置部を成形した請求項1、又は請求項2記載の液晶表示パネル。
【請求項4】
前記傾斜した側板の先端部には、前記背面と略平行を成す載置部受けを有し、そして側面部材には載置部受けに載置する側面部材載置部を形成した請求項3に記載の液晶表示パネル。
【請求項5】
前記背面部材の下側板縁を光学シートの下端が挿嵌するように概略コ形断面とし、そして下側板縁の内辺より前記側面部材載置部の内辺を下側に位置させて段差を形成した請求項4に記載の液晶表示パネル。
【請求項6】
前記側面部材は外形部品の内面となる内壁面と、前記外形部品の外面となる外壁面とを有し、前記側面部材の端部近傍において前記内壁面よりも外側へ延出した延出部を前記外壁面に設けた請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、又は請求項5記載の液晶表示パネル。
【請求項7】
前記発光部品は細長い略直線形状或いは略U字形状であって、該発光部品の端部には弾性緩衝部材を取着し、側面部材の内壁面と外壁面との間には該弾性緩衝部材を取着するための取着部と、前記外壁には弾性緩衝部材が突出可能な凹溝を形成し、側面部材に対し、弾性緩衝部材を取着した発光部品の端部を移動可能に取付けた請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、又は請求項6記載の液晶表示パネル。
【請求項8】
前記発光部品は細長い略直線形状或いは略U字形状であって、該発光部品の端部には弾性緩衝部材を取着し、側面部材の内壁面と外壁面との間には該弾性緩衝部材よりも大きい幅を有する取着部を形成し、該取着部に対し、前記弾性緩衝部材を取着した発光部品の端部を移動可能に遊嵌した請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、又は請求項6記載の液晶表示パネル。
【請求項9】
側面部材の凹溝を覆う保護片を背面部材の両端に一体形成し、前記背面部材と前記側面部材とを組付けたときに、前記保護片によって凹溝を閉塞した請求項7記載の液晶表示パネル。
【請求項10】
前記弾性緩衝部材には細長い発光部品の取着方向に直交して突片を形成し、該突片を側面部材の仕切りリブに設けた溝に遊嵌した請求項7、請求項8、又は請求項9記載の液晶表示パネル。
【請求項11】
前記発光部品は2本が一対とする細長い略直線形状、若しくは一端部に屈曲部分を設けた略U字形状であって、該発光部品の端部には弾性緩衝部材を取着し、前記弾性緩衝部材を介して取着する側面部材には、前記発光部品の対同士間に背面部材との位置決め突起を形成すると共に、前記位置決め突起の両側には内壁面と外壁面とを連結する仕切りリブを形成し、対向する前記背面部材には前記位置決め突起が嵌る位置決め穴を形成した請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、又は請求項10記載の液晶表示パネル。
【請求項12】
前記背面部材に反射部材を重ね合わせた構造とし、反射部材の上側板を側端から一方側へ突出し、下側板を側端から反対側へ突出し、そして背面部材背板表面には反射部材背板の位置合わせ線を、上下側板の表面には反射部材の上下側板の位置合わせ線を夫々形成した請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項10、又は請求項11記載の液晶表示パネル。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate


【公開番号】特開2009−169324(P2009−169324A)
【公開日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−10059(P2008−10059)
【出願日】平成20年1月21日(2008.1.21)
【特許番号】特許第4212062号(P4212062)
【特許公報発行日】平成21年1月21日(2009.1.21)
【出願人】(390001959)オリオン電機株式会社 (427)
【Fターム(参考)】