説明

混合機能付き自動給餌機及びその給餌方法

【課題】給餌機を牛の前まで移動させ、給餌直前に牛毎に一頭ずつ粗飼料と濃厚飼料とを計量し、最適な比率で混合し給餌することができる混合機能付き自動給餌機を提供する。
【解決手段】粗飼料12を送り出す粗飼料送り装置13と、粗飼料12の排出量を調整する粗飼料排出量調整装置14と、濃厚飼料15の排出量を調整する濃厚飼料排出オーガー16と、投入された粗飼料と濃厚飼料とを混合するミキシングユニット17と、ミキシングユニット17に投入された粗飼料と濃厚飼料との合計重量、又は、粗飼料の重量を計量する計量装置18と、混合された粗飼料12と濃厚飼料15とを給餌する給餌手段19とを備え、更に、前記粗飼料送り装置13、粗飼料排出量調整装置14、濃厚飼料排出オーガー16、ミキシングユニット17、計量装置18及び給餌手段19を制御する制御手段を備えた混合機能付き自動給餌機11を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、給餌機を牛の前まで移動させ、給餌直前に牛毎に一頭ずつ粗飼料と濃厚飼料とを計量し、最適な比率で混合し給餌することができる混合機能付き自動給餌機及びその給餌方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の自動給餌機の一例を図5を用いて説明する。
図5に於いて、1は自動給餌機であり、自動給餌機1に於いては、次のように給餌が行なわれる。
濃厚飼料(配合飼料、穀類等)2は濃厚飼料タンク3からオーガー4で計量されながら排出ベルト5上に搭載される。粗飼料(サイレージ、乾草等)6はチェーンとバーからなる粗飼料送り装置7で前方(図に於いて左方)に送られ、粗飼料排出量調整装置8により排出量を加減されながら、同じく排出ベルト5上に搭載される。2タイプの飼料2,6はそのまま排出ベルト5から排出され、牛に給餌される。
【0003】
尚、此種技術の先行文献として特許文献1があり、特許文献1には、自動給餌機におけるホッパー及び貯蔵タンクを下方拡開状に形成することにより、ホッパー及び貯蔵タンク内において粗飼料がブリッジを形成しないようにした粗飼料の自動給餌システムが記載されている。
【特許文献1】特開平6−14672号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図5を用いて説明した従来の自動給餌機に於いては、粗飼料と濃厚飼料の2タイプの飼料が、良く混合されない状態で給餌されるものであり、牛は、粗飼料と濃厚飼料が良く混合されない状態で給餌されると、濃厚飼料ばかりを食べてしまうという問題がある。
そこで、従来の給餌方法として、給餌開始前に粗飼料と濃厚飼料とを混合し、混合した飼料を牛の前まで搬送して給餌する方法もある。
飼料を混合する利点としては例えば次のようなものがある。
(1)飼料を混合すると、牛が濃厚飼料だけを選び食いできないので栄養バランスが崩れない。
(2)他の牛による飼料の盗食があった場合、濃厚飼料を盗食されるよりも、混合飼料を盗食されるほうが、給与すべき量又は栄養バランスからの乖離が少ない。
(3)牛は、濃厚飼料を混合すると品質の悪いサイレージも食べる傾向がある。
(4)濃厚飼料の粉状飼料が風で飛散することがない。
【0005】
然しながら、その場合、何度も飼料を混合するのは困難であり、特に、牛毎に混合するのは、極めて困難であるため、一般的には、牛の種類や、状態別に、2〜3種類、時には1種類の混合で済ませている場合が多い。
一方、牛の乳量は分娩後の日数により大きく変化し、濃厚飼料の給与量は主に乳量で決まるものである。
即ち、図6に示すように牛の分娩後の日数によって乳量は変化し、例えば、図6に於いて、ポイント1の乳量をもとに混合した飼料をポイント2で与えると栄養濃度が高すぎ、牛は過肥になり、逆にポイント2の乳量をもとに混合した飼料をポイント1で給与すると栄養濃度不足で乳量が落ちるという現象が見られる。
そこで、牛毎に一頭ずつ粗飼料と濃厚飼料とを計量し、最適な比率で混合し給餌することが望まれている。
【0006】
以上の現状に鑑み、本発明は、給餌機を牛の前まで移動させ、給餌直前に牛毎に一頭ずつ粗飼料と濃厚飼料とを計量し、最適な比率で混合し給餌することができる混合機能付き自動給餌機及びその給餌方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決すべく、本発明は以下の構成を提供する。
請求項1に係る発明は、粗飼料の排出量を調整する粗飼料排出量調整手段と、濃厚飼料の排出量を調整する濃厚飼料排出量調整手段と、投入された粗飼料と濃厚飼料とを混合する混合手段と、混合手段に投入された粗飼料と濃厚飼料との合計重量、又は、粗飼料の重量を計量する計量手段と、混合された粗飼料と濃厚飼料とを給餌する給餌手段と、牛毎に設定された給餌データに基づき、前記粗飼料排出量調整手段、濃厚飼料排出量調整手段、計量手段、混合手段及び給餌手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする混合機能付き自動給餌機を提供するものである。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の混合機能付き自動給餌機による給餌方法であって、牛毎に設定された給餌データに基づく前記制御手段の制御により、先に、前記濃厚飼料排出量調整手段によって濃厚飼料の重量を推定しながら濃厚飼料を前記混合手段に設定量投入し、次に、初期化した前記計量手段によって粗飼料を計量しながら前記混合手段に設定量投入し、前記混合手段によって濃厚飼料と粗飼料とを混合し、混合した濃厚飼料と粗飼料とを自動給餌することを特徴とする混合機能付き自動給餌機の給餌方法を提供するものである。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1記載の混合機能付き自動給餌機による給餌方法であって、牛毎に設定された給餌データに基づく前記制御手段の制御により、先に、粗飼料を計量しながら前記混合手段に設定量投入し、次に、前記濃厚飼料排出量調整手段によって濃厚飼料の重量を推定しながら濃厚飼料を前記混合手段に設定量投入し、前記混合手段によって濃厚飼料と粗飼料とを混合し、混合した濃厚飼料と粗飼料とを自動給餌することを特徴とする混合機能付き自動給餌機の給餌方法を提供するものである。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項1記載の混合機能付き自動給餌機による給餌方法であって、牛毎に設定された給餌データに基づく前記制御手段の制御により、前記濃厚飼料排出量調整手段によって濃厚飼料の重量を推定しながら濃厚飼料を前記混合手段に投入し、同時に、前記混合手段に粗飼料を投入し、前記計量手段によって、濃厚飼料と粗飼料との合計量を計量し、その合計量から濃厚飼料の投入量を差し引いて粗飼料投入量を計量し、計量した濃厚飼料と粗飼料とが設定量になった時、前記混合手段によって濃厚飼料と粗飼料とを混合し、混合した濃厚飼料と粗飼料とを自動給餌することを特徴とする混合機能付き自動給餌機の給餌方法を提供するものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、給餌機を牛の前まで移動させ、給餌直前に牛毎に一頭ずつ粗飼料と濃厚飼料とを計量し、牛の成長状態、健康状態、牛の種類等、牛のその時の状態に合わせて、最適な比率で混合し給餌することができる混合機能付き自動給餌機及びその給餌方法を提供することができる。
【0012】
又、本発明によれば、牛の分娩後の日数によって最適な比率で飼料を混合し給餌することができ、乳量を確保できると共に、牛の肥満や栄養不足を防止することができる。
更に、本発明によれば、飼料の混合作業、給餌の作業、及び、自動給餌機の操作が容易である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、実施例を示した図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
図1に於いて、11は、本発明の混合機能付き自動給餌機であり、混合機能付き自動給餌機11は、粗飼料12を送り出す粗飼料送り装置13と、粗飼料12の排出量を調整する粗飼料排出量調整手段である粗飼料排出量調整装置14と、濃厚飼料15の排出量を調整する濃厚飼料排出量調整手段である濃厚飼料排出オーガー16と、投入された粗飼料と濃厚飼料とを混合する混合手段であるミキシングユニット17と、ミキシングユニット17に投入された粗飼料と濃厚飼料との合計重量、又は、粗飼料の重量を計量する計量手段である計量装置18と、混合された粗飼料12と濃厚飼料15とを給餌する給餌手段19を備える。
尚、計量装置18は、ミキシングユニット17に投入された粗飼料と濃厚飼料との合計重量、又は、粗飼料の重量をミキシングユニット17と共に計量するが、計量前に計量装置18を初期化することにより、即ち、計量前の数値を0kgに設定することにより、粗飼料と濃厚飼料との合計重量、又は、粗飼料の重量を計量することができる。
又、濃厚飼料排出オーガー16の回転数により濃厚飼料15の重量を推定することができる。そのため、予め、濃厚飼料排出オーガー16の1回転につき濃厚飼料15が何キロ排出されるかを測定しておく。
尚、給餌手段19は、ミキシングユニット17の底部に設けられた開閉装置である。
又、図1に於いて、20は粗飼料タンク、21は濃厚飼料タンク、22は混合機能付き自動給餌機11の走行ユニットであり、23は走行ユニット22が走行する走行レールである。
【0014】
そして、本発明の混合機能付き自動給餌機11は、図2に示す如く、前記粗飼料送り装置13、粗飼料排出量調整装置14、濃厚飼料排出オーガー16、ミキシングユニット17、計量装置18及び給餌手段19を制御する制御手段24を備えている。
制御手段24は、例えば、混合機能付き自動給餌機11に付帯する制御盤に組み込まれ、各装置を制御するためのプログラムが搭載される。又、制御手段24の記憶装置(図示せず)には、牛毎に設定された給餌データが予め格納され、給餌データに基づき、プログラムによって、各装置を制御する。給餌データは、例えば、各牛毎に、1回当たりの粗飼料12と濃厚飼料15との夫々の給餌量が設定される。或いは、1回当たりの粗飼料12及び濃厚飼料15の合計給餌量と、粗飼料12及び濃厚飼料15の夫々の給餌割合が設定される。
【0015】
而して、本発明の混合機能付き自動給餌機11を用いて給餌する場合は、混合機能付き自動給餌機11の粗飼料タンク20に粗飼料12を搭載し、濃厚飼料タンク21に濃厚飼料15を搭載して、混合機能付き自動給餌機11は、前記制御手段24又は他の制御手段の制御により、走行ユニット22が走行レール23に案内されて走行し、夫々の牛に対して給餌していく。
例えば、任意の1頭の牛のところにくると、混合機能付き自動給餌機11の制御手段24は、その牛に設定された給餌データに基づき、粗飼料送り装置13及び粗飼料排出量調整装置14により粗飼料タンク20から粗飼料12をミキシングユニット17に投入し、濃厚飼料排出オーガー16により濃厚飼料タンク21から濃厚飼料15をミキシングユニット17に投入し、計量装置18によって、ミキシングユニット17に投入された粗飼料と濃厚飼料との合計重量、又は、粗飼料の重量を計量した後、ミキシングユニット17によって粗飼料12及び濃厚飼料15を混合し、粗飼料12と濃厚飼料15が混合された混合飼料25を給餌手段19である開閉装置から牛に給餌する。
粗飼料12と濃厚飼料15との計量方法には後述する種々の方法がある。
【0016】
次に、前記混合機能付き自動給餌機11による3つの給餌方法についてその計量方法と共に説明する。
第1の給餌方法は、濃厚飼料を先にミキシングユニット17に投入する方法であり、図3(a)に示す如く、牛毎に設定された給餌データに基づく制御手段24の制御により、先に、濃厚飼料15をミキシングユニット17に投入しながら(ステップS1)、濃厚飼料排出オーガー16の回転数から濃厚飼料15の重量を推定し、(ステップS2)、濃厚飼料15が設定量になった段階で投入を終了し(ステップS3)、次に、ミキシングユニット17を計量する計量装置18を初期化し、即ち、ミキシングユニット17に濃厚飼料15が投入された状態で計量装置18を0kgに設定し(ステップS4)、粗飼料12をミキシングユニット17に投入開始し(ステップS5)、計量装置18によって粗飼料12を計量し(ステップS6)、粗飼料12が設定量になった段階で投入を終了し(ステップS7)、ミキシングユニット17によって濃厚飼料15と粗飼料12とを混合し(ステップS8)、混合した濃厚飼料15と粗飼料12とを自動給餌する(ステップS9)ものである。
【0017】
第2の給餌方法は、粗飼料を先にミキシングユニット17に投入する方法であり、図3(b)に示す如く、牛毎に設定された給餌データに基づく制御手段24の制御により、先に、粗飼料12をミキシングユニット17に投入しながら(ステップS11)、計量装置18によって粗飼料12を計量して(ステップS12)、設定量を投入し、次に、濃厚飼料排出オーガー16によって濃厚飼料15を計量(ステップS13)しながら設定量をミキシングユニット17に投入し(ステップS14)、ミキシングユニット17によって濃厚飼料15と粗飼料12とを混合し(ステップS15)、混合した濃厚飼料15と粗飼料12とを自動給餌する(ステップS16)ものである。
【0018】
第3の給餌方法は、濃厚飼料と粗飼料とを同時にミキシングユニット17に投入する方法であり、図3(c)に示す如く、牛毎に設定された給餌データに基づく制御手段24の制御により、ミキシングユニット17を計量する計量装置18を初期化し、即ち、ミキシングユニット17を計量した状態で計量装置18を0kgに設定し(ステップS21)、濃厚飼料15をミキシングユニット17に投入開始し(ステップS22)、同時に、粗飼料12をミキシングユニット17に投入開始し(ステップS23)、濃厚飼料排出オーガー16の回転数から濃厚飼料15の重量を推定し(ステップS24)、濃厚飼料15が所定量となった時点で濃厚飼料15の投入を終了し(ステップS25)、計量装置18で(粗飼料12+濃厚飼料15)を計量し(ステップS26)、次に、(粗飼料12+濃厚飼料15)の計量値から濃厚飼料15の推定重量を引いて粗飼料12の重量を推定し(ステップS27)、粗飼料12が所定量になったら粗飼料12の投入を終了する(ステップS28)。そして、濃厚飼料15と、粗飼料12とが設定量に達するまで投入を繰り返し(ステップS29)、濃厚飼料15と粗飼料12の投入が終了したら濃厚飼料15と粗飼料12を混合し(ステップS30)、次に、混合した濃厚飼料15と粗飼料12とを自動給餌する(ステップS31)。
第3の給餌方法は、投入時間の短縮化を図ることができる。又、投入時に粗飼料と濃厚飼料が絡まるので、その後の混合効率を上げることができる。
【0019】
図4は、図3(c)に示す第3の給餌方法のステップS22及びS29についてその経時変化を示すものであり、濃厚飼料が濃厚飼料Aの1種類である場合、牛毎に設定された給餌データに基づき、粗飼料12をミキシングユニット17に投入しながら、粗飼料12の投入量に対応する濃厚飼料Aを粗飼料12の投入時間内に間歇的にミキシングユニット17に投入する。
【0020】
又、濃厚飼料が濃厚飼料Aと濃厚飼料Bの2種類である場合、牛毎に設定された給餌データに基づき、粗飼料12をミキシングユニット17に投入しながら、粗飼料12の投入量に対応する濃厚飼料Aを粗飼料12の投入時間内に間歇的にミキシングユニット17に投入し、同時に粗飼料12の投入量に対応する濃厚飼料Bを粗飼料12の投入時間内に間歇的にミキシングユニット17に投入する。
これによって、給餌データに基づく設定量の粗飼料12と濃厚飼料をミキシングユニット17に投入できると共に、ミキシングユニット17に投入される濃厚飼料と粗飼料を効率的に均一に混合することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】(a)本発明による混合機能付き自動給餌機の概略を示す正面図である。(b)本発明のミキシングユニットに於ける飼料の流れを示す説明図であり、上図はその平面図、中央図は正面図、左図は側面図である。
【図2】本発明による混合機能付き自動給餌機の制御手段とその制御する機器の接続状態を示す説明図である。
【図3】(a)本発明による混合機能付き自動給餌機の第1の給餌方法の流れを示すフローチャートである。(b)本発明による混合機能付き自動給餌機の第2の給餌方法の流れを示すフローチャートである。(c)本発明による混合機能付き自動給餌機の第3の給餌方法の流れを示すフローチャートである。
【図4】図3(c)に示す第3の給餌方法のステップS22及びS29についてその経時変化を示す図である。
【図5】(a)従来例の自動給餌機の概略を示す正面図である。(b)従来例の自動給餌機の排出ベルトに於ける飼料の流れを示す説明図であり、上図はその平面図、中央図は正面図、左図は側面図である。
【図6】牛の分娩後の乳量の経時変化を示す説明図である。
【符号の説明】
【0022】
11 混合機能付き自動給餌機
12 粗飼料
15 濃厚飼料
19 給餌手段
24 制御手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
粗飼料の排出量を調整する粗飼料排出量調整手段と、濃厚飼料の排出量を調整する濃厚飼料排出量調整手段と、投入された粗飼料と濃厚飼料とを混合する混合手段と、混合手段に投入された粗飼料と濃厚飼料との合計重量、又は、粗飼料の重量を計量する計量手段と、混合された粗飼料と濃厚飼料とを給餌する給餌手段と、牛毎に設定された給餌データに基づき、前記粗飼料排出量調整手段、濃厚飼料排出量調整手段、計量手段、混合手段及び給餌手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする混合機能付き自動給餌機。
【請求項2】
請求項1記載の混合機能付き自動給餌機による給餌方法であって、牛毎に設定された給餌データに基づく前記制御手段の制御により、先に、前記濃厚飼料排出量調整手段によって濃厚飼料の重量を推定しながら濃厚飼料を前記混合手段に設定量投入し、次に、初期化した前記計量手段によって粗飼料を計量しながら前記混合手段に設定量投入し、前記混合手段によって濃厚飼料と粗飼料とを混合し、混合した濃厚飼料と粗飼料とを自動給餌することを特徴とする混合機能付き自動給餌機の給餌方法。
【請求項3】
請求項1記載の混合機能付き自動給餌機による給餌方法であって、牛毎に設定された給餌データに基づく前記制御手段の制御により、先に、粗飼料を計量しながら前記混合手段に設定量投入し、次に、前記濃厚飼料排出量調整手段によって濃厚飼料の重量を推定しながら濃厚飼料を前記混合手段に設定量投入し、前記混合手段によって濃厚飼料と粗飼料とを混合し、混合した濃厚飼料と粗飼料とを自動給餌することを特徴とする混合機能付き自動給餌機の給餌方法。
【請求項4】
請求項1記載の混合機能付き自動給餌機による給餌方法であって、牛毎に設定された給餌データに基づく前記制御手段の制御により、前記濃厚飼料排出量調整手段によって濃厚飼料の重量を推定しながら濃厚飼料を前記混合手段に投入し、同時に、前記混合手段に粗飼料を投入し、前記計量手段によって、濃厚飼料と粗飼料との合計量を計量し、その合計量から濃厚飼料の投入量を差し引いて粗飼料投入量を計量し、計量した濃厚飼料と粗飼料とが設定量になった時、前記混合手段によって濃厚飼料と粗飼料とを混合し、混合した濃厚飼料と粗飼料とを自動給餌することを特徴とする混合機能付き自動給餌機の給餌方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−148366(P2010−148366A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−327105(P2008−327105)
【出願日】平成20年12月24日(2008.12.24)
【出願人】(592231446)北原電牧株式会社 (18)
【Fターム(参考)】