説明

清掃布

【課題】 吸水繊維パイルを備えた清掃布に水を含ませて床面等の被清掃面を拭く場合に、清掃布と被清掃面との間に作用する摩擦抵抗を可及的に低減しつつ効果的に清掃を行うことができる清掃布の提供。
【解決手段】 長方形状のシート状基部Sの表側面に、パイルにより構成された清掃部Cを備える。清掃部Cは、シート状基部Sの短手方向側部S1を除き長手方向全長にわたる長方形状部分である。清掃部Cは、短手方向に交互に平行状に隣接した複数の帯状の吸水繊維パイル部Yと複数の帯状の非吸水繊維パイル部Uからなる。吸水繊維パイル部Yは吸水性糸製ループパイルからなり、非吸水繊維パイル部Uは非吸水性糸製ループパイルからなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、柄付きの清掃布保持用ヘッドに保持した状態又はその他の態様で水を含ませて清掃を行うための清掃布に関する。
【背景技術】
【0002】
特許第3713228公報(特許文献1)には、シート状基部の底部の少なくとも主要部に、カットパイルを満遍なく有する拭掃除用の底部カットパイル部を備えると共に、前記シート状基部の縁部のうち、少なくとも前記底部カットパイル部の主な拭方向に交差する縁部の一つが、底部カットパイル部から側部に連続してカットパイルを備える縁部カットパイル部に形成され、シート状基部の上面部のうち縁部カットパイル部を除く部分に、モップの柄の基部に連結された清掃布保持体の底面側に清掃布を保持するための着脱可能な結合手段を有し、前記カットパイルが実質上0.5デニール以下の極細繊維からなり、前記カットパイルにおける極細繊維は、少なくともそのカットパイルの基部を除く部分が互いに分離状態をなすものであり、実質上1デニール以上の太繊維からなるカットパイルにより構成された太繊維カットパイル部をシート状基部の底部に部分的に有する水拭き用清掃布が記載されている。
【0003】
この水拭き用清掃布によれば、底部カットパイル部により、清掃対象面におけるこびりついた汚れ、油分、塵埃等をきわめて効率的に拭き取ることができ、而も、水分を十分に絞り出すことが容易であるため、水分過多により清掃対象面が水分で濡れ過ぎて却って不都合を来たすことを容易に防ぎ得る。また、極細繊維からなる底部カットパイル部が水分を含むと、清掃対象面に密着して底部カットパイル部との間の摩擦抵抗が大きくなりすぎることがあるが、特許第3713228公報記載の水拭き用清掃布によれば、太繊維カットパイル部をシート状基部の底部に部分的に有することにより、前記摩擦抵抗を適度に低減させて清掃作業を容易にすることができると共に、こびり付いた汚れを掻き落す上でも効果的である。
【0004】
この水拭き用清掃布は、実質上0.5デニール以下の極細繊維からなる底部カットパイル部に、実質上1デニール以上の太繊維からなるカットパイルにより構成された太繊維カットパイル部を部分的に有するという構成により、摩擦抵抗を適度に低減させて清掃作業を容易にするという効果を奏するものであるが、このような構成によらずに、吸水繊維パイルを備えた清掃布に水を含ませて床面等の被清掃面を拭く場合に清掃布と被清掃面との間に作用する摩擦抵抗を可及的に低減しつつより効果的に清掃を行うことができる清掃布が要請されている。
【特許文献1】特許第3713228公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、従来技術にした上記のような課題に鑑み行われたものであって、その目的とするところは、吸水繊維パイルを備えた清掃布に水を含ませて床面等の被清掃面を拭く場合に、清掃布と被清掃面との間に作用する摩擦抵抗を可及的に低減しつつ効果的に清掃を行うことができる清掃布を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成する本発明の清掃布は、
パイルにより構成された清掃部をシート状基部の少なくとも一方の面に備えた清掃布であって、
前記清掃部は、吸水性糸製パイルからなる吸水繊維パイル部と、非吸水性糸製パイルからなり前記清掃部のうち前記吸水繊維パイル部以外の部分を構成する非吸水繊維パイル部を有してなり、
前記吸水繊維パイル部と非吸水繊維パイル部は、何れも清掃部の全体にわたり設けられていることを特徴とする。
【0007】
清掃部に水を含ませると、清掃部の全体にわたり設けられている吸水繊維パイル部が主に水分を含み、清掃部のうち吸水繊維パイル部以外の部分を構成し清掃部の全体にわたり設けられている非吸水繊維パイル部は、あまり水分を含まない。清掃部により床面等の被清掃面を拭く場合に清掃部と被清掃面との間に作用する摩擦抵抗は、水分を含む比率が大きい吸水繊維パイル部において大きく、水分をあまり含まない非吸水繊維パイル部において小さい。
【0008】
清掃部により床面等の被清掃面を拭く場合に清掃部と被清掃面との間に作用する摩擦抵抗が、清掃部の全体にわたり設けられている非吸水繊維パイル部において低減されるので、清掃作業を行う上で好適である。被清掃面上の汚れの拭き取りや被清掃面にこびりついた汚れを被清掃面から分離させるための水分の供給は、清掃部の全体にわたり設けられて水分を含んでいる吸水繊維パイル部が主として担う。また、水分が供給された状態の被清掃面からこびりついた汚れを分離することについては、清掃部の全体にわたり設けられた水分をあまり含まない非吸水繊維パイル部が好適に作用する。よって、吸水繊維パイル部と非吸水繊維パイル部が相まって優れた清掃効果を発揮する。
【0009】
上記清掃布は、清掃部における吸水繊維パイル部と非吸水繊維パイル部の占める面積の比率が、3:7乃至8:2であるものであることが好ましい。
【0010】
この場合、清掃部における吸水繊維パイル部と非吸水繊維パイル部の占める面積の比率が、3:7乃至8:2である場合、非吸水繊維パイル部による摩擦抵抗低減作用及びこびりつき汚れ分離作用並びに吸水繊維パイル部による汚れ拭き取り及び水分供給作用を効果的に発揮する上で好ましい。
【0011】
上記清掃布は、清掃部が、交互に平行状に隣接した複数の帯状の吸水繊維パイル部と複数の帯状の非吸水繊維パイル部からなるものであることが好ましい。
【0012】
この場合、清掃部が、交互に平行状に隣接した複数の帯状の吸水繊維パイル部と複数の帯状の非吸水繊維パイル部からなるので、非吸水繊維パイル部による摩擦抵抗低減作用及びこびりつき汚れ分離作用並びに吸水繊維パイル部による汚れ拭き取り及び水分供給作用を、特に帯状の吸水繊維パイル部と帯状の非吸水繊維パイル部の隣接方向が清掃部の主な拭方向である場合に、清掃部の全体にわたり効果的に発揮し得る。
【0013】
上記清掃布は、吸水繊維パイル部を構成する吸水性糸製パイル及び非吸水繊維パイル部を構成する非吸水性糸製パイルが、何れもループパイルであるものであることが好ましい。
【0014】
この場合、吸水繊維パイル部を構成する吸水性糸製パイル及び非吸水繊維パイル部を構成する非吸水性糸製パイルが、何れもループパイルであるため、こびりついた汚れを被清掃面から掻き取って分離する作用に優れる。
【0015】
上記清掃布は、シート状基部に対するパイルの高さが、吸水繊維パイル部よりも非吸水繊維パイル部の方が高く、清掃時における被清掃面に対する清掃部の押圧により、吸水繊維パイル部及び非吸水繊維パイル部が何れも被清掃面に接し得るものであることが好ましい。
【0016】
この場合、清掃時における被清掃面に対する清掃部の押圧により、吸水繊維パイル部及び非吸水繊維パイル部が何れも被清掃面に接し得る程度に、シート状基部に対する高さが、吸水繊維パイル部よりも非吸水繊維パイル部の方が高い。そのため、被清掃面上の汚れの拭き取りや被清掃面にこびりついた汚れを被清掃面から分離させるための水分の供給を吸水繊維パイル部が十分に行い得る状態で、清掃時の被清掃面との間の摩擦抵抗の非吸水繊維パイル部による低減及び非吸水繊維パイル部による被清掃面にこびりついた汚れの分離を、何れもより効果的に実現し得る。
【発明の効果】
【0017】
本発明の清掃布によれば、清掃部により床面等の被清掃面を拭く場合に清掃部と被清掃面との間に作用する摩擦抵抗が、清掃部の全体にわたり設けられている非吸水繊維パイル部において低減されるので、清掃作業を行う上で好適であると共に、被清掃面上の汚れの拭き取りや被清掃面にこびりついた汚れを被清掃面から分離させるための水分の供給は、清掃部の全体にわたり設けられて水分を含んでいる吸水繊維パイル部が主として担い、水分が供給された状態の被清掃面からこびりついた汚れを分離することについては、清掃部の全体にわたり設けられた水分をあまり含まない非吸水繊維パイル部が好適に作用するので、吸水繊維パイル部と非吸水繊維パイル部が相まって優れた清掃効果を発揮する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
【0019】
図1及び図2は何れも本発明の実施の形態の一例としての清掃布についてのものであって、図1は模式底面図、図2は模式横断面図である。
【0020】
この清掃布Aは、柄付きの清掃布保持用ヘッドに保持した状態で水を含ませて清掃を行うためのものであって、長方形状のシート状基部Sの表側面に、パイルにより構成された清掃部Cを備える。清掃部Cは、シート状基部Sの両側の短手方向側部S1を除き長手方向全長にわたる長方形状部分である。清掃布Aを清掃布保持用ヘッドに保持する場合に、短手方向側部S1は、清掃部Cが清掃布保持用ヘッドの下側においてシート状基部Sの下方に位置するようにして清掃布保持用ヘッドの上側においてクリップ部等の保持部により保持するための部分である。
【0021】
シート状基部Sというのは、例えば基布であるが、これに限らない。メッシュ素材等の布以外の材料を用いることもできる。
【0022】
清掃部Cが、短手方向に交互に平行状に隣接した複数の帯状の吸水繊維パイル部Yと複数の帯状の非吸水繊維パイル部Uからなる。吸水繊維パイル部Yは吸水性糸製ループパイルからなり、非吸水繊維パイル部Uは非吸水性糸製ループパイルからなる。非吸水繊維パイル部Uの幅は吸水繊維パイル部Yの幅よりやや狭く構成されている。この例においては、吸水繊維パイル部Yを6本、非吸水繊維パイル部Uを5本有するが、このように平行状に隣接した複数の帯状の吸水繊維パイル部Yと複数の帯状の非吸水繊維パイル部Uからなる清掃部Cの場合、非吸水繊維パイル部Uを少なくとも2本設けることが望ましい。
【0023】
吸水性糸としては、極細合成繊維製糸を用いることができる。極細合成繊維は、例えば、海島型複合繊維の海成分を溶剤や分解剤で分離することにより製造したり、2成分以上からなる剥離型の分割繊維を使用して分離させることにより製造する等の公知の製法により製造することができる。非吸水性糸としては、非吸水性の合成繊維糸を用いることができる。
【0024】
吸水繊維パイル部Y及び非吸水繊維パイル部Uのシート状基部Sの表側面からのパイル高は何れも5mmである。何れのパイルの長さも、例えば2乃至30mm程度とすることができるが、好ましくは3乃至10mmである。
【0025】
清掃対象面に特に限定はない。例えば、木、プラスチック、コンクリート、モルタル、タイル等の各種材料製の床面、畳、机の天板面等の各種家具の様々な面に適宜使用し得る。
【0026】
清掃部Cに水を含ませると、清掃部Cの吸水繊維パイル部Yが主に水分を含み、清掃部Cのうち吸水繊維パイル部Y以外の部分を構成する非吸水繊維パイル部Uは、あまり水分を含まない。清掃部Cにより床面等の被清掃面を拭く場合に清掃部Cと被清掃面との間に作用する摩擦抵抗は、水分を含む比率が大きい吸水繊維パイル部Yにおいて大きく、水分をあまり含まない非吸水繊維パイル部Uにおいて小さい。清掃部Cにより床面等の被清掃面を拭く場合に清掃部Cと被清掃面との間に作用する摩擦抵抗が、清掃部Cの全体にわたり設けられている非吸水繊維パイル部Uにおいて低減されるので、清掃作業を行う上で好適である。
【0027】
被清掃面上の汚れの拭き取りや被清掃面にこびりついた汚れを被清掃面から分離させるための水分の供給は、清掃部Cの全体にわたり設けられて水分を含んでいる吸水繊維パイル部Yが主として担う。また、水分が供給された状態の被清掃面からこびりついた汚れを分離することについては、清掃部Cの全体にわたり設けられた水分をあまり含まない非吸水繊維パイル部Uが好適に作用する。よって、吸水繊維パイル部Yと非吸水繊維パイル部Uが相まって優れた清掃効果を発揮する。清掃部Cは、交互に平行状に隣接した複数の帯状の吸水繊維パイル部Yと複数の帯状の非吸水繊維パイル部Uからなるので、非吸水繊維パイル部Uによる摩擦抵抗低減作用及びこびりつき汚れ分離作用並びに吸水繊維パイル部Yによる汚れ拭き取り及び水分供給作用を、特に帯状の吸水繊維パイル部Yと帯状の非吸水繊維パイル部Uの隣接方向が清掃部Cの主な拭方向である場合に、清掃部Cの全体にわたり効果的に発揮し得る。吸水繊維パイル部Yを構成する吸水性糸製パイル及び非吸水繊維パイル部Uを構成する非吸水性糸製パイルが、何れもループパイルであるため、こびりついた汚れを被清掃面から掻き取って分離する作用に優れる。
【0028】
なお、主な拭方向というのは、清掃布により清掃対象面を拭く場合の主たる方向であり、長手方向とそれに直交する短手方向が定まる形状(例えば長方形、正方形、楕円形等)の場合、通常、長手方向又は短手方向である。このうち、拭く範囲が広くなる短手方向が主たる方向となることが多い。円形のように長手方向と短手方向が定まらない形状の場合、何れの方向を主たる拭方向とすることもできる。清掃布を清掃布保持ヘッド等に保持して使用する場合の保持態様が定まっていればその清掃布の主たる拭方向も定まることが多い。
【0029】
図3は本発明の実施の形態の別の例としての清掃布Bについての横断面模式図である。この清掃布Bの平面模式図は図1と同一である。
【0030】
この場合、シート状基部Sの表側面からのパイルの高さは、吸水繊維パイル部Yが4.5mm、非吸水繊維パイル部U1が5mmである。すなわち、シート状基部Sに対する高さが、吸水繊維パイル部Yよりも非吸水繊維パイル部U1の方が高く、清掃時における被清掃面に対する清掃部Cの押圧により非吸水繊維パイル部U1の高さが低下した状態となって、吸水繊維パイル部Y及び非吸水繊維パイル部U1が何れも被清掃面に接し得る。
【0031】
この場合、被清掃面上の汚れの拭き取りや被清掃面にこびりついた汚れを被清掃面から分離させるための水分の供給を吸水繊維パイル部Yが十分に行い得る状態で、清掃時の被清掃面との間の摩擦抵抗の非吸水繊維パイル部U1による低減及び非吸水繊維パイル部U1による被清掃面にこびりついた汚れの分離を、何れもより効果的に実現し得る。シート状基部に対する高さは、吸水繊維パイル部よりも非吸水繊維パイル部の方が0.2乃至2mm高いことが好ましい。より好ましくは0.4乃至1mmである。
【0032】
上記何れの清掃布においても、清掃部における吸水繊維パイル部と非吸水繊維パイル部の占める面積の比率は、非吸水繊維パイル部による摩擦抵抗低減作用及びこびりつき汚れ分離作用並びに吸水繊維パイル部による汚れ拭き取り及び水分供給作用を効果的に発揮する上で3:7乃至8:2であることが好ましい。より好ましくは4:6乃至7:3である。
【0033】
また、本発明の清掃布において、吸水繊維パイル部と非吸水繊維パイル部を何れも清掃部Cの全体にわたり設ける態様としては、一定幅又は可変幅の直線帯状部又は曲線帯状部を両者交互に繰り返す態様、清掃布が方形である場合にその辺に対し両パイル部を傾斜する帯状部としたりV字状の帯状部としたり、波形帯状部、ジグザグ帯線状部、同心円帯状部、同心楕円帯状部、同心多角帯状部等とすることもできる。市松状に両パイル部を配置したり、一方のパイル部中に他方のパイル部を分散配置することもできる。なお、吸水繊維パイル部と非吸水繊維パイル部は、清掃部の主な拭方向において必ず若しくはほぼ必ず交互に位置するものとすることが好ましい。
【0034】
なお、以上の実施の形態についての記述における上下位置関係は、単に図に基づいた説明の便宜のためのものであって、実際の使用状態等を限定するものではない。また、以上の実施の形態についての記述における構成部品の寸法、個数、材質、形状、その相対配置などは、特にそれらに限定される旨の記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例に過ぎない。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】模式底面図である。
【図2】模式横断面図である。
【図3】模式横断面図である。
【符号の説明】
【0036】
A 清掃布
B 清掃布
C 清掃部
S シート状基部
S1 短手方向側部
U 非吸水繊維パイル部
U1 非吸水繊維パイル部
Y 吸水繊維パイル部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パイルにより構成された清掃部をシート状基部の少なくとも一方の面に備えた清掃布であって、
前記清掃部は、吸水性糸製パイルからなる吸水繊維パイル部と、非吸水性糸製パイルからなり前記清掃部のうち前記吸水繊維パイル部以外の部分を構成する非吸水繊維パイル部を有してなり、
前記吸水繊維パイル部と非吸水繊維パイル部は、何れも清掃部の全体にわたり設けられていることを特徴とする清掃布。
【請求項2】
清掃部における吸水繊維パイル部と非吸水繊維パイル部の占める面積の比率が、3:7乃至8:2である請求項1記載の清掃布。
【請求項3】
清掃部が、交互に平行状に隣接した複数の帯状の吸水繊維パイル部と複数の帯状の非吸水繊維パイル部からなる請求項1又は2記載の清掃布。
【請求項4】
吸水繊維パイル部を構成する吸水性糸製パイル及び非吸水繊維パイル部を構成する非吸水性糸製パイルが、何れもループパイルである請求項1、2又は3記載の清掃布。
【請求項5】
シート状基部に対するパイルの高さが、吸水繊維パイル部よりも非吸水繊維パイル部の方が高く、清掃時における被清掃面に対する清掃部の押圧により、吸水繊維パイル部及び非吸水繊維パイル部が何れも被清掃面に接し得る請求項1乃至4の何れかに記載の清掃布。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−307142(P2007−307142A)
【公開日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−139164(P2006−139164)
【出願日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【出願人】(000178583)山崎産業株式会社 (77)
【Fターム(参考)】