説明

清涼飲料水

【課題】従来の保健飲料としては、塩分、ビタミン、ミネラルその他人体に有用な成分補給について、夫々有効とされ、流通し、所定の効果も知られているが、前記有用成分の補給に止まらず、積極的に、人体内の老廃物の排除、活性酸素の抑制などを促す健康に有用な飲料であり、有機ゲルマニウムの効用を保つと共に、効用の個人差を少なくする清涼飲料の提供。
【解決手段】精製水に有機ゲルマニウム0.05%〜5.0%(重量)と、イノシトール0.1〜8.0%(重量)及びタウリン0.2%〜5.0%(重量)を含清涼飲料水。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、飲用によって人体を賦活し、余分の活性酸素を抑制すると共に、老廃物の積極的排泄を促すなど、健康に有用な飲料(保健飲料)に属する清涼飲料水に関する。
【背景技術】
【0002】
従来保健飲料としては、塩分補給の運動時の飲料水、各種ビタミン水、或いは果汁を主とする飲料又は各種ビタミン・ミネラルを含む海洋深層水などが知られている。
【特許文献1】特開昭59−25677
【特許文献2】特開昭62−74268
【特許文献3】特開昭60−41472
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記従来の各種飲料類は、塩分、ビタミン、ミネラルその他人体に有用な成分補給について、夫々有効とされ、流通し、所定の効果も知られている(例えば疲労回復など)。
【0004】
然し乍ら、前記有用成分の補給に止まらず、積極的に、人体内の老廃物の排除、活性酸素の抑制などについては、薬剤として主として病人に投与する物以外は知られていない。
【0005】
また、人間生活において、健康に見えても発病寸前であったり、病気であっても病人にはならないような、いわゆる病人予備軍が圧倒的に多いことも知られているが、その予防等は健康診断などに委されている。
【0006】
前記健康診断において、発病者は特定されて、特定の治療が加えられるとしても圧倒的に多い発病予備軍に対しては、一定の注意を与えるけれども、適切な処置に到らない現状である。
【0007】
このような場合には、いわゆる自己責任として、ビタミン、ミネラルの補給とか、食事、食用材料の選定など自己防衛に委されている現状である。
【0008】
各種ビタミン飲料についても、各人各様の体調に対し、適切か否か不明の場合が多く、いわゆる気休め的対処に終る場合も少なくないなど、幾多の問題点がある。
【0009】
人体の健康状態(保健)についても、本人に不明の場合が多く、甲に適切な治療(又は飲用)であっても、同一症状の乙にそのまま採用して有効か否かは不明であるなどの問題点がある。
【0010】
例えば、ビタミン補給にしても、甲に有効な保健飲料が、乙にも有効か否かは不明であり、特に、同一飲料でも、飲用者の体調によって有効であったり、効果が余り認められなかったりするなど、保健飲料にも千差万別とされる問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この発明は、人体内に長時間残留できない物質であって、体内の老廃物の排除に有効とされる有機ゲルマニウムを主材とし、その働きを助長する成分を添加することにより、誰でも当て嵌まる保健飲料を得たのである。
【0012】
前記成分としては、イノシトール、タウリンなどをあげることができるが、更に少量のパントテン酸カルシウムを加えることにより、人体内にやさしく、かつ有効な清涼飲料水を得たのである。
【0013】
即ちこの発明は、精製水に有機ゲルマニウム0.05%〜5.0%(重量)及びタウリン0.2%〜5.0%(重量)を含むことを特徴とした清涼飲料水である。
【0014】
また他の発明は、精製水に有機ゲルマニウム0.05%〜5.0%(重量)と、イノシトール0.1〜8.0%(重量)及びタウリン0.2%〜5.0%(重量)を含むことを特徴とした清涼飲料水である。
【0015】
更に他の発明は、精製水に有機ゲルマニウム0.05%〜5.0%(重量)と、イノシトール0.1〜8.0%(重量)及びタウリン0.2%〜5.0%(重量)及びパントテン酸カルシウム0.01%〜1.0%(重量)を含むことを特徴とした清涼飲料水である。
【0016】
前記中有機ゲルマニウムの加入量を0.05%より少なくすると、効果が不明瞭になり、添加量が5.0%を越えても更なる効果の向上は認められないので、その量を0.05%〜5.0%(重量)とした。
【0017】
前記有機ゲルマニウムは、半導体であって、人体内に長く残留できず、24時間以内に排泄されるが、この際、体内に発生した毒素、老廃物、異物を一緒に体外へ排泄するので、結果的に身体臓器の活性化を促すものである。
【0018】
またインターフェロンの研究によれば、インターフェロンが、ガンの治療薬として知られているが、有機ゲルマニウムは、インターフェロンを作る物質(インターフェロン誘発物質)として報告されている。
【0019】
前記有機ゲルマニウムの効力は、体内の酸素量を増加させ、血液を浄化すること、体内の老廃物の排泄を助長すること、免疫力及び自然治癒力を高めるなどの有用なことが判明している。
【0020】
一方有機ゲルマニウムを服用していると、人によっては湿疹、発疹、患部の痛み、発熱、下痢などの反応を生じることがある(瞑眩反応)といわれているけれども、この発明のように、イノシトール又はタウリンなどを加えることによって、前記個人差がなくなることが判明している。
【0021】
この発明の清涼飲料は、有機ゲルマニウムの薬効を助長し、かつ個人差のある瞑眩反応を防止又は皆無にする効果があるが、薬剤と違い、人体の治癒力を助長する物であって、治療薬ではないので、即効性は望むべくもない。換言すれば、この発明の飲料は保健飲料又は体質改善飲料であるから、1ヶ月以上とか、何年間とか飲用を続けることにより、体質が改善される。
【発明の効果】
【0022】
この発明の飲料は、少量宛継続飲用することにより、有機ゲルマニウムが緩徐に作用し、人体内の老廃物の積極的排除、血行の促進、体質改善、活性酸素の抑制など健康、保健に有用である。
【0023】
特に有機ゲルマニウムの効用の個人差を少なくし、有効性を助長する効果がある。
【0024】
また体質改善を主とするので、性別、年令に限らず有効なことが報告されている。例えば12才児、50才の男性、女性、60才の男性、女性、70才、80才の男性、女性など多くの健康快復の実例がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
この発明は、常温の清浄水に、その0.1%(重量)の有機ゲルマニウムと、1.0%(重量)のイノシトールと、1.1%(重量)のタウリンとを混合し、この発明の清涼飲料を得た。
【0026】
この清涼飲料は、温度0℃〜40℃の何れにおいても変化しないが、流通上は常温又は冷蔵(5℃〜10℃)が好ましい。
【実施例1】
【0027】
40℃〜60℃とした精製水1リットル中へ、有機ゲルマニウム1ccと、イノシトール10ccと、タウリン11ccとを加えて撹拌すれば、均一溶液となり、この発明の清涼飲料水ができる。この清涼飲料水は、常温に放置しても成分が析出(分離)することはない。前記清涼飲料水は壜詰後殺菌(例えば紫外線照射)し、流通させる。
【0028】
前記を飲用に供する場合には、1日10cc〜100ccであり、年令、体重などにより、適宜定める。
【実施例2】
【0029】
40℃〜60℃とした精製水1リットル中へ、有機ゲルマニウム2ccと、タウリン10ccを投入し、撹拌すれば、この発明の清涼飲料ができる。これを殺菌(例えば85℃で30分間加熱)して壜詰する。
【実施例3】
【0030】
40℃〜60℃とした精製水1リットル中へ有機ゲルマニウム2ccと、タウリン10ccと、パントテン酸カルシウム10ccとを混入し、均一に撹拌すればこの発明の清涼飲料ができる。この清涼飲料水を壜詰後殺菌してから、流通に付する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
精製水に有機ゲルマニウム0.05%〜5.0%(重量)及びタウリン0.2%〜5.0%(重量)を含むことを特徴とした清涼飲料水。
【請求項2】
精製水に有機ゲルマニウム0.05%〜5.0%(重量)と、イノシトール0.1〜8.0%(重量)及びタウリン0.2%〜5.0%(重量)を含むことを特徴とした清涼飲料水。
【請求項3】
精製水に有機ゲルマニウム0.05%〜5.0%(重量)と、イノシトール0.1〜8.0%(重量)及びタウリン0.2%〜5.0%(重量)及びパントテン酸カルシウム0.01%〜1.0%(重量)を含むことを特徴とした清涼飲料水。