説明

渡し板

【課題】2枚の板材を連結する手段を改良して、車椅子などが段差、溝部、又は凹所などを安全かつ容易に通行するための安価な渡し板を提供すること。
【解決手段】段差などに架け渡して平坦な通行路を形成する渡し板10は、厚みのある2枚の板材11,12を合成樹脂製の第1粘着テープ14及び第2粘着テープ15で連結されて構成されている。第1粘着テープ14は、2つの板材11,12の平坦な側面11c,12cを対面させて近接させたときに形成される間隙部13を跨いで両板材11,12の各表面11a,12aに貼り付けられ、第2粘着テープ15は、間隙部13を跨いで両板材11,12の各側面11c,12cに貼り付けられ、間隙部13では第1粘着テープ14と第2粘着テープ15とを貼り合わせた接合部16が形成され、この接合部16が板材11,12を連結すると共にヒンジとして機能する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、渡し板に関し、更に詳細には、例えば、車椅子などで段差を通過する際に平坦なスロープを形成し、或いは溝部又は凹所を通過する際に平坦な連続路面を形成してスムーズな通行を保障する持ち運び可能な渡し板に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、公共施設などではバリアフリー対策としてエレベータやエスカレータが設置され、また、階段にはその傍らに迂回路としてスロープが作られている場合もあり、車椅子などでの通行が容易に行えるようになっている。さらに、階段だけで昇り降りしなければならない場所では、階段に沿って昇降する車椅子用階段昇降機が壁際に設置されていることもある。このように社会インフラが徐々に整備されてきていることから、例えば、身体に障害を持つ者が車椅子に乗って外出する場合などには、これらエレベータ、エスカレータ、迂回路であるスロープ、或いは車椅子用階段昇降機を利用して危険なく通行することができる。
【0003】
しかし、上述したような社会インフラ整備が進んでも、未だ整備されていない段差は数多く存在し、例えば、歩道と車道の段差、バスの乗降口と路面との段差、或いは列車や電車に乗り降りする際の車両とホームとの段差や溝部などが車椅子の通行に支障を来していることも事実である。最近では、車椅子が、列車や電車に乗り降りする際、或いはバスに乗り降りする際には、乗降駅やバスに常備されている渡し板(単に、スロープとも言うことがある)を使用することで車椅子の安全な乗降を図っている。特許文献1には、このような渡し板として利用する「携帯用スロープ」の発明が開示されている。特許文献1に開示された発明は、強化プラスチックからなる2枚の板材の表面に、硬質又は軟質いずれか若しくは両方のチップ材をバインダにて連結することで形成された滑り止め材を取り付け、2枚の板材どうしを織布又は不織布からなるシートで繋いだ構成とされていた。
【特許文献1】特開2003−184249号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された携帯用スロープでは、2枚の板材を繋ぐシートに織布又は不織布を使用し、さらにこれら織布又は不織布を形成している繊維に、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリビニルアルコール繊維などのいずれかを使用してその必要強度を確保している。このように特許文献1に開示された発明では、2枚の板材を繋ぐシートが非常に特殊な構造のものであるため、手軽に入手することができるものではなく、従って、その価格が高く、それが携帯用スロープの価格を高める、という問題があった。車椅子などの安全な通行を確保する道具は可能な限り安価でなければ、このような道具の普及率を高めることはできず、社会インフラ整備の遅れの原因ともなる。
【0005】
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、2枚の板材を連結する手段を改良して、車椅子などが段差、溝部、又は凹所などを安全かつ容易に通行するための安価な渡し板を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、段差に架け渡し、又は溝部や凹所に架け渡して平坦な通行路を形成する渡し板であり、その特徴とするところは、少なくとも平坦な表面、及び一側縁部を介して前記表面と連接する平坦な側面を備える厚みのある少なくとも2枚の板材と、前記両板材の前記各側面が対面するように接近して並べたとき、隣接する前記一側縁部間に形成される間隙部を中心として前記両板材の前記表面どうしが重ね合わせ可能に前記両板材を連結する可撓性を有する合成樹脂製の第1粘着テープ及び第2粘着テープとから構成され、前記第1粘着テープが、前記間隙部を跨いで前記両板材の前記各表面に貼り付けられ、前記第2粘着テープが、前記間隙部を跨いで前記両板材の前記各側面に貼り付けられ、前記間隙部では前記第1粘着テープと前記第2粘着テープとが貼り合わされた接合部が形成され、この接合部が前記板材を連結すると共にヒンジとして機能することにある。
【0007】
本発明の渡し板における好ましい一つの実施態様としては、前記第2粘着テープが、前記両板材の前記各側面から前記表面とは反対側の裏面にまで貼り付けられている。
【0008】
本発明の渡し板における好ましい他の実施態様としては、前記第1粘着テープ及び前記第2粘着テープには、前記間隙部を横断する方向に延びる多数の補強繊維が入れられている。
【0009】
本発明の渡し板における好ましい他の実施態様としては、前記第1粘着テープ及び前記第2粘着テープには、前記間隙部に沿う方向に延びる多数の補強繊維が入れられている。
【発明の効果】
【0010】
本発明の渡し板によれば、平坦な側面が間隔をあけて対面するように並べた少なくとも2枚の板材を連結する可撓性の合成樹脂製の第1粘着テープと第2粘着テープとが、それぞれ両板材の対峙した各側面間の間隙部を跨いで貼り付けられることから、間隙部では両粘着テープが相互に貼り合わされた接合部が連結部兼ヒンジ部として形成される。この連結部兼ヒンジ部は、第1粘着テープと第2粘着テープとの貼り合わせていることから非常に強靱で耐久性が高く、その結果、2つの板材を接続する第1粘着テープと第2粘着テープに市販の粘着テープを用いても十分に使用に耐える連結部兼ヒンジ部を形成することができ、これにより、渡し板を安価に作ることができる。
【0011】
また、本発明の渡し板によれば、第2粘着テープが両板材の各側面から裏面にまで及んで貼り付けられているので、両板材を第2粘着テープにより接続する際、より大きな接続強度を得ることができる。さらに、隣接する板材を接続する第1粘着テープ及び第2粘着テープには間隙部を横断する方向に延びる多数の補強繊維が入れられていることから、各テープ自体の強度が大きくなり、これにより2枚の板材の接続強度を高めることができる。また、隣接する板材を接続する第1粘着テープ及び第2粘着テープには前述した補強繊維に加えて、間隙部に沿う方向に延びる多数の補強繊維が入れられているので、両板材に貼り付けられた第1粘着テープ及び第2粘着テープにおける板材の長さ方向及びこの方向に直交する方向へ強度が高く、その結果、両板材の接続強度をより高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の渡し板を添付の図に示された好適な実施形態についてさらに詳細に説明する。図1は、本発明における一実施形態に係る渡し板10を示す平面図、図2は、図1の渡し板10を2−2線で切断してその切断面を見た断面図、図3は、図2のA部を拡大して示す部分的な拡大断面図である。この渡し板10は、繊維強化プラスチック(FRP)から形成された2枚の板材11,12を備えている。これら2枚の板材11,12は、これらの長さ方向軸線が並行になるように並べて段差や溝部などに架け渡し、例えば、人の乗った車椅子の左右の車輪がそれぞれ各板材11,12を路盤として安全に通過できるように、また、その際、破損は勿論のこと大きな撓みも起こらない強度を備える厚さや大きさとされている。
【0013】
図1及び図2から明らかなように、この実施形態に係る渡し板10を構成する各板材11,12のそれぞれは、表面11a,12a、裏面11b,12b、対向する側面11c,11d,12c,12d、及び対向する端面11e,11f,12e,12fの六面を備える所定厚さの直方体である。これらの板材11,12は、まったく同じ形状及び大きさで形成されており、少なくともそれぞれの表面11a,12aと裏面11b,12bとは平坦(平滑)に形成され、また、少なくとも一側面11c,12cも平坦(平滑)に形成されている。
【0014】
これら2枚の板材11,12は、それぞれの一側面11c,12cが対面するように対峙させられ、それら各一側面11c,12c間に僅かな間隙部13が形成されるように接近して並べられた状態で可撓性を有する合成樹脂製の第1粘着テープ14及び第2粘着テープ15により接続されている。第1粘着テープ14は、図3に示されるように各一側面11c,12cを対峙させた時に形成される間隙部13を跨いで両板材11,12の各表面11a,12aに貼り付けられ、第2粘着テープ15は、間隙部13で対面している両板材11,12の各側面11c,12cに貼り付けられ、更にその第2粘着テープの両側方側が各板材11,12の裏面11b,12bに貼り付けられている。そして、間隙部13では第1粘着テープ14と第2粘着テープ15とが、間隔部13において相互に貼り合わされている。図3及び図4では、第1粘着テープ14と第2粘着テープ15とが間隙部13で相互に接合している部分を符号16で示す。
【0015】
可撓性を有する合成樹脂製の第1粘着テープ14と第2粘着テープ15で2つの板材11,12を連結する際のこれら粘着テープ14,15の貼り付け方について説明すると、図1〜図3に示されるように2枚の板材11,12を、それぞれの一側面11c,12cが対面するように対峙させ、それら各一側面11c,12c間に僅かな間隙部13が形成されるように接近して並べる。そして、第1粘着テープ14が、側面11c,12c間の間隙部13を跨ぐように、かつこの間隙部13に沿って両板材11,12の表面11a,12aに貼り付けられる。次いで、図4に示されるように第1粘着テープ14で仮接続された両板材11,12が、第1粘着テープ14の間隙横断部分をヒンジ部として図3に矢印17で示されるように旋回させられ、2つの板材11,12の表面11a,12aどうしを対面させる。
【0016】
このように第1粘着テープ14により仮接続された2つの板材11,12が、それらの表面11a,12aどうしを対面させるように折り畳まれると、対面していた側面11c,12cが一平面上に位置することになる。そこで、第2粘着テープ15が、両側面11c,12cに間隙部13を跨ぐように側面11c,12cの長さ方向に亘って貼り付けられる。これにより、第2粘着テープ15は、2つの板材11,12の両側面11c,12cに貼り付けられると共に、間隙部13を横断する部分では、間隙部13を跨いで表面11a,12aに貼り付けられた第1粘着テープ14の間隙横断部と貼り合わされ、その結果、間隙部13には2つのテープ14,15どうしの接合部16が形成される。この接合部16は、2枚の板材11,12を連結するだけではなく、図1及び図2に示されるように各表面11a,12aがほぼ連続する平面になるように広げ、また図4に示されるように各表面11a,12aを重ね合わせるべく折り畳むときの各板材11,12の旋回中心、即ちヒンジ部としても機能する。このヒンジ部を兼ねた連結部は、第1粘着テープ14と第2粘着テープ15とが相互に接合されている結果、非常に強靱である。
【0017】
渡し板10が、図4に示されるように各板材11,12の表面11a,12aどうしを対面させるように折り畳まれたとき、間隙部13を挟んでその両側に位置する両側面11c,12cの全幅寸法をWとすると、第2粘着テープ15は、この幅Wより大きい幅寸法を有している。そのため、間隙部13を跨いで側面11c,12cに、その長さ方向に亘って貼り付けられた第2粘着テープ15の幅方向側方部は各板材11,12の各側面11c,12cからはみ出す。このはみ出したテープ部分15a,15bは各板材11,12の裏面側に折り返されて裏面11b,12bに貼り付けられる。
【0018】
2つの板材11,12を連結する第1粘着テープ14及び第2粘着テープ15には、間隙部13を横断する方向、即ち粘着テープの幅方向に延びる多数の補強繊維(糸)18が入っている。このように各粘着テープ14,15にその幅方向に延びる多数の補強繊維18を入れると、各粘着テープ14,15における幅方向への引っ張り力に対する強度が高くなるため間隙部13での2つの粘着テープ14,15の接合部16の強度が更に高まり、2つの板材11,12の連結作用及びヒンジ作用の耐久性をより向上させることができる。さらに、第1粘着テープ14及び第2粘着テープ15に、間隙部13に沿って延びる方向、即ち粘着テープ14,15の長さ方向に延びる多数の補強繊維(糸)19を入れると、粘着テープ自体の引っ張り強度がより大きくなることから、間隙部13に形成される接合部16の強度はより一層高くなる。
【0019】
ところで、長さ方向及びこれに直交する幅方向に補強用の縦糸横糸を入れた粘着テープは、例えば、布粘着テープと称されるものをはじめとして種々のテープが市販されている。上述した実施形態に係る渡し板10では、例えば、ポリエステル不織布を補強材に使用したポリエステルフィルムに粘着剤を塗布したストロングテープ(日東電工CSシステム株式会社製)を第1粘着テープ14及び第2粘着テープ15として使用することができる。勿論、市販されている他の布粘着テープを使用することもできる。
【0020】
この渡し板10は、各板材11、12の他側面11d,12dに取っ手20が取り付けられている。この取っ手20は、比較に丈夫なロープ等で形成することが好ましいが、金属製のコ字型部材を他側面に固定してもよい。このような構成の渡し板10は、2つの板材11,12を表面11a,12aどうしが重なるように接合部16をヒンジ部として折り畳んだ状態で適当な保管場所に格納されている。そして、この渡し板10の使用については、例えば、車椅子で段差を通行する場合、図1に示されるように渡し板10は接合部16をヒンジ部として各板材11,12が旋回されて広げられる。
【0021】
次いで、図5に示されるように渡し板10は、各板材11,12の長さ方向一端部が段差の上段に、また長さ方向他端部が段差の下段に位置するように架け渡され、車椅子Kの左右の車輪Hが各板材11,12上を通過するようにして通行する。車椅子Kが渡し板10を通行するとき、車椅子Kの荷重は板材11,12に対して表面11a,12aから裏面11b,12bの方向に作用するので、接合部16が引き破られる程の力がこの接合部16に作用することはない。したがって、車椅子Kの通行で接合部16が破損するようなことはない。
【0022】
前述した実施形態に係る渡し板10は、図1から明らかなように各板材11,12の平面形状が長方形であったが、本発明ではこのような形状に限定されるものではなく、両板材11,12の突き合わせ側面11c、12c、とは反対側の側面11d,12dが外側に突出する湾曲形状などであってもよい。また、各板材11,12の表面11a,12aには、車椅子が通行する際の滑り止め手段(図示せず)を設けることも好ましい。このような滑り止め手段は、例えば、ゴム製のシートなどからなる薄い滑り止め材を各板材11,12の表面11a,12aのほぼ全面に貼り付けるか、或いはゴム製の帯材を板材の表面にその長手方向に等間隔に並べて接着するなどして構成することができる。また、板材11,12が繊維強化プラスチックで形成されるとき、その表面に無数の微少突起を直接成形することで滑り止め手段とすることもできる。
【0023】
また、前述した実施形態に係る渡し板10は、図1から明らかなように2枚の板材11,12が、それらの一側面11c,12cどうしを第1粘着テープ14及び第2粘着テープ15で接続したものであったが、本発明の渡し板は、このような実施形態に限定されるものではなく、板材が3枚以上であってもよい。ただし、3枚以上の板材を使用してこの渡し板を構成した場合には、各粘着テープ14,15で接続される接続部は当然のことながら複数となる。その場合、隣り合う接続部において第1粘着テープ14は渡し板のそれぞれ反対面側に位置するように各板材に接着される。このように隣接する接続部において第1粘着テープ14を渡し板の表面側と裏面側とに交互に貼り付けると、完成された渡し板は、それらの接続部で蛇腹のように折り畳むことができるので持ち運びに非常に便利となる。
【0024】
以上説明したように、本発明の渡し板によれば、平坦な側面が間隔をあけて対面するように並べた少なくとも2枚の板材を連結する可撓性の合成樹脂製の第1粘着テープが、各板材の対峙した各側面間の間隙部を跨いで貼り付けられ、また第2粘着テープが、間隙部内に入り込むように隣接する板材の各側面に貼り付けられていることから、間隙部では両粘着テープが相互に貼り合わされた接合部が連結部兼ヒンジ部として形成される。この連結部兼ヒンジ部は、第1粘着テープと第2粘着テープとが貼り合わされていることから非常に強靱でかつ高い耐久性を備えている。その結果、隣接する板材を接続する第1粘着テープと第2粘着テープに市販の粘着テープを用いても十分に使用に耐える連結部兼ヒンジ部を形成することができ、これにより、渡し板を安価に作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の一実施形態に係る渡し板を示す平面図。
【図2】図1に示される渡し板を2−2線で切断して示す断面図。
【図3】図2に示される渡し板の断面部分におけるA部を拡大して示す拡大断面図。
【図4】第1,第2粘着テープで連結された2枚の板材を表面どうしが重なるように折り畳んだ状態を示す図3と同様な部分的な拡大断面図。
【図5】本発明の渡し板を用いて段差を車椅子が通行する状態を示す使用説明図。
【符号の説明】
【0026】
10 渡し板
11,12 板材
11a,12a 板材の表面
11b,12b 板材の裏面
11c,12c 板材の一側面
11d,12d 板材の他側面
11e,12e 板材の一端面
11f,12f 板材の他端面
13 間隙部
14 第1粘着テープ
15 第2粘着テープ
16 両粘着テープどうしの接合部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
段差に架け渡し、又は溝や凹所に架け渡して平坦な通行路を形成する渡し板において、
少なくとも平坦な表面及び一側縁部を介して前記表面と連接する平坦な側面を備える厚みのある少なくとも2枚の板材と、
前記両板材の前記各側面が対面するように接近して並べたとき、隣接する前記一側縁部間に形成される間隙部を中心として前記両板材の前記表面どうしが重ね合わせ可能に前記両板材を連結する可撓性を有する合成樹脂製の第1粘着テープ及び第2粘着テープとから構成され、
前記第1粘着テープが、前記間隙部を跨いで前記両板材の前記各表面に貼り付けられ、
前記第2粘着テープが、前記間隙部を跨いで前記両板材の前記各側面に貼り付けられ、
前記間隙部では前記第1粘着テープと前記第2粘着テープとが貼り合わされた接合部が形成され、この接合部が前記板材を連結すると共にヒンジとして機能することを特徴とする渡し板。
【請求項2】
前記第2粘着テープが、前記両板材の前記各側面から前記表面とは反対側の裏面にまで貼り付けられている請求項1に記載の渡し板。
【請求項3】
前記第1粘着テープ及び前記第2粘着テープには、前記間隙部を横断する方向に延びる多数の補強繊維が入れられている請求項1又は2に記載の渡し板。
【請求項4】
前記第1粘着テープ及び前記第2粘着テープには、前記間隙部に沿う方向に延びる多数の補強繊維が入れられている請求項3に記載の渡し板。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−65430(P2010−65430A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−231936(P2008−231936)
【出願日】平成20年9月10日(2008.9.10)
【出願人】(504447992)株式会社 ジーエーピー (5)
【Fターム(参考)】