説明

温水洗浄便座の着座検出スイッチ装置

【課題】温水洗浄便座の着座検出装置が着座時の便座の軸部の下降ストロークそのままで
タクトスイッチの接点を閉じる(ONする)ものに比して、便座の下降ストロークに対す
るスイッチの動作ストロークを大きくとることが容易で、便器の歪みが大きい場合や温水
洗浄便座の部品同士の干渉がある場合に生じるスイッチ動作誤差を吸収して着座検出が確
実となる装置を提供する。
【解決手段】着座時の便座の下降によって作動するタクトスイッチを収納したスイッチケ
ース内に、軸支持部でシーソー式回動可能に支持された作動アームと、この作動アームの
一端側のスイッチ作動部が下降してタクトスイッチの接点を閉じるように作動アーム他端
側の押し圧作動部を常時上昇付勢するコイルバネを備え、便座の下降に伴い作動アームは
コイルバネに抗した押し圧作動部の下降によってスイッチ作動部が上昇してスイッチ接点
を開くこと。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、便座に着座したときタクトスイッチを作動する温水洗浄便座の着座検出スイ
ッチ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の温水洗浄便座は、図8及び図9に示すように、開閉する便座の軸部に対応配置さ
れ着座時の便座の下降によってタクトスイッチ50の接点を閉じて(ONして)、温水洗
浄便座の洗浄ノズルから温水を噴射することができる着座検出スイッチ装置を備えている
。このタクトスイッチ50は、上面開口のスイッチケース51内に収納され、スイッチケ
ース51の上面開口は、スイッチケース51に対して上下動可能に組み合わされたスイッ
チカバー52によって覆われている。タクトスイッチ50の接点を開閉する可動部53を
取り囲むように、タクトスイッチ50の上に保持した大径コイルバネ54と、この大径コ
イルバネ54内において、タクトスイッチ50の上に保持した小径コイルバネ55を備え
ている。図9に示すように、スイッチカバー52には可動部53に対応位置する突起部5
6が形成され、小径コイルバネ55がこの突起部56の周囲と可動部53の周囲に嵌り合
っている。また、大径コイルバネ54は小径コイルバネ55を取り囲んで、タクトスイッ
チ50の上面とスイッチカバー52の裏面に渡って配置されている。
【0003】
この構成において、大径コイルバネ54によって便座の軸部に係る荷重を支え、着座時
の便座の軸部の下降によってスイッチカバー52が大径コイルバネ54を押し圧して下降
するとき、小径コイルバネ55が押し圧されることによって可動部53が下降して、タク
トスイッチ50の接点を閉じる(ONする)。これによって、制御部が着座検出状態とな
って、操作パネル部の洗浄開始スイッチの操作によって、洗浄ノズルから温水を噴出して
便座した人の部位を洗浄する状態となる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この着座検出スイッチ装置は、着座時の便座の軸部の下降によってスイッチカバー52
が、小径コイルバネ55を介してタクトスイッチ50の接点を閉じる(ONする)構成で
あり、着座時の便座の軸部の下降ストロークがそのまま、タクトスイッチ50の接点を閉
じる(ONする)ストロークとなる。このため、小径コイルバネ55の自由長やバネ定数
のバラツキによって、温水洗浄便座ごとにタクトスイッチ50が接点を閉じる(ONする
)ストロークや動作力にバラツキが生じ、着座検出が一定しないことがある。
【0005】
また、この着座検出スイッチ装置を備えた温水洗浄便座を便器上に取り付けた際に、便
器の歪みが大きい場合や部品同士の干渉がある場合には、タクトスイッチ50の接点を閉
じる(ONする)まで小径コイルバネ55が十分に縮まらず、接点が閉じない(ONしな
い)ことによって、着座検出ができないことがある。なお、スイッチカバー52がゴム製
であるため、便座の開閉時にその軸部との摩擦によってスイッチカバー52が磨耗して、
接点が閉じない(ONしない)状態が生じることがある。
【0006】
本発明はこのような点に鑑み、コイルバネは便座の軸部に係る荷重を支える目的で使用
し、タクトスイッチの接点が閉じる(ONする)ことによって着座検出する方式に替えて
、タクトスイッチの接点が開く(OFFする)ことによって、着座検出が確実に行なえる
方式とし、上記のような課題を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1発明は、開閉する便座の軸部に対応配置され着座時の便座の下降によってタクトス
イッチを作動する仕組みの温水洗浄便座の着座検出スイッチ装置において、前記タクトス
イッチを収納したスイッチケース内には、軸支持部でシーソー式回動可能に支持された作
動アームと、この作動アームの一端側のスイッチ作動部が下降して前記タクトスイッチの
接点を閉じるように前記作動アーム他端側の押し圧作動部を常時上昇付勢するコイルバネ
を備え、前記便座の下降に伴い前記作動アームは、前記コイルバネに抗した前記押し圧作
動部の下降によって、前記スイッチ作動部が上昇して前記スイッチ接点を開くことにより
、便座に着座したことを検出するように作動する。
【0008】
第2発明は、第1発明において、前記スイッチケースは上面開口を備え、前記スイッチ
ケースに対して上下動可能に組み合わされて前記便座の軸部が当接する耐磨耗性の合成樹
脂製スイッチカバーで前記上面開口が覆われ、前記スイッチカバーは、前記便座の軸部の
下降に伴って前記スイッチ接点を開く方向に前記押し圧作動部を下降作動することを特徴
とする。
【発明の効果】
【0009】
第1発明によって、コイルバネは作動アームの一端側の押し圧作動部を上方へ押して、
タクトスイッチの接点を閉じ、便座の下降に伴って作動アームがシーソー動作してスイッ
チ作動部が上昇してスイッチ接点が開くため、従来のように着座時の便座の軸部の下降ス
トロークがそのまま、タクトスイッチの接点を閉じる(ONする)ストロークとなるもの
に比して、便座の下降ストロークに対するスイッチの動作ストロークを大きくとることが
容易となり、便器の歪みが大きい場合や温水洗浄便座の部品同士の干渉がある場合に生じ
るスイッチを作動させる動作誤差を吸収して、便座に着座したことの検出が確実となる。
【0010】
第2発明は、第1発明の効果に加えて、スイッチケースの上面開口を覆うスイッチカバ
ーが、耐磨耗性の合成樹脂製で以って便座の軸部に当接しており、便座の下降に伴ってス
イッチカバーが作動アームの押し圧作動部を下方へ押すことにより、耐久性のある安定し
た着座検出が得られるものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明は、開閉する便座の軸部に対応配置され着座時の便座の下降によってタクトスイ
ッチを作動する仕組みの温水洗浄便座の着座検出スイッチ装置において、前記タクトスイ
ッチを収納したスイッチケース内には、軸支持部でシーソー式回動可能に支持された作動
アームと、この作動アームの一端側のスイッチ作動部が下降して前記タクトスイッチの接
点を閉じるように前記作動アーム他端側の押し圧作動部を常時上昇付勢するコイルバネを
備え、前記便座の下降に伴い前記作動アームは、前記コイルバネに抗した前記押し圧作動
部の下降によって、前記スイッチ作動部が上昇して前記スイッチ接点を開くことにより、
便座に着座したことを検出するものであり、本発明の実施例を以下に記載する。
【実施例1】
【0012】
本発明の実施形態について説明する。図1は本発明に係る温水洗浄便座の蓋が閉まった
状態の斜視図、図2は本発明に係る温水洗浄便座の蓋を取り外した状態の斜視図、図3は
本発明に係る温水洗浄便座の蓋と機能部分のカバーを取り外した状態の斜視図、図4は本
発明に係る温水洗浄便座の機能部分のカバーを取り外した状態の平面図、図5は本発明に
係る温水洗浄便座の軸部に対応して着座検出スイッチ装置を取り付けた部分の断面図、図
6は本発明に係る着座検出スイッチ装置の分解斜視図、図7は本発明に係る着座検出スイ
ッチ装置の断面図である。
【0013】
図において、1は本発明の温水洗浄便座を示しており、裏側から絶縁被覆されたコード
ヒータで加温される便座2と、便座2の上面を覆う開閉蓋3と、便座2及び開閉蓋3の後
方に位置して後述の機能部10を配置すると共に便座2及び開閉蓋3を開閉回動可能に支
持する基材部8を備えている。基材部8には、便座2の後部下側へ延びる肛門洗浄用ノズ
ル4Aやビデ洗浄用ノズル4Bや温水タンク5や電装部6等の機能部10が配設され、こ
の機能部10を覆うようにカバー7が基材部8に着脱自在に取り付けられている。カバー
7の一部がパネル7Aになっている。蓋3の後端部の駆動側(図では右側)は、基材部8
に支持部材を介して取り付けた電動機装置9によって往復回転する回転軸11に取り付け
られて上方に開閉回動可能である。また、便座2の後端部の駆動側(図では左側)は、基
材部8に取り付けた電動機装置12によって往復回転する回転軸13に取り付けられてい
る。また、便座2の後端部の従動側(図では右側)は、便座2の後端部から水平方向に外
向きに突出した円筒状軸部24が一体に形成され、この円筒状軸部24が後述のタクトス
イッチ28作動部として作用する。なお、この円筒状軸部24へ緩く進入するように基材
部8から延びた水平方向軸によって、回動可能且つ上下動可能に支持するようにしてもよ
い。また、円筒状軸部24が基材部8の軸受け部に上下動可能に支持される構成でもよい

【0014】
温水タンク5へ供給される水道水は、水道水配管に接続されたパイプジョイント装置1
4によって水道水配管に接続された導水管19に取り付けた電磁弁と減圧弁を順次通って
供給される。15は温風用電気ヒータを内蔵した温風供給装置であり、基材部8に取り付
けられていて、便座2の後部下側へ延びる温風ノズル15Aから温風を供給する。
【0015】
温水タンク5内の水を加熱するためにシースヒータ(図示せず)が温水タンク5内底部
に配設されている。温水タンク5の上壁には、温水タンク5内の湯温を検知する温度検知
部21と、温水タンク5内の湯温レベルを検知するフロートスイッチ22と、温水タンク
5内の湯温のオーバーフロー用パイプの取り付け部23が設けられている。
【0016】
着座検出スイッチ装置25は、開閉する便座2の軸部24に対応配置され、着座時の便
座2の下降によってタクトスイッチ28を作動する仕組みであり、図では、便座2の後端
部の従動側(図では右側)に形成した円筒状軸部24に対応した下方に、着座検出スイッ
チ装置25が配置されている。この着座検出スイッチ装置25は、基材部8に取り付けて
いる。図では、基材部8にスイッチケース27の取り付けフランジ部27Aをネジによっ
て取り付ける構成を示している。便座2は、その裏側に間隔を存して複数個の弾性脚部2
Aが設けられ、便器上面フランジ部に便座2を倒した状態で、この弾性脚部2Aが便器上
面フランジ部に当接する。この弾性脚部2Aによって、便座2に着座した使用者の体重に
よって軸部24側が下降する構成であり、軸部24が下降することによって着座検出スイ
ッチ装置25が作動する仕組みである。この具体的構成を以下に記載する。
【0017】
着座検出スイッチ装置25は、上面開口の合成樹脂製スイッチケース27に収納した着
座検出用タクトスイッチ28を備えており、タクトスイッチ28は、バネ(図示せず)力
によって上方に突出した可動部29が、外力によって下方へ押されることによって内部の
スイッチ接点がONする仕組みである。スイッチケース27内には、軸支持部33を支点
としてシーソー式回動をする作動アーム30が設けられている。軸支持部33の構成は、
作動アーム30の中間部に形成した左右軸31が、スイッチケース27の側壁を貫通した
状態でスイッチケース27の側壁の軸受け部32で回動可能に支持された構成である。こ
の作動アーム30の一端側には、タクトスイッチ28の可動部29に対応してスイッチ作
動部30Aが形成され、作動アーム30の他端側には押し圧作動部30Bが形成されてい
る。
【0018】
スイッチケース27の上面開口を覆うスイッチカバー34が、スイッチケース27に対
して上下動可能に組み合わされている。作動アーム30の他端側の押し圧作動部30Bは
、スイッチケース27内底部に支持したコイルバネ35によって支持され、作動アーム3
0は、軸支持部33を支点として押し圧作動部30Bがコイルバネ35によって上方へ押
し圧された状態で、スイッチ作動部30Aがタクトスイッチ28の可動部29を下方へ押
し圧して、タクトスイッチ28の内部のスイッチ接点が閉じた(ONした)状態に保たれ
ている。この状態で、押し圧作動部30Bによってスイッチカバー34の裏面突起部34
Aが上方へ押され、それによってスイッチカバー34が上方へ移動し、その状態でスイッ
チカバー34の中央部に形成した軸受け凹部36が、便座2の軸部24に当接して便座2
を上方へ付勢した状態となる。この状態が便座2に人が着座する前の待機状態である。
【0019】
この待機状態において便座2が軸部24を中心として開閉回動するとき、軸部24は軸
受け凹部36に当接して回動する。この軸部24の回動によって軸受け凹部36が磨耗す
るのを防止するために、スイッチカバー34は耐磨耗性の合成樹脂製で形成されている。
また軸部24も回動によって磨耗するのを防止するために、耐磨耗性の合成樹脂製である

【0020】
上記のように、便座2に人が着座する前の待機状態では、タクトスイッチ28の内部の
スイッチ接点が閉じた(ONした)状態である。この状態において、便座2に人が着座し
てその荷重によって、コイルバネ35の付勢に抗して軸部24がスイッチカバー34と共
に下降してコイルバネ35を圧縮させる。これに伴って、作動アーム30は、軸支持部3
3を支点としてスイッチカバー34によって押し圧作動部30Bが下降すると共に、スイ
ッチ作動部30Aが上昇するため、タクトスイッチ28の可動部29の押し圧が解除され
て、タクトスイッチ28の内部のスイッチ接点が開く(OFFする)。また、着座状態の
便座2から人が離れることによって、着座する前の待機状態となる。
【0021】
この場合、軸支持部33の支点から押し圧作動部30Bの中心までの長さをBとし、軸
支持部33の支点からスイッチ作動部30Aの中心までの長さをAとし、押し圧作動部3
0Bが下降するストロークをS1としたとき、スイッチ作動部30Aが上昇するストロー
クS2は、S1に(A/B)を乗じた値であるため、図のようにA>Bとすれば、押し圧
作動部30Bが下降する小さいストロークS1で以って、大きなストロークS2によって
スイッチ作動部30Aが上昇するため、タクトスイッチ28の内部のスイッチ接点が確実
に開く(OFFする)状態へ作動できる。
【0022】
また、着座状態の便座2から人が離れることによって、コイルバネ35によって押し圧
作動部30Bが上昇するストロークS1が小さくても、A/Bを1よりも大きくすること
によって、ストロークS1よりも大きなストロークS2によってスイッチ作動部30Aが
下降する。このため、タクトスイッチ28の内部のスイッチ接点が確実に閉じる(ONす
る)状態へ作動でき、タクトスイッチ28の内部のスイッチ接点の切り替え作動を確実に
行なえるものとなる。
【0023】
また、ストロークS1よりも大きなストロークS2が得られることによって、従来のよ
うに着座時の便座の軸部の下降ストロークがそのまま、タクトスイッチ28の接点を閉じ
る(ONする)ストロークとなるものに比して、便座2の下降ストロークS1に対するタ
クトスイッチ28を作動させる動作ストロークS2を大きくとることが容易となり、便器
の歪みが大きい場合や温水洗浄便座の部品同士の干渉がある場合に生じるタクトスイッチ
28を作動させる動作誤差を吸収して、便座に着座したことの検出が確実となる。
【0024】
なお、作動アーム30のシーソー動作によるタクトスイッチ28の切り替え時点の調整
を行なうために、軸部24の周囲に調整部材を嵌合させ、この調整部材を軸部24の周り
で回動することによって、軸部24がスイッチカバー34を下方へ押す程度を加減設定す
るようにした場合も、上記で説明したことの軸部24とスイッチカバー34が当接関係に
あることに変わりはない。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明は、上記実施例に示した構成に限定されず、種々の形態の温水洗浄便座に適用で
きるものであり、本発明の技術範囲において種々の形態を包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明に係る温水洗浄便座の蓋が閉まった状態の斜視図である。(実施例1)
【図2】本発明に係る温水洗浄便座の蓋を取り外した状態の斜視図である。(実施例1)
【図3】本発明に係る温水洗浄便座の蓋と機能部分のカバーを取り外した状態の斜視図である。(実施例1)
【図4】本発明に係る温水洗浄便座の機能部分のカバーを取り外した状態の平面図である。(実施例1)
【図5】本発明に係る温水洗浄便座の軸部に対応して着座検出スイッチ装置を取り付けた部分の断面図である。(実施例1)
【図6】本発明に係る着座検出スイッチ装置の分解斜視図である。(実施例1)
【図7】本発明に係る着座検出スイッチ装置の断面図である。(実施例1)
【図8】従来の着座検出スイッチ装置の分解斜視図である。
【図9】従来の着座検出スイッチ装置の断面図である。
【符号の説明】
【0027】
1・・・・・温水洗浄便座
2・・・・・便座
3・・・・・開閉蓋
4A・・・・肛門洗浄用ノズル
4B・・・・ビデ洗浄用ノズル
5・・・・・温水タンク
7・・・・・カバー
8・・・・・基材部
9・・・・・電動機装置
10・・・・機能部
12・・・・電動機装置
24・・・・便座の軸部
25・・・・スイッチ装置
27・・・・スイッチケース
28・・・・タクトスイッチ
29・・・・可動部
30・・・・作動アーム
30A・・・スイッチ作動部
30B・・・押し圧作動部
31・・・・左右軸
32・・・・軸受け部
33・・・・軸支持部
34・・・・スイッチカバー
35・・・・コイルバネ
36・・・・軸受け凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
開閉する便座の軸部に対応配置され着座時の便座の下降によってタクトスイッチを作動
する仕組みの温水洗浄便座の着座検出スイッチ装置において、前記タクトスイッチを収納
したスイッチケース内には、軸支持部でシーソー式回動可能に支持された作動アームと、
この作動アームの一端側のスイッチ作動部が下降して前記タクトスイッチの接点を閉じる
ように前記作動アーム他端側の押し圧作動部を常時上昇付勢するコイルバネを備え、前記
便座の下降に伴い前記作動アームは、前記コイルバネに抗した前記押し圧作動部の下降に
よって、前記スイッチ作動部が上昇して前記スイッチ接点を開くことにより、便座に着座
したことを検出する温水洗浄便座の着座検出スイッチ装置。
【請求項2】
前記スイッチケースは上面開口を備え、前記スイッチケースに対して上下動可能に組み
合わされて前記便座の軸部が当接する耐磨耗性の合成樹脂製スイッチカバーで前記上面開
口が覆われ、前記スイッチカバーは、前記便座の軸部の下降に伴って前記スイッチ接点を
開く方向に前記押し圧作動部を下降作動することを特徴とする請求項1に記載の温水洗浄
便座の着座検出スイッチ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−28195(P2009−28195A)
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−193994(P2007−193994)
【出願日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(302071092)テガ三洋工業株式会社 (244)
【Fターム(参考)】