溶存酸素計ヘッドベッセルレベル制御による試料水供給装置
【課題】ヘッドベッセルレベルを検出して常にオーバーフローするように流量制御し、常に分析計へ必要な水量を供給し、安定した測定値が得られるようにする溶存酸素計ヘッドベッセルレベル制御による試料水供給装置を提供する。
【解決手段】溶存酸素計ヘッドベッセル制御による試料水供給装置であって、ヘッドベッセルレベルを検出し、検出レベルに応じてヘッドベッセル８への流路の入口弁５を自動的に開閉制御する溶存酸素計ヘッドベッセル制御による試料水供給装置。
【解決手段】溶存酸素計ヘッドベッセル制御による試料水供給装置であって、ヘッドベッセルレベルを検出し、検出レベルに応じてヘッドベッセル８への流路の入口弁５を自動的に開閉制御する溶存酸素計ヘッドベッセル制御による試料水供給装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、発電所等の蒸気タービンプラントにおける試料水の溶存酸素量を測定するための溶存酸素計ヘッドベッセルレベル制御による試料水供給装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
蒸気タービンプラントにおける試料水の溶存酸素量を測定するための試料水供給装置は、例えば、タービンの復水器からボイラーに通ずる復水路に設けた脱気器の入口及び出口に配置されている。
現状の試料水供給装置は、図２に示すように上記復水路に通ずる試料水入口１から減圧・減温装置２を介して導水管３を通じ、分析計４に通ずるよう構成され、導水管３中に設けた入口弁５と流量調節弁６の間に分岐連通管７を通してヘッドベッセル８を配置してある。図中１１はオーバーフロー管である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
この現状の試料水供給装置では、試料水入口での試料水の圧力変動により、ヘッドベッセルの水位が低下し、必要な水位を維持できず、分析計への必要な水量が供給できず、分析計での測定値に誤差が生じ、測定値が安定しないという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑み、ヘッドベッセルレベルを検出して常にオーバーフローするように流量制御し、常に分析計へ必要な水量を供給し、安定した測定値が得られるようにする溶存酸素計ヘッドベッセルレベル制御による試料水供給装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
そのため、本発明溶存酸素計ヘッドベッセルレベル制御による試料水供給装置は、ヘッドベッセルレベルを検出し、検出レベルに応じてヘッドベッセルへの流路の入口弁を自動的に開閉制御するものである。
【発明の効果】
【０００５】
本発明の溶存酸素計ヘッドベッセルレベル制御による試料水供給装置は、ヘッドベッセルレベルを検出し、検出レベルに応じてヘッドベッセルへの流路の入口弁を自動的に開閉制御するものであるから、ヘッドベッセルレベルが低下すると流路の入口弁を自動的に開ける方に作動し、分析計並びにヘッドベッセルへの試料水の供給量を増加し、ヘッドベッセルレベルを上昇する一方、ヘッドベッセルレベルが上昇すると流路の入口弁を自動的に閉じる方に作動し、試料水の供給量を減少してヘッドベッセルレベルを低下して、常に分析計への必要な水量を供給し、分析計の測定値を常に安定させる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
本発明に係る溶存酸素計ヘッドベッセルレベル制御による試料水供給装置の実施例につき、図面を参照して説明する。図２に示す現状の装置と同一構成部分には同一の参照符号を付して説明する。
本発明装置においても、試料水の流れは現状の装置と変るところはなく同一である。即ち上記復水路に通ずる試料水入口１から減圧・減温装置２を介して導水管３を通じ、分析計４に通ずるよう構成され、導水管３中に設けた入口弁５と流量調節弁６の間に分岐連通管７を通してヘッドベッセル８を配置してある。図中１１はオーバーフロー管である。
【０００７】
本発明装置では、ヘッドベッセルレベルを検出し、この検出レベルに応じて入口弁５を自動的に開閉制御し、分析計に対して常に適正な水量を供給するようにしてある。 ヘッドベッセルレベルを検出する検出装置９は、例えばヘッドベッセル８内に浮遊するフロートを設け、このフロートの上下によりヘッドベッセルレベルを検出し、入口弁５を電磁弁１０とし、ヘッドベッセルレベルを電子信号に変換し、この電子信号の変化に応じて電磁弁１０を自動的に開閉するようにする。
また、ヘッドベッセルレベルを検出する検出装置９は、例えば受発光装置を設けて、この受発光装置をヘッドベッセルレベルに応じて追随してこれを電子信号に変換し、この電子信号の変化に応じて入口弁である電磁弁１０を自動的に開閉するようにする。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
【図１】本発明の溶存酸素計ヘッドベッセルレベル制御による試料水供給装置の系統図。
【図２】現状の溶存酸素計ヘッドベッセルレベル制御による試料水供給装置の系統図。
【符号の説明】
【０００９】
１ 試料水入口
２ 減圧・減温装置
３ 導水管
４ 分析計
５ 入口弁
６ 流量調節弁
７ 分岐連通管
８ ヘッドベッセル
９ 検出装置
１０ 電磁弁
１１ オーバーフロー管
【技術分野】
【０００１】
本発明は、発電所等の蒸気タービンプラントにおける試料水の溶存酸素量を測定するための溶存酸素計ヘッドベッセルレベル制御による試料水供給装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
蒸気タービンプラントにおける試料水の溶存酸素量を測定するための試料水供給装置は、例えば、タービンの復水器からボイラーに通ずる復水路に設けた脱気器の入口及び出口に配置されている。
現状の試料水供給装置は、図２に示すように上記復水路に通ずる試料水入口１から減圧・減温装置２を介して導水管３を通じ、分析計４に通ずるよう構成され、導水管３中に設けた入口弁５と流量調節弁６の間に分岐連通管７を通してヘッドベッセル８を配置してある。図中１１はオーバーフロー管である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
この現状の試料水供給装置では、試料水入口での試料水の圧力変動により、ヘッドベッセルの水位が低下し、必要な水位を維持できず、分析計への必要な水量が供給できず、分析計での測定値に誤差が生じ、測定値が安定しないという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑み、ヘッドベッセルレベルを検出して常にオーバーフローするように流量制御し、常に分析計へ必要な水量を供給し、安定した測定値が得られるようにする溶存酸素計ヘッドベッセルレベル制御による試料水供給装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
そのため、本発明溶存酸素計ヘッドベッセルレベル制御による試料水供給装置は、ヘッドベッセルレベルを検出し、検出レベルに応じてヘッドベッセルへの流路の入口弁を自動的に開閉制御するものである。
【発明の効果】
【０００５】
本発明の溶存酸素計ヘッドベッセルレベル制御による試料水供給装置は、ヘッドベッセルレベルを検出し、検出レベルに応じてヘッドベッセルへの流路の入口弁を自動的に開閉制御するものであるから、ヘッドベッセルレベルが低下すると流路の入口弁を自動的に開ける方に作動し、分析計並びにヘッドベッセルへの試料水の供給量を増加し、ヘッドベッセルレベルを上昇する一方、ヘッドベッセルレベルが上昇すると流路の入口弁を自動的に閉じる方に作動し、試料水の供給量を減少してヘッドベッセルレベルを低下して、常に分析計への必要な水量を供給し、分析計の測定値を常に安定させる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
本発明に係る溶存酸素計ヘッドベッセルレベル制御による試料水供給装置の実施例につき、図面を参照して説明する。図２に示す現状の装置と同一構成部分には同一の参照符号を付して説明する。
本発明装置においても、試料水の流れは現状の装置と変るところはなく同一である。即ち上記復水路に通ずる試料水入口１から減圧・減温装置２を介して導水管３を通じ、分析計４に通ずるよう構成され、導水管３中に設けた入口弁５と流量調節弁６の間に分岐連通管７を通してヘッドベッセル８を配置してある。図中１１はオーバーフロー管である。
【０００７】
本発明装置では、ヘッドベッセルレベルを検出し、この検出レベルに応じて入口弁５を自動的に開閉制御し、分析計に対して常に適正な水量を供給するようにしてある。 ヘッドベッセルレベルを検出する検出装置９は、例えばヘッドベッセル８内に浮遊するフロートを設け、このフロートの上下によりヘッドベッセルレベルを検出し、入口弁５を電磁弁１０とし、ヘッドベッセルレベルを電子信号に変換し、この電子信号の変化に応じて電磁弁１０を自動的に開閉するようにする。
また、ヘッドベッセルレベルを検出する検出装置９は、例えば受発光装置を設けて、この受発光装置をヘッドベッセルレベルに応じて追随してこれを電子信号に変換し、この電子信号の変化に応じて入口弁である電磁弁１０を自動的に開閉するようにする。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
【図１】本発明の溶存酸素計ヘッドベッセルレベル制御による試料水供給装置の系統図。
【図２】現状の溶存酸素計ヘッドベッセルレベル制御による試料水供給装置の系統図。
【符号の説明】
【０００９】
１ 試料水入口
２ 減圧・減温装置
３ 導水管
４ 分析計
５ 入口弁
６ 流量調節弁
７ 分岐連通管
８ ヘッドベッセル
９ 検出装置
１０ 電磁弁
１１ オーバーフロー管
【特許請求の範囲】
【請求項１】
溶存酸素計ヘッドベッセル制御による試料水供給装置であって、ヘッドベッセルレベルを検出し、検出レベルに応じてヘッドベッセルへの流路の入口弁を自動的に開閉制御する溶存酸素計ヘッドベッセル制御による試料水供給装置。
【請求項１】
溶存酸素計ヘッドベッセル制御による試料水供給装置であって、ヘッドベッセルレベルを検出し、検出レベルに応じてヘッドベッセルへの流路の入口弁を自動的に開閉制御する溶存酸素計ヘッドベッセル制御による試料水供給装置。
【図１】
【図２】
【図２】
【公開番号】特開２００７−２０５７３３（Ｐ２００７−２０５７３３Ａ）
【公開日】平成１９年８月１６日（２００７．８．１６）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−２１６８０（Ｐ２００６−２１６８０）
【出願日】平成１８年１月３１日（２００６．１．３１）
【出願人】（０００２１１３０７）中国電力株式会社 (6,505)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年８月１６日（２００７．８．１６）
【国際特許分類】
【出願日】平成１８年１月３１日（２００６．１．３１）
【出願人】（０００２１１３０７）中国電力株式会社 (6,505)
【Ｆターム（参考）】
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