説明

火力発電設備の通風系統の運転方法及び運転装置

【課題】 ガス再循環通風機の運転費用を削減することにより、火力発電設備全体としてのランニングコストを削減する。
【解決手段】押込通風機31とガス再循環通風機33とを備えた発電ユニット1を備える。発電ユニット1の起動後一定時間、及び発電ユニット1の停止前の一定時間、ガス再循環通風機33を停止した状態とする。発電ユニット1の運転中、ガス再循環通風機33を運転し続ける必要がないので、ガス再循環通風機33の運転費用を削減でき、火力発電設備全体としてのランニングコストを削減することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、押込通風機とガス再循環通風機とを備えた発電ユニットを備えた火力発電設備の通風系統の運転方法及び運転装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、火力発電設備は、ボイラ、復水器、蒸気タービン、発電機等を備えた発電ユニットを備え、発電ユニットのボイラの火炉内で燃料を燃焼し、この熱を用いて火炉内壁の蒸発管で蒸気を発生させ、この蒸気を過熱器で加熱した後に蒸気タービン(高圧タービン)に導き、蒸気タービン(高圧タービン、中圧タービン、及び低圧タービン)及び発電機を回転させることにより電力を発生させている。
【0003】
また、蒸気タービンで仕事をした蒸気を回収し、この蒸気を再熱器で加熱した後に蒸気タービン(中圧タービン及び低圧タービン)に戻し、蒸気タービン(高圧タービン、中圧タービン、及び低圧タービン)及び発電機を回転させている。
【0004】
上記のような構成の火力発電設備の発電ユニットには、例えば、特許文献1に記載されているような通風系統が用いられている。この通風系統は、外気を取り込んで空気予熱器で加熱した後にボイラの火炉のバーナ部に供給する押込通風機と、火炉から排出される排ガスの一部を抜き出し、火炉の底部に戻すガス再循環通風機とを備えている。
【特許文献1】特開平11−101407号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような構成の複数の発電ユニットを備えた火力発電設備は、発電ユニットの起動、停止と同時に押込通風機及びガス再循環通風機を起動、停止し、発電ユニットの運転中、押込通風機及びガス再循環通風機を運転し続けている。
【0006】
しかし、火炉の内壁の蒸発管の保護、及び再熱器による加熱温度の調整を目的として用いられるガス再循環通風機は、各発電ユニットの起動後の一定時間、及び停止前の一定時間、必ずしも運転する必要はなく、必要以上にガス再循環通風機を運転することになり、ガス再循環通風機の運転費用が嵩み、火力発電設備全体としてのランニングコストが嵩んでいた。
【0007】
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、ガス再循環通風機の運転費用を削減することができ、これにより、火力発電設備全体としてのランニングコストを削減することができる火力発電設備の通風系統の運転方法及び運転装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記のような課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。
すなわち、本発明は、燃料を燃焼する火炉と、火炉で燃焼した燃料の熱で発生した蒸気により回転する蒸気タービン及び発電機と、前記火炉に外気を供給する押込通風機、及び前記火炉から排出される燃焼ガスの一部を抜き出し、前記火炉に戻すガス再循環通風機からなる通風系統とを有する発電ユニットを備えた火力発電設備の通風系統の運転方法であって、前記発電ユニットの起動後一定時間、及び前記発電ユニットの停止前の一定時間、前記ガス再循環通風機を停止した状態とすることを特徴とする。
【0009】
本発明の火力発電設備の通風系統の運転方法によれば、発電ユニットの起動後一定時間、及び発電ユニットの停止前の一定時間、ガス再循環通風機を停止した状態とするように構成したので、その間のガス再循環通風機の運転費用を削減することができ、火力発電設備全体としてのランニングコストを削減することができる。
【0010】
また、本発明は、前記発電ユニットは、前記ガス再循環通風機を複数備え、前記発電ユニットの起動後一定時間、前記複数のガス再循環通風機のうちの一部のガス再循環通風機を停止した状態とし、前記発電ユニットの停止前の一定時間、前記複数のガス再循環通風機のうちの一部のガス再循環通風機を停止した状態とすることを特徴とすることとしてもよい。
【0011】
本発明の火力発電設備の通風系統の運転方法によれば、発電ユニットの起動後一定時間、及び発電ユニットの停止前の一定時間、複数のガス再循環通風機のうちの一部のガス再循環通風機を停止した状態とするように構成したので、その間のガス再循環通風機の運転費用を削減することができ、火力発電設備全体としてのランニングコストを削減することができる。
【0012】
さらに、本発明は、前記一定時間は、前記発電機の出力が零から所定値に達するまでの間、及び前記発電機の出力が所定値から零に達するまでの間であることを特徴とすることとしてもよい。
【0013】
本発明の火力発電設備の通風系統の運転によれば、発電機の出力が零から所定値に達するまでの間、及び発電機の出力が所定値から零に達するまでの間、ガス再循環通風機を停止した状態とするように構成したので、その間のガス再循環通風機の運転費用を削減することができ、火力発電設備全体としてのランニングコストを削減することができる。
【0014】
さらに、本発明は、前記発電機の所定値は、前記発電ユニットを起動し、前記蒸気タービンに蒸気を供給する蒸気系統が小弁から大弁に切り換わるとき、又は蒸気系統が大弁から小弁に切り換わるときであることを特徴とすることとしてもよい。
【0015】
本発明の火力発電設備の通風系統の運転方法によれば、発電ユニットを起動し、蒸気系統が小弁から大弁に切り換わるまでの間、及び発電ユニットの停止前に、蒸気系統が大弁から小弁に切り換わり、蒸気系統からの蒸気の供給がなくなるまでの間、ガス再循環通風機を停止した状態とするように構成したので、その間のガス再循環通風機の運転費用を削減することができ、火力発電設備全体としてのランニングコストを削減することができる。
【0016】
さらに、本発明は、燃料を燃焼する火炉と、火炉で燃焼した燃料の熱で発生した蒸気により回転する蒸気タービン及び発電機と、前記火炉に外気を供給する押込通風機、及び前記火炉から排出される燃焼ガスの一部を抜き出し、前記火炉に戻すガス再循環通風機からなる通風系統とを有する発電ユニットを備えた火力発電設備の通風系統の運転装置であって、前記発電ユニットの起動後一定時間、及び前記発電ユニットの停止前の一定時間、前記ガス再循環通風機を停止した状態とする制御手段を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
以上、説明したように、本発明の火力発電設備の通風系統の運転方法及び運転装置によれば、ボイラの火炉から排出される排ガスの一部を抜き出して火炉に戻すガス再循環通風機を、発電ユニットの運転中、運転し続ける必要がないので、ガス再循環通風機の運転費用を削減することができ、火力発電設備全体としてのランニングコストを削減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1には、本発明による火力発電設備の通風系統の運転方法の一実施の形態が示されている。この火力発電設備の通風系統の運転方法は、発電ユニット1を備えた火力発電設備に有効なものであって、発電ユニット1の起動後一定時間、及び発電ユニット1の停止前の一定時間、後述するガス再循環通風機33を運転しないことにより、ガス再循環通風機33の運転費用を削減し、火力発電設備全体としてのランニングコストを削減するように構成したものである。
【0019】
発電ユニット1は、燃料(固体燃料、液体燃料、気体燃料、又はそれらを組み合わせた燃料)を燃焼し、その熱を用いて蒸気を発生させるボイラ2と、ボイラ2からの蒸気によって回転する蒸気タービン35(高圧タービン35a、中圧タービン35b、及び低圧タービン35c)と、蒸気タービン35の回転によって発電する発電機40とを備えている。
【0020】
ボイラ2は、底部にアッシュ出口4が設けられるとともに、上部に燃焼ガス出口5が設けられた、内部で燃料を燃焼させる火炉3と、火炉3の下部側面に設けられたバーナ部18と、上部が火炉3の燃焼ガス出口5に接続され、底部側面に排気ガス出口8が設けられた後部煙道7と、火炉3の内壁面6及び後部煙道7の内壁面9に所定のパターンで設けられた蒸発管11と、火炉3と後部煙道7との接続部10に横並びに設けられた過熱器25及び再熱器26と、後部煙道7の内部に縦並びに設けられた節炭器28、再熱器26及び過熱器25と、バーナ部18に燃焼空気を供給する押込通風機31と、後部煙道7の排ガス出口8から排出される排ガスの一部を抜き出し、火炉3の底部のアッシュ出口4から火炉3の内部に戻す複数のガス再循環通風機33と、押込通風機31とガス再循環通風機33との運転を制御する制御手段34とを備え、押込通風機31とガス再循環通風機33と制御手段34とによって通風系統30が構成されている。
【0021】
火炉3の内壁面6、及び後部煙道7の内壁面には蒸発管11が所定のパターンで設けれ、この蒸発管11内を水又は蒸気が流通するようになっている。
【0022】
ボイラ2の外部には給水ポンプ19が設けられ、この給水ポンプ19の駆動により、脱気器(図示せず)に貯留されている水が高圧ヒータ20(高圧給水加熱器)及び後部煙道7の節炭器28を経て、予熱された後に火炉3の蒸発管11に供給される。
【0023】
火炉3の蒸発管11に供給された水は、火炉3の蒸発管11内を流通する際に、火炉3の内部で燃料を燃焼することによって発生した燃焼ガスにより加熱されて高圧蒸気となる。この高圧蒸気は、火炉3と後部煙道7との接続部10、及び後部煙道7の内部に設けられた過熱器25で加熱されることによって過熱蒸気となり、減温器27で温度調整された後に蒸気系統を介して蒸気タービン35(高圧タービン35a)に導かれ、高圧タービン35aを介して蒸気タービン35(高圧タービン35a、中圧タービン35b、及び低圧タービン35c)を回転させる。
【0024】
また、蒸気タービン35(高圧タービン35a)で仕事をして低温低圧となった蒸気は、再びボイラ2の後部煙道7に戻され、後部煙道8の再熱器26で加熱されて過熱蒸気(再熱蒸気)となり、減温器27で温度調整された後に蒸気タービン35(中圧タービン35b)に導かれ、中圧タービン35bを介して蒸気タービン35(高圧タービン35a、中圧タービン35b、及び低圧タービン35c)を回転させる。
【0025】
通風系統30の押込通風機31は、ボイラ2の外部から外気を取り込み、空気予熱器32で加熱した後に火炉3のバーナ部18に供給するものであって、この押込通風機31によって供給される外気を燃焼空気として用いることにより、火炉3の内部で燃料を効率良く燃焼させることができる。
【0026】
通風系統30のガス再循環通風機33は、ボイラ3の後部煙道7の排ガス出口8から排出される排ガスの一部を抜き出し、この排ガスを火炉3の底部のアッシュ出口4から火炉3の内部に戻すものであって、このガス再循環通風機33によって火炉3の内部に排ガスの一部を戻すことにより、火炉3の内壁面6及び後部煙道7の内壁面9の蒸発管11(特に、火炉3の内壁面6の蒸発管11)を冷却し、蒸発管11が熱により損傷するのを防止することができる。また、蒸気タービン35(高圧タービン35a)から回収した蒸気を再熱器26により加熱する際の温度を調整することができる。
【0027】
通風系統30の押込通風機31及びガス再循環通風機30は、制御手段34よって運転が制御され、後述するように、押込通風機13は、発電ユニット1の運転中、運転し続け、ガス再循環通風機30は、発電ユニット1の起動後の一定時間、発電ユニット1の停止前の一定時間、運転が停止された状態に制御される。
【0028】
従来、上記のような構成の発電ユニット1を備えた火力発電設備により電力を発生させる場合、発電ユニット1の起動時には、発電ユニット1の起動と同時に押込通風機31及びガス再循環通風機33を起動し、発電ユニット1の運転中、押込通風機31及びガス再循環通風機33を運転し続けていた。また、発電ユニット1の停止時には、発電ユニット1の停止まで押込通風機31及びガス再循環通風機33を運転し続け、発電ユニット1の停止と同時に押込通風機31及びガス再循環通風機33を停止させていた。
【0029】
しかし、本願発明者らは、通風系統30のガス再循環通風機33は、ボイラ2の火炉3の内壁面6及び後部煙道7の内壁面9の蒸発管11を保護するとともに、高圧タービン35aからの蒸気を加熱する再熱器26の温度調整を目的として用いられるものであることから、発電ユニット1の起動から一定時間、及び発電ユニット1の停止前の一定時間は、運転しなくても十分に上記の目的を達成することが可能であることを見出した。
【0030】
つまり、発電ユニット1の起動後一定時間(例えば、発電機40の出力が0〜70MWまでの間)、及び発電ユニット1の停止前の一定時間(例えば、発電機40の出力が70〜0MWの間)は、ガス再循環通風機33を運転しなくても、火炉3及び後部煙道7の内部の温度が、蒸発管11が熱により損傷を受ける温度まで上昇するようなことはなく、また、高圧タービン35aからの蒸気を加熱する再熱器26の温度調整にも問題がないことを見出した。
【0031】
ここで、発電ユニット1の起動とは発電機40の並列を意味し、発電ユニット1の停止とは発電機40の解列を意味する。また、発電機40の出力が70MWとは、蒸気タービン35(高圧タービン35a)に蒸気を供給する蒸気系統が小弁から大弁に切り換わった時点を意味する。
【0032】
具体的には、発電ユニット1の起動時には、発電ユニット1の起動(ボイラ2の火炉3での燃料の燃焼、蒸気タービン35(高圧タービン35a、中圧タービン35b、及び低圧タービン35c)の回転、発電機40の並列、発電機40の出力上昇後一定時間(例えば、発電機40の出力が0〜70MWまでの間)、ガス再循環通風機33を停止させたままの状態とし、発電機40の出力が70MWに達した時点でガス再循環通風機33を起動させ、発電機40の出力が70MW以上でガス再循環通風機33を運転し続ける。
【0033】
また、発電ユニット1の停止時には、発電ユニット1の発電機40の出力が例えば70MW以上ではガス再循環通風機33を運転したままの状態とし、発電機40の出力が70MWに達した時点でガス再循環通風機33を停止させ、発電機40の出力が70〜0MWでガス再循環通風機33を停止させたままの状態とする。
【0034】
これにより、ガス再循環通風機33を必要以上に運転することなく、ガス再循環通風機33による目的(火炉3の内壁面6及び後部煙道7の内壁面9の蒸発管11の保護、再熱器26による蒸気の加熱温度の調整)を達成することができる。
【0035】
上記のように構成した本実施の形態による火力発電設備の通風系統の運転方法にあっては、発電ユニット1の起動後一定時間、及び発電ユニット1の停止前の一定時間、ガス再循環通風機33を運転しないように構成したので、その間のガス再循環通風機33の運転費用を削減することができ、火力発電設備全体としてのランニングコストを削減することができる。
【0036】
なお、前記の説明においては、発電ユニット1の起動後一定時間、複数のガス再循環通風機33の全部を停止させたままの状態とし、発電ユニット1の停止前の一定時間、複数のガス再循環通風機33の全部を停止させるように構成したが、発電ユニット1の起動後一定時間、複数のガス再循環通風機33の一部のガス再循環通風機33のみを停止させ、発電ユニット1の停止前の一定時間、複数のガス再循環通風機33の一部のガス再循環通風機33のみを停止させるように構成してもよい。
【0037】
また、前記の説明においては、複数のガス再循環通風機33を備えた発電ユニット1を対象としたが、1つのガス再循環通風機33を備えた発電ユニット1に本発明を適用してもよい。
【0038】
さらに、前記の説明においては、1つの発電ユニット1からなる火力発電設備を対象としたが、2つ以上の発電ユニット1からなる火力発電設備に本発明を適用してもよい。
【0039】
さらに、前記の説明においては、制御手段34により、押込通風機31及びガス再循環通風機33の運転を制御するものとしたが、人手によって押込通風機31及びガス再循環通風機33の運転を制御してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明による火力発電設備の通風系統の運転方法の一実施の形態の全体を示した系統図である。
【符号の説明】
【0041】
1 発電ユニット 2 ボイラ
3 火炉 4 アッシュ出口
5 燃焼ガス出口 6 内壁面
7 後部煙道 8 排ガス出口
9 内壁面 10 接続部
11 蒸発管 16 天井壁
18 バーナ部 19 給水ポンプ
20 高圧ヒータ(高圧給水加熱器) 25 過熱器
26 再熱器 27 減温器
28 節炭器 30 通風系統
31 押込通風機 32 空気予熱器
33 ガス再循環通風機 34 制御手段
35 蒸気タービン 35a 高圧タービン
35b 中圧タービン 35c 低圧タービン
40 発電機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料を燃焼する火炉と、火炉で燃焼した燃料の熱で発生した蒸気により回転する蒸気タービン及び発電機と、前記火炉に外気を供給する押込通風機、及び前記火炉から排出される燃焼ガスの一部を抜き出し、前記火炉に戻すガス再循環通風機からなる通風系統とを有する発電ユニットを備えた火力発電設備の通風系統の運転方法であって、
前記発電ユニットの起動後一定時間、及び前記発電ユニットの停止前の一定時間、前記ガス再循環通風機を停止した状態とすることを特徴とする火力発電設備の通風系統の運転方法。
【請求項2】
前記発電ユニットは、前記ガス再循環通風機を複数備え、
前記発電ユニットの起動後一定時間、前記複数のガス再循環通風機のうちの一部のガス再循環通風機を停止した状態とし、
前記発電ユニットの停止前の一定時間、前記複数のガス再循環通風機のうちの一部のガス再循環通風機を停止した状態とすることを特徴とする請求項1に記載の火力発電設備の通風系統の運転方法。
【請求項3】
前記一定時間は、前記発電機の出力が零から所定値に達するまでの間、及び前記発電機の出力が所定値から零に達するまでの間であることを特徴とする請求項1又は2に記載の火力発電設備の通風系統の運転方法。
【請求項4】
前記発電機の所定値は、前記発電ユニットを起動し、前記蒸気タービンに蒸気を供給する蒸気系統が小弁から大弁に切り換わるとき、又は蒸気系統が大弁から小弁に切り換わるときであることを特徴とする請求項3に記載の火力発電設備の通風系統の運転方法。
【請求項5】
燃料を燃焼する火炉と、火炉で燃焼した燃料の熱で発生した蒸気により回転する蒸気タービン及び発電機と、前記火炉に外気を供給する押込通風機、及び前記火炉から排出される燃焼ガスの一部を抜き出し、前記火炉に戻すガス再循環通風機からなる通風系統とを有する発電ユニットを備えた火力発電設備の通風系統の運転装置であって、
前記発電ユニットの起動後一定時間、及び前記発電ユニットの停止前の一定時間、前記ガス再循環通風機を停止した状態とする制御手段を有することを特徴とする火力発電設備の通風系統の運転装置。

【図1】
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【公開番号】特開2010−139107(P2010−139107A)
【公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−313581(P2008−313581)
【出願日】平成20年12月9日(2008.12.9)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】