説明

点滴容器ホルダ

【課題】点滴容器ホルダ10の提供。
【解決手段】人の肩に上から嵌合して装着される肩保持部材2と、人の上腕に嵌合して装着される上腕保持部材3と、上記肩保持部2と上記上腕保持部3とを着脱可能に連結するための連結部材4と、この上腕保持部3に装着された、点滴容器5を保持するための容器保持部材6とを備えており、この容器保持部材6が、上記上腕保持部3から伸縮可能に突設されており、この容器保持部材6の上端近傍に点滴容器5を取り付けるフック21が形成されており、また、上記容器保持部材6が上腕保持部材3に対して傾動可能に構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は点滴容器ホルダに関する。さらに詳しくは、本発明は、点滴を行っている人の身体に近接した位置に点滴液の容器を支持しておくための点滴容器ホルダに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、点滴容器を患者の傍らに支持しておくために、点滴スタンドと呼ばれる支持具が用いられている。この点滴スタンドは、人の身長程度の高さの支柱と、この支柱の下端に放射状に形成された複数本の脚部とを備えている。各脚部の先端にはキャスタが取り付けられている。支柱の上端には、点滴容器を係止するためのフックが形成されている。この点滴スタンドは、安定性を得るために、脚部が相当重くされている。点滴を受けている患者は、常にこの点滴スタンドに近接していなければならず、移動する際にはこの点滴スタンドを押して歩く必要がある。
【0003】
このような点滴スタンドは、以下のような問題を含んでいる。すなわち、上端に点滴容器をぶら下げおくため、不安定となる。非力な人にとっては押して歩くことが厄介である。段差のあるところや、狭い通路を走行するのが困難である。走行する際に騒音が発生することがある。病院等において、多くの点滴スタンドを保管するために広いスペースが必要となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、以上の現状に鑑みてなされたものであり、点滴容器を使用者の傍らに安定した状態で保持することができる、軽量且つ取り扱いの容易な点滴容器ホルダを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る点滴容器ホルダは、
人の肩に上から嵌合して装着される肩保持部材と、
人の上腕に嵌合して装着される上腕保持部材と、
この肩保持部と上腕保持部とを着脱可能に連結するための連結部材と、
この上腕保持部に装着された、点滴容器を保持するための容器保持部材とを備えている。
【0006】
かかる構成によれば、上腕保持部材が、単独で又は肩保持部材と連結した状態で使用者の身体に装着される。そして、点滴容器が容器保持部材に保持させられる。かかる態様により、点滴容器が使用者に携行される。
【0007】
上記容器保持部材が、上記上腕保持部に伸縮可能に突設されており、この容器保持部材の上端近傍に、点滴容器を取り付ける取付部が形成されているのが好ましい。使用者の身体の大小等に対応しうるからである。
【0008】
上記容器保持部材が上腕保持部材に対して傾動可能に構成されているのが好ましい。例えば、高齢のために使用者の上半身が前方へ湾曲している場合等において、容器保持部材が鉛直方向に向くように調節しうるからである。
【0009】
上記肩保持部に、使用者の身体に固定するための第一固定ベルトが接続されていてもよい。
【0010】
上記上腕保持部に、使用者の装着された上腕に固定するための第二固定ベルトが接続されていてもよい。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る点滴容器ホルダは、使用者の身体に固定されるので、使用者が移動することができるところであれば、ほとんど問題なく付随して搬送することができる。しかも、軽量且つ取り扱いが容易である。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本発明に係る点滴容器ホルダの一実施形態を横から見た斜視図である。
【図2】図2は、図1の点滴容器ホルダの正面図である。
【図3】図3は、図1の点滴容器ホルダの縦断面図、すなわち、図2のIII−III線に沿った断面図である。
【図4】図4は、図1の点滴容器ホルダにおける、容器保持部材を上腕保持部材に対して傾動可能に固定する固定部の一例を示す組み立て前斜視図である。
【図5】図5は、図1の点滴容器ホルダにおける、容器保持部材の伸縮機構の一例を示す縦断面図である。
【図6】図6は、図1の点滴容器ホルダにおける、容器保持部材の伸縮機構の他の例を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
【0014】
図1〜図3に示された点滴容器ホルダ(以下、単にホルダという)1は、人の肩に上から嵌合して装着される肩保持部材2と、人の上腕に嵌合して装着される上腕保持部材3と、肩保持部2と上腕保持部3とを着脱可能に連結するための連結部材4と、この上腕保持部3に装着された、点滴容器5を保持するための容器保持部材6とを備えている。図3には、容器保持部材6の図示が省略されている。
【0015】
肩保持部材2は、人の肩の上から上腕の最上部までを外から覆う形状、すなわち、概ね部分球殻状を呈している。この肩保持部材2は、少なくとも二層から構成されている。外側の外殻層10は、わずかな可撓性を有し、且つ、その形状を保持しうる合成樹脂等から形成されている。内側の緩衝層11は、柔軟且つ弾力性を有する発泡ウレタン、スポンジ状ゴム、不織布等から形成されている。外殻層10と緩衝層11とは、相互にずれることの無いように、接着剤、鋲等によって接合されている。外殻層10と緩衝層11とは、面ファスナ、スナップ等によって互いに分離可能にされていてもよい。
【0016】
肩保持部材2には、使用者の身体に固定するための第一固定ベルト12が連結されている。この第一固定ベルト12は、その端部がそれぞれ外殻層10の左右両端部に、ベルト連結具13を介して着脱可能に連結されている。このベルト連結具13はワンタッチのバックルであり、硬質合成樹脂等の弾力性のある素材から構成されている。外殻層10の左右両端部は、肩保持部材2を使用者の肩に装着したときに胸側となる部分及び背中側となる部分である。これは、上腕保持部材3についても同じである。この第一固定ベルト12は、その長さが調節可能に構成されている。この第一固定ベルト12のベルト部分は、ある程度の伸縮性を有した素材からなる。この第一固定ベルト12は、使用者の、肩保持部材2が嵌合された肩とは反対側の脇の下を通って胸回りにぴったりと装着されうる。
【0017】
上腕保持部材3は、人の上腕を外から覆う形状、すなわち、概ね半円筒筒状を呈している。この上腕保持部材3は、上記肩保持部材2と同様に、少なくとも二層から構成されている。外側の外筒層14は、わずかな可撓性を有し、且つ、その形状を保持しうる合成樹脂等から形成されている。しかし、上記肩保持部材2の外殻層10よりはわずかに柔軟に形成されている。これは、後述するように、肩保持部材2が使用者の上腕に、その太さに拘わらず、第二固定ベルト16によってしっかりと縛り付けられるようにするためである。内側の緩衝層15は、上記肩保持部材2の緩衝層11と同様な素材から形成されている。外筒層14と緩衝層15とは、相互にずれることの無いように接合されている。外筒層14と緩衝層15とは、面ファスナ、スナップ等によって互いに分離可能にされていてもよい。
【0018】
上腕保持部材3には、使用者の上腕に固定するための第二固定ベルト16が連結されている。この第二固定ベルト16は、その端部がそれぞれ外筒層14の左右両端部に固定されている。この連結は着脱可能であってもよい。本実施形態に係る第二固定ベルト16は、図2に示されるように、外筒層14の前側に固定された左片16aと、後側に固定された右片16bとからなる。この左片16a及び右片16bにはそれぞれ面ファスナが貼着されている。従って、左片16aと右片16bとは、互いの任意の部位同士が接合されうる。その結果、柔軟な上腕保持部材3は外力に応じて撓み、使用者の上腕に対して、上腕の太さに拘わらず、第二固定ベルト16によってしっかりと縛り付けられうる。第二固定ベルト16には伸縮性はとくに要求されない。外筒層14が柔軟だからである。この第二固定ベルト16は、とくに左右の二片からなる構成に限定されない。外筒層14の左右のいずれか一端部に取り付けられた一本のベルトが用いられてもよい。ベルトの先端部及び中間部に対応する面ファスナが設けられる。このベルトは、外筒層14の他端部に取り付けられたリングを通して折り返され、面ファスナによって締結される。
【0019】
上記肩保持部材2と上腕保持部材3とを連結している連結部材4には、上記第一固定ベルト12と同様の伸縮可能な素材から形成されたベルト(以下、連結ベルトという)17が採用されている。本実施形態では、図2に示されるように、3本の連結ベルト17が並列に配列されているが、ベルトの本数は限定されない。例えば、幅の広い一本のベルトも採用されうる。この連結ベルト17は、その上端が肩保持部材2の下端に固定され、下端が着脱可能なベルト連結具18を介して上腕保持部材3の上端に連結されている。このベルト連結具18はワンタッチのバックルであり、硬質合成樹脂等の弾力性のある素材から構成されている。連結ベルト17は、その両端が肩保持部材2及び上腕保持部材3の双方に着脱可能に連結されてもよい。又は、連結ベルト17の下端が上腕保持部材3に固定され、上端がベルト連結具18を介して肩保持部材2に着脱可能に連結されてもよい。
【0020】
かかる構成により、使用者は、肩保持部材2と上腕保持部材3とを分離し、上腕保持部材3のみを身体に取り付けることができる。点滴時間が短いときには、このように上腕保持部材3のみを使用する方が操作が簡単である。点滴時間が長いときには、肩保持部材2も併せて使用し、肩で重量の大部分を支える方が使用者にとって楽である。かかる観点からは、連結ベルト17は上腕保持部材3に対して着脱可能にされるのが好ましい。
【0021】
前述したように、上腕保持部材3には容器保持部材6が装着されている。この容器保持部材6は、上腕保持部材3の外面の中央からやや下方の部位に、ほぼ接線を含む面内に回動可能に取り付けられた基部19と、この基部19に対して伸縮可能に接続された角筒状の支柱部20とを有している。支柱部20の上端には、袋状の点滴容器5を係止するための取付部(フック)21が形成されている。本実施形態では2つのフック21が形成されているが、フックの個数は限定されない。
【0022】
上記基部19は、旋回部22と、この旋回部22を上腕保持部材3に対して任意角度位置に傾斜させて固定するための固定部23と、上記旋回部22に突設された角筒状の案内管24とを有している。案内管24は、上腕保持部材3の外面のほぼ上向きの接線方向に延びている。この角筒状の案内管24内に、上記角筒状の支柱部20がテレスコピックに挿入されている。その結果、容器保持部材6は伸縮可能に構成される。上記旋回部22は概ね円板状を呈しており、その中央部に貫通孔22aが形成されている。
【0023】
図4も併せて参照すれば明らかなように、上記固定部23は、上腕保持部材3の外面に固定された円板状の第一挟持板25と、中央に貫通孔26aが形成された円板状の第二挟持板26と、上記第一挟持板25の中央に突設されて上記両貫通孔22a、26aに挿通されうるねじ棒27と、このねじ棒27に螺着される雌ねじが形成された止めねじ28とを有している。上記ねじ棒27には、まず旋回部22が挿通される。次いで、第二挟持板26が、この旋回部22を上記第一挟持板25とで挟むように、ねじ棒27に挿通される。次いで、止めねじ28が、第一挟持板25とで旋回部22と第二挟持板26とを挟圧するように、締め込まれる。
【0024】
上記第一挟持板25及び第二挟持板26の旋回部22に対向する面には、多数本の放射状の溝が形成されている。これは、上記旋回部22が、摩擦力によって安定して挟持されうるためである。旋回部22の表裏両面にも放射状の溝が形成されていてもよい。また、上記溝に代えて又はこの溝とともに、第一挟持板25及び第二挟持板26の旋回部22に対向する面が、摩擦係数の高いゴム等の素材から形成されていてもよい。上記止めねじ28が緩められ、案内管24が上腕保持部材3に対して任意の角度に傾斜するように旋回させられ、再度止めねじ28が締め込められれば、案内管24は、ひいては容器保持部材6は、上腕保持部材3に対して任意の角度位置に固定されうる。
【0025】
上腕保持部材3の外面における、案内管24の左右の最大傾斜位置それぞれに、ストッパ29が取り付けられている。この両ストッパ29同士を結ぶように、上記ねじ棒27の位置を中心とした円弧状のガイドレール30が形成されている。このガイドレール30は、案内管24の外側に延設されている。この構成により、案内管24が上腕保持部材3の外面とガイドレール30との間に挟まれるので、案内管24及び支柱部20の外方への倒れが防止されうる。かかる構成により、案内管24は、ひいては容器保持部材6は、上腕保持部材3に対して安定した状態で、上腕保持部材3の左右方向に傾斜され、任意の角度位置に至ることができる。さらに、上記ストッパ29により、容器保持部材6が、所定の最大角度位置を超えて傾斜することが防止される。
【0026】
上記支柱部20は、案内管24への複数の挿入位置それぞれにおいて固定可能にされている。支柱部20と案内管24との具体的な伸縮機構においては、図5に示されるように、案内管24には、その長手方向に沿った一直線上に間隔をおいて複数の係合孔32が形成されている。支柱部20には、上記係合孔32に係合離脱が可能な係合部33が設けられている。係合部33は、支柱部20の下端からわずかに上方に形成されている。この係合部33を操作するための操作部34は、支柱部20の上端からわずかに下方に形成されている。図5には、フック21の図示が省略されている。
【0027】
図5に示されるように、上記係合部33は、支柱部20の内部に、その長手方向に対して垂直な方向に移動可能に収容された係合片35を有している。係合片35の先端部35aに対向する支柱部20の部位には、貫通孔31が形成されている。係合片35の後端35bと、支柱部20の内面との間には、圧縮コイルばね36が装着されている。この圧縮コイルばね36の付勢力により、係合片35は貫通孔31を通して外方へ弾力的に突出している。外方へ突出したこの係合片35の先端部35aは、案内管24の上記係合孔32に係合しうる。
【0028】
係合片35の上面には、後端に向けて上方に傾斜した傾斜面35cが形成されている。この傾斜面35cには、上記操作部34の押圧部材37が当接している。押圧部材37の下面には、上記傾斜面35cに面接触しうる傾斜面37aが形成されている。操作部34は、支柱部20の内部に挿通された操作棒38と、この操作棒38の下端に形成された上記押圧部材37と、操作棒38の上端に形成された操作片39とを有している。操作棒38は、押圧部材37及び操作片39と一体で、支柱部20の長手方向に移動可能である。操作片39には、操作ボタン40が固定されている。この操作ボタン40は、支柱部20の上端近傍に長手方向に形成されたスロット41を通して外部に露出している。操作片39の下端には、支柱部20の内部に形成された棚部42との間に、コイルばね43が装着されている。操作ボタン40は、操作片39の上端に接続されて、支柱部20の上端から露出していてもよい。
【0029】
外力が作用しない自然状態(図5(a))では、コイルばね43の復元力により、上記押圧部材37は係合片35を下方に押圧してはいない。人が、このコイルばね43を圧縮させながら操作ボタン40を押し下げれば(図5(b))、操作棒38を介して押圧部材37の傾斜面37aが係合片35の傾斜面35cを下方に押圧する。そうすると、係合片35は上記圧縮コイルばね36を圧縮しながら、後方(図5中の右方)へ移動する。そうすると、係合片35の先端部35aは、案内管24の上記係合孔32から抜け出て、係合孔32との係合が解除される。この状態で、支柱部20は、案内管24に対してその長手方向に自由に移動することができる。そして、係合片35が異なる係合孔32に係合することにより、容器保持部材6の長さが調節されうる。
【0030】
図6には、支柱部20と案内管24との他の伸縮機構が示されている。図6には、フック21の図示が省略されている。この伸縮機構は、案内管24の上端に固定された管状の固定部材44と、この固定部材44にピン45によって回動可能に取り付けられた係合アーム46と、支柱部20に形成された複数個の係合孔47とを有している。係合アーム46は、ピン45を挟んで係合突起46aと、人の手指で押し操作するための押圧部46bとを備えている。係合突起46aは、上記係合孔47に、対向する位置にあり且つ係合しうる形状に形成されている。固定部材44におけるピン45の回りには、係合アーム46の係合突起46aを係合孔47に係合せしめるように、押圧部46bに作用する弾性部材としての捻りコイルばね48が装着されている。符号49は、固定部材44を案内管24に固定するための固定ピンである。
【0031】
係合突起46aが係合孔47に係合しているときには、支柱部20は案内管24に対して移動することができない。捻りコイルばね48の復元力に抗して押圧部46bが押されると、係合突起46aが係合孔47から脱出して係合が解かれる。そうすると、支柱部20は案内管24に対して自由に進退することができる。この状態で、使用者は、任意の係合孔47を選択して係合突起46aを係合させることにより、支柱部20を、案内管24への異なる挿入位置に固定することができる。
【0032】
本実施形態では、容器保持部材6は一本の案内管24と一本の支柱部20とを有している。しかし、かかる構成には限定されない。例えば、二本の案内管と、支柱に代えた門形フレームとが採用されてもよい。この場合、二本の案内管それぞれに、上記門形フレームの二本の脚部が位置調節可能に挿入される。また、案内管24と支柱部20との二段式伸縮機構にも限定されない。三段以上の伸縮機構であってもよい。
【0033】
本実施形態では、支柱部20の上端に、袋状の点滴容器5を係止するためのフック21が形成されている。しかし、フックには限定されない。例えば、点滴液が充填されたガラス瓶を保持するために、大小の二つの保持リングが採用されてもよい。すなわち、支柱部20の上部に、下向きにされた瓶の胴部を取り巻く大径のリングが固定される。支柱部20上の上記大径リングの下方の部分には、上記瓶の首部を取り巻く小径のリングが固定される。この小径のリングが瓶の自重を支持する。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明に係る点滴容器ホルダは、使用者がこれを携行して移動するような使用にとって有用である。
【符号の説明】
【0035】
1・・・ホルダ
2・・・肩保持部材
3・・・上腕保持部材
4・・・連結部材
5・・・点滴容器
6・・・容器保持部材
10・・・外殻層
11・・・緩衝層
12・・・第一固定ベルト
13・・・ベルト連結具
14・・・外筒層
15・・・緩衝層
16・・・第二固定ベルト
17・・・連結ベルト
18・・・ベルト連結具
19・・・基部
20・・・支柱部
21・・・フック
22・・・旋回部
23・・・固定部
24・・・案内管
25・・・第一挟持板
26・・・第二挟持板
27・・・ねじ棒
28・・・止めねじ
29・・・ストッパ
30・・・ガイドレール
31・・・貫通孔
32・・・係合孔
33・・・係合部
34・・・操作部
35・・・係合片
36・・・圧縮コイルばね
37・・・押圧部材
38・・・操作棒
39・・・操作片
40・・・操作ボタン
41・・・スロット
42・・・棚部
43・・・コイルばね
44・・・固定部材
45・・・ピン
46・・・係合アーム
47・・・係合孔
48・・・捻りコイルばね
49・・・固定ピン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
人の肩に上から嵌合して装着される肩保持部材と、
人の上腕に嵌合して装着される上腕保持部材と、
上記肩保持部と上記上腕保持部とを着脱可能に連結するための連結部材と、
この上腕保持部に装着された、点滴容器を保持するための容器保持部材とを備えている点滴容器ホルダ。
【請求項2】
上記容器保持部材が、上記上腕保持部に伸縮可能に突設されており、この容器保持部材の上端近傍に点滴容器を取り付ける取付部が形成されている請求項1に記載の点滴容器ホルダ。
【請求項3】
上記容器保持部材が上腕保持部材に対して傾動可能に構成されている請求項2に記載の点滴容器ホルダ。
【請求項4】
上記肩保持部に、使用者の身体に固定するための第一固定ベルトが接続されている請求項1から3のうちのいずれかに記載の点滴容器ホルダ。
【請求項5】
上記上腕保持部に、使用者の装着された上腕に固定するための第二固定ベルトが接続されている請求項1から4のうちのいずれかに記載の点滴容器ホルダ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−24502(P2012−24502A)
【公開日】平成24年2月9日(2012.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−168733(P2010−168733)
【出願日】平成22年7月28日(2010.7.28)
【出願人】(503395955)
【Fターム(参考)】