点滴注射等監視システム

【課題】赤外線等の光線の乱れを受光することで点滴液の監視管理を可能とする。
【解決手段】点滴液を監視する円柱管の中で液が落下する際に、その管を照明している赤外線等の光線の乱れを受光し、その信号を電気信号に置換、タイマー回路を電子スイッチで操作しベッド上のナースコールのスイッチをコントロールする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、点滴注射等の監視・管理が容易な点滴注射等の監視システムに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
薬が体内に注射される量は、液を納めた容器と注射針の間にある円柱の管の中で液が落下する状況を目視して管理してきた。しかしながら、赤外線等の光線を利用して点滴注射を監視・管理できることは知られていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
そこで、本発明はこのような従来の問題を解決しようとするもので、点滴注射等を監視・管理するシステムを提供することを目的とするものである。
【０００４】
本発明は、監視素子装着クリップと、赤外線等の発生素子と赤外線等の検知素子及びタイマー等を備えた点滴注射等監視システムを提供することにより、看護業務の軽減を図るものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明者は、赤外線等の光線が物質を通過する際に生じる光線の乱れを受光することで、点滴注射等の監視・管理ができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【０００６】
すなわち本発明は、赤外線等の光線の乱れを受光することで点滴注射等の監視・管理をするシステムを提供する。
【発明の効果】
【０００７】
本発明の点滴注射等監視システムは、点滴液が落下する円柱管内を赤外線等の光線を照明し点滴液が光線を通過する際に光線の乱れを生じさせる。その乱れを受光することにより点滴注射の監視・管理ができるシステムである。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
赤外線等の光線が物質を通過する際に生じる光線の乱れを従来の点滴液を監視する円柱管の機能は損なわず最少の部品点数で実現した。
【実施例１】
【０００９】
点滴注射を監視・管理するため、液の落下を確認する円柱管を本装置が付いている図１のクリップではさみ回路を起動させ落下液に光線を照明する。
【００１０】
落下する液を赤外線発生素子で光線を照明し、光線が落下液を通過したときに生じる光線の乱れを赤外線検知素子で受光する。
【００１１】
赤外線検知素子で受光した光線の乱れは電気信号のパルスに置換し回路に接続されたタイマー回路を制御する。
【００１２】
パルス発生回路、タイマー回路、ナースコールスイッチ制御回路はコントロールボックス内に設ける。
【００１３】
タイマーは時間を可変できるものとし、点滴液の落下間隔（時間）に対応し点滴液が落下する都度ナースコールスイッチ制御回路をリセットさせ、ナースコールのスイッチをＯＦＦ状態に保つ。
【００１４】
パルス信号が無くなればタイマーがリセットされなくなり、その信号がコントロールボックス内の電子スイッチを制御し、ナースコールのスイッチをＯＮにしてブザーを鳴らし異常を知らせる。
【産業上の利用可能性】
【００１５】
点滴治療の際適宜、図２に示すように取り付け、ベッド上のナースコールスイッチを制御することにより点滴注射の監視・管理システムとして利用できる。
【図面の簡単な説明】
【００１６】
【図１】本発明にかかる点滴注射監視センサー部の構成を示す外観図である。
【図２】本発明の構成図である。
【符号の説明】
【００１７】
１赤外線の発生素子
２赤外線の検知素子
３クリップ
４コントロールボックス

【特許請求の範囲】
【請求項１】
赤外線等の光線による点滴注射等監視システム。

【図１】