説明

点灯装置

【課題】LEDモジュールを複数接続、かつ何れかを選択可能とすることで、器具の耐用年数となるまでLEDモジュールの交換不要な点灯装置を提供する。
【解決手段】点灯時間カウンタ5は予め設定された設定時間を記憶し、負荷接続切替え回路11によって降圧回路3とバッテリ9とに電気的に接続された選択LEDモジュールの累積点灯時間をカウントして記憶する。出力制御回路6は、商用電源1からの電力供給がある場合には降圧回路3によって選択LEDモジュールを点灯させ、商用電源1からの電力供給が遮断された場合にはバッテリ9によって選択LEDモジュールを点灯させると共に、点灯時間カウンタ5によって計測された選択LEDモジュールの累積点灯時間が設定時間を経過すると、選択LEDモジュールと異なる他のLEDモジュールを新たな選択モジュールとして、負荷接続切替え回路11に選択させて、降圧回路3とバッテリ9とに電気的に接続させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、点灯装置に関する。例えば、誘導灯点灯装置に関する。
【背景技術】
【0002】
2つのランプを備え、交流電源投入時の位相を検出していずれか一方のランプを選択して点灯させる技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平8−96971号公報(2頁左欄2行目〜右欄23行目、図1参照。)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、交流電源の位相を検出してランプを選択的に切替える動作は、通常の使用状態において電源のON/OFFがされることを前提としている。このため、誘導灯の様に常に点灯しているようなものの場合は、交流電源投入時の位相を検出して、負荷を選択的に切替えることができないという課題があった。
【0005】
一般に、誘導灯の耐用の限度は12年(日本器具工業会による)と言われている。近年、誘導灯はLEDを光源としたものが主流となっており、LEDの寿命は製品にもより異なるが長くとも60,000時間である。器具の耐用年数とLEDの寿命の関係から、下記のような不等式の関係となり、器具の耐用年数となるまでにLEDモジュールの交換が1回は必要であった。
器具の耐用年数(12年)>LED寿命(6.9年)
【0006】
この発明は、LEDモジュールが常時点灯される点灯装置などにおいて、LEDの交換の手間がいらない点灯装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明の点灯装置は、
1以上のLED素子から構成されるLEDモジュールが複数接続される点灯装置において、
商用交流電源の交流電圧を所定の大きさの直流電圧に変換する第1電源部と、
前記商用交流電源の電力によって充電され、所定の大きさの直流電圧を蓄える第2電源部である充電電源部と、
接続された前記複数のLEDモジュールの何れかの前記LEDモジュールを選択することにより、選択された前記選択LEDモジュールのみを前記第1電源部と前記充電電源部とに電気的に接続する選択部と、
予め設定された設定時間を記憶すると共に、前記選択部によって前記第1電源部と前記充電電源部とに電気的に接続された前記選択LEDモジュールの累積点灯時間をカウントして記憶する点灯時間カウンタと、
前記商用交流電源からの電力供給がある場合には前記第1電源部によって前記選択LEDモジュールを点灯させ、前記商用交流電源からの電力供給が遮断された場合には前記充電電源部によって前記選択LEDモジュールを点灯させると共に、
前記点灯時間カウンタによって計測された前記選択LEDモジュールの前記累積点灯時間が前記設定時間を経過すると、前記選択LEDモジュールと異なる他の前記LEDモジュールを新たな前記選択モジュールとして前記選択部に選択させて、前記第1電源部と前記充電電源部とに電気的に接続させる制御部と
を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、LEDモジュールを複数接続、かつ選択可能とすることにより、器具の耐用年数となるまでLEDモジュールの交換を不要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】実施の形態1の点灯装置110を示すブロック図。
【図2】実施の形態1で使用されるLEDモジュールでのLEDのレイアウトを示す上面視図。
【図3】実施の形態1で使用されるLEDモジュールでのLEDの他のレイアウトを示す上面視図。
【図4】実施の形態2の点灯装置120を示すブロック図である。
【図5】実施の形態2で使用されるLEDモジュールでのLEDのレイアウトと基板の形状を示す上面視図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態1.
図1は、本実施の形態1を示す点灯装置110のブロック図である。
図2は、点灯装置110で使用するLEDモジュールでのLEDのレイアウトを示す上面視図である。
【0011】
点灯装置110は、ダイオードブリッジ2と、降圧回路3と、非常点灯回路10と、バッテリ9と、充電回路8と、負荷接続切替え回路11(選択部)と、出力制御回路6(制御部)と、電源電圧検出回路4と、点灯時間カウンタ5と、異常検出抵抗20(異常検出部)と、コネクタ21を備える。
各構成要素の機能は以下のとおりである。
(1)ダイオードブリッジ2は、交流電圧(商用交流電源)1を全波整流する。
(2)降圧回路3は、この全波整流された電圧を降圧する。
(3)非常点灯回路10は、非常時に負荷側に電源を供給する。
(4)バッテリ9は、非常点灯回路10に電源を供給する。
(5)充電回路8は、バッテリ9を充電する。
(6)負荷接続切替え回路11は、降圧回路3または非常点灯回路10から出力する電圧をLED群A23(第1のLEDモジュール)、LED群B24(第2のLEDモジュール)のいずれかに供給する。
(7)出力制御回路6は、負荷接続切替え回路11、降圧回路3、非常点灯回路10に制御信号を送る。
(8)電源電圧検出回路4は、出力制御回路6に電源電圧の有無の信号を出力する。
(9)点灯時間カウンタ5は、点灯時間をカウントして記憶し、予め設定されている所定の設定時間が経過すると、出力制御回路6に信号を出力する。
(10)異常検出抵抗20は、LED22(LED素子)の異常を検出して出力制御回路6に信号を出力する。
(11)コネクタ21は、負荷であるLED22を接続する。
なお、ダイオードブリッジ2と降圧回路3とは、交流電圧を所定の大きさの直流電圧に変換する第1電源部を構成する。また、バッテリ9(充電電源部)は第1電源部に対して第2電源部に相当する。
【0012】
次に点灯装置110の動作について説明する。点灯装置110は、交流電圧(商用電源)1をダイオードブリッジ2で全波整流した電圧を、降圧回路3に入力する。降圧回路3はフライバック回路などが使用される一般的な降圧回路である。降圧回路3は全波整流された電圧を所定の直流電圧に降圧する。負荷接続切替え回路11は、降圧回路3で降圧された直流電圧を、PNPトランジスタ14もしくは、PNPトランジスタ18のいずれか一方のコレクタ−エミッタ間を導通させて、LED群A23またはLED群B24に電圧を供給してLED22を点灯させる。
【0013】
負荷接続切替え回路11は、出力制御回路6からNPNトランジスタ15のベースまたは、NPNトランジスタ19のベースのいずれかに出力する電圧で負荷接続の切替えを行う。
【0014】
出力制御回路6からNPNトランジスタ15のベースに電圧が出力されていない状態では、PNPトランジスタ14のエミッタ−コレクタ間はOFFとなり、LED側に電流は流れない。出力制御回路6からNPNトランジスタ15のベースに電圧が出力されると、PNPトランジスタ14のコレクタ−エミッタ間はONとなり、LED側に電流が流れる。PNPトランジスタ18、NPNトランジスタ19についても同様である。出力制御回路6は、接続するLED群をNPNトランジスタ15のベースまたは、NPNトランジスタ19のベースに出力する電圧で切替えることができる。
【0015】
電源電圧検出回路4は、電源電圧の有無を検出している。電源電圧が所定の電圧より低下すると出力制御回路6に信号を出力する。
【0016】
点灯時間カウンタ5は、交流電圧の半波を検出して電源が入力されている累積時間をカウントし記憶している。あらかじめ設定した所定の時間になると出力制御回路6に信号を出力する。
【0017】
異常検出抵抗20は、LED群に異常を検出するための抵抗である。例えば、LED22の一つがオープン故障をした場合、異常検出抵抗20には電流が流れないため電圧が発生しなくなる。異常検出抵抗20に電圧が発生しなくなったのを、出力制御回路6が検出する。
【0018】
点検スイッチ7は、非常点灯回路の動作を点検するために設けられており、スイッチをONにすると出力制御回路6で点検モードへと移行する。点検モードは非常点灯回路10で動作することを確認するモードである。点検スイッチ7をONさせている期間、誘導灯は非常点灯回路10で動作する。
【0019】
出力制御回路6は、点灯時間カウンタ5、異常検出抵抗20、点検スイッチ7から入力される信号で、負荷接続切替え回路11に出力する電圧を制御する。
【0020】
出力制御回路6は、電源電圧検出回路4から信号が入力されると、交流電源(商用電源)1がなくなったと判断し非常点灯へ移行する。非常点灯は、非常点灯回路10の出力電圧によりLED22を点灯させる。非常点灯への移行は出力制御回路6が、降圧回路3に動作停止の信号を出力し、降圧回路3は動作を停止させる。降圧回路3の動作が停止することで、交流電源(商用電源)1からの電圧は、降圧回路3の出力側に出力されることはない。同時に出力制御回路6が、非常点灯回路10に信号を出力し非常点灯回路10より負荷側に電圧が出力されることで非常点灯となる。
【0021】
非常点灯回路10は、非常点灯の時はバッテリ9を電源として動作する。バッテリ9は常用時には充電回路8で充電をしている。
【0022】
(切替えタイミング)
次に負荷接続切替え回路11で接続を切替えるタイミング(設定)について説明する。負荷接続切替え回路11が動作するタイミングは、点灯時間カウンタ5のカウント値があらかじめ設定されていた累積点灯時間(点灯時間カウンタ5が記憶)になったときに、出力制御回路6が負荷接続切替え回路11に信号を出力し、この信号を契機に負荷接続切替え回路11が切替える。点灯時間カウンタ5に設定する設定時間は任意に設定することが可能である。例えば、LEDの寿命に設定する。あるいは、接続されるLEDモジュールのうち一番寿命の短いもの(例えば、一番寿命の短いLED素子を持つLEDモジュールのそのLED素子の寿命)の時間を設定する。
【0023】
LEDの寿命は、製品により異なるが一般的には、40,000時間〜60,000時間である。LEDが寿命となると、故障や光束の劣化が生じ、誘導灯としての機能を果たせなくなる。これより、負荷接続切替え回路11によりLEDモジュールの接続を切替えるタイミングは、LED個々に規定されている製品の寿命に設定するとよい。すなわち、40,000時間〜60,000時間の範囲に含まれる時間を点灯時間カウンタ5に設定値として設定する。なお、実際に切り替える主体は、上述のように出力制御回路6である。
【0024】
負荷接続切替え回路11が動作するタイミングは他に、700時間〜9,000時間に設定してもよい。この場合も同様に、700時間〜9,000時間の範囲に含まれる時間を点灯時間カウンタ5に設定値として設定する。LEDは使用していくと経年劣化により光束が低下する。製品寿命で切替えをした場合には切替えたときに点灯させていなかったLEDが点灯することになり、LEDの寿命時間まで点灯したLEDとは明るさが異なる。これより、LEDの寿命時間でLED群の接続を切替えたときには明るさに違和感を生じる恐れがある。しかし、700時間〜9,000時間という比較的短時間でLEDを一定時間毎に切替えるようにすることで、切替える双方のLEDモジュールが同等に経年劣化を生じ、LEDモジュールを切替えたタイミングで明るさの違和感を生じないようにすることができる。700時間〜9,000時間は、月数に換算すると、1ヶ月〜12ヶ月での周期となる。例えば、24時間毎にLEDモジュールの切替えを行った場合には、LEDが切替わる瞬間を目視されることが懸念される。切替わる瞬間を目視した時にチラツキなどと間違える恐れがあるため、切替えの頻度はある程度長くなくてはならない。切替える周期が長い場合には、切替える双方でのLEDモジュールに既に明るさの違いが生じるため、長くしすぎてもよくない。これより、1ヶ月〜12ヶ月の範囲で切替えるようにすることがよい。
【0025】
常用点灯時に、LEDモジュールの切替えを行うと切替わる瞬間を目視した場合にチラツキ等と間違える恐れがある。このため、切替えるタイミングを点検スイッチ7による点検終了後とすることが好ましい。誘導灯は、半年に1回点検を義務付けられており、誘導灯にある点検スイッチ7を押して点検を行う。出力制御回路6による制御により、点検スイッチ7が操作されると常用点灯から、非常点灯に移行し、そして、常用点灯に復帰する。常用点灯と非常点灯では明るさが変わる。このため、常用点灯から非常点灯、あるいは非常点灯から常用点灯に移行するタイミングでは、切替前、切替後のLEDモジュールに明るさの違いがあっても、切替わっていることに気付きにくい。したがって、非常点灯の動作を確認し、常用点灯に復帰するタイミングでLEDモジュールの切替えを行う。具体的に次の様である。つまり、出力制御回路6は、点灯時間カウンタ5の設定時間を経過していても、点検スイッチ7が操作されるまでLEDモジュールの切替えを待つ。つまり、設定時間の経過を条件に、出力制御回路6は、点検スイッチ7が操作されて一時的にバッテリ9によって選択LEDモジュールを点灯させた後に降圧回路3によって選択LEDモジュールを点灯させる点灯状態に復帰するときに、選択LEDモジュールと異なる他のLEDモジュールを新たな選択LEDモジュールとして負荷接続切替え回路11に選択させて、降圧回路3とバッテリ9とに電気的に接続させる。そして、出力制御回路6は、新たな選択LEDモジュールを降圧回路3によって点灯させる。この他に点検の方法は、リモコンによるものや、集中制御で一括して点検を行うものがある。
【0026】
例えばLEDが故障して、LEDがオープン故障となったときには異常検出抵抗20に電圧が検出されないため出力制御回路6は異常であると判断できる。異常検出回路で異常を検出したときには、LEDは点灯しない状態であるので、この場合にも負荷接続切替え回路11で、正常なもう一方のLED群に切替えを行う。
【0027】
異常検出抵抗20で異常が検出されたランプは点灯することができないので、出力制御回路6で異常のLED群を記憶し、以後は所定の時間が経過した場合でも異常のあるLED群への切替えは行わない。
【0028】
LEDモジュールは、LEDを基板上に実装したものである。従来は一列に直列接続されたLED群を直線状にレイアウトするものであったが、LEDを一つの基板上の図2のように2列に直列接続されたLED群を交互に配置することで、どちらのLED群が点灯した場合でも同じ明るさを得ることができる。
【0029】
また、本実施の形態では、一直線上に2種のLED群を交互にレイアウトする場合について説明したが、図3に示すように、2種のLED群を並列かつ交互にレイアウトするようにしてもよい。
【0030】
LEDモジュールは、電球や蛍光灯のように量販店で売られていないため、交換が必要なときにはメーカに発注して取り寄せしなければならないため入手が困難であったが、LEDモジュールの交換がないため、交換用のLEDモジュールを手配する必要がなくなる。
【0031】
メーカ側にとっても販売した数量の交換用LEDモジュールを供給できるようにしなくてはならないが、LEDは高性能なものが次々に発売されており、発売後4〜5年でLEDの需要が減り、LEDの入手が困難となる。LEDモジュールの交換時期である6.9年後に交換用のLEDモジュールを供給できるようにするためにLEDの在庫を確保しておかなければならないが、LEDモジュールの交換が不要なためLEDの在庫を抱えなくてもよくなる。
【0032】
実施の形態2.
図4は、本実施の形態を示す点灯装置120のブロック図であり、図5は、点灯装置120で使用するLEDモジュールでのLEDのレイアウトを示す上面視図である。
【0033】
図5に示すようにLEDモジュールを2つの基板に分けてもよい。図5のように、基板を2枚に分けることで点灯していないLEDモジュールへ基板を伝導して与えられる熱ストレスを軽減することができる。
【符号の説明】
【0034】
1 交流電圧、2 ダイオードブリッジ、3 降圧回路、4 電源電圧検出回路、5 点灯時間カウンタ、6 出力制御回路、7 点検スイッチ、8 充電回路、9 バッテリ、10 非常点灯回路、11 負荷接続切替え回路、12 抵抗、13 抵抗、14 PNPトランジスタ、15 NPNトランジスタ、16 抵抗、17 抵抗、18 PNPトランジスタ、19 NPNトランジスタ、20 異常検出抵抗、21 コネクタ、22 LED、23 LED群A、24 LED群B、25 基板、110,120 点灯装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上のLED素子から構成されるLEDモジュールが複数接続される点灯装置において、
商用交流電源の交流電圧を所定の大きさの直流電圧に変換する第1電源部と、
前記商用交流電源の電力によって充電され、所定の大きさの直流電圧を蓄える第2電源部である充電電源部と、
接続された前記複数のLEDモジュールの何れかの前記LEDモジュールを選択することにより、選択された前記選択LEDモジュールのみを前記第1電源部と前記充電電源部とに電気的に接続する選択部と、
予め設定された設定時間を記憶すると共に、前記選択部によって前記第1電源部と前記充電電源部とに電気的に接続された前記選択LEDモジュールの累積点灯時間をカウントして記憶する点灯時間カウンタと、
前記商用交流電源からの電力供給がある場合には前記第1電源部によって前記選択LEDモジュールを点灯させ、前記商用交流電源からの電力供給が遮断された場合には前記充電電源部によって前記選択LEDモジュールを点灯させると共に、前記点灯時間カウンタによって計測された前記選択LEDモジュールの前記累積点灯時間が前記設定時間を経過すると、前記選択LEDモジュールと異なる他の前記LEDモジュールを新たな前記選択モジュールとして前記選択部に選択させて、前記第1電源部と前記充電電源部とに電気的に接続させる制御部と
を備えたことを特徴とする点灯装置。
【請求項2】
前記点灯装置は、さらに、
前記商用交流電源が供給されているときに操作されると、前記制御部が、一時的に、前記第1電源部から前記充電電源部に切り替えて前記選択LEDモジュールを点灯させる点検スイッチを備え、
前記制御部は、
前記点検スイッチが操作されて一時的に前記充電電源部によって前記選択LEDモジュールを点灯させた後に前記第1電源部によって前記選択LEDモジュールを点灯させる点灯状態に復帰するときに、前記選択LEDモジュールと異なる他の前記LEDモジュールを新たな前記選択モジュールとして前記選択部に選択させて、前記第1電源部と前記充電電源部とに電気的に接続させることを特徴とする請求項1記載の点灯装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記点検スイッチが操作されて一時的に前記充電電源部によって前記選択LEDモジュールを点灯させた後に前記第1電源部によって前記選択LEDモジュールを点灯させる点灯状態に復帰するときに、さらに前記点灯時間カウンタによって計測された前記選択LEDモジュールの前記累積点灯時間が前記設定時間を経過している場合には、前記選択LEDモジュールと異なる他の前記LEDモジュールを新たな前記選択モジュールとして前記選択部に選択させて、前記第1電源部と前記充電電源部とに電気的に接続させることを特徴とする請求項2記載の点灯装置。
【請求項4】
前記点灯装置は、さらに、
前記選択LEDモジュールの異常を検出する異常検出部を備え、
前記制御部は、
前記異常検出部が前記選択LEDモジュールの異常を検出すると、異常が検出された前記選択LEDモジュールと異なる他の前記LEDモジュールを新たな前記選択モジュールとして前記選択部に選択させて、前記第1電源部と前記充電電源部とに電気的に接続させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の点灯装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記選択LEDモジュールの前記累積点灯時間が前記設定時間を経過して前記選択LEDモジュールと異なる他の前記LEDモジュールを新たな前記選択モジュールとして前記選択部に選択させる場合に、前記異常検出部によって過去に前記異常が検出された前記LEDモジュールを前記新たな前記選択モジュールとする選択対象から除外することを特徴とする請求項4記載の点灯装置。
【請求項6】
前記点灯時間カウンタは、
前記設定時間として、前記複数のLEDモジュールのうち最も短いLEDモジュール寿命とされた寿命時間を記憶することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の点灯装置。
【請求項7】
前記点灯時間カウンタは、
前記設定時間として、700時間以上、9000時間以下の範囲に含まれる時間を記憶することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の点灯装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−174471(P2012−174471A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−35055(P2011−35055)
【出願日】平成23年2月21日(2011.2.21)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(390014546)三菱電機照明株式会社 (585)
【Fターム(参考)】