無煙タバコ製品およびプロセス
無煙タバコ製品が提供される。ユーザの口腔へと挿入されるように構成されたタバコ製品(18)が、粒状のタバコ組成物とミラクリンとを含むタバコ調合物(80)を収容している透水性の小袋(78)を備えている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、「スヌース(snus)」と称される無煙タバコ製品など、無煙の形態のタバコ製品の包装に関する。
【背景技術】
【0002】
タバコを、いわゆる「無煙」の形態でたしなむことが可能である。特に人気のある無煙タバコ製品は、何らかの形態の加工済みタバコまたはタバコ含有調合物をユーザの口腔へと挿入することによって使用される。
【0003】
さまざまな種類の無煙タバコ製品が、Schwartzの米国特許第1,376,586号明細書、Pittmanらの米国特許第4,513,756号明細書、Sensabaugh,Jr.らの米国特許第4,528,993号明細書、Storyらの米国特許第4,624,269号明細書、Townsendの米国特許第4,987,907号明細書、Sprinkle,IIIらの米国特許第5,092,352号明細書、Whiteらの米国特許第5,387,416号明細書、Howardの米国意匠特許第335,934号明細書、Stricklandらの米国特許出願公開第2005/0244521号明細書、Winnらの米国特許出願公開第2006/0162732号明細書、Stricklandらの米国特許出願公開第2006/0191548号明細書、Wintersonらの米国特許出願公開第2007/0261707号明細書、Holton,Jr.らの米国特許出願公開第2007/0062549号明細書、Holton,Jr.らの米国特許出願公開第2007/0186941号明細書、Roushの米国特許出願公開第2008/0166395号明細書、Arnarpらの国際公開第04/095959号、Atchleyらの国際公開第05/063060号、Engstromの国際公開第06/004480号、Quinterらの国際公開第05/041699号、およびWrennらの国際公開第07/138484号に記載されており、これらの各々は、参照により本明細書に組み込まれる。無煙タバコ製品の一種類は、「スナッフ(snuff)」と称される。スナッフは、典型的には、「湿潤」または「乾燥」の形態に調合される。
【0004】
代表的な無煙タバコ製品は、House of Oliver Twist A/SによってOliver Twistという商品名で、U.S.Smokeless Tobacco Co.によってCopenhagen、Skoal、SkoalDry、Rooster、Red Seal、Husky、およびRevelという商品名で、Philip Morris USAによって「taboka」という商品名で、Conwood Sales Co.,L.P.によってLevi Garrett、Peachy、Taylor’s Pride、Kodiak、Hawken Wintergreen、Grizzly、Dental、Kentucky King、およびMammoth Caveという商品名で、Brown&Williamson Tobacco Corp.によってIntervalという商品名で、さらにはStar Scientific,Inc.によってArivaおよびStonewallという商品名で、市販されている。
【0005】
一般的に「スヌース」と称される代表的な種類のスナッフ製品は、欧州(特に、スウェーデン)において、Swedish Match AB、Fiedler&Lundgren AB、Gustavus AB、Skandinavisk Tobakskompagni A/S、およびRocker Production AB.などの企業によって、または通して製造されている。米国において入手することができるスヌース製品は、R.J.Reynolds Tobacco CompanyによってCamel Snus Frost、Camel Snus Original、およびCamel Snus Spiceという商品名で市販されている。
【0006】
Camel Snus Originalなどのスヌース製品は、一般的に、ティーバッグ状の小袋にて供給されている。小袋は、典型的には、不織のフリース材料であり、約0.4から1.5グラムの殺菌済みのタバコを収容している。これらの製品は、典型的には、約10から30分間にわたってユーザの口腔内に残る。他のいくつかの無煙タバコ製品と異なり、スヌースは、ユーザによる吐き出しを必要としない。
【0007】
以前に煙の出る製品を利用していた消費者が、スヌースまたは他の袋入りのタバコ製品へと乗り換える場合に、頬または歯茎に沿った口腔内の初期の感触を不快に感じる可能性がある。したがって、スヌース袋の初期の口腔の感触を改善する必要が存在している。
【0008】
また、スヌースに使用されるフリースが、長時間の保管の後で変色を呈する可能性もある。この変色は、典型的には、フリース材料の黄変として現れる。この変色が、スヌース袋を消費者にとって魅力のないものにしてしまう可能性がある。さらに、消費者が、変色ゆえにスヌース袋が何らかのかたちで劣化したものと判断し、使用せずに捨ててしまう可能性もある。この種の変色を少なくする必要が存在する。さらに、スヌース袋は、典型的には白っぽい色であり、異なる風味のスヌースを容易に見分けることができない。種々のスヌースの風味を見た目だけで容易に識別できる方法が必要とされている。
【0009】
タバコを小袋へと効率的に送り込むことに関して、従来技術には課題が存在する。課題は、高速袋詰め設備のホッパーを通過する材料の流れに存在する。供給ホッパーが、ホッパーの寸法およびホッパーへと供給されるタバコの特性ゆえに、デッドゾーン(dead zone)およびラットホール(rat hole)に悩まされがちである。これはホッパーにおける製品の流れを失わせる。デッドゾーンは、ホッパーの斜面によってタバコ材料が底壁に対して圧縮されがちになるホッパーの下部領域において生じる。ラットホールは、ホッパーの中央部の多数の領域において生じる可能性があり、デッドゾーンと同様に、送りスクリュへのタバコの流れを詰まらせる。このため、作業者がこの領域を定期的に清掃し、タバコを送りスクリュへと押し戻す必要がある。これにより、製造時間が増加し、製造効率が低下する。製造の速度および効率を改善するために、これらの袋詰め機の改善が必要とされている。
【0010】
また、スヌースは、一般的に、Camel Snus FrostおよびCamel Snus Spiceなど、種々の風味にて提供されている。スヌースに、タバコに香味料を混ぜ、タバコにマイクロカプセルなどを加え、またはタバコに香味料片を加えることによって、風味を与えることが可能である。Dubeらの米国特許出願第11/781,604号明細書が、これを達成するための多数の方法を説明しており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。典型的には、1つの風味が1つのパッケージにて供給される。なぜならば、そのようにしないと、風味が互いに浸出(leech)し、すべての風味の味わいに悪影響が及ぶ可能性があるからである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】米国特許第1,376,586号明細書
【特許文献2】米国特許第4,513,756号明細書
【特許文献3】米国特許第4,528,993号明細書
【特許文献4】米国特許第4,624,269号明細書
【特許文献5】米国特許第4,987,907号明細書
【特許文献6】米国特許第5,092,352号明細書
【特許文献7】米国特許第5,387,416号明細書
【特許文献8】米国意匠特許第335,934号明細書
【特許文献9】米国特許出願公開第2005/0244521号明細書
【特許文献10】米国特許出願公開第2006/0162732号明細書
【特許文献11】米国特許出願公開第2006/0191548号明細書
【特許文献12】米国特許出願公開第2007/0261707号明細書
【特許文献13】米国特許出願公開第2007/0062549号明細書
【特許文献14】米国特許出願公開第2007/0186941号明細書
【特許文献15】米国特許出願公開第2008/0166395号明細書
【特許文献16】国際公開第04/095959号
【特許文献17】国際公開第05/063060号
【特許文献18】国際公開第06/004480号
【特許文献19】国際公開第05/041699号
【特許文献20】国際公開第07/138484号
【特許文献21】国際公開第08/066450号
【特許文献22】国際公開第08/066451号
【特許文献23】米国特許出願公開第2008/0128300号明細書
【特許文献24】米国特許出願公開第2008/0121243号明細書
【特許文献25】米国特許出願公開第2008/0156338号明細書
【特許文献26】国際公開第05/016036号
【特許文献27】米国特許第7,014,039号明細書
【特許文献28】米国特許出願公開第2004/0217023号明細書
【特許文献29】米国特許第7,124,883号明細書
【特許文献30】米国特許第7,228,961号明細書
【特許文献31】米国特許第7,174,938号明細書
【特許文献32】米国特許第6,681,927号明細書
【特許文献33】米国特許第6,467,927号明細書
【特許文献34】米国特許第5,250,134号明細書
【特許文献35】米国特許第2,011,399号明細書
【特許文献36】米国特許出願公開第2004/0118422号明細書
【特許文献37】米国特許第4,607,479号明細書
【特許文献38】米国特許第4,631,899号明細書
【特許文献39】米国特許第5,346,734号明細書
【特許文献40】米国特許第6,162,516号明細書
【特許文献41】米国特許出願公開第2005/0061339号明細書
【特許文献42】米国特許第5,167,244号明細書
【特許文献43】米国特許第6,773,716号明細書
【特許文献44】米国特許第6,974,590号明細書
【特許文献45】米国特許第4,639,368号明細書
【特許文献46】米国特許第5,178,878号明細書
【特許文献47】米国特許第5,223,264号明細書
【特許文献48】国際公開第97/06786号
【特許文献49】米国特許第7,381,667号明細書
【特許文献50】米国特許第6,668,839号明細書
【特許文献51】米国特許第3,849,555号明細書
【特許文献52】米国特許第5,886,155号明細書
【特許文献53】米国特許出願公開第2008/0029110号明細書
【特許文献54】米国特許第3,681,087号明細書
【特許文献55】米国特許第4,660,577号明細書
【特許文献56】米国特許第5,387,416号明細書
【特許文献57】米国特許第6,730,832号明細書
【特許文献58】米国特許第7,025,066号明細書
【特許文献59】米国特許第6,895,974号明細書
【特許文献60】米国特許第6,834,654号明細書
【特許文献61】国際公開第08/062302号
【特許文献62】国際公開第08/56135号
【非特許文献】
【0012】
【非特許文献1】Jrnl.of Bio.Chem.1989、264、6655−6659
【非特許文献2】Davisら(編)、「Tobacco Production,Chemistry and Technology」(1999)
【非特許文献3】Nestorら、「Beitrage Tabakforsch.Int.」、20(2003)、467〜475頁
【非特許文献4】Rotonら、「Beitrage Tabakforsch.Int.」、21(2005)、305〜320頁
【非特許文献5】Staafら、「Beitrage Tabakforsch.Int.」、21(2005)、321〜330頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
消費者がほぼあらゆる場所でスヌース袋を使用することができる一方で、ひとたび使い終えたならば好都合な方法で袋を捨てることができなければならない。必ずしもタイミングよく適切な廃棄用の容器(例えば、ゴミ入れなど)を好都合に見つけなくても、使用済みのスヌース袋を捨てることができる方法が、望ましいと考えられる。例えば、ユーザが、スヌース袋または他の無煙タバコ袋を使い終えた後で、袋を捨てる必要がある。ごみを散らかしたくない場合、ユーザは、ゴミ捨て容器を見つけなければならず、または使用済みの袋を単純に保持し続けなければならない。使用済みのスヌースまたは他の無煙タバコ袋は、典型的には、湿気を帯びており、ユーザのポケットに保持するには不快である。ユーザは、手元にあるのであれば、袋をある種の紙またはティッシュに包むことができる。他の代案として、袋を容器に戻すことが考えられるが、使用済みの湿った袋が、未使用の袋に悪影響を及ぼす可能性がある。さらに、喫煙に関するさらなる制限の開始につれて、公共の場所において紙巻タバコの吸い殻および他の喫煙済みの物品の廃棄に利用することができる灰皿の数が、少なくなっている。そのような物質を廃棄するためのユーザが持ち運ぶことができる簡単かつ便利な手段についても、必要性がある。スナッフ缶の場合において、使用済みのスナッフを保管するための1つの方法は、どちらもSjoebergらの国際公開第08/066450号および国際公開第08/066451号に開示されているように、使用済みのスナッフを保管するための別の部屋を生成するために、回転式の分割壁を設けることである。別個の区画を含んでいる他のスヌース缶が、Patelらの米国特許出願第29/297,520号明細書およびPatelらの米国特許出願第29/297,517号明細書に開示されている。紙巻タバコの箱にライターおよび広告物のための保持装置を取り付ける方法が、Baharらの米国特許出願公開第2008/0128300号明細書に開示されている。使用済みの紙巻タバコの吸い殻を捨てるための灰皿へと変化させることができる紙巻タバコの箱が、Galoyanの米国特許出願公開第2008/0121243号明細書に開示されている。
【0014】
スヌース製品は、缶に梱包されており、すなわちSjoebergらの国際公開第08/066450号および国際公開第08/066451号に開示されているような金属またはプラスチック製の「パック(puck)」または「ポット(pot)」に梱包されている。特定の状況において、スヌースなどの無煙タバコ製品は、典型的には新鮮さおよび水分を長持ちさせる目的で、販売に先立って冷蔵される。例えば、無煙タバコ製品、特に、湿潤タバコ製品を、製品に望ましくない風味または臭気をもたらす混入物質の吸収を防止または抑制し、製品の変色または染みの進行を防止または抑制し、生物学的に活性な微生物の活動を防止または抑制するために、冷蔵することができる。例えば、無煙タバコ製品、典型的には、湿潤スナッフ型の製品を、酵素および他の生物学的活動の影響、pHの変化、酸化、ならびに製品の有効期限または安定性を短縮する傾向にある他の影響を抑制するために、冷蔵することができる。スヌース調合物は、典型的には、保管および輸送の際に38°から40°Fに冷蔵される。そのような調合物を冷蔵状態に保つ必要があることで、スヌースの輸送および保管のコストが上昇する。湿潤無煙タバコ製品を熱処理によって新鮮に保つ他の方法が、Wintersonらの米国特許出願公開第2008/0156338号明細書に開示されている。
【0015】
効果的かつ優れたスヌースまたは他の無煙調合物であって、いずれも製品の効率的な製造に関係する優れた成分、優れた製造方法、および優れた梱包を有しており、無煙タバコ製品のユーザによって使用されたときに喜びおよび満足を提供するスヌースまたは他の無煙調合物を提供することが、望ましいと考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明は、「スヌース」と称される無煙タバコ製品など、無煙の形態のタバコ製品の梱包に関する。製品は、無煙タバコ組成物または調合物を含んでいる。例えば、無煙タバコ調合物は、タバコの粒子またはタバコ片を含んでおり、塩、甘味料、バインダ、着色剤、pH調整剤、フィラー、風味料、崩壊助剤、酸化防止剤、保湿剤、および保存剤などの他の要素を含むことができる。タバコの粒子の水分含有量は、さまざまであってもよい。
【0017】
タバコ調合物を、スヌースタイプの製品の製造に一般的に使用されている形式のものなど、小袋またはバッグなどの容器(例えば、「小分け」と称されることもある水分を通す密閉された小袋)に収容することができる。水分を通す代表的な小袋を、「フリース」タイプの材料で構成することができる。次いで、タバコ調合物を梱包内に収容することができる。梱包はしっかりと封じられ、封じられた梱包の内部の雰囲気の条件が変更および/または制御されるよう、適切な材料で構成され、すなわち封じられた梱包が、水分および酸素などといった成分の通過を阻止する良好なバリアをもたらすことができる。加えて、封じられた梱包内の雰囲気を、封じる前の梱包へと所定の種類の気体(例えば、チッ素、アルゴン、またはこれらの混合物)を導入し、または内部を真空にすること(真空シール)によって、さらに変更することができる。このようにして、タバコ組成物が暴露される雰囲気条件を、調製、梱包、保管、および取り扱いの状況において制御することができる。
【0018】
一態様においては、ユーザの口腔へと挿入されるように構成されたタバコ製品が、タバコ調合物を収容している透水性の小袋を備えており、タバコ調合物が、粒状のタバコ組成物およびミラクリンを含んでいる。
【0019】
一態様においては、ユーザの口腔へと挿入されるように構成されたタバコ製品が、粒状のタバコ組成物を含むタバコ調合物を透水性の小袋に入れて備えており、透水性の小袋が、ミラクリンと反応させられている。
【0020】
一態様においては、ユーザの口腔へと挿入されるように構成されたタバコ製品が、粒状のタバコ組成物を含むタバコ調合物を透水性の小袋に入れて備えており、透水性の小袋が、ミラクリンでコートされている。
【0021】
一態様においては、ユーザの口腔へと挿入されるように構成されたタバコ製品が、粒状のタバコ組成物を含むタバコ調合物を透水性の小袋に入れて備えており、透水性の小袋が、鎮痛剤、バッファ、着色剤、発泡剤、または有機酸からなる群から選択される物質で処理されている。
【0022】
一態様においては、無煙タバコ製品を入れておくための容器が、内部および外部を有しており、添付物(onsert)が容器の外部に取り付けられている。添付物は、閉じた端部と、開いた端部と、開いた端部から延びているフラップとを備えている。
【0023】
一態様においては、無煙タバコ製品を入れておくための容器が、内部および外部を有しており、添付物が容器の内部に取り付けられている。添付物は、閉じた端部と、開いた端部と、開いた端部から延びているフラップとを備えている。
【0024】
一態様においては、無煙タバコ製品を入れておくための容器が、内部および外部を有しており、添付物が容器の外部に取り付けられている。添付物が、閉じた部分と開いた部分とを有する可撓なバッグを含んでいる。可撓なバッグは、平坦な状態および開いた状態を有している。
【0025】
一態様においては、無煙タバコ製品を入れておくための容器が、内部および外部を有しており、添付物が容器の外部に取り付けられている。添付物は、スロットが外面に形成されている小袋を含んでおり、小袋を、スロットを開いて小袋の内部にアクセスするために両側から圧迫することができる。
【0026】
一態様においては、無煙タバコのための容器が、蓋および対応する下部ピースを備えており、下部ピースが、外壁と、外壁の向かい合わせの側面の間を延び、下部ピースを複数の区画へと分割する少なくとも1つの分割壁とを有している。シールが、各々の区画を覆って取り外し可能に配置されている。
【0027】
一態様においては、改善されたタバコ袋詰め機が、第1の端部および第2の端部を有している供給ホッパーと、複数のピンを外周から突き出させている送りスクリュとを備えている。送りスクリュは、第1のシャフトへと接続されており、第1のシャフトが、第1のシャフトを回転させるためのモータへと接続されている。攪拌スクリュが、送りスクリュに隣接して位置しており、複数のピンを外周から突き出させている。攪拌スクリュは、第2のシャフトへと接続されている。
【0028】
一態様においては、改善されたタバコ袋詰め機が、第1の端部と、第2の端部と、上部と、底部とを有している供給ホッパーを備えており、前記供給ホッパーの底部の付近に第1の回転スクリュが配置されている。第2の回転スクリュが、第1の回転スクリュの上方に配置されており、プーリシステムが、第1のスクリュを第2のスクリュへと、第1のスクリュが回転するときに第2のスクリュが反対方向に回転するように接続している。
【0029】
一態様においては、タバコホッパーにおいてタバコの詰まりを防止するための方法が、送りスクリュの外径から複数のピンを突き出させている送りスクリュを用意するステップ、および前記外径の外径から複数のピンを突き出させている攪拌器を用意するステップを含んでいる。送りスクリュおよび前記攪拌スクリュが、ホッパーを通ってタバコを移動させるために反対向きに回転させられる。
【0030】
本発明の実施形態の理解をもたらすために、添付の図面が参照される。添付の図面においては、参照符号が、説明される本発明の典型的な実施形態の構成要素を指している。図面はあくまでも例示にすぎず、本発明を限定するものとして解釈してはならない。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】開けた状態の無煙タバコの容器の斜視図であり、取り外し可能なシールの一部は切除されている。
【図2】開けた状態の無煙タバコの容器の斜視図であり、上部が想像線で示されており、取り外し可能なシールは所定の位置にある。
【図3】開けた状態の無煙タバコの容器の斜視図であり、取り外し可能なシールが途中まで取り外されている。
【図4】閉じた状態の無煙タバコの容器の斜視図である。
【図5】外パッケージに個々に包まれたスヌースタイプの製品の形態のタバコ製品の拡大断面図である。
【図6】スヌースタイプの製品の形態のタバコ製品の断面図であり、いくつかのスヌースタイプの製品が外パッケージに包まれ、外パッケージがおおむね円筒形のプラスチックまたは金属缶に収容されている。
【図7】閉じた状態の添付物が取り付けられている閉じた状態の無煙タバコの容器の斜視図である。
【図8】図7の閉じた状態の無煙タバコの容器の側面図である。
【図9】図7の閉じた状態の無煙タバコの容器の斜視図であり、添付物が開いた状態にある。
【図10】図9の閉じた状態の無煙タバコの容器の側面図である。
【図11】閉じた状態の無煙タバコの容器の斜視図であり、閉じた状態の添付物が取り付けられ、シールが添付物を覆って所定の位置に位置している。
【図12】図11の閉じた状態の無煙タバコの容器の側面図である。
【図13】図11の閉じた状態の無煙タバコの容器の斜視図であり、シールが途中まで取り除かれている。
【図14】図11の閉じた状態の無煙タバコの容器の側面図であり、シールが途中まで取り除かれている。
【図15】上部が取り外された状態の無煙タバコの容器の斜視図であり、添付物が上部の内部に取り付けられている。
【図16】添付物が取り付けられている閉じた状態の無煙タバコの容器の斜視図である。
【図17】タバコ袋詰め機の供給/計量システムの側方からの斜視図である。
【図18】タバコ袋詰め機の供給/計量システムの後方からの斜視図である。
【図19】タバコ袋詰め機の供給/計量システムのホッパーの斜視図である。
【図20】図17の供給/計量システムの斜視図であり、タバコにおけるデッドゾーンの形成を示している。
【図21】図19の供給/計量システムのホッパーの斜視図であり、タバコにおけるラットホールの形成を示している。
【発明を実施するための形態】
【0032】
ここで、添付の図面を参照して、本発明を以下でさらに詳しく説明する。本発明を、多数の異なる形態で具現化することができ、本発明を、本明細書で説明される実施形態に限定されると解釈すべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本明細書の開示が適用される法の要件を満たすように提供されるものである。同じ番号が、全体にわたって同じ要素を指し示している。本明細書および特許請求の範囲において使用されるとき、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈からそのようでないことが明らかでない限り、言及の対象物が複数である場合も含む。
【0033】
図1から図4を参照すると、Patelらの関連の米国特許出願第29/297,520号明細書および米国特許出願第29/297,517号明細書に開示されている缶など、スヌース缶10の第1の実施形態が示されている。典型的な缶10が、プラスチック製または金属製の上部ピース12および下部ピース16で構成されている、図1から図3は、上部12がすでに取り除かれた状態の缶10を示しており、図4は、閉じられた状態の缶10を示している。
【0034】
缶10は、スヌース製品の販売に使用される短くて縁が丸みを帯びているおおむね円柱形の容器である。例えば、Bjoerkholmの国際公開第05/016036号に記載されている種類の代表的なスナッフ箱形式の設計を参照されたい。適切に変更することが可能な他の種類の容器は、Hensonらの米国特許第7,014,039号に記載のプラスチックまたは金属製の容器である。また、R.J.Reynolds Tobacco CompanyによるCamel Snus、U.S.Smokeless Tobacco CorporationによるRevel Mint Tobacco Packsタイプの無煙タバコ製品、U.S.Smokeless Tobacco Co.によるSkoalDry、およびPhilip Morris USAによる「taboka」の市販に使用されている種類の硬質容器も参照されたい。所望であれば、「taboka」製品に使用されている種類の容器を、容器を開閉することができるよう、スライド式の蓋(例えば、容器の長手軸におおむね平行にスライドする)を有するように構成することができる。所望であれば、容器が、容器を製造時に無煙タバコ製品を充てんするために引き延ばして開くことができ、その後に容器の充てんの完了後に縮めることができるよう、アコーディオン式またはベローズ式の設計を有することができる。所望であれば、容器に、開かれた容器が再び閉じられるときに良好なシールがもたらされるように、適切なシールまたはグロメットを備えることができる。
【0035】
図5および図6を参照すると、袋に封じられた個々の小分けタバコ18が、缶10の内部に収容される。缶10の内部の小分けタバコ18の数は、さまざまであってもよく、10、12、15、20、25、または30などの数であってもよい。次いで、缶10は、適切な材料から構成され、各々の端部において気密に封じられる密封外パッケージの内部に梱包され、この外パッケージの内部および缶10の内部の雰囲気22が制御される。例えば、パッケージ内の雰囲気を、高純度の窒素ガスまたは他の適切な種類の気体(二酸化炭素など)で構成されるように制御することができる。そのような方法が、参照により全体が本明細書に組み込まれるRobinsonらの米国特許出願第12/014,525号明細書に開示されている。使用時には、外パッケージが開かれ、缶10が開かれ、個々の小分けタバコ18が所望に応じて缶10から取り出される。
【0036】
図1から図3を参照すると、一実施形態においては、4つの別々の区画24が設けられている。各々の区画24が、異なる風味のスナッフまたはスヌース袋を収容することができる。あるいは、すべての区画24が、同じ種類の無煙タバコを含んでもよく、別々の区画を設けることで、ユーザが一度に1つの区画24を開くことができる。他の区画24は密封されたままであり、密封された区画24の無煙タバコの新鮮さが、損なわれることがない。
【0037】
図3に示した実施形態においては、ただ1つの除去可能なフラップ26が、4つの区画24のすべてを覆っており、ユーザが、1つ以上の区画24を開くために、フラップ26を引き剥がす。あるいは、図1に示されるように、各々の区画24が、個々のフラップ28を有してもよく、ユーザが、1つ以上の区画24を開くために1つ以上のフラップを取り去ることができる。フラップ26、28は、再シール可能であってもよい。区画24は、任意の形状をとることができる。一部が他よりも大きくてもよく、収容される無煙タバコ製品の量または風味が違ってもよい。
【0038】
フラップ26、28を、空気および湿気を通さないシールを維持することができる当該技術分野において知られているさまざまな材料から構成することができる。例えば、金属箔/紙の積層体、金属化紙、プラスチックラップ、金属化ポリマーフィルム、または低透過性の透明なポリマーシートが、効果的である。典型的な材料は、どちらもその全体が本明細書に組み込まれるFaggらの米国特許出願公開第2004/0217023号明細書およびThomasらの米国特許第7,124,883号明細書に開示されている。区画24の間での風味または芳香の浸出をさらに少なくするために、缶10および内部の区画の仕切り30を構成するために、低透過性の材料を使用することが好ましい。そのような材料は、射出成型可能なポリマー材料であってもよく、典型的には、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(「PET」)、またはポリエチレンビニルアルコールなどの熱可塑性または熱硬化性ポリマーであってもよい。缶10および/または区画の仕切り30に使用することができる他の典型的な射出成型可能材料は、アクリロニトリルブタジエンスチレン(「ABS」)、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル(「PVC」)、およびポリスチレンである。缶10の材料への風味のうつり、または缶10の材料からの風味のうつりをさらに少なくするために、缶10の内面32にアルミニウムの層が存在するように、金型をアルミニウム箔で覆うことができる。
【0039】
低透過性の材料は、金属であってもよく、蓋12および本体16に使用される材料が、内部の仕切り30に使用される材料とは違ってもよい。さらに、蓋12、本体16、および内部の仕切り30が、すべて異なる材料で構成されてもよい。
【0040】
フラップ26、28は、他の特徴も備えることができる。各々の区画24のタバコの種類を明示するために、言葉、色、または絵を、フラップ26、28に刻印または印刷することができる。色の刻印を有する代わりに、材料それ自体を着色してもよい。フラップ26、28を所定の場所に封じるため、およびひとたび開かれた後で再び所定の場所に封じるために、当該技術分野において知られている接着剤を使用することができる。フラップ26、28を封じるために使用することができる典型的な材料は、軽い粘着、中程度の粘着、および強い粘着の再閉鎖可能な接着剤であってもよい。これらの接着剤は、天然ゴム、ホットメルトゴム(合成)、アクリル、またはシリコーンを主体とすることができる。
【0041】
図7から図16を参照すると、無煙タバコ製品のための容器10の別の実施形態が示されている。第1の実施形態において、図7から図10に示されている容器10は、1つ以上の使用済みの無煙タバコ袋18を保持することができるパッケージ添付物34を含んでいる。上述の実施形態に関して、すでに述べたように、使用済みの袋18を、個別の区画24のうちのすでに袋18がなくなった区画に収容してもよい。
【0042】
この実施形態において、添付物34は、図7から図10に示されるように無煙タバコ容器10の外側に配置されている。添付物34は、無煙タバコ容器10のサイズを大きく増加させることがないように、実質的に平坦な初期の形態にて備えられている。添付物34は、満たされるにつれて広がるように設計されている。そのような添付物34の第1の実施形態(図7から図10に示されている)において、添付物34は、少なくとも1つのアコーディオン襞36を3辺に有している「アコーディオン式」の添付物34である。さらに、添付物34は、閉鎖端42および開放端44を有している。開放端44には、好ましくは、開放端44へと折り返すことができるフラップ46が設けられている。開放端44は、図9に示されるように狭い側48に位置しても、広い側50に位置してもよい。
【0043】
フラップ46は、二重折りまたは多重折りであってもよく、添付物34を閉じた状態に封じるための一時的または恒久的な接着剤を含むことができる。フラップ46を閉じた状態に封じるために使用することができる典型的な材料は、軽い粘着、中程度の粘着、および強い粘着の再閉鎖可能な接着剤であってもよい。これらの接着剤は、天然ゴム、ホットメルトゴム(合成)、アクリル、またはシリコーンを主体とすることができる。図16に示されている添付物34のさらに別の実施形態は、狭い側48および広い側50の表面が閉じられていて、外表面56にスリット52を含む。使用時、添付物34の両側48が、外表面56のスリット52を開くように押し合わされる。次いで、使用済みの小袋18を添付物34の中に入れることができる。
【0044】
添付物34を、紙、プラスチック、箔、ろう紙、または他の一般的に使用される材料など、防水または水を通さない材料から製作することができる。さらに、添付物34が多層であって、1つの層が防水であってもよい。例えば、内側層54をプラスチックフィルムにできる一方で、外側層56が、中身を隠しておくために不透明な材料である。不透明な層は、消費者へとメッセージを伝えるために、現在の添付物に使用されているような図版など、高品質な図版をさらに備えることができる。さらに、添付物34は、外表面56に小冊子を備えることができる。添付物34を、一般的な接着剤を使用して恒久的または一時的に無煙タバコ容器10へと固定することができる。添付物34を無煙タバコ容器10へと取り付けるために利用することができる典型的な材料は、軽い粘着、中程度の粘着、および強い粘着の再閉鎖可能な接着剤であってもよい。これらの接着剤は、天然ゴム、ホットメルトゴム(合成)、アクリル、またはシリコーンを主体とすることができる。
【0045】
さらに、添付物34のフラップ46を、図7および図9に示されるように斜めにすることができ、添付物34の片側56に、フラップ46を所定の位置に保持して添付物34を閉じた状態に保つべく、フラップ46が挿入される対応するスロット58を持たせることができる。あるいは、フラップ46が、軽い粘着、中程度の粘着、および強い粘着の再閉鎖可能な接着剤など、接着剤を片面に含むことができる。これらの接着剤は、天然ゴム、ホットメルトゴム(合成)、アクリル、またはシリコーンを主体とすることができ、フラップ46を所定の場所に恒久的または一時的に保持することができる。
【0046】
図11から図15に示されている別の実施形態においては、添付物が、開いた1つの端部62を有する適切なサイズのプラスチック袋60であってもよい。袋60は、残りの3辺64において封じられている。袋60は、再閉鎖可能な接着剤で覆われた基材70へと取り付けられる。基材70は、袋60の周囲に接着層68を残すように、袋60よりも大きなサイズとされている。基材70は、例えば、紙、プラスチック、または紙/プラスチック、紙/箔、もしくはプラスチック/箔の積層体であってもよい。接着剤の反対側から視認することができる図版を、基材へと適用することができる。接着剤の面が、容器10へと貼り付けられる。所望であれば、容易な開放を可能にするために、折り返された角72またはエッジを設けることができる。あるいは、角またはエッジを、接着剤が存在しないままにしてもよい。袋60は、袋60を容器10へと取り付けるために、袋60の片面に感圧テープまたは接着剤の小片74を有することができる。再シール可能な基材70が持ち上げられるとき、基材70が袋60を引っ張って開く一方で、接着剤74が、袋60の反対側の面を缶10の外面56へと保持する。これにより、袋60を缶10の外面56に取り付けたままで、袋60の口62を開くことができる。当該技術分野において知られているとおり、他のテープも、基材または基材に適用される接着剤として使用することができる。
【0047】
さらに、添付物34の内側が、消費済みのスヌース袋18の衛生的な保管を可能にするために、消毒剤または殺菌剤を含むことができる。消毒剤の例(ただし、これらに限られるわけではない)として、クエン酸、チモール、および第四アンモニウム化合物(塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウムおよび塩化アルキルジメチルエチルベンジルアンモニウムなど)が挙げられる。
【0048】
添付物およびパッケージの外側への添付物の適用方法は、Baharらの米国特許出願公開第2008/0128300号明細書、Koettnerらの米国特許第7,228,961号明細書、Cadieuxらの米国特許第7,174,938号明細書、Fockeらの米国特許第6,681,927号明細書、Tallierらの米国特許第6,467,927号明細書、Thomasらの米国特許第5,250,134号明細書、およびDriscollの米国特許第2,011,399号明細書に開示されており、これらの各々は、その全体が参照により本明細書に援用され、添付物34のこれらの実施形態を、同じ方法で適用することができ、または当業者にとって知られている他の任意の方法で適用することができる。あるいは、図15に示されるように、添付物34を、容器10の全体のサイズの増加を最小限にすべく、無煙タバコ容器10の蓋12の内側14へと取り付けることも可能である。
【0049】
使用時、ユーザは、ひとたび無煙タバコ製品の小袋を嗜むと、使用済みの小袋を添付物34に配置し、恒久的または一時的に閉じて封じることができる。添付物34の材料が、湿った使用済みの小袋によってユーザのポケットが汚れることを防止し、ごみ箱をすぐに見つける必要をなくす。さらに、添付物34を、無煙タバコ容器10に備えられる小袋と同数の小袋を受け入れるような寸法にすることができる。
【0050】
上述の形態の多くは、使用されるまで実質的に平坦であるため、上述の添付物34を複数層、適用することが可能であり、1つの層が使用されると、その層を都合のよいときに捨てるために取り外し、次の層を次の使用のために露出させることができる。
【0051】
さらには、この添付物34を、紙巻きタバコの箱へと取り付けられるならば、紙巻きタバコの吸い殻の廃棄ユニットとしても利用することができる。例えば、上述した添付物34を、密封された添付物34から新鮮でない煙のにおいが逃げ出すことをよりよく防止するために、アルミニウム箔で裏打ちすることができる。あるいは、使用される紙またはプラスチックを、アルミニウム箔へと積層することができる。あるいは、上述のプラスチック袋60を、アルミニウム箔で置き換えることができる。
【0052】
最後に、添付物34は、取り付け先の無煙タバコ容器10に応じ、さらにはどれだけの物質を保持しなければならないかに応じて、任意の形状またはサイズをとることができる。また、添付物34は、製造者が無煙タバコ容器10の外側の価値ある広告スペースを手放さなくてもよいように、添付物34の有用性を最大にすべく印刷または他の表示を有することができる。
【0053】
図1を参照すると、上述した容器に配置することができる無煙タバコ製品18の実施形態が示されている。タバコ製品18が、透湿性の小袋78を含む。図示の小袋78は、重なり合いの領域82において長さに沿って密閉されている。重なり合いの領域を、小袋78の一方のエッジの下部を小袋の他方のエッジの上部へと(例えば、熱シール、適切な接着剤、または他の適切な手段によって)封じることによって、形成することができる。固体のタバコ材料80が、小袋82の内部に配置されている。
【0054】
無煙タバコ製品の製造に使用される種類の適切なパケット、小袋、または容器は、「taboka」、CatchDry、Ettan、General、Granit、Goteborgs Rape、GrovSnus White、Metropol Kaktus、Mocca Anis、Mocca Mint、Mocca Wintergreen、Kicks、Probe、Prince、Skruf、TreAnkrare、Camel Snus Original、Camel Snus Frost、およびCamel Snus Spiceという商品名で入手可能である。タバコ調合物を、従来のスヌース製品の製造に使用される方法で、従来のスヌース製品の製造に使用される種類の構成要素を使用して、小袋に収容し、梱包することができる。小袋またはフリースは、ティーバッグの製作に使用されるメッシュ状の形式の材料と同様の性質であると考えることができる種類の液体を透す容器をもたらす。自由に動くことができるように配置された粒状のタバコ調合物の成分が、小袋78を通ってユーザの口腔へと容易に拡散する。
【0055】
特定の実施形態においては、典型的な小袋78を、ユーザによる使用の際に小袋78が制御された分散または分解を受けるような材料および方法にて製造することができる。そのような小袋の材料は、メッシュ、スクリーン、穿孔された紙、浸透性の布地、などの形態を有することができる。例えば、メッシュ状の形態のライスペーパーまたは穿孔されたライスペーパーから製造された小袋の材料は、ユーザの口腔内で溶解することができる。結果として、小袋78およびタバコ調合物の各々が、通常の使用条件においてユーザの口腔内で完全な分散を受けることができ、したがって小袋78およびタバコ調合物の両方をユーザが摂取することができる。他の典型的な小袋の材料を、水分散可能なフィルム形成材料(例えば、アルギン酸塩、カルボキシメチルセルロース、キサンタンガム、プルラン、などの結合剤)、ならびにそれらの材料と粉末セルロース誘導体(例えば、微粒子サイズの木材パルプ)などの材料との組み合わせを使用して製造することができる。好ましい小袋の材料を、水に分散可能または溶解可能であるが、通常の使用の条件下で、小袋が自身の物理的な完全性を喪失するよりも前に中身のたばこ調合物のかなりの量が小袋の材料を通って透出するように、設計および製造することができる。所望であれば、香料、分解補助剤、および他の所望の成分を、小袋の材料に取り入れることができ、または小袋の材料へと適用することができる。
【0056】
スヌース製品の種々の構成要素およびその成分の説明が、参照により本明細書に組み込まれるLundinらの米国特許出願公開第2004/0118422号明細書にも記載されている。また、例えばLindenの米国特許第4,607,479号明細書、Nielsenの米国特許第4,631,899号明細書、Wydickらの米国特許第5,346,734号明細書、およびDerrの米国特許第6,162,516号明細書、ならびにHanssonらの米国特許出願公開第2005/0061339号明細書(これらの各々は、参照により本明細書に組み込まれる)を参照されたい。さらに、また、Kjerstadの米国特許第5,167,244号明細書(参照により本明細書に組み込まれる)に記載の代表的な種類の小袋ならびに小袋の材料またはフリースも参照されたい。スヌース製品を、Merz Verpackungmaschinen GmBHからSB 51−1/T、SBL 50、およびSB 53−2/Tとして市販されている設備などを使用して製造することができる。イタリアのG.D SpAも、タバコ袋詰め設備を供給している。スヌースの小袋を、個別の小袋として提供することができ、または複数の小袋(例えば、2、4、5、10、12、15、20、25、または30個の小袋)を、1つの小袋または個々の小分けを使用のために袋の連なりまたは行列から容易に取り外すことができるように(例えば、端部間をつなげて)つなぎ合わせ、または一体に接続することができる。
【0057】
さらに本発明は、小袋のフリース材料への種々の追加および変更を包含する。小袋に使用されるフリース材料は、典型的には、不織の材料である。液体、カプセル化された製品、または粉末などの物質を、挿入時にユーザの口腔内に生じるpHの制御、風味付け、口腔におけるタバコ製品の初期の刺激の軽減、フリースの着色、または不織材料の変色の軽減などといった多数のさまざまな目的を達成するために、製造の際のさまざまな時点において、これらの不織の材料へと取り入れることができる。典型的なフリース材料として、BFFのSDH27 Natural GradeおよびBFFのSDH27 Brownが挙げられる。
【0058】
タバコを収容するフリース小袋に使用されるような不織布は、織布でも、ニットでもない布地である。それらは、一般に、ポリマー材料を連続的なフィラメントへと押し出し、次いでメルトブロー、スパンボンド、またはスパンレイドなどの一種の結合をもたらすことによって製造される。不織布の製造に使用される典型的な合成ポリマーは、ポリプロピレンおよびポリエステルである。他の種類の不織材料は、典型的には、押し出しによるフィラメントを短繊維へと刻むことによってステープル材料を形成し、次いでそれらを一体に組み合わせてネットまたはウェブを形成し、その後に種々の方法で結合させることによって製造される。例えば、繊維を機械的に結合させることができ、接着剤で結合させることができ、またはバインダ材料を使用することによって結合させることができる。2つの一般的な不織布は、ステープル不織布およびスパンレイド不織布である。
【0059】
ステープル不織布は、2つのステップにて製造される。押し出しされた繊維が紡がれ、数センチメートルの長さへと切断され、ベイル(bale)にされる。ベイルがコンベアベルト上に配置され、繊維がウェットレイド、ドライレイド、またはエアレイドのプロセス、またはカーディング(carding)によって、一様なウェブへと広げられる。次いで、ステープル不織布は、典型的には樹脂または熱接合を使用して結合させられる。
【0060】
スパンレイド不織布は、1つの連続的なプロセスにて製造される。繊維が紡がれ、次いでデフレクタによってウェブへと直接配置され、または空気の流れによって案内することができる。スパンレイド不織布は、樹脂または熱によって結合させられる。
【0061】
フィルムおよび小繊維から出発し、それらをパターン化された穴でセレーティング(serrating)または真空形成するなど、不織布を製造する他の方法も存在する。これらの方法は、当該技術分野において一般的に知られている。
【0062】
また、いくつかの結合方法を、製造される不織布の種類に応じて使用することができる。熱結合は、不織布に熱を加えることを含み、ハイドロエンタングル(hydroentaglement)は、繊維を水ジェットによって機械的に絡み合わせることを含む。超音波パターン結合も使用することができ、ニードルフェルトは、繊維を針によって機械的に絡み合わせることを含む。繊維を化学的に結合させるためにラテックス乳濁液または溶液ポリマーなどのバインダを使用する化学結合も可能である。化学結合を、軟化および溶解して他の非溶解の繊維を一体に保持するバインダ繊維または粉末と共に使用することも可能である。綿ステープル不織布の一種類は、セルロース主体の繊維をカールさせて、お互いの周囲に収縮させることによってマットの収縮結合を果たすために、水酸化ナトリウムで処理される。最後に、メルトブローは、不織布がウェブ形成時の空気で細くされる繊維の互いの絡み合いおよび形成時の一時的な粘着によって弱く結合することを意味する。
【0063】
特に湿ったときに芳香および/または風味を発することができる不織の基材材料を製造できることが、知られている。そのような不織の基材およびその形成方法が、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるTharreauの米国特許出願第10/219,111号明細書に記載されている。Tharreauの不織の基材は、シクロデキストリン粒子を不織の基材へと熱によって付着させる段階を含むプロセスによって形成される。得られた生成物は、後に水分で濡れたとき、またはユーザの口腔に配置されたときに、芳香および/または風味を放出することができる。
【0064】
上述のように、多数のさまざまな添加物を、製造時に不織布へと加えることができる。例えば、Robinsonらの米国特許出願第12/014,525号明細書に記載されているように、バッファが、冷蔵を必要とすることなく輸送および保管の際にpHレベルを保つために、スヌース調合物において一般的に使用される。これらのバッファは、典型的には、スヌースタバコ調合物そのものに加えられるが、本発明のこの実施形態においては、バッファ溶液が、製造時に不織の小袋材料にも直接加えられる。この方法の一実施形態においては、バッファ溶液が、繊維をフィラメントへと押し出す前にポリマー材料へと加えられる。別の実施形態においては、押し出しされた繊維が、押し出し後にバッファ溶液に浸される。典型的には、スヌース調合物の乾燥重量の約3から12%の量にてスヌース調合物へと加えられる。Robinsonらの米国特許出願第12/014,525号明細書に開示されているように、約1:75から約1:80の間の比で炭酸ナトリウムおよび重炭酸ナトリウムを使用することによって、経時的に優れたバッファ特性を得ることができるが、1:20から1:99までの比も効果的である。
【0065】
この方法を、クローブ(clove)のオイル、ユージノール(eugenol)、または鎮痛効果をもたらすことができる他の化合物などの鎮痛剤をフリース材料に取り入れるためにも使用することができる。化合物は、製品が店頭販売用であるかどうか、または処方箋用であるかどうかに応じて、さまざまであってもよい。そのような鎮痛剤を小袋に使用することで、ユーザがスヌース袋を口腔に挿入したときに時に感じることがある初期の刺激を、少なくすることができる。
【0066】
鎮痛剤として、モルヒネ、メピジン(mepidine)、デンタニル、スフェントラニル(sufentranil)、アルフェンタニル、アスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェン、インドメタシン、ナプロキセン、アトリン、イソカム、ミドリン、アキソタール、フィリナール、フレニリン、エルゴットおよびエルゴット誘導体(ウイグレイン、カフェルゴット、エルゴスタット、エルゴマル、ジヒドロエルゴタミン)、イミトレックス、ならびにケトプロフェンなど、オピオイドまたは他の薬物を挙げることができる。そのような薬物は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるReamらの米国特許第6,773,716号明細書に開示されているように、過去において被覆付きチューインガム調合物において使用されている。鎮痛剤がフリースへと取り入れられる場合、鎮痛剤の導入レベルは、使用時に鎮痛剤が唾液へと放出されて口腔の粘膜を通って吸収されるようなレベルである。
【0067】
また、口腔への薬物の吸収を助けるために、発泡物質(effervescent substance)をスヌースタバコへと加えることができ、またはフリース小袋へと直接加えることができる。Pantherらの米国特許第6,974,590号明細書を参照されたい。発泡化合物は、投与に先立って水に溶けることがない服用形態で味覚マスキング剤として使用するためにも採用されている。例えば、Niaziらの米国特許第4,639,368号明細書が、口腔を介した吸収が可能な薬物を含んでおり、味覚をマスキングする量の発泡物質を含んでいるチューインガムを記載している。
【0068】
より最近では、発泡物質が、口腔内での薬物の迅速な溶解および/または分散を得るために使用されている。Wehlingらの米国特許第5,178,878号明細書および米国特許第5,223,264号明細書を参照されたい。発泡物質は、唾液の生成を刺激する傾向にあり、さらなる発泡作用を助ける追加の水分をもたらす。これらの服用形態は、特に錠剤またはカプセルを飲み込むことが困難な患者にとって、薬物の好ましい提供をもたらす。Johnsonらの国際公開第97/06786号が、高速な分配の服用形態を使用した特定の薬物の胃の手前での吸収を記載している。ハイドロエンタングルによる布地への発泡物質の添加の例が、Bergquistらの米国特許第7,381,667号明細書に開示されている。
【0069】
製品の苦みを少なくするための本発明によって包含される別の方法は、小袋にクエン酸を加えることである。クエン酸は、製品の風味の特徴を強調することができ、苦みを少なくすることもできる。苦みを少なくする他の方法として、小袋にプロポリスまたはユーカリを加えることが挙げられる。さらに、これらの物質を、Williamsらの米国特許第6,668,839号明細書に開示されているようにタバコに直接加えることができる。あるいは、タバコそれ自体を、苦みを取り除くための特有の方法で熟成させたり、または挽いたりすることができる。フィラー(filler)、甘味料、およびケーシング剤、ならびに他の物質を、ユーザにとって所望の風味および口当たりを得るために、単独または組み合わせにて使用することができる。
【0070】
スヌースまたは他の無煙タバコ製品の口当たりおよび風味を制御するための別の方法は、いわゆる「ミラクルフルーツ(miracle fruit)」の実を利用することである。これらの赤い実は、ミラクルフルーツ(Richadella dulcificaまたはSynsepalum dulcificum)と呼ばれる熱帯植物を形成し、酸のすっぱさおよび苦みを少なくし、甘みおよび快い風味を加える。ミラクルフルーツの実は、191個のアミノ酸で構成され、炭水化物残基を含んでおり、24,600という分子量を有している味覚修飾糖たんぱく質、ミラクリン(miraculin)を含んでいる(Jrnl.of Bio.Chem.1989、264、6655−6659)。天然のミラクリンたんぱく質は、いくつかのジスルフィド架橋によって一体に保持された四量体である。味覚修飾は、Harveyの米国特許第3,849,555号明細書において充分に確立および説明されている。フルーツの出所は、西アフリカおよび米国フロリダ州において発見されている。フルーツおよびフルーツ抽出物は、さまざまな供給者から市販されている。単離されたミラクリンたんぱく質も、おそらくはArmahらの米国特許第5,886,155号明細書に記載の方法論によって精製され、市販されている。
【0071】
ミラクルフルーツ、抽出物、または単離ミラクリンのスヌースなどの「無煙」タバコ物品への取り込みは、フルーツを抽出物を得るべくつぶして乾燥させることによって達成され、または市販の抽出物または単離たんぱく質(抽出物)を使用することによって達成される。抽出物を、加工前または加工中のタバコへと直接加えることができ、またはスヌースのフリースへの抽出物の埋め込みまたはコーティングによって、仕上がった「無煙」タバコ製品へとケーシングすることができる。また、ミラクルフルーツを、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるDubeらの米国特許出願公開第2008/0029110号明細書に開示されているようなロッド、スティック、チューブ、および他の種類など、他の無煙タバコ製品へと加えることもできる。
【0072】
Johnsonの米国特許第3,681,087号明細書によれば、ミラクルフルーツ抽出物の単位用量は、0.1から50mgの間であり、味覚修飾のための最適な含有量は、20から30mgの間である。精製されたたんぱく質に関しては、所望の効果のためにどの程度の含有レベルが必要であるか、現在のところ未知である。ミラクリンの味覚修飾は、酸性環境に依存するため、タバコの処理が、酸性のpHを有するタバコ唾液溶液をもたらす必要があると考えられる。スヌースの処理のための現在の応用は、このpHをアルカリ性に向かって移動させる重炭酸ナトリウムの添加を必要としている。この工程は、苦みが予想される(しかしながら、後にミラクリンの含有によって緩和される)と考えられるが、取り除かなければならないと考えられる。ミラクリンの存在のもとで無煙製品のタバコ成分の苦みおよび酸味が甘みへと変更されると考えられるため、無煙製品に加えるべき甘味料が少なくなると考えられる。
【0073】
口当たりを、小袋がユーザの口腔への成分の浸出をどのように許すかを制御することによって、制御することもできる。小袋を、小袋の特定の領域だけが透過性であることで、口腔を通じての吸収の速度が制御されるように構成することができる。
【0074】
スヌースタバコ製品において口当たりを制御する他の方法は、すでに述べたように、一種の発泡物質をタバコそれ自体またはスヌースのフリース小袋へ取り入れることである。
【0075】
最後に、フリース製のスヌース小袋の欠点は、時間につれて着色または変色を生じがちな点にある。本発明の他の実施形態は、エチルセルロースまたはニトロセルロースなどの添加物を不織材料へと取り入れることによって、この問題を解決する。あるいは、方法は、この方法でタバコに触れる小袋の面に輪転グラビア印刷を施すことを包含することができる。小袋を、アキルケテン二量体(akyl ketene dimer)(CAS番号144245−85−2)でコートしてもよい。変色を遅らせる他の方法は、フリースの2つの別々の層を使用することである。内側の層が、タバコから外側の層への着色剤の移行を遅らせる。内側層は、目的がタバコと外側層との接触を防止するスペーサとして働くことにあり、小袋に構造強度を加えることにはないため、より軽い材料で製造することができる。内側層を、軽量な多孔紙または細かいメッシュなど、別の材料で製造することも可能である。
【0076】
スヌース小袋を、ティー形式の飲料を生成するために使用することもできる。例えば、上述したようなスヌース袋を、8オンスのグラスの高温水または低温水に浸すことができる。小袋を、タバコの風味が水へと浸出できるように、ある時間にわたって水に浸し、または煎じることができる。このようにして、タバコ風味の飲料を楽しむことができる。
【0077】
本発明の他の実施形態は、つやまたは光沢の付加ならびに風味の識別のために、不織の小袋材料に染料およびインクなどの着色剤を加えることを包含する。例えば、シナモン風味のスヌースが、赤く染められた小袋を有することができ、ミント風味のスヌースを、緑色に染められた小袋に用意することができる。他の風味と色との対応も考えられる。フリースに、「Camel」などのスヌースの種類を特定し、または「ミント」などの風味を特定するために、溶解可能な材料で印刷を施すこともできる。さらには、インクおよび染料が、さらなる風味または他の物質を運んでもよい。さらには、ポリマーを、可溶性または分解性などの特定の特性をもたらすように設計することができる。
【0078】
本明細書の実施形態に係るタバコ製品の製造に使用されるタバコは、さまざまであってもよい。タバコとして、フルーキュアードタバコ、バーレータバコ、オリエンタルタバコ、メリーランドタバコ、ダークタバコ、ダークファイヤードタバコ、およびリスチカタバコ、ならびに他のレアまたは特殊タバコ、などの種類のタバコを挙げることができる。さまざまな種類のタバコ、成育作業、収穫作業、およびキュアリング作業についての説明が、参照により本明細書に組み込まれるDavisら(編)の「Tobacco Production,Chemistry and Technology」(1999)に記載されている。また、Sensabaugh,Jr.らの米国特許第4,660,577号明細書、Whiteらの米国特許第5,387,416号明細書、Dominguezらの米国特許第6,730,832号明細書、およびLawsonらの米国特許第7,025,066号明細書、Holton,Jr.らの米国特許出願公開第2007/0062549号明細書およびHolton,Jr.らの米国特許出願公開第2007/0186941号明細書、ならびにHumphreyの米国特許出願第11/781,666号明細書(これらの各々は、参照により本明細書に組み込まれる)に記載されるタバコの種類も参照されたい。最も好ましくは、タバコ材料は、適切にキュアーおよび熟成されたものである。フルーキュアードタバコをキュアーするための特に好ましい技法および条件は、参照により本明細書に組み込まれるNestorらの「Beitrage Tabakforsch.Int.」、20(2003)、467〜475頁およびPeeleの米国特許第6,895,974号明細書に記載されている。タバコをエアーキュアーするための代表的な技法および条件は、参照により本明細書に組み込まれるRotonらの「Beitrage Tabakforsch.Int.」、21(2005)、305〜320頁およびStaafらの「Beitrage Tabakforsch.Int.」、21(2005)、321〜330頁に記載されている。Williamsの米国特許第6,834,654号明細書も参照されたい。
【0079】
R.J.Reynolds Tobacco CompanyによってCamel Snus Frost、Camel Snus Original、およびCamel Snus Spiceという商品名で市販されているスヌースに使用されているようなタバコも、使用することができる。典型的には、ニコチン含有量が1%または1%未満であるタバコの種類が、これらの調合物において使用され、タバコブレンドの集合的なニコチン含有量は、タバコの乾燥重量の約2%付近であり、多くの場合にタバコの乾燥重量の1.5%未満であり、頻繁にはタバコの乾燥重量の0.5%から1.25%であり、多くの場合にタバコの乾燥重量の1%以下である。
【0080】
タバコ製品の製造に使用されるタバコは、好ましくは、刻まれた形態、挽かれた形態、粒状の形態、微粒子の形態、または粉末の形態で供給される。また、タバコ製品を製造するために使用されるタバコを、他の材料または成分とともに加工、ブレンド、調合、組み合わせ、および混合することができる。例えば、タバコ組成物は、塩、甘味料、バインダ、着色剤、pH調整剤またはバッファ、フィラー、風味料、崩壊助剤、酸化防止剤、保湿剤、および保存剤を取り入れることができる。例えば、Holton,Jr.らの米国特許出願公開第2007/0062549号明細書、Holton,Jr.らの米国特許出願公開第2007/0186941号明細書、およびDubeらの米国特許出願公開第2008/0029110号明細書(その各々が、参照により本明細書に組み込まれる)に記載の代表的な成分、成分の組み合わせ、タバコに対する成分および要素の相対量、ならびにそれら成分の使用の方法および方法を参照されたい。例えば、タバコ製品は、タバコ組成物ならびに風味付けされた小片またはフィルムを収容する小袋の形態、タバコ組成物ならびに微細に分割されたタバコおよび/またはタバコ抽出物(例えば、タバコの噴霧乾燥水性抽出物の成分)の粒を含む風味付けされた小片またはフィルムを収容する小袋の形態、あるいは微細に分割されたタバコおよび/またはタバコ抽出物の粒を含む高度に加工された可溶フィルムの形態、を有することができる。典型的には、特定の実施形態において、無煙タバコの個々の小分けの部分に含まれるタバコ材料の量は、乾燥重量にて、少なくとも約30mgであり、多くの場合に少なくとも約40mgであり、頻繁には約45mgであるが、この量は、典型的には約200mg未満であり、多くの場合に150mg未満であり、頻繁には100mg未満である。タバコ材料は、加工されたタバコパーツまたはピースの形態、基本的に天然の葉片または茎の形態のキュアーおよび熟成済みタバコの形態、タバコ抽出物の形態、抽出タバコパルプ(例えば、溶媒として水を用いる)の形態、または以上の混合物(例えば、抽出タバコパルプを粒状のキュアーおよび熟成済みの天然タバコ葉片と組み合わせた混合物)の形態を有することができる。
【0081】
異なる種類のタバコのブレンドも使用することができる。例えば、混合物が、75%のフルーキュアードタバコおよび25%の他の種類のタバコ(例えば、バーレータバコ、トルコタバコ、ダークエアーキュアードタバコ、またはレアな特殊タバコなど)のブレンドを含むことができる。あるいは、ブレンドにおいて、1種類のタバコ(フルーキュアードタバコなど)が100%であってもよい。
【0082】
消費者がタバコ調合物を使用する前のタバコ調合物の水分含有量は、さまざまであってもよい。典型的には、ユーザの口腔に挿入される前の小袋内に存在するタバコ調合物の水分含有量は、約55重量%未満であり、通常は約50重量%未満であり、多くの場合に約45重量%未満である。特定の種類のタバコ調合物は、使用の前に、約15重量%未満、多くの場合に約10重量%未満、頻繁には約5重量%未満の水分含有量を有する。スヌース型のタバコ組成物を取り入れてなるタバコ製品など、特定のタバコ製品においては、水分含有量が、20重量%を超えることができ、多くの場合に30重量%を超えることができる。例えば、代表的なスヌース型の製品は、約25重量%から約50重量%、好ましくは約30重量%から約40重量%の水分含有量を呈するタバコ組成物を有することができる。
【0083】
調合物の水分含有量を制御する方法は、さまざまであってもよい。例えば、調合物に、熱または対流加熱を加えることができる。特定の例として、調合物を、約40℃から約95℃の温度の暖かい空気でオーブン乾燥させることができ、所望の水分含有量を実現するための充分な長さの時間にわたって約60℃から約80℃の好ましい温度範囲でオーブン乾燥させることができる。あるいは、タバコ調合物を、ケーシングドラム、コンディショニングシリンダまたはドラム、液体スプレー装置、リボンブレンダ、LittIeford Day,Inc.からFKM130、FKM600、FKM1200、FKM2000、およびFKM3000として市販されているミキサー、Plough Share型のミキサーシリンダー、などを使用して加湿することもできる。最も好ましくは、スヌース製品において用いられる各種のタバコ調合物などの湿潤タバコ調合物に、低温殺菌または発酵が加えられる。スヌース型のタバコ製品の低温殺菌または発酵のための技法は、スヌース製品の設計および製造の当業者にとって明らかである。
【0084】
タバコ調合物の酸または塩基分が、pHを生じさせる能力をもたらす。本出願において、「タバコのpH」は、特定のpHレベルを生じさせるためのタバコの能力を指す。タバコ調合物のpHは、さまざまであってもよい。典型的には、タバコ調合物のpHは、少なくとも約6.5であり、好ましくは少なくとも約7.5である。典型的には、タバコ調合物のpHは、約9を超えず、多くの場合に約8.5を超えない。代表的なタバコ調合物は、約6.8から約8.2のpHを呈する。タバコ調合物のpHを割り出すための代表的な技法は、2gのタバコ調合物を10mlの高速液体クロマトグラフィー水に分散させ、得られた懸濁液/溶液のpHを(例えば、pHメータによって)測定することを含む。
【0085】
所望であれば、冷蔵を必要とせずに輸送および保管の際にpHレベルを保つうえで助けとなるように、スヌース調合物にバッファを加えることができる。過去においては、炭酸ナトリウムが単独でバッファとして使用されてきた。バッファは、典型的には、スヌース調合物の乾燥重量の約3から12%の量にてスヌース調合物へと加えられる。ある要素の新規な組み合わせが、長時間にわたって優れたバッファ特性をもたらし、後述される改良された雰囲気の梱包との組み合わせにおいて、組み合わせが、伝統的な冷蔵を必要とすることなくスヌース調合物のpHの有意な経時的変化をほぼなくすことが発見された。好ましいバッファ調合物は、約1:75から約1:80の間の比にある炭酸ナトリウムおよび重炭酸ナトリウムであるが、1:20から1:99までの比も効果的である。
【0086】
そのようなバッファが所望される場合、水が、スヌースタバコブレンドへと、調合物を約35から36%の水分含有量にすべく加えられる。塩を、例えばスヌース調合物の乾燥重量の1.5%など、所望のレベルまで加えることができる。混合物が、約212°F(100℃)で1時間にわたって低温殺菌される。次いで、混合物は、上述した比の炭酸ナトリウムおよび重炭酸ナトリウムで構成されたバッファ溶液において、50%から55%の間の水分含有量にされる。バッファは、スヌース調合物の乾燥重量の約7から15%の量にてスヌース調合物へと加えられ、pHを約9から9.5にする。次いで、スヌースは、pHが約8.0から8.3に低下するまで、約175から185°Fに加熱される。
【0087】
炭酸ナトリウム/重炭酸ナトリウムのバッファが二酸化炭素で改質された雰囲気の梱包との組み合わせにおいて呈する相乗効果と同じ相乗効果は呈さない場合もあるが、他のバッファの処方も考えられる。他のバッファの処方として、2:3の比の炭酸ナトリウムおよび重炭酸アンモニウム、1:75の比の水酸化カリウムおよび重炭酸ナトリウム、1:75の比の水酸化ナトリウムおよび重炭酸カリウム、ならびに2:5:3の比の水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、および重炭酸ナトリウムが挙げられる。これらのバッファ処方を、スヌース調合物の乾燥重量の約7から15%の量にて、上述のようにスヌース調合物へと加えることができる。
【0088】
所望であれば、タバコ調合物を調製する前に、タバコパーツまたはピースに放射線を照射することができ、あるいはそれらのパーツまたはピースを低温殺菌にさらすことができ、あるいは他の方法で制御された熱処理にさらすことができる。さらには、所望であれば、調合物のすべてまたは一部分を調製した後に、構成材料に放射線を照射することができ、あるいはそれらの構成材料を低温殺菌にさらすことができ、あるいは他の方法で制御された熱処理にさらすことができる。例えば、調合物を調製した後に、放射線の照射または低温殺菌を行うことができ、次いで、風味要素を調合物へと適用することができる。あるいは、タバコ調合物を(例えば、スヌース型の無煙タバコ製品の個々の容器を提供するために)水分浸透性のパケットまたは小袋に入れた後で、放射線の照射または低温殺菌を行うことができる。
【0089】
典型的には、個々の小分けの各々(例えば、スヌース型の各々の小袋)のタバコ調合物の量は、乾燥重量で少なくとも約50mg、多くの場合に少なくとも約150mg、頻繁には少なくとも約250mgのタバコが存在し、乾燥重量で約700mg未満、多くの場合に約500mg未満、頻繁には約300mg未満のタバコが存在するような量である。例えば、スヌース型の無煙タバコ製品は、いわゆる「小分けスヌース(portion snus)」の形態を有することができる。
【0090】
1つの典型的なスヌース型製品は、約35重量%の水分含有量を有する約1gのタバコ調合物を有し、そのようなタバコ調合物が、約30mmの全長、約16mmの幅、および約5mmの高さを有する密封されたフリース小袋に収容され、そのような小袋の区画領域の長さは、小袋の両端の約2mmの幅のシールゆえに、約26mmである。別の典型的なスヌース型製品は、約35重量%の水分含有量を有する約0.5gのタバコ調合物を有し、そのようなタバコ調合物が、約26mmの全長、約12mmの幅、および約5mmの高さを有する密封されたフリース小袋に収容され、そのような小袋の区画領域の長さは、小袋の両端の約2mmの幅のシールゆえに、約22mmである。
【0091】
スヌースの袋詰めは、典型的には、タバコを凝集させたり、過剰に乾燥させたりすることなく小分けするために開発された機械を利用する自動化された高速移動プロセスとして実行される。しかしながら、凝集は、タバコを袋詰め機へと移動させるためにタバコ供給ホッパーにおいてただ1つの送りスクリュを使用する機械において、依然として普通に生じる。タバコ袋詰め機の例は、Boldriniの国際公開第08/062302号およびOnnoの国際公開第08/56135号に開示されている。
【0092】
スヌース調合物を上述の小袋へと梱包するための設備が、図17から図21を参照して、本明細書において説明される。これらの図は、Merz Verpackungsmaschinen GmbHによって製造された典型的なタバコ袋詰め機の供給/計量システム84を示しており、供給ホッパー86を通るタバコの流れを改善すべく本発明の改良が加えられている。供給/計量システム84は、典型的には、供給ホッパー86、モータ88、対応するピン92を備える送りまたは「計量」スクリュ90、供給ホッパー86の排出側96の排出穴94、および対応する送出ボウル98を備えている。
【0093】
供給ホッパー86は、第1の端部104および第2の端部106を備えており、排出穴が、第2の端部104の側壁108に配置されている。ホッパー86は、典型的には、上部100において約5.5インチの幅であり、底部102において約2.25インチの幅である。ホッパー86の全高は、約11.75インチであり、ホッパー86の全長は、約11.5インチである。これらの寸法は、あくまでも例にすぎず、当該技術分野において知られているとおり、他のホッパーのサイズも使用可能である。供給ホッパー86は、供給ホッパー86内のタバコ120が供給ホッパー86の第1の端部104から第2の端部106(すなわち、排出側)へと流れるように保証するために、第1の端部104から第2の端部106へと下り坂になるように配置されている。
【0094】
送りスクリュ90が、ピン92を供給ホッパー86の側面108または底部102に触れさせることなく、自由に回転できるように供給ホッパー86の底部102の付近に配置されている。送りスクリュ90は、供給ホッパー86の底部の全体を横切って横方向に延びており、供給ホッパー86の第1の端部104および供給ホッパー86の排出穴94の両方から突き出しているシャフト110を有している。複数のピン92が、送りスクリュ90の外周から突き出している。送りスクリュ90の排出穴94に位置する端部とは反対側の端部において、送りスクリュ90は、ホッパー86の開口を貫いて突き出し、ギアボックス116を介してモータ114と取り合っている。送りスクリュ90を駆動するモータ88は、典型的には0.18kWのモータであり、約120RPMという固定の回転速度をもたらすギアボックス116を駆動する。当該技術分野において知られている他のモータおよびギアボックスも、使用可能である。
【0095】
送りスクリュ90は、典型的には、約2インチの直径であり、送りスクリュ90から突き出しているピン92のピッチは、2インチにつき約1回転である。送りスクリュ90の直径およびピン92のピッチは、当該技術分野において知られているとおりに相応に調節することができる。動作時、タバコが上部100において供給ホッパー86に進入し、送りスクリュ90の回転がピン92のピッチと相俟って、タバコを排出穴94に向かって送出ボウル98へと移動させる。
【0096】
しかしながら、典型的な供給/計量システムには、非稼働時間を生じさせ、効率を低下させる問題がつきものである。図20を参照すると、タバコ120が送りスクリュ90の助けによって供給ホッパー86を通って送られるときに、供給ホッパー86の第2の端部106の付近にデッドゾーン118が典型的に生じる。作業者が、タバコの流れを一貫した状態に保つために、装置を定期的に停止させて、このデッドゾーン118を解消させ、タバコ120を送りスクリュ90へと押し戻さなければならない。さらに、伝統的な装置の供給ホッパー86へと供給されるタバコ120は、その高い水分含有量ゆえに、供給ホッパー86の側壁108に溜まって、固着する傾向にある。これにより、図21に示されるように、供給ホッパー86の一領域に「ラットホール」122が生じ、送りスクリュ90および送りスクリュ90の下流の送出ボウル98にタバコが不足する。これも、設備の非稼働時間を生じさせる。
【0097】
本発明は、図17から図21に示されているような袋詰め機の改良された供給/計量システム84を含む。本発明の改良された袋詰め機は、送りスクリュ90の上方に配置された追加の攪拌スクリュ124を含む。攪拌スクリュ124は、攪拌スクリュ124の外周から突き出している複数のピン126を含み、タバコ120をデッドゾーン118から遠ざかるように移動させ、ラットホール122を取り除くために、送りスクリュ90とは反対の方向または中立の方向にタバコ120を運ぶ。送りスクリュ90および攪拌スクリュ124の結果としてのタバコ120の方向が、図19においてそれぞれ矢印AおよびBによって示されている。
【0098】
攪拌スクリュ124は、好ましくは可能なかぎり大きい直径を有するように構成され、送りスクリュ90と干渉することがないように離されている。攪拌スクリュ124の好ましい直径は、約3インチである。さらに、攪拌スクリュのピン126のピッチは、中立または送りスクリュのピン92のピッチと反対である。攪拌スクリュ124は、モータ88およびギアボックス116に最も近いシャフト128上に形成されたプーリシステムを含む。プーリシステムのホイール130が、ホイール130の周囲を巡って延びるバンド132を有している。攪拌スクリュ124は、バンド132が送りスクリュ90のシャフトの外径に接触するように、供給ホッパー86の第1の端部104の開口を貫いて位置している。バンド132は、好ましくは、送りスクリュ90が回転するときに、ホイール130が送りスクリュ90とは反対の方向に回転して、攪拌スクリュ124を回転させるよう、充分な摩擦をもたらす材料から作られている。ホイール130および送りスクリュ90の直径の間の比は、攪拌スクリュ124が約192RPMで回転するような比である。
【0099】
動作時、攪拌スクリュ124は、好ましくは送りスクリュ90よりも速い速度で回転する。好ましい構成は、攪拌スクリュ124を1:6から1の比で機械的に駆動することである。送りスクリュ90に対する攪拌スクリュ124の回転速度、回転方向、および位置が、タバコ粒子の凝集を解体し、デッドゾーン118およびラットホール122の形成を防止する。これにより、機械を清掃のために定期的に停止させなくてもよいため、より効率的な袋詰めプロセスがもたらされる。
【0100】
随意より、粒子の凝集をさらに少なくして、タバコの処理を改善するために、攪拌スクリュ124と送りスクリュ90との間にスクリーン136を配置することができる。そのようなスクリーンの好ましいメッシュサイズは、6番のTylerスクリーンであるが、当該技術分野において知られているとおり、他のスクリーンも使用可能である。
【0101】
特許請求の範囲に記載される本発明の技術的範囲を逸脱することなく、これらの実施形態に加えられる幅広くさまざまな変更が存在し得ることに、留意すべきである。したがって、以上の詳細な説明は、本発明を限定するものというよりはむしろ例示として理解されるべきであり、本発明の技術的思想および技術的範囲が、以下の特許請求の範囲およびそのすべての均等物によって定められることを、理解すべきである。
【技術分野】
【0001】
本発明は、「スヌース(snus)」と称される無煙タバコ製品など、無煙の形態のタバコ製品の包装に関する。
【背景技術】
【0002】
タバコを、いわゆる「無煙」の形態でたしなむことが可能である。特に人気のある無煙タバコ製品は、何らかの形態の加工済みタバコまたはタバコ含有調合物をユーザの口腔へと挿入することによって使用される。
【0003】
さまざまな種類の無煙タバコ製品が、Schwartzの米国特許第1,376,586号明細書、Pittmanらの米国特許第4,513,756号明細書、Sensabaugh,Jr.らの米国特許第4,528,993号明細書、Storyらの米国特許第4,624,269号明細書、Townsendの米国特許第4,987,907号明細書、Sprinkle,IIIらの米国特許第5,092,352号明細書、Whiteらの米国特許第5,387,416号明細書、Howardの米国意匠特許第335,934号明細書、Stricklandらの米国特許出願公開第2005/0244521号明細書、Winnらの米国特許出願公開第2006/0162732号明細書、Stricklandらの米国特許出願公開第2006/0191548号明細書、Wintersonらの米国特許出願公開第2007/0261707号明細書、Holton,Jr.らの米国特許出願公開第2007/0062549号明細書、Holton,Jr.らの米国特許出願公開第2007/0186941号明細書、Roushの米国特許出願公開第2008/0166395号明細書、Arnarpらの国際公開第04/095959号、Atchleyらの国際公開第05/063060号、Engstromの国際公開第06/004480号、Quinterらの国際公開第05/041699号、およびWrennらの国際公開第07/138484号に記載されており、これらの各々は、参照により本明細書に組み込まれる。無煙タバコ製品の一種類は、「スナッフ(snuff)」と称される。スナッフは、典型的には、「湿潤」または「乾燥」の形態に調合される。
【0004】
代表的な無煙タバコ製品は、House of Oliver Twist A/SによってOliver Twistという商品名で、U.S.Smokeless Tobacco Co.によってCopenhagen、Skoal、SkoalDry、Rooster、Red Seal、Husky、およびRevelという商品名で、Philip Morris USAによって「taboka」という商品名で、Conwood Sales Co.,L.P.によってLevi Garrett、Peachy、Taylor’s Pride、Kodiak、Hawken Wintergreen、Grizzly、Dental、Kentucky King、およびMammoth Caveという商品名で、Brown&Williamson Tobacco Corp.によってIntervalという商品名で、さらにはStar Scientific,Inc.によってArivaおよびStonewallという商品名で、市販されている。
【0005】
一般的に「スヌース」と称される代表的な種類のスナッフ製品は、欧州(特に、スウェーデン)において、Swedish Match AB、Fiedler&Lundgren AB、Gustavus AB、Skandinavisk Tobakskompagni A/S、およびRocker Production AB.などの企業によって、または通して製造されている。米国において入手することができるスヌース製品は、R.J.Reynolds Tobacco CompanyによってCamel Snus Frost、Camel Snus Original、およびCamel Snus Spiceという商品名で市販されている。
【0006】
Camel Snus Originalなどのスヌース製品は、一般的に、ティーバッグ状の小袋にて供給されている。小袋は、典型的には、不織のフリース材料であり、約0.4から1.5グラムの殺菌済みのタバコを収容している。これらの製品は、典型的には、約10から30分間にわたってユーザの口腔内に残る。他のいくつかの無煙タバコ製品と異なり、スヌースは、ユーザによる吐き出しを必要としない。
【0007】
以前に煙の出る製品を利用していた消費者が、スヌースまたは他の袋入りのタバコ製品へと乗り換える場合に、頬または歯茎に沿った口腔内の初期の感触を不快に感じる可能性がある。したがって、スヌース袋の初期の口腔の感触を改善する必要が存在している。
【0008】
また、スヌースに使用されるフリースが、長時間の保管の後で変色を呈する可能性もある。この変色は、典型的には、フリース材料の黄変として現れる。この変色が、スヌース袋を消費者にとって魅力のないものにしてしまう可能性がある。さらに、消費者が、変色ゆえにスヌース袋が何らかのかたちで劣化したものと判断し、使用せずに捨ててしまう可能性もある。この種の変色を少なくする必要が存在する。さらに、スヌース袋は、典型的には白っぽい色であり、異なる風味のスヌースを容易に見分けることができない。種々のスヌースの風味を見た目だけで容易に識別できる方法が必要とされている。
【0009】
タバコを小袋へと効率的に送り込むことに関して、従来技術には課題が存在する。課題は、高速袋詰め設備のホッパーを通過する材料の流れに存在する。供給ホッパーが、ホッパーの寸法およびホッパーへと供給されるタバコの特性ゆえに、デッドゾーン(dead zone)およびラットホール(rat hole)に悩まされがちである。これはホッパーにおける製品の流れを失わせる。デッドゾーンは、ホッパーの斜面によってタバコ材料が底壁に対して圧縮されがちになるホッパーの下部領域において生じる。ラットホールは、ホッパーの中央部の多数の領域において生じる可能性があり、デッドゾーンと同様に、送りスクリュへのタバコの流れを詰まらせる。このため、作業者がこの領域を定期的に清掃し、タバコを送りスクリュへと押し戻す必要がある。これにより、製造時間が増加し、製造効率が低下する。製造の速度および効率を改善するために、これらの袋詰め機の改善が必要とされている。
【0010】
また、スヌースは、一般的に、Camel Snus FrostおよびCamel Snus Spiceなど、種々の風味にて提供されている。スヌースに、タバコに香味料を混ぜ、タバコにマイクロカプセルなどを加え、またはタバコに香味料片を加えることによって、風味を与えることが可能である。Dubeらの米国特許出願第11/781,604号明細書が、これを達成するための多数の方法を説明しており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。典型的には、1つの風味が1つのパッケージにて供給される。なぜならば、そのようにしないと、風味が互いに浸出(leech)し、すべての風味の味わいに悪影響が及ぶ可能性があるからである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】米国特許第1,376,586号明細書
【特許文献2】米国特許第4,513,756号明細書
【特許文献3】米国特許第4,528,993号明細書
【特許文献4】米国特許第4,624,269号明細書
【特許文献5】米国特許第4,987,907号明細書
【特許文献6】米国特許第5,092,352号明細書
【特許文献7】米国特許第5,387,416号明細書
【特許文献8】米国意匠特許第335,934号明細書
【特許文献9】米国特許出願公開第2005/0244521号明細書
【特許文献10】米国特許出願公開第2006/0162732号明細書
【特許文献11】米国特許出願公開第2006/0191548号明細書
【特許文献12】米国特許出願公開第2007/0261707号明細書
【特許文献13】米国特許出願公開第2007/0062549号明細書
【特許文献14】米国特許出願公開第2007/0186941号明細書
【特許文献15】米国特許出願公開第2008/0166395号明細書
【特許文献16】国際公開第04/095959号
【特許文献17】国際公開第05/063060号
【特許文献18】国際公開第06/004480号
【特許文献19】国際公開第05/041699号
【特許文献20】国際公開第07/138484号
【特許文献21】国際公開第08/066450号
【特許文献22】国際公開第08/066451号
【特許文献23】米国特許出願公開第2008/0128300号明細書
【特許文献24】米国特許出願公開第2008/0121243号明細書
【特許文献25】米国特許出願公開第2008/0156338号明細書
【特許文献26】国際公開第05/016036号
【特許文献27】米国特許第7,014,039号明細書
【特許文献28】米国特許出願公開第2004/0217023号明細書
【特許文献29】米国特許第7,124,883号明細書
【特許文献30】米国特許第7,228,961号明細書
【特許文献31】米国特許第7,174,938号明細書
【特許文献32】米国特許第6,681,927号明細書
【特許文献33】米国特許第6,467,927号明細書
【特許文献34】米国特許第5,250,134号明細書
【特許文献35】米国特許第2,011,399号明細書
【特許文献36】米国特許出願公開第2004/0118422号明細書
【特許文献37】米国特許第4,607,479号明細書
【特許文献38】米国特許第4,631,899号明細書
【特許文献39】米国特許第5,346,734号明細書
【特許文献40】米国特許第6,162,516号明細書
【特許文献41】米国特許出願公開第2005/0061339号明細書
【特許文献42】米国特許第5,167,244号明細書
【特許文献43】米国特許第6,773,716号明細書
【特許文献44】米国特許第6,974,590号明細書
【特許文献45】米国特許第4,639,368号明細書
【特許文献46】米国特許第5,178,878号明細書
【特許文献47】米国特許第5,223,264号明細書
【特許文献48】国際公開第97/06786号
【特許文献49】米国特許第7,381,667号明細書
【特許文献50】米国特許第6,668,839号明細書
【特許文献51】米国特許第3,849,555号明細書
【特許文献52】米国特許第5,886,155号明細書
【特許文献53】米国特許出願公開第2008/0029110号明細書
【特許文献54】米国特許第3,681,087号明細書
【特許文献55】米国特許第4,660,577号明細書
【特許文献56】米国特許第5,387,416号明細書
【特許文献57】米国特許第6,730,832号明細書
【特許文献58】米国特許第7,025,066号明細書
【特許文献59】米国特許第6,895,974号明細書
【特許文献60】米国特許第6,834,654号明細書
【特許文献61】国際公開第08/062302号
【特許文献62】国際公開第08/56135号
【非特許文献】
【0012】
【非特許文献1】Jrnl.of Bio.Chem.1989、264、6655−6659
【非特許文献2】Davisら(編)、「Tobacco Production,Chemistry and Technology」(1999)
【非特許文献3】Nestorら、「Beitrage Tabakforsch.Int.」、20(2003)、467〜475頁
【非特許文献4】Rotonら、「Beitrage Tabakforsch.Int.」、21(2005)、305〜320頁
【非特許文献5】Staafら、「Beitrage Tabakforsch.Int.」、21(2005)、321〜330頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
消費者がほぼあらゆる場所でスヌース袋を使用することができる一方で、ひとたび使い終えたならば好都合な方法で袋を捨てることができなければならない。必ずしもタイミングよく適切な廃棄用の容器(例えば、ゴミ入れなど)を好都合に見つけなくても、使用済みのスヌース袋を捨てることができる方法が、望ましいと考えられる。例えば、ユーザが、スヌース袋または他の無煙タバコ袋を使い終えた後で、袋を捨てる必要がある。ごみを散らかしたくない場合、ユーザは、ゴミ捨て容器を見つけなければならず、または使用済みの袋を単純に保持し続けなければならない。使用済みのスヌースまたは他の無煙タバコ袋は、典型的には、湿気を帯びており、ユーザのポケットに保持するには不快である。ユーザは、手元にあるのであれば、袋をある種の紙またはティッシュに包むことができる。他の代案として、袋を容器に戻すことが考えられるが、使用済みの湿った袋が、未使用の袋に悪影響を及ぼす可能性がある。さらに、喫煙に関するさらなる制限の開始につれて、公共の場所において紙巻タバコの吸い殻および他の喫煙済みの物品の廃棄に利用することができる灰皿の数が、少なくなっている。そのような物質を廃棄するためのユーザが持ち運ぶことができる簡単かつ便利な手段についても、必要性がある。スナッフ缶の場合において、使用済みのスナッフを保管するための1つの方法は、どちらもSjoebergらの国際公開第08/066450号および国際公開第08/066451号に開示されているように、使用済みのスナッフを保管するための別の部屋を生成するために、回転式の分割壁を設けることである。別個の区画を含んでいる他のスヌース缶が、Patelらの米国特許出願第29/297,520号明細書およびPatelらの米国特許出願第29/297,517号明細書に開示されている。紙巻タバコの箱にライターおよび広告物のための保持装置を取り付ける方法が、Baharらの米国特許出願公開第2008/0128300号明細書に開示されている。使用済みの紙巻タバコの吸い殻を捨てるための灰皿へと変化させることができる紙巻タバコの箱が、Galoyanの米国特許出願公開第2008/0121243号明細書に開示されている。
【0014】
スヌース製品は、缶に梱包されており、すなわちSjoebergらの国際公開第08/066450号および国際公開第08/066451号に開示されているような金属またはプラスチック製の「パック(puck)」または「ポット(pot)」に梱包されている。特定の状況において、スヌースなどの無煙タバコ製品は、典型的には新鮮さおよび水分を長持ちさせる目的で、販売に先立って冷蔵される。例えば、無煙タバコ製品、特に、湿潤タバコ製品を、製品に望ましくない風味または臭気をもたらす混入物質の吸収を防止または抑制し、製品の変色または染みの進行を防止または抑制し、生物学的に活性な微生物の活動を防止または抑制するために、冷蔵することができる。例えば、無煙タバコ製品、典型的には、湿潤スナッフ型の製品を、酵素および他の生物学的活動の影響、pHの変化、酸化、ならびに製品の有効期限または安定性を短縮する傾向にある他の影響を抑制するために、冷蔵することができる。スヌース調合物は、典型的には、保管および輸送の際に38°から40°Fに冷蔵される。そのような調合物を冷蔵状態に保つ必要があることで、スヌースの輸送および保管のコストが上昇する。湿潤無煙タバコ製品を熱処理によって新鮮に保つ他の方法が、Wintersonらの米国特許出願公開第2008/0156338号明細書に開示されている。
【0015】
効果的かつ優れたスヌースまたは他の無煙調合物であって、いずれも製品の効率的な製造に関係する優れた成分、優れた製造方法、および優れた梱包を有しており、無煙タバコ製品のユーザによって使用されたときに喜びおよび満足を提供するスヌースまたは他の無煙調合物を提供することが、望ましいと考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明は、「スヌース」と称される無煙タバコ製品など、無煙の形態のタバコ製品の梱包に関する。製品は、無煙タバコ組成物または調合物を含んでいる。例えば、無煙タバコ調合物は、タバコの粒子またはタバコ片を含んでおり、塩、甘味料、バインダ、着色剤、pH調整剤、フィラー、風味料、崩壊助剤、酸化防止剤、保湿剤、および保存剤などの他の要素を含むことができる。タバコの粒子の水分含有量は、さまざまであってもよい。
【0017】
タバコ調合物を、スヌースタイプの製品の製造に一般的に使用されている形式のものなど、小袋またはバッグなどの容器(例えば、「小分け」と称されることもある水分を通す密閉された小袋)に収容することができる。水分を通す代表的な小袋を、「フリース」タイプの材料で構成することができる。次いで、タバコ調合物を梱包内に収容することができる。梱包はしっかりと封じられ、封じられた梱包の内部の雰囲気の条件が変更および/または制御されるよう、適切な材料で構成され、すなわち封じられた梱包が、水分および酸素などといった成分の通過を阻止する良好なバリアをもたらすことができる。加えて、封じられた梱包内の雰囲気を、封じる前の梱包へと所定の種類の気体(例えば、チッ素、アルゴン、またはこれらの混合物)を導入し、または内部を真空にすること(真空シール)によって、さらに変更することができる。このようにして、タバコ組成物が暴露される雰囲気条件を、調製、梱包、保管、および取り扱いの状況において制御することができる。
【0018】
一態様においては、ユーザの口腔へと挿入されるように構成されたタバコ製品が、タバコ調合物を収容している透水性の小袋を備えており、タバコ調合物が、粒状のタバコ組成物およびミラクリンを含んでいる。
【0019】
一態様においては、ユーザの口腔へと挿入されるように構成されたタバコ製品が、粒状のタバコ組成物を含むタバコ調合物を透水性の小袋に入れて備えており、透水性の小袋が、ミラクリンと反応させられている。
【0020】
一態様においては、ユーザの口腔へと挿入されるように構成されたタバコ製品が、粒状のタバコ組成物を含むタバコ調合物を透水性の小袋に入れて備えており、透水性の小袋が、ミラクリンでコートされている。
【0021】
一態様においては、ユーザの口腔へと挿入されるように構成されたタバコ製品が、粒状のタバコ組成物を含むタバコ調合物を透水性の小袋に入れて備えており、透水性の小袋が、鎮痛剤、バッファ、着色剤、発泡剤、または有機酸からなる群から選択される物質で処理されている。
【0022】
一態様においては、無煙タバコ製品を入れておくための容器が、内部および外部を有しており、添付物(onsert)が容器の外部に取り付けられている。添付物は、閉じた端部と、開いた端部と、開いた端部から延びているフラップとを備えている。
【0023】
一態様においては、無煙タバコ製品を入れておくための容器が、内部および外部を有しており、添付物が容器の内部に取り付けられている。添付物は、閉じた端部と、開いた端部と、開いた端部から延びているフラップとを備えている。
【0024】
一態様においては、無煙タバコ製品を入れておくための容器が、内部および外部を有しており、添付物が容器の外部に取り付けられている。添付物が、閉じた部分と開いた部分とを有する可撓なバッグを含んでいる。可撓なバッグは、平坦な状態および開いた状態を有している。
【0025】
一態様においては、無煙タバコ製品を入れておくための容器が、内部および外部を有しており、添付物が容器の外部に取り付けられている。添付物は、スロットが外面に形成されている小袋を含んでおり、小袋を、スロットを開いて小袋の内部にアクセスするために両側から圧迫することができる。
【0026】
一態様においては、無煙タバコのための容器が、蓋および対応する下部ピースを備えており、下部ピースが、外壁と、外壁の向かい合わせの側面の間を延び、下部ピースを複数の区画へと分割する少なくとも1つの分割壁とを有している。シールが、各々の区画を覆って取り外し可能に配置されている。
【0027】
一態様においては、改善されたタバコ袋詰め機が、第1の端部および第2の端部を有している供給ホッパーと、複数のピンを外周から突き出させている送りスクリュとを備えている。送りスクリュは、第1のシャフトへと接続されており、第1のシャフトが、第1のシャフトを回転させるためのモータへと接続されている。攪拌スクリュが、送りスクリュに隣接して位置しており、複数のピンを外周から突き出させている。攪拌スクリュは、第2のシャフトへと接続されている。
【0028】
一態様においては、改善されたタバコ袋詰め機が、第1の端部と、第2の端部と、上部と、底部とを有している供給ホッパーを備えており、前記供給ホッパーの底部の付近に第1の回転スクリュが配置されている。第2の回転スクリュが、第1の回転スクリュの上方に配置されており、プーリシステムが、第1のスクリュを第2のスクリュへと、第1のスクリュが回転するときに第2のスクリュが反対方向に回転するように接続している。
【0029】
一態様においては、タバコホッパーにおいてタバコの詰まりを防止するための方法が、送りスクリュの外径から複数のピンを突き出させている送りスクリュを用意するステップ、および前記外径の外径から複数のピンを突き出させている攪拌器を用意するステップを含んでいる。送りスクリュおよび前記攪拌スクリュが、ホッパーを通ってタバコを移動させるために反対向きに回転させられる。
【0030】
本発明の実施形態の理解をもたらすために、添付の図面が参照される。添付の図面においては、参照符号が、説明される本発明の典型的な実施形態の構成要素を指している。図面はあくまでも例示にすぎず、本発明を限定するものとして解釈してはならない。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】開けた状態の無煙タバコの容器の斜視図であり、取り外し可能なシールの一部は切除されている。
【図2】開けた状態の無煙タバコの容器の斜視図であり、上部が想像線で示されており、取り外し可能なシールは所定の位置にある。
【図3】開けた状態の無煙タバコの容器の斜視図であり、取り外し可能なシールが途中まで取り外されている。
【図4】閉じた状態の無煙タバコの容器の斜視図である。
【図5】外パッケージに個々に包まれたスヌースタイプの製品の形態のタバコ製品の拡大断面図である。
【図6】スヌースタイプの製品の形態のタバコ製品の断面図であり、いくつかのスヌースタイプの製品が外パッケージに包まれ、外パッケージがおおむね円筒形のプラスチックまたは金属缶に収容されている。
【図7】閉じた状態の添付物が取り付けられている閉じた状態の無煙タバコの容器の斜視図である。
【図8】図7の閉じた状態の無煙タバコの容器の側面図である。
【図9】図7の閉じた状態の無煙タバコの容器の斜視図であり、添付物が開いた状態にある。
【図10】図9の閉じた状態の無煙タバコの容器の側面図である。
【図11】閉じた状態の無煙タバコの容器の斜視図であり、閉じた状態の添付物が取り付けられ、シールが添付物を覆って所定の位置に位置している。
【図12】図11の閉じた状態の無煙タバコの容器の側面図である。
【図13】図11の閉じた状態の無煙タバコの容器の斜視図であり、シールが途中まで取り除かれている。
【図14】図11の閉じた状態の無煙タバコの容器の側面図であり、シールが途中まで取り除かれている。
【図15】上部が取り外された状態の無煙タバコの容器の斜視図であり、添付物が上部の内部に取り付けられている。
【図16】添付物が取り付けられている閉じた状態の無煙タバコの容器の斜視図である。
【図17】タバコ袋詰め機の供給/計量システムの側方からの斜視図である。
【図18】タバコ袋詰め機の供給/計量システムの後方からの斜視図である。
【図19】タバコ袋詰め機の供給/計量システムのホッパーの斜視図である。
【図20】図17の供給/計量システムの斜視図であり、タバコにおけるデッドゾーンの形成を示している。
【図21】図19の供給/計量システムのホッパーの斜視図であり、タバコにおけるラットホールの形成を示している。
【発明を実施するための形態】
【0032】
ここで、添付の図面を参照して、本発明を以下でさらに詳しく説明する。本発明を、多数の異なる形態で具現化することができ、本発明を、本明細書で説明される実施形態に限定されると解釈すべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本明細書の開示が適用される法の要件を満たすように提供されるものである。同じ番号が、全体にわたって同じ要素を指し示している。本明細書および特許請求の範囲において使用されるとき、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈からそのようでないことが明らかでない限り、言及の対象物が複数である場合も含む。
【0033】
図1から図4を参照すると、Patelらの関連の米国特許出願第29/297,520号明細書および米国特許出願第29/297,517号明細書に開示されている缶など、スヌース缶10の第1の実施形態が示されている。典型的な缶10が、プラスチック製または金属製の上部ピース12および下部ピース16で構成されている、図1から図3は、上部12がすでに取り除かれた状態の缶10を示しており、図4は、閉じられた状態の缶10を示している。
【0034】
缶10は、スヌース製品の販売に使用される短くて縁が丸みを帯びているおおむね円柱形の容器である。例えば、Bjoerkholmの国際公開第05/016036号に記載されている種類の代表的なスナッフ箱形式の設計を参照されたい。適切に変更することが可能な他の種類の容器は、Hensonらの米国特許第7,014,039号に記載のプラスチックまたは金属製の容器である。また、R.J.Reynolds Tobacco CompanyによるCamel Snus、U.S.Smokeless Tobacco CorporationによるRevel Mint Tobacco Packsタイプの無煙タバコ製品、U.S.Smokeless Tobacco Co.によるSkoalDry、およびPhilip Morris USAによる「taboka」の市販に使用されている種類の硬質容器も参照されたい。所望であれば、「taboka」製品に使用されている種類の容器を、容器を開閉することができるよう、スライド式の蓋(例えば、容器の長手軸におおむね平行にスライドする)を有するように構成することができる。所望であれば、容器が、容器を製造時に無煙タバコ製品を充てんするために引き延ばして開くことができ、その後に容器の充てんの完了後に縮めることができるよう、アコーディオン式またはベローズ式の設計を有することができる。所望であれば、容器に、開かれた容器が再び閉じられるときに良好なシールがもたらされるように、適切なシールまたはグロメットを備えることができる。
【0035】
図5および図6を参照すると、袋に封じられた個々の小分けタバコ18が、缶10の内部に収容される。缶10の内部の小分けタバコ18の数は、さまざまであってもよく、10、12、15、20、25、または30などの数であってもよい。次いで、缶10は、適切な材料から構成され、各々の端部において気密に封じられる密封外パッケージの内部に梱包され、この外パッケージの内部および缶10の内部の雰囲気22が制御される。例えば、パッケージ内の雰囲気を、高純度の窒素ガスまたは他の適切な種類の気体(二酸化炭素など)で構成されるように制御することができる。そのような方法が、参照により全体が本明細書に組み込まれるRobinsonらの米国特許出願第12/014,525号明細書に開示されている。使用時には、外パッケージが開かれ、缶10が開かれ、個々の小分けタバコ18が所望に応じて缶10から取り出される。
【0036】
図1から図3を参照すると、一実施形態においては、4つの別々の区画24が設けられている。各々の区画24が、異なる風味のスナッフまたはスヌース袋を収容することができる。あるいは、すべての区画24が、同じ種類の無煙タバコを含んでもよく、別々の区画を設けることで、ユーザが一度に1つの区画24を開くことができる。他の区画24は密封されたままであり、密封された区画24の無煙タバコの新鮮さが、損なわれることがない。
【0037】
図3に示した実施形態においては、ただ1つの除去可能なフラップ26が、4つの区画24のすべてを覆っており、ユーザが、1つ以上の区画24を開くために、フラップ26を引き剥がす。あるいは、図1に示されるように、各々の区画24が、個々のフラップ28を有してもよく、ユーザが、1つ以上の区画24を開くために1つ以上のフラップを取り去ることができる。フラップ26、28は、再シール可能であってもよい。区画24は、任意の形状をとることができる。一部が他よりも大きくてもよく、収容される無煙タバコ製品の量または風味が違ってもよい。
【0038】
フラップ26、28を、空気および湿気を通さないシールを維持することができる当該技術分野において知られているさまざまな材料から構成することができる。例えば、金属箔/紙の積層体、金属化紙、プラスチックラップ、金属化ポリマーフィルム、または低透過性の透明なポリマーシートが、効果的である。典型的な材料は、どちらもその全体が本明細書に組み込まれるFaggらの米国特許出願公開第2004/0217023号明細書およびThomasらの米国特許第7,124,883号明細書に開示されている。区画24の間での風味または芳香の浸出をさらに少なくするために、缶10および内部の区画の仕切り30を構成するために、低透過性の材料を使用することが好ましい。そのような材料は、射出成型可能なポリマー材料であってもよく、典型的には、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(「PET」)、またはポリエチレンビニルアルコールなどの熱可塑性または熱硬化性ポリマーであってもよい。缶10および/または区画の仕切り30に使用することができる他の典型的な射出成型可能材料は、アクリロニトリルブタジエンスチレン(「ABS」)、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル(「PVC」)、およびポリスチレンである。缶10の材料への風味のうつり、または缶10の材料からの風味のうつりをさらに少なくするために、缶10の内面32にアルミニウムの層が存在するように、金型をアルミニウム箔で覆うことができる。
【0039】
低透過性の材料は、金属であってもよく、蓋12および本体16に使用される材料が、内部の仕切り30に使用される材料とは違ってもよい。さらに、蓋12、本体16、および内部の仕切り30が、すべて異なる材料で構成されてもよい。
【0040】
フラップ26、28は、他の特徴も備えることができる。各々の区画24のタバコの種類を明示するために、言葉、色、または絵を、フラップ26、28に刻印または印刷することができる。色の刻印を有する代わりに、材料それ自体を着色してもよい。フラップ26、28を所定の場所に封じるため、およびひとたび開かれた後で再び所定の場所に封じるために、当該技術分野において知られている接着剤を使用することができる。フラップ26、28を封じるために使用することができる典型的な材料は、軽い粘着、中程度の粘着、および強い粘着の再閉鎖可能な接着剤であってもよい。これらの接着剤は、天然ゴム、ホットメルトゴム(合成)、アクリル、またはシリコーンを主体とすることができる。
【0041】
図7から図16を参照すると、無煙タバコ製品のための容器10の別の実施形態が示されている。第1の実施形態において、図7から図10に示されている容器10は、1つ以上の使用済みの無煙タバコ袋18を保持することができるパッケージ添付物34を含んでいる。上述の実施形態に関して、すでに述べたように、使用済みの袋18を、個別の区画24のうちのすでに袋18がなくなった区画に収容してもよい。
【0042】
この実施形態において、添付物34は、図7から図10に示されるように無煙タバコ容器10の外側に配置されている。添付物34は、無煙タバコ容器10のサイズを大きく増加させることがないように、実質的に平坦な初期の形態にて備えられている。添付物34は、満たされるにつれて広がるように設計されている。そのような添付物34の第1の実施形態(図7から図10に示されている)において、添付物34は、少なくとも1つのアコーディオン襞36を3辺に有している「アコーディオン式」の添付物34である。さらに、添付物34は、閉鎖端42および開放端44を有している。開放端44には、好ましくは、開放端44へと折り返すことができるフラップ46が設けられている。開放端44は、図9に示されるように狭い側48に位置しても、広い側50に位置してもよい。
【0043】
フラップ46は、二重折りまたは多重折りであってもよく、添付物34を閉じた状態に封じるための一時的または恒久的な接着剤を含むことができる。フラップ46を閉じた状態に封じるために使用することができる典型的な材料は、軽い粘着、中程度の粘着、および強い粘着の再閉鎖可能な接着剤であってもよい。これらの接着剤は、天然ゴム、ホットメルトゴム(合成)、アクリル、またはシリコーンを主体とすることができる。図16に示されている添付物34のさらに別の実施形態は、狭い側48および広い側50の表面が閉じられていて、外表面56にスリット52を含む。使用時、添付物34の両側48が、外表面56のスリット52を開くように押し合わされる。次いで、使用済みの小袋18を添付物34の中に入れることができる。
【0044】
添付物34を、紙、プラスチック、箔、ろう紙、または他の一般的に使用される材料など、防水または水を通さない材料から製作することができる。さらに、添付物34が多層であって、1つの層が防水であってもよい。例えば、内側層54をプラスチックフィルムにできる一方で、外側層56が、中身を隠しておくために不透明な材料である。不透明な層は、消費者へとメッセージを伝えるために、現在の添付物に使用されているような図版など、高品質な図版をさらに備えることができる。さらに、添付物34は、外表面56に小冊子を備えることができる。添付物34を、一般的な接着剤を使用して恒久的または一時的に無煙タバコ容器10へと固定することができる。添付物34を無煙タバコ容器10へと取り付けるために利用することができる典型的な材料は、軽い粘着、中程度の粘着、および強い粘着の再閉鎖可能な接着剤であってもよい。これらの接着剤は、天然ゴム、ホットメルトゴム(合成)、アクリル、またはシリコーンを主体とすることができる。
【0045】
さらに、添付物34のフラップ46を、図7および図9に示されるように斜めにすることができ、添付物34の片側56に、フラップ46を所定の位置に保持して添付物34を閉じた状態に保つべく、フラップ46が挿入される対応するスロット58を持たせることができる。あるいは、フラップ46が、軽い粘着、中程度の粘着、および強い粘着の再閉鎖可能な接着剤など、接着剤を片面に含むことができる。これらの接着剤は、天然ゴム、ホットメルトゴム(合成)、アクリル、またはシリコーンを主体とすることができ、フラップ46を所定の場所に恒久的または一時的に保持することができる。
【0046】
図11から図15に示されている別の実施形態においては、添付物が、開いた1つの端部62を有する適切なサイズのプラスチック袋60であってもよい。袋60は、残りの3辺64において封じられている。袋60は、再閉鎖可能な接着剤で覆われた基材70へと取り付けられる。基材70は、袋60の周囲に接着層68を残すように、袋60よりも大きなサイズとされている。基材70は、例えば、紙、プラスチック、または紙/プラスチック、紙/箔、もしくはプラスチック/箔の積層体であってもよい。接着剤の反対側から視認することができる図版を、基材へと適用することができる。接着剤の面が、容器10へと貼り付けられる。所望であれば、容易な開放を可能にするために、折り返された角72またはエッジを設けることができる。あるいは、角またはエッジを、接着剤が存在しないままにしてもよい。袋60は、袋60を容器10へと取り付けるために、袋60の片面に感圧テープまたは接着剤の小片74を有することができる。再シール可能な基材70が持ち上げられるとき、基材70が袋60を引っ張って開く一方で、接着剤74が、袋60の反対側の面を缶10の外面56へと保持する。これにより、袋60を缶10の外面56に取り付けたままで、袋60の口62を開くことができる。当該技術分野において知られているとおり、他のテープも、基材または基材に適用される接着剤として使用することができる。
【0047】
さらに、添付物34の内側が、消費済みのスヌース袋18の衛生的な保管を可能にするために、消毒剤または殺菌剤を含むことができる。消毒剤の例(ただし、これらに限られるわけではない)として、クエン酸、チモール、および第四アンモニウム化合物(塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウムおよび塩化アルキルジメチルエチルベンジルアンモニウムなど)が挙げられる。
【0048】
添付物およびパッケージの外側への添付物の適用方法は、Baharらの米国特許出願公開第2008/0128300号明細書、Koettnerらの米国特許第7,228,961号明細書、Cadieuxらの米国特許第7,174,938号明細書、Fockeらの米国特許第6,681,927号明細書、Tallierらの米国特許第6,467,927号明細書、Thomasらの米国特許第5,250,134号明細書、およびDriscollの米国特許第2,011,399号明細書に開示されており、これらの各々は、その全体が参照により本明細書に援用され、添付物34のこれらの実施形態を、同じ方法で適用することができ、または当業者にとって知られている他の任意の方法で適用することができる。あるいは、図15に示されるように、添付物34を、容器10の全体のサイズの増加を最小限にすべく、無煙タバコ容器10の蓋12の内側14へと取り付けることも可能である。
【0049】
使用時、ユーザは、ひとたび無煙タバコ製品の小袋を嗜むと、使用済みの小袋を添付物34に配置し、恒久的または一時的に閉じて封じることができる。添付物34の材料が、湿った使用済みの小袋によってユーザのポケットが汚れることを防止し、ごみ箱をすぐに見つける必要をなくす。さらに、添付物34を、無煙タバコ容器10に備えられる小袋と同数の小袋を受け入れるような寸法にすることができる。
【0050】
上述の形態の多くは、使用されるまで実質的に平坦であるため、上述の添付物34を複数層、適用することが可能であり、1つの層が使用されると、その層を都合のよいときに捨てるために取り外し、次の層を次の使用のために露出させることができる。
【0051】
さらには、この添付物34を、紙巻きタバコの箱へと取り付けられるならば、紙巻きタバコの吸い殻の廃棄ユニットとしても利用することができる。例えば、上述した添付物34を、密封された添付物34から新鮮でない煙のにおいが逃げ出すことをよりよく防止するために、アルミニウム箔で裏打ちすることができる。あるいは、使用される紙またはプラスチックを、アルミニウム箔へと積層することができる。あるいは、上述のプラスチック袋60を、アルミニウム箔で置き換えることができる。
【0052】
最後に、添付物34は、取り付け先の無煙タバコ容器10に応じ、さらにはどれだけの物質を保持しなければならないかに応じて、任意の形状またはサイズをとることができる。また、添付物34は、製造者が無煙タバコ容器10の外側の価値ある広告スペースを手放さなくてもよいように、添付物34の有用性を最大にすべく印刷または他の表示を有することができる。
【0053】
図1を参照すると、上述した容器に配置することができる無煙タバコ製品18の実施形態が示されている。タバコ製品18が、透湿性の小袋78を含む。図示の小袋78は、重なり合いの領域82において長さに沿って密閉されている。重なり合いの領域を、小袋78の一方のエッジの下部を小袋の他方のエッジの上部へと(例えば、熱シール、適切な接着剤、または他の適切な手段によって)封じることによって、形成することができる。固体のタバコ材料80が、小袋82の内部に配置されている。
【0054】
無煙タバコ製品の製造に使用される種類の適切なパケット、小袋、または容器は、「taboka」、CatchDry、Ettan、General、Granit、Goteborgs Rape、GrovSnus White、Metropol Kaktus、Mocca Anis、Mocca Mint、Mocca Wintergreen、Kicks、Probe、Prince、Skruf、TreAnkrare、Camel Snus Original、Camel Snus Frost、およびCamel Snus Spiceという商品名で入手可能である。タバコ調合物を、従来のスヌース製品の製造に使用される方法で、従来のスヌース製品の製造に使用される種類の構成要素を使用して、小袋に収容し、梱包することができる。小袋またはフリースは、ティーバッグの製作に使用されるメッシュ状の形式の材料と同様の性質であると考えることができる種類の液体を透す容器をもたらす。自由に動くことができるように配置された粒状のタバコ調合物の成分が、小袋78を通ってユーザの口腔へと容易に拡散する。
【0055】
特定の実施形態においては、典型的な小袋78を、ユーザによる使用の際に小袋78が制御された分散または分解を受けるような材料および方法にて製造することができる。そのような小袋の材料は、メッシュ、スクリーン、穿孔された紙、浸透性の布地、などの形態を有することができる。例えば、メッシュ状の形態のライスペーパーまたは穿孔されたライスペーパーから製造された小袋の材料は、ユーザの口腔内で溶解することができる。結果として、小袋78およびタバコ調合物の各々が、通常の使用条件においてユーザの口腔内で完全な分散を受けることができ、したがって小袋78およびタバコ調合物の両方をユーザが摂取することができる。他の典型的な小袋の材料を、水分散可能なフィルム形成材料(例えば、アルギン酸塩、カルボキシメチルセルロース、キサンタンガム、プルラン、などの結合剤)、ならびにそれらの材料と粉末セルロース誘導体(例えば、微粒子サイズの木材パルプ)などの材料との組み合わせを使用して製造することができる。好ましい小袋の材料を、水に分散可能または溶解可能であるが、通常の使用の条件下で、小袋が自身の物理的な完全性を喪失するよりも前に中身のたばこ調合物のかなりの量が小袋の材料を通って透出するように、設計および製造することができる。所望であれば、香料、分解補助剤、および他の所望の成分を、小袋の材料に取り入れることができ、または小袋の材料へと適用することができる。
【0056】
スヌース製品の種々の構成要素およびその成分の説明が、参照により本明細書に組み込まれるLundinらの米国特許出願公開第2004/0118422号明細書にも記載されている。また、例えばLindenの米国特許第4,607,479号明細書、Nielsenの米国特許第4,631,899号明細書、Wydickらの米国特許第5,346,734号明細書、およびDerrの米国特許第6,162,516号明細書、ならびにHanssonらの米国特許出願公開第2005/0061339号明細書(これらの各々は、参照により本明細書に組み込まれる)を参照されたい。さらに、また、Kjerstadの米国特許第5,167,244号明細書(参照により本明細書に組み込まれる)に記載の代表的な種類の小袋ならびに小袋の材料またはフリースも参照されたい。スヌース製品を、Merz Verpackungmaschinen GmBHからSB 51−1/T、SBL 50、およびSB 53−2/Tとして市販されている設備などを使用して製造することができる。イタリアのG.D SpAも、タバコ袋詰め設備を供給している。スヌースの小袋を、個別の小袋として提供することができ、または複数の小袋(例えば、2、4、5、10、12、15、20、25、または30個の小袋)を、1つの小袋または個々の小分けを使用のために袋の連なりまたは行列から容易に取り外すことができるように(例えば、端部間をつなげて)つなぎ合わせ、または一体に接続することができる。
【0057】
さらに本発明は、小袋のフリース材料への種々の追加および変更を包含する。小袋に使用されるフリース材料は、典型的には、不織の材料である。液体、カプセル化された製品、または粉末などの物質を、挿入時にユーザの口腔内に生じるpHの制御、風味付け、口腔におけるタバコ製品の初期の刺激の軽減、フリースの着色、または不織材料の変色の軽減などといった多数のさまざまな目的を達成するために、製造の際のさまざまな時点において、これらの不織の材料へと取り入れることができる。典型的なフリース材料として、BFFのSDH27 Natural GradeおよびBFFのSDH27 Brownが挙げられる。
【0058】
タバコを収容するフリース小袋に使用されるような不織布は、織布でも、ニットでもない布地である。それらは、一般に、ポリマー材料を連続的なフィラメントへと押し出し、次いでメルトブロー、スパンボンド、またはスパンレイドなどの一種の結合をもたらすことによって製造される。不織布の製造に使用される典型的な合成ポリマーは、ポリプロピレンおよびポリエステルである。他の種類の不織材料は、典型的には、押し出しによるフィラメントを短繊維へと刻むことによってステープル材料を形成し、次いでそれらを一体に組み合わせてネットまたはウェブを形成し、その後に種々の方法で結合させることによって製造される。例えば、繊維を機械的に結合させることができ、接着剤で結合させることができ、またはバインダ材料を使用することによって結合させることができる。2つの一般的な不織布は、ステープル不織布およびスパンレイド不織布である。
【0059】
ステープル不織布は、2つのステップにて製造される。押し出しされた繊維が紡がれ、数センチメートルの長さへと切断され、ベイル(bale)にされる。ベイルがコンベアベルト上に配置され、繊維がウェットレイド、ドライレイド、またはエアレイドのプロセス、またはカーディング(carding)によって、一様なウェブへと広げられる。次いで、ステープル不織布は、典型的には樹脂または熱接合を使用して結合させられる。
【0060】
スパンレイド不織布は、1つの連続的なプロセスにて製造される。繊維が紡がれ、次いでデフレクタによってウェブへと直接配置され、または空気の流れによって案内することができる。スパンレイド不織布は、樹脂または熱によって結合させられる。
【0061】
フィルムおよび小繊維から出発し、それらをパターン化された穴でセレーティング(serrating)または真空形成するなど、不織布を製造する他の方法も存在する。これらの方法は、当該技術分野において一般的に知られている。
【0062】
また、いくつかの結合方法を、製造される不織布の種類に応じて使用することができる。熱結合は、不織布に熱を加えることを含み、ハイドロエンタングル(hydroentaglement)は、繊維を水ジェットによって機械的に絡み合わせることを含む。超音波パターン結合も使用することができ、ニードルフェルトは、繊維を針によって機械的に絡み合わせることを含む。繊維を化学的に結合させるためにラテックス乳濁液または溶液ポリマーなどのバインダを使用する化学結合も可能である。化学結合を、軟化および溶解して他の非溶解の繊維を一体に保持するバインダ繊維または粉末と共に使用することも可能である。綿ステープル不織布の一種類は、セルロース主体の繊維をカールさせて、お互いの周囲に収縮させることによってマットの収縮結合を果たすために、水酸化ナトリウムで処理される。最後に、メルトブローは、不織布がウェブ形成時の空気で細くされる繊維の互いの絡み合いおよび形成時の一時的な粘着によって弱く結合することを意味する。
【0063】
特に湿ったときに芳香および/または風味を発することができる不織の基材材料を製造できることが、知られている。そのような不織の基材およびその形成方法が、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるTharreauの米国特許出願第10/219,111号明細書に記載されている。Tharreauの不織の基材は、シクロデキストリン粒子を不織の基材へと熱によって付着させる段階を含むプロセスによって形成される。得られた生成物は、後に水分で濡れたとき、またはユーザの口腔に配置されたときに、芳香および/または風味を放出することができる。
【0064】
上述のように、多数のさまざまな添加物を、製造時に不織布へと加えることができる。例えば、Robinsonらの米国特許出願第12/014,525号明細書に記載されているように、バッファが、冷蔵を必要とすることなく輸送および保管の際にpHレベルを保つために、スヌース調合物において一般的に使用される。これらのバッファは、典型的には、スヌースタバコ調合物そのものに加えられるが、本発明のこの実施形態においては、バッファ溶液が、製造時に不織の小袋材料にも直接加えられる。この方法の一実施形態においては、バッファ溶液が、繊維をフィラメントへと押し出す前にポリマー材料へと加えられる。別の実施形態においては、押し出しされた繊維が、押し出し後にバッファ溶液に浸される。典型的には、スヌース調合物の乾燥重量の約3から12%の量にてスヌース調合物へと加えられる。Robinsonらの米国特許出願第12/014,525号明細書に開示されているように、約1:75から約1:80の間の比で炭酸ナトリウムおよび重炭酸ナトリウムを使用することによって、経時的に優れたバッファ特性を得ることができるが、1:20から1:99までの比も効果的である。
【0065】
この方法を、クローブ(clove)のオイル、ユージノール(eugenol)、または鎮痛効果をもたらすことができる他の化合物などの鎮痛剤をフリース材料に取り入れるためにも使用することができる。化合物は、製品が店頭販売用であるかどうか、または処方箋用であるかどうかに応じて、さまざまであってもよい。そのような鎮痛剤を小袋に使用することで、ユーザがスヌース袋を口腔に挿入したときに時に感じることがある初期の刺激を、少なくすることができる。
【0066】
鎮痛剤として、モルヒネ、メピジン(mepidine)、デンタニル、スフェントラニル(sufentranil)、アルフェンタニル、アスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェン、インドメタシン、ナプロキセン、アトリン、イソカム、ミドリン、アキソタール、フィリナール、フレニリン、エルゴットおよびエルゴット誘導体(ウイグレイン、カフェルゴット、エルゴスタット、エルゴマル、ジヒドロエルゴタミン)、イミトレックス、ならびにケトプロフェンなど、オピオイドまたは他の薬物を挙げることができる。そのような薬物は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるReamらの米国特許第6,773,716号明細書に開示されているように、過去において被覆付きチューインガム調合物において使用されている。鎮痛剤がフリースへと取り入れられる場合、鎮痛剤の導入レベルは、使用時に鎮痛剤が唾液へと放出されて口腔の粘膜を通って吸収されるようなレベルである。
【0067】
また、口腔への薬物の吸収を助けるために、発泡物質(effervescent substance)をスヌースタバコへと加えることができ、またはフリース小袋へと直接加えることができる。Pantherらの米国特許第6,974,590号明細書を参照されたい。発泡化合物は、投与に先立って水に溶けることがない服用形態で味覚マスキング剤として使用するためにも採用されている。例えば、Niaziらの米国特許第4,639,368号明細書が、口腔を介した吸収が可能な薬物を含んでおり、味覚をマスキングする量の発泡物質を含んでいるチューインガムを記載している。
【0068】
より最近では、発泡物質が、口腔内での薬物の迅速な溶解および/または分散を得るために使用されている。Wehlingらの米国特許第5,178,878号明細書および米国特許第5,223,264号明細書を参照されたい。発泡物質は、唾液の生成を刺激する傾向にあり、さらなる発泡作用を助ける追加の水分をもたらす。これらの服用形態は、特に錠剤またはカプセルを飲み込むことが困難な患者にとって、薬物の好ましい提供をもたらす。Johnsonらの国際公開第97/06786号が、高速な分配の服用形態を使用した特定の薬物の胃の手前での吸収を記載している。ハイドロエンタングルによる布地への発泡物質の添加の例が、Bergquistらの米国特許第7,381,667号明細書に開示されている。
【0069】
製品の苦みを少なくするための本発明によって包含される別の方法は、小袋にクエン酸を加えることである。クエン酸は、製品の風味の特徴を強調することができ、苦みを少なくすることもできる。苦みを少なくする他の方法として、小袋にプロポリスまたはユーカリを加えることが挙げられる。さらに、これらの物質を、Williamsらの米国特許第6,668,839号明細書に開示されているようにタバコに直接加えることができる。あるいは、タバコそれ自体を、苦みを取り除くための特有の方法で熟成させたり、または挽いたりすることができる。フィラー(filler)、甘味料、およびケーシング剤、ならびに他の物質を、ユーザにとって所望の風味および口当たりを得るために、単独または組み合わせにて使用することができる。
【0070】
スヌースまたは他の無煙タバコ製品の口当たりおよび風味を制御するための別の方法は、いわゆる「ミラクルフルーツ(miracle fruit)」の実を利用することである。これらの赤い実は、ミラクルフルーツ(Richadella dulcificaまたはSynsepalum dulcificum)と呼ばれる熱帯植物を形成し、酸のすっぱさおよび苦みを少なくし、甘みおよび快い風味を加える。ミラクルフルーツの実は、191個のアミノ酸で構成され、炭水化物残基を含んでおり、24,600という分子量を有している味覚修飾糖たんぱく質、ミラクリン(miraculin)を含んでいる(Jrnl.of Bio.Chem.1989、264、6655−6659)。天然のミラクリンたんぱく質は、いくつかのジスルフィド架橋によって一体に保持された四量体である。味覚修飾は、Harveyの米国特許第3,849,555号明細書において充分に確立および説明されている。フルーツの出所は、西アフリカおよび米国フロリダ州において発見されている。フルーツおよびフルーツ抽出物は、さまざまな供給者から市販されている。単離されたミラクリンたんぱく質も、おそらくはArmahらの米国特許第5,886,155号明細書に記載の方法論によって精製され、市販されている。
【0071】
ミラクルフルーツ、抽出物、または単離ミラクリンのスヌースなどの「無煙」タバコ物品への取り込みは、フルーツを抽出物を得るべくつぶして乾燥させることによって達成され、または市販の抽出物または単離たんぱく質(抽出物)を使用することによって達成される。抽出物を、加工前または加工中のタバコへと直接加えることができ、またはスヌースのフリースへの抽出物の埋め込みまたはコーティングによって、仕上がった「無煙」タバコ製品へとケーシングすることができる。また、ミラクルフルーツを、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるDubeらの米国特許出願公開第2008/0029110号明細書に開示されているようなロッド、スティック、チューブ、および他の種類など、他の無煙タバコ製品へと加えることもできる。
【0072】
Johnsonの米国特許第3,681,087号明細書によれば、ミラクルフルーツ抽出物の単位用量は、0.1から50mgの間であり、味覚修飾のための最適な含有量は、20から30mgの間である。精製されたたんぱく質に関しては、所望の効果のためにどの程度の含有レベルが必要であるか、現在のところ未知である。ミラクリンの味覚修飾は、酸性環境に依存するため、タバコの処理が、酸性のpHを有するタバコ唾液溶液をもたらす必要があると考えられる。スヌースの処理のための現在の応用は、このpHをアルカリ性に向かって移動させる重炭酸ナトリウムの添加を必要としている。この工程は、苦みが予想される(しかしながら、後にミラクリンの含有によって緩和される)と考えられるが、取り除かなければならないと考えられる。ミラクリンの存在のもとで無煙製品のタバコ成分の苦みおよび酸味が甘みへと変更されると考えられるため、無煙製品に加えるべき甘味料が少なくなると考えられる。
【0073】
口当たりを、小袋がユーザの口腔への成分の浸出をどのように許すかを制御することによって、制御することもできる。小袋を、小袋の特定の領域だけが透過性であることで、口腔を通じての吸収の速度が制御されるように構成することができる。
【0074】
スヌースタバコ製品において口当たりを制御する他の方法は、すでに述べたように、一種の発泡物質をタバコそれ自体またはスヌースのフリース小袋へ取り入れることである。
【0075】
最後に、フリース製のスヌース小袋の欠点は、時間につれて着色または変色を生じがちな点にある。本発明の他の実施形態は、エチルセルロースまたはニトロセルロースなどの添加物を不織材料へと取り入れることによって、この問題を解決する。あるいは、方法は、この方法でタバコに触れる小袋の面に輪転グラビア印刷を施すことを包含することができる。小袋を、アキルケテン二量体(akyl ketene dimer)(CAS番号144245−85−2)でコートしてもよい。変色を遅らせる他の方法は、フリースの2つの別々の層を使用することである。内側の層が、タバコから外側の層への着色剤の移行を遅らせる。内側層は、目的がタバコと外側層との接触を防止するスペーサとして働くことにあり、小袋に構造強度を加えることにはないため、より軽い材料で製造することができる。内側層を、軽量な多孔紙または細かいメッシュなど、別の材料で製造することも可能である。
【0076】
スヌース小袋を、ティー形式の飲料を生成するために使用することもできる。例えば、上述したようなスヌース袋を、8オンスのグラスの高温水または低温水に浸すことができる。小袋を、タバコの風味が水へと浸出できるように、ある時間にわたって水に浸し、または煎じることができる。このようにして、タバコ風味の飲料を楽しむことができる。
【0077】
本発明の他の実施形態は、つやまたは光沢の付加ならびに風味の識別のために、不織の小袋材料に染料およびインクなどの着色剤を加えることを包含する。例えば、シナモン風味のスヌースが、赤く染められた小袋を有することができ、ミント風味のスヌースを、緑色に染められた小袋に用意することができる。他の風味と色との対応も考えられる。フリースに、「Camel」などのスヌースの種類を特定し、または「ミント」などの風味を特定するために、溶解可能な材料で印刷を施すこともできる。さらには、インクおよび染料が、さらなる風味または他の物質を運んでもよい。さらには、ポリマーを、可溶性または分解性などの特定の特性をもたらすように設計することができる。
【0078】
本明細書の実施形態に係るタバコ製品の製造に使用されるタバコは、さまざまであってもよい。タバコとして、フルーキュアードタバコ、バーレータバコ、オリエンタルタバコ、メリーランドタバコ、ダークタバコ、ダークファイヤードタバコ、およびリスチカタバコ、ならびに他のレアまたは特殊タバコ、などの種類のタバコを挙げることができる。さまざまな種類のタバコ、成育作業、収穫作業、およびキュアリング作業についての説明が、参照により本明細書に組み込まれるDavisら(編)の「Tobacco Production,Chemistry and Technology」(1999)に記載されている。また、Sensabaugh,Jr.らの米国特許第4,660,577号明細書、Whiteらの米国特許第5,387,416号明細書、Dominguezらの米国特許第6,730,832号明細書、およびLawsonらの米国特許第7,025,066号明細書、Holton,Jr.らの米国特許出願公開第2007/0062549号明細書およびHolton,Jr.らの米国特許出願公開第2007/0186941号明細書、ならびにHumphreyの米国特許出願第11/781,666号明細書(これらの各々は、参照により本明細書に組み込まれる)に記載されるタバコの種類も参照されたい。最も好ましくは、タバコ材料は、適切にキュアーおよび熟成されたものである。フルーキュアードタバコをキュアーするための特に好ましい技法および条件は、参照により本明細書に組み込まれるNestorらの「Beitrage Tabakforsch.Int.」、20(2003)、467〜475頁およびPeeleの米国特許第6,895,974号明細書に記載されている。タバコをエアーキュアーするための代表的な技法および条件は、参照により本明細書に組み込まれるRotonらの「Beitrage Tabakforsch.Int.」、21(2005)、305〜320頁およびStaafらの「Beitrage Tabakforsch.Int.」、21(2005)、321〜330頁に記載されている。Williamsの米国特許第6,834,654号明細書も参照されたい。
【0079】
R.J.Reynolds Tobacco CompanyによってCamel Snus Frost、Camel Snus Original、およびCamel Snus Spiceという商品名で市販されているスヌースに使用されているようなタバコも、使用することができる。典型的には、ニコチン含有量が1%または1%未満であるタバコの種類が、これらの調合物において使用され、タバコブレンドの集合的なニコチン含有量は、タバコの乾燥重量の約2%付近であり、多くの場合にタバコの乾燥重量の1.5%未満であり、頻繁にはタバコの乾燥重量の0.5%から1.25%であり、多くの場合にタバコの乾燥重量の1%以下である。
【0080】
タバコ製品の製造に使用されるタバコは、好ましくは、刻まれた形態、挽かれた形態、粒状の形態、微粒子の形態、または粉末の形態で供給される。また、タバコ製品を製造するために使用されるタバコを、他の材料または成分とともに加工、ブレンド、調合、組み合わせ、および混合することができる。例えば、タバコ組成物は、塩、甘味料、バインダ、着色剤、pH調整剤またはバッファ、フィラー、風味料、崩壊助剤、酸化防止剤、保湿剤、および保存剤を取り入れることができる。例えば、Holton,Jr.らの米国特許出願公開第2007/0062549号明細書、Holton,Jr.らの米国特許出願公開第2007/0186941号明細書、およびDubeらの米国特許出願公開第2008/0029110号明細書(その各々が、参照により本明細書に組み込まれる)に記載の代表的な成分、成分の組み合わせ、タバコに対する成分および要素の相対量、ならびにそれら成分の使用の方法および方法を参照されたい。例えば、タバコ製品は、タバコ組成物ならびに風味付けされた小片またはフィルムを収容する小袋の形態、タバコ組成物ならびに微細に分割されたタバコおよび/またはタバコ抽出物(例えば、タバコの噴霧乾燥水性抽出物の成分)の粒を含む風味付けされた小片またはフィルムを収容する小袋の形態、あるいは微細に分割されたタバコおよび/またはタバコ抽出物の粒を含む高度に加工された可溶フィルムの形態、を有することができる。典型的には、特定の実施形態において、無煙タバコの個々の小分けの部分に含まれるタバコ材料の量は、乾燥重量にて、少なくとも約30mgであり、多くの場合に少なくとも約40mgであり、頻繁には約45mgであるが、この量は、典型的には約200mg未満であり、多くの場合に150mg未満であり、頻繁には100mg未満である。タバコ材料は、加工されたタバコパーツまたはピースの形態、基本的に天然の葉片または茎の形態のキュアーおよび熟成済みタバコの形態、タバコ抽出物の形態、抽出タバコパルプ(例えば、溶媒として水を用いる)の形態、または以上の混合物(例えば、抽出タバコパルプを粒状のキュアーおよび熟成済みの天然タバコ葉片と組み合わせた混合物)の形態を有することができる。
【0081】
異なる種類のタバコのブレンドも使用することができる。例えば、混合物が、75%のフルーキュアードタバコおよび25%の他の種類のタバコ(例えば、バーレータバコ、トルコタバコ、ダークエアーキュアードタバコ、またはレアな特殊タバコなど)のブレンドを含むことができる。あるいは、ブレンドにおいて、1種類のタバコ(フルーキュアードタバコなど)が100%であってもよい。
【0082】
消費者がタバコ調合物を使用する前のタバコ調合物の水分含有量は、さまざまであってもよい。典型的には、ユーザの口腔に挿入される前の小袋内に存在するタバコ調合物の水分含有量は、約55重量%未満であり、通常は約50重量%未満であり、多くの場合に約45重量%未満である。特定の種類のタバコ調合物は、使用の前に、約15重量%未満、多くの場合に約10重量%未満、頻繁には約5重量%未満の水分含有量を有する。スヌース型のタバコ組成物を取り入れてなるタバコ製品など、特定のタバコ製品においては、水分含有量が、20重量%を超えることができ、多くの場合に30重量%を超えることができる。例えば、代表的なスヌース型の製品は、約25重量%から約50重量%、好ましくは約30重量%から約40重量%の水分含有量を呈するタバコ組成物を有することができる。
【0083】
調合物の水分含有量を制御する方法は、さまざまであってもよい。例えば、調合物に、熱または対流加熱を加えることができる。特定の例として、調合物を、約40℃から約95℃の温度の暖かい空気でオーブン乾燥させることができ、所望の水分含有量を実現するための充分な長さの時間にわたって約60℃から約80℃の好ましい温度範囲でオーブン乾燥させることができる。あるいは、タバコ調合物を、ケーシングドラム、コンディショニングシリンダまたはドラム、液体スプレー装置、リボンブレンダ、LittIeford Day,Inc.からFKM130、FKM600、FKM1200、FKM2000、およびFKM3000として市販されているミキサー、Plough Share型のミキサーシリンダー、などを使用して加湿することもできる。最も好ましくは、スヌース製品において用いられる各種のタバコ調合物などの湿潤タバコ調合物に、低温殺菌または発酵が加えられる。スヌース型のタバコ製品の低温殺菌または発酵のための技法は、スヌース製品の設計および製造の当業者にとって明らかである。
【0084】
タバコ調合物の酸または塩基分が、pHを生じさせる能力をもたらす。本出願において、「タバコのpH」は、特定のpHレベルを生じさせるためのタバコの能力を指す。タバコ調合物のpHは、さまざまであってもよい。典型的には、タバコ調合物のpHは、少なくとも約6.5であり、好ましくは少なくとも約7.5である。典型的には、タバコ調合物のpHは、約9を超えず、多くの場合に約8.5を超えない。代表的なタバコ調合物は、約6.8から約8.2のpHを呈する。タバコ調合物のpHを割り出すための代表的な技法は、2gのタバコ調合物を10mlの高速液体クロマトグラフィー水に分散させ、得られた懸濁液/溶液のpHを(例えば、pHメータによって)測定することを含む。
【0085】
所望であれば、冷蔵を必要とせずに輸送および保管の際にpHレベルを保つうえで助けとなるように、スヌース調合物にバッファを加えることができる。過去においては、炭酸ナトリウムが単独でバッファとして使用されてきた。バッファは、典型的には、スヌース調合物の乾燥重量の約3から12%の量にてスヌース調合物へと加えられる。ある要素の新規な組み合わせが、長時間にわたって優れたバッファ特性をもたらし、後述される改良された雰囲気の梱包との組み合わせにおいて、組み合わせが、伝統的な冷蔵を必要とすることなくスヌース調合物のpHの有意な経時的変化をほぼなくすことが発見された。好ましいバッファ調合物は、約1:75から約1:80の間の比にある炭酸ナトリウムおよび重炭酸ナトリウムであるが、1:20から1:99までの比も効果的である。
【0086】
そのようなバッファが所望される場合、水が、スヌースタバコブレンドへと、調合物を約35から36%の水分含有量にすべく加えられる。塩を、例えばスヌース調合物の乾燥重量の1.5%など、所望のレベルまで加えることができる。混合物が、約212°F(100℃)で1時間にわたって低温殺菌される。次いで、混合物は、上述した比の炭酸ナトリウムおよび重炭酸ナトリウムで構成されたバッファ溶液において、50%から55%の間の水分含有量にされる。バッファは、スヌース調合物の乾燥重量の約7から15%の量にてスヌース調合物へと加えられ、pHを約9から9.5にする。次いで、スヌースは、pHが約8.0から8.3に低下するまで、約175から185°Fに加熱される。
【0087】
炭酸ナトリウム/重炭酸ナトリウムのバッファが二酸化炭素で改質された雰囲気の梱包との組み合わせにおいて呈する相乗効果と同じ相乗効果は呈さない場合もあるが、他のバッファの処方も考えられる。他のバッファの処方として、2:3の比の炭酸ナトリウムおよび重炭酸アンモニウム、1:75の比の水酸化カリウムおよび重炭酸ナトリウム、1:75の比の水酸化ナトリウムおよび重炭酸カリウム、ならびに2:5:3の比の水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、および重炭酸ナトリウムが挙げられる。これらのバッファ処方を、スヌース調合物の乾燥重量の約7から15%の量にて、上述のようにスヌース調合物へと加えることができる。
【0088】
所望であれば、タバコ調合物を調製する前に、タバコパーツまたはピースに放射線を照射することができ、あるいはそれらのパーツまたはピースを低温殺菌にさらすことができ、あるいは他の方法で制御された熱処理にさらすことができる。さらには、所望であれば、調合物のすべてまたは一部分を調製した後に、構成材料に放射線を照射することができ、あるいはそれらの構成材料を低温殺菌にさらすことができ、あるいは他の方法で制御された熱処理にさらすことができる。例えば、調合物を調製した後に、放射線の照射または低温殺菌を行うことができ、次いで、風味要素を調合物へと適用することができる。あるいは、タバコ調合物を(例えば、スヌース型の無煙タバコ製品の個々の容器を提供するために)水分浸透性のパケットまたは小袋に入れた後で、放射線の照射または低温殺菌を行うことができる。
【0089】
典型的には、個々の小分けの各々(例えば、スヌース型の各々の小袋)のタバコ調合物の量は、乾燥重量で少なくとも約50mg、多くの場合に少なくとも約150mg、頻繁には少なくとも約250mgのタバコが存在し、乾燥重量で約700mg未満、多くの場合に約500mg未満、頻繁には約300mg未満のタバコが存在するような量である。例えば、スヌース型の無煙タバコ製品は、いわゆる「小分けスヌース(portion snus)」の形態を有することができる。
【0090】
1つの典型的なスヌース型製品は、約35重量%の水分含有量を有する約1gのタバコ調合物を有し、そのようなタバコ調合物が、約30mmの全長、約16mmの幅、および約5mmの高さを有する密封されたフリース小袋に収容され、そのような小袋の区画領域の長さは、小袋の両端の約2mmの幅のシールゆえに、約26mmである。別の典型的なスヌース型製品は、約35重量%の水分含有量を有する約0.5gのタバコ調合物を有し、そのようなタバコ調合物が、約26mmの全長、約12mmの幅、および約5mmの高さを有する密封されたフリース小袋に収容され、そのような小袋の区画領域の長さは、小袋の両端の約2mmの幅のシールゆえに、約22mmである。
【0091】
スヌースの袋詰めは、典型的には、タバコを凝集させたり、過剰に乾燥させたりすることなく小分けするために開発された機械を利用する自動化された高速移動プロセスとして実行される。しかしながら、凝集は、タバコを袋詰め機へと移動させるためにタバコ供給ホッパーにおいてただ1つの送りスクリュを使用する機械において、依然として普通に生じる。タバコ袋詰め機の例は、Boldriniの国際公開第08/062302号およびOnnoの国際公開第08/56135号に開示されている。
【0092】
スヌース調合物を上述の小袋へと梱包するための設備が、図17から図21を参照して、本明細書において説明される。これらの図は、Merz Verpackungsmaschinen GmbHによって製造された典型的なタバコ袋詰め機の供給/計量システム84を示しており、供給ホッパー86を通るタバコの流れを改善すべく本発明の改良が加えられている。供給/計量システム84は、典型的には、供給ホッパー86、モータ88、対応するピン92を備える送りまたは「計量」スクリュ90、供給ホッパー86の排出側96の排出穴94、および対応する送出ボウル98を備えている。
【0093】
供給ホッパー86は、第1の端部104および第2の端部106を備えており、排出穴が、第2の端部104の側壁108に配置されている。ホッパー86は、典型的には、上部100において約5.5インチの幅であり、底部102において約2.25インチの幅である。ホッパー86の全高は、約11.75インチであり、ホッパー86の全長は、約11.5インチである。これらの寸法は、あくまでも例にすぎず、当該技術分野において知られているとおり、他のホッパーのサイズも使用可能である。供給ホッパー86は、供給ホッパー86内のタバコ120が供給ホッパー86の第1の端部104から第2の端部106(すなわち、排出側)へと流れるように保証するために、第1の端部104から第2の端部106へと下り坂になるように配置されている。
【0094】
送りスクリュ90が、ピン92を供給ホッパー86の側面108または底部102に触れさせることなく、自由に回転できるように供給ホッパー86の底部102の付近に配置されている。送りスクリュ90は、供給ホッパー86の底部の全体を横切って横方向に延びており、供給ホッパー86の第1の端部104および供給ホッパー86の排出穴94の両方から突き出しているシャフト110を有している。複数のピン92が、送りスクリュ90の外周から突き出している。送りスクリュ90の排出穴94に位置する端部とは反対側の端部において、送りスクリュ90は、ホッパー86の開口を貫いて突き出し、ギアボックス116を介してモータ114と取り合っている。送りスクリュ90を駆動するモータ88は、典型的には0.18kWのモータであり、約120RPMという固定の回転速度をもたらすギアボックス116を駆動する。当該技術分野において知られている他のモータおよびギアボックスも、使用可能である。
【0095】
送りスクリュ90は、典型的には、約2インチの直径であり、送りスクリュ90から突き出しているピン92のピッチは、2インチにつき約1回転である。送りスクリュ90の直径およびピン92のピッチは、当該技術分野において知られているとおりに相応に調節することができる。動作時、タバコが上部100において供給ホッパー86に進入し、送りスクリュ90の回転がピン92のピッチと相俟って、タバコを排出穴94に向かって送出ボウル98へと移動させる。
【0096】
しかしながら、典型的な供給/計量システムには、非稼働時間を生じさせ、効率を低下させる問題がつきものである。図20を参照すると、タバコ120が送りスクリュ90の助けによって供給ホッパー86を通って送られるときに、供給ホッパー86の第2の端部106の付近にデッドゾーン118が典型的に生じる。作業者が、タバコの流れを一貫した状態に保つために、装置を定期的に停止させて、このデッドゾーン118を解消させ、タバコ120を送りスクリュ90へと押し戻さなければならない。さらに、伝統的な装置の供給ホッパー86へと供給されるタバコ120は、その高い水分含有量ゆえに、供給ホッパー86の側壁108に溜まって、固着する傾向にある。これにより、図21に示されるように、供給ホッパー86の一領域に「ラットホール」122が生じ、送りスクリュ90および送りスクリュ90の下流の送出ボウル98にタバコが不足する。これも、設備の非稼働時間を生じさせる。
【0097】
本発明は、図17から図21に示されているような袋詰め機の改良された供給/計量システム84を含む。本発明の改良された袋詰め機は、送りスクリュ90の上方に配置された追加の攪拌スクリュ124を含む。攪拌スクリュ124は、攪拌スクリュ124の外周から突き出している複数のピン126を含み、タバコ120をデッドゾーン118から遠ざかるように移動させ、ラットホール122を取り除くために、送りスクリュ90とは反対の方向または中立の方向にタバコ120を運ぶ。送りスクリュ90および攪拌スクリュ124の結果としてのタバコ120の方向が、図19においてそれぞれ矢印AおよびBによって示されている。
【0098】
攪拌スクリュ124は、好ましくは可能なかぎり大きい直径を有するように構成され、送りスクリュ90と干渉することがないように離されている。攪拌スクリュ124の好ましい直径は、約3インチである。さらに、攪拌スクリュのピン126のピッチは、中立または送りスクリュのピン92のピッチと反対である。攪拌スクリュ124は、モータ88およびギアボックス116に最も近いシャフト128上に形成されたプーリシステムを含む。プーリシステムのホイール130が、ホイール130の周囲を巡って延びるバンド132を有している。攪拌スクリュ124は、バンド132が送りスクリュ90のシャフトの外径に接触するように、供給ホッパー86の第1の端部104の開口を貫いて位置している。バンド132は、好ましくは、送りスクリュ90が回転するときに、ホイール130が送りスクリュ90とは反対の方向に回転して、攪拌スクリュ124を回転させるよう、充分な摩擦をもたらす材料から作られている。ホイール130および送りスクリュ90の直径の間の比は、攪拌スクリュ124が約192RPMで回転するような比である。
【0099】
動作時、攪拌スクリュ124は、好ましくは送りスクリュ90よりも速い速度で回転する。好ましい構成は、攪拌スクリュ124を1:6から1の比で機械的に駆動することである。送りスクリュ90に対する攪拌スクリュ124の回転速度、回転方向、および位置が、タバコ粒子の凝集を解体し、デッドゾーン118およびラットホール122の形成を防止する。これにより、機械を清掃のために定期的に停止させなくてもよいため、より効率的な袋詰めプロセスがもたらされる。
【0100】
随意より、粒子の凝集をさらに少なくして、タバコの処理を改善するために、攪拌スクリュ124と送りスクリュ90との間にスクリーン136を配置することができる。そのようなスクリーンの好ましいメッシュサイズは、6番のTylerスクリーンであるが、当該技術分野において知られているとおり、他のスクリーンも使用可能である。
【0101】
特許請求の範囲に記載される本発明の技術的範囲を逸脱することなく、これらの実施形態に加えられる幅広くさまざまな変更が存在し得ることに、留意すべきである。したがって、以上の詳細な説明は、本発明を限定するものというよりはむしろ例示として理解されるべきであり、本発明の技術的思想および技術的範囲が、以下の特許請求の範囲およびそのすべての均等物によって定められることを、理解すべきである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの口腔へと挿入されるように構成されたタバコ製品であって、
タバコ調合物を収容している透水性の小袋を備えており、タバコ調合物が、粒状のタバコ組成物およびミラクリンを含んでいる、タバコ製品。
【請求項2】
ユーザの口腔へと挿入されるように構成されたタバコ製品であって、
粒状のタバコ組成物を含むタバコ調合物を透水性の小袋に入れて備えており、前記透水性の小袋が、ミラクリンと反応させられている、タバコ製品。
【請求項3】
ユーザの口腔へと挿入されるように構成されたタバコ製品であって、
粒状のタバコ組成物を含むタバコ調合物を透水性の小袋に入れて備えており、前記透水性の小袋が、ミラクリンでコートされている、タバコ製品。
【請求項4】
無煙タバコ製品を入れておくための容器であって、
内部および外部を有している、未使用の無煙タバコ製品を入れておくための容器と、
前記容器の前記外部に取り付けられ、閉じた端部と、開いた端部と、前記開いた端部から延びているフラップとを有している添付物と、を備えている容器。
【請求項5】
前記添付物が、2つの対向する多重折りの側面をさらに備えており、閉じた端部が、多重折りの要素を含み、前記添付物を開放時に膨張できるようにしている、請求項4に記載の容器。
【請求項6】
前記添付物が、前記タブを受け入れて当該添付物を閉じるために、外面に形成されたスロットをさらに備えている、請求項5に記載の容器。
【請求項7】
前記フラップを前記添付物の外面へと取り付けて前記添付物を閉じるための接着剤をさらに備えている、請求項5に記載の容器。
【請求項8】
前記添付物が、防水材料で構成されている、請求項4に記載の容器。
【請求項9】
前記添付物が、第1の材料層および第2の材料層で構成されており、第1の材料層が、少なくとも前記添付物の内側を構成し、防水材料で構成されている、請求項4に記載の容器。
【請求項10】
前記添付物が、前記容器の前記外部に着脱可能に取り付けられている、請求項4に記載の容器。
【請求項11】
前記添付物が、前記容器の前記外部に恒久的に取り付けられている、請求項4に記載の容器。
【請求項12】
前記第1の材料層が、プラスチックフィルムであり、外側の材料層が、実質的に不透明である、請求項9に記載の容器。
【請求項13】
取り外し可能な材料が、前記添付物を前記容器の前記外部へと、前記添付物が平坦な状態であるように封じている、請求項4に記載の容器。
【請求項14】
前記取り外し可能な材料が、透明な材料である、請求項13に記載の容器。
【請求項15】
前記添付物の前記内側が、消毒剤を含んでいる、請求項9に記載の容器。
【請求項16】
前記添付物の内側が、殺菌剤を含んでいる、請求項9に記載の容器。
【請求項17】
無煙タバコ製品を入れておくための容器であって、
内部および外部を有している、未使用の無煙タバコ製品を入れておくための容器と、
前記容器の前記内部に取り付けられ、閉じた端部と、開いた端部と、前記開いた端部から延びているフラップとを有している添付物と、を備えている容器。
【請求項18】
前記添付物が、2つの対向する多重折りの側面をさらに備えており、閉じた端部が、多重折りの要素を含み、前記添付物を開放時に膨張できるようにしている、請求項17に記載の容器。
【請求項19】
前記添付物が、前記タブを受け入れて前記添付物を閉じるために、外面に形成されたスロットをさらに備えている、請求項18に記載の容器。
【請求項20】
前記フラップを前記添付物の外面へと取り付けて前記添付物を閉じるための接着剤をさらに備えている、請求項19に記載の容器。
【請求項21】
前記添付物が、防水材料で構成されている、請求項17に記載の容器。
【請求項22】
前記添付物が、第1の材料層および第2の材料層で構成されており、第1の材料層が、少なくとも前記添付物の内側を構成し、防水材料で構成されている、請求項17に記載の容器。
【請求項23】
前記添付物が、前記容器の前記外部に着脱可能に取り付けられている、請求項17に記載の容器。
【請求項24】
前記添付物が、前記容器の前記外部に恒久的に取り付けられている、請求項17に記載の容器。
【請求項25】
前記第1の材料層が、プラスチックフィルムであり、外側の材料層が、実質的に不透明である、請求項22に記載の容器。
【請求項26】
無煙タバコ製品を入れておくための容器であって、
内部および外部を有している、未使用の無煙タバコ製品を入れておくための容器と、
前記容器の前記外部へと取り付けられた添付物であって、閉じた端部と開いた端部とを有する可撓なバッグを含んでおり、前記可撓なバッグが、平坦な状態および開いた状態を有している添付物と、を備えている容器。
【請求項27】
前記可撓なバッグが、第1の面において前記容器の前記外部へと取り付けられている、請求項26に記載の容器。
【請求項28】
取り外し可能な材料が、前記可撓なバッグを前記容器の前記外部へと、前記可撓な袋が平坦な状態であるように封じている、請求項27に記載の容器。
【請求項29】
前記取り外し可能な材料が、前記可撓なバッグの前記第2の反対側の面の前記接着剤へと取り付けられている、請求項28に記載の容器。
【請求項30】
前記取り外し可能な材料を取り外すことで、前記可撓なバッグが開かれる、請求項29に記載の容器。
【請求項31】
無煙タバコ製品を入れておくための容器であって、
内部および外部を有している、未使用の無煙タバコ製品を入れておくための容器と、
前記容器の前記外部へと取り付けられた添付物であって、スロットが外面に形成されている小袋を含んでおり、前記小袋を、前記スロットを開いて前記小袋の内部にアクセスするために両側から圧迫することができる添付物と、を備えている容器。
【請求項32】
ユーザの口腔へと挿入されるように構成されたタバコ製品であって、
粒状のタバコ組成物を含むタバコ調合物を透水性の小袋に入れて備えており、前記透水性の小袋が、
鎮痛剤、バッファ、着色剤、発泡剤、または有機酸からなる群から選択される物質で処理されている、タバコ製品。
【請求項33】
無煙タバコのための容器であって、
蓋および対応する下部ピースを備えており、前記下部ピースが、外壁を有しており、少なくとも1つの分割壁が、前記外壁の向かい合わせの側面の間を延び、前記下部ピースを複数の区画に分割しており、
シールが、各々の区画を覆って取り外し可能に配置されている、容器。
【請求項34】
前記下部ピースを4つの区画へと分割する2つの分割壁をさらに備えている、請求項33に記載の容器。
【請求項35】
前記シールが、フラップを形成している連続的な材料片である、請求項33に記載の容器。
【請求項36】
複数のシールをさらに備えており、各々のシールが、フラップを形成しており、各々の区画を覆って配置されている個々に取り外し可能なシールである、請求項33に記載の容器。
【請求項37】
個々のシールの各々が、異なる色である、請求項36に記載の容器。
【請求項38】
前記シールが、空気および水分を通さない、請求項33に記載の容器。
【請求項39】
前記シールが、再シール可能である、請求項33に記載の容器。
【請求項40】
前記シールが、少なくとも1つのしるしをさらに備えている、請求項33に記載の容器。
【請求項41】
前記蓋、下部ピース、および少なくとも1つの分割壁が、低浸透性の材料から形成されている、請求項33に記載の容器。
【請求項42】
前記低浸透性の材料が、熱可塑性ポリマー、熱硬化性ポリマー、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、およびポリスチレンからなる群から選択される、請求項41に記載の容器。
【請求項43】
前記低浸透性の材料が、金属である、請求項33に記載の容器。
【請求項44】
前記下部ピースが、アルミニウムのライナをさらに備えている、請求項33に記載の容器。
【請求項45】
第1の端部および第2の端部を有している供給ホッパーと、
複数のピンを外周から突き出させており、第1のシャフトへと接続されており、前記第1のシャフトが前記第1のシャフトを回転させるためのモータに接続されている送りスクリュと、
前記送りスクリュに隣接して位置しており、複数のピンを外周から突き出させており、第2のシャフトへと接続されている攪拌スクリュと、を備えている、改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項46】
前記第2のシャフトの一端に形成されたホイールをさらに備えており、前記ホイールは、前記第1のシャフトが回転するときに前記第2のシャフトが反対方向に回転させられるように、前記第1のシャフトの外径に接触している、請求項45に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項47】
前記ホイールの外周に配置されたバンドをさらに備えており、前記バンドが、前記第1のシャフトとの摩擦の相互作用をもたらしている、請求項46に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項48】
前記第2のシャフトが、送りスクリュと比べたときに約1:6から1の比で回転する、請求項47に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項49】
前記攪拌スクリュの外周から突き出している前記ピンが、前記送りスクリュの前記外周から突き出しているピンのピッチに対して中立なピッチを有している、請求項45に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項50】
前記攪拌スクリュの前記外周から突き出している前記ピンが、前記送りスクリュの前記外周から突き出しているピンのピッチとは反対のピッチを有している、請求項45に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項51】
前記攪拌スクリュと前記送りスクリュとの間に位置するスクリーンをさらに備えている、請求項45に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項52】
前記攪拌スクリュが、約3インチの直径を有している、請求項45に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項53】
第1の端部と、第2の端部と、上部と、底部とを有している供給ホッパーと、
前記供給ホッパーの底部の付近に配置された第1の回転スクリュと、
前記第1の回転スクリュの上方に配置された第2の回転スクリュと、
前記第1のスクリュを前記第2のスクリュへと、前記第1のスクリュが回転するときに前記第2のスクリュが反対方向に回転するように接続しているプーリシステムと、を備えている改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項54】
前記第1の回転スクリュが、外径から複数のピンを突き出させている、請求項53に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項55】
前記第2の回転スクリュが、外径から複数のピンを突き出させている、請求項54に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項56】
前記第2の回転スクリュの前記外径から突き出している前記ピンが、前記第1の回転スクリュの前記外径から突き出している前記ピンと比べたとき、中立位置を有している、請求項55に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項57】
前記第2の回転スクリュが、前記第1の回転スクリュと比べたときに、約1:6から1の比で回転する、請求項53に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項58】
前記第1および第2の回転スクリュの間に配置されたスクリーンをさらに備えている、請求項53に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項59】
タバコホッパーにおけるタバコの詰まりを防止するための方法であって、
送りスクリュの外径から複数のピンを突き出させている前記送りスクリュを用意するステップと、
前記外径から複数のピンを突き出させている攪拌器を用意するステップと、
前記ホッパーを通ってタバコを移動させるために前記送りスクリュおよび前記攪拌スクリュを反対向きに回転させるステップと、を含んでいる方法。
【請求項60】
前記送りスクリュと前記攪拌スクリュとの間にスクリーンを設けるステップをさらに含んでいる、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
攪拌スクリュのピンのピッチが、送りスクリュのピンのピッチと比べたときに中立である、請求項59に記載の方法。
【請求項62】
攪拌スクリュのピンのピッチが、送りスクリュのピンのピッチと反対である、請求項59に記載の方法。
【請求項63】
前記攪拌スクリュの直径が、約3インチである、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
前記送りスクリュが、前記タバコホッパーの外へと突き出している第1のシャフトをさらに備えており、前記攪拌スクリュが、前記タバコホッパーの外へと突き出している第2のシャフトをさらに備えている、請求項69に記載の方法。
【請求項65】
前記第2のシャフトが、前記第2のシャフト上に形成されたホイールを有している、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
前記ホイールの外周の少なくとも一部分が、前記第1のシャフトの外周の少なくとも一部分に接触している、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
前記ホッパーを通ってタバコを移動させるために前記送りスクリュおよび前記攪拌スクリュを反対向きに回転させるステップは、前記ホイールが前記第1のシャフトと相互作用することによって達成される、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
前記ホイールの外周に配置されたバンドをさらに備えており、前記バンドが、前記第1のシャフトとの摩擦の相互作用をもたらす、請求項67に記載の方法。
【請求項1】
ユーザの口腔へと挿入されるように構成されたタバコ製品であって、
タバコ調合物を収容している透水性の小袋を備えており、タバコ調合物が、粒状のタバコ組成物およびミラクリンを含んでいる、タバコ製品。
【請求項2】
ユーザの口腔へと挿入されるように構成されたタバコ製品であって、
粒状のタバコ組成物を含むタバコ調合物を透水性の小袋に入れて備えており、前記透水性の小袋が、ミラクリンと反応させられている、タバコ製品。
【請求項3】
ユーザの口腔へと挿入されるように構成されたタバコ製品であって、
粒状のタバコ組成物を含むタバコ調合物を透水性の小袋に入れて備えており、前記透水性の小袋が、ミラクリンでコートされている、タバコ製品。
【請求項4】
無煙タバコ製品を入れておくための容器であって、
内部および外部を有している、未使用の無煙タバコ製品を入れておくための容器と、
前記容器の前記外部に取り付けられ、閉じた端部と、開いた端部と、前記開いた端部から延びているフラップとを有している添付物と、を備えている容器。
【請求項5】
前記添付物が、2つの対向する多重折りの側面をさらに備えており、閉じた端部が、多重折りの要素を含み、前記添付物を開放時に膨張できるようにしている、請求項4に記載の容器。
【請求項6】
前記添付物が、前記タブを受け入れて当該添付物を閉じるために、外面に形成されたスロットをさらに備えている、請求項5に記載の容器。
【請求項7】
前記フラップを前記添付物の外面へと取り付けて前記添付物を閉じるための接着剤をさらに備えている、請求項5に記載の容器。
【請求項8】
前記添付物が、防水材料で構成されている、請求項4に記載の容器。
【請求項9】
前記添付物が、第1の材料層および第2の材料層で構成されており、第1の材料層が、少なくとも前記添付物の内側を構成し、防水材料で構成されている、請求項4に記載の容器。
【請求項10】
前記添付物が、前記容器の前記外部に着脱可能に取り付けられている、請求項4に記載の容器。
【請求項11】
前記添付物が、前記容器の前記外部に恒久的に取り付けられている、請求項4に記載の容器。
【請求項12】
前記第1の材料層が、プラスチックフィルムであり、外側の材料層が、実質的に不透明である、請求項9に記載の容器。
【請求項13】
取り外し可能な材料が、前記添付物を前記容器の前記外部へと、前記添付物が平坦な状態であるように封じている、請求項4に記載の容器。
【請求項14】
前記取り外し可能な材料が、透明な材料である、請求項13に記載の容器。
【請求項15】
前記添付物の前記内側が、消毒剤を含んでいる、請求項9に記載の容器。
【請求項16】
前記添付物の内側が、殺菌剤を含んでいる、請求項9に記載の容器。
【請求項17】
無煙タバコ製品を入れておくための容器であって、
内部および外部を有している、未使用の無煙タバコ製品を入れておくための容器と、
前記容器の前記内部に取り付けられ、閉じた端部と、開いた端部と、前記開いた端部から延びているフラップとを有している添付物と、を備えている容器。
【請求項18】
前記添付物が、2つの対向する多重折りの側面をさらに備えており、閉じた端部が、多重折りの要素を含み、前記添付物を開放時に膨張できるようにしている、請求項17に記載の容器。
【請求項19】
前記添付物が、前記タブを受け入れて前記添付物を閉じるために、外面に形成されたスロットをさらに備えている、請求項18に記載の容器。
【請求項20】
前記フラップを前記添付物の外面へと取り付けて前記添付物を閉じるための接着剤をさらに備えている、請求項19に記載の容器。
【請求項21】
前記添付物が、防水材料で構成されている、請求項17に記載の容器。
【請求項22】
前記添付物が、第1の材料層および第2の材料層で構成されており、第1の材料層が、少なくとも前記添付物の内側を構成し、防水材料で構成されている、請求項17に記載の容器。
【請求項23】
前記添付物が、前記容器の前記外部に着脱可能に取り付けられている、請求項17に記載の容器。
【請求項24】
前記添付物が、前記容器の前記外部に恒久的に取り付けられている、請求項17に記載の容器。
【請求項25】
前記第1の材料層が、プラスチックフィルムであり、外側の材料層が、実質的に不透明である、請求項22に記載の容器。
【請求項26】
無煙タバコ製品を入れておくための容器であって、
内部および外部を有している、未使用の無煙タバコ製品を入れておくための容器と、
前記容器の前記外部へと取り付けられた添付物であって、閉じた端部と開いた端部とを有する可撓なバッグを含んでおり、前記可撓なバッグが、平坦な状態および開いた状態を有している添付物と、を備えている容器。
【請求項27】
前記可撓なバッグが、第1の面において前記容器の前記外部へと取り付けられている、請求項26に記載の容器。
【請求項28】
取り外し可能な材料が、前記可撓なバッグを前記容器の前記外部へと、前記可撓な袋が平坦な状態であるように封じている、請求項27に記載の容器。
【請求項29】
前記取り外し可能な材料が、前記可撓なバッグの前記第2の反対側の面の前記接着剤へと取り付けられている、請求項28に記載の容器。
【請求項30】
前記取り外し可能な材料を取り外すことで、前記可撓なバッグが開かれる、請求項29に記載の容器。
【請求項31】
無煙タバコ製品を入れておくための容器であって、
内部および外部を有している、未使用の無煙タバコ製品を入れておくための容器と、
前記容器の前記外部へと取り付けられた添付物であって、スロットが外面に形成されている小袋を含んでおり、前記小袋を、前記スロットを開いて前記小袋の内部にアクセスするために両側から圧迫することができる添付物と、を備えている容器。
【請求項32】
ユーザの口腔へと挿入されるように構成されたタバコ製品であって、
粒状のタバコ組成物を含むタバコ調合物を透水性の小袋に入れて備えており、前記透水性の小袋が、
鎮痛剤、バッファ、着色剤、発泡剤、または有機酸からなる群から選択される物質で処理されている、タバコ製品。
【請求項33】
無煙タバコのための容器であって、
蓋および対応する下部ピースを備えており、前記下部ピースが、外壁を有しており、少なくとも1つの分割壁が、前記外壁の向かい合わせの側面の間を延び、前記下部ピースを複数の区画に分割しており、
シールが、各々の区画を覆って取り外し可能に配置されている、容器。
【請求項34】
前記下部ピースを4つの区画へと分割する2つの分割壁をさらに備えている、請求項33に記載の容器。
【請求項35】
前記シールが、フラップを形成している連続的な材料片である、請求項33に記載の容器。
【請求項36】
複数のシールをさらに備えており、各々のシールが、フラップを形成しており、各々の区画を覆って配置されている個々に取り外し可能なシールである、請求項33に記載の容器。
【請求項37】
個々のシールの各々が、異なる色である、請求項36に記載の容器。
【請求項38】
前記シールが、空気および水分を通さない、請求項33に記載の容器。
【請求項39】
前記シールが、再シール可能である、請求項33に記載の容器。
【請求項40】
前記シールが、少なくとも1つのしるしをさらに備えている、請求項33に記載の容器。
【請求項41】
前記蓋、下部ピース、および少なくとも1つの分割壁が、低浸透性の材料から形成されている、請求項33に記載の容器。
【請求項42】
前記低浸透性の材料が、熱可塑性ポリマー、熱硬化性ポリマー、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、およびポリスチレンからなる群から選択される、請求項41に記載の容器。
【請求項43】
前記低浸透性の材料が、金属である、請求項33に記載の容器。
【請求項44】
前記下部ピースが、アルミニウムのライナをさらに備えている、請求項33に記載の容器。
【請求項45】
第1の端部および第2の端部を有している供給ホッパーと、
複数のピンを外周から突き出させており、第1のシャフトへと接続されており、前記第1のシャフトが前記第1のシャフトを回転させるためのモータに接続されている送りスクリュと、
前記送りスクリュに隣接して位置しており、複数のピンを外周から突き出させており、第2のシャフトへと接続されている攪拌スクリュと、を備えている、改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項46】
前記第2のシャフトの一端に形成されたホイールをさらに備えており、前記ホイールは、前記第1のシャフトが回転するときに前記第2のシャフトが反対方向に回転させられるように、前記第1のシャフトの外径に接触している、請求項45に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項47】
前記ホイールの外周に配置されたバンドをさらに備えており、前記バンドが、前記第1のシャフトとの摩擦の相互作用をもたらしている、請求項46に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項48】
前記第2のシャフトが、送りスクリュと比べたときに約1:6から1の比で回転する、請求項47に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項49】
前記攪拌スクリュの外周から突き出している前記ピンが、前記送りスクリュの前記外周から突き出しているピンのピッチに対して中立なピッチを有している、請求項45に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項50】
前記攪拌スクリュの前記外周から突き出している前記ピンが、前記送りスクリュの前記外周から突き出しているピンのピッチとは反対のピッチを有している、請求項45に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項51】
前記攪拌スクリュと前記送りスクリュとの間に位置するスクリーンをさらに備えている、請求項45に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項52】
前記攪拌スクリュが、約3インチの直径を有している、請求項45に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項53】
第1の端部と、第2の端部と、上部と、底部とを有している供給ホッパーと、
前記供給ホッパーの底部の付近に配置された第1の回転スクリュと、
前記第1の回転スクリュの上方に配置された第2の回転スクリュと、
前記第1のスクリュを前記第2のスクリュへと、前記第1のスクリュが回転するときに前記第2のスクリュが反対方向に回転するように接続しているプーリシステムと、を備えている改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項54】
前記第1の回転スクリュが、外径から複数のピンを突き出させている、請求項53に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項55】
前記第2の回転スクリュが、外径から複数のピンを突き出させている、請求項54に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項56】
前記第2の回転スクリュの前記外径から突き出している前記ピンが、前記第1の回転スクリュの前記外径から突き出している前記ピンと比べたとき、中立位置を有している、請求項55に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項57】
前記第2の回転スクリュが、前記第1の回転スクリュと比べたときに、約1:6から1の比で回転する、請求項53に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項58】
前記第1および第2の回転スクリュの間に配置されたスクリーンをさらに備えている、請求項53に記載の改善されたタバコ袋詰め機。
【請求項59】
タバコホッパーにおけるタバコの詰まりを防止するための方法であって、
送りスクリュの外径から複数のピンを突き出させている前記送りスクリュを用意するステップと、
前記外径から複数のピンを突き出させている攪拌器を用意するステップと、
前記ホッパーを通ってタバコを移動させるために前記送りスクリュおよび前記攪拌スクリュを反対向きに回転させるステップと、を含んでいる方法。
【請求項60】
前記送りスクリュと前記攪拌スクリュとの間にスクリーンを設けるステップをさらに含んでいる、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
攪拌スクリュのピンのピッチが、送りスクリュのピンのピッチと比べたときに中立である、請求項59に記載の方法。
【請求項62】
攪拌スクリュのピンのピッチが、送りスクリュのピンのピッチと反対である、請求項59に記載の方法。
【請求項63】
前記攪拌スクリュの直径が、約3インチである、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
前記送りスクリュが、前記タバコホッパーの外へと突き出している第1のシャフトをさらに備えており、前記攪拌スクリュが、前記タバコホッパーの外へと突き出している第2のシャフトをさらに備えている、請求項69に記載の方法。
【請求項65】
前記第2のシャフトが、前記第2のシャフト上に形成されたホイールを有している、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
前記ホイールの外周の少なくとも一部分が、前記第1のシャフトの外周の少なくとも一部分に接触している、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
前記ホッパーを通ってタバコを移動させるために前記送りスクリュおよび前記攪拌スクリュを反対向きに回転させるステップは、前記ホイールが前記第1のシャフトと相互作用することによって達成される、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
前記ホイールの外周に配置されたバンドをさらに備えており、前記バンドが、前記第1のシャフトとの摩擦の相互作用をもたらす、請求項67に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【公表番号】特表2011−529343(P2011−529343A)
【公表日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−521209(P2011−521209)
【出願日】平成21年7月24日(2009.7.24)
【国際出願番号】PCT/US2009/051641
【国際公開番号】WO2010/014506
【国際公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【出願人】(505191869)アール・ジエイ・レイノルズ・タバコ・カンパニー (36)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年7月24日(2009.7.24)
【国際出願番号】PCT/US2009/051641
【国際公開番号】WO2010/014506
【国際公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【出願人】(505191869)アール・ジエイ・レイノルズ・タバコ・カンパニー (36)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]