説明

無線機器識別子用のドメインIDマッピング

【課題】無線機器識別子用のドメインIDマッピング。
【解決手段】他の通信機器の無線通信ネットワーク識別子、例えば電話番号、又はモバイル識別番号(MIN)からドメインIDを生成し、TCP/IP対応ネットワークで直接通信するためのSIP URLを作成する無線機器及び方法。無線通信機器は、あるネットワーク識別子に対しては1より多いドメインIDを作成出来、SIP URLアドレス内に他の通信機器についての更なる情報を提供するためにドメインネーム中に地理的情報を含めることが出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2004年2月26日に出願されたシリアル番号第60/548,684号の米国特許仮出願、及び、2004年3月1日に出願されたシリアル番号第60/549,218号の米国特許仮出願、の利益を主張し、その全体はこの言及によりここに組み込まれている。
【0002】
(分野)
本発明は一般に無線通信(wireless telecommunications)に関連する。より詳細には、本発明は、TCP/IPプロトコルにおいて共通な、ドメイン識別子(domain identifiers)を、無線通信機器識別子(wireless telecommunication device identifiers)、例えばモバイル識別番号(MIN)及び電話番号など、にマッピングする(mapping)システム及び方法に関係する。
【背景技術】
【0003】
最初のセルラーネットワーク(cellular networks)は、AMPS(先進移動電話システム(Advanced Mobile Phone System))のようなアナログ無線伝送技術を使用して、1980年代の初めに紹介された。数年の内に、セルラーシステムは、何百万の新加入者が増加された通信時間を要求するサービスの契約をしたので、処理能力上限値に達した。ドロップされた呼び出し(dropped calls)及びネットワーク話中信号(network busy signal)が、多くのエリアにおいて一般的になった。限られた量の無線周波スペクトル内でより多くトラフィックに対応するために、産業界はTDMA(時分割多元接続(Time Division Multiple Access))、GSM(汎欧州デジタル移動電話方式(Global System for Mobile))そしてCDMA(符号分割多元接続(Code Division Multiple Access))と呼ばれるひとそろいの新しいデジタル無線技術を開発した。TDMAとGSMは、アナログシステムより3〜4倍より多くの容量を提供するためにタイム−シェアリング プロトコルを使用する。CDMAは、然しながら、情報チャンネルを互いに離れたままに維持するために直交符号(orthogonal codes)を使用する多元接続技術(a multiple access technique)に基づいている。
【0004】
CDMA技術の現代の標準規格、CDMA2000、は、標準CDMA通信チャネル上の音声及びデータのサービスの両方をサポートする。そのようなシステムにおいては、無線通信キャリアネットワーク(wireless telecommunication carrier networks)は、CDMAインフラストラクチャ(the CDMA infrastructure)上のオーバーレイインターネットプロトコル(IP)をベースにしたアプリケーションネットワーク(an overlay Internet Protocol based application network)として、CDMA加入者にデータサービスを提供する。セッションイニシエーションプロトコル(Session Initiation Protocol)(SIP)は、1人以上の参加者のセッション(session)を作り、修正し、そして終了するためのアプリケーション層コントロール(シグナリング)プロトコルである。CDMA2000の下で提供されるサービスにおいては、システムは、<username>@<domain)の形式でSIPユニバーサルリソースロケータ(a SIP universal resource locator)(URL)をベースにしたユーザーアドレスを使用する。SIP URLアドレス方式に基づいて、現在のマッピングテーブル(mapping table)中で定義されるようなデフォルト ドメインネーム(a default domain name)又はIDは、ENUM(RFC 3761)、電話番号、モバイル識別番号(MIN)、モバイルディレクトリ番号(MDN)、又は他の無線機器識別子、の後に付けられることが出来る。然しながら、サービスキャリア(a service carrier)は、その加入者に割り当てられた異なるドメインに基づくそのネットワークを区分すること(to partition )を欲するかもしれない、そして、現在の標準規格は、そのような区分することを許可しない。
【0005】
従って、無線通信キャリア(wireless telecommunication carriers)が彼らのネットワークを区分し、彼らの加入者のために複数のドメインIDを導入する(deploy)ことを可能にするシステム及び方法を提供することは好都合であろう。そのようなサービスは、キャリアの加入者が、別の無線機器と連絡をとりそしてキャリアの同じ無線データサービスを利用するために、電話番号をタイプ入力する(例、the MIN/MDN)のを可能にするだろう。そのようなシステム及び方法は、現在の無線通信インフラストラクチャ上でインプリメントされる(implemented)ことが可能であるべきである。このように、本発明が主として対象とするのは、そのような、無線通信機器識別子のドメインIDマッピングのシステム及び方法の提供にある。
【発明の開示】
【0006】
[要約]
簡単に説明すれば、本発明は、TCP/IPネットワークでの直接通信のため(to direct communications across a TCP/IP network)、電話番号又はモバイル識別番号(MIN)のような無線通信ネットワーク識別子から、SIP URLのようなドメインIDを生成出来る、無線通信機器である。前記無線通信機器は、着信するネットワーク識別子に対しては1より多いドメインIDを生成することが出来、そして、それがSIP URLアドレスを作った前記機器(for which it has created a SIP URL address)についての更なる情報を提供するために前記ドメインネームの中に、加入のエリア又はホーム地域に関する情報を含むことが出来る。本システムの使用を通して、無線通信システムキャリア(the wireless telecommunications systems carrier)は、MIN/MDN番号、例えば、電話番号のエリアコードにおいて既に識別されているような加入基準(subscription criteria)に基づきユーザに異なるドメインを割り当てることによって、SIL URLアドレシングを使用して、そのアプリケーションネットワークを区分することが出来る。アプリケーションネットワーク領域の定義が、無線機器加入者のMIN/MDNによって識別された無線通信ネットワーク領域又は地理的領域に、厳格に結び付けられること(to be rigidly tied)を必要としないので、ソリューション(solution)も又柔軟である。
【0007】
一実施例においては、少なくとも1つのメモリと1つの通信インタフェースとを有するコンピュータプラットフォームを含む無線通信機器が提供され、前記機器は更に、前記通信インタフェースを通して無線通信ネットワークと選択的にインタフェースをとりデータを送り受け取る(selectively interfacing and sending and receiving data across a wireless telecommunication network through the communication interface)。機器は更に、前記無線通信ネットワーク上で前記機器を識別する第1ネットワークプロトコルにおける、MIN又は電話番号のような特定の第1無線機器識別子を受け取る。前記機器は更に、SIP URL又はドメインIDのような第2ネットワークプロトコルにおける前記機器のための第2無線機器識別子を生成するために前記メモリ中にコンバータを含み、前記コンバータは、前記第1無線機器識別子に基づき複数の第2無線機器識別子を作ることができる。
【0008】
システムは従って、第1ネットワークプロトコルにおけるMINのような第1ネットワーク識別子を有する無線通信機器で、第2ネットワークプロトコルの、SIP URLのような第2ネットワーク識別子を生成する方法を提供する。前記方法は、前記無線通信機器から無線通信ネットワークと選択的にインタフェースをとるステップと、第2ネットワークプロトコルにおいて前記無線通信機器で第2ネットワーク識別子を生成するステップと、を備え、前記無線通信機器は、前記第1ネットワーク識別子に基づき複数の第2ネットワーク識別子を生成することができる。このように、知られているMINの終わりに1つのデフォルトドメインネームを付けるだけであるのとは対照的に、前記無線機器は、必要に応じ、任意の着信する第1ネットワーク識別子に対しいろいろなドメインIDを割り当てることが出来る。
【0009】
本発明の他の目的、利点及び特徴は、ここに記載された図面の簡単な説明、本発明の詳細な説明、そして特許請求の範囲、の調査後に明らかとなるであろう。
【0010】
[詳細な説明]
同様な数字が全体を通して同様な構成部品(element)を表わす図面に関して、図1は、無線通信システム10の例示的な実施例を示しており、それは、無線ネットワーク20で(across a wireless network)他の無線通信機器と共に、1以上の無線通信機器(wireless telecommunication devices)、例えば無線電話12、14、スマートページャ(smart pager)16、及び携帯情報端末(personal digital assistant)(PDA)18の間の通信チャンネル(communication channels)を与える(allows)。第1グループ通信サーバ26は、1以上の通信チャネルを、機器12、14、16、18のような1以上のモバイル通信機器(mobile communication devices)に提供し、そして少なくとも1つのモバイル通信機器、例えば携帯電話12など、は第1通信サーバ26によって提供される1以上の通信チャネル上で少なくともデータを選択的に伝える。少なくとも1つのデータサーバ28は、無線通信機器12、14、16、18とデータを通信し、そして、コンバータサーバ32は、音声データを1以上の通信チャネル上で伝送可能なデータに変換し、又、コンバータサーバ32は、変換された音声データを、少なくとも1つの通信チャネルを横切って(across at least one communication channel)少なくとも1つのモバイル通信機器、例えば携帯電話14など、への伝送のために、第1通信サーバ26に送る。無線通信機器12、14、16、18はまたここで、グループメンバー機器間で直接通信(direct communication)が持たれることが出来るプッシューツートーク(a push-to-talk)(PTT)グループ11の中に示されている。
【0011】
図1の中で示されるように、携帯電話12は、音声データを、典型的にはフレーム又はパケットで、無線ネットワーク20に、典型的には、無線ネットワークを横切って(across the wireless network)サーバ側LAN22上に存在する第1通信サーバ26に、送る。第1通信サーバ26は、データを、コンバータサーバ32に中継する(relays)。ここで更に説明される他の実施例においては、他のコンピュータ機器が、サーバ側LAN22上で駐在することが出来、或いは無線ネットワーク20を横切って無線機器にアクセス可能であることが出来る。第1通信サーバ26は、添付の又はアクセス可能なデータベース、例えば、無線機器のための加入者の識別データを保存する加入者データなど、を持つことが出来、それによって、様々な加入者のための通信が、即ち、どのモバイル機器12、14、16、18がどのフォーマットで通信出来るかが、システム10によって知られることが出来る、データベース24はまた、以下に更に説明されるように、無線機器がMIN/MDNをSIP URLsに変換するための参照テーブル(the look-up table)92(図4)を保持出来る。サーバ側LAN22上で、或いは無線ネットワーク20、又は一般にはインターネット、を横切って、駐在するコンピュータコンポーネントの数は制限されない、ということは理解されるべきである。
【0012】
一実施例において、モバイル機器12、14、16、18は、無線通信ネットワーク20上で音声データ及びデータ通信の両方を受け取ることが出来る。そして、帯域幅に対し必要に応じ、システム10は、第1通信サーバ26とモバイル機器12、14、16、18との間に第2通信チャネルを確立することが出来、そこでは、CDMA2000標準規格の中で規定されるように、第2の通信はまた、インタリーブされた(interleaved)音声及びデータパケットの両方をサポート出来る。更に、ここに示されるように、コンバータサーバ32は、好ましくは音声データをインターネットプロトコル(IP)データパケットに変換するが、音声データ及び他のコンピュータ可読データ(readable data)が同時にエンコードされることが出来る場合には、任意のデータフレームフォーマットを交互に使用することが出来る。このように、図1の実施例では、コンバータサーバ32は、携帯電話12のようなモバイル機器から両方の音声データを受け取り、受け取られた音声データをIPプロトコル中の音声パケットデータに変換し、IPパケットデータを音声アナログデータ、又は適切なフレーム中の音声データ、に戻すために逆の変換を行ない、そして、音声データを通信サーバ26に送ることが出来る。モバイル通信機器12、14、16、18がそのように具現化される場合、機器は、送信されたデータパケットを音声データに変換することが出来、又、そのような実施例においては、通信サーバ26は、IPパケットデータをモバイル機器12、14、16、18に中継するだけを必要とし、又、音声データへの変換がモバイル機器12、14、16、18で発生するので、コンバータサーバ32は不必要である。
【0013】
図2は、共通CDMA携帯電話通信コンフィギュレーション(a common CDMA cellular telecommunication configuration)31における無線ネットワークの一実施例の代表的な図であり、単一のウォルシュペアチャネル(a single Walsh pair channel)上の統合された音声及びデータの伝送(unified voice and data transmission)のために、データパケットプロトコル例えばIPプロトコルなどを使って互いに通信する機能(ability)をモバイル機器12、14、16、18に提供する沢山のコンバータサーバ32を有している。無線ネットワークは、単に例示的なものであって、任意のシステムを含めることが出来、それによって、遠隔のモジュールは、互いの間で、及び/又は、無線ネットワーク20の、無線ネットワークキャリア及び/又はサーバを制限無く含む、コンポーネントの間で、無線で通信する。一連のコンバータサーバ32は、グループ通信サーバLAN50に接続されている。各コンバータサーバ32は、様々なモバイルの機器のためにコンバータサーバ32が音声データをIPパケットデータに、及び、から変換出来るように、ここでは、IPプロトコルマルチプレックス(multiplex)(MUX)/デマルチプレックス(demultiplex)(DEMUX)として示されている。無線電話及び通信機器12、14、16、18は、データサービスオプションを使ってコンバータサーバ32からのパケットデータセッション(packet data sessions)をリクエスト出来る。
【0014】
コンバータサーバ32は、無線サービスプロバイダのパケットデータサービスノード(a wireless service provider's packet data service node)(PDSN)、例えばPSDN52など、に接続され、ここではキャリアネットワーク54上に常駐して示される。各PDSN52は、パケット制御機能(a packet control function)(PCF)62を通して、基地局60の基地局コントローラ64とインタフェースをとることが出来る。PCF62は、典型的に基地局60の中に位置する。キャリアネットワーク54は、メッセージサービスコントローラ(a messaging service controller)(「MSC」)58に送られたメッセージ(一般にデータパケットの形式で)を制御する。キャリアネットワーク30は、ネットワーク、インターネット及び/又はPOTS(「普通の従来の電話サービス(plain ordinary telephone system)」)によって、MSC32と通信する。典型的には、キャリアネットワーク54とMSC58との間のネットワーク又はインターネット接続が、データを転送し、そしてPOTSが音声情報を転送する。MSC58は、1以上の基地局60に接続されることが出来る。キャリアネットワークと同じような方法で、MSC58は、典型的に、データ転送用のネットワーク及び/又はインターネットと音声情報用のPOTSとの両方によって、ブランチーツーソース(the branch-to-source)(BTS)66に接続される。BTS66は最終的には(ultimately)、ショートメッセージサービス(「SMS」)又は本技術分野で知られた他の無線の手段によって、モバイル機器12、14、16、18のような無線機器に、そして、から、メッセージを無線で、ブロードキャストし(broadcast)、受け取る。
【0015】
無線電話14のような携帯電話及び通信機器は、増大したコンピューティング性能で製造されており、又、パーソナルコンピュータや携帯型PDAに等しくってきており、従って音声データと同じくらいの多くのコンピュータデータを伝える。これらの「スマート」携帯電話は、無線機器のプロセッサ上でダウンロード可能でそして実行可能なソフトウェアアプリケーションをソフトウェア開発者が作成することを可能にする。携帯電話14のような無線機器は、ウェブページ、アプレット(applets)、MIDlets、ゲーム及びストックモニタのような多くのタイプのアプリケーションを、或いはニュース及びスポーツ関連データのような単にデータを、ダウンロードし送ることが出来る。直接通信(direct communications)においては、携帯電話12のようなモバイル機器は、その音声及び/又はコンピュータデータを無線ネットワークに伝送するであろう、そして無線ネットワークの機器は、グループ通信サーバ32、を通して又は制御で、現れる(occur)であろう。機器の全てのデータパケットは、必ずしも、グループ通信サーバ32自体を通して移動する必要はないが、しかし、それは典型的に、セット12のメンバの識別情報(identity)を知っており(aware)、及び/又は、取り出すことが出来、或いは、セット12のメンバの識別情報を別のコンピュータ機器例えばマッピングサーバ36などに誘導する(direct)、唯一のサーバ側30のコンポーネントであるので、サーバ32は、結局のところは通信を制御することが出来なければならない。
【0016】
図2の中で更に示されるように、携帯電話14は、基地局60との通信チャネルを使用し、そしてフォワード基本チャネル(a forward fundamental channel)(F−FCH)及びリバース基本チャネル(a reverse fundamental channel)(R−FCH)を確立し、各基本チャンネルは、通信用にウォルシュコード(Walsh codes)を使用し、従って、専用チャンネルの確立は一対のウォルシュコード(a pair of Walsh codes)を必要とする。音声データについては、データは、データフレームに典型的にカプセル化され(encapsulated)、PCF60によって処理される。この実施例では、コンバータサーバ32は、PDSN52から標準音声パケットのストリーム(the stream)を受け取り、好ましくはIPプロトコル、例えば本技術分野で知られているような共通のボイス−オーバ−IPプロトコル(a common Voice-over-lP Protocol)など、の中で、音声パケットをデータパケットに変換するであろう。
【0017】
テレコミュニケーション(telecommunication)では、「フレーム(frame)」は、アドレシング(addressing)及び必要なプロトコル制御情報(the requisite protocol control information)を備えたユニットとしてネットワークポイント間で伝送されたデータである。フレーム中の情報又はデータは、より高いレベル或いは異なるプロトコルの中で使用される別のカプセル化されたフレームを含むことが出来る。実際に、多くの場合、データ中継(data relay)のために構成されたフレームは、典型的に、初期のプロトコルプログラムによってフレーム化されているデータを搬送する。従って、例えば、CDMA通信プロトコルの中で使用された音声パケットは、典型的に、第1伝送プロトコルのフレーム又はパケットの中にあるだろう、そして、コンバータサーバ32は、中継のためにIPプロトコルフレーム(第2伝送プロトコル)内に第1伝送プロトコルの音声パケットフレームをカプセル化することが出来るか、或いは、音声データをIPプロトコルデータに完全に変換することが出来る。もしそのように具現化されれば、コンバータサーバ32は同様に、IPプロトコルフレームから、音声データを取り除き、抽出し、又は変換し、そして、音声データを、典型的に共通音声パケット中継フォームで(in common voice packet relay form)、モバイル機器12、14、16、18への中継のための通信サーバ26に中継することができる。
【0018】
図3は、通信インタフェース92を備えた無線機器(携帯電話80)のコンピュータプラットフォーム82を例示するブロック図である。無線機器81は、PTT通信に携わるためにPTTボタン81を含んでいる。コンピュータプラットフォーム82は、音声とデータのパケットを処理出来、無線ネットワーク20で(across the wireless network)送信されたソフトウェアアプリケーションを受け取り、実行することが出来る。コンピュータプラットフォーム80は、他のコンポーネントの中に、特定用途向け集積回路(「ASIC」)84、又は他のプロセッサ、マイクロプロセッサ、論理回路、プログラマブルゲートアレイ、又は他のデータ処理装置を含む。ASIC84は、無線機器の製造の時にインストールされ、普通はアップグレード可能ではない。ASIC84又は他のプロセッサは、常駐アプリケーション環境(the resident application environment)を含み又ASIC84にロードされたオペレーティングシステムを含むことが出来るアプリケーションプログラミングインタフェース(「API」)層86を、実行する。常駐アプリケーション環境は、無線機器のメモリ88中の任意の常駐プログラムとインタフェースをとる。常駐アプリケーション環境の1例は、無線機器プラットフォーム用にQualcomm(R)によって開発された「無線のためのバイナリランタイム環境(binary runtime environment for wireless)」(BREW)ソフトウェアである。
【0019】
ここに示されるように、無線機器は、携帯電話81でありうるが、又、本技術分野で知られているようなコンピュータプラットフォームを備えた任意の無線機器、例えば、携帯情報端末(PDA)、グラフィックスディスプレイを備えたページャ、或いは無線通信ポータルを有し、そうでなければネットワーク又はインターネットに対して通信回線接続を有するかもしれない別のコンピュータプラットフォームなど、でもありうる。更に、メモリ88は、リードオンリー又はランダムアクセスメモリ(RAMとROM)、EPROM、EEPROM、フラッシュカード、或いはコンピュータプラットフォームに共通の任意のメモリで構成されることができる。コンピュータプラットフォーム82は、メモリ88の中では積極的に(actively)は使用されないソフトウェアアプリケーションの保存のためのローカルデータベース90もまた含むことができる。ローカルデータベース90は、典型的に1個以上のフラッシュメモリセルで構成されるが、磁気メディア、EPROM、EEPROM、光学メディア、テープ、或いはソフト又はハードディスクのような、本技術分野で知られているような任意の第二、又は第三の記憶装置でありうる。
【0020】
前の背景及び上記の説明は、CDMAインフラストラクチャ、プッシューツートークシステム、そしてドメインネームに翻訳するMIN/MDNパラメータの使用、の観点からのものである。本発明の範囲は、CDMA以外のネットワークトポロジー(network topologies)と、データを別の機器に伝送するアプリケーションを可能にするボイスオーバーIPシステム(voice over IP systems)及びMIN/MDN以外のドメインネームを翻訳するのに使用されることが出来るアドレッシングパラメータ(addressing parameters)を含んでいるデータ通信システム(data communication systems)と、を含む、ということは、当業者によって認識されるべきである。
【0021】
無線通信機器(the wireless telecommunication device)81において、通信インタフェース92は、無線通信ネットワーク20で(across the wireless telecommunication network)選択的にインタフェースをとり、データを送り、受け取り、そして、無線通信機器12、14、16、18(the wireless telecommunication device)は更に、通信する無線通信機器(a communicating wireless telecommunication device)12、14、16、18からのMIN/MDNのような、無線通信ネットワーク14上で特定の他の機器を識別する第1ネットワークプロトコルにおける第1無線機器識別子を受け取る。無線通信機器81は更に、第2ネットワークプロトコルにおいて特定の他の機器のための第2無線機器識別子を生成するコンバータ又は他のソフトウェアプログラムをメモリ88又はローカルデータベース90に含んでおり、その結果、通信は第2のネットワークプロトコルにおいて行なわれることができる。コンバータは、図4のドメインマッピングテーブル(the domain mapping table)92において示されるような、第1無線機器識別子に基づく複数の第2無線機器識別子を作ることが出来る。
【0022】
図4は、通信する機器に対しSIP URLを作成するために通信する無線通信機器のMINsの後ろにドメインIDを付ける(to append)無線通信機器上に常駐する(resident)参照テーブル(a look-up table)92の例示的な一実施例である。MIN−ドメインマッピングテーブル92は、このSIP URLアドレシングベースのデータアプリケーション(this SIP URL addressing based data application)を使用して、クライアント機器上で定義されることができる。これらのセッションは、インターネットマルチメディア会議、インターネット電話、そしてマルチメディア配布(multimedia distribution)を含んでいる。セッションのメンバは、マルチキャスト(multicast)経由で、又はユニキャスト(unicast)関係のメッシュ(a mesh)経由で、又はこれらの組合せによって通信することができる。SIP URLアドレスの一例は、「someone@10.1.2.3」である。
【0023】
無線通信機器12、14、16、18のユーザが、別の機器用のMIN/MDNをタイプ入力する場合、ドメインが、予め定義されたマッピングに従って特定の地域又はエリアが規定される番号の一部分(例えば電話番号のプレフィックス(a prefix)、又は一部分)に基づく電話番号上の後に付けられる。例えば、合衆国の中の番号に対しては、テーブル92において示されるように、エリアコードがmin−ドメイン マッピングテーブル92で使用されることができ、例として、エリアコード858,619は、regionSD.carrier.comにマッピングし(map)、エリアコード848,732は、regionNJ.carrier.comにマッピングする。
【0024】
PTT実施例においては、システム10は、各機器又は予め定義されたグループを識別するためにSIP URLのフォームのアドレスを使用する。全てのユーザは、彼らが所有するグループ無線通信機器毎に単一の固有のユーザーアドレスが割り当てられる。全ての予め定義されたグループは、単一の固有のグループアドレスが割り当てられる。これらのアドレスは、受信無線通信機器に明かされることができ、コンタクト情報を共有する時、無線機器間で交換されることができる。
【0025】
図5は、無線通信機器に対し作成されたSIP URLを使用する、グループ通信サーバ(a group communication server)96を通しての発信側無線機器(originating wireless device)94とターゲット無線通信(target wireless telecommunication)98機器との間のテレコミュニケーションの一実施例を例示する図である。そのようなシステム10において、ユーザがPTTに対するサービスに加入する時、PTTクライアントアプリケーション(the PTT client application)が機器にダウンロードされる。最初の加入の間に、ユーザーアドレスがPTTクライアント機器に割り当てられる。キャリア内電話(intra-carrier calls)の場合は、グループ機器は、SIP URL全体をタイプ入力することによってではなく、MIN/MDN番号を使用して互いにコンタクト出来る。ユーザは、ダイレクト電話の場合はMIN/MDN番号を、ad−hocグループ電話の場合はMIN/MDN番号の組み合わせを、単にタイプ入力(又は選択)し、ターゲット無線通信機器98へのPTT電話を開始するためにPTTボタン81を押すことが出来る。
【0026】
このように、使用の一つのプロセスでは、発信側機器94のユーザは、ターゲット機器98のMIN/MDN番号をマニュアルで入力し、そして、PTT電話を始めるためにPTTボタンを押す。ユーザは、そのユーザの機器の名前の下でMIN/MDNを保存することによって、コンタクトリスト中に別のユーザのためのコンタクトエントリ(the contact entry)を保存し、そして、ユーザが別のユーザから着信呼(an incoming call)を受け取る時、発呼者(the caller)のMIN/MDNが表示される。無線機器は、そのあと着信MIN/MDNをコンタクトエントリのリストの中に置き(そのように望まれれば自動的に)、ad−hocグループの名前の下でそのグループの中のメンバのためのMIN/MDNを備えた無線機域81で定義されたad−hocグループのためのコンタクトエントリを保存する。
【0027】
一実施例においては、デフォルトドメイン(a default domain)は、PTTシステム全体を通して、無線通信機器12、14、16、18でコンフィギュレーションされる(configured)。ユーザが発信通信(outgoing communication)のためにMIN/MDNをタイプ入力する時、デフォルトドメインは、番後の後ろに付けられる。予め定義されたグループ及びチャット−ルームのアドレスの場合は、別のデフォルトドメインが、ドメインネームの一部としてのストリング「グループ」及び「チャット」(the string "group" and "chat")と共に夫々使用されることができる。従って、グループ通信サーバ96に送信されたクライアントリクエストにおけるユーザーアドレス用のSIP URLは、次のフォーマットである:<phone−number>@<default−domain>。このアプローチは、無線機器、即ち、各クライアント上で予めコンフィギュレーションされる(pre-configured)デフォルトドメイン、上で最小限の変更(minimal changes)を必要とする。
【0028】
MINドメインを備える別の実施例においては、マッピングテーブルは、図4及び5において示されるように、システム全体を通して無線機器上でコンフィギュレーションされる(configured)。発信側無線機器94が、ターゲット無線機器98に対しMIN/MDNをタイプ入力する時、ドメインが、マッピングテーブル92に従って、特定の地域又はエリアを規定することが出来る番号の一部分(例えば電話番号の、エリアコードプリフィックス又は一部分、など)に基づき、MIN/MDN上で後に付けられる。MIN−ドメインマッピングテーブル92は、キャリア−コンフィギュレーション可能 パラメータ(a carrier-configurable parameter)であり、キャリアが、その加入者に互いにコンタクトするためにMIN/MDN番号をタイプ入力することを許可したい時に、使用される。MIN−ドメインマッピングテーブル92は、単一のドメインにマッピングされる複数のプリフィックス(multiple prefixes)を定義できる。従って、発信側無線機器94のユーザが電話するためにMIN/MDNをタイプ入力する時、発信側無線機器94は、MIN−ドメインマッピングテーブル92中のドメインを調べるために使用される電話番号の部分を検知する。そのあと機器は、ドメインIDマッピングテーブル92の中のドメイン用のドメインIDを調べ、そして、グループ通信サーバ96に呼リクエストメッセージ(the CALL request message)の中で送られるSIP URL アドレスにおいてターゲット無線機器を生成する(generate)ために電話番号の後にドメインIDを付ける。
【0029】
図6は、PTTグループのようなプッシューツートーク(PTT)システムにおける他の通信する無線通信機器のためにMINの後に付けられたドメインIDに対し無線通信機器12上で実行するプロセスの典型的な実施例のフローチャートである。ユーザは、通信する機器(図3における無線通信機器80)のMINを入力し、PTTボタン(PTTボタン81)を押す。その後、決定102で示されるように、コンタクトされるように望まれたMINのために第2識別子が作成されているどうかについて決定される。もし機器80のローカルデータベース90の中に存在する場合、MINは、PTTグループ11からの通信する無線機器から受け取られた前の通信から作成されていた可能性が最も高い。従って、もし第2識別子が決定102において存在する場合は、そのあとプロセスはステップ104で示されるように保存されている第2識別子を取り出し、そしてプロセスはステップ110に進み、出力メッセージ(the outgoing communication)の後ろに第2識別子を付ける。
【0030】
もし第2識別子が決定102においてない場合は、そのときは第2識別子が、ステップ106で示されるように、調査テーブル92(図4)を使用して作成され、そのあと、ステップ108で示されるように、生成された第2識別子はMINのために保存される。そのあと第2識別子は、ステップ110で示されるように、保存された第2識別子がステップ104で取り出された後に同様に届けられる(arrived)MINの後ろに付けられる。最後に、ステップ112で示されるように、PTTメッセージは、第2識別子を後ろに付けて伝送される。PTTメッセージは、テキスト、VoIP、プログラム、又は、メッセージ伝達目的のためにSIP URLアドレスを使用するであろう任意の他の通信、でありえる。
【0031】
このように、無線通信機器12、14、16、18から無線通信ネットワーク20と選択的にインタフェースをとるステップと、そのあと第1識別子を、通信する無線通信機器(送信側機器94のような)から受け取るステップと、そして、通信する無線通信機器に対し第2ネットワークプロトコルにおいて無線通信機器12、14、16、18で第2ネットワーク識別子を生成するステップ、なお、無線通信機器は図4及び5におけるドメインIDマッピングテーブルからのように第1ネットワーク識別子に基づき複数の第2ネットワーク識別子を生成できる、と、を通して、無線通信ネットワーク20上で他の無線機器のための第1ネットワークにおける第1ネット識別子を有する無線通信機器12、14、16、18でSIP URLのような第2ネットワークプロトコルの第2ネットワーク識別子を生成する方法をシステム10が提供する、ということが理解されることができる。
【0032】
一実施例においては、第2ネットワークプロトコルはTCP/IPであり得、又、第2無線機器識別子はセッションイニシエーションプロトコル ユニバーサルリソースロケータ(a session initiation protocol universal resource locator)(SIP URL)であり得て、そして、第2ネットワーク識別子を生成するステップは、そのときは、SIP URLを生成することである。そして、もし第1ネットワークプロトコルが電話通信プロトコルで、第1無線機器識別子が電話番号である場合、第2ネットワーク識別子を生成するステップは、電話番号の後ろにドメインを付けることである。第1無線機器識別子がモバイル識別番号(MIN)である場合、図4及び5に示されるように、第2ネットワーク識別子を生成するステップは、MINの後ろにドメインを付けることである。
【0033】
別の実施例においては、第2ネットワーク識別子を生成するステップは、無線通信機器12、14、16、18の特定の地理的領域のためのドメインIDを使用するような、通信する無線通信機器の地理的位置に関する情報を含む第2ネットワーク識別子を生成することを含んでいる。方法は更に、第1無線機器識別子に基づき通信する無線通信機器のための複数の第2ネットワーク識別子を生成する、例えば1より多くの可能なSIP URLを作る、ステップを含むことが出来る。一例示的な実施例では、第2ネットワーク識別子を生成するステップは、第1ネットワーク識別子を第2ネットワーク識別子に変換する参照テーブル92(図4)を使用することから生じる。
【0034】
本発明の好ましいそして代替の実施例が示されているが、ここに添付されている特許請求の範囲に記載されているような本発明の根底にある精神及び範囲から逸脱することなく、本発明の要件のフォームとアレンジメントにおいてある変更がなされることが出来る、ということは理解されるべきである。更に、本発明の要件は単数で、説明され又は特許請求の範囲で記載されるかもしれないが、単数への制限が明示的に述べられなければ、複数は意図されている。又、ここに使用されているように、用語「例示的な(exemplary)」は、単に説明のためであることを意図されており、「好ましい」或いはそうでなければ何らかの優先度を意味するようには意図されていない。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】図1は、無線ネットワークで他の無線通信機器のグループと通信する無線通信機器を備えた無線通信ネットワークの例示的実施例の代表的な図である。
【図2】図2は、音声アナログ及び/又はIPパケット データ通信を使用する無線通信機器間の通信におけるIPパケット機能を備えた共通CDMA携帯電話通信コンフィギュレーションでの無線通信ネットワークの一実施例の代表的な図である。
【図3】図3は、例示的な一実施例における無線通信機器のコンピュータプラットフォームを示すブロック図である。
【図4】図4は、通信する機器用のSIP URLを作成するために通信する無線通信機器のMINの後ろにドメインIDをつける無線通信機器上に常駐する参照テーブルの例示的な実施例である。
【図5】図5は、無線通信機器上で作成されたSIP URLを使用する送信側と受信側の無線通信機器間のテレコミュニケーションの一実施例を例示する図である。
【図6】図6は、プッシューツートーク(PTT)システムにおける他の通信する無線通信機器用のMINの後ろにつけられたドメインIDに対し無線通信機器上で実行するプロセスの例示的な実施例のフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのメモリと1つの通信インタフェースとを有するコンピュータプラットフォームを備える無線通信機器であって、更に、前記通信インタフェースを通して無線通信ネットワークと選択的にインタフェースをとりデータを送り受け取り、更に、前記無線通信ネットワーク上で、通信する無線通信機器から第1ネットワークプロトコルにおける第1無線機器識別子を受け取り、そして更に、第2ネットワークプロトコルにおける通信する無線通信機器のための第2無線機器識別子を生成するために前記メモリ中にコンバータを含む、なお前記コンバータは前記第1無線機器識別子に基づき複数の第2無線機器識別子を作ることができる、機器。
【請求項2】
前記第1ネットワークプロトコルは電話通信プロトコルであり、前記第1無線機器識別子は電話番号である、請求項1記載の無線通信機器。
【請求項3】
前記第1無線機器識別子はモバイル識別番号(MIN)である、請求項1記載の無線通信機器。
【請求項4】
前記第2ネットワークプロトコルはTCP/IPであり、前記第2無線機器識別子はセッションイニシエーションプロトコル ユニバーサルリソースロケータ(SIP URL)である、請求項1記載の無線通信機器。
【請求項5】
前記第2無線機器識別子は、前記通信する無線通信機器の地理的な場所に関する情報を含む、請求項1記載の無線通信機器。
【請求項6】
前記コンバータは更に、前記第1無線機器識別子に基づき前記通信する無線通信機器のための複数の第2無線機器識別子を生成する、請求項1記載の無線通信機器。
【請求項7】
前記コンバータは、前記第1無線機器識別子を第2無線機器識別子に変換する参照デーブルである、請求項1記載の無線通信機器。
【請求項8】
前記コンバータは、前記MINをTCP/IPの下のドメインIDにマッピングする、請求項3記載の無線通信機器。
【請求項9】
無線通信ネットワークでデータを送り受け取る無線通信手段であって、更に、前記無線通信ネットワーク上で通信する無線通信機器のための第1ネットワークプロトコルにおける第1識別子を受け取り、
データを保存するメモリ手段と;
前記無線通信ネットワークでデータを選択的に送り受け取る手段と;そして
第2ネットワークプロトコルにおける前記通信する無線通信機器のための第2識別子を前記第1識別子から生成するコンバータ手段と、なお前記コンバータ手段は更に前記第1識別子に基づき複数の第2識別子を作ることができる;
を備える、無線通信手段。
【請求項10】
無線通信ネットワーク上で他の無線通信機器のために第1ネットワークプロトコルにおける第1ネットワーク識別子を有する無線通信機器で、第2ネットワークプロトコルの第2ネットワーク識別子を生成する方法であって、
前記無線通信機器から無線通信ネットワークと選択的にインタフェースをとるステップと;
通信する無線通信機器から第1ネットワーク識別子を受けとるステップと;
前記通信する無線通信機器のために第2ネットワークプロトコルにおいて前記無線通信機器で第2ネットワーク識別子を生成するステップと、なお、前記無線通信機器は前記第1ネットワーク識別子に基づき複数の第2ネットワーク識別子を生成することができる;
を備える、方法。
【請求項11】
前記第2ネットワークプロトコルはTCP/IPであり、前記第2無線機器識別子はセッションイニシエーションプロトコル ユニバーサルリソースロケータ(SIP URL)であり、第2ネットワーク識別子を生成する前記ステップは、SIP URLを生成することである、請求項10記載の方法。
【請求項12】
前記第1ネットワークプロトコルは電話通信プロトコルであり、前記第1無線機器識別子は電話番号であり、第2ネットワーク識別子を生成する前記ステップは、前記電話番号の後ろにドメインを付けることである、請求項11記載の方法。
【請求項13】
前記第1無線機器識別子はモバイル識別番号(MIN)であり、第2ネットワーク識別子を生成する前記ステップは、前記MINの後ろにドメインを付けることである、請求項10記載の方法。
【請求項14】
第2ネットワーク識別子を生成する前記ステップは、前記通信する無線通信機器の前記地理的な場所に関する情報を含む第2ネットワーク識別子を生成することを含む、請求項10記載の方法。
【請求項15】
前記第1無線機器識別子に基づき前記通信する無線通信機器のための複数の第2ネットワーク識別子を生成するステップを、更に備える請求項10記載の方法。
【請求項16】
第2ネットワーク識別子を生成する前記ステップは、前記第1ネットワーク識別子を第2ネットワーク識別子に変換する参照デーブルを使用することから発生する、請求項10記載の方法。
【請求項17】
通信する無線通信機器から第1ネットワークプロトコルにおける第1ネットワーク識別子を受けとる無線通信機器で第2ネットワークプロトコルの第2ネットワーク識別子を生成する方法であって、前記無線通信機器は前記第1ネットワーク識別子に基づき複数の第2ネットワーク識別子を生成することができ、
前記無線通信機器から無線通信ネットワークと選択的にインタフェースをとるステップと;
前記通信する無線通信機器のために第2ネットワークプロトコルにおける無線通信機器で第2ネットワーク識別子を生成するステップと;
を備える、方法。
【請求項18】
無線通信コンピュータ機器によって実行される時、
前記無線通信機器から無線通信ネットワークと選択的にインタフェースをとるステップと;
通信する無線通信機器から第1ネットワーク識別子を受けとるステップと;そして
前記通信する無線通信機器のために第2ネットワークプロトコルにおいて前記実行する無線通信機器で第2ネットワーク識別子を生成するステップと、なお、前記無線通信機器は前記第1ネットワーク識別子に基づき複数の第2ネットワーク識別子を生成することができる;
を前記実行する無線通信機器に行なわせる、ことを通して、
前記通信する無線通信機器のために第1ネットワークプロトコルにおける第1ネットワーク識別子から第2ネットワークプロトコルの第2ネットワーク識別子を生成する、コンピュータプログラム。
【請求項19】
前記第2ネットワークプロトコルはTCP/IPであり、前記第2無線機器識別子はセッションイニシエーションプロトコル ユニバーサルリソースロケータ(SIP URL)であり、前記プログラムは、第2ネットワーク識別子を生成する前記ステップに、SIP URLを生成させる、請求項18記載のコンピュータプログラム。
【請求項20】
前記第1ネットワークプロトコルは電話通信プロトコルであり、前記第1無線機器識別子は電話番号であり、前記プログラムは、第2ネットワーク識別子を生成する前記ステップに、前記電話番号の後ろにドメインを付けさせる、請求項19記載のコンピュータプログラム。
【請求項21】
前記第1無線機器識別子はモバイル識別番号(MIN)であり、前記プログラムは、第2ネットワーク識別子を生成する前記ステップに、前記MINの後ろにドメインを付けさせる、請求項18記載のコンピュータプログラム。
【請求項22】
前記プログラムは、第2ネットワーク識別子を生成する前記ステップに、前記通信する無線通信機器の前記地理的な場所に関する情報を含む第2ネットワーク識別子を生成させる、請求項18記載のコンピュータプログラム。
【請求項23】
前記プログラムは更に、前記無線通信コンピュータ機器に、前記第1無線機器識別子に基づき前記通信する無線通信機器のための複数の第2ネットワーク識別子を生成するステップを行なわせる、請求項18記載のコンピュータプログラム。
【請求項24】
前記プログラムは、第2ネットワーク識別子を生成する前記ステップに、前記第1ネットワーク識別子を第2ネットワーク識別子に変換する参照デーブルを使用させる、請求項18記載のコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2007−528157(P2007−528157A)
【公表日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−500830(P2007−500830)
【出願日】平成17年2月25日(2005.2.25)
【国際出願番号】PCT/US2005/006634
【国際公開番号】WO2005/082111
【国際公開日】平成17年9月9日(2005.9.9)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】