説明

無線通信システムにおけるポーリングのための方法および装置

【課題】データパケット通信システムは、冗長に送信されるデータ量を低減して受信機のポーリングが達成される自動再送要求(ARQ)を実現する。
【解決手段】送信機の送信バッファが空になること、ポーリングタイマの時間切れ、無線リンク制御(RLC)プロトコルデータユニット(PDU)のカウントのしきい値に達することなど、ポーリングイベントが起こると、送信機はポーリングコマンドを受信機に送信する。このポーリングコマンドは、低減された量のデータを送信する可変サイズのPDUに再セグメント化することによって、どのRLC PDUよりも小さくなる。通信規格が、HSPA+(高速パケットアクセスエボリューション)および3GPP LTE(ロングタームエボリューション)の1キロバイトを超過するなど、より大きいPDUに向かって発展するにつれて、この非効率は影響が大きくなる。

【発明の詳細な説明】
【優先権の主張】
【0001】
米国特許法第119条における優先権の主張
本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により明確に本明細書に組み込まれる、2007年3月1日に出願された「METHOD AND APPARATUS FOR EFFICIENT RLC POLLING」と題する米国特許出願第60/915,426号の優先権を主張するものである。
【技術分野】
【0002】
本明細書は、信頼性のある確認型通信のための無線アクセスネットワークを用いた送信機から受信機へのデータパケット送信に関する。
【背景技術】
【0003】
3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクトThird Generation Partnership Project)規格シリーズのレイヤ2規格は無線リンク制御(RLC:Radio Link Control)プロトコルの一部として自動再送要求(ARQ:Automatic Repeat Request)機構を特徴とする。RLCがプロトコルデータユニット(PDU)を生成すると、データは、下位レイヤに送られ、データの受信が受信機によって肯定応答されるか、または廃棄タイマがPDUを廃棄するように指示するまでバッファに入れられる。単調増加するシーケンス番号が各PDUに割り当てられるので、受信機は、受信したPDUのストリームを再順序付けすること、ならびに受信したシーケンス中で欠落したパケットを検出することが可能になる。
【0004】
RLCは、ステータスPDUを介して受信機からバッファステータス情報を搬送するパケットフォーマットおよび手順、ならびに選択されたRLC PDU中で指定された「ポール」ビットを設定することによって実行される、送信機がその情報を要求する手順を特定する。
【0005】
様々なタイマおよびイベントがポールコマンドまたはステータス制御コマンドのいずれかの送信をトリガする。たとえば、N個のPDUが送信されるたびに、またはRLCバッファ中の最後のデータが送信されるときはいつでも、送信機は周期的間隔でポールコマンドを送信することができる。受信機は、周期的間隔で(すなわち、N個のPDUが受信されるたびに)、または欠落したPDUがシーケンス番号中の穴のため検出されるときはいつでも、ポールコマンドに応答して自律的にステータスPDUを送信することができる。
【0006】
送信機がポールを送信すべきとき、送信機は、まだ肯定応答されていないRLC PDUを選択し、受信機にポールコマンドを伝達するためにポールビットを「1」に設定してPDUを再送信する。そのような実装形態の一例がユニバーサル移動体通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication)リリース5にある。HSPA+(高速パケットアクセスエボリューション(High-Speed Packet Access Evolution))と3GPP LTE(第3世代パートナーシッププログラムロングタームエボリューション(Third Generation Partnership Project Long Term Evolution))の両方のシステムアーキテクチャの変更は、オーバーヘッドを低減するためにより大きいPDUをサポートすることである。完全なPDUを再送信することは、サイズが大きくないPDUにとって十分な解決策であったが、より新しいシステムでは大きいPDUを再送信することは不経済になることがある。
【発明の概要】
【0007】
開示する態様のうちのいくつかの態様についての基本的な理解を与えるために、以下に簡略化した概要を示す。この概要は、包括的な概観ではなく、主要なまたは重要な要素を特定するものでも、そのような態様の範囲を規定するものでもない。その目的は、記載する特徴のいくつかの概念を、後に示すより詳細な説明に対する前置きとして簡素化した形で提示することである。
【0008】
1つまたは複数の態様およびその対応する開示に従って、ユーザデータを再送信する要求を低減し、したがってデータ効率を高める形でポーリング要求を送信するデータパケット送信アプローチに関する様々な態様について説明する。
【0009】
一態様では、データの送信を低減してローカル送信機からリモート受信機への信頼性のある送信を行うための方法が提供される。無線リンク制御コマンドがローカル送信機からリモート受信機に送信される。ポーリングイベントを検出したことに応答した、低減した量のユーザプレーンデータおよびポール指示の送信により、ポーリングコマンドが送信される。それに応答して、ステータスPDUが受信される。
【0010】
別の態様では、データの送信を低減してローカル送信機からリモート受信機への信頼性のある送信を行うための少なくとも1つのプロセッサが提供される。第1のモジュールが無線リンク制御コマンドをローカル送信機からリモート受信機に送信する。第2のモジュールが、ポーリングイベントを検出したことに応答した、低減した量のユーザプレーンデータおよびポール指示の送信により、ポーリングコマンドを送信する。さらに、第3のモジュールがステータスPDUを受信する。
【0011】
追加の態様では、データの送信を低減してローカル送信機からリモート受信機への信頼性のある送信を行うためのコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータ可読媒体は、コンピュータに、ローカル送信機からリモート受信機への無線リンク制御コマンドを送信させ、ポーリングイベントを検出したことに応答した、低減した量のユーザプレーンデータおよびポール指示の送信により、ポーリングコマンドを送信させ、ステータスPDUを受信させるコードのセットを備える。
【0012】
さらなる態様では、無線リンク制御コマンドをローカル送信機からリモート受信機に送信する手段と、ポーリングイベントを検出したことに応答した、低減した量のユーザプレーンデータおよびポール指示の送信により、ポーリングコマンドを送信する手段と、ステータスPDUを受信する手段とを有することによって、データの送信を低減してローカル送信機からリモート受信機への信頼性のある送信を行うための装置が提供される。
【0013】
別の追加の態様では、データの送信を低減してローカル送信機からリモート受信機への信頼性のある送信を行うための装置が提供される。ローカル送信機が無線リンク制御コマンドをリモート受信機に送信する。ポーリングコンポーネントが、ポーリングイベントを検出したことに応答した、低減した量のユーザプレーンデータおよびポール指示の送信により、ローカル送信機を介してポーリングコマンドを送信する。ローカル受信機がステータスPDUを受信する。
【0014】
さらに他の一態様では、データの送信を低減してリモート送信機からローカル受信機への信頼性のある送信を行うための方法が提供される。無線リンク制御コマンドが、リモート送信機からローカル受信機へ受信される。ポーリングイベントを検出したことに応答した、低減した量のユーザプレーンデータおよびポール指示の送信により、ポーリングコマンドが受信される。ステータスPDUが送信される。
【0015】
さらに別の態様では、データの送信を低減してリモート送信機からローカル受信機への信頼性のある送信を行うための少なくとも1つのプロセッサが提供される。第1のモジュールがリモート送信機からローカル受信機への無線リンク制御コマンドを受信する。第2のモジュールが、ポーリングイベントを検出したことに応答した、低減した量のユーザプレーンデータおよびポール指示の送信により、ポーリングコマンドを受信する。第3のモジュールがステータスPDUを送信する。
【0016】
さらに追加の態様では、データの送信を低減してリモート送信機からローカル受信機への信頼性のある送信を行うためのコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータ可読媒体は、コンピュータに、リモート送信機からローカル受信機への無線リンク制御コマンドを受信させ、ポーリングイベントを検出したことに応答した、低減した量のユーザプレーンデータおよびポール指示の送信により、ポーリングコマンドを受信させ、ステータスPDUを送信させるコードのセットを備える。
【0017】
またさらなる態様では、リモート送信機からローカル受信機への無線リンク制御コマンドを受信する手段と、ポーリングイベントを検出したことに応答した、低減した量のユーザプレーンデータおよびポール指示の送信により、ポーリングコマンドを受信する手段と、ステータスPDUを送信する手段とを有することによって、データの送信を低減してリモート送信機からローカル受信機への信頼性のある送信を行うための装置が提供される。
【0018】
またさらなる追加の態様では、データの送信を低減してリモート送信機からローカル受信機への信頼性のある送信を行うための装置が提供される。ローカル受信機がリモート受信機への無線リンク制御コマンドを受信する。ポーリングイベントを検出したことに応答して、低減した量のユーザプレーンデータおよびポール指示を送信するローカル受信機を介して、ポーリングコンポーネントがポーリングコマンドを受信する。ローカル送信機がステータスPDUを送信する。
【0019】
上記および関連する目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明し、特許請求の範囲において具体的に指摘する特徴を備える。以下の説明および添付の図面は、いくつかの例示的な態様を詳細に記載し、本態様の原理が使用できる様々な方法のうちのほんのいくつかを示すものである。他の利点および新規の特徴は、以下の詳細な説明を図面とともに検討すれば明らかになり、開示する態様は、すべてのそのような態様およびそれらの均等物を含むものとする。
【0020】
本開示の特徴、特性、および利点は、全体を通じて同様の参照符号が同様のものを指す図面とともに、以下に記載する詳細な説明を読めば明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】信頼性のある確認型データパケットの送信機による送信および受信機による受信のための通信システムのブロック図。
【図2】ポーリングコマンドを利用する信頼性のある送信のための方法の流れ図。
【図3】別の態様のRCL AMデータ(AMD)PDUの例示的なデータ構造のブロック図。
【図4】さらなる態様に従った、ポール情報を通信するために使用されるデータPDUのブロック図。
【図5】ポーリングコマンドをサポートするための一態様に従った、多元接続無線通信システムの図。
【図6】ポーリングコマンドをサポートするための通信システムの概略ブロック図。
【図7】受信機にポーリングコマンドを送信するためのモジュールを有する送信機のブロック図。
【図8】ポーリングコマンドを受信し、ステータスPDUで応答するためのモジュールを有する受信機のブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
データパケット通信システムは、送信機と受信機との間の送信のための無線リンク制御(Radio Link Control)プロトコルを使用する。無線リンク制御は、受信機ステータスを要求し、失われたデータを再送信することによる無損失配信サービスを特徴とする自動再送要求(ARQ:Automatic Repeat Request)を備える。受信機ステータスを求める要求をポーリングと呼び、潜在的に冗長な送信データの量を低減して受信機のポーリングを達成するための構成について説明する。送信機の送信バッファが空になること、ポーリングタイマの時間切れ、RLCプロトコルデータユニット(PDU)カウントのしきい値に達すること、またはいくつかのアウトスタンディング(outstanding)送信バイトしきい値に達することなど、ポーリングイベントが起こると、送信機は受信機にポーリングコマンドを送信する。このポーリングコマンドは、すでに送信されたPDUを、低減された量のデータを送信する可変サイズのPDUにセグメント化または再セグメント化することによって、どのRLC PDUよりも小さくなる。セグメント化は、すでに形成されたPDUのサブセットを送信する動作である。再セグメント化は、すでに形成されたPDUのセグメントをセグメント化する動作である。一般性のために、再セグメント化を、セグメント化または再セグメント化のいずれかを指すことに用いる。したがって、ポーリングコマンドを使用すると、アクセス端末からステータスPDUを呼び出すようにポーリングビットを設定して完全なRLC PDUを再送信する従来の手法を使用せずに済む。通信規格が、HSPA+(高速パケットアクセスエボリューション:High-Speed Packet Access Evolution)および3GPP LTE(すなわち、ロングタームエボリューション(LTE))の1キロバイトを超過するなど、より大きいPDUに向かって発展するにつれて、この非効率は影響が大きくなる。
【0023】
次に、図面を参照しながら様々な態様について説明する。次の記述では、説明の目的で、1つまたは複数の態様についての完全な理解を与えるために多数の具体的な詳細について述べる。ただし、様々な態様は、これらの具体的な詳細なしに実施できることは明白であろう。他の例では、これらの態様の説明を容易にするために、よく知られている構造およびデバイスをブロック図の形で示す。
【0024】
本出願で使用する「コンポーネント(構成要素)」、「モジュール」、「システム」などの用語は、コンピュータ関連のエンティティ、ハードウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアのいずれかを指すものとする。たとえば、コンポーネントは、プロセッサ上で動作するプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータとすることができるが、これらに限定されない。例として、サーバ上で動作するアプリケーションとそのサーバの両方をコンポーネントとすることができる。1つまたは複数のコンポーネントは実行のプロセスおよび/またはスレッド内に常駐することができ、1つのコンポーネントを1つのコンピュータに局所化し、および/または2つ以上のコンピュータ間に分散させることができる。
【0025】
「例示的」という用語は、本明細書では、例、事例、または例示として機能することを意味するために使用される。本明細書で「例示的」として説明されるいかなる態様または設計も、必ずしも他の態様または設計より好ましいまたは有利であると解釈すべきではない。
【0026】
さらに、標準的なプログラミングおよび/またはエンジニアリング技法を使用して、開示する態様を実装するようにコンピュータを制御するためのソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの任意の組合せを生成する方法、装置、または製造品として1つまたは複数のバージョンを実装することができる。本明細書で使用する「製造品」(または代替的に「コンピュータプログラム製品」)という用語は、任意のコンピュータ可読デバイス、キャリア、または媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含するものとする。たとえば、コンピュータ可読媒体は、磁気記憶デバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなど)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多目的ディスク(DVD)など)、スマートカード、およびフラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック)を含むことができるが、これらに限定されない。さらに、電子メールを送信および受信する際またはインターネットもしくはローカルエリアネットワーク(LAN)などのネットワークにアクセスする際に使用される搬送波など、搬送波を使用して、コンピュータ可読電子データを搬送することができることを諒解されたい。もちろん、開示する態様の範囲から逸脱することなく、この構成に対して多数の改変を行うことができることを当業者ならば認識するであろう。
【0027】
様々な態様を、いくつかのコンポーネントやモジュールなどを含むシステムに関して提示する。様々なシステムは、追加のコンポーネントやモジュールなどを含んでもよく、および/または各図に関連して論じるコンポーネントやモジュールなどのすべてを含まなくてもよいことを理解および諒解されたい。これらの手法の組合せも使用できる。本明細書で開示する様々な態様は、タッチスクリーンディスプレイ技術および/またはマウスおよびキーボードタイプインターフェースを利用するデバイスを含む、電気デバイス上で実行できる。そのようなデバイスの例には、コンピュータ(デスクトップおよびモバイル)、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、および有線と無線の両方の他の電子デバイスがある。
【0028】
図面を参照すると、図1において、通信システム10は送信機12から受信機14への信頼性のあるデータパケット送信を行う。ユーザデータは複数の無線リンク制御(RLC)PDU16、17、18にセグメント化され、RLC PDU16、17、18は、無線リンク制御22によってリンク24上で送信されるまで送信機(TX)ウィンドウ20中に記憶され、受信機14によって受信され、受信機14のRLC26は、RXウィンドウステータスコンポーネント30によって追跡されるシグナリングステータスとともに処理するために、受信したRLC PDU16〜18をRXウィンドウ28中に記憶する。送信機12のTXウィンドウポールイベント(たとえばタイマ)コンポーネント32は、受信機14のRXウィンドウ28のステータスが必要かどうかを判断する。ポールコマンドメッセージ34がRXウィンドウポーリングコンポーネント36によって準備され、リンク24を介して受信機14に送信され、受信機14はアップリンク40を介してRXウィンドウステータス38で応答する。
【0029】
無線リンク制御は、とりわけ、たとえばHSPAのRLCおよび3GPPのLTEのRLCとしてARQ(自動再送要求:Automatic Repeat re-quest )を使用可能にする遠隔通信システムの「レイヤ2」におけるプロトコルであることを、本開示の利益とともに諒解されたい。さらに、本明細書に記載の技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAシステム、および他のシステムなど、様々な無線通信システムに使用できる。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装することができる。UTRAは広帯域CDMA(W−CDMA)およびCDMAの他の変形態を含む。CDMA2000は、IS−2000規格、IS−95規格およびIS−856規格を包括する。TDMAシステムは広域移動体通信システム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communication)などの無線技術を実装することができる。OFDMAシステムは、Evolved UTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMax)、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装することができる。UTRAおよびE−UTRAはユニバーサル移動体通信システム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)は、ダウンリンク上ではOFDMAを利用し、アップリンク上ではSC−FDMAを利用するE−UTRAを使用する近々発表されるリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。これらの様々な無線技術および規格は当技術分野で知られている。
【0030】
HSPA+およびLTEによってもたらされる発展より前に、RLCは、ユーザデータを、たとえば20、40または80バイトの固定サイズPDUにセグメント化したことを、本開示の利益とともに諒解されたい。このため、送信バッファが空になった後にポーリングを開始するために、20、40または80バイトの1つのPDUを、ポールビットを設定して再送信する必要があることを諒解されたい。しかしながら、この方法は、ユーザのペイロードのサイズと比較して大きくないオーバーヘッドをもたらす。
【0031】
HSPA+およびLTEのための通信プロトコルは、プロトコル効率を改善し、処理を低減するために、可変サイズのRLC PDUを可能にする。今度は、RLC PDUサイズは、チャネル上に割り振られたトランスポートブロックのサイズに従って選択される。非常に高いスループットが物理レイヤで可能になると仮定すれば、RLC PDUのサイズは1キロバイトを超過する可能性がある。既存の規格の改変がなければ、RLCは、受信機をポーリングするために、場合によっては大きい1つのそのようなRLC PDUを送信することが必要になることを諒解されたい。様々な態様は、ポーリング情報を通信するために必要なオーバーヘッドを最小にする無線通信システムにおけるポールを開始することに関する。特に、一態様は、以前に送信されたユーザデータの再送を必要とせずにポール情報を通信することに関する。現在の方法よりも効率的な、ポール情報を通信するための様々な方法について以下で論じる。
【0032】
図2において、ポーリングを送信するための方法100は、データ伝送効率を高めるために、RLC PDU16〜18を再送信するのではなく、ポールイベントを検出する複数の方法ならびにポールコマンド34をフォーマットするための複数の方法を示す。代替的にまたは選択的に使用される各タイプのポールコマンド34は、RLC PDU16〜18よりも実質的に小さい。ブロック102で、ポーリングイベントがポーリングタイマの時間切れであるかどうかに関する決定を行う。そうでない場合、ブロック104で、PDUカウントまたはバイト数のしきい値が満たされたかどうかに関するさらなる決定を行う。そうでない場合、ブロック106で、送信機(TX)ウィンドウが空かどうかに関するまたさらなる決定を行う。本発明は、ポーリングコマンドを開始するためにどのポーリングイベントを使用するかにかかわらず適用できることに留意されたい。本発明は、将来規定される他のポーリングイベントに適用する。空でない場合、プロセスはブロック102に戻り、ポーリングイベントが検出されるのを待ち続ける。1つまたは2つのそのようなイベントのみがモニタできることを諒解されたい。
【0033】
たとえば、ブロック102、104、106で、ポーリングイベントのいずれかが検出された場合、ブロック108でポールコマンドの送信が実行される。例示的なバージョンでは、ポールコマンド34を、ポーリング指示が設定されたセグメント化または再セグメント化されたRLC PDUとして記述する(ブロック114)。次いで、ブロック116で、送信機は、ステータスPDUである受信機からの応答を受信する。
【0034】
0以上の長さのRLC AMデータ(AMD)PDUをもつポール。RLC AMD PDUフォーマットは、データを含まないか、またはすでに形成されたPDUよりも少ないデータを含む、再セグメント化されたAMD PDU230を実施するように適合できる。上位レイヤからのデータ情報はAMデータ(AMD)と呼ばれる。図3は、D/Cビット232とシーケンス番号フィールド234とを第1のオクテット中に有し、シーケンス番号フィールド236と、ポールビット238と、次のオクテットがヘッダ情報(LI)であるかデータであるかを示す2ビットHEフィールド240とを第2のオクテット中に有し、長さインジケータフィールド242と、次のオクテットがヘッダであるかデータであるかを示す1ビットE(拡張)フィールドとを第3のオクテット中に有する再セグメント化データを移送するAMD PDU230の例示的な一般フォーマットを示す。ヘッダは、すでに形成されたPDU内の再セグメント化データの位置を示す、241で示されるセグメントオフセットを含む。ヘッダは、再セグメント化データの量を示す、243で示されるセグメント長を含むことがある。
【0035】
最大送信シーケンス番号がNである場合、ポールコマンドは、ペイロード長が「0」であるRLC AMD PDU210上でポールビットを「1」に設定することによって受信機に伝達できる。長さインジケータは「0」に設定されてもよい。受信機は、ゼロデータと設定されたポールビットとをもつPDUをポーリングコマンドとして解釈し、その受信バッファ中に受信したPDUを記憶しようと試みない。特定の意味論に応じて、PDU中のシーケンス番号をN+1またはN+d(dは整数)に設定することによって、ポールコマンドとともに最大シーケンス番号を示すことができる。
【0036】
ただし、受信機手順は、上記のように空のAMD PDUの受信に対処するように変更できることを諒解されたい。
【0037】
ポールコマンドを伝達するために使用されるRLC AMD PDU260を図4に例として示す。第1のオクテットは、D/Cビット262とシーケンス番号フィールド264とを備えるものとして示される。第2のオクテットは、シーケンス番号フィールド266と、ポールビット268と、HEフィールド270とからなる。オプションの第3のオクテットは、長さインジケータフィールド272とEビット274とからなる。N−2番目のオクテットは、長さインジケータフィールド276とEフィールド278とを含む。Nー1番目のオクテットはデータ280を含む。N番目のオクテットはパッドまたはピギーバックステータスPDUフィールド282を有する。
【0038】
本発明の態様は、Radio Link Control(RLC) protocol specification Release 7 3GPP TS 25.322およびSpecification Group Radio Access Network、Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA) と Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network(E-UTRAN)、Radio Link Control (RLC) protocol specification Release 8 3GPP TS 36.322を含むが、これらに限定されない、無線リンク制御(RLC)プロトコル規格の任意のバージョンを実装するシステムに関連する。ただし、様々な態様が他のタイプのネットワークに適用可能であることを諒解されたい。
【0039】
無線通信システムは、ボイス、データなど様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されることを諒解されたい。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅および送信電力)を共有することによって、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムとすることができる。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムを含む。
【0040】
概して、無線多元接続通信システムは、複数の無線端末のための通信を同時にサポートすることができる。各端末は、順方向および逆方向リンク上の送信を介して1つまたは複数の基地局と通信する。順方向リンク(またはダウンリンク)とは、基地局から端末への通信リンクを指し、逆方向リンク(またはアップリンク)とは、端末から基地局への通信リンクを指す。この通信リンクは、1入力1出力(SISO)、多入力1出力、または多入力多出力(MIMO)システムを介して確立できる。
【0041】
MIMOシステムは、データ送信用の複数(N)個の送信アンテナおよび複数(N)個の受信アンテナを使用する。N個の送信アンテナおよびN個の受信アンテナによって形成されたMIMOチャネルは、空間チャネルとも呼ばれるN個の独立チャネルに分解でき、ここで、N≦min{N,N}である。N個の独立チャネルの各々は1つの次元に対応する。複数の送信チャネルおよび受信チャネルによって生成された追加の次元数が利用された場合、MIMOシステムは改善されたパフォーマンス(たとえば、より高いスループットおよび/またはより大きい信頼性)を与えることができる。
【0042】
MIMOシステムは時分割複信(TDD:Time Division Duplex)および周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)システムをサポートする。TDDシステムでは、順方向および逆方向リンク伝送が同一周波数領域上で行われるので、相反定理による逆方向リンクチャネルからの順方向リンクチャネルの推定が可能である。これにより、複数のアンテナがアクセスポイントで利用可能なとき、アクセスポイントは順方向リンク上で送信ビームフォーミング利得を取り出すことが可能になる。
【0043】
図5を参照すると、一態様による多元接続無線通信システムが示されている。アクセスポイント300(AP)は複数のアンテナグループを含み、あるグループは304と306とを含み、別のグループは308と310とを含み、追加のグループは312と314とを含む。図5では、アンテナグループごとに2つのアンテナのみが示されているが、アンテナグループごとにより多いまたはより少ないアンテナが利用できる。アクセス端末316(AT)はアンテナ312および314と通信中であり、アンテナ312および314は、順方向リンク320上でアクセス端末316に情報を送信し、逆方向リンク318上でアクセス端末316から情報を受信する。アクセス端末322はアンテナ306および308と通信中であり、アンテナ306および308は、順方向リンク326上でアクセス端末322に情報を送信し、逆方向リンク324上でアクセス端末322から情報を受信する。FDDシステムでは、通信リンク318、320、324および326は、通信のための異なる周波数を使用することができる。たとえば、順方向リンク320は、逆方向リンク318によって使用される周波数とは異なる周波数を使用することができる。
【0044】
アンテナの各グループ、および/またはアンテナが通信するために設計された領域は、しばしば、アクセスポイントのセクタと呼ばれる。本態様では、アンテナグループはそれぞれ、アクセスポイント300によってカバーされる領域のセクタ内で複数のアクセス端末に通信するように設計される。
【0045】
順方向リンク320および326上の通信では、アクセスポイント300の送信アンテナは、異なるアクセス端末316および324に対して順方向リンクの信号対雑音比を改善するためにビームフォーミングを利用する。さらに、ビームフォーミングを使用して、そのカバレッジ中にランダムに分散された複数のアクセス端末に送信するアクセスポイントでは、単一のアンテナを介してそのアクセス端末の全てに送信するアクセスポイントよりも、隣接セル中のアクセス端末への干渉が小さくなる。
【0046】
アクセスポイントは、端末との通信に使用される固定局とすることができ、アクセスポイント、ノードB、または他の何らかの用語で呼ばれることもある。アクセス端末は、アクセス端末、ユーザ装置(UE)、無線通信デバイス、端末、アクセス端末または他の何らかの用語で呼ばれることもある。
【0047】
図6は、MIMOシステム400における送信機システム410(アクセスポイントとしても知られる)および受信機システム450(アクセス端末としても知られる)の態様のブロック図である。送信機システム410において、いくつかのデータストリームのトラフィックデータがデータソース412から送信(TX)データプロセッサ414に与えられる。
【0048】
一態様では、各データストリームは、それぞれの送信アンテナを介して送信される。TXデータプロセッサ414は、符号化データを供給するために、そのデータストリーム用に選択された特定の符号化方式に基づいて、データストリームごとにトラフィックデータをフォーマット化し、符号化し、インタリーブする。
【0049】
各データストリームの符号化データは、OFDM技法を使用してパイロットデータと多重化できる。パイロットデータは、一般に、知られている方法で処理される、知られているデータパターンであり、チャネル応答を推定するために受信機システムで使用される。次いで、各データストリームの多重化されたパイロットデータおよび符号化データは、変調シンボルを供給するために、そのデータストリーム用に選択された特定の変調方式(たとえば、BPSK、QSPK、M−PSK、またはM−QAM)に基づいて変調(すなわち、シンボルマッピング)される。各データストリームのデータ転送速度、符号化、および変調は、プロセッサ430によって実行される命令によって決定される。
【0050】
次いで、すべてのデータストリームの変調シンボルがTX MIMOプロセッサ420に供給され、TX MIMOプロセッサ420はさらに(たとえば、OFDMの場合)その変調シンボルを処理する。次いで、TX MIMOプロセッサ420は、N個の変調シンボルストリームをN個の送信機(TMTR)422a〜422tに供給する。いくつかの実装形態では、TX MIMOプロセッサ420は、ビームフォーミング重みをデータストリームのシンボル、およびそのシンボルが送信されているアンテナに付加する。
【0051】
各送信機422は、それぞれのシンボルストリームを受信し、処理して、1つまたは複数のアナログ信号を供給し、さらに、それらのアナログ信号を調整(たとえば、増幅、フィルタリング、およびアップコンバート)して、MIMOチャネルを介した送信に適した変調信号を供給する。次いで、送信機422a〜422tからのN個の変調信号はそれぞれ、N個のアンテナ424a〜424tから送信される。
【0052】
受信機システム450において、送信された変調信号はN個のアンテナ452a〜452rによって受信され、各アンテナ452から受信された信号は、それぞれの受信機(RCVR)454a〜454rに供給される。各受信機454は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、およびダウンコンバート)し、この調整された信号をデジタル化して、サンプルを供給し、さらにそれらのサンプルを処理して、対応する「受信」シンボルストリームを供給する。
【0053】
次いで、RXデータプロセッサ460は、特定の受信機処理技法に基づいてN個の受信機454からN個の受信シンボルストリームを受信し、処理して、N個の「検出」シンボルストリームを供給する。次いで、RXデータプロセッサ460は、各検出シンボルストリームを復調し、ディインタリーブし、復号して、データストリームに対するトラフィックデータを復元する。RXデータプロセッサ460による処理は、送信機システム410においてTX MIMOプロセッサ420およびTXデータプロセッサ414によって実行される処理と相補的である。
【0054】
プロセッサ470は、どのプリコーディング行列(以下で論じる)を使用すべきかを定期的に判断する。プロセッサ470は、行列インデックス部とランク値部とを備える逆方向リンクメッセージを作成する。
【0055】
逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する様々なタイプの情報を備えることができる。次いで、逆方向リンクメッセージは、データソース436からいくつかのデータストリームのトラフィックデータをも受信するTXデータプロセッサ438によって処理され、変調器480によって変調され、送信機454a〜454rによって調整され、送信機システム410に戻される。
【0056】
送信機システム410において、受信機システム450からの変調信号は、アンテナ424によって受信され、受信機422によって調整され、復調器440によって復調され、受信機システム450によって送信された逆方向リンクメッセージを抽出するためにRXデータプロセッサ442によって処理される。次いで、プロセッサ430は、ビームフォーミング重みを決定するためにどのプリコーディング行列を使用すべきかを判断し、次いで、抽出されたメッセージを処理する。
【0057】
一態様では、論理チャネルは、制御チャネルとトラフィックチャネルとに分類される。論理制御チャネルは、システム制御情報をブロードキャストするためのDLチャネルであるブロードキャスト制御チャネル(BCCH)を含む。ページング制御チャネル(PCCH)は、ページング情報を転送するDLチャネルである。マルチキャスト制御チャネル(MCCH)は、1つまたは複数のMTCHについてのマルチメディアブロードキャストおよびマルチキャストサービス(MBMS)のスケジューリングおよび制御情報を送信するために使用されるポイントツーマルチポイントDLチャネルである。概して、RRC接続を確立した後、このチャネルは、MBMS(注:古いMCCH+MSCH)を受信するUEによって使用されるだけである。専用制御チャネル(DCCH)は、専用制御情報を送信するポイントツーポイント双方向チャネルであり、RRC接続を有するUEによって使用される。態様では、論理トラフィックチャネルは、ユーザ情報を転送するための1つのUEに専用のポイントツーポイント双方向チャネルである専用トラフィックチャネル(DTCH)を備える。さらに、トラフィックデータを送信するためのポイントツーマルチポイントDLチャネルであるマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)を備える。
【0058】
一態様では、トランスポートチャネルは、DLとULとに分類される。DLトランスポートチャネルは、ブロードキャストチャネル(BCH)と、ダウンリンク共有データチャネル(DL−SDCH)と、UE省電力化(DRXサイクルがネットワークによってUEに示される)をサポートするためのページングチャネル(PCH)とを含み、これらのチャネルは、セル全体にわたってブロードキャストされ、他の制御/トラフィックチャネル用に使用できるPHYリソースにマッピングされる。ULトランスポートチャネルは、ランダムアクセスチャネル(RACH)、要求チャネル(REQCH)、アップリンク共有データチャネル(UL−SDCH)、および複数のPHYチャネルを含む。PHYチャネルは、DLチャネルとULチャネルとのセットを含む。
【0059】
DL PHYチャネルは、共通パイロットチャネル(CPICH)、同期チャネル(SCH)、共通制御チャネル(CCCH)、共有DL制御チャネル(SDCCH)、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)、共有UL割当てチャネル(SUACH)、肯定応答チャネル(ACKCH)、DL物理共有データチャネル(DL−PSDCH)、UL電力制御チャネル(UPCCH)、ページングインジケータチャネル(PICH)、負荷インジケータチャネル(LICH)を含む。UL PHYチャネルは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)、チャネル品質インジケータチャネル(CQICH)、肯定応答チャネル(ACKCH)、アンテナサブセットインジケータチャネル(ASICH)、共有要求チャネル(SREQCH)、UL物理共有データチャネル(UL−PSDCH)、ブロードバンドパイロットチャネル(BPICH)を含む。
【0060】
図7において、送信機500は、モジュール502として示される、複数のRLC PDUを送信するための手段を含む。送信機500は、モジュール504として示される、送信機ウィンドウを維持するための手段を含む。送信機500は、モジュール506として示される、受信機からステータスPDUを受信するための手段を含む。送信機500は、機能510として示される、3つの例示的なモジュールのうちの1つまたは複数を含むポーリングイベントをモニタするための手段を含む。第1に、空の送信機ウィンドウを検出するためのモジュール512が設けられる。第2に、しきい値に達したことを検出するためにRLC PDUまたはRLCのアウトスタンディングバイトを計数するためのモジュール514が設けられる。第3に、ポーリングタイマのためのモジュール516が設けられる。送信機500は、3つの例示的なモジュールのうちの1つまたは複数を含むポーリングコマンドを生成するための機能518を含む。第1に、ステータスPDUに組み込まれるポールスーパーフィールド(SUFI)を送信するためのモジュール520が設けられる。第2に、ポーリングPDU RLCコマンドを送信するためのモジュール522が設けられる。第3に、データがなく、設定されたポールビットをもつRLC PDUを送信するためのモジュール524が設けられる。
【0061】
図8において、受信機600は、モジュール602として示される、複数のRLC PDUを受信するための手段を含む。受信機600は、モジュール604として示される、受信機ウィンドウを維持するための手段を含む。受信機600は、モジュール606として示される、ポールコマンドに応答してステータスPDUを送信するための手段を含む。
【0062】
受信機600は、データがなく、設定されたポールビットをもつRLC PDUをポーリングコマンドとして解釈する手段を含み、受信時にその受信バッファを変更しない。
【0063】
上記で説明したことは、様々な態様の例を含む。もちろん、様々な態様を説明する目的でコンポーネントまたは方法のあらゆる想到できる組合せを説明することは不可能であるが、多くのさらなる組合せおよび置換えが可能であることを当業者は認識されよう。したがって、本明細書は、添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲内に含まれる、すべてのそのような代替形態、改変形態、および変形形態を包含するものとする。
【0064】
特に、上記のコンポーネント、デバイス、回路、システムなどによって実行される様々な機能に関して、そのようなコンポーネントを説明するために用いた用語(「手段(means)」への参照を含む)は、特に指示のない限り、開示した構造に構造的に均等ではないが、本明細書で示した例示的な態様における機能を実行する、説明したコンポーネントの特定の機能(たとえば、機能上の均等物)を実行する任意のコンポーネントに対応するものとする。この点について、様々な態様は、システム、ならびに様々な方法の行為および/またはイベントを実行するためのコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータ可読媒体を含むことを認識されよう。
【0065】
さらに、特定の特徴をいくつかの実装形態のうちの1つに関連してのみ開示したが、所与または特定の適用例にとって所望され、有利なように、そのような特徴を他の実装形態の1つまたは複数の他の特徴と組み合わせることができる。「含む(include)」および「含む(including)」という用語およびそれらの変形が、発明を実施するための形態または特許請求の範囲のいずれかで使用される限り、これらの用語は、「備える(comprising)」という用語と同様に包括的なものとする。さらに、発明を実施するための形態または特許請求の範囲のいずれかで使用される「または(or)」という用語は、「非排他的なまたは(non-exclusive or)」を意味するものとする。
【0066】
さらに、諒解されるように、開示したシステムおよび方法の様々な部分は、人工知能、機械学習、または知識ベースもしくはルールベースのコンポーネント、下位コンポーネント、プロセス、手段、方法、または機構(たとえば、サポートベクターマシン、ニューラルネットワーク、エキスパートシステム、ベイズの信念ネットワーク、ファジー論理、データ融合エンジン、クラシファイヤなど)を含むか、またはそれらからなる。そのようなコンポーネントは、とりわけ、システムおよび方法の部分をより適応的ならびに効率的で知的にするために、それによって実行されるいくつかの機構またはプロセスを自動化することができる。限定ではなく例として、送信機(たとえば、アクセスノード)は、ポーリングイベントが効率的な方法でスケジューリングされ、ならびに、同様の条件下で同一または同様の機械との以前の相互作用に基づいて、あるタイプのポールコマンドを選択するように、データチャネルおよび受信機(たとえば、アクセス端末)の能力を推定または予測することができる。
【0067】
上記で説明した例示的なシステムに鑑みて、開示した主題に従って実装できる方法について、いくつかの流れ図を参照しながら説明した。説明を簡単にするために、方法を一連のブロックとして図示および説明したが、いくつかのブロックは本明細書で図示および説明したブロックとは異なる順序で、および/または他のブロックと同時に、行うことができるので、主張する主題はブロックの順序によって限定されないことを理解および諒解されたい。さらに、本明細書に記載の方法を実装するために、図示したすべてのブロックが必要とされるわけではない。さらに、本明細書で開示した方法は、そのような方法をコンピュータに移送および転送することを可能にするために製造品に記憶することが可能であることをさらに諒解されたい。本明細書で使用する製造品という用語は、任意のコンピュータ可読デバイス、キャリア、または媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含するものとする。
【0068】
全体的または部分的に、参照により本明細書に組み込まれると言われる任意の特許、公報、または他の開示資料は、その組み込まれる資料が本開示で説明した既存の定義、記述、または他の開示資料と競合しない限り、本明細書に組み込まれることを諒解されたい。したがって、必要な限り、本明細書で明示的に説明した開示は、参照により本明細書に組み込まれる任意の競合する資料に取って代わる。参照により本明細書に組み込まれると言われるが、本明細書で説明した既存の定義、記述、または他の開示資料と競合する、いかなる資料またはその部分も、その組み込まれる資料と既存の開示資料との間に競合が生じない限り、組み込まれる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ送信の低減された、ローカル送信機からリモート受信機への信頼性のある送信方法であって、
無線リンク制御コマンドをローカル送信機からリモート受信機に送信することと、
ポーリングイベントおよびポーリング指示を検出したことに応答して、低減した量のユーザプレーンデータを送信することによって、ポーリングコマンドを送信することと、 を備える方法。
【請求項2】
前記ポーリングコマンドに応答して、ステータスPDUを受信すること、をさらに備える請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記ポーリングコマンドを送信することは、物理レイヤの割当てによって制限される量のユーザプレーンデータを有するポーリングコマンドを定義することをさらに備える、請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記ポーリングコマンドを送信することは、可変長データを有するセグメント化または再セグメント化されたPDUを使用することをさらに備える、請求項1記載の方法。
【請求項5】
ポーリング情報を送信するための前記セグメント化または再セグメント化されたPDUは、前記ローカル送信機によって送信されたシーケンス番号についても通知する、請求項4記載の方法。
【請求項6】
ポーリング情報を送信するための前記セグメント化または再セグメント化されたPDUは、前記ローカル送信機によって送信された最大シーケンス番号についても通知する、請求項4記載の方法。
【請求項7】
前記セグメント化または再セグメント化されたPDUは、長さインジケータと、セグメントオフセットと、セグメント長と、ポーリングフィールドとを備える、請求項4記載の方法。
【請求項8】
前記セグメント化または再セグメント化されたPDUは、パッドまたはピギーバックステータスPDUフィールドを備える、請求項1記載の方法。
【請求項9】
データコンテンツを実質的になくすために、非ゼロ長データと以前に送信されたPDUのヘッダ部分とをもつPDUを送信することと、
ポーリングコマンドを示すたように、前記PDUのポーリングビットを設定することと、
をさらに備える、請求項4に記載の方法。
【請求項10】
非ゼロ長データをもつPDUを送信し、前記PDUシーケンス番号をすでに送信されたシーケンス番号に設定する、請求項4記載の方法。
【請求項11】
非ゼロ長データをもつPDUを送信し、前記PDUシーケンス番号を最大送信シーケンス番号に設定する、請求項4記載の方法。
【請求項12】
非ゼロ長データをもつPDUを送信し、前記PDUシーケンス番号を整数値だけ増分された最大送信シーケンス番号に設定する、請求項4記載の方法。
【請求項13】
前記ポーリングコマンドおよび非ゼロ長データの前記送信が受信バッファの状態に影響を及ぼす、請求項4記載の方法。
【請求項14】
ポーリングコマンドを送信することは、高速パケットアクセスエボリューション(HSPA)プロトコルに準拠する請求項1記載の方法。
【請求項15】
ポーリングコマンドを送信することは、第3世代パートナーシッププロジェクトロングタームエボリューション(3GPP LTE)プロトコルに準拠する請求項1記載の方法。
【請求項16】
データ送信の低減された、ローカル送信機からリモート受信機への信頼性のある送信のための少なくとも1つのプロセッサであって、
無線リンク制御コマンドをローカル送信機からリモート受信機に送信するための第1のモジュールと、
ポーリングイベントおよびポーリング指示を検出したことに応答して、低減した量のユーザプレーンデータを送信することによって、ポーリングコマンドを送信するための第2のモジュールと、
を備える、少なくとも1つのプロセッサ。
【請求項17】
データ送信の低減された、ローカル送信機からリモート受信機への信頼性のある送信のためのコンピュータプログラム製品であって、
コンピュータに、ローカル送信機からリモート受信機への無線リンク制御コマンドを送信させるための第1のコードセットと、
前記コンピュータに、ポーリングイベントおよびポーリング指示を検出したことに応答して、低減した量のユーザプレーンデータを送信することによって、ポーリングコマンドを送信させるための第2のコードセットと、
を備えるコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品。
【請求項18】
データ送信の低減された、ローカル送信機からリモート受信機への信頼性のある送信を行う装置であって、
無線リンク制御コマンドをローカル送信機からリモート受信機に送信するための手段と、
ポーリングイベントおよびポーリング指示を検出したことに応答して、低減した量のユーザプレーンデータを送信することによって、ポーリングコマンドを送信するための手段と、
を備える装置。
【請求項19】
データ送信の低減された、ローカル送信機からリモート受信機への信頼性のある送信を行う装置であって、
無線リンク制御コマンドをリモート受信機に送信するためのローカル送信機と、
ポーリングイベントおよびポーリング指示を検出したことに応答して、低減した量のユーザプレーンデータを送信することによって、前記ローカル送信機を介してポーリングコマンドを送信するためのポーリングコンポーネントと、
を備える装置。
【請求項20】
ステータスPDUを受信するためのローカル受信機をさらに備える、請求項20記載の装置。
【請求項21】
前記ポーリングコンポーネントは、物理レイヤの割当てによって最小限に許容される量のユーザプレーンデータを有するポーリングコマンドを定義することによって前記ポーリングコマンドを送信する、請求項20記載の装置。
【請求項22】
前記ポーリングコンポーネントは、可変長データを有するセグメント化または再セグメント化されたPDUを使用することによって前記ポーリングコマンドを送信する、請求項20記載の装置。
【請求項23】
ポーリング情報を送信するための前記セグメント化または再セグメント化されたPDUは、前記ローカル送信機によって送信されたシーケンス番号についても通知する、請求項23記載の装置。
【請求項24】
ポーリング情報を送信するための前記セグメント化または再セグメント化されたPDUは、前記ローカル送信機によって送信された最大シーケンス番号についても通知する、請求項23記載の装置。
【請求項25】
前記セグメント化または再セグメント化されたPDUは、長さインジケータフィールドを備える、請求項23記載の装置。
【請求項26】
前記セグメント化または再セグメント化されたPDUは、パッドまたはピギーバックステータスPDUフィールドを備える、請求項20記載の装置。
【請求項27】
前記ポーリングコンポーネントは、さらに、データコンテンツを実質的になくすために非ゼロ長データと以前に送信されたPDUの前記ヘッダ部分とをもつPDUを送信し、ポーリングコマンドを示すように前記PDUのポーリングビットを設定する、請求項23記載の装置。
【請求項28】
前記ポーリングコンポーネントは、非ゼロ長データをもつPDUを送信し、前記PDUシーケンス番号をすでに送信されたシーケンス番号に設定する、請求項23記載の装置。
【請求項29】
前記ポーリングコンポーネントは、非ゼロ長データをもつPDUを送信し、前記PDUシーケンス番号を最大送信シーケンス番号に設定する、請求項23記載の装置。
【請求項30】
前記ポーリングコンポーネントは、非ゼロ長データをもつPDUを送信し、前記PDUシーケンス番号を1だけ増分された最大送信シーケンス番号に設定する、請求項23記載の装置。
【請求項31】
前記ポーリングコンポーネントは、受信バッファの状態に影響を及ぼさないが、ポーリングコマンドをもつ前記RLC PDU中の前記指示を与えられると、関連するすべてのシーケンス番号についてバッファステータス報告をトリガする、ポーリングコマンドとゼロ長データとをもつ前記PDUを送信する、請求項23記載の装置。
【請求項32】
前記ポーリングコマンドおよび非ゼロ長データの前記ポーリングコンポーネントの送信が受信バッファの状態に影響を及ぼす、請求項23記載の装置。
【請求項33】
前記ポーリングコンポーネントは、高速パケットアクセスエボリューション(HSPA)プロトコルに準拠するポーリングコマンドを送信する、請求項20記載の装置。
【請求項34】
前記ポーリングコンポーネントは、第3世代パートナーシッププロジェクトロングタームエボリューション(3GPP LTE)プロトコルに準拠するポーリングコマンドを送信する、請求項20記載の装置。
【請求項35】
データ送信を低減された、リモート送信機からローカル受信機への信頼性のある送信を行うための方法であって、
リモート送信機からローカル受信機への無線リンク制御コマンドを受信することと、 ポーリングイベントおよびポーリング指示を検出したことに応答して、低減した量のユーザプレーンデータを送信することによってポーリングコマンドを受信することと、
を備える方法。
【請求項36】
ステータスPDUを送信することをさらに備える、請求項36記載の方法。
【請求項37】
前記ポーリングコマンドを受信することは、物理レイヤの割当てによって最小限に許容される量のユーザプレーンデータを有するポーリングコマンドを定義することをさらに備える、請求項36記載の方法。
【請求項38】
前記ポーリングコマンドを受信することは、可変長データを有するセグメント化または再セグメント化されたPDUを使用することをさらに備える、請求項36記載の方法。
【請求項39】
ポーリング情報を受信するための前記セグメント化または再セグメント化されたPDUは、前記リモート送信機によって送信されたシーケンス番号についても通知する、請求項39記載の方法。
【請求項40】
ポーリング情報を受信するための前記セグメント化または再セグメント化されたPDUは、前記リモート送信機によって送信された最大シーケンス番号についても通知する、請求項39記載の方法。
【請求項41】
前記セグメント化または再セグメント化されたPDUは、長さインジケータフィールドを備える、請求項39記載の方法。
【請求項42】
前記セグメント化または再セグメント化されたPDUは、パッドまたはピギーバックステータスPDUフィールドを備える、請求項36記載の方法。
【請求項43】
データコンテンツを実質的になくすために非ゼロ長データと以前に送信されたPDUの前記ヘッダ部分とをもつPDUを受信することと、ポーリングコマンドを示すように前記PDUのポーリングビットを設定することと、をさらに備える請求項39記載の方法。
【請求項44】
非ゼロ長データをもつPDUを受信し、前記PDUシーケンス番号をすでに送信されたシーケンス番号に設定する、請求項39記載の方法。
【請求項45】
非ゼロ長データをもつPDUを受信し、前記PDUシーケンス番号を最大送信シーケンス番号に設定する、請求項39記載の方法。
【請求項46】
非ゼロ長データをもつPDUを受信し、前記PDUシーケンス番号を1だけ増分された最大送信シーケンス番号に設定する、請求項39記載の方法。
【請求項47】
ポーリングコマンドと非ゼロ長データとをもつ前記PDUの前記受信が、受信バッファの状態に影響を及ぼさないが、ポーリングコマンドをもつ前記RLC PDU中の前記指示を与えられると、関連するすべてのシーケンス番号についてバッファステータス報告をトリガする、請求項39記載の方法。
【請求項48】
前記ポーリングコマンドおよび非ゼロ長データの前記受信が受信バッファの状態に影響を及ぼす、請求項39記載の方法。
【請求項49】
ポーリングコマンドを受信することは、高速パケットアクセスエボリューション(HSPA)プロトコルに準拠する、請求項36記載の方法。
【請求項50】
ポーリングコマンドを受信することは、第3世代パートナーシッププロジェクトロングタームエボリューション(3GPP LTE)プロトコルに準拠する、請求項36記載の方法。
【請求項51】
データ送信の低減された、リモート送信機からローカル受信機への信頼性のある送信を行うための少なくとも1つのプロセッサであって、
リモート送信機からローカル受信機への無線リンク制御コマンドを受信するための第1のモジュールと、
ポーリングイベントおよびポーリング指示を検出したことに応答して、低減した量のユーザプレーンデータを送信することによってポーリングコマンドを受信するための第2のモジュールと、
を備える、少なくとも1つのプロセッサ。
【請求項52】
データ送信の低減された、リモート送信機からローカル受信機への信頼性のある送信を行うためのコンピュータプログラム製品であって、
コンピュータに、リモート送信機からローカル受信機への無線リンク制御コマンドを受信させるための第1のコードセットと、
前記コンピュータに、ポーリングイベントおよびポーリング指示を検出したことに応答して、低減した量のユーザプレーンデータを送信することによってポーリングコマンドを受信させるための第2のコードセットと、
を備えるコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品。
【請求項53】
データ送信の低減された、リモート送信機からローカル受信機への信頼性のある送信を行うための装置であって、
リモート送信機からローカル受信機への無線リンク制御コマンドを受信するための手段と、
ポーリングイベントおよびポーリング指示を検出したことに応答して、低減した量のユーザプレーンデータを送信することによってポーリングコマンドを受信するための手段と、
を備える装置。
【請求項54】
データ送信の低減された、リモート送信機からローカル受信機への信頼性のある送信を行うための装置であって、
リモート受信機への無線リンク制御コマンドを受信するためのローカル受信機と、
ポーリングイベントおよびポーリング指示を検出したことに応答して、低減した量のユーザプレーンデータを送信することによって前記ローカル受信機を介してポーリングコマンドを受信するためのポーリングコンポーネントと、
を備える装置。
【請求項55】
ステータスPDUを送信するためのローカル送信機をさらに備える、請求項55記載の装置。
【請求項56】
前記ポーリングコンポーネントは、物理レイヤの割当てによって最小限に許容される量のユーザプレーンデータを有する前記ポーリングコマンドを受信する、請求項55記載の装置。
【請求項57】
前記ポーリングコンポーネントは、可変長データを有するセグメント化または再セグメント化されたPDUとして前記ポーリングコマンドを受信する、請求項55記載の装置。
【請求項58】
ポーリング情報を受信するための前記セグメント化または再セグメント化されたPDUは、前記リモート送信機によって送信されたシーケンス番号についても通知する、請求項58記載の装置。
【請求項59】
ポーリング情報を受信するための前記セグメント化または再セグメント化されたPDUは、前記リモート送信機によって送信された最大シーケンス番号についても通知する、請求項58記載の装置。
【請求項60】
前記セグメント化または再セグメント化されたPDUは、長さインジケータフィールドを備える請求項58記載の装置。
【請求項61】
前記セグメント化または再セグメント化されたPDUは、パッドまたはピギーバックステータスPDUフィールドを備える、請求項55記載の装置。
【請求項62】
前記ポーリングコンポーネントは、さらに、データコンテンツを実質的になくすために非ゼロ長データと以前に送信されたPDUの前記ヘッダ部分とをもつPDUと、ポーリングコマンドを示すように設定された前記PDUのポーリングビットとを受信する、請求項58記載の装置。
【請求項63】
前記ポーリングコンポーネントは、非ゼロ長データと、すでに送信されたシーケンス番号に設定された前記PDUシーケンス番号とを有するPDUを受信する、請求項58記載の装置。
【請求項64】
前記ポーリングコンポーネントは、非ゼロ長データと、最大送信シーケンス番号に設定された前記PDUシーケンス番号とを有するPDUを受信する、請求項58記載の装置。
【請求項65】
前記ポーリングコンポーネントは、非ゼロ長データと、1だけ増分された最大送信シーケンス番号に設定された前記PDUシーケンス番号とを有するPDUを受信する、請求項58記載の装置。
【請求項66】
前記ポーリングコンポーネントは、受信バッファの状態に影響を及ぼさないが、ポーリングコマンドをもつ前記RLC PDU中の前記指示を与えられると、関連するすべてのシーケンス番号についてバッファステータス報告をトリガする、ポーリングコマンドと非ゼロ長データとをもつ前記PDUを受信する、請求項58記載の装置。
【請求項67】
前記ポーリングコンポーネントは、受信バッファの状態に影響を及ぼさない前記ポーリングコマンドおよび非ゼロ長データを受信する、請求項58記載の装置。
【請求項68】
前記ポーリングコンポーネントは、高速パケットアクセスエボリューション(HSPA)プロトコルに準拠するポーリングコマンドを受信する、請求項55記載の装置。
【請求項69】
前記ポーリングコンポーネントは、第3世代パートナーシッププロジェクトロングタームエボリューション(3GPP LTE)プロトコルに準拠するポーリングコマンドを受信する、請求項55記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−59047(P2013−59047A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−227324(P2012−227324)
【出願日】平成24年10月12日(2012.10.12)
【分割の表示】特願2010−506652(P2010−506652)の分割
【原出願日】平成20年5月1日(2008.5.1)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】