説明

無線通信方式用の制御リソース・マッピング

【課題】制御情報を効率的に送るための技術を提供する。
【解決手段】複数の制御リソースは定義され、制御セグメントに関する伝送ユニットに対してマッピングされる。対称なマッピングについては、制御リソースの複数の組が形成され、S個の制御リソースのL個の連続する組の各バッチはそれぞれL個のタイル中の同じ場所でS個の伝送ユニットに対してマッピングされる。局所化されたマッピングについては、S個の制御リソースの各組はそれぞれ、1個のタイル中のS個の隣接した伝送ユニットのクラスタに対してマッピングされる。分散されたマッピングについては、各制御リソースはそれぞれ1個のタイル中の1つの伝送ユニットに対してマッピングされる。ダイバーシティーについては、各制御リソースはそれぞれ、少なくとも1個のタイル中の複数の(例えば3個の)伝送ユニットに対してマッピングされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、いずれも本願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に組み込まれる「他のセクターの干渉(OSI)の表示を使用するための方法と装置」と題され、2007年1月4日に出願された米国仮特許出願第60/883,387号、および「無線通信システム」と題され、2007年1月5日に出願された米国仮特許出願第60/883,758号への優先権を要求する。本開示は通信に関し、より具体的には無線通信システムにおいて制御情報を送信するための技術に一般に関係がある。
【背景技術】
【0002】
無線通信システムは音声、ビデオ、パケット・データ、メッセージング、放送などのような様々な通信サービスを提供するために広く展開される。これらの無線システムは、利用可な能システムリソースの共有により複数ユーザを支援することができる多重アクセス・システムであってもよい。そのような多重アクセス・システムの例は符号分割多重アクセス方式(CDMA)システム、時分割多重アクセス(TDMA)システム、周波数分割多重アクセス(FDMA)システム、直交FDMA(OFDMA)システムおよび単一キャリヤFDMA(SC-FDMA)システムを含んでいる。
【0003】
無線通信システムは、順方向と逆方向のリンク上の多くの端末のための通信を支援することができる多くの基地局を含んでいてもよい。順方向リンク(あるいはダウンリンク)は基地局から端末へ通信リンクを指す。また、逆方向リンク(あるいはアップリンク)は端末から基地局へ通信リンクを指す。システムは、順方向と逆方向のリンク上のデータ伝送を支援するために様々な制御チャンネルを利用してもよい。例えば、端末にリソースを割り当てるために、端末から受け取られたパケットをアクノレッジするために、基地局における動作条件を端末に通知するために、基地局は制御情報を送信しても良い。基地局によって送られた制御情報は、有益ではあるけれども、システム内でのオーバーヘッドを表している。
【0004】
したがって、無線通信システム中で制御情報を効率的に送るための技術の必要性が当該技術分野においてある。
【発明の概要】
【0005】
無線通信システム中の制御情報を送るために制御リソースを利用するための技術が本明細書で記述される。制御セグメントは異なる制御チャンネルを送るために使用されてもよく、L個のタイルを含んでいてもよく、ここで、L≧1である。各タイルは複数の伝送ユニットを含んでいてもよく、各伝送ユニットは1つのシンボル期間中の1つのサブキャリアに対応してもよい(例えば、マッピングされてもよい)。複数の制御リソースは制御セグメントのために定義されてもよく、制御チャネルに割り当てられてもよく、制御情報を送るために使用されてもよい。
【0006】
1つの態様においては、制御セグメントに関するスケーラビリティ、各制御リソースのダイバーシティー、L個のタイルにわたる複数の制御リソースの対称なマッピング、制御リソースの集合に関する局所化されたマッピング、連続する制御リソースに関する分散されたマッピング、あるいはこれらの特徴の任意の組合せを達成するような方法で、複数の制御リソースは制御セグメントに関する伝送ユニットに対してマッピングされてもよい。対称なマッピングの1つの設計では、S個の制御リソースの複数の集合は複数の制御リソースのために形成されてもよく、ここでS≧1である。S個の制御リソースのL個の連続する集合の各バッチはL個のタイル中の同じ場所でS個の伝送ユニットに対してマッピングされてもよい。局所的なマッピングの1つの設計においては、また、S個の制御リソースの各集合は、1個のタイル中のS個の隣接した伝送ユニットのクラスターに対してマッピングされてもよい。分散されたマッピングの1つの設計においては、また、複数の連続する制御リソースは複数の異なるタイルに対してマッピングされても良い。局所化された、および分散されたマッピングに関して使用されても良い1つのマッピング設計では、S個の制御リソースの複数の集合は横断されても良く、ここで、また、S個の制御リソースの各集合は、L個のタイルを通って巡回することにより決定された1個のタイル中のS個の伝送ユニットに対してマッピングされても良い。最初のS個の制御リソースはタイル0に対してマッピングしてもよい、次のS個の制御リソースはタイル1などに対してマッピングしてもよい。「局所化」対「ダイバーシティー」間のトレードオフはS個の適切な値を選ぶことにより得られるかもしれない。ダイバーシティーの1つの設計においては、制御リソースのためにダイバーシティーを得るために、制御リソースはそれぞれ、少なくとも1個のタイルの異なる場所の複数の(例えば3個の)伝送ユニットに対してマッピングされても良い。
【0007】
1つの設計では、制御リソース・インデックスRに関するタイル・インデックスhおよび伝送ユニットインデックスrはマッピング方式に基づいて決定されても良い。インデックスRを備えた制御リソースは、インデックスhのタイル中のインデックスrを備えた伝送ユニットに対してマッピングされても良い。制御情報は制御リソースによって送信され、又は受信されても良い。
【0008】
別の態様では、与えられた制御チャネルに利用可能な伝送ユニットは制御セグメントに関する全ての伝送ユニットの中から決定されても良いし、制御チャネル(例えばパイロット、他の制御チャンネル、および/または他の送信のために使用された伝送ユニット)には利用不可能な伝送ユニットを除外してもよい。複数のパケットが制御セグメント中の制御チャネル上で送られるかもしれない。各パケットは伝送ユニットの異なる集合に対してマッピングされても良く、それは制御チャネルに利用可能な複数の伝送ユニットにわたって分散されても良い。1つの設計では、各タイル中の複数の伝送ユニットは横断されても良く、各伝送ユニットは複数のパケットを巡回することにより1つのパケットに割り当てられてもよい。各パケットは伝送ユニットのその集合によって送られてもよい。
【0009】
本開示の種々の態様および特徴は、一層に詳細に下記に記述される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は無線通信システムを示す。
【図2】図2はスーパーフレーム構造を示す。
【図3】図3はタイル構造を示す。
【図4】図4は順方向リンク(FL)制御セグメント(FLCS)を示す。
【図5】図5は、FLCSタイルのための3つのタイル・セグメントを示す。
【図6】図6は、3つの伝送ユニットに対するFLCSリソースのマッピングを示す。
【図7】図7は、FLCSリソースの局所的なマッピングを示す。
【図8】図8は、利用可能な伝送ユニットを備えたFLCSタイルを示す。
【図9】図9は、3つの伝送ユニットに対するFLCSリソースの別のマッピングを示す。
【図10】図10は、FLCSリソースの分散されたマッピングを示す。
【図11】図11は、伝送ユニットに対する一のパケットのマッピングを示す。
【図12】図12は、制御情報を通信する方法を示す。
【図13】図13は制御情報の通信のための装置を示す。
【図14】図14は、制御パケットを交換する方法を示す。
【図15】図15は制御パケットの交換のための装置を示す。
【図16】図16は、基地局と端末のブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
ここに記述された技術は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMAおよびSC-FDMAシステムのような様々な無線通信システムに使用されてもよい。「システム」、および「ネットワーク」という用語はしばしば交換可能に使用される。CDMAシステムは、cdma2000、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)のような無線技術を実装してもよい。OFDMAシステムは、Ultra Mobile Broadband (UMB)、Evolved UTRA(e-UTRA)、IEEE 802.16、IEEE 802.20、フラッシュOFDM、などのような無線技術を実装してもよい。UTRAおよびE-UTRAは「第3世代パートナーシップ・プロジェクト」(3GPP)という名の組織からの文書に記述される。cdma2000とUMBは、「第3世代パートナーシップ・プロジェクト2」(3GPP2)という名の組織からの文書に記述される。これら各種の無線技術および標準は当該技術分野において知られている。明瞭さのために、本技術の特定の態様はUMBに関して下記に述べられ、UMBの用語は、下記の説明の大部分において使用される。UMBは、「Ultra Mobile Broadband(UMB)に関する物理層の無線インターフェース仕様書(2007年8月)」と題され公に利用可能な3GPP2 C.S0084-001に記述される。
【0012】
図1は無線通信システム100を示し、アクセスネットワーク(AN)とも呼ばれてもよい。システム100は複数の基地局110を含んでいてもよい。基地局は、端末と通信し、アクセス・ポイント、ノードB、発展したノードBなどと呼ばれるかもしれない局である。基地局はそれぞれ特定の地理的なエリア102に通信カバレージを供給する。用語「セル」は、それが使用される文脈に依存して、基地局および/またはそのカバレージ区域を指すことができる。システム容量を改善するために、基地局のカバレージ区域は、複数のより小さな区域(例えば3個のより小さな区域104a、104b、104c)へ分割されても良い。より小さな区域の各々はそれぞれの基地局サブシステムによってサービスされても良い。用語「セクター」は、一の基地局の最も小さなカバレージ区域、および/またはこのカバレージ区域をサービスしている基地局サブシステムを指すことができる。
【0013】
端末120はシステムの全体にわたって分散してもよく、また、端末はそれぞれ固定局かもしれず、または移動局かもしれない。端末はまた、アクセス端末(AT)、移動局、ユーザ装置、加入者ユニット、局などと呼ばれてもよい。端末は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、無線通信デバイス、無線モデム、ハンドヘルド装置、ラップトップ・コンピューター、コードレス電話機などかもしれない。端末は、任意の与えられた時点において、順方向、および/または逆方向のリンク上で零個、1個あるいは複数の基地局と通信してもよい。
【0014】
集中型のアーキテクチャについては、システム・コントローラ130は基地局110へ連結されて、これらの基地局に協調と制御を供給してもよい。システム・コントローラ130は単一ネットワーク・エンティティーあるいは複数のネットワーク・エンティティーの集合体かもしれない。分散型アーキテクチャについては、複数の基地局は、互いに必要に応じて通信してもよい。
【0015】
図2は、順方向リンクに使用されても良いスーパーフレーム構造200の設計を示す。送信時間軸はスーパーフレームの複数のユニットへと分割されても良い。各スーパーフレームは特定の時間持続時間に亘ることが可能であり、それは固定されても良く、設定できてもよい。各スーパーフレームはそれぞれ、(Qが任意の整数値であってもよい場合に)Q個の物理層(PHY)フレームが後続するプリアンブルを含んでいてもよい。1つの設計では、各スーパーフレームは、0〜24のインデックスを備えた25個のPHYフレームを含んでいる。スーパーフレーム・プリアンブルはシステム情報と獲得パイロットを運ぶかもしれない。各PHYフレームはトラフィックデータ、制御情報/シグナリング、パイロットなどを運ぶかもしれない。
【0016】
各PHYフレーム中の時間周波数リソースはタイルへ分割されても良い。タイルはまた、時間周波数ブロック、リソースブロックなどと呼ばれてもよい。タイルは特定の時間および周波数次元をカバーしてもよく、それは固定されても良く、または設定できてもよい。1つの設計では、タイルは1つ以上のシンボル期間において物理リソース(例えばサブキャリアのブロック)を含んでいる。別の設計では、タイルは、任意のマッピングに基づいて物理リソースに対してマッピングされても良い論理リソースを含んでいる。1つの設計では、システムの帯域幅は、直交周波数分割多重(OFDM)を備えた複数の(K個の)直交するサブキャリアへ分割されても良い。K個のホップ・ポートが定義されても良く、既知のマッピングに基づいてK個のサブキャリアに対してマッピングされても良い。タイルは、サブキャリア(それらは物理リソースである)あるいはホップ・ポート(それらは論理リソースである)のいずれかに基づいて定義されても良い。
【0017】
図3は、タイル300の設計を示す。この設計中で、各PHYフレームは8個のOFDMシンボル周期をカバーし、またタイル300は8個のOFDMシンボル周期の中の16個のホップ・ポートをカバーし、128個の伝送ユニットを含んでいる。該タイルに関する16個のホップ・ポートは、16個の連続するサブキャリアに対して、またはシステムの帯域幅の全てまたは大部分にわたって分散された16個のサブキャリアに対してマッピングされても良い。一の伝送ユニットは1つのOFDMシンボル周期の中の1つのサブキャリアに対応し、1つのシンボルを送信するために使用されても良く、それは実数値または複素数値かもしれない。伝送ユニットはまた、サブキャリア・シンボル、リソース要素などと呼ばれてもよい。パイロット・シンボルは該タイル中の伝送ユニットのうちの幾つかの上で送信されてもよく、他のシンボルは該タイル中の残りの伝送ユニットの上で送信されても良い。図3に示される設計では、タイルは、パイロット・シンボルのための18個の伝送ユニットおよび他のシンボルのための110個の伝送ユニットを含んでいる。
【0018】
再び図2を参照すると、各PHYフレームは、インデックス0〜T−1を備えたT個のタイルを含んでいてもよく、そこでは、Tはシステムの帯域幅に依存してもよい。各タイル中の16個のホップ・ポートは連続するサブキャリアに対して、あるいはシステムの帯域幅にわたって分散されたサブキャリアに対してマッピングされても良い。
【0019】
システムは、順方向リンク上で異なるタイプの制御情報を送信するために1組の制御チャネルを利用してもよい。表1は、制御チャネルの例示的な組をリストし、各制御チャネルの短い説明を提供する。これらの制御チャネルは、前述の3GPP2 C.S0084-001に詳細に記述される。
【表1】

【0020】
1つの設計では、制御チャネルは各PHYフレーム中のFL制御セグメント中で送信されても良い。FL制御セグメントは、制御チャネルの全部に関する制御情報を運ぶために十分な量のリソース(例えば十分な数のタイル)を含んでいてもよい。
【0021】
図4は、FL制御セグメント400の設計を示す。この設計では、FL制御セグメントは共通セグメント、および0〜K−1のインデックスを備えた0個以上(K個)のリンク割当ブロック(LAB)セグメントを含んでいる。下記の説明では、句「インデックスxを備えた要素」および「要素x」は、交換可能に使用され、そこでは、要素は任意の量を指してもよい。共通セグメントは、0〜L−1のインデックスを備えたL個のFLCSタイルを含んでいてもよく、ここで、L≧1であり、それは設定できる値であってもよい。FLCSタイルはFL制御セグメントに関して使用されたタイルである。図4に示されるように、K個のLABセグメントは3・K個の FLCSタイルを含んでいてもよく、ここで、各LABセグメントは連続する3個のFLCSタイルを含む。FL制御セグメントはまた、他の方法で定義されても良い。1つの設計では、共通セグメントは、場合によってはF-SCCHを除いて、表1中の全ての制御チャンネルを運ぶ。F-SCCHは、もし存在するならばK個のLABセグメント中で送信されてもよく、さもなければ共通セグメント中で送信されても良い。
【0022】
1つの設計では、共通セグメントはNFLCS個のFLCSリソースへ分割されても良く、ここで、NFLCSは、共通セグメントのFLCSタイルの数、および場合によっては他の要因に依存してもよい。FLCSリソースは、共通セグメントの割付けおよび使用を単純化する可能性のある論理リソースである。FLCSリソースは様々な方法で共通セグメント中の伝送ユニットに対してマッピングされても良い。リソース・マッピングは共通セグメントが下記の1つ以上を達成することができるようなものであってもよい:
* スケーラビリティ − L個のFLCSタイル中の伝送ユニットへのFLCSリソースのマッピングは、FLCSタイルの数にかかわらず容易にスケールするべきである、
* ダイバーシティ − FLCSリソースに関するダイバーシティを達成するために、各FLCSリソースはそれぞれ複数の伝送ユニットに対してマッピングされても良い、
* 対称なマッピング − S個のFLCSリソースのL個の連続する集合は、FLCSタイルの別の場所へ移動する前に、L個の連続するFLCSタイル中の同じ場所へマッピングされても良く、ここで、S≧1である、
* 局所化されたマッピング − 複数のFLCSリソースの一組は同様のチャネル応答を観察するために、一のFLCSタイル内の隣接した伝送ユニットに対してマッピングされても良い、
* 分散されたマッピング − 連続するFLCSリソースは、ランダム化されたチャネル応答を観察するために、複数の異なるFLCSタイルに対してマッピングされても良い、そして
* 禁じられたゾーン − FLCSリソースは利用可能な伝送ユニットに対してマッピングされても良く、禁じられたゾーン内の利用不可能な伝送ユニットを回避すること
上記の特徴は、下記に述べられるように達成されても良い。
【0023】
1つの設計では、3次のダイバーシティーは、3個までの異なるFLCSタイル中の3つの伝送ユニットに対して各FLCSリソースをマッピングすることにより得られてもよい。他のダイバーシティー次数(例えば2、4など)も、異なる数の伝送ユニットに対して各FLCSリソースをマッピングすることにより得られてもよい。明瞭さのために、下記の説明の多くは、3次のダイバーシティーを得るためのFLCSリソース・マッピングを仮定する。
【0024】
第1のFLCSリソース・マッピング方式では、スケーラビリティ、3次のダイバーシティーおよび局所化されたマッピングを達成するような方法で、FLCSリソースは共通セグメント中の伝送ユニットに対してマッピングされる。第1のFLCSリソース・マッピング方式はまた、ブロック・リソース・チャンネル(BRCH)マッピング方式と呼ばれてもよい。
【0025】
第1のFLCSリソース・マッピング方式に関して、各FLCSタイルはそれぞれ図3に示される通りであってもよく、制御情報を送信するために使用されても良い110個の伝送ユニットを含んでいてもよい。共通セグメントが図4に示されるようなL個のFLCSタイルを含んでいる場合、共通セグメントに関するFLCSリソースの合計数は次のように与えられるかもしれない:
【数1】

【0026】
ここで、
【数2】

【0027】
はフロアー演算子を表示する。NFLCS個のFLCSリソースは、0〜NFLCS−1のインデックスを割り当てられてもよい。
【0028】
図5は、第1のFLCSリソース・マッピング方式のための3次のダイバーシティーをサポートするために使用されても良いFLCSタイルの設計を示す。この設計では、FLCSタイルは3つのタイル・セグメント0、1および2へ分割される。各タイル・セグメントはそれぞれ、FLCSリソースがマッピングされても良い36個の伝送ユニットを含んでいる。各タイル・セグメント中の36個の伝送ユニットは前もって定義したマッピングに基づいて、インデックス0〜35を割り当てられてもよい。図5に示される設計では、時間セグメント0の中の伝送ユニット0は、OFDMシンボル周期0内のホップ・ポート2を占め、時間セグメント1の中の伝送ユニット0は、OFDMシンボル周期6内のホップ・ポート4を占め、時間セグメント2内の伝送ユニット0は、OFDMシンボル周期0内のホップ・ポート6を占める。各時間セグメント中の他の35個の伝送ユニットは、図5に示される。
【0029】
第1のFLCSリソース・マッピング方式に関して3次のダイバーシティーを達成するために、図6は、3つの伝送ユニットに対するFLCSリソースのマッピングを示す。この設計では、連続する3個までのFLCSタイルの3つのタイル・セグメント0、1および2の全ての中のインデックスrを備えた3つの伝送ユニットに対して、インデックスRを備えたFLCSリソースがマッピングれる。マッピング・ユニット610は、FLCSリソースのインデックスRを受信してもよく、(i)FLCSリソースに関する第1のFLCSタイルのインデックスh、および(ii)FLCSリソースがマッピングされる伝送ユニットのインデックスrを決定してもよい。その後、FLCSリソースRは、FLCSタイルhのタイル・セグメント0中の伝送ユニットr、FLCSタイルh+1のタイル・セグメント1中の伝送ユニットr、およびFLCSタイルh+2のタイル・セグメント2中の伝送ユニットrに対してマッピングされても良い。明瞭さのために、図6は、FLCSリソースRのために使用されている連続する3個のFLCSタイルを示す。下記に述べられるように、該3個のFLCSタイルはラップアラウンドしても良い。
【0030】
図6に示される設計では、3次のダイバーシティーは、L≧3の時に、3個の異なるFLCSタイル中の3つの伝送ユニットに対してFLCSリソースをマッピングすることにより達成される。更に、FLCSリソースは3個のFLCSタイル中の3つの異なるタイル・セグメントに対してマッピングされ、従って、3個のFLCSタイルの中で異なる時間周波数位置を占有する。FLCSリソースは周波数ダイバーシティ(3つの異なるホップ・ポートへマッピングすることによる)および時間ダイバーシティー(複数の異なるOFDMシンボルに対してマッピングすることによる)の両方を観察してもよい。
【0031】
図6に示される設計は、共通セグメントに関して使用されるFLCSタイルの数にかかわらず、3次のダイバーシティーを達成することができる。L=1の場合、FLCSリソースは、一つのFLCSタイルの3個のタイル・セグメント0、1および2の中の3つの伝送ユニットに対してマッピングされる。L=2の場合、FLCSリソースは一つのFLCSタイル内のタイル・セグメント0および2の中、および別のFLCSタイル内のタイル・セグメント1の中にある3つの伝送ユニットに対してマッピングされる。L≧3の場合、FLCSリソースは、3個のFLCSタイルのタイル・セグメント0、1および2の中の3つの伝送ユニットに対してマッピングされる。
【0032】
1つの設計では、局所化されたマッピングは、4つの伝送ユニットのクラスタに対して連続する4つのFLCSリソースをマッピングすることにより達成されても良い。再び図5を参照すると、連続する4つのFLCSリソースが該3つのタイル・セグメントの中の4つの隣接した伝送ユニット0〜3に対してマッピングされても良く、次の連続する4つのFLCSリソースは該3つのタイル・セグメントの中の4つの隣接した伝送ユニット4〜7に対してマッピングされても良く、次の連続する4つのFLCSリソースは該3つのタイル・セグメントの中の4つの隣接した伝送ユニット8〜11に対してマッピングされても良く、以下同様である。無線チャネル応答は4つの伝送ユニットの各クラスタにわたって比較的静的であると仮定されても良い。制御チャネルに対する値は連続する4つのFLCSリソースの中で送信されてもよく、その後さらに、各タイル・セグメント中の4つの隣接した伝送ユニットのクラスタに対してマッピングされても良い。その後、この値は、各クラスタの比較的一定のチャネル応答を観察するだろうし、それは復調性能を改善してもよい。FLCSタイルの中の残りの伝送ユニットを利用するために、伝送ユニット32〜35は1×2のクラスター中にある。局所化されたマッピングはまた、他のクラスタ・サイズおよび形(例えば2×3クラスタ、3×3クラスタなど)に関して実行されても良い。
【0033】
第1のFLCSリソース・マッピング方式に関し、FLCSリソースRは下記のプロシージャに従い、3つの伝送ユニットに対してマッピングされても良い。
【数3】

【0034】
3.k={0、1、2}について
a. pk = Fpk(rI)とし、ここで、Fpkはタイル・セグメントkのホップ・ポート・マッピング関数である。
b. tk = FSk(rI)とし、ここで、FSkはタイル・セグメントkのOFDMシンボルマッピング関数である。
c. hk = (h + k) mod L 式(4)
インデックスhkを備えたFLCSタイル中のインデックスtkを備えたOFDMシンボルの中のインデックスpkを備えたホップ・ポートは、インデックスRを備えたFLCSリソースに割り付けられる。上記の設計はいくつかの望ましい特徴を持っており、それは下記で詳細に説明される。
【0035】
明瞭さのために、本明細書の説明の中で下記の用語が使用される。「横断」は一組の要素を一度だけ通り抜けることを指す(例えば該組の中の第1要素から最後の要素まで)。「巡回する」ことは一組の要素を複数回通り抜けることを指す(例えば毎回ごとに該組の中の第1要素から最後の要素まで)。
【0036】
図7は、第1のFLCSリソース・マッピング方式に関して、異なる開始FLCSタイルに対するFLCSリソースのマッピングを示す。式(2)は共通セグメントに関するNFLCS個のFLCSリソース内を循環し、FLCSタイル0で始まり、FLCSタイルL−1に達した後にFLCSタイル0にラッピングして戻るようにして、開始FLCSタイルの各々に対して4つのFLCSリソースの各組をマッピングする。最初の4L個のFLCSリソースについては、FLCSリソース0〜3は開始FLCSタイル0に対してマッピングされ、FLCSリソース4〜7は、開始FLCSタイル1に対してマッピングされ、以下同様であり、およびFLCSリソース4L-4〜4L-1は、開始FLCSタイルL-1に対してマッピングされる。次の4L個のFLCSリソースについては、FLCSリソース4L〜4L+3が開始FLCSタイル0に対してマッピングされ、FLCSリソース4L+4〜4L+7が開始FLCSタイル1に対してマッピングされ、以下同様であり、FLCSリソース8L-4〜8L-1が開始FLCSタイルL-1に対してマッピングされる。全てのFLCSリソースが適切な開始FLCSタイルに対してマッピングされるまで、マッピングは継続する。4つのFLCSリソースの各組(伝送ユニット32〜35に対してマッピングされる最後の6L個のFLCSリソースを除いて)に関して局所化されたマッピングを達成するために、FLCSリソースは、4者から成る組の中にマッピングされる。図7の中のマッピングは、L個のFLCSタイル中の4つの伝送ユニットの同じクラスタに対して4つのFLCSリソースのL個の連続する組がマッピングされ、次に、4つのFLCSリソースの次のL個の連続する組は、L個のFLCSタイル中の4つの伝送ユニットの別のクラスタに対してマッピングされ、以下同様であるという点で対称である。
【0037】
図7は、さらに第1のFLCSリソース・マッピング方式に関し、伝送ユニットに対する4つのFLCSリソースの各組のマッピングを示す。各FLCSタイルについて、式(3)は、FLCSタイル中の4つのFLCSリソースの第1の組を伝送ユニット0〜3に対して、4つのFLCSリソースの第2の組を伝送ユニット4〜7に対して、以下同様に、そして4つのFLCSリソースの最後の組を伝送ユニット32〜35(図7に示されない)に対してマッピングする。
【0038】
各FLCSリソースはそれぞれ、インデックスh0、h1およびh2を備えた3個までの異なるFLCSタイル中の3つのタイル・セグメント0、1および2に対してマッピングされ、それらは式(4)中で示されるように計算される。h0は、式(2)によって提供される開始FLCSタイル・インデックスhと等しい。h1とh2は次の2個のFLCSタイル向けであり、それらはL−1に達した後に”mod L”演算により0にラップアラウンドしてもよい。L=2の場合、h2はhと等しくてもよく、L=1の場合、h1とh2はhと等しくてもよい。
【0039】
各FLCSリソースはそれぞれ、3つのタイル・セグメント0、1および2の中の同じインデックスrを備えた3つの伝送ユニットに対してマッピングされる。k∈{0,1,2}の場合、各タイル・セグメントkに関しては、関数Fpkは伝送ユニットrにホップ・ポートpkを供給する。また、関数FSkは伝送ユニットrにOFDMシンボル期間tkを供給する。タイル・セグメント0に関する関数Fp0とFS0は、図5の中の左のタイル・セグメントによって決定されても良く、タイル・セグメント1に関する関数Fp1とFS1は、中央のタイル・セグメントによって決定されても良く、タイル・セグメント2に関する関数Fp2とFS2は右のタイル・セグメントによって決定されても良い。上に記述された設計については、FLCSリソースRは、(i)FLCSタイルh0の中のタイル・セグメント0のOFDMシンボル期間t0の中のホップ・ポートp0の伝送ユニットrに対して、(ii)FLCSタイルh1の中のタイル・セグメント1のOFDMシンボル期間t1の中のホップ・ポートp1の伝送ユニットrに対して、および(iii)FLCSタイルh2の中のタイル・セグメント2のOFDMシンボル期間t2の中のホップ・ポートp2の伝送ユニットrに対してマッピングされる。
【0040】
第2のFLCSリソース・マッピング方式では、スケーラビリティ、3次のダイバーシティー、および禁じられたゾーンの回避を達成するような方法で、FLCSリソースは共通セグメント中の伝送ユニットに対してマッピングされる。第2のFLCSリソース・マッピング方式はまた、分散されたリソース・チャンネル(DRCH)マッピング方式と呼ばれてもよい。
【0041】
図8は、第2のFLCSリソース・マッピング方式に使用されても良いFLCSタイルの設計を示す。この設計の中で、禁じられたゾーン内にあり、かつFLCSリソースのための使用には利用不可能な伝送ユニットは、「X」で印をつけられる。利用不可能な伝送ユニットは、例えば順方向共通パイロットチャネルや順方向ビーコン・パイロットチャネルなどのようなチャネルのために使用されてもよい禁じられたゾーン内にはない伝送ユニットは、FLCSリソースのための使用に利用可能である。利用可能な伝送ユニットの数NAVAILは、FLCSタイル中の伝送ユニットの合計数および利用不可能な伝送ユニットの数に依存する。利用可能な伝送ユニットは、FLCSタイルの左下隅の伝送ユニットについて0で始まり、右上隅の伝送ユニットについて終了する一意なインデックスを割り当てられてもよい。図8に示される例において、FLCSタイルは、38個の利用不可能な伝送ユニット、およびインデックス0〜89を備えた90個の利用可能な伝送ユニットを含んでいる。
【0042】
第2のFLCSリソース・マッピング方式について、共通セグメントに関するFLCSリソースの合計数は次のように与えられてもよい:
【数4】

【0043】
NFLCS個のFLCSリソースは、0〜NFLCS−1のインデックスを割り当てられてもよい。FLCSタイル毎のFLCSリソースの数Mは次のように与えられてもよい:
【数5】

【0044】
図9は、第2のFLCSリソース・マッピング方式について3次のダイバーシティーを達成するための、3つの伝送ユニットに対するFLCSリソースのマッピングを示す。この設計では、インデックスRを備えたFLCSリソースは、連続する3個までのFLCSタイルの中の3つの伝送ユニットに対してマッピングされる。マッピング・ユニット910は、FLCSリソースのインデックスRを受信してもよく、(i)FLCSリソースに関する第1のFLCSタイルのインデックスh、および(ii)FLCSリソースがマッピングされる第1のFLCSタイルの中の伝送ユニットのインデックスrを決定してもよい。その後、FLCSリソースRは、FLCSタイルh内の伝送ユニットr、FLCSタイルh+1内の伝送ユニットr+M、およびFLCSタイルh+2内の伝送ユニットr+2Mに対してマッピングされても良い。明瞭さのために、図9は、FLCSリソースRのために使用されている連続する3個のFLCSタイルを示す。下記に述べられるように、該3個のFLCSタイルはさらにラップアラウンドしてもよい。
【0045】
図9に示される設計では、L≧3のとき、3次のダイバーシティーは、3個の異なるFLCSタイル中の3つの異なる伝送ユニットにFLCSリソースをマッピングすることにより達成される。1個あるいは2個のFLCSタイルが共通セグメントに関して使用される場合にも、3次のダイバーシティーは達成されても良い。
【0046】
第2のFLCSリソース・マッピング方式のために、FLCSリソースRは下記プロシージャにより3つの伝送ユニットに対してマッピングされても良い。
1. h = R mod L 式(7) と定義する。
2.
【数6】

【0047】
3.k = {0、1、2}について
a.
【数7】

【0048】
b. hk = (h + k) mod L 式(10) とする
c. インデックスhkを備えたFLCSタイル中のインデックスrkを備えた伝送ユニットは、インデックスRを備えたFLCSリソースに割り付けられる。
【0049】
図10は、第2のFLCSリソース・マッピング方式に関する複数の異なる開始FLCSタイルに対するFLCSリソースのマッピングを示す。式(7)は共通セグメントに関するNFLCS個のFLCSリソースを巡回し、FLCSタイル0から始めて、FLCSタイルL-1に達した後にFLCSタイル0へとラッピングして戻るようにして、それぞれの開始FLCSタイルに対して各FLCSリソースをマッピングする。第1のL個のFLCSリソースについては、FLCSリソース0〜L-1は、開始FLCSタイル0〜L-1に対してそれぞれマッピングされる。次のL個のFLCSリソースについては、FLCSリソースL〜2L-1は、開始FLCSタイル0〜L-1に対してそれぞれマッピングされる。全てのFLCSリソースが適切な開始FLCSタイルに対してマッピングされるまで、該マッピングは継続する。図10の中のマッピングは、L個のFLCSタイル中の同じ伝送ユニットに対してL個の連続するFLCSリソースがマッピングされ、その後、次のL個の連続するFLCSリソースはL個のFLCSタイル中の別の伝送ユニットに対してマッピングされ、以下同様であるという点で対称である。
【0050】
図10はまた、第2のFLCSリソース・マッピング方式に関する伝送ユニットに対する各FLCSリソースのマッピングも示す。各FLCSタイルについては、式(8)は、FLCSタイル中の第1のFLCSリソースを伝送ユニット0に対して、第2のFLCSリソースを伝送ユニット1に対してマッピングし、以下同様である。
【0051】
各FLCSリソースは、それぞれがインデックスh0、h1およびh2を備えた3つまでの異なるFLCSタイルの中のそれぞれインデックスr0、r1およびr2を備えた3つの異なる伝送ユニットに対してマッピングされても良く、それらは式(9)および(10)の中で示されるように計算される。h0は、式(7)によって提供される、開始FLCSタイル・インデックスhと等しい。h1とh2は次の2個のFLCSタイルに関し、「mod L」演算によってL-1に達した後で0にラップアラウンドしてもよい。r0は式(8)によって提供される伝送ユニット・インデックスrと等しい。L=2の場合、h2はhと等しくてもよく、L=1の場合、h1およびh2がhと等しくてもよい。r1はr+Mと等しく、r2はr+2Mと等しい。FLCSリソースRは、FLCSタイルh0の中の伝送ユニットr0、FLCSタイルh1の中の伝送ユニットr1、およびFLCSタイルh2の中の伝送ユニットr2に対してマッピングされる。
【0052】
第2のFLCSリソース・マッピング方式に関して、伝送ユニット0〜M-1は、タイル・セグメント0に属することと見なされても良く、伝送ユニットM〜2M-1は、タイル・セグメント1に属することと見なされても良く、また伝送ユニット、2M〜3M-1は、タイル・セグメント3に属することと見なされても良い。タイル・セグメントはそれぞれM個の伝送ユニットを含んでいてもよい。3つのタイル・セグメントに関して異なるFHk()およびFSk()マッピング関数によるとはいえ、第2のFLCSリソース・マッピング方式は第1のFLCSリソース・マッピング方式に似ているかもしれない。
【0053】
システムは第1のFLCSリソース・マッピング方式のみ、第2のFLCSリソース・マッピング方式のみ、あるいは両方のマッピング方式をサポートしてもよい。両方のマッピング方式がサポートされる場合、第1のあるいは第2のFLCSリソース・マッピング方式のいずれかが使用に選ばれてもよい。例えば、パラメーターUseDRCHForFLCSは、第1のFLCSリソース・マッピング方式を選択するために0に設定されてもよく、あるいは第2のFLCSリソース・マッピング方式を選択するために1に設定されても良い。
【0054】
2つのFLCSリソース・マッピング方式が、共通セグメントに関して上記で説明された。FLCSリソースはまた、他のFLCSリソース・マッピング方式に基づく他の方法により、共通セグメントに関するL個のFLCSタイル中の利用可能な伝送ユニットに対してマッピングされても良い。
【0055】
表1中の制御チャネルは様々な方法で共通セグメント上で送信されてもよい。各制御チャネルに割り当てるためのFLCSリソースの数は、その制御チャネル上で送信するための制御情報の量に加え、さらに該制御情報が送信される方法にも依存してもよい。1つの設計では、表1中の最初の7個の制御チャネルはFLCSリソースを逐次的に割り当てられる。表2は、該7個の制御チャネルに対して逐次的にFLCSリソースを割り当てるための設計を示す。
【表2】

【0056】
1つの設計では、Na個のACK値はF-ACKCHの上で送信されてもよく、ここでNa≧0であり、また、4個までのACK値が4つのFLCSリソースの一組の中で送信されてもよい。12個のシンボルの系列は各ACK値のために生成されても良く、{Z00、Z01、Z02、Z10、Z11、Z12、Z20、Z21、Z22、Z30、Z31、Z32}として表記されてもよく、ここでZijはj番目のFLCSタイルの中のFLCSリソースiの上で送信されるシンボルである。シンボル系列は、ACK値、ACK値を送信するセクターのためのセクター識別子(ID)、および受信端末のメディア・アクセス制御(MAC)IDに基づいて生成されても良い。4つの4チップ直交系列(例えば4×4のDFT行列の4つの列)が、複数のFLCSリソースの同じ組の上で同時に送信されてもよい4つのACK値に使用されてもよい。各ACK値のシンボル系列はそのACK値に関する直交系列に基づいて生成されても良い。各ACK値については、4つのシンボルZ0j、Z1j、Z2jおよびZ3jの各組はそれぞれ、そのACK値に関する直交系列に基づいて生成され、1個のFLCSタイルjの中の4つの隣接した伝送ユニットの上で送られても良い。
【0057】
1つの設計では、Nb個の「パケット開始点(SP)の値」はF-SPCHの上で送信されてもよく、ここでNb≧0であり、また、4個までのSP値が4つのFLCSリソースの一組の中で送信されてもよい。12個のシンボルの系列は、各SP値に関し、そのSP値およびセクターIDに基づいて(例えばACK値と同様の方法で)生成されても良い。4つの4チップ直交系列が、4つのFLCSリソースの同じ組の上で同時に送信されてもよい4つまでのSP値に使用されてもよい。
【0058】
1つの設計では、Nc個の逆方向活動ビット(RAB)値がF-RABCHの上で送信されてもよく、ここでNc≧0であり、また、各RAB値はそれぞれ2つのFLCSリソースの中で送信されてもよい。6個のシンボルの系列{c0、c1、c2、c3、c4、c5}は、各RAB値に関して、そのRAB値およびセクターIDに基づいて生成されても良い。シンボル系列は2つのFLCSリソースに関して6つの伝送ユニットの上で送信されてもよい。
【0059】
1つの設計では、Nd個のPQI報告はF-PQICHの上で送信されてもよく、ここでNd≧0であり、また各PQI報告はそれぞれ2つのFLCSリソースの中で送信されてもよい。PQI報告は4ビットのPQI値を含んでいてもよく、そのPQI値、セクターID、および受信端末のMAC IDに基づいて符号化され、6個のシンボルの系列{c0、c1、c2、c3、c4、c5}に対してマッピングされても良い。各PQI報告に関するシンボル系列は2つのFLCSリソースに関して6つの伝送ユニットの上で送信されてもよい。
【0060】
1つの設計では、Ne個の「速いOSI報告」はF-FOSICHの上で送信されてもよく、ここでNe≧0であり、また、各「速いOSI報告」はそれぞれ2つのFLCSリソースの中で送信されてもよい。「速いOSI報告」は4ビットの「速いOSI値」を含んでいてもよく、その速いOSI値およびセクターIDに基づいて、符号化され、6個のシンボルの系列{c0、c1、c2、c3、c4、c5}に対してマッピングされても良い。個々の「速いOSI報告」に関するシンボル系列は2つのFLCSリソースに関する6つの伝送ユニットの上で送信されてもよい。送信電力を減少させるために、速いOSI値「0000」(それは送信される可能性が最も高い)が、0の値を備えたシンボルの系列に対してマッピングされても良い。
【0061】
1つの設計では、Nf個の「熱を介した干渉(IOT)の報告」はF-FIOTCHの上で送信されてもよく、ここでNf≧0であり、また各IOT報告はそれぞれ2つのFLCSリソースの中で送信されてもよい。IOT報告は4ビットのIOT値を含んでいてもよく、そのIOT値およびセクターIDに基づいて、符号化され、6個のシンボルの系列{c0、c1、c2、c3、c4、c5}に対してマッピングされても良い。各IOT報告のシンボル系列は2つのFLCSリソースに関する6つの伝送ユニットの上で送信されてもよい。
【0062】
1つの設計では、Ng個の電力制御(PC)ビットはF-PCCHの上で送信されてもよく、ここでNg≧0であり、また、最大3個までのPCビットが1つのFLCSリソースの上で送信されてもよい。各PCビットに関して、そのPCビットおよびセクターIDに基づいて、シンボルが生成されても良い。最大3個までのPCビットの最大3つまでのシンボルが1つのFLCSリソースに関する3つの伝送ユニットの上で送信されてもよい。
【0063】
表2は、制御チャネルにFLCSリソースを割り当てるための特定の設計を示す。この設計の中で、例えばF-ACKCHおよびF-SPCHのような、局所化されたマッピングからの恩恵を得る制御チャネルは、FLCSリソースを最初に割り付けられる。これらのFLCSリソースは複数の隣接した伝送ユニットに対してマッピングされる。F-PCCHのような局所化されたマッピングから恩恵を得ない制御チャネルは、FLCSリソースを最後に割り付けられる。これらのFLCSリソースはFLCSタイルの全体にわたって配置されている伝送ユニット32〜35に対してマッピングされても良い。FLCSリソースはまた、他の方法で制御チャネルに割り当てられてもよい。
【0064】
F-SCCHは様々な方法で共通セグメントの上で、あるいはK個のLABセグメントの上で送信されてもよい。1つの設計では、(i)第1のFLCSリソース・マッピング方式が使用され、LABセグメントは存在しない、あるいは、(ii)第2のFLCSリソース・マッピング方式が使用される、のいずれかである場合、F-SCCHは共通セグメント上で送信されてもよい。
【0065】
1つの設計では、F-SCCHは、可変個数のパケットを運ぶかもしれない。各パケットはそれぞれ符号化され、QPSKによりNSYM個のシンボルに対して、あるいは16QAMによりNSYM/2個のシンボルに対してマッピングされても良い。したがって、1つのパケットはQPSKによりNSYM個の伝送ユニットの中で送信されてもよく、2つのパケットが16QAMによりNSYM個の伝送ユニットの中で送信されてもよい。P個のパケット対はF-SCCHの上で送信されてもよく、ここでPは、パケット対毎のシンボルの数、およびF-SCCHに利用可能な伝送ユニットの数に依存してもよい。各パケット対はそれぞれ、QPSKで送られ、インデックス(a,0)を持っている1つのパケット、あるいは16QAMで送られ、インデックス(a,0)そして(a,1)を持っている2つのパケットのいずれかを含んでいてもよく、ここで、a∈{0,…,P−1}はパケット対のためのインデックスであり、0および1はパケット対に関してパケット0および1(適用可能な場合)を表示する。
【0066】
第1のF-SCCHマッピング方式では、P個のパケット対は、下記プロシージャに従って、共通セグメントのL個のFLCSタイルの中の伝送ユニットに対してマッピングされても良い。
1. ホップ・ポート・カウンター変数i、ブロック・カウンタ変数k、OFDMシンボル・カウンター変数jを0に初期化する。
2. n = 0,1,2,...,P-1について、変調シンボルインデックスp(n)=0を初期化する。
3. ホップ・ポート・カウンター変数iがF-SCCHのために使用可能なホップ・ポートである場合、
a. Define a = (k + j + i) mod P 式(11) と定義する
b. インデックス(a,0)を備えたパケットがQPSKを使用して送信される場合、b = 0と定義し、
そうでなければ、b = p(a) mod 2 と定義する 式(12)。
c. このパケットがQPSKを使用して送信される場合は、共通セグメントのk-番目のFLCSタイルの中のj-番目のOFDMシンボルのi-番目のホップ・ポート上でインデックス(a、0)を備えたパケットからインデックスp(a)を備えた変調シンボルに配置する。
d. このパケットが16QAMを使用して送信される場合、共通セグメントのk-番目の FLCSタイルの中のj-番目のOFDMシンボルのi-番目のホップ・ポート上のインデックス(a、b)を備えたパケットからインデックス
【数8】

【0067】
を備えた変調シンボルに配置する
e. p(a)を1つだけインクリメントする。
4. iを1つだけインクリメントし、i = 16の場合、k = k + 1とセットし、i = 0とセットする。
5. k ≧ Lの場合、k = 0とセットし、jを1つだけインクリメントする。
6. j ≧ 8の場合、終了する、そうでなければステップ3に行く。
【0068】
第1のF-SCCHマッピング方式に関しては、該プロシージャはOFDMシンボル周期0にスタートし、L個のFLCSタイルの各々に関して16個のホップ・ポートすべてを通って横断し、また各伝送ユニットに1つのパケット対をマッピングする。FLCSタイルkの中のOFDMシンボル周期jのホップ・ポートiの中の伝送ユニットに対してマッピングされたパケット対は、式(11)によって決定される。ホップ・ポートインデックスiがインクリメントされるのに伴って、式(11)はP個のパケット対を巡回する。
【0069】
カウンター変数p(a)は各パケット対のために維持され、そのパケット対に利用可能な次の伝送ユニットの中で送信するための次のシンボルを示す。各パケット対に関するカウンター変数p(a)は0に初期化される。その後、パケット対aが利用可能な伝送ユニットに対してマッピングされ、かつQPSKが使用される場合は常に、パケットaのシンボルp(a)はこの伝送ユニットに対してマッピングされ、インデックスp(a)はインクリメントされる。16QAMが使用される場合、パケット対の中の2つのパケットからのシンボルはこのパケット対に関する利用可能な伝送ユニットに対して交互にマッピングされ、例えば、パケット(a、0)からのシンボルは、パケット対aに関する利用可能な伝送ユニットに対してマッピングされ、次にパケット(a、1)からのシンボルは、パケット対aに関する次の利用可能な伝送ユニットに対してマッピングされる。
【0070】
1つのOFDMシンボル周期内の全ての伝送ユニット/ホップ・ポートを通って横断した後に、該プロシージャは次のOFDMシンボル周期の全ての伝送ユニットを通って横断し、マッピングを繰り返す。共通セグメントの全てのL個のFLCSタイル中の全ての伝送ユニットを通って横断することによって、利用可能な伝送ユニットの各々は識別され、F-SCCHのために使用されても良い。
【0071】
図11は、第1のF-SCCHマッピング方式に基づいて共通セグメントの中の伝送ユニットに対するF-SCCHに関する5つのパケット対の例示的なマッピングを示す。簡単のために、各パケット対はそれぞれ、QPSKを使用して送信された1つのパケットを含んでいる。図11においては、共通セグメント中の各FLCSタイルについて、そのFLCSタイル中の各伝送ユニットに対してマッピングされたパケットにラベルが付けられている。F-SCCHに利用可能でない伝送ユニットは灰色の影付きで示され、「X」で印をつけられる。F-SCCHに利用可能な伝送ユニットは影付きなしで示され、各伝送ユニットはそれぞれ、その伝送ユニットに対してマッピングされるパケットのインデックスでマークが付けられる。簡単のために、図11は、F-SCCHだけが共通セグメント上で送信されると仮定する。他の制御チャネルが送信される場合、これらの他の制御チャンネルに関して使用される伝送ユニットは利用不可能であり、「X」で印をつけられる。
【0072】
簡単のために、図11は、この例におけるF-SCCHの上で送信された5つのパケットの中のインデックス0を備えた1つだけのパケットを示す。パケット0に関するシンボルは、パケット0がマッピングされる個々の利用可能な伝送ユニットの中で送信されてもよい。図11は、パケット0がマッピングされる幾つかの利用可能な伝送ユニットに対するパケット0の幾つかのシンボルのマッピングを示す。上に記述されるように、パケット0のシンボルは該パケットに関する利用可能な伝送ユニットに逐次的な順序でマッピングされる。しかしながら、シンボルとFLCSタイルが連続的に最上部から最下部まで逐次的に番号付けされるのに対して、ホップ・ポートは、最下部から最上部へ逐次的に番号付けされるので、マッピングは図11においてランダムに見える。残るパケットの各々のシンボルは同様の方法により利用可能な伝送ユニットに対してマッピングされても良い。
【0073】
F-SCCHはまた、K個のLABセグメントの中で送信されてもよい。1つの設計では、F-SCCHに関するP個のパケット対は3個のFLCSタイルを含む各LABセグメントの中で送信されてもよく、ここで、Pは、パケット対毎のシンボルの数、およびLABセグメント毎の利用可能な伝送ユニットの数に依存してもよい。0〜P・K−1のインデックスを備えたP・K個のパケット対の全体は、K個のLABセグメントの中で送信されてもよい。各パケット対はそれぞれ、QPSKで送られ、インデックス(a,0)を持っている1つのパケット、あるいは16QAMで送られ、インデックス(a,0)そして(a,1)を持っている2つのパケットのいずれかを含んでいてもよく、ここで、a∈{0,…,P・K−1}はパケット対に関するインデックスであり、0および1は該パケット対に関してパケット0および1(適用可能な場合)を表示する。
【0074】
F-SCCHマッピング方式においては、q・P〜(q+1)・P−1のインデックスを備えたP個のパケット対は、下記プロシージャに従って、LABセグメントqの3個のFLCSタイル中の伝送ユニットに対してマッピングされても良く、q∈{0,…,K−1}である。
1. ホップ・ポートのカウンター変数i、ブロック・カウンタ変数k、OFDMシンボルのカウンター変数jを0に初期化する。
2. n=q・P,…,(q+1)・P−1について、変調シンボルインデックスp(n) = 0を初期化する。
3. ホップ・ポートのカウンター変数iがF-SCCHに関する使用可能なホップ・ポートである場合、
a. a=[(k+j+i)mod P]+q・P 式(13) と定義する
b. インデックス(a、0)を備えたパケットがQPSKを使用して送信される場合は、b=0と定義する、
そうでなければ、b = p(a) mod 2と定義する 式(14)。
c. このパケットがQPSKを使用して送信される場合は、LABセグメントqのk-番目のFLCSタイル中のj-番目のOFDMシンボルのi-番目のホップ・ポート上でインデックス(a、0)を備えたパケットからインデックスp(a)を備えた変調シンボルに配置する。
d. このパケットが16QAMを使用して送信される場合、LABセグメントqのk-番目のFLCSタイルの中のj番目のOFDMシンボルのi番目のホップ・ポート上のインデックス(a、b)を備えたパケットからインデックス
【数9】

【0075】
を備えた変調シンボルを配置する
e. p(a)を1つだけインクリメントする。
4. iを1つだけインクリメントし、i = 16の場合、k = k + 1とセットし、i = 0とセットする。
5. k≧3の場合、k = 0とセットし、jを1つだけインクリメントする
6. j≧8の場合、終了し、そうでなければステップ3に行く。
【0076】
第2のF-SCCHマッピング方式は、下記の相違点を有する第1のF-SCCHマッピング方式に似ている。最初に、LABセグメントqに関するP個のパケット対は、第2の方式のLABセグメントqに関する3個のFLCSタイルに対してマッピングされるが、一方、F-SCCHに関するP個のパケット対は、第1の方式の共通セグメントに関するL個のFLCSタイルに対してマッピングされる。第2に、第2の方式に関するLABセグメントqに関する3個のFLCSタイル中の利用可能な伝送ユニットは、第1の方式の共通セグメントに関するL個のFLCSタイル中の利用可能な伝送ユニットとは異なるかもしれない。第3に、インデックスaは第2の方式について各LABセグメントの中で送信されたP個のパケットに追従し、第1の方式については、F-SCCHに関するP個のパケットに追従する。両方の方式について、前もって定義した順番に複数の異なる伝送ユニットを通って横断することにより、P個のパケット対はこれらの伝送ユニットを通って巡回され、これらに対してマッピングされる。これらの2つの方式は、各パケットに関して使用された各FLCSタイルにわたって該パケットのシンボルをほぼ一様に分散する。
【0077】
2つのF-SCCHマッピング方式が、F-SCCHのために上記で説明された。F-SCCHに関するパケットはまた、他のマッピング方式に基づいて利用可能な伝送ユニットに対してマッピングされても良い。別のF-SCCHマッピング方式では、利用可能な伝送ユニットが最初に決定されても良く、P個のパケット対はこれらの利用可能な伝送ユニットに対して逐次的にマッピングされても良い。この方式では、単一のカウンタ変数p(a)はP個全てのパケット対のために維持されても良い。
【0078】
図12は、制御情報を通信するための方法1200の設計を示す。方法1200は基地局および/または端末によって実行されても良い。制御リソース・インデックスRに関するタイル・インデックスhおよび伝送ユニット・インデックスrが決定されても良い(ブロック1212)。インデックスRを備えた制御リソース(例えばFLCSリソース)は、インデックスhのタイル中のインデックスrを備えた伝送ユニットに対してマッピングされても良い(ブロック1214)。制御リソースは、L個のタイルを含む制御セグメントに関する複数の制御リソースのうちの1つであってもよく、ここでL≧1である。各タイルはそれぞれ複数の伝送ユニットを含むかもしれない。ブロック1212は、L個のタイルにわたって複数の制御リソースを分散するマッピング方式に基づいて、任意の数のタイルに関して実行されても良い。該マッピング方式は、式(2)および(3)の中で示されるマッピング方式、式(7)および(8)の中で示されるマッピング方式あるいは他の何らかのマッピング方式であってもよい。制御情報は制御リソースによって送信され、または受信されてもよい(ブロック1216)。
【0079】
対称なマッピングの1つの設計では、S個の制御リソースの複数の組は複数の制御リソースのために形成されても良く、ここでS≧1である。S個の制御リソースのL個の連続する組の各バッチはそれぞれL個のタイル中の同じ場所におけるS個の伝送ユニットに対してマッピングされても良い。S個の制御リソースのL個の連続する組の複数の異なるバッチはL個のタイルの異なる場所に対してマッピングされても良い。
【0080】
局所化されたマッピングの1つの設計では、S個の制御リソースの複数の組は複数の制御リソースのために形成されても良く、ここでS>1である。S個の制御リソースの各組はそれぞれ、少なくとも1個以上のタイルの各々の中のS個の隣接した伝送ユニットのクラスタに対してマッピングされても良い。S個の制御リソースの複数の組は横断されても良く、S個の制御リソースの各組はそれぞれ、L個のタイルを通って巡回することにより決定される少なくとも1個のタイルに対してマッピングされても良い。1つの設計において、S=4であり、また、4つの制御リソースの各組はそれぞれ少なくとも1個以上おのタイルの中の4つの隣接した伝送ユニットのクラスタに対してマッピングされても良い(例えば、図7および式(2)と(3)に示されるように)。分散されたマッピングの1つの設計では、複数の制御リソースは横断されても良く、各制御リソースはそれぞれ、L個のタイルを通って巡回することにより決定される少なくとも1個のタイルに対してマッピングされても良い(例えば、図10および式(7)と(8)に示されるように)。
【0081】
制御リソースに関してダイバーシティーを得るために、インデックスRを備えた制御リソースは、L個のタイルの中の少なくとも1個のタイル中の複数の(例えば3個の)伝送ユニットに対してマッピングされても良い。該複数の伝送ユニットは該少なくとも1個のタイルの複数の異なる場所にあるかもしれない。該複数の伝送ユニットのインデックスは伝送ユニット・インデックスrに基づいて決定されても良い。
【0082】
ダイバーシティーの1つの設計では、各タイルはそれぞれ複数のタイル・セグメントに関係付けられてもよく、各タイル・セグメントはそれぞれ、該タイル中の複数の伝送ユニットの異なる部分集合を含んでいてもよい。各タイル・セグメント中の複数の伝送ユニットは、例えば、図5に示されたように、先に割り当てられたインデックスを有していてもよい。インデックスRを備えた制御リソースは、例えば、図6に示されたように、少なくとも1個のタイルに関する複数のタイル・セグメントの各々の中で、インデックスrを備えた1つの伝送ユニットに対してマッピングされても良い。
【0083】
ダイバーシティーの別の設計では、各タイルでの使用のために利用可能な伝送ユニットは一意なインデックスを割り当てられてもよい。インデックスRを備えた制御リソースは、少なくとも1個のタイル中の複数の異なるインデックスを備えた複数の伝送ユニットに対してマッピングされても良い。該複数の伝送ユニットのインデックスは伝送ユニット・インデックスrに基づいて決定されても良いし、例えば、図9に示されたように、Mだけ離間されてもよい。Mは、各タイルでの使用のために利用可能な伝送ユニットの数、および制御リソースがマッピングされる伝送ユニットの数に基づいて決定されても良い。
【0084】
複数の制御リソースは、複数の制御チャンネルに対して一度に1本の制御チャネルずつ、かつ前もって定義した順序で割り当てられてもよい。局所化されたマッピングに依存する制御チャネルは制御リソースを最初に割り当てられてもよく、局所化されたマッピングに依存しない制御チャネルは後で制御リソースを割り当てられてもよい。
【0085】
図13は、制御情報を通信するための装置1300の設計を示す。装置1300は、制御リソース・インデックスRに関するタイル・インデックスhおよび伝送ユニット・インデックスrを決定するための手段(モジュール1312)、インデックスhのタイル中のインデックスrを備えた伝送ユニットに対してインデックスRを備えた制御リソースをマッピングするための手段(モジュール1314)、および該制御リソースを介して制御情報を送信または受信するための手段 (モジュール1316) を含んでいる。
【0086】
図14は、制御情報を交換する方法1400の設計を示す。方法1400は基地局、および/または端末によって実行されても良い。制御チャネル(例えばF-SCCH)に利用可能な伝送ユニットは、中で該制御チャネルが送信される制御セグメント(例えば、共通セグメントあるいはLABセグメント)に関する全ての伝送ユニットの中から決定されても良く、該制御チャネルにとって利用不可能な伝送ユニットを除外しても良い(ブロック1412)。利用不可能な伝送ユニットは、パイロット、他の制御チャンネル、他の送信などのために使用される伝送ユニットを含んでいてもよい。
【0087】
一のパケットに関する一組の伝送ユニットは該制御チャネルにとって利用可能な伝送ユニットの中から決定されても良く、これらの利用可能な伝送ユニットにわたって分散されても良い(ブロック1414)。該制御セグメントは少なくとも1個のタイルを含んでいてもよく、各タイルはそれぞれ複数の伝送ユニットを含んでいてもよい。1つの設計では、各タイル中の複数の伝送ユニットは横断されても良く、各伝送ユニットはそれぞれ(例えば、図11に示されたように)複数のパケットを巡回することにより該複数のパケット中の1つのパケットに割り当てられてもよい。該パケットがマッピングされる少なくとも1個のタイル中の全ての伝送ユニットが決定されても良い。その後、該パケットに関する複数の伝送ユニットの組はこれらの伝送ユニットの中から決定されても良いが、該制御チャネルには利用不可能な伝送ユニットを除外してもよい。該パケットは、複数の伝送ユニットの該組を介して送信または受信されても良い(ブロック1416)。
【0088】
図15は、制御情報を交換する装置1500の設計を示す。装置1500は、制御チャネルが送信される制御セグメントに関する全ての伝送ユニットの中からの制御チャネルに利用可能な伝送ユニットを決定し、制御チャネルには利用不可能な伝送ユニットを除外するための手段(モジュール1512)、制御チャネルに利用可能な伝送ユニットの中からの一のパケットに関する一組の伝送ユニットを決定するための手段(モジュール1514)、および伝送ユニットの該組を介して該パケットを送信または受信するための手段(モジュール1516)を含む。
【0089】
図13および15の中のモジュールはプロセッサ、電子デバイス、ハードウェアデバイス、電子コンポーネント、論理回路、メモリなど、あるいはそれらの任意の組合せを含んでもよい。
【0090】
図16は、基地局110および端末120の設計のブロック図を示し、それは図1中のシステム100における基地局のうちの1つおよび端末のうちの1つである。基地局110では、コントローラ/プロセッサ1620からの複数の異なる制御チャンネルに関する制御情報、および順方向リンク上での送信のためにスケジュールされた端末に関するデータ源1612からのトラフィック・データを送信(TX)データ・プロセッサ1614は受信してもよい。例えば、コントローラ/プロセッサ1620は表1中の制御チャネルに制御情報を提供してもよい。スケジューラー1630は、スケジュールされた端末のためにリソースの割り当てを提供してもよく、これらの割り当ては制御情報の中で送信されてもよい。TXデータ・プロセッサ1614はデータと制御情報を処理し(例えば符号化およびシンボルマップ)、変調(例えばOFDMに関する)を実行し、出力チップを提供してもよい。送信器(TMTR)1616は出力チップを調整して(例えば、アナログに変換し、フィルタリングし、増幅し、アップコンバーターで変換する)順方向リンク信号を生成してもよく、それはアンテナ1618によって送信されても良い。
【0091】
端末120では、アンテナ1652は基地局110から順方向リンク信号を受信し、受信器(RCVR)1654に受信信号を供給してもよい。受信器1654は受信信号を調整してディジタル化し、サンプルを提供してもよい。受信(RX)データ・プロセッサ1656は、サンプル上で復調を実行し(例えばOFDMに関する)、復号化されたデータと制御情報を得るために結果として生じるシンボルを復調し、復号化してもよい。プロセッサ1656はデータ・シンク1658に復号化されたデータを供給し、コントローラ/プロセッサ1660に復号化された制御情報を供給してもよい。
【0092】
逆方向リンクにおいては、端末120におけるTXデータ・プロセッサ1674がデータ源1672からトラフィックデータを受信し、コントローラ/プロセッサ1660から制御情報を受信してもよい。データと制御情報はTXデータ・プロセッサ1674によって処理され(例えば、符号化され、シンボルマッピングされ、および変調される)、さらに送信器1676によって逆方向リンク信号を生成するために調整されてもよく、それはアンテナ1652によって送信されても良い。基地局110では、端末120および他の端末からの逆方向リンク信号はアンテナ1618によって受信され、受信器1632によって調整され、RXデータ・プロセッサ1634によって復調され、復号化されても良い。
【0093】
コントローラー/プロセッサ1620および1660は、基地局110および端末120における動作をそれぞれ指令しても良い。コントローラー/プロセッサ1620はしてもよい、順方向リンク上のデータおよび制御情報の送信を指令してもよく、および各制御チャネルに関して使用するための制御リソースを決定してもよい。コントローラー/プロセッサ1620および/または1660は、図12の中の方法1200、図14の中の方法1400、および/または本明細書記述された本技術に関する他の方法を実行してもよい。メモリ1622および1662は、基地局110および端末120のためにプログラムコードとデータをそれぞれ格納してもよい。
【0094】
本明細書に記述された技術は、様々な手段によって実装されても良い。例えば、これらの技術はハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアあるいはそれらの組合せの中で実装されても良い。ハードウェア実装については、エンティティー(例えば基地局または端末)において本技術を実行するために使用される演算処理装置は、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ディジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラー、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサー、電子デバイス、本明細書に記述された機能を実行するように設計された他の電子ユニット、コンピュータ、あるいはそれらの組合せの内に実装されても良い。
【0095】
ファームウェア、および/またはソフトウェアの実装については、本技術は、本明細書に記述された機能を実行するコード(例えばプロシージャ、関数、モジュール、命令など)で実装されても良い。一般に、ファームウェア、および/またはソフトウェアのコードを有形的に具体化するどんなコンピュータ/プロセッサ読み出し可能な媒体もまた、本明細書に記述された本技術を実装するために使用されてもよい。例えば、ファームウェア、および/またはソフトウェアのコードは、メモリ(例えば、図16のメモリ1622あるいは1662)に格納され、プロセッサ(例えばプロセッサ1620あるいは1660)によって実行されても良い。メモリはプロセッサ内部に、あるいはプロセッサの外部に実装されてもよい。ファームウェア、および/またはソフトウェアのコードはまた、ランダムアクセスメモリー(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、不揮発性RAM(NVRAM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的消去・書込み可能PROM(EEPROM)、FLASHメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク(CD)、ディジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)、磁気デバイス、光学データ・ストレージ装置などのようなコンピュータ/プロセッサ読み出し可能な媒体に格納されても良い。該コードは1つ以上のコンピューター/プロセッサによって実行可能であってもよく、コンピュータ/プロセッサに対して本明細書に記述された機能の特定の態様を実行させてもよい。
【0096】
本開示の上記説明は、いかなる当業者も本開示を作成するか、または使用することを可能にするために提供される。本開示への様々な変更は当業者に容易に明白になり、ここに定義された一般的な原理は、本開示の精神および技術的範囲から逸脱することなく、他の変形実施例に適用されても良い。したがって、本開示は、本明細書で記述した実例および設計に制限されるようには意図されず、ここに示された原理と新規な特徴と一致する最も広い技術的範囲を与えられるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御リソースインデックスRに関するタイル・インデックスhおよび伝送ユニット・インデックスrを決定し、インデックスhを備えたタイル中のインデックスrを備えた伝送ユニットに対して、インデックスRを備えた制御リソースをマッピングするように構成された少なくとも1つのプロセッサと、ここで、前記制御リソースはL個のタイルを含む制御セグメントのための複数の制御リソースのうちの1つであり、Lは1以上であり、各タイルは複数の伝送ユニットを含む、
前記少なくとも1つのプロセッサに連結されたメモリーと
を備える無線通信のための装置。
【請求項2】
前記少なくとも1つのプロセッサは、Lの任意の値に関して、前記L個のタイルにわたって、前記複数の制御リソースを分散するマッピング方式に基づいて、前記制御リソースインデックスRに関するタイル・インデックスhおよび伝送ユニット・インデックスrを決定するように構成される、請求項1記載の装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の制御リソースに関するS個の制御リソースの複数の組を形成し、ここでSは1以上であり、前記L個のタイルの中の同じ場所におけるS個の伝送ユニットに対して、S個の制御リソースのL個の連続する組の各バッチをマッピングするように構成される、請求項1記載の装置。
【請求項4】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の制御リソースに関するS個の制御リソースの複数の組を形成し、ここでSは1より大きく、前記L個のタイルの中の少なくとも1個のタイルの各々の中のS個の隣接した伝送ユニットのクラスタに対して、S個の制御リソースの各組をマッピングするように構成される、請求項1記載の装置。
【請求項5】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記S個の制御リソースの複数の組を通って横断し、前記L個のタイルを通って巡回することにより決定された少なくとも1個のタイルに対して、S個の制御リソースの各組をマッピングするように構成される、請求項4記載の装置。
【請求項6】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の制御リソースに関する4つの制御リソースの複数の組を形成し、前記L個のタイルの中の少なくとも1個のタイルの各々の中の4つの隣接した伝送ユニットに対して、4つの制御リソースの各組をマッピングするように構成される、請求項1記載の装置。
【請求項7】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の制御リソースを通って横断し、前記L個のタイルを通って巡回することにより決定された少なくとも1個のタイルに対して各制御リソースをマッピングするように構成される、請求項1記載の装置。
【請求項8】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記制御リソースに関してダイバーシティーを得るために、前記L個のタイルの中の少なくとも1個のタイル中の複数の伝送ユニットに対して、前記インデックスRを備えた制御リソースをマッピングするように構成され、ここで、前記複数の伝送ユニットは、前記インデックスhを備えたタイル中のインデックスrを備えた伝送ユニットを含む、請求項1記載の装置。
【請求項9】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1個のタイルの異なる場所における前記複数の伝送ユニットに対して、前記インデックスRを備えた制御リソースをマッピングするように構成される、請求項8記載の装置。
【請求項10】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記制御リソースに関して3次のダイバーシティーを得るために、前記L個のタイルの中の少なくとも1個のタイル中の3つの伝送ユニットに対して、前記インデックスRを備えた制御リソースをマッピングするように構成され、ここで前記3つの伝送ユニットは、前記インデックスhを備えたタイル中のインデックスrを備えた伝送ユニットを含む、請求項1記載の装置。
【請求項11】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記伝送ユニット・インデックスrに基づいて、前記少なくとも1個のタイル中の3つの伝送ユニットのインデックスを決定するように構成される、請求項10記載の装置。
【請求項12】
前記3つの伝送ユニットは3個の異なるタイルの中にあり、Lは3以上である、請求項10記載の装置。
【請求項13】
各タイルは、複数のタイル・セグメントに関連づけられ、各タイル・セグメントは、前記タイル中の複数の伝送ユニットの異なる部分集合を含み、さらにここにおいて、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記L個のタイル中の少なくとも1個のタイルに関する前記複数のタイル・セグメントの各々の中の1つの伝送ユニットに対して、前記インデックスRを備えた制御リソースをマッピングするように構成される、請求項1記載の装置。
【請求項14】
各タイル・セグメント中の複数の伝送ユニットは先に割り当てられたインデックスを有する、請求項13記載の装置。
【請求項15】
各タイルにおける使用のために利用可能な伝送ユニットは、一意なインデックスを割り当てられ、さらにここにおいて、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記L個のタイルの中の少なくとも1個のタイル中の異なるインデックスを備えた複数の伝送ユニットに対して、前記インデックスRを備えた制御リソースをマッピングし、前記伝送ユニット・インデックスrに基づいて前記複数の伝送ユニットの前記インデックスを決定するように構成される、請求項1記載の装置。
【請求項16】
前記複数の伝送ユニットの前記インデックスはMだけ離間され、Mは、1より大きく、各タイルにおける使用のために利用可能な伝送ユニットの数、および前記制御リソースがマッピングされる伝送ユニットの数に基づいて決定される、請求項15記載の装置。
【請求項17】
前記少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つの端末に対して前記制御リソースを介して制御情報を送信するように構成される、請求項1記載の装置。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記制御リソースを介して基地局から制御情報を受信するように構成される、請求項1記載の装置。
【請求項19】
前記少なくとも1つのプロセッサは、一度に1本ずつの制御チャネルに対して、かつ前もって定義した順序で、複数の制御チャネルに対して前記複数の制御リソースを割り当てるように構成される、請求項1記載の装置。
【請求項20】
制御リソース・インデックスRに関するタイル・インデックスhおよび伝送ユニット・インデックスrを決定することと、
インデックスhを備えたタイル中のインデックスrを備えた伝送ユニットに対してインデックスRを備えた制御リソースをマッピングすることと、
ここで、前記制御リソースはL個のタイルを含む制御セグメントのための複数の制御リソースのうちの1つであり、Lは1以上であり、各タイルは複数の伝送ユニットを含む、
を備える、無線通信のための方法。
【請求項21】
前記複数の制御リソースに関するS個の制御リソースの複数の組を形成することと、ここで、Sは1以上であり、
前記L個のタイルの中の同じ場所におけるS個の伝送ユニットに対してS個の制御リソースのL個の連続する組の各バッチをマッピングすることと
をさらに備える請求項20記載の方法。
【請求項22】
前記複数の制御リソースに関するS個の制御リソースの複数の組を形成することと、ここで、Sは1より大きく、
前記L個のタイルの中の少なくとも1個のタイルの各々の中のS個の隣接した伝送ユニットのクラスタに対してS個の制御リソースの各組をマッピングすることと
をさらに備える請求項20記載の方法。
【請求項23】
前記複数の制御リソースに関するS個の制御リソースの複数の組を形成することと、ここで、Sは1以上であり、
前記S個の制御リソースの複数の組を通って横断することと、
前記L個のタイルを通って巡回することにより決定された少なくとも1個のタイルに対してS個の制御リソースの各組をマッピングすることと
をさらに備える請求項20記載の方法。
【請求項24】
前記制御リソースに関してダイバーシティーを得るために、前記L個のタイルの中の少なくとも1個のタイル中の複数の伝送ユニットに対して、前記インデックスRを備えた制御リソースをマッピングすること、ここで、前記複数の伝送ユニットは、前記インデックスhを備えたタイル中のインデックスrを備えた伝送ユニットを含む、
をさらに備える請求項20記載の方法。
【請求項25】
一度に1本ずつの制御チャネルに対して、かつ前もって定義した順序で、複数の制御チャネルに対して前記複数の制御リソースを割り当てること
をさらに備える請求項20記載の方法。
【請求項26】
制御リソース・インデックスRに関するタイル・インデックスhおよび伝送ユニット・インデックスrを決定するための手段と、
インデックスhを備えたタイル中のインデックスrを備えた伝送ユニットに対してインデックスRを備えた制御リソースをマッピングするための手段と、
ここで、前記制御リソースはL個のタイルを含む制御セグメントのための複数の制御リソースのうちの1つであり、Lは1以上であり、各タイルは複数の伝送ユニットを含む、
を備える無線通信のための装置。
【請求項27】
前記複数の制御リソースに関するS個の制御リソースの複数の組を形成するための手段と、ここで、Sは1以上であり、
前記L個のタイルの中の同じ場所におけるS個の伝送ユニットに対してS個の制御リソースのL個の連続する組の各バッチをマッピングするための手段と
をさらに備える請求項26記載の装置。
【請求項28】
前記複数の制御リソースに関するS個の制御リソースの複数の組を形成するための手段と、ここで、Sは1より大きく、
前記L個のタイルの中の少なくとも1個のタイルの各々の中のS個の隣接した伝送ユニットのクラスタに対してS個の制御リソースの各組をマッピングするための手段と
をさらに備える請求項26記載の装置。
【請求項29】
前記複数の制御リソースに関するS個の制御リソースの複数の組を形成するための手段と、ここで、Sは1以上であり、
前記S個の制御リソースの複数の組を通って横断するための手段と、
前記L個のタイルを通って巡回することにより決定された少なくとも1個のタイルに対してS個の制御リソースの各組をマッピングするための手段と
をさらに備える請求項26記載の装置。
【請求項30】
前記制御リソースに関してダイバーシティーを得るために、前記L個のタイルの中の少なくとも1個のタイル中の複数の伝送ユニットに対して、前記インデックスRを備えた制御リソースをマッピングするための手段、ここで、前記複数の伝送ユニットは、前記インデックスhを備えたタイル中のインデックスrを備えた伝送ユニットを含む、
をさらに備える請求項26記載の装置。
【請求項31】
一度に1本ずつの制御チャネルに対して、かつ前もって定義した順序で、複数の制御チャネルに対して前記複数の制御リソースを割り当てるための手段
をさらに備える請求項26記載の装置。
【請求項32】
少なくとも一つのコンピュータに、制御リソース・インデックスRに関するタイル・インデックスhおよび伝送ユニット・インデックスrを決定させるためのコードと、
前記少なくとも一つのコンピュータに、インデックスhを備えたタイル中のインデックスrを備えた伝送ユニットに対して、インデックスRを備えた制御リソースをマッピングさせるためのコードと、
ここで、前記制御リソースはL個のタイルを含む制御セグメントのための複数の制御リソースのうちの1つであり、Lは1以上であり、各タイルは複数の伝送ユニットを含む、
を備えるコンピュータ可読媒体を備えたコンピュータ・プログラム製品。
【請求項33】
制御チャネルのために利用不可能な伝送ユニットを除いて、前記制御チャネルが送信される制御セグメントに関する全ての伝送ユニットの中から、前記制御チャネルのために利用可能な伝送ユニットを決定し、前記制御チャネルのために利用可能な伝送ユニットの中から、一のパケットのための伝送ユニットの一組を決定し、前記伝送ユニットの一組を介して、前記パケットを送信または受信するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに連結されたメモリーと
を備える無線通信のための装置。
【請求項34】
前記パケットのための伝送ユニットの一組は、前記制御チャネルのために利用可能な伝送ユニットにわたって分散される、請求項33記載の装置。
【請求項35】
前記制御チャネルのために利用不可能な伝送ユニットは、パイロット、他の制御チャネル、他の送信、あるいはそれらの組合せのために使用される伝送ユニットを含む、請求項33記載の装置。
【請求項36】
前記制御セグメントは、少なくとも1個のタイルを備え、ここで、各タイルは、複数の伝送ユニットを備える、請求項33記載の装置。
【請求項37】
前記少なくとも1個のタイルは、利用不可能な伝送ユニットの同じパターンを有する、請求項36記載の装置。
【請求項38】
前記少なくとも1つのプロセッサは、各タイル中の前記複数の伝送ユニットを通って横断し、前記制御チャネルに関する複数のパケットの中の1つのパケットに対して各伝送ユニットを割り当てるように構成され、ここで、前記1つのパケットは前記複数のパケットを巡回することにより決定されている、請求項36記載の装置。
【請求項39】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記パケットがマッピングされる各タイルの中の伝送ユニットを決定し、前記制御チャネルのために利用不可能な伝送ユニットを除いて、前記パケットがマッピングされる少なくとも1個のタイルの中の前記伝送ユニットの中から、前記パケットのための伝送ユニットの一組を決定するように構成される、請求項36記載の装置。
【請求項40】
前記制御セグメントは複数のタイルを備え、各タイルは複数の伝送ユニットを含み、さらにここにおいて、前記パケットのための伝送ユニットの一組は前記複数のタイルの部分集合の中にある、請求項33記載の装置。
【請求項41】
前記制御セグメントは、少なくとも1つのセグメントの各々につき3個のタイルを含み、各タイルは、複数の伝送ユニットを含み、さらにここにおいて、前記パケットのための伝送ユニットの一組は、1つのセグメントのための3個のタイルの中にある、請求項33記載の装置。
【請求項42】
制御チャネルのために利用不可能な伝送ユニットを除いて、前記制御チャネルが送信される制御セグメントに関する全ての伝送ユニットの中から、前記制御チャネルのために利用可能な伝送ユニットを決定することと、
前記制御チャネルのために利用可能な伝送ユニットの中から、一のパケットのための伝送ユニットの一組を決定することと、
前記伝送ユニットの一組を介して前記パケットを送信または受信することと
を備える無線通信のための方法。
【請求項43】
前記制御セグメントは少なくとも1個のタイルを含み、各タイルは複数の伝送ユニットを含み、さらにここにおいて、
各タイル中の前記複数の伝送ユニットを通って横断することと、
前記制御チャネルに関する複数のパケットの中の1つのパケットに対して各伝送ユニットを割り当てることと、ここで、前記1つのパケットは前記複数のパケットを巡回することにより決定される、
を備える請求項42記載の方法。
【請求項44】
前記制御セグメントは少なくとも1個のタイルを含み、各タイルは複数の伝送ユニットを含み、さらにここにおいて、
前記パケットがマッピングされる各タイルの中の伝送ユニットを決定することと、
前記制御チャネルのために利用不可能な伝送ユニットを除いて、前記パケットがマッピングされる前記少なくとも1個のタイルの中の複数の伝送ユニットの中から前記パケットのための伝送ユニットの一組を決定することと
を備える請求項42記載の方法。
【請求項45】
制御チャネルのために利用不可能な伝送ユニットを除いて、前記制御チャネルが送信される制御セグメントに関する全ての伝送ユニットの中から、前記制御チャネルのために利用可能な伝送ユニットを決定するための手段と、
前記制御チャネルのために利用可能な伝送ユニットの中から、一のパケットのための伝送ユニットの一組を決定するための手段と、
前記伝送ユニットの一組を介して前記パケットを送信または受信するための手段と
を備える無線通信のための装置。
【請求項46】
前記制御セグメントは少なくとも1個のタイルを含み、各タイルは複数の伝送ユニットを含み、さらにここにおいて、
各タイル中の前記複数の伝送ユニットを通って横断するための手段と、
前記制御チャネルに関する複数のパケットの中の1つのパケットに対して各伝送ユニットを割り当てるための手段と、ここで、前記1つのパケットは前記複数のパケットを巡回することにより決定される、
を備える請求項45記載の装置。
【請求項47】
前記制御セグメントは少なくとも1個のタイルを含み、各タイルは複数の伝送ユニットを含み、さらにここにおいて、
前記パケットがマッピングされる各タイルの中の伝送ユニットを決定するための手段と、
前記制御チャネルのために利用不可能な伝送ユニットを除いて、前記パケットがマッピングされる前記少なくとも1個のタイルの中の伝送ユニットの中から、前記パケットのための伝送ユニットの一組を決定するための手段と
を備える請求項45記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2012−199942(P2012−199942A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−107028(P2012−107028)
【出願日】平成24年5月8日(2012.5.8)
【分割の表示】特願2009−544983(P2009−544983)の分割
【原出願日】平成20年1月4日(2008.1.4)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】