説明

照明ユニットの組み付け構造

【課題】光の拡散性を高め、また、光を透過させる部分の擦れを防止し、さらには、光の漏れも防止することが可能な照明ユニットの組み付け構造を提供する。
【解決手段】組み付け対象部材となる車体22に対し照明ユニット21の照明ユニット本体23を組み付けると、車体22のスリット42の開口面に照明ユニット本体23のハウジング発光部28及びハウジング遮光部29の各外面が略面一に露出する。ハウジング発光部28は、この周囲にハウジング遮光部29を有し、これらがスリット42の開口面に略面一な状態にあり、さらには比較的広くスリット42から露出することから、LED25からの光32の拡散方向に段差部分が存在しない構造になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明ユニットを組み付け対象部材に対し組み付ける構造、すなわち照明ユニットの組み付け構造に関する。
【背景技術】
【0002】
照明対象部材等を照らす照明ユニットは、様々な箇所に設けられている。例えば、電気自動車やハイブリッド自動車において、バッテリーへの充電を行う充電コネクタの近傍には、照明ユニットが設けられている。充電コネクタは、給電側コネクタ及び受電側コネクタ(車両側インレット)から構成されている。照明ユニットは、受電側コネクタの近傍に設けられている。
【0003】
下記特許文献1には充電コネクタに関する技術が開示されている。この開示技術によれば、受電側コネクタは、車両における受電側収容室に設けられている。受電側収容室には、受電側コネクタの他に発光部品(ランプ)も設けられている。発光部品は、照明ユニットを構成する一部品であって、受電側収容室の開閉蓋を開閉する際に点灯又は消灯するようになっている。発光部品は、夜間での給電側コネクタ及び受電側コネクタの結合・離脱作業をし易くするために設けられている。発光部品は、むき出しの状態で、且つ突出した状態で受電側収容室に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平6−325834号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、発光部品がむき出しの状態であると、上記結合・離脱作業の際に給電側コネクタがぶつかることもあることから、破損が生じる虞があるという問題点を有している。そこで、発光部品をハウジングで覆うという対策が考えられる。以下、発光部品をハウジングで覆った場合の構造(発明者が上記対策案として検討したものである)や問題点について説明をする。
【0006】
図5において、照明ユニット1は、回路基板2を有している。この回路基板2には、発光部品としてLED3、4が実装されている。LED3、4を実装した回路基板2は、ハウジング5に収容されている。すなわち、LED3、4及び回路基板2は、ハウジング5により覆われている。ハウジング5は、透明であって、全体が光透過性を有するように形成されている。ハウジング5は、デザインカバー6にて覆われている。
【0007】
ハウジング5とデザインカバー6は、係止突起7及び係止凹部8の引っ掛かり合いにより係止されている。デザインカバー6には、ハウジング5を透過したLED3の光9を通過させる開口部10が形成されている。また、デザインカバー6には、ハウジング5を透過したLED4の光11を通過させる開口部12も形成されている。LED3は、図示しない受電側コネクタを照らすために設けられている。また、LED4は、インジケータ13を発光させるために設けられている。
【0008】
図5の構成及び構造にあっては、ハウジング5におけるLED3の光9を透過させる部分や、デザインカバー6の開口部10が比較的小さな部分になることから、矢印Xで示す段差が大きくなると、光9の拡散性が悪くなってしまうという問題点を有している。
【0009】
また、図5の構成及び構造にあっては、ハウジング5におけるLED3の光9を透過させる部分が比較的小さな部分になることから、ハウジング5をデザインカバー6にて覆う際に、上記透過させる部分がデザインカバー6の開口部10に到達するまでの間に擦れてしまう虞があり、結果、光9の透過性に影響を来してしまうという問題点を有している。
【0010】
さらに、図5の構成及び構造にあっては、透明なハウジング5をデザインカバー6にて覆うことから、LED3の光9がハウジング5の内面等に反射すると、この反射光が開口部12から漏れてしまうという問題点を有している(漏れの光を引用符号14で示す)。
【0011】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、光の拡散性を高め、また、光を透過させる部分の擦れを防止し、さらには、光の漏れも防止することが可能な照明ユニットの組み付け構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の照明ユニットの組み付け構造は、照明ユニットを組み付け対象部材に対し組み付ける構造であって、前記照明ユニットは、回路基板と、該回路基板に実装される発光部品と、該発光部品を実装した前記回路基板を収容するハウジングと、該ハウジングに形成され且つ前記発光部品からの光を透過するハウジング発光部と、前記ハウジングに形成され且つ前記ハウジング発光部の周囲で前記光の透過を阻止するハウジング遮光部とを含み、前記組み付け対象部材は、前記ハウジング発光部の外面及び前記ハウジング遮光部の外面に対し略面一な開口面を形成してなるスリットを有することを特徴とする。
【0013】
このような特徴を有する本発明によれば、組み付け対象部材に対し照明ユニットを組み付けると、組み付け対象部材のスリットの開口面に照明ユニットのハウジング発光部及びハウジング遮光部の各外面が略面一に露出する。ハウジング発光部は、この周囲にハウジング遮光部を有し、これらが開口面に略面一な状態にあり、さらには比較的広くスリットから露出することから、光の拡散方向に段差部分が存在しない構造になる。また、本発明によれば、組み付け対象部材のスリットは、照明ユニットのハウジング発光部及びハウジング遮光部の各外面を露出させる大きな開口であることから、組み付け対象部材に対し照明ユニットを組み付ける際に、ハウジング発光部の擦れは防止される。さらに、本発明によれば、ハウジング発光部の周囲にハウジング遮光部を有する構造のハウジングであることから、光の漏れはハウジング遮光部により防止される。
【0014】
請求項2記載の本発明の照明ユニットの組み付け構造は、請求項1に記載の照明ユニットの組み付け構造に係り、前記ハウジングは、前記ハウジング遮光部の前記外面を凹ませて形成される凹部を有し、該凹部には、前記開口面に略面一な前記組み付け対象部材のスリット外縁部を係合させることを特徴とする。
【0015】
このような特徴を有する本発明によれば、スリット外縁部をハウジングの凹部に係合させることにより、光の拡散方向に段差部分が存在しない構造になる。
【0016】
請求項3記載の本発明の照明ユニットの組み付け構造は、請求項2に記載の照明ユニットの組み付け構造に係り、前記組み付け対象部材は、前記スリット外縁部に前記開口面よりも突出する凸状の衝突防止部を有することを特徴とする。
【0017】
このような特徴を有する本発明によれば、スリット外縁部に衝突防止部を有することから、ハウジング発光部への物理的衝突は防止される。
【0018】
請求項4記載の本発明の照明ユニットの組み付け構造は、請求項1ないし請求項3いずれか記載の照明ユニットの組み付け構造に係り、前記照明ユニットは、前記回路基板に実装される第二発光部品を更に有し、前記ハウジングは、前記第二発光部品からの第二の光を透過する第二ハウジング発光部を更に有し、前記発光部品及び前記第二発光部品を実装した前記回路基板は、前記発光部品からの前記光が前記第二発光部品からの前記第二の光に混じらない位置で前記ハウジングに収容されることを特徴とする。
【0019】
このような特徴を有する本発明によれば、ハウジング遮光部を有することの他に、回路基板の収容位置を配慮することで、光の漏れはより確実に防止される。
【発明の効果】
【0020】
請求項1に記載された本発明によれば、光の拡散性を高め、また、光を透過させる部分の擦れを防止し、さらには、光の漏れも防止することができるという効果を奏する。
【0021】
請求項2に記載された本発明によれば、光の拡散性を更に高めることに関し有効な構造を提供することができるという効果を奏する。
【0022】
請求項3に記載された本発明によれば、上記効果の他に、光を透過させる部分の保護を図ることができるという効果を奏する。
【0023】
請求項4に記載された本発明によれば、第二ハウジング発光部からの光の漏れを防止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の照明ユニットの組み付け構造に係る組み付け状態の斜視図である(実施例1)。
【図2】図1の断面図である。
【図3】本発明の照明ユニットの組み付け構造に係る組み付け状態の斜視図である(実施例2)。
【図4】図3の断面図である。
【図5】発光部品をハウジングで覆った場合の構造に係る断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本発明の照明ユニットの組み付け構造は、組み付け対象部材に対し照明ユニットを組み付けると、組み付け対象部材のスリットの開口面に照明ユニットのハウジング発光部及びハウジング遮光部の各外面が略面一に露出する構造、また、比較的広く露出する構造である。
【実施例1】
【0026】
以下、図面を参照しながら実施例1を説明する。図1は本発明の照明ユニットの組み付け構造に係る組み付け状態の斜視図である。また、図2は図1の断面図である。
【0027】
以下の説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等に合わせて適宜変更することができるものとする。また、以下の説明では、電気自動車やハイブリッド自動車の充電コネクタを照明対象の例に挙げて説明するが、照明対象部材は充電コネクタに限定されないものとする。尚、以下の説明で、「照明ユニット」を「ランプユニット」と読み替えてもよいものとする。
【0028】
図1及び図2において、引用符号21は照明ユニットを示している。照明ユニット21は、車体22に組み付けられている。車体22は、照明ユニット21の組み付け対象部材となっている。照明ユニット21は、照明ユニット本体23と、この照明ユニット本体23に電力等を供給する図示しない電気的接続手段とを含んで構成されている。
【0029】
図示しない電気的接続手段は、複数本の電線や、電線の端末に設けられるコネクタ、更には、クリップ等の固定部材等を備えて構成されている(一例であるものとする)。照明ユニット本体23は、図示しない充電コネクタを照らしたり、後述するインジケータ30を発光させたりすることができるように構成されている。
【0030】
照明ユニット本体23は、回路基板24と、発光部品としてのLED25、26と、ハウジング27とを含んで構成されている。回路基板24は、所望の回路パターンを有している。この回路基板24の一端側には、LED25、26が実装されている。LED25、26は、公知のものが用いられている。LED25は、回路基板24の一方の面において、図示しない充電コネクタを照明することができる位置に実装されている。また、LED26は、回路基板24の他方の面において、後述するインジケータ30を照らすことができる位置に実装されている。LED25、26は、本発明に係る発光部品、第二発光部品であり、これ以外として公知のランプを用いてもよいものとする。
【0031】
ハウジング27は、LED25、26を実装した状態の回路基板24を収容する樹脂部品であって、ハウジング発光部28と、ハウジング遮光部29と、インジケータ30(第二ハウジング発光部)と、係止突起31とを有している。
【0032】
ハウジング発光部28は、LED25からの光32を透過する透明な部分として形成されている。また、ハウジング遮光部29は、ハウジング発光部28の周囲に配置され、上記の光32の透過を阻止することができる部分として形成されている。ハウジング発光部28は、所定の直径を有する円形状に形成されている。インジケータ30は、LED26からの光33を透過する透明な部分として形成されている。インジケータ30は、例えば充電状態を発光により表示する部分として形成されている。
【0033】
ハウジング27において、引用符号34は前壁、引用符号35は後壁、引用符号36、37は左右の側壁、引用符号38は天井壁を示している。前壁34と天井壁38との境界部分には、凹部39が形成されている。凹部39は、前壁34及び天井壁38における各ハウジング遮光部29の外面を凹ませるように形成されている。凹部39や、前壁34におけるハウジング遮光部29等は、車体22の形状に合わせて形成されている。本実施例においては、曲面となる形状に形成されている。
【0034】
ハウジング発光部28及びハウジング遮光部29は、特に限定するものでないが公知の2色成形にて形成されている。ハウジング遮光部29は、本実施例において、ハウジング27の大部分を占めるように形成されている。ハウジング遮光部29は、例えば車体22と同じ色に着色されている(色付けは一例であるものとする。同色にすれば見栄えがよいのは勿論である。尚、黒などの遮光性の高い色が好ましいものとする)。
【0035】
ハウジング発光部28は、ハウジング遮光部29と共に前壁34に配置形成されている。前壁34におけるハウジング発光部28及びハウジング遮光部29は、これらの各外面が面一となるように形成されている。インジケータ30は、ハウジング遮光部29と共に天井壁38に配置形成されている。
【0036】
凹部39は、この肉厚部分がLED25の発光面よりも回路基板24側に位置するように凹状に形成されている。ハウジング27は、上記境界部分に凹部39を配置することから、凹部39の肉厚部分が邪魔をして、LED25からの光32をインジケータ30側に漏れないようにすることができるようになっている。尚、光32をインジケータ30側に漏れないようにするには、回路基板24の配置やLED25、26の実装位置も重要であるのは勿論である。
【0037】
係止突起31は、後壁35に配置形成されている。係止突起31は、照明ユニット本体23を車体22に組み付ける際の係止部分として形成されている。係止突起31は、略爪状の形状に形成されている。係止突起31は、テーパ面や係止面等を有している。係止突起31は、車体22の後述する係止凹部49に引っ掛かり係止されるようになっている。
【0038】
車体22は、本実施例において充電コネクタの受電側コネクタを配設する部分、すなわち受電側収容室が該当するようになっている(一例でありこれに限らないものとする)。車体22は、照明ユニット収容部40を有して照明ユニット本体23を組み付けることができるように形成されている。車体22は、金属製及び樹脂製のいずれであってもよいものとする。
【0039】
車体22は、収容部前壁41と、この収容部前壁41を切り欠くように形成されるスリット42と、収容部前壁41から突出するように形成される衝突防止部43と、収容部前壁41に形成され且つスリット42の外縁となるスリット外縁部44と、収容部前壁41に直交するように連続する収容部天井壁45と、この収容部天井壁45の内側に連成される組み付けガイド壁46とを有している。照明ユニット収容部40は、収容部前壁41、スリット42、スリット外縁部44、収容部天井壁45、及び組み付けガイド壁46に囲まれる部分として形成されている。
【0040】
収容部前壁41及び衝突防止部43は、車体22のベース壁47に連成されている。衝突防止部43は、収容部前壁41の他、スリット外縁部44に対しても突出するように形成されている。衝突防止部43は、スリット42から露出する部分を保護することができるように形成されている。具体的には、ハウジング発光部28への物理的な衝突を防止することができるように形成されている。衝突防止部43は、スリット42の後述する開口面よりも突出する凸状の部分として形成されている。
【0041】
スリット42は、照明ユニット本体23を照明ユニット収容部40に組み付けた時に、ハウジング発光部28及びハウジング遮光部29の各外面に対し略面一な開口面(符号省略)を有するように形成されている。スリット42は、ハウジング発光部28のみならずハウジング遮光部29までも露出することができるように比較的広く開口形成されている。スリット42は、ハウジング発光部28に対し十分大きくなるように形成されている。具体的には、ハウジング発光部28を透過する光32の拡散方向に車体22側の段差部分が存在しない大きな開口部分に形成されている。
【0042】
スリット外縁部44は、この外面がスリット42の開口面に対し略面一な部分として形成されている。また、スリット外縁部44は、この肉厚部分がハウジング27の凹部39に収容されるように形成されている。スリット外縁部44は、照明ユニット本体23を組み付けると、ハウジング27の凹部39に係合するようになっている。また、スリット42の開口面から突出しない部分としても形成されている。
【0043】
収容部天井壁45には、ハウジング27のインジケータ30を露出させる貫通孔48が形成されている。この貫通孔48から露出するインジケータ30は、外面(発光面、表示面)が収容部天井壁45の外面と略面一になるように配置形成されている。
【0044】
組み付けガイド壁46は、照明ユニット本体23を組み付ける際にガイドとなる部分として形成されている。このような組み付けガイド壁46には、ハウジング27の係止突起31を引っ掛けて係止する係止凹部49が形成されている。
【0045】
上記構成及び構造において、本発明によれば、組み付け対象部材となる車体22に対し照明ユニット21の照明ユニット本体23を組み付けると、車体22のスリット42の開口面に照明ユニット本体23のハウジング発光部28及びハウジング遮光部29の各外面が略面一に露出する。ハウジング発光部28は、この周囲にハウジング遮光部29を有し、これらがスリット42の開口面に略面一な状態にあり、さらには比較的広くスリット42から露出することから、LED25からの光32の拡散方向に段差部分が存在しない構造になる。
【0046】
また、本発明によれば、車体22のスリット42は、照明ユニット本体23のハウジング発光部28及びハウジング遮光部29の各外面を露出させる大きな開口であることから、車体22に対し照明ユニット本体23を組み付ける際に、ハウジング発光部28の擦れは防止される。
【0047】
さらに、本発明によれば、ハウジング発光部28の周囲にハウジング遮光部29を有する構造のハウジング27であることから、LED25からの光32の漏れはハウジング遮光部29により防止される。
【0048】
以上、本発明によれば、光の拡散性を高め、また、光を透過させる部分の擦れを防止し、さらには、光の漏れも防止することが可能な照明ユニット21の組み付け構造を提供することができるという効果を奏する。
【実施例2】
【0049】
以下、図面を参照しながら実施例2を説明する。図3は本発明の照明ユニットの組み付け構造に係る組み付け状態の斜視図である。また、図4は図3の断面図である。尚、上記実施例1と同一の構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0050】
図3及び図4において、実施例2は上記実施例1に対し次の点が相違している。すなわち、組み付け対象部材となる車体22に衝突防止部43がない点のみで相違している。
【0051】
車体22の収容部前壁41には、スリット42及びスリット外縁部44が形成されている。車体22に対し照明ユニット本体23を組み付けると、スリット42からは、この開口面に略面一なハウジング発光部28及びハウジング遮光部29が露出するようになっている。
【0052】
実施例2も実施例1と同様に、光の拡散性を高め、また、光を透過させる部分の擦れを防止し、さらには、光の漏れも防止することができるという効果を奏する。
【0053】
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【符号の説明】
【0054】
21…照明ユニット
22…車体(組み付け対象部材)
23…照明ユニット本体
24…回路基板
25…LED(発光部品)
26…LED(第二発光部品)
27…ハウジング
28…ハウジング発光部
29…ハウジング遮光部
30…インジケータ(第二ハウジング発光部)
31…係止突起
32…光
33…光(第二の光)
34…前壁
35…後壁
36、37…側壁
38…天井壁
39…凹部
40…照明ユニット収容部
41…収容部前壁
42…スリット
43…衝突防止部
44…スリット外縁部
45…収容部天井壁
46…組み付けガイド壁
47…ベース壁
48…貫通孔
49…係止凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明ユニットを組み付け対象部材に対し組み付ける構造であって、
前記照明ユニットは、回路基板と、該回路基板に実装される発光部品と、該発光部品を実装した前記回路基板を収容するハウジングと、該ハウジングに形成され且つ前記発光部品からの光を透過するハウジング発光部と、前記ハウジングに形成され且つ前記ハウジング発光部の周囲で前記光の透過を阻止するハウジング遮光部とを含み、
前記組み付け対象部材は、前記ハウジング発光部の外面及び前記ハウジング遮光部の外面に対し略面一な開口面を形成してなるスリットを有する
ことを特徴とする照明ユニットの組み付け構造。
【請求項2】
請求項1に記載の照明ユニットの組み付け構造において、
前記ハウジングは、前記ハウジング遮光部の前記外面を凹ませて形成される凹部を有し、該凹部には、前記開口面に略面一な前記組み付け対象部材のスリット外縁部を係合させる
ことを特徴とする照明ユニットの組み付け構造。
【請求項3】
請求項2に記載の照明ユニットの組み付け構造において、
前記組み付け対象部材は、前記スリット外縁部に前記開口面よりも突出する凸状の衝突防止部を有する
ことを特徴とする照明ユニットの組み付け構造。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3いずれか記載の照明ユニットの組み付け構造において、
前記照明ユニットは、前記回路基板に実装される第二発光部品を更に有し、
前記ハウジングは、前記第二発光部品からの第二の光を透過する第二ハウジング発光部を更に有し、
前記発光部品及び前記第二発光部品を実装した前記回路基板は、前記発光部品からの前記光が前記第二発光部品からの前記第二の光に混じらない位置で前記ハウジングに収容される
ことを特徴とする照明ユニットの組み付け構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−250622(P2012−250622A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−124796(P2011−124796)
【出願日】平成23年6月3日(2011.6.3)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【Fターム(参考)】