説明

照明制御システム

【課題】照明制御システムにおいて、明るさセンサによる目標検出値を周囲環境に合わせて設定し、明るさセンサによる検出値がその目標検出値と一致するように照明器具を調光制御することで、周囲環境に合わせた高精度な調光制御を行い、かつ、コストの低減を図る。
【解決手段】親機2Aは、各明るさセンサ4の周囲環境に応じて設定された、明るさセンサ4による目標検出値の平均値を予め記憶している。親機2Aは、明るさセンサ4による検出値の平均値が予め記憶した平均値と略一致するように、各照明器具2を調光制御するので、周囲環境に合わせた高精度な調光制御が可能となる。また、明るさセンサ4は照明器具群3内に少なくとも2つ搭載されるので、全照明器具2に1つずつ取り付けて、それらの計測結果に基づいて各照明器具2を調光制御する場合と比べ、明るさセンサ4の数を減らしてコストの低減を図ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の照明器具を点灯制御する照明制御システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、複数の照明器具を所定の領域内に並べ、その領域を複数のエリアに分けて各エリアに明るさセンサを設置し、全エリアの明るさの平均値が予め設定された目標値と略一致するように各エリア毎に照明器具を調光制御する照明制御システムが知られている。この照明制御システムにおいては、明るさセンサを各照明器具に取り付けて、その計測結果に基づいて各照明器具を調光制御する場合と比べ、明るさセンサの個数を減らせるので、コストを低減できる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−85588号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような照明制御システムにおいては、明るさセンサの周囲環境が例えばエリア毎に異なる場合、全ての照明器具から同じ明るさの光が発せられたとしても、周囲環境の影響によりその計測値が異なることがある。
【0005】
例えば、明るさセンサが、天井に設置された照明器具に搭載され、器具下方の床面の素材が位置によって異なり、一例としてフローリングと絨毯から成るとする。そして、明るさセンサは、照明器具からの直接光と、照明器具から発せられ器具下方の床面で反射した反射光と、外光とを合わせて検出するとする。この場合、全照明器具が同じ明るさで点灯したとしても、床面の素材に応じて照明光の反射率が異なり、明るさセンサによる検出値がその位置によって変わることがある。床面の素材だけでなく、照明器具下方にテーブル又は棚等が置かれているかどうかによっても、照明光の反射率が変わる。
【0006】
上述の明るさセンサによる検出値の変化について、図14を参照し、具体的な数値例を示して説明する。全照明器具10の面照度を略750lxとしても、床面F1の素材がフローリングF2である場合には、その上方の明るさセンサ11の出力電圧は4Vとなることがある。一方、床面F1の素材が絨毯F3である場合には、光の反射率がフローリングF2よりも低いので、その上方の明るさセンサ11の出力電圧も低くなって3Vとなることがある。
【0007】
このため、特許文献1に示されるような照明制御システムでは、上述のように明るさセンサの個数を減らすことでコスト低減を図れるが、明るさセンサによる検出値の平均値が床面の素材等の周囲環境に起因して変わる。従って、この平均値が、明るさの目標値に対応して予め設定された目標検出値と一致するように調光制御したとしても、その目標検出値が周囲環境に合わせて設定されていなければ、実際の明るさは目標値とならず、高精度な調光制御が難しいことがある。
【0008】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、周囲環境に合わせた高精度な調光制御を可能とし、かつコストの低減を図ることができる照明制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために本発明の照明制御システムは、複数の照明器具を含むグループ化された照明器具群を備え、前記照明器具群内に明るさセンサが搭載され、前記明るさセンサによる検出値に応じて前記照明器具群内の照明器具を点灯制御する照明制御システムにおいて、前記明るさセンサは、同一の照明器具群内の少なくとも2つの照明器具の各々に搭載され、前記明るさセンサが搭載された照明器具のうち、一の照明器具は親機に設定され、他の照明器具は子機に割り振られており、前記子機は、該子機に搭載された明るさセンサによる検出値情報と、該子機の属性情報とを前記親機へ送信し、前記親機は、前記各明るさセンサの周囲環境に応じて設定された、該明るさセンサによる目標検出値の平均値を予め記憶しており、前記子機により送信された検出値情報及び属性情報と、該親機に搭載された明るさセンサによる検出値情報とに基づき、各明るさセンサによる検出値の合計を明るさセンサの数で除し、その除して得た値が前記平均値と略一致するように各照明器具を調光制御することを特徴とする。
【0010】
前記子機が予め定められた条件下で前記親機からの制御信号を受信しなかった場合、前記子機のいずれかが新たに親機に設定されることが好ましい。
【0011】
前記明るさセンサが搭載された照明器具は、数字で表される自器のアドレスが格納された記憶部を備え、一番大きい又は小さい数のアドレスを持つ前記子機が親機に設定されることが好ましい。
【0012】
前記明るさセンサは、前記照明器具に抜き差し自在に構成されていることが好ましい。
【0013】
前記親機は、前記照明器具に前記明るさセンサをそれぞれ搭載させた場合の明るさセンサによる目標検出値を各照明器具に対応して予め記憶しており、明るさセンサの搭載状況が変更された場合、明るさセンサが搭載された各照明器具に対応する目標検出値から、それら目標検出値の平均値の再計算を行うことが好ましい。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、親機は、各明るさセンサの周囲環境に応じて設定された、明るさセンサによる目標検出値の平均値を予め記憶しており、明るさセンサによる検出値の合計を明るさセンサの数で除した値が平均値と略一致するように各照明器具を調光制御する。従って、周囲環境に合わせた高精度な調光制御が可能となる。また、明るさセンサを全照明器具に1つずつ取り付けて、それらの計測結果に基づいて各照明器具を調光制御する場合と比べ、照明器具群内に少なくとも2つ設けていればよいので、明るさセンサの数を減らしてコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る照明制御システムの構成図。
【図2】上記システムの照明器具、明るさセンサ及びリモコンの構成図。
【図3】(a)は上記照明器具に明るさセンサを取り付けたときの斜視図、(b)は同照明器具のセンサ取付具に明るさセンサを取り付けるときの斜視図。
【図4】上記照明器具群における親機及び子機の設定手順を説明するための図。
【図5】上記明るさセンサの目標出力電圧の設定時の様子を示す図。
【図6】上記親機及び子機による明るさセンサの目標出力電圧の設定手順及びその平均値算出手順を示すフローチャート。
【図7】(a)は上記親機の記憶部に予め格納されている各種情報を示すブロック図、(b)は上記子機の記憶部に予め格納されている各種情報を示すブロック図。
【図8】上記親機及び子機による調光制御手順を示すフローチャート。
【図9】上記システムの変形例を示す図。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る照明制御システムの親機及び子機による明るさセンサの目標出力電圧の設定手順及びその平均値算出手順を示すフローチャート。
【図11】(a)(b)は上記子機の1つが消灯する前と後のその子機の送信内容を示す電気的ブロック図。
【図12】本発明の第5の実施形態に係る照明制御システムの親機の記憶部に予め格納されている各種情報を示すブロック図。
【図13】上記親機及び子機による明るさセンサの目標出力電圧の設定手順及びその平均値算出手順を示すフローチャート。
【図14】床面の素材に応じて照明器具の明るさセンサによる検出値が変化することを説明するための図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の各種実施形態に係る照明制御システムについて図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る照明制御システムの構成を示す。本実施形態の照明制御システム1は、複数の照明器具2を含むグループ化された照明器具群3を備え、照明器具群3内に明るさセンサ4が搭載され、明るさセンサ4の出力電圧(明るさセンサによる検出値)に応じて照明器具群3内の照明器具2を点灯制御する。照明器具2は、例えば1系統の通信信号線5により互いに接続されている。照明器具群3はリモコン6により遠隔操作されてグループ化される。照明器具群3の数は図示のように複数であっても、1つであってもよい。明るさセンサ4は、同一の照明器具群3内の2台の照明器具2の各々に搭載される。
【0017】
明るさセンサ4が搭載された照明器具2のうち、1台の照明器具2は親機2Aに設定され、他の照明器具2は子機2Bに割り振られている。子機2Bは、その子機2Bに搭載された明るさセンサ4の出力電圧情報(検出値情報)と、子機2Bの属性情報とを親機2Aへ通信信号線5を介して送信する。親機2Aは、各明るさセンサ4の周囲環境に応じて設定された目標出力電圧(目標検出値)の平均値を予め記憶している。親機2Aは、子機2Bからの出力電圧情報及び属性情報と、親機2Aに搭載された明るさセンサ4による出力電圧情報とに基づき、各明るさセンサ4の出力電圧の合計を明るさセンサ4の数で除する。そして、親機2Aは、その除して得た電圧が上記平均値と略一致するように同一の照明器具群3内の各照明器具2を一括して調光制御する。
【0018】
図2は、照明器具2、明るさセンサ4及びリモコン6の電気的な構成を示す。照明器具2は、光源20と、光源20を点灯させる点灯回路21と、点灯回路21に調光信号を出力する調光信号出力部22と、を備える。また、照明器具2は、照明器具2に取り付けられる明るさセンサ4と通信するセンサ用通信部23と、他の照明器具2と通信信号線5を介して通信する通信部24と、リモコン6からの無線信号を受信するリモコン受信部25と、を備える。光源20は、蛍光灯又はLED等で構成できる。明るさセンサ4は照明器具2のセンサ取付具26に取り付けられ、センサ用通信部23はRS485等に準拠した2線式シリアル通信回路で構成され、センサ取付具26を介して明るさセンサ4と通信する。通信部24はセンサ用通信部23と同種の通信回路構成を有しており、これに合わせて通信信号線5としてシリアル通信用ケーブルが用いられる。通信部24は、通信信号の衝突を回避する機能を備えていることが望ましい。リモコン受信部25は、リモコン6からの無線信号の種類に合わせて赤外線受光IC又はRF電波無線モジュール等を含む無線受信回路で構成される。
【0019】
また、照明器具2は、調光率を演算する演算部27、各種情報を記憶する記憶部28と、明るさセンサ4による検出値情報、又は他の照明器具2若しくはリモコン6からの情報に基づいて上記各部を制御する制御部29と、を備える。演算部27及び制御部29はマイクロプロセッサ等で構成でき、記憶部28はフラッシュメモリ、ROM、RAM又はEEPROM等のメモリで構成でき、記憶部28には属性情報としてその照明器具2のアドレス及びグループ番号が予め格納されている。
【0020】
制御部29は、センサ用通信部23を介して明るさセンサ4からの信号を受け、その信号に応じて点灯回路21を制御して光源20を調光制御する。また、制御部29は、通信部24による通信を制御して他の照明器具2と明るさセンサ4の出力電圧情報等を授受する。照明器具2間の通信はアドレス又はグループ番号を用いて行われる。各種情報を送信するときには、制御部29は、送信相手のアドレス又はグループ番号を情報に重畳する。各種情報を受信するときには、制御部29は、自器が受信した情報に重畳された送信先アドレス又はグループ番号が自器のものと一致するかどうかを判断し、それらが一致する場合にのみ、受信した情報を有効なものとして扱う。制御部29は、リモコン受信部25を介してリモコン6からの信号を受ける。演算部27及び制御部29は同一のマイクロプロセッサで構成されていても、別のもので構成されていてもよい。
【0021】
明るさセンサ4は、光電変換を行う受光素子で構成される光検知部40と、照明器具2と通信する通信部41と、通信部41を制御して、光検知部40による検知情報を電圧信号として照明器具2に出力する制御部42と、を備える。通信部41は照明器具2のセンサ用通信部23と同種の通信回路構成を有し、制御部42はマイクロプロセッサ等で構成できる。
【0022】
リモコン6は、ユーザにより操作されるボタン等から成る操作部60と、ユーザによる操作部60の操作に基づき、照明器具2を各種遠隔操作するための操作信号を生成する制御部61と、その操作信号を照明器具2に無線送信する無線送信部62とを備える。操作部60の操作により、照明器具2に対してグループ割付、親機及び子機の設定、調光率調整、並びに明るさセンサの出力電圧の目標値設定等が可能である。制御部61はマイクロプロセッサ等で構成でき、それにより生成される操作信号には、グループ番号を含むグループ割付信号と、親機又は子機設定信号とが含まれる。無線送信部62は、赤外線受光IC又はRF電波無線モジュール等を含む無線送信回路で構成できる。
【0023】
図3(a)(b)は、照明器具2と、それに明るさセンサ4を取り付けたときの様子とを示す。センサ取付具26は、同図(a)に示されるように、光源20の周辺に設置されており、光源20からの直接光、器具下方の床面等で反射した反射光、及び外光を合わせて検出できる位置に明るさセンサ4を配置させる。また、センサ取付具26は、同図(b)に示されるように、明るさセンサ4のオス型の接続端子4aが挿入されるメス型の接続端子26aを有し、明るさセンサ4は照明器具2に抜き差し自在とされている。明るさセンサ4は照明器具2のいずれにも取り付け可能である。センサ取付具26及び明るさセンサ4の詳細な構成は、例えば、特開2002−110376に記載の機能拡張端子及び機能プラグと略同じとする。
【0024】
次に、上記構成を有する照明制御システム1において行われる(1)照明器具2のグループ化と、(2)グループ化された照明器具群3における親機2A及び子機2Bの設定とについて説明する。また、(3)親機2A及び子機2Bの明るさセンサ4の目標出力電圧の設定及びそれらの平均値算出と、(4)その平均値に基づいた親機2Aによる照明器具群3の調光制御とについて説明する。これらの説明については、上述の図1及び図2に加え、図4〜図8を参照して行う。
【0025】
(照明器具のグループ化)
上述の図1に示されるように、照明器具2はリモコン6からグループ番号が1台ずつに設定されてグループ化され、照明器具群3を形成する。具体的には、照明器具2の近傍で、ユーザがリモコン6にグループ割付のための操作を行うと、リモコン6の制御部61はその操作に基づき、グループ番号を含むグループ割付信号を無線送信部62から照明器具2へ送出する。照明器具2のリモコン受信部25はそれを受信する。照明器具2の制御部29はその信号からグループ番号を抽出し、記憶部28に書き込む。
【0026】
(親機及び子機の設定)
各照明器具群3における親機2A及び子機2Bの設定手順について図4を参照して説明する。照明器具群3内の、明るさセンサ4が取り付けられた照明器具2のいずれかの近傍で、ユーザ7がリモコン6の操作部60に親機設定のための操作を行うと、制御部61は親機設定信号を無線送信部62から照明器具2へ送出する。照明器具2のリモコン受信部25はそれを受信し、その照明器具2の制御部29は自器を親機2Aと認識し、その情報を親機情報として記憶部28に書き込む。子機設定も同様に行われる。
【0027】
(各明るさセンサの目標出力電圧の設定及びそれらの平均値算出)
図5は、親機2A及び子機2Bの各々の明るさセンサ4の目標出力電圧設定時の様子を示し、図6は、それら目標出力電圧の設定及び平均値算出フローを示す。照明制御システム1が施工された後、まず、照明器具2の明るさが、外光を遮断した状態で、別途用意された照度計8により計測されながら、目標値に調光される。この計測時の周囲環境は、外光を遮断する以外は使用時と略同じとする。各照明器具2の明るさが目標値となるように、照明器具群3の調光率がリモコン6の操作により調整される。
【0028】
明るさが所定値と略一致したとき、親機2Aの近傍で、ユーザ7がリモコン6の操作部60に目標設定のための操作を行うと、制御部61は目標設定信号を無線送信部62から親機2Aへ送出する。親機2Aのリモコン受信部25はそれを受信し、制御部29は子機2Bに、出力電圧の通知を要求する通知要求信号を送信する(S101)。この通知要求信号には親機2Aのアドレスが重畳される。
【0029】
子機2Bの制御部29は、通信部24を介して上述の通知要求信号を受信する(S201)。制御部29は、そのときの明るさセンサ4の出力電圧を目標出力電圧とすると共に、記憶部28を参照して自器のアドレス及びグループ番号を読み出し、それらと目標出力電圧情報とを纏めて一情報として通信部24から送出する(S202)。送信先は、通知要求信号を参照して、親機2Aのアドレスとする。
【0030】
親機2Aの制御部29は、子機2Bから送信された情報を通信部24により受信する(S102)。制御部29は、その情報に含まれるグループ番号を自器のそれと比較し、それらが一致する場合には(S103でYes)、その情報に含まれる目標出力電圧とアドレスとを記憶部28に格納する(S104)。このとき、同じ照明器具群3内の子機2Bから受けたアドレス情報又はそれとグループ番号情報のセットの数から、子機2Bの数、すなわち子機2Bに取り付けられた明るさセンサ4の数が把握される。
【0031】
また、親機2Aの制御部29は、上述の通知要求信号送信時における自器の明るさセンサ4の出力電圧を目標出力電圧と認識し、それを記憶部28に格納する(S105)。制御部29は、その目標出力電圧と子機2Bの明るさセンサ4の目標出力電圧の平均値を演算部27に算出させる(S106)。この平均値算出時には、目標出力電圧の合計が、同じ照明器具群3内の子機2Bの明るさセンサ4の数に親機2Aの明るさセンサ4の分として1を足した数で除されて、平均値が算出される。そして、算出された平均値は記憶部28に格納される(S107)。このようにして、親機2Aには、各明るさセンサ4の周囲環境に応じて設定された目標出力電圧の平均値を予め格納される。
【0032】
上記の平均値算出について具体的な数値を示して説明すると、上述の図5に示されるように、例えば、各々の明るさが目標値である略750lxとなるように親機2A及び子機2Bが制御されたとする。そのときに、明るさセンサ4の出力電圧がそれぞれ3V、2Vであった場合には、それらが目標出力電圧とされ、演算部27によりそれらの平均値が算出され、この平均値2.5Vが目標出力電圧の平均値として記憶部28に格納される。同一の明るさで親機2A及び子機2Bが点灯しても明るさセンサ4の出力電圧が異なるのは、親機2A下方の床面F1がフローリングF2から成り、子機2B下方の床面F1が絨毯F3から成り、それらの光の反射率が異なるからである。なお、上述のS103において、グループ番号が一致しない場合には(S103でNo)、受信した情報が破棄される(S108)。
【0033】
親機2Aの記憶部28には、上記の(1)〜(3)の設定により、図7(a)に示される各種情報が格納されていることになる。それらの情報は、自器のアドレス28a、グループ番号28b、親機情報28c、子機2Bのアドレス28d、自器の明るさセンサ4の目標出力電圧28e、及び親機2Aと子機2Bの目標出力電圧の平均値28fである。また、子機2Bの記憶部28には、図7(b)に示されるように、親機2Aと同じように自器のアドレス28a、グループ番号28b、及び自器の明るさセンサ4の目標出力電圧28eが、そしてさらに子機情報28gが格納されていることになる。
【0034】
(照明器具群の調光制御)
ところで、光源は一般に、温度特性、経年変化等の種々の理由により、発光量が低下する。従って、発光量を略一定に保つためには、明るさセンサで光量を測定して、光源への印加電圧又は供給電流を増加させるフィードバック制御が必要となる。そのため、本実施形態においては、明るさセンサ4の出力電圧に基づくフィードバック制御により照明器具群3の調光率が制御される。
【0035】
図8は、上記の調光率制御のフローを示す。まず、親機2A及び子機2Bの各々の明るさセンサ4は所定の間隔で、同期して明るさを計測する(S301、401)。親機2Aの制御部29は、明るさ計測後、子機2Bへ出力電圧の通知を要求する通知要求信号を送出する(S302)。子機2Bの制御部29は、親機2Aからの通知要求信号を受信し(S402)、出力電圧情報を親機2Aへ送信する(S403)。親機2Aは、子機2Bからの出力電圧情報を受信する(S303)。親機2Aは、目標出力電圧の設定時に把握していた全ての子機2Bからその情報を受信すると、自器の明るさセンサ4の出力電圧と、子機2Bの明るさセンサ4の出力電圧の平均値を演算部27に算出させる(S304)。この平均値は、目標出力電圧の平均値算出時と同じ計算法で算出される。
【0036】
親機2Aの制御部29は、その算出された平均値と、記憶部28に格納された、目標出力電圧の平均値(以下、目標平均値という)とを比較する(S305)。その比較の結果、算出した平均値(以下、算出平均値という)が目標平均値よりも高いとする(S306でYes)。その場合には、それらの差分に応じた調光率の演算が演算部27により行われ、照明器具群3内全体の調光率は低められ(S307)、例えば元の調光率が70%である場合には1%下げられて69%とされる。算出平均値が目標平均値よりも低い場合には(S306でNo、かつS308でYes)、それらの差分に応じて照明器具群3内全体の調光率は高められ(S309)、例えば元の調光率が70%である場合には1%上げられて71%とされる。算出平均値が目標平均値と等しい場合には(S308でNo)、現状の調光率が維持される(S310)。
【0037】
親機2Aの制御部29は、上述の調整された調光率情報を他の照明器具2へ送出する(S311)。この際、記憶部28が参照され、調光率情報に加えてグループ番号が付加される。他の照明器具2は、親機2Aからの情報を受信し、その中のグループ番号と、自器のグループ番号とが一致する場合には、その情報内の調光率情報を反映するように自器の調光率を調整する。このようにして、同じグループ番号を持つ照明器具群3内の照明器具2が一括して調光制御される。
【0038】
本実施形態においては、親機2Aの記憶部28が、照明器具2に取り付けられた各明るさセンサ4の周囲環境、具体例としては床面F1の素材に応じて設定された、明るさセンサ4の目標出力電圧の平均値を予め記憶している。親機2Aの制御部29は、明るさセンサ4の出力電圧の合計を明るさセンサ4の数で除し、その除して得た値が上述の平均値と略一致するように記憶部28を参照して各照明器具2を調光制御する。その結果、周囲環境に合わせた高精度な調光制御が可能となり、照明器具2の明るさを目標値に高精度に略一致させることができる。
【0039】
また、明るさセンサ4を全照明器具2に1つずつ取り付けて、それらの計測結果に基づいて各照明器具2を調光制御する場合と比べ、照明器具群3内に少なくとも2つ設ければよいので、明るさセンサ4の数を減らしてコストの低減を図ることができる。また、明るさセンサ4を照明器具2に抜き差しするだけで、その照明器具2を親機2A又は子機2Bに設定することができるので、設定が容易となる。
【0040】
また、明るさセンサ4は照明光と外光とを合わせて検出し、その検出結果に基づいて照明器具2が調光制御される。そのため、照明光だけを検出してその検出結果に応じて調光制御する場合と比べ、照明器具2の調光率を下げることができ、省エネルギー化を図ることができる。
【0041】
なお、照明制御システム1においては、照明器具群3内の明るさセンサ4の数が1個であっても、その出力電圧に基づいて上記の調光制御が可能である。また、親機2Aと子機2Bの設定は上記に限定されない。例えば、明るさセンサ4が取り付けられた照明器具2のうち、リモコン6からの目標設定信号を受信した照明器具2が親機2Aに設定されてもよい。この場合、その照明器具2が子機設定信号を照明器具群3内へ送出し、明るさセンサ4が取り付けられた他の照明器具2が子機2Bに設定される。
【0042】
また、照明器具群3内の子機2Bの数は1つに限定されず、図9に示されるように2つであってもよい。この場合に、例えば、床面F1が親機2A下方ではフローリングF2から成り、1の子機2B下方では絨毯F3から成り、他の子機2B下方ではマットF4から成るとする。そして、この周囲環境において、各々の明るさが略750lxとなるように親機2A及び2つの子機2Bが制御されたときに、明るさセンサ4の出力電圧が床面の素材の影響に起因して、それぞれ4V、2V、3Vとなったとする。その場合、それらが目標出力電圧とされ、演算部27によりそれらの平均値が算出され、その平均値3Vが目標出力電圧の平均値として記憶部28に格納される。
【0043】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る照明制御システムは、構成部材が上記第1の実施形態と略同じであるので、構成については上述の図1及び図2を流用して説明する。本実施形態の照明制御システム1においては、子機2Bが、予め定められた条件下で、例えば、所定の期間、調光率を指示する調光率情報(制御信号)を親機2Aから受信しなかった場合、子機2Bのいずれかが自動的に親機2Aとなる。
【0044】
親機2Aの制御部29は、子機2Bから送信される明るさセンサ4の出力電圧情報に基づいて、正常動作時には照明器具群3の調光率を設定する。親機2Aの制御部29はタイマ機能を有しており、その機能により計時し、所定の時間間隔で、子機2Bを含む同じ照明器具群3内の照明器具2へ、調光率情報を通信部24を介して送信する。
【0045】
子機2Bの制御部29は、タイマ機能を有しており、上述の調光率情報を受信したときから計時して、所定の時間を経過しても次の調光率情報を受信しなかった場合には、自器が親機2Aとなることを示す親機変更信号を通信部24から他の照明器具2へ送出する。この親機変更信号には、自器のグループ番号及びアドレスが重畳されている。親機変更信号を受信した同じ照明器具群3内の他の照明器具2は、親機2Aが切り替わったことを認識する。
【0046】
1つの照明器具群3内に複数の子機2Bが在る場合には、全ての子機2Bは上述の親機変更信号を送出し、他の子機2Bからのその信号を受信し、互いに、他の子機2Bのアドレスと自器のアドレスとを比較する。例えば、アドレスが数字で表されている場合には、その数が一番大きい又は小さいアドレスを持つ子機2Bが親機2Aに再設定される。
【0047】
本実施形態においては、親機2Aが親機として機能せず、調光率情報を子機2Bに対して送信しなかったときであっても、自動で新たに親機2Aが設定され、新たな親機2Aによって照明器具群3を制御できる。このため、親機2Aに障害が発生してもすぐに新たな親機2Aを設定してシステムを復旧させることができ、いわゆるシステムの可用性を高くすることができる。
【0048】
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る照明制御システムは、構成部材が上記第1の実施形態と略同じであるので、構成については上述の図1及び図2を流用して説明する。本実施形態の照明制御システム1においては、明るさセンサ4の搭載状況が照明器具群3内で変更された場合、親機2Aの制御部29が、子機2Bに対して、明るさセンサ4の目標出力電圧情報を親機2Aへ送信するように通信部24を介して指示する。また、制御部29が、照明器具群3内の明るさセンサ4の数の確認と、各明るさセンサ4の目標出力電圧の平均値の再設定とを行う。各照明器具群3において、各照明器具2の明るさセンサ4の目標出力電圧は予め求められており、各照明器具2の記憶部28にはそれぞれ、その目標出力電圧が予め格納されている。
【0049】
明るさセンサ4の搭載状況の変更は、照明器具群3内における明るさセンサ4の数の変更、又は取り付け対象の変更を含む。なお、明るさセンサ4を照明器具2に取り付けたままであっても、ユーザ操作等による消灯に伴って明るさを計測できないときには、明るさセンサ4が取り外されて、上述の変更が有ったものとみなす。照明器具2の消灯は、ユーザ操作以外に、人感センサによる人の不検出に基づいて行われてもよい。
【0050】
親機2Aは、上述の目標出力電圧情報の送信を子機2Bへ指示する際、自器のアドレスとグループ番号を添付する。子機2Bは、親機2Aからの指示信号を受けたとき、その信号に添付されたグループ番号と自器のグループ番号とを比較する。それらが一致する場合、子機2Bは、上述の指示信号に添付された親機2Aのアドレス宛に目標出力電圧情報を送信し、不一致の場合には、受信した情報を破棄する。
【0051】
図10は、本実施形態の照明制御システムにおいて、一例として、子機2Bの1つが親機2Aによる制御によらずに消灯したときの明るさセンサ4の目標出力電圧の平均値再設定フローを示す。図11(a)(b)は、消灯前後の子機2Bから親機2Aへの送信内容を示す。
【0052】
子機2Bの制御部29は、自器が親機2Aからの命令無しに消灯したとき、そのことを示す消灯情報を親機2Aへ送信し(S501)、明るさセンサ4による明るさ計測を停止する(S502)。
【0053】
親機2Aの制御部29は、子機2Bから送信された消灯情報を受信したとき(S601)、照明器具群3内の照明器具2へ目標出力電圧情報の再送信命令を送出する(S602)。このとき、目標出力電圧情報には親機2Aのアドレスが重畳される。
【0054】
子機2Bの制御部29は、親機2Aからの再送信命令を受け(S503)、目標出力電圧情報に重畳された記憶部28を参照し、親機2Aのアドレスを送信先として目標出力電圧情報を送信する(S504)。
【0055】
親機2Aの制御部29は、子機2Bから送信された目標出力電圧情報を受信し(S603)、その情報数から、子機2Bの新たな数、すなわち子機2Bに取り付けられた明るさセンサ4の数を確認する。
【0056】
また、親機2Aの制御部29は、予め記憶部28に格納している自器の明るさセンサ4の目標出力電圧と子機2Bの明るさセンサ4の目標出力電圧の平均値を演算部27に算出させる(S604)。この平均値算出時には、目標出力電圧の合計が、同じ照明器具群3内の明るさセンサ4の数に親機2Aの明るさセンサ4の分として1を足した数で除されて、平均値が算出される。そして、算出された新たな平均値が記憶部28に格納される(S605)。このようにして、親機2Aには、各明るさセンサ4の新たな目標出力電圧の平均値を予め格納される。
【0057】
上記の平均値算出動作について、上述の図11(a)(b)を参照し、具体的な数値を示して説明する。例えば、各々の明るさが略750lxとなるように1つの親機2A及び2つの子機2Bが制御されたときに、各々における明るさセンサ4の目標出力電圧が3V、4V、2Vであったとする。その場合、その2Vに対応する子機2Bが消灯されたとき、従前の平均値は3Vであるが、再計算が行われ、目標出力電圧の平均値は、(3+4)/2=3.5Vとなる。消灯した子機2Bが再点灯した場合にも同様の平均値再設定が行なわれる。
【0058】
本実施形態においては、明るさセンサ4の取付状況が変更された場合であっても、明るさセンサ4による目標検出値の平均値が自動的に再設定される。このため、上述の平均値の再設定を手動で行う必要がなくなる。また、例えば、明るさセンサ4の数が減り、それらの出力電圧の合計値が少なくなってそれらの平均値が下がったときに、その平均値が再設定前の目標出力電圧の平均値と略一致するように調光率が上げられて省エネルギー効果が得られないことを防ぐことができる。
【0059】
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係る照明制御システムは、構成部材が上記第1の実施形態と略同じであるので、構成については上述の図1及び図2を流用して説明する。図12は、本実施形態の親機2Aの記憶部28に予め格納されている情報を示す。その親機2Aの記憶部28は、上記第1の実施形態(上述の図7(a)を参照)と比べ、全ての照明器具2について明るさセンサ4をそれぞれ搭載させた場合の明るさセンサ4の目標出力電圧情報28hを、各照明器具2のアドレスに対応させてさらに記憶している。親機2Aは、照明器具群3内において、明るさセンサ4の搭載状況が変更された場合、明るさセンサ4が搭載された各照明器具2に対応する目標出力電圧情報28hから、それら目標出力電圧の平均値の再計算を行う。なお、明るさセンサ4の搭載状況の変更は、照明器具群3内における明るさセンサ4の数の変更、又は取り付け対象の変更を含む。
【0060】
図13は、本実施形態の照明制御システムにおいて、一例として、子機2Bの1つが親機2Aによらずに消灯されたときの動作について説明する。
【0061】
子機2Bの制御部29は、自器が親機2Aからの命令無しに消灯したとき、そのことを示す消灯情報を親機2Aへ送信し(S701)、明るさセンサ4による明るさ計測を停止する(S702)。送信時には、記憶部28が参照され、消灯情報に子機2Bのアドレスが添付される。
【0062】
親機2Aの制御部29は、子機2Bから送信された消灯情報を受信する(S801)。そのとき、制御部29は、その子機2Bのアドレスと、記憶部28に予め格納されている照明器具2のアドレスと比較し、一致したアドレスに対応する目標出力電圧情報を記憶部28からさらに読み出す(S802)。制御部29は、全ての子機2Bの目標出力電圧の合計から、読み出した分の目標出力電圧を減じ、それを、消灯した子機2B以外の子機2Bの数で除して平均値を再計算するように演算部27に指示する(S804)。算出された平均値は、目標出力電圧の平均値として再設定され、記憶部28に格納される(S804)。
【0063】
本実施形態においては、上記第3の実施形態による効果を得ることに加えて、明るさセンサ4の取り付け状況が変更されたときに、第3の実施形態と比べ、子機2Bは目標出力電圧情報を親機2Aに送信しないので、通信トラフィックを減らすことができる。このため、照明制御システム1のパフォーマンスの向上を図ることができる。
【0064】
なお、本発明は、上記第1乃至第4の実施形態の構成に限定されるものでなく、使用目的に応じ、様々な変形が可能である。例えば、通信部24は、Ethernet(登録商標)規格に準拠し通信信号線5としてLANケーブルを用いる通信回路、又は無線LAN規格に準拠し通信信号線5として無線LANを用いる通信回路であってもよい。また、通信部24は、特定のシステムに特化した専用通信規格に準拠するように構成されていてもよい。通信部24が無線LAN規格に準拠する場合、通信信号の衝突回避機能として、例えばCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access / Collision Avoidance)等のアクセス制御方式が用いられる。
【0065】
また、親機2A及び子機2Bの設定は、リモコン6の操作に限定されず、明るさセンサ4取り付け時に自動的に行なわれてもよい。具体的には、1つの照明器具群3内で2つの照明器具2に1つずつ明るさセンサ4が取り付けられると、それら照明器具2の制御部29は、明るさセンサ4の出力を検知することで、明るさセンサ4の取り付けを検知する。それらの制御部29は、記憶部28を参照して、照明器具2のグループ番号及びアドレスを読み出し、それらを通信部24から送出する。それぞれの制御部29は、上述の送出された情報を通信部24を介して受信し、記憶部28内のアドレスと、受信した他の照明器具2のアドレスとを比較する。そして、制御部29は、記憶部28内のアドレスの方が大きい場合、自器を親機2Aと認識すると共に、受信したアドレスを子機2Bのアドレスとして記憶部28に格納する。受信したアドレスの方が大きい場合には、制御部29は、自器を子機2Bと認識すると共に、受信したアドレスを親機2Aのアドレスとして記憶部28に格納する。
【符号の説明】
【0066】
1 照明制御システム
2 照明器具
2A 親機
2B 子機
3 照明器具群
4 明るさセンサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の照明器具を含むグループ化された照明器具群を備え、前記照明器具群内に明るさセンサが搭載され、前記明るさセンサによる検出値に応じて前記照明器具群内の照明器具を点灯制御する照明制御システムにおいて、
前記明るさセンサは、同一の照明器具群内の少なくとも2つの照明器具の各々に搭載され、
前記明るさセンサが搭載された照明器具のうち、一の照明器具は親機に設定され、他の照明器具は子機に割り振られており、
前記子機は、該子機に搭載された明るさセンサによる検出値情報と、該子機の属性情報とを前記親機へ送信し、
前記親機は、前記各明るさセンサの周囲環境に応じて設定された、該明るさセンサによる目標検出値の平均値を予め記憶しており、前記子機により送信された検出値情報及び属性情報と、該親機に搭載された明るさセンサによる検出値情報とに基づき、各明るさセンサによる検出値の合計を明るさセンサの数で除し、その除して得た値が前記平均値と略一致するように各照明器具を調光制御することを特徴とする照明制御システム。
【請求項2】
前記子機が予め定められた条件下で前記親機からの制御信号を受信しなかった場合、前記子機のいずれかが新たに親機に設定されることを特徴とする請求項1に記載の照明制御システム。
【請求項3】
前記明るさセンサが搭載された照明器具は、数字で表される自器のアドレスが格納された記憶部を備え、
一番大きい又は小さい数のアドレスを持つ前記子機が親機に設定されることを特徴とする請求項2に記載の照明制御システム。
【請求項4】
前記明るさセンサは、前記照明器具に抜き差し自在に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の照明制御システム。
【請求項5】
前記親機は、前記照明器具に前記明るさセンサをそれぞれ搭載させた場合の明るさセンサによる目標検出値を各照明器具に対応して予め記憶しており、明るさセンサの搭載状況が変更された場合、明るさセンサが搭載された各照明器具に対応する目標検出値から、それら目標検出値の平均値の再計算を行うことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の照明制御システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2013−8703(P2013−8703A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−224839(P2012−224839)
【出願日】平成24年10月10日(2012.10.10)
【分割の表示】特願2008−138579(P2008−138579)の分割
【原出願日】平成20年5月27日(2008.5.27)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】