説明

照明器具

【課題】光源を内蔵する灯体から効果的に放熱され、また、灯体の取付けが容易な照明器具を提供する。
【解決手段】照明器具1は、光源9を内蔵する略筒状の灯体2と、上端3aに灯体2の上面2aよりも大きな開口18を有する略筒状の器具本体3と、中空部22を有し、この中空部22に灯体2の上面2aが露出するように灯体2の上面2aに直接的に固定され、灯体2が器具本体3に収容されるように器具本体3の上端3a側に取り付けられた略板状の支持部材4とを具備している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源からの発生熱が放熱される照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば発光ダイオード(LED)は、複数個を集積させて所望する光量の照射光を得ることにより、照明用ランプ用の光源として利用されている。そして、発光ダイオードは、点灯により発熱し、この発熱により温度上昇すると、寿命が短くなる。したがって、発光ダイオードからの発生熱を効率よく外部に放熱することが求められている。
【0003】
例えば、発光ダイオードを搭載したプリント基板の側面を覆う上部カバーと、上部カバーの外周に係合された下部カバーとを備え、発光ダイオードからの熱を上部カバーと下部カバーから外部に放熱させる照明器具が提案されている(特許文献1参照。)この従来技術の照明器具は、上部カバーと下部カバーが熱伝導率の良好なアルミニウムのような金属で形成されることにより放熱路が形成され、発光ダイオードの周囲には熱がこもらない構成となっている。
【0004】
また、蛍光ランプおよび安定器を冷却するものとして、天井に埋設されるシャーシおよびランプソケットを保持する反射体に通気孔をそれぞれ形成している照明器具が提案されている(特許文献2参照。)。この従来技術の照明器具は、反射体に形成された通気孔に流れる気流により、ランプソケットおよび蛍光ランプの端部が有効に冷却され、シャーシに形成された通気孔に流れる気流により、安定器が効果的に冷却されるというものである。
【特許文献1】特開2002−343130号公報(第3−4頁、第1図)
【特許文献2】特開平8−102213号公報(第3頁、第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の照明器具は、上部カバーとプリント基板の側面とが接触しているので、プリント基板に配置された発光ダイオードおよび他の電子部品からの熱がプリント基板から上部カバーに伝熱されにくい。また、プリント基板の上方側が密閉された器具構造であり、放熱構造に形成されていない。したがって、発光ダイオードの温度上昇を抑制させにくいものである。
【0006】
また、特許文献2の照明器具は、蛍光ランプの端部、ランプソケットあるいは安定器を所望の温度に冷却するものであり、構成物の部分的な温度調節に限定されるものである。
【0007】
本発明は、光源を内蔵する灯体から効果的に放熱され、また、灯体の取付けが容易な照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の照明器具の発明は、光源を内蔵する略筒状の灯体と;上端に灯体の上面よりも大きな開口を有する略筒状の器具本体と;中空部を有し、この中空部に灯体の上面が露出するように灯体の上面に直接的に固定され、灯体が器具本体に収容されるように器具本体の上端側に取り付けられた略板状の支持部材と;を具備していることを特徴とする。
【0009】
本発明および以下の各発明において、特に言及しない限り、各構成は以下による。
【0010】
「灯体の上面に直接的に固定される支持部材」とは、支持部材と灯体の上面とが接触するようにして固定されることを意味する。
【0011】
「中空部を有する」とは、支持部材の中心部側に孔が設けられているものである。当該孔に灯体の上面が露出する。当該孔は、可能な限り、大きいことが好ましい。
【0012】
灯体は、例えばアルミニウム(Al)などの熱伝導率の高い材質で形成されることが好ましい。また、支持部材も熱伝導率の高い材質で形成されることが好ましい。
【0013】
本発明によれば、灯体の上面は、支持部材の中空部に露出するので、支持部材の中空部において外気に晒される。そして、光源からの発生熱は、灯体に伝熱され、灯体の上面から支持部材に伝熱されて支持部材から外気に放熱されるとともに、灯体の上面から支持部材の中空部を介して直接的に外気に放熱される。前記発生熱が支持部材の中空部を介して直接的に外気に放熱されることにより、灯体からの放熱が早くなり、灯体の温度上昇が抑制され、光源の温度上昇が抑制される。
【0014】
請求項2に記載の照明器具の発明は、請求項1記載の照明器具において、器具本体の上端には、上端面と略同一面状となるように内方に突出する複数の突出部が設けられ、支持部材の上面には、灯体の周回方向となるように複数の爪部が設けられており、灯体は、前記突出部が支持部材の上面と前記爪部に挟まれて器具本体に取り付けられていることを特徴とする。
【0015】
「突出部が支持部材の上面と爪部に挟まれる」とは、突出部が支持部材の上面と爪部に挟持される挟み込みであってもよく、突出部が支持部材の上面と隙間を有して爪部を係止することであってもよい。
【0016】
器具本体の突出部は、支持部材の爪部と交差するようにして、支持部材の上面と爪部に挟まれる。そして、突出部は、支持部材の上面に位置された状態で、灯体が灯体の周回方向に回動されることにより、支持部材の上面と爪部に挟まれる。
【0017】
本発明によれば、器具本体の上端側に設けられた複数の突出部を支持部材の上面と爪部に挟ませることにより、爪部が突出部に係止されて、灯体が器具本体に収容されるようにして器具本体の上端側に取り付けられる。
【0018】
請求項3に記載の照明器具の発明は、請求項2記載の照明器具において、前記爪部は、弾性を有し、その先端部は、支持部材の上面と前記爪部に挟まれた前記突出部が当接することのできるように支持部材の上面側に折曲されていることを特徴とする。
【0019】
複数の爪部のうち、少なくとも1つの爪部の先端部が折曲されていればよい。
【0020】
爪部は、弾性を有するので、例えば爪部の先端部をドライバ等の工具類を用いて持ち上げることにより、爪部の先端部側から器具本体の突出部を支持部材の上面と爪部に挟ませることができる。
【0021】
本発明によれば、例えば、灯体が不所望に回動して器具本体の突出部が爪部の先端部側から抜けようとすると、突出部が爪部の折曲された先端部に当接する。これにより、灯体は、回動しなくなり、突出部は、支持部材の上面と爪部に挟まれた状態を維持し、爪部の係止を保持する。
【0022】
請求項4に記載の照明器具の発明は、請求項2または3記載の照明器具において、前記爪部は、支持部材の上面の切り起こしにより形成され、この切り起こしにより形成された開口の一部が器具本体の内部に臨んでいることを特徴とする。
【0023】
「切り起こしにより形成された開口の一部が器具本体の内部に臨んでいる」とは、当該開口の残部に灯体の上面が露出していることを意味する。支持部材は、灯体の上面よりも大きい必要最小限の大きさに形成されることが好ましく、これにより、器具本体の大形化が防止される。
【0024】
本発明によれば、灯体の放熱によって器具本体の内部温度が上昇するにつれ、温度上昇した器具本体内の空気が切り起こしにより形成された開口の一部から外気に流れる。これにより、灯体からの放熱がより促進されて、灯体の温度上昇がより抑制される。
【発明の効果】
【0025】
請求項1の発明によれば、光源からの発生熱は、支持部材の中空部において、灯体の上面から直接的に放熱されるので、灯体からの放熱が早くなる結果、灯体および光源の温度上昇を抑制することができて、光源の光出力を安定化させることができるとともに、光源を長寿命化させることができる。
【0026】
請求項2の発明によれば、器具本体の複数の突出部を支持部材の上面と爪部に挟ませることにより、灯体が器具本体に取り付けられるので、器具本体に灯体を取り付ける作業を短時間で容易に行うことができ、省力化を図ることができる。
【0027】
請求項3の発明によれば、器具本体の突出部は、灯体が不所望に回動しても、支持部材の爪部の折曲された先端部に当接して爪部の係止を保持するので、灯体の器具本体への取付けに対する安全性および信頼性を向上させることができる。
【0028】
請求項4の発明によれば、器具本体の内部温度が上昇するにつれ、器具本体内の空気が爪部形成の切り起こしにより形成された開口の一部を通気して器具本体の内部温度を低減させるので、灯体からの放熱をより行わせることができ、これにより、光源の温度上昇をより抑制することができて、光源を長寿命化させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0030】
図1ないし図5は、本発明の一実施の形態を示し、図1は照明器具の一部切り欠き概略断面図、図2は照明器具の概略上面図、図3は支持部材の爪部を示し、(a)は器具本体の突出部に係止された状態の概略断面図、(b)は器具本体の突出部を支持部材の上面との間で挟持している状態の概略断面図、図4は灯体を示し、(a)は概略側面図、(b)は概略縦断面図、図5は灯体を示し、(a)は概略下面図、(b)は概略上面図である。
【0031】
図1において、照明器具1は、天井などの造営物に埋設される埋め込み形照明器具であり、灯体2、器具本体3および支持部材4を有して形成されている。
【0032】
灯体2は、アルミニウム(Al)からなり、図4(b)に示すように、それぞれ略円筒状の上灯体部5および下灯体部6に形成されている。上灯体部5および下灯体部6は、ねじ7により一体化されている。そして、下灯体部6には、3箇所に光源部8が形成されている。
【0033】
光源部8は、光源としての発光ダイオード9と、この発光ダイオード9を実装している基板10と、発光ダイオード9を覆うレンズ11と、基板10およびレンズ11を所定の位置に固定している固定部材12からなっている。固定部材12は、ねじ13,13により上灯体部5に取り付けられている。3箇所の光源部8は、図5(a)に示すように、下灯体部6の下面6bにレンズ11が正三角形状に露出するように下灯体部6内に配設されている。このようにして、発光ダイオード9は、下灯体部6(灯体2)に内蔵されている。
【0034】
そして、下灯体部6内には、図4(b)に示すように、上灯体部5に設けられた貫通孔14を介して電源コード15が引き込まれている。電源コード15の電源線は、基板10に接続されている。発光ダイオード9は、電源コード15を介して直流電圧が供給されて点灯し、例えば白色光を放射する。
【0035】
そして、上灯体部5は、図4(a)に示すように、側面5bに外周に亘って溝16が形成されている。また、図5(b)に示すように、上面5a(灯体2の上面2a)に支持部材3を固定するためのねじ孔17,17が形成されている。
【0036】
図1において、器具本体3は、例えば鋼板からなり、上端3aに灯体2の上面2aよりも大きな開口18を有し、下端3bに外方に延在する鍔部19を有する略円筒状に形成されている。そして、鍔部19に、板状の取付ばね20,20が固定されている。取付ばね20,20および鍔部19の間に天井などの造営物が挟み込まれて挟持されることにより、器具本体3が造営物に固定される。
【0037】
器具本体3は、灯体2の下面2b(下灯体部6の下面6b)と鍔部19が略同一面状となるように、灯体2を収容している。
【0038】
器具本体3の上端3aには、図2に示すように、上端面3aaと略同一面状となるように内方に突出する複数の突出部としての突出片21が設けられている。突出片21は、上端3aから延在して形成され、上端3aの周回に等間隔となるように3個が設けられている。
【0039】
支持部材4は、略板状のアルミニウム(Al)からなり、略円状の中空部22を有し、その外形が器具本体3の開口18と相似する円状であって開口18よりも幾分小さく形成されている。
【0040】
そして、支持部材4は、ねじ23,23により、灯体2の上面2aのねじ孔17,17にねじ止めされ、灯体2の上面2aに直接的に固定されている。すなわち、灯体2の上面2aは、一部が支持部材4に接触(密接)し、一部が灯体2の中空部22に露出している。中空部22は、灯体2の上面2aができるだけ露出する大きさに形成されている。
【0041】
また、支持部材4の上面4aには、複数の爪部24が設けられている。爪部24は、灯体2の周回方向となるように、支持部材4の上面4aが切り起こされて形成され、灯体2の上面2aの周回に等間隔となるように3個が設けられている。すなわち、爪部23は、器具本体3の突出片21に対応するように設けられている。
【0042】
支持部材4の上面4aと爪部24の間には、器具本体3の突出片21が挟まれる。そして、爪部24は、図1に示すように、突出片21に係止する。これにより、支持部材4を固定している灯体2が器具本体3に収容されるように器具本体3の上端3a側に取り付けられる。
【0043】
そして、爪部24は、支持部材4の上面4aの切り起こしにより形成されているので、先端部24a側が基端部24bを固定部として弾性を有している。また、先端部24aは、図3(a)に示すように、支持部材4の上面4a側に折曲された折曲部24aaを有している。灯体2が回動したときに、爪部24を係止している器具本体3の突出片21が前記折曲部24aaに当接することのできるようにしている。
【0044】
また、爪部24が支持部材4の上面4aの切り起こしにより形成されているので、図2に示すように、支持部材4の上面4aの当該切り起こし部位に開口25が形成されている。この開口25の灯体2の周回方向と直交する方向の略1/2の領域は、灯体2の上面2aが露出しており、残余の領域は、器具本体3の内部に臨んでいる。すなわち、開口25の一部は、器具本体3の内部に直接的に連通していて、器具本体3内の通気口となっている。
【0045】
なお、爪部24は、図3(b)に示すように、支持部材4の上面4a側に突出する突部26を形成して、この突部26と支持部材4の上面4aとにより、器具本体3の突出片21を挟持するように形成してもよい。これにより、灯体2が不所望に回動しにくくなり、灯体2の器具本体3への取付けの安全性や信頼性が向上する。
【0046】
また、灯体2および器具本体3は、それぞれ略円筒状に形成しているが、略四角筒状などの略多角筒状に形成されてもよい。しかし、灯体2は、周回方向に回動して器具本体3に着脱されるので、略多角筒状に形成されると外接円の直径が大きくなる。これにより、灯体2を収容する器具本体3が大形化する。したがって、灯体2および器具本体3は、それぞれ略円筒状に形成することが好ましい。
【0047】
次に、本発明の一実施の形態の作用について述べる。
【0048】
灯体2は、支持部材4を固定し、器具本体3の下端3b側から器具本体3内に挿入される。そして、灯体2の上面2aを器具本体3の3個の突出部としての突出片21に当接させる。この状態において、支持部材4の爪部24の先端部24a側を突出片21に当接させるように灯体2を回動させると、爪部24の先端部24aの折曲部24aaが突出片21に当接する。
【0049】
そして、灯体2をさらに回動させるようにする。すると、爪部24の先端部24a側は、弾性を有するので、当該回動に応じて、先端部24a側が支持部材4の上面4aから拡開し、折曲部24aaが突出片21を乗り越える。これにより、突出片21が支持部材4の上面4aと爪部24に挟まれる。
【0050】
そして、灯体2の上面2aを突出片21に当接させなくすると、突出片21に爪部24が係止するようになる。これにより、灯体2は、器具本体3の上端3a側に取り付けられる。
【0051】
このように、灯体2を回動させて、器具本体3の上端3a側に設けられた複数の突出片21を支持部材4の上面4aと支持部材4に設けた複数の爪部24に挟ませることにより、灯体2が器具本体3の上端3a側に取り付けられるので、当該取付作業を短時間で容易に行うことができて、省力化を図ることができる。
【0052】
そして、振動等により灯体2が不所望に回動し、爪部24を係止している器具本体3の突出片21が爪部24の先端部24a側から抜けようとしても、先端部24aの折曲部24aaに当接する。この当接により、灯体2は、さらに回動しなくなる。これにより、突出片21は、支持部材4の爪部24の係止を保持する。すなわち、爪部24の先端部24aに支持部材4の上面4a側に折曲する折曲部24aaを設けることにより、灯体2の器具本体3への取付けに対する安全性および信頼性を向上させることができる。
【0053】
そして、発光ダイオード9が点灯すると、熱が発生し、光源部8の温度が上昇する。発光ダイオード9からの熱は、光源部8を介して下灯体部6および上灯体部5に伝熱される。これにより、灯体2の温度が上昇する。そして、灯体2から放射される熱により、器具本体3の内部、器具本体3および支持部材4の温度が上昇する。
【0054】
そして、灯体2の上面2aの大部分は、支持部材4の中空部22に露出して外気に晒されているので、外気に晒されている灯体2の上面2aから器具本体3の外気に直接的に放熱される。また、当該灯体2の上面2aからの放熱は、灯体2の温度に応じて継続的に行われる。これにより、灯体2に伝熱された発光ダイオード9からの熱は、灯体2から早く放熱されるようになる。
【0055】
また、器具本体3の内部温度が上昇すると、温度上昇した空気が支持部材4の上面4aの切り起こしにより形成された開口25の一部および支持部材4の外周端面と器具本体3の内面との隙間を通流するようになる。すなわち、外気が器具本体3の下端3b側から器具本体3内に流入し、灯体2から放射された熱を吸収して開口25の一部および上記隙間から流出する。特に、開口25の一部を通流する空気は、灯体2の近くを流れるので、灯体2からの熱をよく吸収する。これにより、灯体2からの放熱がより促進される。
【0056】
このように、支持部材4の中空部22および開口25の一部から外気に灯体2からの放熱が効果的に行われる。これにより、灯体2の温度上昇が抑制され、光源部8の温度上昇が抑制される。そして、発光ダイオード9の温度上昇も抑制されるようになる。この結果、発光ダイオード10は、安定的に点灯して、所定の光出力を出力することができるとともに、寿命が長くなって長期間使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の一実施の形態を示す照明器具の一部切り欠き概略断面図。
【図2】同じく、照明器具の概略上面図。
【図3】同じく、支持部材の爪部を示し、(a)は器具本体の突出部に係止された状態の概略断面図、(b)は器具本体の突出部を支持部材の上面との間で挟持している状態の概略断面図。
【図4】同じく、灯体を示し、(a)は概略側面図、(b)は概略縦断面図。
【図5】同じく、灯体を示し、(a)は概略下面図、(b)は概略上面図。
【符号の説明】
【0058】
1…照明器具
2…灯体
3…器具本体
4…支持部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源を内蔵する略筒状の灯体と;
上端に灯体の上面よりも大きな開口を有する略筒状の器具本体と;
中空部を有し、この中空部に灯体の上面が露出するように灯体の上面に直接的に固定され、灯体が器具本体に収容されるように器具本体の上端側に取り付けられた略板状の支持部材と;
を具備していることを特徴とする照明器具。
【請求項2】
器具本体の上端には、上端面と略同一面状となるように内方に突出する複数の突出部が設けられ、支持部材の上面には、灯体の周回方向となるように複数の爪部が設けられており、灯体は、前記突出部が支持部材の上面と前記爪部に挟まれて器具本体に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
【請求項3】
前記爪部は、弾性を有し、その先端部は、支持部材の上面と前記爪部に挟まれた前記突出部が当接することのできるように支持部材の上面側に折曲されていることを特徴とする請求項2記載の照明器具。
【請求項4】
前記爪部は、支持部材の上面の切り起こしにより形成され、この切り起こしにより形成された開口の一部が器具本体の内部に臨んでいることを特徴とする請求項2または3記載の照明器具。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2007−323926(P2007−323926A)
【公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−152225(P2006−152225)
【出願日】平成18年5月31日(2006.5.31)
【出願人】(000003757)東芝ライテック株式会社 (2,710)
【Fターム(参考)】