説明

照明装置の調整装置

【課題】照射位置の調整の操作性が良い、照明装置の調整装置を提供すること。
【解決手段】照明装置1に用いられる調整装置10は、照明部11をパン方向及びチルト方向に回動可能に支持し、吊持部材に吊下げられる支持部材12と、照明部11をパン方向に正転方向及び逆転方向に回動させる第1回動部材16と、照明部11をチルト方向に正転方向及び逆転方向に回動させる第2回動部材17と、第1回動部材16及び第2回動部材17の回動及び停止の外部情報を入力可能に形成された操作部69〜72を有し、操作部69〜72により入力された外部情報を無線信号Mに変換して送信する遠隔操作盤5と、遠隔操作盤5から送信された無線信号Mを受信し、この無線信号Mに基づいて、第1、第2回動部材16,17を駆動して照明部11を回動させる受信装置13と、を備える構成とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明装置の照射方向を任意の照射方向に調整する照明装置の調整装置に関する。
【背景技術】
【0002】
舞台、テレビスタジオ及びイベント会場等においては、ステージ上の任意の照射エリアに光を照射するために、照明装置が複数用いられる。この照明装置は、天井やトラス構造等の吊下部材と、この吊下部材により複数吊持されたスポットライト等の照明部と、を備えている。また、照明装置は、ステージ上の任意のエリアに光を照射するために、パン方向及びチルト方向の2軸において可動可能に形成された、照明部の照射方向を調整可能な調整装置を有し、この調整装置を介して吊持部材に照明部を接続することで、任意の照射エリアを照射可能に形成されている。
【0003】
このような照明装置は、所謂スポットライトと呼ばれ、ステージ上の任意の一点(照射エリア)への光の照射用の照明装置と、所謂ムービングスポットライトや演出照明と呼ばれ、照射エリアの演出に用いられる演出用の照明装置と、が知られている。
【0004】
演出用の照明装置は、例えば、ズーム、シャッターアイリス、光色変更及び装着されたゴボの選択等が制御可能に形成されるとともに、照射方向の制御又は遠隔操作が可能な調整装置を備えたものも知られている。このような演出用の照明装置は、ステージ上へ光を照射しながら、照射方向の変更や光の移動、ズーム及び色変更等、様々な照射条件を制御可能に形成されている。
【0005】
なお、制御が可能な調整装置を備えた演出用の照明装置として、ステージ上の人物等の照明目標を自動で追尾が可能な照明装置も知られている(例えば特許文献1参照)。しかし、前述した演出用の照明装置は、各機能を有するため、非常に高価である。このため、特定の照射エリアのみを照射するために用いる照明装置には、照射用の照明装置が用いられる。
【0006】
照射用の照明装置は、ステージの設営時に、照射方向を決定し、任意の照射エリアを照射するものであり、光の照射中に照射エリアを変更することが殆どない。このため、照射用の照明装置は、任意の照射エリアを手動にて調整する調整装置が装着される。なお、手動で照明装置の照射方向を調整する調整装置は、長い棹を用いて照明装置の照射方向を調整するか、又は、ステージ上方に設けられた足場に上り、直接照明部の照射方向を調整する方法がある。
【0007】
しかし、何れの方法であっても、調整が難しい、高所等の作業環境が悪い、調整に熟練性を要する、及び、大量の照明装置の調整に人員及び時間が多く必要となる等の問題がある。そこで、照射用の照明装置に、その照射エリアを遠隔操作により変更可能な調整装置を用いる構成も知られている。
【0008】
このような調整装置は、照明部の照射方向パン方向及びチルト方向に移動させる等の被制御機能信号の送受信に、1〜512chまで任意に設定可能なRS485規格に準じたDMX512信号規格(以下「DMX512」)が用いられる。DMX512を用いた調整装置は、DMX512の各チャンネル1〜512chに、それぞれ被制御機能信号を設定し、各チャンネルの信号を用いて、遠隔操作手段から調整装置を制御する。
【0009】
具体的には、DMX512は、チャンネル数が1〜512chまであるため、複数の調整装置の複数の被制御機能信号を割り振ることが可能となり、複数の照明装置を一つの遠隔操作手段で複数の調整装置の複数の被制御機能を制御可能に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開平10−12005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
上述した照明装置の調整装置では次のような問題があった。即ち、上述した遠隔操作が可能な調整装置は、DMX512を用いて遠隔操作を可能とするため、1〜512chを操作可能な操作手段、被制御信号を送受信可能な受信装置、及び、その受信装置から各照明装置に情報を送受信させる配線がチャンネル数だけ必要となる。このため、1基の照明装置が限られた資源であるDMX512のチャンネルを多数占有することになることと、全ての調整可能な要素(方向・色・その他)を装備することから、重量の増大及びコストの増大となる。
【0012】
特に、調整装置の大型化及び重量の増大となると、吊持部材に吊持可能な数が制限されるため、必要数の照明装置を配置できない、といった問題が生じる虞もある。また、遠隔操作を行う際には、チャンネル毎に操作を行う必要があり、操作が煩雑となる。
【0013】
また、一般的に照明装置は、既に設備として大量に保持していることが多く、例えば、手動により調整する調整装置を備えた照明装置から、遠隔操作により照射エリアを照射可能な調整装置を備えた照明装置に変更する場合には、新たに購入する必要があり、莫大な設営費用が必要となる。
【0014】
そこで本発明は、装着が容易に可能であって、且つ、ステージの準備の際に不可欠な照射位置の調整の操作性が良い、照明装置の調整装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0015】
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の照明装置の調整装置は、次のように構成されている。
【0016】
本発明の一態様として、光を照射可能に形成され、パン方向及びチルト方向に回動可能に支持部材に支持された照明部の照射方向を調整する照明装置の調整装置において、前記照明部をパン方向及びチルト方向に回動可能に支持する支持部材と、前記照明部を前記パン方向及び前記チルト方向に回動可能に形成された調整手段と、前記照明部を回動させる外部情報を入力可能、且つ、この入力された前記外部情報に基づいて前記調整手段を駆動して前記照明部を回動させる指示手段と、を備えることを特徴とする照明装置の調整装置が提供される。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、装着が容易に可能であって、且つ、照射位置の調整の操作性が良い、照明装置の調整装置とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の一実施の形態に係る調整装置を用いた照明装置の構成を模式的に示す説明図。
【図2】同照明装置に用いられる照明本体の構成を示す斜視図。
【図3】同照明装置の要部構成を模式的に示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施の形態に係る調整装置10を用いた照明装置1について詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る調整装置10を用いた照明装置1の構成を模式的に示す説明図、図2は同照明装置1に用いられる照明本体4の構成を示す斜視図、図3は同照明装置1の特に調整装置10及び遠隔操作盤5の構成を模式的に示す説明図である。なお、図1〜3中、Bは電源線を、Cは信号線、Eは供給電源を、Hは作業者を、Kは可視光線を、Lは赤外線レーザを、Mは無線信号を、Sは配線を、それぞれ示している。
【0020】
図1に示すように、照明装置1は、舞台、テレビスタジオ、展示会等(以下「会場」として説明)のステージ100上の所定の照射エリアに光を照射する照射用の照明装置として使用される。図1〜3に示すように、照明装置1は、ステージ100の使用用途によって、照射用の照明装置だけでなく、ステージ100上の光による演出用の照明装置をさらに有するものもあるが、ここでは、その詳細な説明は省略する。このような、ステージ上に光を照射する照明装置1は、吊持部材3と、照明本体4と、遠隔操作盤5と、を備えている。
【0021】
吊持部材3は、会場の天井又は床面から立設された柱体等に設けられたトラス構造体等で構成されている。吊持部材3は、図1,2に示すように、照明本体4を複数吊下げ可能に形成されている。また、吊持部材3は、例えばステージ100上にて上下方向に昇降可能に形成されている。
【0022】
図1〜3に示すように、照明本体4は、複数設けられている。照明本体4は、調整装置10と、照明部11と、を備えている。照明本体4は、照明部11の照射方向を調整装置10により調整することで、任意の一点(照射エリア)に光を照射可能に形成されている。
【0023】
調整装置10は、支持部材12と、受信装置13と、を備えている。また、調整装置10は、遠隔操作盤5を有している。調整装置10は、遠隔操作盤5からの操作指示(被制御信号)を、受信装置13で送受信し、この操作指示に基づいて、支持部材12を操作し、照明部11の照射方向を可変可能に形成されている。
【0024】
支持部材12は、吊持部材3に固定可能に形成されたハンガー14と、ハンガー14に回動可能に接続され、且つ、照明部11を2方向に回動可能に支持するブラケット15と、ハンガー14に対してブラケット15を回動可能に形成された第1回動部材16と、ブラケット15に対して照明部11を回動させる第2回動部材17と、を備えている。
【0025】
ハンガー14は、吊持部材3に引き掛ける引掛部19と、引掛部19に設けられ、引掛部19を吊持部材3に固定させる固定部材20と、ブラケット15と接続する胴部21と、を備えている。
【0026】
引掛部19は、吊持部材3が挿通可能な開口を有し、その一部が切欠することで、吊持部材3を挿通できるC字状に形成され、その一部に、雌ねじ孔を有している。
【0027】
固定部材20は、引掛部19の雌ねじ孔に螺合可能に形成されたボルト部材である。固定部材20は、雄ねじ部20aと、雄ねじ部20aの一方に設けられたつまみ部20bと、雄ねじ部20bの他方に設けられ、吊持部材3を押圧する端部20cと、を備えている。
【0028】
なお、固定部材20は、つまみ部20bを回転させることで、端部20cが吊持部材3を押圧し、引掛部19と端部20cとにより、吊持部材3を狭持し、吊持部材3にハンガー14を固定可能に形成されている。
【0029】
胴部21は、例えば、その内部にブラケット15の一部が挿入可能な円筒状に形成され、その側面の一部に、ブラケット15の脱落防止用の固定具21aが設けられている。なお、固定具21aは、ブラケット15の下方向への移動を規制する規制部材であって、後述するブラケット15のパン方向への回動を規制しない部材であればよい。なお図2中の固定具21aは、ネジ部材を用いた図を一例として示す。
【0030】
ブラケット15は、胴部21に挿入される円柱状の第1回転軸23と、第1回転軸23に設けられた枠体24と、枠体24に設けられた第2回転軸25と、を備えている。第1回転軸23は、例えば、枠体24の一部と一体に成形、又は、固定されている。第1回転軸23は、枠体24をパン方向に回動可能に胴部21に固定されている。なお、第1回転軸23は、図2に示すように、本実施の形態では、ボルトを枠体24に一体に組み付けることで形成される構成を示しているが、この構成に限定されない。
【0031】
枠体24は、例えば、四辺形の一辺が切欠するコ字形に形成されている。具体的には、枠体24は、第1回転軸23の軸心方向と直交する方向に延設された薄板棒状の第1枠体24aと、第1回転軸23の軸心方向と平行、且つ、第1枠体24aの両端にそれぞれ設けられた薄板棒状の第2枠体24bと、を備えている。
【0032】
第2回転軸25は、互いに対向するように、第2枠体24bの端部にそれぞれ回動可能に一対設けられている。これら第2回転軸25は、対向間に照明部11が固定され、その周方向に回動することで、照明部11をチルト方向に回動可能に支持する支持軸である。即ち、第2回転軸25は、ボルトにより構成され、それら軸心は同心上に配置される。なお、第2回転軸25は、固定された照明部11とともにチルト方向に回動可能に第2枠体24bに軸支されている。
【0033】
第1回動部材16は、ハンガー14及びブラケット15に着脱自在に形成され、ブラケット15をハンガー14に対して回動可能に形成されている。具体的に説明すると、第1回動部材16は、第1枠体24aに固定された第1モータ26と、胴部21に固定された第1プーリ27と、第1モータ26及び第1プーリ27を接続する第1プーリベルト28と、を備えている。
【0034】
第1プーリ27は、胴部21に着脱自在に固定されている。即ち、第1プーリ27は、胴部21に、ボルトやキー等の固定手段により、胴部21に対して回転しないように固定されており、また、固定手段による固定の解除により、胴部21からの脱離が可能に形成されている。
【0035】
第1回動部材16は、第1モータ26を駆動し、第1モータ26の回転を第1プーリ27に第1プーリベルト28を介して伝達させることで、胴部21に対して枠体24をパン方向に回動可能に形成されている。また、第1モータ26は、正転及び反転が可能に形成され、この正転及び反転により、枠体24をパン方向に正転及び反転が可能に形成されている。
【0036】
第2回動部材17は、ブラケット15及び照明部11に着脱自在に形成され、照明部11をブラケット15に対して回動可能に形成されている。具体的に説明すると、第2回動部材17は、第2枠体24bに固定された第2モータ32と、第2回転軸25に固定された第2プーリ33と、第2モータ32及び第2プーリ33を接続する第2プーリベルト34と、を備えている。なお、第2プーリ33は、第2回転軸25に着脱自在に固定されている。
【0037】
第2回動部材17は、第2モータ32を駆動し、第2モータ32の回転を第2プーリ33に第2プーリベルト34を介して伝達させることで、第2回転軸25及び第2回転軸25に固定された照明部11をチルト方向に回動可能に形成されている。なお、第2モータ32は、正転及び反転が可能に形成され、この正転及び反転により、枠体24をパン方向に正転及び反転が可能に形成されている。
【0038】
これら第1回動部材16及び第2回動部材17は、調整装置10の、照明部11を第1回転軸23、第2回転軸25の軸心を回転中心として回動させることで、照明部11の照射方向を調整する調整手段であり、照明部11により照明する照明エリアを調整可能に形成されている。また、第1、第2回動部材17は、第1、第2モータ26,32が、枠体24に連結節29及びねじりバネ30等により固定されている。なお、連結節29及びねじりバネ30は、枠体24と着脱可能に形成されており、これにより、第1、第2モータ26,32は、枠体24から着脱自在に形成されている。
【0039】
照明部11は、所謂スポットライト等であり、通電することで、光を所定の照射エリアに照射可能に形成されている。具体的には、照明部11は、その外郭を形成する筒状の外郭部材40と、外郭部材40の一方の開口に設けられたライト41と、ライト41に接続され、ライト41に電力を供給する電源ケーブル42と、を備えている。
【0040】
また、照明部11は、外郭部材40の外周面と枠体24との間であって、第2回転軸25に設けられ、第2回転軸25に第2プーリ33及び外郭部材40を固定可能な固定具43を有している。
【0041】
外郭部材40は、その一方の開口側に、ライト41を固定可能な座面や固定部等が形成され、ライト41を着脱自在に形成されている。電源ケーブル42は、供給電源Eに接続されている。また、電源ケーブル42は、複数の照明本体4のライト41に分岐して接続されている。
【0042】
固定具43は、例えば、第2回転軸25と接続されるとともに、第2回転軸25に設けられた第2プーリ33との間に皿ばね等である。固定具43は、第2回転軸25を外郭部材40側に締結(螺合)することで皿ばねを弾性変形させて第2プーリ33及び外郭部材40を所定の力で押圧することで、第2プーリ33及び外郭部材40が第2回転軸25に対して自重でチルト方向に回動することなく、所定の角度で固定可能に形成されている。なお、固定具43は、第2回転軸25を螺脱させることで、第2プーリ33及び外郭部材40の固定を解除し、第2回転軸25と第2プーリ33及び外郭部材40を脱離することが可能となる。
【0043】
ここで、照明部11は、例えば既にユーザーが用いているスポットライトであっても良く、また、ライト41のみを用いる構成であってもよい。また、照明装置1は、製造時に、照明部11に調整装置10を設ける構成であっても、既にユーザーが使用している照明部11に、後付で調整装置10、又は、調整装置10の第1、第2回動部材16,17、及び、受信装置13及びを装備させる構成であってもよい。
【0044】
受信装置13は、図2に示すように、一方の第2枠体24bの側面に設けられ、第1、第2モータ26、32に電気配線等の配線Sにより接続されている。なお、受信装置13は、例えば、第2枠体24bに、ボルトやベルト等の固定手段により着脱自在に固定されている。
【0045】
受信装置13は、赤外線信号Lを受信可能な赤外線受信部51と、その内部に設けられた無線信号Mの受信が可能な受信アンテナ52と、受信装置13に電力を供給する供給ケーブル53と、を備えている。なお、この供給ケーブル53は、例えば、電源ケーブル42の一部と分岐して形成されている。
【0046】
このような受信装置13は、赤外線受信部51から受信した赤外線信号Lに基づいて、受信装置13で受信する無線のチャンネル(周波数)を設定可能、且つ、この設定されたチャンネルの無線信号Mに基づいて、第1、第2モータ26、32の駆動を制御可能に形成されている。
【0047】
具体的に説明すると、受信装置13は、図3に示すように、電源モジュール55と、光受信モジュール56と、無線受信モジュール57と、切換スイッチ58と、を備えている。電源モジュール55は、電源ケーブル42から分岐した供給ケーブル53に接続されている。
【0048】
電源モジュール55は、光受信モジュール56及び無線受信モジュール57に電源ケーブル等の電源線Bを介して接続され、光受信モジュール56及び無線受信モジュール57に電力を供給可能に形成されている。電源モジュール55は、AC電源である供給電源Eから供給された交流電流を直流電流に変換可能に形成されている。
【0049】
光受信モジュール56は、電源モジュール55に接続され、電源モジュール55から直流電流が供給される。光受信モジュール56は、無線受信モジュール57とバスライン等の信号線Cにより接続され、受信した無線のチャンネルの設定情報を無線受信モジュール57に送信可能に形成されている。光受信モジュール56は、赤外線受信部51を有しており、この赤外線受信部51に放射された赤外線信号Lを、赤外線受信部51を介して受信可能に形成されている。
【0050】
なお、赤外線受信部51を介して受信する赤外線信号Lは、主として、無線受信モジュール57が受信する無線のチャンネルの設定情報である。また、光受信モジュール56は、無線のチャンネルの設定情報を受信後、電源モジュール55と無線受信モジュール57とを導通するように切換スイッチ58を切換可能に形成されている。即ち、光受信モジュール56は、切換スイッチ58を切り換えることで、無線受信モジュール57に電力を供給し、無線受信モジュール57を起動(ON)することが可能に形成されている。
【0051】
無線受信モジュール57は、電源モジュール55及び光受信モジュール56と接続されている。また、無線受信モジュール57は、第1、第2モータ26、32と配線Sを介して接続され、電源モジュール55から供給された電力を第1、第2モータ26、32へと供給可能に形成されている。
【0052】
また、無線受信モジュール57は、無線信号Mを受信可能な受信アンテナ52を有し、この受信アンテナ52により、光受信モジュール56に送信されたチャンネルの無線信号Mを受信可能な受信アンテナ52を有している。
【0053】
無線受信モジュール57は、受信アンテナ52で受信した無線信号Mに基づいて、第1、第2モータ26、32の駆動・停止及び正転・逆転を制御可能に形成されている。また、無線受信モジュール57は、遠隔操作盤5からの無線信号Mにより、切換スイッチ58の切り換えが可能に形成されている。
【0054】
切換スイッチ58は、電源モジュール55及び無線受信モジュール57との間の電源線B上に設けられ、この電源線Bの導通及び非導通を切換可能に形成されている。
【0055】
遠隔操作盤5は、例えば、作業者Hが持ち運び可能な形状に形成されている。この遠隔操作盤5は、無線チャンネル設定モジュール61と、光送信モジュール62と、無線送信モジュール63と、可視光源64と、赤外線源65と、を備えている。また、遠隔操作盤5には、図示しない電力供給源、例えば、バッテリ等を備え、各構成品に電力を供給可能に形成されている。
【0056】
無線チャンネル設定モジュール61は、第1操作部66を備えている。無線チャンネル設定モジュール61は、第1操作部66の操作により、任意の無線のチャンネルを設定可能に形成されている。
【0057】
また、無線チャンネル設定モジュール61は、設定したチャンネルの情報を、バスライン等の信号線Cを介して光送信モジュール62及び無線送信モジュール63に送信可能に、光送信モジュール62及び無線送信モジュール63に信号線Cを介してそれぞれ接続されている。
【0058】
光送信モジュール62は、可視光レーザ等の可視光線Kを放射可能な可視光源64と、赤外線信号Lを赤外線レーザLとして放射可能な赤外線源65と、可視光源64の操作を行う第2操作部67と、赤外線源65の操作を行う第3操作部68と、を備えている。第2操作部67は、操作することで、可視光源64からの可視光線Kの放射・停止の切り替えが可能に形成されている。第3操作部68は、操作することで、赤外線源65からの赤外線レーザLの放射・停止の切換が可能に形成されている。
【0059】
また、第2操作部67は、第3操作部68の赤外線信号Lにより無線の送受信を行うチャンネルの情報の送信及び受信モジュール57のONの指令を送信するスイッチに形成されており、第2操作部67の操作後に、第3操作部68を操作可能に形成されている。
【0060】
可視光源64は、少なくとも、吊持部材3に吊下げられた照明本体4の受信装置13に可視光線Kを照射時に、照射スポットが視認可能に形成されている。
【0061】
赤外線源65は、赤外線受信部51に放射する赤外線レーザLのスポット直径が、少なくとも赤外線受信部51よりも大であって、且つ、隣接する照明本体4との距離よりも小さい(隣接する照明本体の赤外線受信部51に照射されない)スポット直径に形成されている。また、赤外線源65は、指向性の高い赤外線レーザLを放射可能、且つ、迷光信号による誤動作を防止可能な、特定のフォーマットを有する赤外線帯域のパルスによる光信号を送信可能に形成されている。
【0062】
なお、可視光源64及び赤外線源65は、可視光線Kの放射方向と赤外線レーザLの放射方向とが略同一方向(平行)に沿って放射可能、即ち、可視光線Kと赤外線レーザLとが、略同一位置に照射可能に、遠隔操作盤5に配置されている。
【0063】
無線送信モジュール63は、第1モータ26の回転方向の正転を指示する第4操作部69と、第1モータ26の回転方向の反転を指示する第5操作部70と、第2モータ32の回転方向の正転を指示する第6操作部71と、第2モータ32の回転方向の反転を指示する第7操作部72と、を備えている。即ち、無線送信モジュール63は、少なくとも第1回動部材16及び第2回動部材17による照明部11の回動指示(調整手段の駆動指示)である外部情報を、第4操作部69〜第7操作部72により入力可能に形成されている。
【0064】
また、無線送信モジュール63は、切換スイッチ58を切り換えて、電源モジュール55及び無線受信モジュール57の電源線Bの遮断し、電源線Bの電気的接続の切断(受信装置13のリセット)を行う第8操作部73を備えている。
【0065】
無線送信モジュール63は、受信アンテナ52へ無線信号Mを送信する送信アンテナ75を備えている。無線送信モジュール63は、第4操作部69〜第8操作部73の操作情報(外部情報)を無線信号Mに変換可能に形成され、この変換した無線信号Mを、送信アンテナ75を介して受信アンテナ52へ送信可能に形成されている。
【0066】
なお、無線送信モジュール63は、調整装置10で用いられる無線の複数のチャンネルのいずれかの帯域幅内で、各操作部69〜73の操作情報を変換可能な無線信号Mを送信可能に形成されている。
【0067】
なお、無線受信モジュール57、無線チャンネル設定モジュール61及び無線送信モジュール63で用いられる無線規格は、外部情報である第1モータ26及び第2モータ32の正転及び逆転の外部情報、及び、受信装置13のリセットが可能な5種類の信号を送受信可能な帯域幅を有するものであればよい。また、同無線規格は、複数の遠隔操作盤5により、任意の受信装置13を有する照明本体4を操作可能なよう、複数のチャンネルを使用可能な規格を用いる。
【0068】
これらの遠隔操作盤5及び受信装置13は、外部情報、例えば、作業者H等による調整手段の駆動・停止や任意の無線のチャンネルの指示等の外部情報を遠隔操作盤5の各操作部66〜73を操作して入力して、各構成品に指示を行う指示手段である。
【0069】
このように構成された照明装置1に用いられる調整装置10は、遠隔操作盤5の第1操作部66〜第8操作部73を操作することで、第1、第2回動部材16,17により照明部11を回動させてライト41の照射方向を調整し、ステージ100上の任意の照明エリアを照射することが可能となる。次に、照明装置1の操作方法である、調整装置10を用いた照明部11の照射方向の調整方法を説明する。
【0070】
先ず、照明本体4により照射エリアを設定する作業者H等が、遠隔操作盤5の第1操作部66により、任意のチャンネルを選択する。無線チャンネル設定モジュール61は、その選択されたチャンネルの無線信号Mを、無線受信モジュール57が受信可能とするために、選択されたチャンネルに制御用変調をかける指示信号を、光送信モジュール62に送信する。
【0071】
また、無線チャンネル設定モジュール61は、送信アンテナ75から送信する無線のチャンネルを選択されたチャンネルに制御用変調をかけて変更するための指示信号を、無線送信モジュール63に送信する。なお、無線送信モジュール63は、受信した指示信号により、指示信号により指示された無線のチャンネルで第4操作部69〜第8操作部73の操作情報を送信アンテナ75から送信させる。
【0072】
光送信モジュール62は、光受信モジュール56へ指示信号を送信し、この指示信号を受信した光受信モジュール56により、無線受信モジュール57の電源をONとし、無線受信モジュール57の受信可能な無線のチャンネルを、作業者Hが任意に選択したチャンネルに設定する。
【0073】
具体的には、先ず、無線チャンネルを選択後、作業者Hが、第2操作部67を操作して、可視光源64から可視光線Kを放射し、設定を行う照明本体4の受信装置13に可視光線Kを照射させ、赤外線源65の向きを受信装置13の赤外線受信部51に向ける。即ち、赤外線レーザLの放射方向の指向として、ガイド光である可視光線Kを受信装置13に照射させて、赤外線レーザLの放射方向を決定し、確実に赤外線レーザLを赤外線受信部51に受信させる。
【0074】
次に、作業者Hは第3操作部68を操作し、赤外線源65から、無線受信モジュール57に受信させる無線のチャンネルを、任意に選択したチャンネルに変更する指示信号、及び、切換スイッチ58を切り換える指示信号である赤外線レーザLを赤外線受信部51へ照射する。
【0075】
この照射された赤外線レーザLが赤外線受信部51で受信されると、光受信モジュール56は、受信した赤外線レーザL(指示信号)に基づいて、切換スイッチ58を切り換える。これにより、電源モジュール55と無線受信モジュール57との電源線Bが通電し、無線受信モジュール57に電力が供給されて、無線受信モジュール57が起動する。また、光受信モジュール56は、無線受信モジュール57を起動後、信号線Cを介して受信した指示信号を無線受信モジュール57に送信する。無線受信モジュール57は、受信した指示信号に従って、受信する無線のチャンネルを変更する。
【0076】
このように、無線受信モジュール57及び無線送信モジュール63で使用する無線のチャンネルを、任意に選択されたチャンネルに設定する。次に、無線送信モジュール63の第4〜第7操作部69〜72を操作し、照明部11をパン方向及びチルト方向に回動させて、照明部11の照射エリアの設定が行われる。
【0077】
具体的には、作業者Hは、照明部11を視認するとともに、任意の照射エリアにライト41を向けるように、無線送信モジュール63の第4〜第7操作部69〜72を操作する。無線送信モジュール63は、第4〜第7操作部69〜72の操作指示を設定されたチャンネルの無線信号Mに変換するとともに、送信アンテナ75から無線信号Mを送信する。
【0078】
送信アンテナ75から送信された無線信号Mと同一のチャンネルに設定された無線受信モジュール57は、送信された無線信号Mを、受信アンテナ52を介して受信する。無線受信モジュール57は、受信した無線信号Mに基づいて、第1、第2モータ26、32の正転・逆転及び停止のいずれかを行い、照明部11をパン方向及びチルト方向に回動させる。この操作により、照明部11は、ライト41の照射方向が可動し、光の照射エリアが任意の照射エリアに調整される。
【0079】
このようにして、照明部11の照射エリアを設定後、作業者Hは、第8操作部73を操作し、無線送信モジュール63により、切換スイッチ58の切換を行う無線信号Mを受信アンテナ52へと送信する。
【0080】
受信アンテナ52で送信アンテナ75から送信された無線信号Mを受信すると、無線受信モジュール57は、切換スイッチ58を切断側に切り換えて、無線受信モジュール57への電力の供給を停止する。即ち、無線受信モジュール57が停止し、受信装置13がリセットされることとなる。なお、第8操作部73の操作がなくとも、照明部11のライト41への電力の供給が停止する、即ち、光の照射を終了すると、ライト41に並列に接続されている受信装置13の電力の供給も停止し、受信装置13がリセットされることとなる。
【0081】
このような手順を各照明本体4にて繰返し行うことで、ステージ100上に設けられた照明本体4の照射エリアの調整が行われる。なお、近接する照明本体4であって、略同一エリアを照射する複数の照明本体4の照射エリアの調整を行う場合には、これら照明本体4の無線受信モジュール57で受信可能な無線のチャンネルを同一チャンネルとすることで、複数の照明部11の方向を同時に調整することができる。
【0082】
このように構成された照明装置1の調整装置10によれば、照明本体4を遠隔操作盤5により操作することで、照明部11を任意にパン方向及び/又はチルト方向に回動させて、照明部11の照射エリアを遠隔操作により設定することが可能となる。特に、高所に配置される照明本体4の操作を、高所作業により操作する必要がなく、安全に作業可能となるとともに、作業時間の短縮にもなる。即ち、照明部11の照射エリアの設定作業の作業性を向上することが可能となる。
【0083】
また、無線チャンネル設定モジュール61により、任意の無線のチャンネルを選択し、この選択したチャンネルを、任意の照明本体4の無線受信モジュール57に設定することで、任意のチャンネルにより、照明部11の照射エリアの設定が可能となる。また、複数の照明本体4の無線のチャンネルを同一チャンネルに設定することで、一台の遠隔操作盤5を用いて、同時に複数の照明部11の照射エリアの設定も可能となる。
【0084】
さらに、赤外線レーザLにより、無線受信モジュール57の無線のチャンネルを設定する場合には、チャンネルを設定する受信装置13に可視光線Kを当てることで、赤外線源65の放射方向を確実に赤外線受信部51に向けることが可能となる。これにより、視認できない赤外線レーザLを確実に赤外線受信部51に向けることが可能となり、任意の照明本体4の受信装置13の設定が確実に行うことが可能となる。即ち、他の照明本体4の受信装置13の誤設定を防止可能となる。
【0085】
また、上述した照明本体4の調整を行う照射エリアの調整手段である、第1回動部材16及び第2回動部材17は、枠体24に着脱自在に固定され、照明本体4の照明部11を回動させる2軸を回動可能に構成されている。このため、従来から一般的に販売されている照射用であって、任意の照射エリアを手動で調整するスポットライト等の照明装置に後付で取り付けることが可能であり、汎用性が高い。具体的には、支持部材を既に有する照明装置には、調整手段及び操作手段である、第1、第2回動部材16,17及び受信装置13を支持部材に後付けで設ければよく、支持部材を有さないライトのみの照明装置の場合には、外郭部材40にライト41を固定させ、ライトの電源ケーブルと受信装置13の供給ケーブル53とを直列に接続すればよい。このように、製造時において調整装置10を照明装置1に取り付けるだけでなく、既に設営されている各照明装置(照明部やライト等)に後付けで組み付けることも可能となる。
【0086】
なお、従来から用いられている演出用の照明装置とは異なり、その機能は、照明本体の照射エリアを調整することに使用されるだけであるため、その受信装置13及び遠隔操作盤5は、DMX512規格に準じた調整装置を用いた従来の照明装置と比較して安価となる。このため、本調整装置10は、DMX512を用いた従来の調整装置に比べ、安価に提供することができる。
【0087】
また、供給ケーブル53は、電源ケーブル42の一部から分岐することで形成しており、必要な供給ケーブル53の長さは、照明部11から受信装置13までの長さでよい。このため、供給ケーブル53の長さを短くすることが可能となり、供給ケーブル53の重量の低減が可能となる。
【0088】
特に、大量に照明本体4が用いられると、各ケーブルの重量は膨大なものとなる。このため、安全性の観点から、吊持部材3に吊持可能な重量に制限が設けられていることが多く、ケーブルの重量によっては吊持可能な照明本体4の数量が制限されることがある。しかし、供給ケーブル53の重量を低減さえることで、吊持部材3に吊持可能な照明本体4の数量を極力や増大させることが可能となる。
【0089】
また、供給ケーブル53の長さを短くすることで、設営時の作業性を向上させることも可能となる。特に従来のDMX512規格に準じた調整装置と比べると、各チャンネル毎のケーブルを配線する必要もないことから、この従来の調整装置と比較しても、重量の軽減及び作業性の向上となる。さらに、無線受信チャンネルの数の範囲内であれば、複数の作業員が同時に別個の照明装置10に対して調整作業を行うことができる。
【0090】
上述したように本実施の形態に係る調整装置10によれば、複数設けられた照明本体4の照射エリアを、遠隔操作により任意に設定可能となり、高所作業を防止し、安全性、且つ、作業性を向上することが可能となる。また、無線受信モジュール57及び無線送信モジュール63で送受信する無線のチャンネルを任意に変更可能とすることで、他の構成品との無線信号Mの干渉、及び、確実に任意の照明本体4の操作が可能となる。
【0091】
また、上述した例では、吊持部材3は、トラス構造体として説明したがこれに限定されない。例えば、天井に延設されたパイプであっても良く、また、照明本体4を直接吊持可能な天井であってもよい。即ち、吊持部材3は、照明本体4を吊持可能であれば、どのような構成であってもよい。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【符号の説明】
【0092】
1…照明装置、3…吊持部材、4…照明本体、5…遠隔操作盤(指示手段)、10…調整装置、11…照明部、12…支持部材、13…受信装置(指示手段)、14…ハンガー、15…ブラケット、16…第1回動部材(調整手段)、17…第2回動部材(調整手段)、19…引掛部、20…固定部材、20a…雄ねじ部、20b…つまみ部、20c…端部、21…胴部、21a…固定具、23…第1回転軸、24…枠体、24a…第1枠体、24b…第2枠体、25…第2回転軸、26…第1モータ、7…第1プーリ、28…第1プーリベルト、29…連結節、30…バネ、32…第2モータ、33…第2プーリ、34…第2プーリベルト、40…外郭部材、41…ライト、42…電源ケーブル、43…固定具、51…赤外線受信部、52…受信アンテナ、53…供給ケーブル、55…電源モジュール、56…光受信モジュール、57…無線受信モジュール、58…切換スイッチ、61…無線チャンネル設定モジュール、62…光送信モジュール、63…無線送信モジュール、64…可視光源、65…赤外線源、66…第1操作部、67…第2操作部、68…第3操作部、69…第4操作部、70…第5操作部、71…第6操作部、72…第7操作部、73…第8操作部、75…送信アンテナ、100…ステージ、B…電源線、C…信号線、E…供給電源、H…作業者、K…可視光線、L…赤外線レーザ(指示信号)、S…配線。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を照射可能に形成され、パン方向及びチルト方向に回動可能に支持部材に支持された照明部の照射方向を調整する照明装置の調整装置において、
前記照明部をパン方向及びチルト方向に回動可能に支持する支持部材と、
前記照明部を前記パン方向及び前記チルト方向に回動可能に形成された調整手段と、
前記照明部を回動させる外部情報を入力可能、且つ、この入力された前記外部情報に基づいて前記調整手段を駆動して前記照明部を回動させる指示手段と、
を備えることを特徴とする照明装置の調整装置。
【請求項2】
前記指示手段は、
前記照明部を回動させる外部情報を入力可能、且つ、この入力された外部情報を無線信号に変換して送信する遠隔操作盤と、
前記遠隔操作盤から送信された前記無線信号を受信可能に形成され、受信した前記無線信号に基づいて、前記調整手段を駆動する受信装置と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の照明装置の調整装置。
【請求項3】
前記遠隔操作盤は、前記送信する無線信号の周波数を任意の周波数に変更可能に形成され、
前記受信装置は、前記受信可能な無線信号の周波数を、前記任意の周波数に変更可能に形成されることを特徴とする請求項2に記載の照明装置の調整装置。
【請求項4】
前記遠隔操作盤は、可視光を放射可能な可視光源、及び、前記可視光源の前記可視光の放射方向に沿って赤外線を放射可能な赤外線源を有し、前記任意の周波数の情報を前記赤外線に変換して前記赤外線源から放射可能に形成され、
前記受信装置は、前記赤外線を受信可能な赤外線受信部を有し、前記赤外線受信部で受信した前記赤外線により前記受信可能な無線信号の周波数を変更可能に形成され、
前記可視光源は、前記可視光線を前記赤外線受信部に照射することで、前記赤外線源から放射される前記赤外線を前記赤外線受信部へ指向させることを特徴とする請求項3に記載の照明装置の調整装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−192548(P2011−192548A)
【公開日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−58188(P2010−58188)
【出願日】平成22年3月15日(2010.3.15)
【出願人】(595079607)株式会社カスト (1)
【出願人】(510071851)株式会社 林オフィス (1)
【Fターム(参考)】