説明

照明装置

【課題】装置全体をコンパクトにでき、また、構造がシンプルで、設置角度の調整や取り扱いが容易な照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置は、長尺な平面基板と、この平面基板上の長手方向に沿って複数並べた半導体光源と、半導体光源に対向する位置に配置したレンズ板4とを備え、前記レンズ板は、半導体光源と対面するレンズ光入射面と、レンズ光出射面とを有し、レンズ光入射面およびレンズ光出射面の一方に、半導体光源からの光を長手方向に沿って配光する第1レンズ部5を形成し、他方に、半導体光源からの光を短手方向に沿って配光する第2レンズ部9を形成し、前記第1レンズ部は、長手方向における半導体光源の幅に対応する領域と対面する対面領域の内側に、曲率半径の異なる2以上の凸部曲率面を長手方向に沿って隣接して形成した曲率面ユニット8を備える構成とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、LEDに代表される半導体光源を光源として用いられ、街路灯、防犯灯などの屋外用に使用される照明装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、道路や公園などの屋外の照明装置には、白熱灯や蛍光灯、水銀灯などが用いられている。しかしながら、これらは消費電力が大きいことから、近年、環境に優しい省エネルギータイプの照明が求められている。
【0003】
そこで、基板上に消費電力が少ない白色発光ダイオードを複数個配列した屋外照明装置が提供されている。この屋外照明装置では、白色発光ダイオードからの光を前後左右に広げるために、例えば、階段状に形成したモジュールの光源設置面に白色発光ダイオードを設置している。そのため、屋外照明装置は、その階段状となる部分の高さの違いにより路面までの距離を調整することで光の予め設定される照射エリアの全体に配光を行うように構成していた(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、他の照明装置は、発光ダイオードを光源として用い、その光源に対向する位置に照明用レンズを設置して構成されている。そして、照明用レンズは、光源側の入射面に入射側屈折領域と入射側全反射領域を備え、また、光の発散面に発散側集光領域と発散側全反射領域とを備える構成としている。そして、この照明装置は、光源から光が照射されると照明用レンズにより光を発散させて照射するため、光の利用効率が高くなるものである。(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2007−311178号公報
【特許文献2】特開2008−084696号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の照明装置では、以下に示すような問題点が存在していた。
従来の照明装置は、白色発光ダイオードを設置する構造が、階段状あるいは多角形にする必要があるために複雑になり、装置が全体で大きくなってしまった。
また、従来の照明装置は、照明用レンズの構成では、一旦平行光にした後に発散面において集光して発散させている。そのため、従来の照明装置は、光源を光照射エリアの中心として垂直方向に向けて照射する場合の構成であり、光源の位置が照射面の中央に配置できない場合には採用することができなかった。さらに、従来の照明装置では、シリンドリカルレンズを使用する構成も記載されているが、光を照射する一方の方向のみを制御する構成であるため、照射面に対して均等に光を照射する構成としては不十分であった。
【0006】
本発明は、前記した問題点に鑑み創案されたものであり、装置全体をシンプルでコンパクトにでき、また、設置角度の調整や取り扱いが容易であり、さらに、装置の設置面に対する配置によらずに照射面に対して均等に光を照射することができる照明装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る照明装置は、前記した目的を達成するために、以下のような構成とした。すなわち、照明装置は、長尺な平面基板と、この平面基板上の長手方向に沿って所定間隔ごとに並べて複数設けた半導体光源と、この半導体光源に対向する位置に配置したレンズ板と、このレンズ板を前記平面基板を間として係合するベースフレームとを備える照明装置において、前記レンズ板は、前記半導体光源からの光を入射するレンズ光入射面と、このレンズ光入射面からレンズ厚みを介して形成されるレンズ光出射面とを備え、前記レンズ光入射面および前記レンズ光出射面の一方に形成され、前記半導体光源からの光を長手方向に沿って配光する第1レンズ部と、前記レンズ光入射面および前記レンズ光出射面の他方に形成され、前記半導体光源からの光を前記長手方向に直交する短手方向に沿って配光する第2レンズ部とを有し、前記第1レンズ部は、前記長手方向における半導体光源の幅に対応する領域と対面する対面領域の内側に、曲率半径の異なる2以上の凸部曲率面を前記長手方向に沿って互いに隣接して形成した曲率面ユニットを備える構成とした。
【0008】
かかる構成によれば、照明装置は、半導体光源を設ける位置が平面基板であり、その平面基板の長手方向に配置される半導体光源からの光を、対向する位置に配置されたレンズ板のレンズ光入射面またはレンズ光出射面の一方に形成した第1レンズ部により、長手方向である前後方向に向かって配光することができる。また、照明装置は、半導体光源からの光を、レンズ板のレンズ光入射面またはレンズ光出射面の他方に形成した第2レンズ部により、短手方向である左右方向に向かって配光することができる。また、照明装置は、第1レンズ部に曲率面ユニットを備えているため、半導体光源の直下に照射される光が曲率面ユニットに入射すると曲率半径の異なる2以上の凸部曲率面によって光を屈折する方向が変わるため、その配光する方向に沿ってバランスよく光を出射させることができる。そのため、照明装置は、半導体光源や平面基板を傾けるなどの操作をすることなく設置することで予め設定される照射エリアに光をバランスよく(2次ピークを作ることなく)照射することができる。
【0009】
また、前記した照明装置において、前記第1レンズ部は、前記曲率面ユニットと隣の前記曲率面ユニットとの間には、頂点角度の異なる凸状に形成されたプリズムが長手方向に沿って形成され、かつ、前記レンズ板の長手方向に沿って配光される光の主光線軸が、前記半導体光源から長手方向に沿った一方向に傾斜させて配光するように形成されたものである。
【0010】
かかる構成によれば、照明装置は、第1レンズ部を、主光線軸を一方向である前方向に傾斜させるように配光し、かつ、第2レンズ部を、左右方向において中心部より周辺部に光のピークを持つように配光するので、照射エリアに対して全体の照射パターンがバランスの取れたものとなる。
【0011】
さらに、前記した照明装置において、前記プリズムは、前記半導体光源からの光を入射して所定角度に屈折させるプリズム入射面と、入射面の反対側に屈折した光を全反射して出力する全反射面とを備える構成とした。
【0012】
かかる構成によれば、照明装置は、半導体光源から光が照射されると、第1レンズ部の凸部であるプリズムのプリズム入射面から、照射された光を屈折し全反射面へ導いた光を全反射することで、照射エリアに向かって所定の配光となるように照射方向が制御された光を照射することができる。
【0013】
また、前記した照明装置において、前記曲率面ユニットは、前記凸部曲率面のそれぞれが前記レンズ板の長手方向における一端に向かって曲率半径が大きくなるように配置した。
【0014】
かかる構成によれば、照明装置は、半導体光源の直下に照射される光が曲率面ユニットに入射すると凸部曲率面の曲率半径の大きな方から小さな方に亘って光を屈折する方向が変わるため、その配光する方向に沿ってバランスよく光を出射させることができる。そのため、照明装置は、半導体光源や平面基板を傾けるなどの操作をすることなく設置することで予め設定される照射エリアに光をバランスよく(2次ピークを作ることなく)照射することができる。
【0015】
また、前記した照明装置において、前記曲率面ユニットは、構造上の曲率面ユニット中心軸または前記凸部曲率面の曲率半径が変わる曲率面区画中心軸のいずれかであるユニット中心軸と、前記半導体光源の中心光軸とが、前記長手方向にずれるように形成され、前記レンズ板の長手方向における一端に向かって、前記半導体光源の中心光軸、ユニット中心軸の順になるように配置される構成とした。
【0016】
かかる構成によれば、照明装置は、レンズ板の長手方向における一端に向かって半導体光源の中心光軸、ユニット中心軸の順になるように配置されていることから、半導体光源の近い位置における光を効率よく長手方向に沿った一方向に導くことができる。そのため、照明装置は、照射エリアの中央に配置されることがなくても、予め設定されている照射エリアに、照射された光がバランスよく配光されるようになる。
【0017】
さらに、前記した照明装置において、前記レンズ板および前記平面基板は、幅方向およびこの幅方向に直交する長さ方向とで区画される照射エリアに対して、当該レンズ板および当該平面基板の長手方向を、前記照射エリアの幅方向または前記照射エリアの長さ方向に沿って配置することとした。
【0018】
かかる構成によれば、照明装置は、照射エリアの幅方向または長さ方向に沿って配置することで、レンズ板の第1レンズ部および第2レンズ部から照射エリアのほぼ全域に亘って、半導体光源からの光を照射することが可能となる。
【発明の効果】
【0019】
本発明に係る照明装置は、以下に示すような優れた効果を奏するものである。
(1)照明装置は、曲率面ユニットを有する第1レンズ部、および、第2レンズ部を備えるレンズ板により、路面等の照射エリアに配光を行うため、構成をシンプルにすることができ、半導体光源からの光を効率良く利用でき、また、装置を小型化することが可能となる。
【0020】
(2)照明装置は、曲率面ユニットおよびプリズムを有する第1レンズ部、および、第2レンズ部を備えるレンズ板を有することで、照明装置の設置時に角度調整するようなことがないため、取り扱いが容易となる。特に、照明装置は、半導体光源に近い位置から照射される光の方向性を効率よく行うことができ、装置の設置位置にかかわらず照射エリアに対して2次ピークを発生させることなくバランスよく光を照射することができる
【0021】
(3)照明装置は、曲率面ユニットのユニット中心軸と、半導体光源の中心光軸とをずらすように配置されているため、半導体光源の直下に照射される光の配光する方向をスムーズに方向付けすることができ、照射エリアの対する設置位置にかかわらず、照射エリアに対して2次ピークを作ることなくバランスよく光照射することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明に係る照明装置について適宜図面を参照して説明する。
図1は照明装置の設置状態を模式的に示す斜視図、図2は照明装置の設置状態を模式的に示す側面図、図3は照明装置を分解して示す分解斜視図、図4は照明装置のレンズ板を示し、図4(a)はレンズ板の一部を切り欠いて下方から見上げた視野における斜視図、図4(b)はレンズ板の一部を切り欠いて上方から見下げた視野における斜視図、図4(c)は図4(b)に示す領域Bを拡大して示す斜視図、図5は、照明装置のレンズ板の長手方向に沿った向きで断面にした状態を模式的に示す断面図、図6は、照明装置のレンズを長手方向に直交する向きで断面にした状態を模式的に示す断面図である。
【0023】
図1および図2に示すように、照明装置1は、例えば屋外となる歩道を照射するように設置される。この照明装置1の照射範囲は、光の照射方向として前後方向となる歩道の幅方向における幅寸法Y、および、歩道の長さ方向における照明装置1の設置間隔X、X(2X)とで規定され、照射エリア(面積)Aは、式、A=Y×2Xで算出される。したがって、照明装置1は、照射エリアAの一端側に配置されて、照射エリアAを一様に光照射できるように配光することが好ましく、ここでは、図3に示すように、レンズ板4の構成において、レンズ光入射面4aおよびレンズ光出射面4bにそれぞれ第1レンズ部としてのプリズム5と曲率面(凸部曲率面)8(図5参照)および第2レンズ部としてのシリンドリカルレンズ9の構成にすることで、照射エリアAを一様に照射できるような配光を実現している。
【0024】
照明装置1は、図3に示すように、ベースフレーム20と、このベースフレーム20の取付面21に接着部材35およびネジ36,36により取り付けられる平面基板2と、この平面基板2に対面し、かつ、半導体光源3に対向した状態で、前記ネジ36,36およびコーキング材37によりベースフレーム20に支持されるレンズ板4とを主に備えている。なお、照明装置1は、ワイヤアセンブリ30を設置して図示しない電気コードからの電力により支柱50(図1参照)に設置した状態で点灯するように構成されている。
【0025】
ベースフレーム20は、全体が長方形状に形成されており、一面側にレンズ板4の取付面21を備え、他面側に支柱に取り付けられたときに外側となる屋根部22を備えており、例えば、アルミニウム合金のような金属部材で形成されている。このベースフレーム20は、取付面21側の周縁が立ち上げられて枠状に形成されており、後記するコーキング材37を設けることで、レンズ板4との間に雨水等の外部に設置したときに外部からの外乱要因となるものが浸入し難くなるように形成されている。
【0026】
また、ベースフレーム20の長手方向における一端側には、電気的な接続を行うためのワイヤアセンブリ30が設置されており、後記する平面基板2に電力を供給できるように形成されている。そして、ベースフレーム20の屋根部22は、後記する半導体光源3の点灯による熱を外気に放熱し易いように断面がドーム型(図示せず)に形成されていると共に、頂部側に長手方向に亘って薄板状の凸部22aを突出させることで、カラスや鳩などの鳥が照明装置1に止まり難いように構成されている。
【0027】
平面基板2は、ベースフレーム20の正面に収まるよう長手方向に延長した形状に形成されており、正面側において、複数のLED(発光素子)などの半導体光源3が長手方向に所定間隔を空けて設けられている。平面基板2の正面および背面は、それぞれ半導体光源3およびベースフレーム20と安定して接合するために、平坦であることが好ましい。また、平面基板2は、正面及び背面に、半導体光源3を発光させるための配線、配線パターン、異なる素子の搭載など、当該分野で公知の手段が施された基板である。この平面基板2には、搭載された半導体光源3に電源を供給するための図示しない電線が配置されており、その電線は、当該分野で通常用いられているものであれば特に限定されるものではない。
【0028】
半導体光源3は、光を発光することが可能な半導体であれば、例えばLEDなど、特に限定されるものではなく、当該分野で使用されているもののいずれをも使用することができる。また、半導体光源3は、半導体素子チップ自体を用いてもよく、パッケージや被覆部材等により覆われた半導体発光装置を用いてもよい。後者の場合、各構成部材に波長変換部材(例えば、蛍光体等)、拡散剤等が含有されていてもよいし、複数の半導体素子チップが搭載されていてもよい。特に、RGBに対応したフルカラーの半導体発光装置を用いることにより、単色の発光素子を用いる場合よりも、混色性を向上させることができる。半導体光源3は、平面基板2上に等間隔で配置されていることが好ましい。これにより、均一な光の分布を実現することができるとともに、半導体光源3から発生する熱の分布を均等にすることができる。
【0029】
また、半導体光源3は、LEDを使用する場合、無指向なものの方がレンズ板4との距離を小さくして配置できるので、都合がよい。そして、LEDとレンズ板4との距離を近づけることで、レンズ板4に入射する光量が増え、LEDからの光を有効に使用することができる。なお、半導体光源(LED)3からのレンズ板4への光取り込み角は、45度から80度の間が望ましい。
【0030】
図4に示すように、レンズ板4は、少なくとも光有効面が光透過性を有する材料で構成されていれば特に限定されず、当該分野で公知の材料によって形成することができるが、例えば、軽量で、強度の強いプラスチック、特に加工性および耐熱性を考慮すると、ポリカーボネートやアクリルなどの樹脂材料にて形成されていることが好ましい。ここでは、光透過性とは、搭載する半導体光源3からの光を100%透過することが好ましいが、混色、色むら等を考慮して、半透明及び不透明(例えば、光透過性が70%程度以上、乳白色のもの等)のものも含むものとする。
【0031】
このレンズ板4は、半導体光源3に対向するレンズ光入射面4aに第1レンズ部としてのプリズム5および曲率面ユニット8を所定間隔で形成したレンズユニット12を備えると共に、レンズ光出射面4bに第2レンズ部としてのシリンドリカルレンズ9を備えている。したがって、レンズ板4は、曲率面ユニット8およびプリズム5により半導体光源3からの光を前後方向(長手方向)に配光し、かつ、シリンドリカルレンズ9により半導体光源3からの光を左右方向(短手方向)に配光するように制御されている。
【0032】
図5に示すように、レンズ板4のプリズム5および曲率面ユニット8は、半導体光源3に対面する位置に曲率面ユニット8が配置されると共に、長手方向における曲率面ユニット8の両側にプリズム5が配置されるように構成されている。
【0033】
曲率面ユニット8は、図4(c)および図5に示すように、長手方向における半導体光源3の幅に沿った領域A1に対面するレンズ板の領域(対面領域)A2の内側に配置されるように形成されている。曲率面ユニット8は、半導体光源3のそれぞれに対応して設置されており、中心光軸C1に近い照射光を効率的に光の配光方向に向けて導くために設置されている。この曲率面ユニット8は、2以上の曲率半径の異なるもの(図5では2面:第1曲率面8A、第2曲率面8B)を長手方向に沿って隣接して設置している。
【0034】
そして、曲率面ユニット8は、ここでは、領域A2の内側となる領域A3となる範囲に第1曲率面8Aと第2曲率面8Bとが長手方向に沿って隣接して配置され、第1曲率面8Aの曲率半径R1より第2曲面8Bの曲率半径R2が大きくなるように設定(R1<R2)されている。つまり、曲率ユニット8では、レンズ板4の先端(長手方向における一端)に向かうにしたがって曲率半径が大きくなるように設定されている。
【0035】
さらに、曲率面ユニット8の第1曲率面8Aと第2曲率面8Bとの境となる曲率面区画中心軸(ユニット中心軸)C2と、半導体光源3の中心光軸C1とが長手方向に沿ってずれるように配置されている。そして、曲率面ユニット8のユニット中心軸C2が、半島体光源3の中心光軸C1よりもレンズ板4の一端側(光の配光方向となる側)となるように設定されている。曲率面ユニット8は、ここでは、第1曲率面8Aと第2曲率面8Bとの長手方向における割合がほぼ同じになるように形成されている。
【0036】
また、曲率面ユニット8の第1曲率面8Aと第2曲率面8Bは、レンズ板4の光の配向方向(照射角度)によりその曲率半径R1、R2の値が設定されている。ここでは、2つの曲率半径R1、R2は、後記するプリズム5と同じように、図2で示す主光線角θが20度になるように設定されている。このように、曲率面ユニット8は、領域A2の内側となる領域A3に前記した構成により設置されることで、半導体光源3の近傍において光軸中心を境に異なる方向に照射される光の配光を効率的に行うことができる。そして、曲率面ユニット8の設置位置以外の領域では、半導体光源3からの光の照射に対しては、後記するプリズム5により光の配光を行うことが有効となる。
【0037】
図4(b)、(c)および図5に示すように、プリズム5は、長手方向に沿って第1プリズム5Aから第nプリズム5nをそれぞれ頂点角度の異なる凸状に形成された凸部とし、この第1プリズム5Aから第nプリズム5nの間の空間を凹部としている。なお、プリズムの頂点角度の異なる凸状とは、後記するようにプリズム角度α1〜α10の角度を配光方向に沿ってそれぞれ変えることをいう。
【0038】
レンズ板4のレンズ光入射面4aに形成されたプリズム5は、半導体光源3から照射される光を、所定角度で配光するように設定される。つまり、プリズム5は、半導体光源3の数に対応して第1プリズム5Aから第nプリズム5nまでがそれぞれ頂点角度の異なる凸状に長手方向に沿って形成されている。例えば、半導体光源3の一つに対して第1プリズム5A〜第10プリズム5Jの一群(曲率面ユニット8と併せてレンズユニット12)が設置されている。したがって、半導体光源3が、例えば、20箇所設定されている場合には、第1プリズム5A〜第10プリズム5Jの一群は、20箇所形成されている。
【0039】
そして、ここでは、照明装置1を支柱50に支持したときに、プリズム5により、半導体光源3の主光線角θが0度(垂直方向)よりも前方向(図2参照)に傾斜する配光となるように設定している。なお、主光線角θを求める式は、図2を参照して説明すると、照射したい幅寸法をYとし、照明装置1の設置高さをHとしたときに、θ={tan−1(Y/H)}/2(式1)として設定される。ここで、主光線角θを傾斜させて使用する理由としては、照明装置1から照射される光は、垂直方向の光の照度が大きくなるため、照射エリアAの全体に亘る照度分布を中央(装置直下)が強くなりすぎないようにするためである。
【0040】
例えば、主光線角θを20度とした場合に、半導体光源3の一つに対して第1プリズム5Aと、その第1プリズム5Aから第2プリズム5B〜第5プリズム5Eおよび第6プリズム5F〜第10プリズム5Jを設置した場合について、図5を参照して説明する。なお、第1プリズム5Aを除いて、第2プリズム5B〜第10プリズム5Jまでは、同じような条件で設定されるため、ここでは、n=4個目のプリズムとして第4プリズム5Dを一例にして説明する。
【0041】
図5に示すように、例えば、主光線角θを20度に設定した場合には、第4プリズム5Dのプリズム角α4をつぎのように設定する。プリズム角αは、空気中の屈折率をna(na=1)とし、レンズの屈折率をn1とし、半導体光源3から第4プリズム5Dまでの距離をLとし、各プリズムのピッチ間隔をPとし、プリズム数(n個−1)をmとしたとき、α=[[90−[sin−1{(na/n1)×sinθ}]+sin−1[(na/n1)×sin[tan−1{L/(m×P)}]]]/2+sin−1{(na/n1)×sinθ}(式2)として算出することができる。n1=1.492(レンズ板4材料の屈折率)とし、主光線角θy=20とし、m=4−1=3として、式2に代入して算出すると、α4は、約58度として求められる。
【0042】
このようにして、第2プリズム5B〜第10プリズム5Jまでのプリズム角度α2〜α10を求めて設定している。また、第2プリズム5B〜第10プリズム5Jのプリズム角度α2〜α10を設定することで、半導体光源3からプリズム入射面6に入射した光は、屈折して全反射面7に到達し、その全反射面7により全反射されてレンズ板4から主光線角θが20度となるように出射する。主光線角θを20度とした場合において、相対強度と角度(主光線角)の関係を図7(a)に示す(図7(a)において、「2分割」として破線で図示する。)。なお、半導体光源3の光は、レンズ板4から出射するときには、後記するように左右方向に対しても所定角度の広がりをもつ状態となる。
【0043】
また、図5に示すように、第1プリズム5Aは、半導体光源3から入射する光を屈折し、レンズ板4から出射するときに屈折することで主光線角θを20度とできるようなプリズム入射面6,6が設定される。つまり、半導体光源3からの光の角度と、空気中の屈折率をna(na=1)と、レンズの屈折率をn1と、レンズ板4から出射する主光線角θを20とすることにより、プリズム入射面6,6の角度α1が算出されて設定される。
【0044】
このように、プリズム5(第1プリズム5A〜第nプリズム5n)をレンズ板4のレンズ光入射面4aに形成することで、レンズ板4により前後方向における配光を制御している。ちなみに、曲率面ユニット8およびプリズム5がレンズ板4のレンズ光入射面4a側に形成されていることで、第1プリズム5A〜第nプリズム5nの間の空間にホコリや細かなゴミが付着してレンズ板4の性能を低下させることを防止することができる。なお、図7(a)に示すように、レンズ板4の前後方向における相対強度と角度との関係を示すグラフにおいて、2次ピークを作ることなくバランスよく配光方向に沿って照射することができる。そして、レンズ板4の構成により光のピークを中央部分(図2の垂直方向)ではなく、周辺部分にシフト設定しても実際は、半導体光源3が広がりを持っているため、図1に示すような、照射エリアAに対して楕円形状に光がバランスよく設定された配光方向に照射され、中央の照度が高く、周辺に向かうにしたがって、照度は低くなっている。
【0045】
つぎに、図6を主に参照して、レンズ板4の左右方向(短手方向)における配光の制御について説明する。図4および図6に示すように、レンズ光出射面4bには、第2レンズ部としてのシリンドリカルレンズ9が形成されている。このシリンドリカルレンズ9は、レンズ板4の長手方向に直交する短手方向に沿って凹凸となるように設けられている。図6に示すように、シリンドリカルレンズ9は、半導体光源3の中央から垂直線方向となる位置にシリンドリカルレンズ凹部10を形成し、このシリンドリカルレンズ凹部10の左右に連続してシリンドリカルレンズ凸部11,11を形成している。
【0046】
このシリンドリカルレンズ9は、照明装置1からの左右方向における広がり角θxを所定の角度となるように設定される。照明装置1の左右方向における広がり角θxは、照明装置1の設置間隔をXとし、照明装置1の設置高さをHとしたときに、θx=cos−1[H/{√(H+X)}](式3)により算出される。なお、シリンドリカルレンズ凹部10およびシリンドリカルレンズ凸部11,11の曲線は、ここでは、一例として、既存のシュミレーションソフトにより設定されている。
【0047】
また、シリンドリカルレンズ9は、半導体光源3を点光源として仮定して、一例として、ここでは、広がり角θxを65度に設定している。左右方向における相対強度と角度(広がり角)との関係を図7(b)に示す(図7(b)において、「2分割」として破線で図示する。なお、「2分割」とは曲率面ユニット8が第1曲率面8Aと第2曲率面8Bとに分割されている状態(図5の状態)をいう)。このように、照明装置1では、光のピークを中央部分ではなく周辺部分にシフトして設定しても、実際は、半導体光源3が広がりを持っているため、図1に示すような、照射エリアAに対して楕円形状に光が照射され、中央の照度が高く、周辺に向かうにしたがって、照度は低くなっている。
【0048】
このように、レンズ板4は、レンズ光入射面4a側において、半導体光源3からの光を前後方向において制御するようにプリズム5を第1レンズ部として形成し、また、レンズ光出射面4b側において、半導体光源3からの光を左右方向において制御するようにシリンドリカルレンズ9を第2レンズ部として形成している。そのため、照射エリアAに対して効率よく、かつ、エリア全体に亘って、照明装置1からの光を照射することができるようになる。また、レンズ板4に光を配光する構造を備えるため、照明装置1は、平面基板2の構成が簡易となり、さらに、レンズ板4と平面基板2との距離も近づけられることから、装置全体を小型化でコンパクトに形成することができる。
【0049】
つぎに、照明装置1の作用について説明する。
図1に示すように、照明装置1が、歩道などの街路灯として設置されている例について説明する。照明装置1は、設置高さHと、歩道の幅寸法Yと、設置間隔Xとにより、照射エリアAに対して、楕円照射面となるように設定される。一例として幅寸法Yを4000mm、高さHを5000mm、設置間隔Xを12000mmとした場合、すでに説明したように、主光線角θyを20度とし、かつ、広がり角θxを65度として設定している。
【0050】
このように、配光の状態をレンズ板4により設定しているため、平面基板2は、形状を複雑にする必要がない。また、照明装置1は、支柱50の長手方向に対して直交するように水平に設置することで、照射エリアAに対して適切に配光した状態で光照射することができる状態となり、作業者に対して取り扱いを容易となる。
【0051】
図示しない電源の入力により照明装置1の半導体光源3から光が照射されると、光はレンズ板4の曲率ユニット8およびプリズム5のプリズム入射面6から入射して、曲率面ユニット8では、屈折して、また、プリズム5では、全反射面7により全反射することで、レンズ光出射面4bに向かい、前後方向において主光軸角θが20度となる光に制御される。そして、レンズ光出射面4bから出射するときに、シリンドリカルレンズ9により左右方向において65度となるように配光されることになる。
【0052】
なお、照明装置1は、図1に示すように、楕円形状の照射領域を形成し、隣り合う照明装置1との重なり合う光の照射部分により、照射エリアAに対して万遍なく光を照射することができる。また、照明装置1は、主光線角θを20度とし、広がり角θxを65度として説明したが、主光線角θおよび広がり角θxは、照射エリアの条件により所定の角度に設定され、その数値が限定されるものではない。
【0053】
また、照明装置1は、長手方向を道路の幅方向に沿って設置するものとして説明したが、照明装置1の長手方向を道路の長さ方向に沿って設置するようにしてもよい。照明装置1は、長手方向を道路の長さ方向に沿って設置する場合には、例えば、プリズム5およびシリンドリカルレンズ9の向きが90度回転した状態で設置される。つまり、レンズ板4は、プリズム5の凹部および凸部がレンズ板4の短手方向に沿って形成された状態とし、また、シリンドリカルレンズ9の凹凸がレンズ板4の長手方向に沿って形成されることになる。
【0054】
さらに、レンズ板4は、長方形状に形成した一体のものとして説明したが、半導体光源3ごとに分割されている構成とすることや、あるいは、複数の半導体光源3ごとに対応して分割された状態で構成されるものであっても構わない。また、第1レンズ部および第2レンズ部は、それぞれ、凹凸が繰り返される形状である凹凸部として説明したが、異なる屈折率の部材を組み合わせて構成するものであっても構わない。
【0055】
なお、照明装置1は、レンズ板4のレンズ光入射面4aに第1レンズ部としてプリズム5を形成し、また、レンズ光出射面4bに第2レンズ部としてシリンドリカルレンズ9を形成した例として説明したが、例えば、図8(a)、(b)に示すように、レンズ光入射面4aに第1レンズ部としてのシリンドリカルレンズ9を形成し、レンズ光出射面4bに第2レンズ部としてのプリズム5を形成する構成であっても構わない。
【0056】
また、曲率面ユニット8は、第1曲率面8Aと、第2曲率面8Bとにより構成した例として説明したが、図9(a)〜(c)に示すように、曲率面ユニット8a〜8bは、以下のように構成しても構わない。なお、すでに説明した構成は同じ符号を付して説明を省略する。
【0057】
図9(a)に示す曲率面ユニット8aは、第1曲率面を二つに分けて形成した第1曲率面8A,8Aと、第2曲率面8Bとを備えるように構成されている。この第1曲率面8A,8Aの曲率半径R1,R2と、第2曲率面8Bの曲率半径R3とは、レンズ板4の一端側に向かうにしたがって、大きくなるように形成されている。すなわち、R1<R2<R3となる。そして、曲率面ユニット8aは、そのユニット中心軸C2が半導体光源3の光軸中心C1よりレンズ板4の一端側になるように設定されている。
【0058】
図9(b)に示す曲率面ユニット8bは、第1曲率面8Aと、第2曲率面8Bと、第1曲率面8Aと、第2曲率面8Bとの間に形成した第3曲率面8Cとを備えるように構成されている。この第1曲率面8Aの曲率半径R1と、第3曲率面8Cの曲率半径R2と、第2曲率面8Bの曲率半径R3とは、レンズ板4の一端側に向かうにしたがって、R1<R2<R3のように大きくなるように形成されている。曲率面ユニット8bは、そのユニット中心軸(構造上の曲率面ユニット中心軸)C2が半導体光源3の光軸中心C1よりレンズ板4の一端側になるように設定されている。
【0059】
図9(c)に示す曲率面ユニット8cは、第1曲率面を二つに分けて形成した第1曲率面8A,8Aと、第2曲率面を二つに分けて形成した第2曲率面8B,8Bとを備えるように構成されている。この第1曲率面8A,8Aの曲率半径R1、R2と、第2曲率面8B,8Bの曲率半径R3、R4とは、レンズ板の一端側に向かうにしたがって、R1<R2<R4<R3のように大きくなるように形成されている。曲率面ユニット8cは、そのユニット中心軸C2が半導体光源3の光軸中心C1よりレンズ板4の一端側になるように設定されている。
【0060】
図9(a)〜(c)に示すように、曲率面ユニット8a〜8cでは、曲率面の数を増やすことで、半導体光源3の直下に照射される光の配光を行う場合に、より効率的に所定の方向に導きやすくなる。この曲率面ユニット8a〜8cを有するレンズ板の前後方向における相対強度と主光線角の角度との関係を図7(a)に、左右方向における相対強度と広がり角度との関係を図7(b)に示す。図7(a)において、4分割は、曲率面ユニット8cの場合を、3分割−1は、曲率面ユニット8aの場合を、3分割−2は曲率面ユニット8bの場合を示す。
【0061】
なお、長手方向に沿って曲率面ユニット8の両側に形成されたプリズム5を合わせたレンズユニット12の構造上の中心軸は、ここではユニット中心軸C2にほぼ一致しているが、レンズユニット12全体の構造上の中心軸と、半導体光源3の中心光軸C1とが長手方向に沿ってずれている(光の配光方向に向かってレンズユニット12の構造上の中心軸が前になるようにずれている)。
【産業上の利用可能性】
【0062】
本発明は、前後方向および左右方向に対して配光を制御するレンズを備える照明装置であるため、屋外のみならず屋内でも使用される照明、街路灯、防犯灯、標識灯を始め、各種の照明灯に使用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明に係る照明装置の設置状態を模式的に示す斜視図である。
【図2】本発明に係る照明装置の設置状態を模式的に示す側面図である。
【図3】本発明に係る照明装置を分解して示す分解斜視図である。
【図4】本発明に係る照明装置のレンズを示し、(a)はレンズの一部を切り欠いて下方から見上げた視野における斜視図、(b)はレンズの一部を切り欠いて上方から見下げた視野における斜視図、(c)は(b)に示す領域Bを拡大して示す斜視図である。
【図5】本発明に係る照明装置のレンズ板の長手方向に沿った向きで断面にした状態を模式的に示す断面図である。
【図6】本発明に係る照明装置のレンズを長手方向に直交する向きで断面にした状態を模式的に示す断面である。
【図7】本発明に係る照明装置において、(a)は、前後方向における相対強度と主光線角の角度との関係を示すグラフ図、(b)は、左右方向における相対強度と広がり角度との関係を示すグラフ図である。
【図8】(a)、(b)は、本発明に係る照明装置の他の構成を示すレンズを模式的に示す断面図である。
【図9】(a)〜(b)は、本発明に係る照明装置の他の構成のレンズ板をそれぞれ、一部切欠いて示す断面図である。
【符号の説明】
【0064】
1 照明装置
2 平面基板
3 半導体光源
4 レンズ板(レンズ)
4a レンズ光入射面
4b レンズ光出射面
5 プリズム(第1レンズ部)
5A〜5n 第1プリズム〜第nプリズム(凸部)
6 プリズム入射面
7 全反射面
8 曲率面(凸部曲率面)
9 シリンドリカルレンズ(第2レンズ部)
10 シリンドリカルレンズ凹部
11 シリンドリカルレンズ凸部
20 ベースフレーム
21 取付面
22 屋根部
30 ワイヤアセンブリ
35 接着部材
36 ネジ
37 コーキング材
50 支柱
A 照射エリア
X 設置間隔
Y 幅寸法


【特許請求の範囲】
【請求項1】
長尺な平面基板と、この平面基板上の長手方向に沿って所定間隔ごとに並べて複数設けた半導体光源と、この半導体光源に対向する位置に配置したレンズ板と、このレンズ板を前記平面基板を間として係合するベースフレームとを備える照明装置において、
前記レンズ板は、前記半導体光源からの光を入射するレンズ光入射面と、このレンズ光入射面からレンズ厚みを介して形成されるレンズ光出射面とを備え、
前記レンズ光入射面および前記レンズ光出射面の一方に形成され、前記半導体光源からの光を長手方向に沿って配光する第1レンズ部と、前記レンズ光入射面および前記レンズ光出射面の他方に形成され、前記半導体光源からの光を前記長手方向に直交する短手方向に沿って配光する第2レンズ部とを有し、
前記第1レンズ部は、前記長手方向における半導体光源の幅に対応する領域と対面する対面領域の内側に、曲率半径の異なる2以上の凸部曲率面を前記長手方向に沿って隣接して形成した曲率面ユニットを備えることを特徴とする照明装置。
【請求項2】
前記第1レンズ部は、前記曲率面ユニットと次の前記曲率面ユニットとの間には、頂点角度の異なる凸状に形成されたプリズムが長手方向に沿って形成され、かつ、前記レンズ板の長手方向に沿って配光される光の主光線軸が、前記半導体光源から長手方向に沿った一方向に傾斜させて配光するように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記プリズムは、前記半導体光源からの光を入射して所定角度に屈折させるプリズム入射面と、入射面の反対側に屈折した光を全反射して出力する全反射面とを備えることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記曲率面ユニットは、前記凸部曲率面のそれぞれが前記レンズ板の長手方向における一端に向かって曲率半径が大きくなるように配置したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項5】
前記曲率面ユニットは、構造上の曲率面ユニット中心軸または前記凸部曲率面の曲率半径が変わる曲率面区画中心軸のいずれかであるユニット中心軸と、前記半導体光源の中心光軸とが、前記長手方向にずれるように形成され、前記レンズ板の長手方向における一端に向かって、前記半導体光源の中心光軸、ユニット中心軸の順になるように配置されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項6】
前記レンズ板および前記平面基板は、幅方向およびこの幅方向に直交する長さ方向とで区画される照射エリアに対して、当該レンズ板および当該平面基板の長手方向を、前記照射エリアの幅方向または前記照射エリアの長さ方向に沿って配置することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の照明装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−40248(P2010−40248A)
【公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−199492(P2008−199492)
【出願日】平成20年8月1日(2008.8.1)
【出願人】(000226057)日亜化学工業株式会社 (993)
【出願人】(390010054)小糸工業株式会社 (136)
【Fターム(参考)】