熱処理及び、乾燥処理で任意に縮めた無撚糸、ハチス織りの生地
【課題】従来の生地よりも柔軟性に優れ、保温効果、保水効果の高い無撚糸、ハチス織りの生地を提供する。
【解決手段】生地生産の段階で熱処理または乾燥処理を施し、あえて生地（１）を任意に縮ませることで、生地全体の厚みを増し、空気層（２）を形成させることで柔軟性、伸縮性にも優れ、保温効果、保水効果の高い無撚糸、ハチス織りの生地あるいは製品の提供をすることが本発明の最も主要な特長とするものである。
【解決手段】生地生産の段階で熱処理または乾燥処理を施し、あえて生地（１）を任意に縮ませることで、生地全体の厚みを増し、空気層（２）を形成させることで柔軟性、伸縮性にも優れ、保温効果、保水効果の高い無撚糸、ハチス織りの生地あるいは製品の提供をすることが本発明の最も主要な特長とするものである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、無撚糸で構成されるハチス織りの生地に於いて、仕様の生地を生地生産の段階であえて熱処理または、乾燥処理によって任意に縮めた生地を製品製作の仕様の生地とする分野に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
これまでの生地製品は、仕様の生地を縮めないと言うことが大前提であり、生地生産に於いても、縮めないあるいは、縮ませないと言うことを前提に生産されていることは、周知の通りである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
解決しようとする課題は、背景技術で述べたように従来の生地で製作された製品は、熱によって縮んでしまう欠陥を有するため、乾燥機などの使用はタブーとされており、一度誤って縮めてしまうと製品が元の形には戻らないと言う課題などを有することである。
【課題を解決しようとする課題】
【０００４】
本発明は、製品製作仕様の生地を製作前にあたる生地生産の段階で、あえて熱処理または乾燥処理を施すことによって、任意に縮めた生地を生産して製品製作の仕様の生地として提供することを最も主要な特長としている。
【発明の効果】
【０００５】
本発明の熱処理及び、乾燥処理で任意に縮めた無撚糸、ハチス織りの生地は、生地生産の段階であえて縮めているため熱に強く、本発明の生地で製作された製品は、乾燥機への使用も型崩れなく行えることができる他、様々な効果が見られる。
【０００６】
本発明の熱処理及び、乾燥処理で任意に縮めた無撚糸、ハチス織りの生地は、生地生産の段階であえて縮めているため、従来の生地と比べると厚みが増し、保有される空気量が増すため、保温効果が高まる。
【０００７】
本発明の熱処理及び、乾燥処理で任意に縮めた無撚糸、ハチス織りの生地は、生地生産の段階であえて縮めているため、従来の生地と比べると厚みが増し、保有される空気量が増すため、肌触りが非常に柔らかくなり柔軟性、伸縮性にも優れる。
【０００８】
本発明の熱処理及び、乾燥処理で任意に縮めた無撚糸、ハチス織りの生地は、生地生産の段階であえて縮めているため、従来の生地と比べると厚みが増し、保有される空気量が増すため、保水及び、吸水効果が高まる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００９】
本発明の熱処理及び、乾燥処理で任意に縮めた無撚糸、ハチス織りの生地による実施の最良の形態について図面を参照して説明する。
【実施例】
【００１０】
図１は、本発明の生地の断面図である。
【００１１】
図２は、従来の生地の断面図であり、これを製品製作前の生地生産の段階で、あえて熱処理または乾燥処理を施し、図１に記す本発明の任意に縮めた生地に加工することで生地（１）の厚みが増し、空気を多く含む空気層（２）が形成される。
【００１２】
図１に記す、本発明の熱処理または乾燥処理で任意に縮めた無撚糸、ハチス織りの生地で製作された製品は、一度熱処理を施されているため、乾燥機などの熱にも型崩れを起こさず、図２に記す従来の生地と比べると生地（１）の厚みが増し、空気を多く含む空気層（２）が形成されるため、触感が柔らかく保温性、保水性の優れた生地あるいは製品を提供することができる。
【００１３】
図３に記す図は、図４に記した従来の生地の表面図を熱処理及び、乾燥処理で任意に縮めた本発明の無撚糸、ハチス織りの生地の表面図である。
【００１４】
生地（１）を縦横均等に縮めることで、生地に縦横自在の柔軟性または伸縮性を持たせることができる。
【産業上の利用可能性】
【００１５】
本発明の熱処理及び、乾燥処理で任意に縮めた無撚糸、ハチス織りの生地は、製品製作前の生地生産の段階で、従来タブーとされてきた熱処理または乾燥処理であえて生地を縮める加工を施しているため、新しい風合いの生地製品を提供することができる。
【００１６】
また、より柔軟性の高い、より保温性、保水性を求める様々な製品への対応が可能であり、高い産業上の利用が見込まれる。
【図面の簡単な説明】
【００１７】
【図１】本発明の生地の断面図である。
【図２】従来の生地の断面図である。
【図３】本発明の生地の表面図である。
【図４】従来の生地の表面図である。
【符号の説明】
【００１８】
１ 生地
２ 空気層
【技術分野】
【０００１】
本発明は、無撚糸で構成されるハチス織りの生地に於いて、仕様の生地を生地生産の段階であえて熱処理または、乾燥処理によって任意に縮めた生地を製品製作の仕様の生地とする分野に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
これまでの生地製品は、仕様の生地を縮めないと言うことが大前提であり、生地生産に於いても、縮めないあるいは、縮ませないと言うことを前提に生産されていることは、周知の通りである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
解決しようとする課題は、背景技術で述べたように従来の生地で製作された製品は、熱によって縮んでしまう欠陥を有するため、乾燥機などの使用はタブーとされており、一度誤って縮めてしまうと製品が元の形には戻らないと言う課題などを有することである。
【課題を解決しようとする課題】
【０００４】
本発明は、製品製作仕様の生地を製作前にあたる生地生産の段階で、あえて熱処理または乾燥処理を施すことによって、任意に縮めた生地を生産して製品製作の仕様の生地として提供することを最も主要な特長としている。
【発明の効果】
【０００５】
本発明の熱処理及び、乾燥処理で任意に縮めた無撚糸、ハチス織りの生地は、生地生産の段階であえて縮めているため熱に強く、本発明の生地で製作された製品は、乾燥機への使用も型崩れなく行えることができる他、様々な効果が見られる。
【０００６】
本発明の熱処理及び、乾燥処理で任意に縮めた無撚糸、ハチス織りの生地は、生地生産の段階であえて縮めているため、従来の生地と比べると厚みが増し、保有される空気量が増すため、保温効果が高まる。
【０００７】
本発明の熱処理及び、乾燥処理で任意に縮めた無撚糸、ハチス織りの生地は、生地生産の段階であえて縮めているため、従来の生地と比べると厚みが増し、保有される空気量が増すため、肌触りが非常に柔らかくなり柔軟性、伸縮性にも優れる。
【０００８】
本発明の熱処理及び、乾燥処理で任意に縮めた無撚糸、ハチス織りの生地は、生地生産の段階であえて縮めているため、従来の生地と比べると厚みが増し、保有される空気量が増すため、保水及び、吸水効果が高まる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００９】
本発明の熱処理及び、乾燥処理で任意に縮めた無撚糸、ハチス織りの生地による実施の最良の形態について図面を参照して説明する。
【実施例】
【００１０】
図１は、本発明の生地の断面図である。
【００１１】
図２は、従来の生地の断面図であり、これを製品製作前の生地生産の段階で、あえて熱処理または乾燥処理を施し、図１に記す本発明の任意に縮めた生地に加工することで生地（１）の厚みが増し、空気を多く含む空気層（２）が形成される。
【００１２】
図１に記す、本発明の熱処理または乾燥処理で任意に縮めた無撚糸、ハチス織りの生地で製作された製品は、一度熱処理を施されているため、乾燥機などの熱にも型崩れを起こさず、図２に記す従来の生地と比べると生地（１）の厚みが増し、空気を多く含む空気層（２）が形成されるため、触感が柔らかく保温性、保水性の優れた生地あるいは製品を提供することができる。
【００１３】
図３に記す図は、図４に記した従来の生地の表面図を熱処理及び、乾燥処理で任意に縮めた本発明の無撚糸、ハチス織りの生地の表面図である。
【００１４】
生地（１）を縦横均等に縮めることで、生地に縦横自在の柔軟性または伸縮性を持たせることができる。
【産業上の利用可能性】
【００１５】
本発明の熱処理及び、乾燥処理で任意に縮めた無撚糸、ハチス織りの生地は、製品製作前の生地生産の段階で、従来タブーとされてきた熱処理または乾燥処理であえて生地を縮める加工を施しているため、新しい風合いの生地製品を提供することができる。
【００１６】
また、より柔軟性の高い、より保温性、保水性を求める様々な製品への対応が可能であり、高い産業上の利用が見込まれる。
【図面の簡単な説明】
【００１７】
【図１】本発明の生地の断面図である。
【図２】従来の生地の断面図である。
【図３】本発明の生地の表面図である。
【図４】従来の生地の表面図である。
【符号の説明】
【００１８】
１ 生地
２ 空気層
【特許請求の範囲】
【請求項１】
無撚糸を使用し、ハチス織りで構成される生地（１）に於いて、製品製作前の段階で、任意で生地（１）に熱処理又は、乾燥処理を施して、あえて縦横均等に生地（１）を縮ませる加工工程を加えることで、縮んだ生地（１）全体が厚みを増し、高い柔軟性及び、縦横の伸縮性を有する共に、生地（１）全体の厚みが増すことで、空気層（２）に保有される空気量が増え、生地（１）に高い保温性及び、保水性あるいは、吸水性を有することを特長とする熱処理及び、乾燥処理で任意に縮めた無撚糸、ハチス織りの生地。
【請求項１】
無撚糸を使用し、ハチス織りで構成される生地（１）に於いて、製品製作前の段階で、任意で生地（１）に熱処理又は、乾燥処理を施して、あえて縦横均等に生地（１）を縮ませる加工工程を加えることで、縮んだ生地（１）全体が厚みを増し、高い柔軟性及び、縦横の伸縮性を有する共に、生地（１）全体の厚みが増すことで、空気層（２）に保有される空気量が増え、生地（１）に高い保温性及び、保水性あるいは、吸水性を有することを特長とする熱処理及び、乾燥処理で任意に縮めた無撚糸、ハチス織りの生地。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２００６−３３６１７９（Ｐ２００６−３３６１７９Ａ）
【公開日】平成１８年１２月１４日（２００６．１２．１４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−１８８９２９（Ｐ２００５−１８８９２９）
【出願日】平成１７年５月３１日（２００５．５．３１）
【出願人】（５０４３７１３３２）有限会社伊藤被服 (3)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１８年１２月１４日（２００６．１２．１４）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年５月３１日（２００５．５．３１）
【出願人】（５０４３７１３３２）有限会社伊藤被服 (3)
【Ｆターム（参考）】
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