説明

熱現像感光材料

【課題】本発明によれば、高速塗布や薄膜塗布を行った場合でも、塗布むら耐性、接着性に優れ、熱現像時の擦傷発生、熱現像装置内の汚れ発生が防止できる熱現像感光材料を提供することにある。
【解決手段】支持体の同一面側にバインダーを含有する層と有機銀塩、ハロゲン化銀粒子、バインダーおよび還元剤を含有する感光性層を支持体の側からこの順に有し、前記バインダーを含有する層のバインダーとして質量平均分子量が5000〜80000であるアクリル樹脂またはガラス転移温度(Tg)が−30℃〜10℃であるポリウレタン樹脂を含有し、かつ前記バインダーを含有する層が湿潤状態にあるうちに前記感光性層が塗布されることを特徴とする熱現像感光材料。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体の同一面側にバインダーを含有する層と有機銀塩、ハロゲン化銀粒子、バインダーおよび還元剤を含有する感光性層を支持体の側からこの順に有し、前記バインダーを含有する層のバインダーとして質量平均分子量が5000〜80000であるアクリル樹脂またはガラス転移温度(Tg)が−30℃〜10℃であるポリウレタン樹脂を含有し、かつ前記バインダーを含有する層が湿潤状態にあるうちに前記感光性層が塗布されることを特徴とする熱現像感光材料。
【請求項2】
前記バインダーを含有する層のバインダーとして質量平均分子量が10000〜50000であるアクリル樹脂またはガラス転移温度が−20℃〜5℃であるポリウレタン樹脂を含有することを特徴とする請求項1に記載の熱現像感光材料。
【請求項3】
前記バインダーを含有する層の乾燥膜厚をA(μm)、感光性層の乾燥膜厚をB(μm)とするとき、A/Bが0.005〜0.10であることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱現像感光材料。
【請求項4】
前記A/Bが0.01〜0.07であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項5】
前記感光性層の乾燥膜厚が9.0μm以上、16.0μm以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項6】
前記感光性層の塗布速度が25m/分以上300m/分以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項7】
熱現像後の画像濃度の最大値が4.0以上5.0以下であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項8】
写真特性曲線の光学濃度1.2における平均階調(γ値)が2.0〜5.5であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−251345(P2009−251345A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−100194(P2008−100194)
【出願日】平成20年4月8日(2008.4.8)
【出願人】(303000420)コニカミノルタエムジー株式会社 (2,950)
【Fターム(参考)】