説明

熱硬化性樹脂用の射出成形装置

【課題】熱硬化性樹脂用の射出成形装置において、ノズルの過熱に伴う熱硬化性液状成形材料の硬化を防止すると共に、ノズルと金型との隙間から熱硬化性液状成形材料が漏れ出すことを防止する。
【解決手段】熱硬化性液状成形材料8を射出する際にスプールブッシュ22と当接する封止部材44が、ノズル本体41の先端に装着される。封止部材44は、断熱性を有し、ノズル本体41の温度上昇を抑制すると共に、ノズル本体41とスプールブッシュ22との間に介在し、両者の隙間から熱硬化性液状成形材料8が漏れ出すことを防止する。また、ノズル本体は冷却水によって冷却され、熱硬化性液状成形材料の硬化が防止される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱硬化性樹脂に用いられる射出成形装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から熱硬化性樹脂用の射出成形装置においては、ノズル内に滞留する液状成形材料の硬化を防止するために、種々の技術が検討されている。例えば、特許文献1には、金型に断熱層を設けてノズルの過熱に伴う液状成形材料の硬化を防止する技術が示されている。また、特許文献2には、ノズルを水冷化する技術が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9−286046号公報
【特許文献2】特開2000−280290号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に示された技術においては、常に断熱層が金型と接触していることから、継続して射出成形を行っていくうちに断熱層が徐々に加熱されることとなるため、射出時にノズルが高温の断熱層と接触するとノズルの温度が上昇し、熱硬化性液状成形材料の反応による粘度上昇(硬化)を防止できない虞がある。また、金型から輻射される熱を受けてノズルの温度が上昇する虞もある。また、ノズルと金型との間に熱硬化性液状成形材料の漏れを防止する機構が存在しないので、両者の隙間から熱硬化性液状成形材料が漏れ出す虞がある。上記特許文献1に示された技術に特許文献2に記載の水冷ノズルを組み合わせた場合であっても、断熱層を冷却水によって冷却できないので、特にノズルの先端部の冷却が不足する虞がある。また、ノズルと金型との隙間から熱硬化性液状成形材料が漏れ出すことを防止できない。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ノズルの過熱に伴う熱硬化性液状成形材料の硬化を防止すると共に、ノズルと金型との隙間から熱硬化性液状成形材料が漏れ出すことを防止することができる熱硬化性樹脂用の射出成形装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、熱硬化性液状成形材料が射出されるキャビティ空間を区画する金型と、熱硬化性液状成形材料を前記キャビティ空間に射出するノズルとを備えた熱硬化性樹脂用の射出成形装置において、前記ノズルは、熱硬化性液状成形材料を供給するための材料供給路が形成されたノズル本体と、断熱性を有し前記ノズル本体に装着されて前記金型と当接する封止部材と、前記ノズル本体が挿入されて該ノズル本体を支持する筒状部材とを有し、前記ノズル本体は、その外側面に前記ノズルを冷却する冷却水を流すための螺旋状に形成された冷却水溝を有し、前記冷却水溝と前記封止部材との間であって、かつ前記ノズル本体と前記筒状部材の接触面には、前記ノズル本体と前記筒状部材との隙間に浸入した冷却水を封止するための冷却水封止部材が装着され、前記封止部材は、熱硬化性液状成形材料を前記キャビティ空間に射出し成形する際においては前記ノズル本体と前記金型との間に介在して前記ノズル本体と前記金型との隙間を封止し、それ以外の待機状態においては前記金型から離脱されることを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の熱硬化性樹脂用の射出成形装置において、前記筒状部材には、前記封止部材を固定するための着脱可能なキャップが装着されることを特徴する。
【発明の効果】
【0008】
請求項1の発明によれば、射出成形時におけるノズル本体と金型との当接部には、断熱性を有する封止部材が介在するので、熱硬化性液状成形材料をキャビティ空間に射出する際に金型からの熱伝導を抑制することができる。また、この断熱性を有する封止部材は、ノズルの側に設けられているので、ノズルが金型から離脱される待機時には金型と封止部材との当接状態が解かれることとなる。これにより、待機状態における金型から封止部材への熱伝導が一旦遮断されるので、封止部材の断熱効果を高めることができる。また、金型からノズルに輻射される熱を封止部材によって遮蔽できるので、ノズルの温度上昇を抑制して熱硬化性液状成形材料の硬化を防止することができる。また、熱硬化性液状成形材料をキャビティ空間に射出する際に、封止部材によって金型とノズルとの隙間が封止されるので、熱硬化性液状成形材料が漏れ出すことを防止できる。また、冷却水溝に流れる冷却水によってノズル及び封止部材が冷却されるので、材料供給路内の熱硬化性液状成形材料の硬化をより一層防止することができる。また、封止部材がノズル本体に装着されているので、金型と封止部材との当接状態が解かれた後においても、封止部材がノズル本体と共に冷却水によって冷却されることになる。これにより、次の成形サイクルにおいて封止部材が金型に当接されるまで封止部材の温度を継続的に低下させることができ、封止部材の断熱効果をより一層高めることができる。また、冷却水溝がノズル本体の外側面に設けられているので、ノズル本体を切削加工することにより、容易に冷却水溝を形成することができる。また、冷却水溝が螺旋状に形成されているので、ノズル全体を均一に冷却することができ、材料供給路内における局部的な熱硬化性液状成形材料の硬化を防止することが可能となる。また、ノズル本体と筒状部材との隙間に浸入した冷却水は、冷却水溝と封止部材との間であってかつノズル本体と筒状部材の接触面に装着された冷却水封止部材によって封止されるので、冷却水がノズルの外部に漏れ出すことを防止できる。
【0009】
請求項2の発明によれば、キャップによって封止部材を筒状部材に容易に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態による射出成形装置の構成を示す断面図。
【図2】ノズルの構成を示す組み立て斜視図。
【図3】同射出成形装置において、型開き状態を示す断面図。
【図4】同射出成形装置において、型閉じ状態を示す断面図。
【図5】同射出成形装置において、ノズルから金型内に熱硬化性液状成形材料が充填される状態を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の一実施形態による熱硬化性樹脂用の射出成形装置について図面を参照して説明する。図1は射出成形装置の構成を示している。射出成形装置1は、固定金型2と、固定金型2に対して移動可能な移動金型3と、固定金型2及び移動金型3によって区画されるキャビティ空間7に熱硬化性液状成形材料8を射出するためのノズル4等によって構成されている。固定金型2は、固定金型本体21と、ノズル4が当接されるスプールブッシュ22とを有している。本実施形態においてスプールブッシュ22は、ねじ23によって固定金型本体21に取り付けられているが、固定金型本体21と一体的に形成されていてもよい。固定金型2及び移動金型3は、80゜C〜170゜C程度まで加熱され、キャビティ空間7に充填された熱硬化性液状成形材料8を硬化させて成形する。
【0012】
図2は、ノズル4の構成を示している。ノズル4は、熱硬化性液状成形材料8を供給するための材料供給路41aが形成されたノズル本体41と、ノズル本体41の先端近傍のリング装着溝41dに装着されるOリング(冷却水封止部材)42と、ノズル本体41を支持する筒状部材43と、筒状部材43の先端に装着される封止部材44と、封止部材44を筒状部材43の先端に固定するためのキャップ45等によって構成されている。
【0013】
ノズル本体41には、材料供給路41aと、ノズル4を冷却するための冷却水が循環される冷却水溝(往路溝)41b、冷却水溝(復路溝)41c及び冷却水溝(連通溝)41eと、Oリング42が装着されるリング装着溝41d等が形成されている。材料供給路41aは、ノズル本体41の内部を貫いて形成されている(図1参照)。往路溝41b、復路溝41c及び連通溝41e等によってノズル本体41の冷却機構が構成されている。往路溝41bは、ノズル本体41の根元部から先端部に亘って、復路溝41cは、ノズル本体41の先端部から根元部に亘ってそれぞれ螺旋状に形成されている。ノズル本体41の先端部に形成されている連通溝41eによって往路溝41bと復路溝41cとが連通されている。
【0014】
往路溝41bと復路溝41cとは、ノズル本体41の外側面において交互に、すなわち2条の螺旋状に形成されている。往路溝41bと筒状部材43の内側面によって囲まれた冷却水路には、筒状部材43を介して供給される冷却水(冷水)が流れる。一方、復路溝41cと筒状部材43の内側面によって囲まれた冷却水路には、ノズル本体41等との間の熱交換により温められた冷却水(温水)が流れ、筒状部材43を介して排出される。冷却水が往路溝41b、連通溝41e及び復路溝41cを流れる間に、ノズル本体41等との間で熱交換がなされ、ノズル本体41等が熱硬化液状成形材料8が短時間で硬化しない温度まで冷却される。なお、ノズル本体41と筒状部材43との隙間に浸入した冷却水は、リング装着溝41dに装着されたOリング42によって封止され、ノズル4の外部に漏れ出すことはない。
【0015】
筒状部材43の根元部には、往路溝41bと筒状部材43の内側面によって囲まれた冷却水路に冷却水(冷水)を供給するための冷水供給水路43a、及び、復路溝41cと筒状部材43の内側面によって囲まれた冷却水路から冷却水(温水)をノズル4の外部に排出するための温水排出水路43bが形成されている。冷水供給水路43aと往路溝41b及び温水排出水路43bと復路溝41cが、筒状部材43の根元部においてそれぞれ連通されている。
【0016】
封止部材44の中央部には、ノズル本体41の材料供給路41a及びスプールブッシュ22の材料供給路22aと連通する連通穴44aが形成されている。封止部材44は、スプールブッシュ22とノズル本体41との間で単位時間内に交換される熱量を制限して材料供給路41a内における熱硬化液状成形材料8の硬化を抑制できる程度に十分な断熱性と、スプールブッシュ22とノズル本体41との隙間から熱硬化性液状成形材料8が漏れ出すことを防止できる程度に十分な弾性を有する素材で形成されている。この封止部材44を形成する材料としては、例えば、ポリアミド、ポリエステル、フッ化エチレン等の耐薬品性、耐熱性に優れた高分子材料が挙げられる。封止部材44は、上記断熱性と弾性を確保するために十分な厚み(例えば、1〜5mm程度)に設定され、キャップ45によって筒状部材43の先端部に固定されている。筒状部材43の先端部には、キャップ45を装着するための雄ねじが形成されている。ノズル4がスプールブッシュ22に当接されるとき、ノズル4には矢印B(図4参照)とは反対の向きに大きな力が生ずるので、必要に応じていわゆるダブルナットでキャップ45が固定される。そして、筒状部材43にノズル本体41が挿入されると、ノズル本体41の先端が封止部材44と密着される。
【0017】
以下、射出成形装置1の動作について図3乃至図5を参照して説明する。図3に示した待機状態では、移動金型3は、固定金型2から離れ、ノズル4も固定金型2から離れている。また、ノズル本体41の材料供給路41aに設けられているニードル弁47は閉じられており、熱硬化性液状成形材料8がニードル弁47の先端部によって封止されている。まず、最初に矢印Aで示すように、移動金型3が固定金型2の方向に移動され、金型が閉じられる。この状態では、スプールブッシュ22と封止部材44とは離れており(待機状態)、両者の間で熱交換は行われない。
【0018】
その後、図4において矢印Bで示すように、ノズル4が固定金型2の方向に移動される。これにより、スプールブッシュ22と封止部材44とが当接し、密着される。このとき、スプールブッシュ22の温度は、高温の固定金型2と同等であるので、高温のスプールブッシュ22と低温のノズル4との間で熱交換が開始される。本実施形態においては、ノズル本体41とスプールブッシュ22との間に断熱性を有する封止部材44が介在されているので、スプールブッシュ22と封止部材44とが当接している時間内にノズル本体41とスプールブッシュ22との間で交換される熱量は極めて限られたものとなる。
【0019】
さらにその後、図5において矢印Cで示すように、ニードル弁47が開かれ、ノズル本体41の材料供給路41aに滞留されていた熱硬化性液状成形材料8がキャビティ空間7に流入する。キャビティ空間7に流入した熱硬化性液状成形材料8は、固定金型2及び移動金型3によって加熱されて硬化する。一方、ノズル本体41の材料供給路41aに滞留されている熱硬化性液状成形材料8は、ノズル本体41とスプールブッシュ22とが封止部材44によって熱的に絶縁されていること、及びノズル本体41が往路溝41b、連通溝41e及び復路溝41cを流れる冷却水によって冷却されることにより、熱硬化性液状成形材料8の流動性が維持される。
【0020】
キャビティ空間7の熱硬化性液状成形材料8が硬化すると、ニードル弁47が閉じられ、ノズル4が固定金型2から離脱され、待機状態に戻る。これにより、スプールブッシュ22と封止部材44との当接が解かれ、封止部材44は、ノズル本体41と共に冷却水によって冷却される。その後、移動金型3が開かれて、キャビティ空間7に形成された成形品が離型され、1つの成形サイクルが終了する。
【0021】
以上のように、本実施形態の射出成形装置1によれば、ノズル本体41とスプールブッシュ22との当接部には、断熱性を有する封止部材44が設けられているので、熱硬化性液状成形材料8をキャビティ空間7に射出する際にスプールブッシュ22からの熱伝導を抑制することができる。また、この断熱性を有する封止部材44は、ノズル4の側に設けられているので、ノズル4がスプールブッシュ22から離脱される待機時にはスプールブッシュ22と封止部材44との当接状態が解かれることとなる。これにより、待機状態におけるスプールブッシュ22から封止部材44への熱伝導が一旦遮断され、更に、封止部材44は、ノズル本体41の冷却機構により冷却されるので、封止部材44の断熱効果を高めることができる。また、固定金型21からノズル本体41の先端部に輻射される熱を封止部材44によって遮蔽できるので、ノズル本体41の温度上昇を抑制して熱硬化性液状成形材料8の硬化を防止することができる。また、熱硬化性液状成形材料8をキャビティ空間7に射出する際に、封止部材44によってスプールブッシュ22とノズル本体41との隙間が封止されるので、熱硬化性液状成形材料8が漏れ出すことを防止できる。
【0022】
また、冷却水溝41b,41c,41eに流れる冷却水によってノズル本体41及び封止部材44が冷却されるので、材料供給路41a内の熱硬化性液状成形材料8の硬化をより一層防止することができる。また、封止部材44がノズル本体41に装着されているので、スプールブッシュ22と封止部材44との当接状態が解かれた後においても、封止部材44がノズル本体41と共に冷却水によって冷却されることになる。これにより、次の成形サイクルにおいて封止部材44がスプールブッシュ22に当接されるまで封止部材44の温度を継続的に低下させることができ、封止部材44の断熱効果をより一層高めることができる。また、冷却水溝41b,41c,41eがノズル本体41の外側面に設けられているので、ノズル本体41を切削加工することにより、容易に冷却水溝41b,41c,41eを形成することができる。また、冷却水溝41b,41cが螺旋状に形成されているので、ノズル本体41全体を均一に冷却することができ、材料供給路41a内における局部的な熱硬化性液状成形材料8の硬化を防止することが可能となる。また、冷却水溝41b,41cが、ノズル本体41の根元部から先端部に亘って形成された往路溝41bと、この先端部において該往路溝41bと連通し、ノズル本体41の先端部から根元部に亘って形成された復路溝41cとを有し、2条に形成されているので、より一層ノズル本体41の全体を均一に冷却することができ、材料供給路41a内における局部的な熱硬化性液状成形材料8の硬化を防止することが可能となる。
【0023】
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られることなく、少なくともノズル4と固定金型2又は移動金型3とが断熱性を有する封止部材44によって熱的に絶縁されていればよい。また、本発明は種々の変形が可能であり、例えば、冷却水溝41b,41cの形状等は、図2に示したものに限られることなく、ノズル4の温度に応じて適宜設定することができる。また、封止部材44の構成を、断熱性に優れた素材から成る断熱層を高弾性の素材から成る弾性層で挟み込んだ3層構造としてもよい。この場合においては、封止部材44の断熱効果と封止効果を一層高めることができる。
【符号の説明】
【0024】
1 射出成形装置
2 固定金型
3 移動金型
4 ノズル
8 熱硬化性液状成形材料
41 ノズル本体
41b 冷却水溝(往路溝)
41c 冷却水溝(復路溝)
43 筒状部材
44 封止部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱硬化性液状成形材料が射出されるキャビティ空間を区画する金型と、熱硬化性液状成形材料を前記キャビティ空間に射出するノズルとを備えた熱硬化性樹脂用の射出成形装置において、
前記ノズルは、熱硬化性液状成形材料を供給するための材料供給路が形成されたノズル本体と、断熱性を有し前記ノズル本体に装着されて前記金型と当接する封止部材と、前記ノズル本体が挿入されて該ノズル本体を支持する筒状部材とを有し、
前記ノズル本体は、その外側面に前記ノズルを冷却する冷却水を流すための螺旋状に形成された冷却水溝を有し、
前記冷却水溝と前記封止部材との間であって、かつ前記ノズル本体と前記筒状部材の接触面には、前記ノズル本体と前記筒状部材との隙間に浸入した冷却水を封止するための冷却水封止部材が装着され、
前記封止部材は、熱硬化性液状成形材料を前記キャビティ空間に射出し成形する際においては前記ノズル本体と前記金型との間に介在して前記ノズル本体と前記金型との隙間を封止し、それ以外の待機状態においては前記金型から離脱されることを特徴とする熱硬化性樹脂用の射出成形装置。
【請求項2】
前記筒状部材には、前記封止部材を固定するための着脱可能なキャップが装着されることを特徴する請求項1に記載の熱硬化性樹脂用の射出成形装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−64489(P2010−64489A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−227968(P2009−227968)
【出願日】平成21年9月30日(2009.9.30)
【分割の表示】特願2008−231507(P2008−231507)の分割
【原出願日】平成20年9月9日(2008.9.9)
【出願人】(390025140)株式会社小松ライト製作所 (71)
【Fターム(参考)】