説明

燃料供給ユニット

【課題】燃料供給ユニットにおいて、燃料ポンプの接続されたベース部材に対して外部フィルタを簡便且つ確実に着脱することができ、メンテナンス性の向上を図る。
【解決手段】燃料供給ユニット10を構成するベース部材14には、第1及び第2フィルタユニット30、34の接続される吸入管38、第1及び第2吐出管32、36を備える。この第1及び第2フィルタユニット30、34の第1及び第3接続管84、98、接続継手78の外周面には、半径外方向に突出し弾性変形自在なフック88がそれぞれ設けられ、前記第1及び第3接続管84、98、接続継手78が前記吸入管38、第1及び第2吐出管32、36にそれぞれ挿入された後、前記フック88が係合孔46にそれぞれ係合されることで、ベース部材14に対して第1及び第2フィルタユニット30、34が連結される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の燃料タンクから内燃機関へと燃料を供給するための燃料供給ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、車両において燃料を燃料タンクから燃料噴射装置へと供給するための燃料供給ユニットが用いられている。このような燃料供給ユニットとしては、例えば、燃料を吸入・吐出可能なポンプを有したポンプユニットと、前記ポンプユニットを燃料タンクに固定するための板部材とを備え、前記ポンプユニットには、燃料を吸入する燃料吸入部と、吸入した前記燃料を吐出するための燃料吐出部とを有する。この燃料吸入部は、板部材に設けられ燃料タンクの外部に突出した吸入口に接続され、一方、燃料吐出部は、前記板部材に設けられ燃料タンクの外部に突出した吐出口に接続されている。
【0003】
また、燃料タンクの外部には、燃料中の異物を除去するための燃料フィルタが設けられ、該燃料フィルタを通過した燃料が吸入口へと供給される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第2004/072469号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したような燃料フィルタは、板部材の吸入口及び吐出口に対して燃料ホースを介してそれぞれ接続されており、該吸入口及び吐出口の端部には、前記燃料ホースの脱抜を防止する目的で環状突部が設けられていたり、止め輪が装着されることがある。このような構成とすることで、燃料ホースによって燃料フィルタが吸入口及び吐出口に対して確実に接続された状態となるが、例えば、燃料フィルタで捕捉された異物等による目詰まりを防止するために該燃料フィルタを交換する場合には、前記燃料ホースの接続された燃料フィルタを取り外すことが非常に煩雑であり、メンテナンス性の低下を招くこととなる。
【0006】
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、燃料ポンプの接続されたベース部材に対して外部フィルタを簡便且つ確実に着脱することができ、メンテナンス性の向上を図ることが可能な燃料供給ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成するために、本発明は、燃料タンクの開口部に装着され閉塞するベース部材と、該ベース部材に保持され燃料を吸入・吐出する燃料ポンプと、前記燃料タンクの外部に設けられ燃料中の異物を除去する外部フィルタとを有する燃料供給ユニットにおいて、
前記ベース部材には、前記外部フィルタに接続され前記燃料タンクと該外部フィルタとを連通する接続口を備え、前記接続口と前記外部フィルタとが弾性係合手段によって着脱自在に接続されることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、燃料タンクの開口部を閉塞するベース部材には、該燃料タンクの外部に設けられた外部フィルタに接続される接続口が形成され、前記接続口が弾性係合手段によって前記外部フィルタと着脱自在に接続されている。
【0009】
従って、ベース部材と外部フィルタとの接続を弾性係合手段によって簡便且つ確実に行うことができるため、前記外部フィルタの交換等を行う場合のメンテナンス性を向上させることができる。
【0010】
また、外部フィルタを、燃料ポンプの上流側に設けられる1次フィルタとすることにより、前記外部フィルタをベース部材に対して取り外すことで、前記1次フィルタのメンテナンス作業を容易に行うことが可能となる。
【0011】
さらに、外部フィルタを、燃料ポンプの下流側に設けられる2次フィルタとすることにより、前記外部フィルタをベース部材に対して取り外すことで、前記2次フィルタのメンテナンス作業を容易に行うことが可能となる。
【0012】
さらにまた、外部フィルタを、燃料ポンプの上流側に設けられる1次フィルタと、燃料ポンプの下流側に設けられる2次フィルタとすることにより、前記外部フィルタをベース部材に対して取り外すことで、前記1次及び第2次フィルタのメンテナンス作業を容易に行うことが可能となる。
【0013】
またさらに、接続口は、燃料を燃料タンクから外部フィルタに送出するための送出口と、前記外部フィルタを通過した前記燃料を燃料ポンプによって前記燃料タンク側へ供給するための供給口とを備えるとよい。
【0014】
また、外部フィルタには、送出口及び供給口にそれぞれ接続される2つの接続部を備え、一方の接続部と他方の接続部との離間距離を、外部フィルタがベース部材から取り外された状態で、送出口と供給口との離間距離と同一距離に維持することにより、前記外部フィルタの接続部をベース部材の送出口及び供給口に連結する際、前記接続部同士の離間間隔を調整することなく迅速に挿入して連結することができる。さらに、外部フィルタの着脱を行う際に、2つの接続部を一体的に着脱させることができるため、その作業性を向上させることができる。
【0015】
さらに、接続口は、燃料を燃料タンクから2次フィルタへと送出するための送出口と、前記2次フィルタの下流側に設けられ、前記燃料の一部を圧力調整弁へと供給する供給口と、を備えることにより、前記2次フィルタをベース部材から取り外す際に、前記圧力調整弁に連通する供給口が開放されるため、前記圧力調整弁と連通する前記供給口のメンテナンスを容易に行うことが可能となる。また、2次フィルタが、燃料ポンプと圧力調整弁とを連通する連通路を兼ね備えているため、燃料供給ユニットにおける通路構成を簡素化することができる。
【0016】
さらにまた、2次フィルタに、該第2次フィルタを通過した燃料を燃料噴射装置へ供給するための供給通路を設けることにより、前記2次フィルタをベース部材に対して着脱するだけで、前記ベース部材と供給通路とを同時に取り外すことができる。
【0017】
またさらに、接続部を、外部フィルタの収納されるフィルタホルダと一体的に形成することにより、前記フィルタホルダをベース部材に対して着脱することで、前記接続部を同時に着脱することができるため、メンテナンス性を向上させることができる。
【0018】
また、弾性係合手段は、外部フィルタ又は接続口のいずれか一方に設けられ、半径方向に弾性変形可能なフックと、
前記外部フィルタ又は前記接続口のいずれか一方において、前記フックに臨むように設けられ該フックが係合される係合孔と、
から構成するとよい。
【0019】
さらに、弾性係合手段は、外部フィルタ又は接続口のいずれか一方に設けられ、半径方向に突出したフックと、
前記外部フィルタ又は前記接続口のいずれか一方において、前記フックに臨み、且つ、半径方向に弾性変形可能に形成され、前記フックが係合される係合孔と、
から構成するとよい。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0021】
すなわち、燃料タンクの開口部を閉塞するベース部材に、該燃料タンクの外部に設けられた外部フィルタに接続される接続口を形成し、前記接続口が弾性係合手段によって前記外部フィルタと着脱自在に接続することにより、ベース部材と外部フィルタとの接続を弾性係合手段によって簡便且つ確実に行うことができるため、前記外部フィルタの交換等を行う場合のメンテナンス性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る燃料供給ユニットが燃料タンクに装着された状態を示す全体構成図である。
【図2】図2Aは、変形例に係る第1及び第2吐出管、吸入管、接続継手、第1及び第2接続管を示す分解斜視図であり、図2Bは、図2Aの第1及び第2吐出管、吸入管に対してそれぞれ接続継手、第1及び第2接続管が接続された状態を示す外観斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る燃料供給ユニットが燃料タンクに装着された状態を示す全体構成図である。
【図4】図3の燃料供給ユニットの変形例を示す拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明に係る燃料供給ユニットについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0024】
図1において、参照符号10は、本発明の第1の実施の形態に係る燃料供給ユニットを示す。
【0025】
この燃料供給ユニット10は、図1に示されるように、燃料タンク12の底壁に固定されるベース部材14と、該ベース部材14に接続される有底筒状のホルダ16と、前記ホルダ16の内部に設けられる燃料ポンプ18と、前記ベース部材14に対して接続されるフィルタ部(外部フィルタ)20とを含む。なお、この燃料供給ユニット10は、底部に開口部22を有した燃料タンク12に用いられる下付けタイプである。
【0026】
ベース部材14は、燃料タンク12の底壁に開口した開口部22に装着され、前記開口部22を覆う円盤状の本体部24と、該本体部24に対して直立して前記開口部22に挿入される円筒状の筒部26とを有し、前記筒部26が前記燃料タンク12の外側から内部へと挿入されると共に、前記開口部22が本体部24で覆われた状態で該本体部24の外縁部が前記燃料タンク12の底壁に対して複数のボルト28で固定される。
【0027】
本体部24には、フィルタ部20の第1フィルタユニット30に接続され、該第1フィルタユニット30に対して燃料を吐出する第1吐出管(送出口)32と、前記フィルタ部20の第2フィルタユニット34に接続され、該第2フィルタユニット34に対して燃料を吐出する第2吐出管(送出口)36と、前記第1フィルタユニット30を通過した燃料を吸入する吸入管(供給口)38とを備える。
【0028】
第1吐出管32、第2吐出管36及び吸入管38は、本体部24に対して筒部26とは反対方向(矢印B方向)に所定高さで突出し、且つ、前記本体部24の延在方向に沿って互いに所定間隔離間して形成されると共に、その内部には軸方向(矢印A、B方向)に沿って略一定径の第1吐出通路40、第2吐出通路42及び吸入通路44がそれぞれ貫通している。この第1吐出通路40、第2吐出通路42及び吸入通路44は、ベース部材14において筒部26の内部にそれぞれ連通している。
【0029】
また、第1吐出管32、第2吐出管36及び吸入管38は、その端部近傍に一対の係合孔46がそれぞれ形成される。この係合孔46は、第1吐出管32、第2吐出管36及び吸入管38の軸線を中心として互いに向い合う位置に形成される。
【0030】
ホルダ16は、内部に形成され燃料ポンプ18が設けられる円筒部48と、前記円筒部48に接合され該円筒部48の内部と連通する流路形成部50と、前記流路形成部50の端部に形成されベース部材14の第2吐出通路42に接続される接続部52とを備える。
【0031】
円筒部48には、上方略中央部に燃料ポンプ18の一部が挿入されるポンプ挿入孔54を有し、該ポンプ挿入孔54が後述する流路形成部50の連通路56と連通している。
【0032】
流路形成部50は、ホルダ16の外壁面に沿って形成され、円筒部48の上部及び側部に沿うように断面略L字状に形成される。この流路形成部50の内部には、燃料ポンプ18から吐出された燃料が流通する連通路56が形成され、該連通路56はホルダ16の他端部側(矢印B方向)において該ホルダ16の軸線と直交方向に延在し、前記ホルダ16の頂部側方で開口している。
【0033】
そして、連通路56の開口部22には、燃料の圧力を調整可能な圧力調整弁58が装着され閉塞される。この圧力調整弁58は、燃料供給ユニット10を通じて燃料噴射装置(図示せず)に一定の圧力で前記燃料を供給する目的で設けられる。
【0034】
燃料ポンプ18は、通電作用下に回転駆動する電動モータ(図示せず)と、前記電動モータにより駆動するポンプ(図示せず)とがケーシング60に内装され、ベース部材14側(矢印A方向)に配置されるケーシング60の一端部には、アダプタ62を介して吸入通路44に挿入され燃料を内部へと吸入する燃料吸入部64が形成され、ホルダ16の頂部側(矢印B方向)に配置される他端部には、ホルダ16の連通孔66に挿入され前記燃料を外部へと吐出する燃料吐出部68が形成される。
【0035】
また、燃料吐出部68の外周面には、環状の第1シールリング70が設けられ、連通孔66の内周面に当接することによって燃料ポンプ18とホルダ16との間における液密が保持される。なお、接続部52の端部には、環状の第2シールリング72が設けられ、第2吐出通路42の内周面に当接することによってホルダ16とベース部材14との間における液密が保持される。
【0036】
フィルタ部20は、燃料の流通経路において上流側に設けられる第1フィルタユニット30と、前記第1フィルタユニット30に対して下流側に設けられる第2フィルタユニット34とを備える。
【0037】
この第1フィルタユニット30は、第1吐出管32に接続され1次フィルタ74が収納される第1フィルタホルダ76と、吸入管38に接続される接続継手(接続部)78と、前記第1フィルタホルダ76と接続継手78との間を接続する第1燃料チューブ80とを含む。第1フィルタホルダ76は、円筒状に形成されたフィルタ収納部82と、該フィルタ収納部82の一端面から突出して第1吐出管32に接続される第1接続管(接続部)84と、前記フィルタ収納部82の他端面から突出して第1燃料チューブ80に接続される第2接続管86とからなる。フィルタ収納部82の内部には、例えば、細かな孔を有した網目状、且つ、円筒状に形成された1次フィルタ74が収納される。第1接続管84は、フィルタ収納部82の軸方向(矢印B方向)に沿って所定長さだけ突出し、その内部が前記フィルタ収納部82の内部と連通すると共に、該フィルタ収納部82の中心に対して半径外方向に偏心した位置に形成される。
【0038】
また、第1接続管84の外周面には、半径方向に弾性変形可能なフック88(係合部)が複数設けられる。このフック88は、その端部が外周面に接合され、該端部からフィルタ収納部82側(矢印A方向)に向かって徐々に拡径したテーパ状に形成される。なお、フック88は、第1接続管84の外周面において周方向に沿って互いに離間して配置される。詳細には、フック88は、半径外方向に付勢される弾発力を有している。
【0039】
そして、第1接続管84が、第1吐出管32の第1吐出通路40へと挿入された際、フック88がそれぞれ該第1吐出管32の係合孔46に係合され保持されることにより、前記第1接続管84と前記第1吐出管32との軸方向(矢印A、B方向)に沿った相対変位が規制され、前記第1接続管84を含む第1フィルタユニット30が第1吐出管32に対して連結された状態となる。
【0040】
一方、第2接続管86は、フィルタ収納部82の中心となる軸線上に設けられ、該フィルタ収納部82の軸方向(矢印A、B方向)に沿って所定長さだけ突出し、その内部が前記フィルタ収納部82の内部と連通する。
【0041】
接続継手78は、軸方向(矢印A、B方向)に沿って所定長さを有した管体からなり、その外周面には、半径方向に弾性変形可能なフック88(係合部)が複数設けられる。このフック88は、吸入管38に接続される接続継手78の一端部から他端部に向けて拡径するように形成される。そして、接続継手78の一端部が吸入管38の吸入通路44へと挿入された際、フック88がそれぞれ該吸入管38の係合孔46に係合されることにより、前記接続継手78と吸入管38との軸方向(矢印A、B方向)に沿った相対変位が規制され、前記接続継手78が吸入管38に対して接続される。これにより、接続継手78の内部と吸入管38の吸入通路44とが連通した状態となる。
【0042】
第1燃料チューブ80は、例えば、断面U字状に形成された成形チューブからなり、その一端部が第1フィルタホルダ76の第2接続管86に接続され、他端部が接続継手78の他端部に接続される。これにより、第1フィルタユニット30を構成する第1フィルタホルダ76及び接続継手78が第1燃料チューブ80を介して互いに連通する。
【0043】
また、第1フィルタユニット30では、第1燃料チューブ80によって接続継手78と第1フィルタホルダ76との相対的な位置関係が維持され、第1接続管84の端部と接続継手78の一端部とが、略同一平面状となるように維持されると共に、前記第1接続管84と接続継手78との離間距離も一定で維持される。
【0044】
第2フィルタユニット34は、第2吐出管36に接続され2次フィルタ90が収納される第2フィルタホルダ92と、前記第2フィルタホルダ92に接続される第2燃料チューブ94とを含む。第2フィルタホルダ92は、円筒状に形成されたフィルタ収納部96と、該フィルタ収納部96の外周面から突出して第2吐出管36に接続される第3接続管(接続部)98と、前記フィルタ収納部96の端面から突出して第2燃料チューブ94に接続される第4接続管100とからなる。フィルタ収納部96の内部には、例えば、細かな孔を有した網目状、且つ、円筒状に形成された2次フィルタ90が収納される。なお、2次フィルタ90は、例えば、1次フィルタ74より細かな孔で網目状に形成される。
【0045】
第3接続管98は、フィルタ収納部96の半径外方向に沿って所定長さだけ突出し、その内部が前記フィルタ収納部96の内部と連通する。
【0046】
また、第3接続管98の外周面には、半径方向に弾性変形可能なフック88(係合部)が複数設けられる。このフック88は、その端部が外周面に接合され、該端部からフィルタ収納部96側(矢印B方向)に向かって徐々に拡径したテーパ状に形成される。なお、フック88は、第3接続管98の外周面において周方向に沿って互いに離間して配置される。
【0047】
第4接続管100は、フィルタ収納部96の中心となる軸線上に設けられ、該フィルタ収納部96の軸方向に沿って所定長さだけ突出し、その内部が前記フィルタ収納部96の内部と連通すると共に、第2燃料チューブ94が接続されて図示しない内燃機関の燃料噴射装置へと接続される。
【0048】
また、第1及び第2吐出管32、36、吸入管38に対する第1及び第2フィルタユニット30、34の接続は、上述したように前記第1フィルタユニット30に設けられた接続継手78、第1接続管84、第2フィルタユニット34に設けられた第3接続管98に半径外方向に拡径自在なフック88をそれぞれ設け、前記フック88を前記第1及び第2吐出管32、36、吸入管38における係合孔46に係合させる構造に限定されるものではなく、例えば、図2A及び図2Bに示されるように、接続継手78a、第1及び第3接続管84a、98aの外周面に、先端に向かって徐々に縮径するフック88aを形成し、前記接続継手78a、第1及び第3接続管84a、98aの挿入される吸入管38a、第1及び第2吐出管32a、36aを、軸方向に沿って形成された複数のスリット102を介して半径外方向に拡径自在に設けるようにしてもよい。なお、フック88aは、接続継手78a、第1及び第3接続管84a、98aに対して変形することがないよう一体的に形成される。
【0049】
この場合、接続継手78a、第1及び第3接続管84a、98aは、吸入管38a、第1及び第2吐出管32a、36aの内部にそれぞれ挿入されることで、フック88aが前記吸入管38a、第1及び第2吐出管32a、36aをそれぞれ半径外方向へと押し広げ、前記フック88aが係合孔46aに挿入されることで互いに軸方向への変位が規制された状態で強固に接続される。
【0050】
換言すれば、接続継手78a、第1及び第3接続管84a、98aに設けられる凸状のフック88aを弾性変形しないように形成し、一方、接続継手78a、第1及び第3接続管84a、98aが挿入される凹状の吸入管38a、第1及び第2吐出管32a、36aを弾性変形可能に形成する。
【0051】
本発明の第1の実施の形態に係る燃料供給ユニット10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
【0052】
先ず、燃料供給ユニット10の燃料ポンプ18において、図示しないコントローラからの制御信号に基づいて電動モータが駆動することによってポンプが回転駆動し、燃料タンク12内の燃料がホルダ16内に吸入された後、第1吐出通路40から第1接続管84を通じて第1フィルタユニット30へと流通する。そして、燃料は、1次フィルタ74を通過した後、第1燃料チューブ80及び第2接続管86を経て燃料吸入部64から燃料ポンプ18へと供給される。
【0053】
この燃料が、燃料ポンプ18のポンプによって燃料吐出部68から吐出され、ホルダ16の連通路56を通じて第2吐出通路42から第3接続管98を通じて第2フィルタユニット34へと流通した後、2次フィルタ90で濾過されて異物等が除去され、第4接続管100及び第2燃料チューブ94を通じて図示しない内燃機関の燃料噴射装置へと供給される。なお、この連通路56を流通する燃料は、圧力調整弁58によって常に所定圧力に調整される。
【0054】
次に、上述した燃料供給ユニット10において、第1及び第2フィルタユニット30、34をベース部材14から取り外して交換を行う場合について説明する。
【0055】
先ず、第1フィルタユニット30を取り外す場合には、図示しない作業者が、第1接続管84のフック88及び接続継手78のフック88を弾発力に抗して内側に押圧し、前記フック88を縮径させることで係合孔46との係合状態を解除した後、第1フィルタユニット30の全体をベース部材14から離間させる方向(矢印A方向)に引張する。これにより、第1接続管84が第1吐出管32から引き抜かれると共に、接続継手78が吸入管38から同時に引き抜かれ、ベース部材14から第1フィルタユニット30が取り外される。
【0056】
また、第2フィルタユニット34を取り外す場合には、図示しない作業者が、第3接続管98のフック88を弾発力に抗して内側に押圧し、前記フック88を縮径させることで第2吐出管36の係合孔46との係合状態を解除した後、第2フィルタユニット34の全体をベース部材14から離間させる方向(矢印A方向)に引張する。これにより、第3接続管98が第2吐出管36から引き抜かれ、ベース部材14から第2フィルタユニット34が取り外される。
【0057】
次に、新たな1次フィルタ74及び2次フィルタ90に交換された第1及び第2フィルタユニット30、34を再びベース部材14に対して組み付ける場合には、先ず、作業者が第1フィルタユニット30を把持し、その第1接続管84及び接続継手78をそれぞれ第1吐出通路40及び吸入通路44へと挿入する。この場合、第1接続管84及び接続継手78の離間距離は、第1吐出管32と吸入管38の離間距離と同一に設定されているため、前記第1接続管84及び接続継手78を第1吐出管32と吸入管38と一直線上に合わせることで容易に挿入することが可能となる。
【0058】
そして、第1フィルタユニット30をベース部材14側(矢印B方向)へ接近させることにより、第1接続管84及び接続継手78がそれぞれ第1吐出通路40及び吸入通路44へと押し込まれ、そのフック88がその弾発力によってそれぞれ係合孔46に係合される。これにより、第1接続管84が第1吐出管32に接続され、接続継手78が吸入管38に接続されることで、第1フィルタユニット30がベース部材14に対して連結される。
【0059】
一方、作業者が第2フィルタユニット34を把持し、その第3接続管98を第2吐出通路42へと挿入し、第2フィルタユニット34をベース部材14側(矢印B方向)へ接近させ、第3接続管98をさらに第2吐出通路42へと挿入することによって、そのフック88がその弾発力によって第2吐出管36の係合孔46に対して係合される。これにより、第3接続管98が第2吐出管36に接続されることで、第2フィルタユニット34がベース部材14に対して連結される。
【0060】
すなわち、フック88と係合孔46とは、ベース部材14と第1及び第2フィルタユニット30、34とを連結可能な弾性係合手段として機能する。
【0061】
以上のように、第1の実施の形態では、1次フィルタ74の収納された第1フィルタユニット30において、ベース部材14の第1吐出管32に接続される第1接続管84と、吸入管38に接続される接続継手78を備え、前記第1接続管84及び接続継手78には、前記第1吐出管32及び吸入管38の係合孔46に係合可能なフック88がそれぞれ設けられている。そのため、第1接続管84を第1吐出管32に挿入し、吸入管38に接続継手78を挿入することで、フック88を係合孔46に対して係合させ、前記第1フィルタユニット30をベース部材14に対して確実且つ簡便に連結することができる。
【0062】
また、同様に、2次フィルタ90の収納された第2フィルタユニット34には、ベース部材14の第2吐出管36に接続される第3接続管98を備え、該第3接続管98には、前記第2吐出管36の係合孔46に係合可能なフック88が設けられている。そのため、第3接続管98を第2吐出管36に挿入し、フック88を係合孔46に対して係合させることで、前記第2フィルタユニット34をベース部材14に対して確実且つ簡便に連結することが可能となる。
【0063】
さらに、ベース部材14に対して第1及び第2フィルタユニット30、34を取り外す場合には、係合孔46に係合されたフック88を半径内方向へと押圧し、該係合孔46に対する係合状態を解除した後、前記ベース部材14から離間させる方向(矢印A方向)に引張することで簡便に離脱させることができる。
【0064】
このように、1次フィルタ74を含む第1フィルタユニット30と、2次フィルタ90を含む第2フィルタユニット34とを、ベース部材14に対して簡便に着脱させることができるため、前記第1及び第2フィルタユニット30、34からなるフィルタ部20の交換作業を容易に行うことができ、メンテナンス性を向上させることが可能となる。
【0065】
また、第1フィルタユニット30において、第1接続管84と接続継手78とが第1燃料チューブ80によって所定間隔離間した状態で維持され、且つ、吸入管38及び第1吐出管32と同一の離間距離に設定されているため、前記第1フィルタユニット30の第1接続管84及び接続継手78を、ベース部材14の第1吐出管32及び吸入管38へと挿入する際に、離間間隔を調整する必要がなく迅速に挿入して連結することができる。また、第1フィルタユニット30をベース部材14に対して取り外す際にも、第1接続管84及び接続継手78を同時且つ一体的に取り外すことができるため、それぞれ別個に取り外す場合と比較し、その作業性を向上させることができる。
【0066】
さらに、第1接続管84が、第1フィルタホルダ76と一体的に形成され、第3接続管98が、第2フィルタホルダ92と一体的に形成されているため、それぞれ別個に設ける場合と比較し、部品点数の削減を図ることができると共に、ベース部材14に対して連結する際の作業性を向上させることが可能となる。
【0067】
なお、上述した燃料供給ユニット10では、第1フィルタユニット30、第2フィルタユニット34がいずれも、ベース部材14に対してフック88を介して弾性係合される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、前記第1及び第2フィルタユニット30、34のいずれか一方のみが、前記ベース部材14に対してフック88を用いて弾性係合される構成としてもよい。
【0068】
また、第1フィルタユニット30における第1接続管84、接続継手78及び第2フィルタユニット34における第3接続管98の外周面にそれぞれフック88を設ける代わりに、ベース部材14における吸入管38、第1及び第2吐出管32、36の外周面にそれぞれフック88を設け、前記第1接続管84、接続継手78及び第3接続管98の内部に挿入し、前記第1接続管84、接続継手78及び第3接続管98に形成された係合孔46に係合させるようにしてもよい。
【0069】
次に、第2の実施の形態に係る燃料供給ユニット120を図3に示す。なお、上述した第1の実施の形態に係る燃料供給ユニット10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0070】
この第2の実施の形態に係る燃料供給ユニット120は、上部に開口部22を有した燃料タンク122に用いられる上付けタイプであり、フィルタ部124を構成する第1フィルタユニット126が前記燃料タンク122内に配置され、第2フィルタユニット128が前記燃料タンク122の外側に配置されている点で、第1の実施の形態に係る燃料供給ユニット10と相違している。
【0071】
この燃料供給ユニット120は、図3に示されるように、燃料タンク122の上部に固定されるベース部材130と、該ベース部材130に接続される燃料ポンプ132と、前記燃料タンク122内において該燃料ポンプ132に接続される第1フィルタユニット126と、前記ベース部材130に対して接続される第2フィルタユニット128とを含む。
【0072】
ベース部材130は、燃料タンク122の孔部を閉塞する蓋部134と、該蓋部134に接合され第2フィルタユニット128を保持する本体部136とを備え、前記蓋部134には、燃料ポンプ132の燃料吐出部68が接続される吸入通路138が形成されると共に、前記吸入通路138と平行な吐出通路140には圧力調整弁58が設けられる。
【0073】
吸入通路138は、ベース部材130の軸方向(矢印A、B方向)に沿って貫通し、その本体部136の上部に突出した吸入管142と連通すると共に、該吸入管142を介して第2フィルタユニット128を構成する第1接続管144が接続される。一方、吐出通路140は、燃料ポンプ132に臨む下端部に圧力調整弁58が設けられ、上方に向かって延在して本体部136の上部に突出した吐出管146と連通している。そして、吐出管146には、第2フィルタユニット128を構成する第2接続管148が接続される。
【0074】
また、ベース部材130には、本体部136の外周面から側方に向かって突出した供給管150が形成され、該供給管150は吐出通路140に接続されて連通する。詳細には、供給管150は、吐出通路140において圧力調整弁58と第2接続管148との間となる位置に接続されている。そして、供給管150には、図示しない内燃機関の燃料噴射装置と接続された燃料チューブ152が接続される。
【0075】
第1フィルタユニット126は、円盤状に形成され燃料ポンプ132に接続される第1フィルタホルダ154と、該第1フィルタホルダ154に収納される1次フィルタ156とを含む。この第1フィルタホルダ154は、燃料ポンプ132の燃料吸入部64に接続され、燃料タンク122内の燃料を吸入する際に、1次フィルタ156を通過することで塵埃等が好適に濾過された後、燃料ポンプ132へと吸入される。
【0076】
第2フィルタユニット128は、断面略U字状に形成され、2次フィルタ158が収納される第2フィルタホルダ160と、該第2フィルタホルダ160の外周面から突出してベース部材130の吸入管142に接続される第1接続管144と、第2フィルタホルダ160の外周面から突出してベース部材130の吐出管146に接続される第2接続管148とを備える。
【0077】
第1接続管144と第2接続管148とは、略平行且つ所定間隔離間して設けられ、その外周面にはそれぞれフック88が設けられる。なお、フック88に関しては、上述した第1の実施の形態に係る燃料供給ユニット10と同様の構成であるため、その詳細な説明は省略する。
【0078】
そして、第1及び第2接続管144、148が、ベース部材130における吸入管142及び吐出管146に挿入された後、該吸入管142及び吐出管146に形成された係合孔46にフック88がそれぞれ係合されることで、軸方向(矢印A、B方向)に沿った変位が規制された連結状態とすることができる。これにより、第1及び第2接続管144、148を介して第2フィルタユニット128がベース部材130に対して簡便且つ確実に連結される。
【0079】
また、第2フィルタユニット128のフック88を係合孔46から離脱させ係合状態を解除することで、前記第2フィルタユニット128をベース部材130に対して簡便に取り外すことができる。
【0080】
このように、第2の実施の形態に係る燃料供給ユニット120では、2次フィルタ158を含む第2フィルタユニット128をベース部材130から取り外した際に、圧力調整弁58の設けられた吐出通路140を開放させることができるため、前記圧力調整弁58へと続く該吐出通路140のメンテナンスを前記ベース部材130の外部から容易に行うことができる。また、第2フィルタユニット128において、2次フィルタ158が燃料ポンプ132と圧力調整弁58とを連通する連通路としても機能しているため、該連通路を前記2次フィルタ158とは別個に設ける場合と比較し、燃料供給ユニット120における通路構成を簡素化することが可能となる。
【0081】
また、上述した第2の実施の形態に係る燃料供給ユニット120において、図示しない燃料噴射装置へ燃料を供給する供給管150をベース部材130に設ける代わりに、図4に示される燃料供給ユニット170のように、供給管(供給通路)172を第2フィルタユニット174に設けるようにしてもよい。この供給管172は、第2フィルタユニット174を構成する第2フィルタホルダ176の端面において軸線上に設けられ、所定長さだけ突出するように形成されると共に、燃料チューブ152を介して燃料噴射装置(図示せず)と接続される。
【0082】
このような第2フィルタユニット174にも、上述した第2の実施の形態に係る燃料供給ユニット120のように、第1及び第2接続管144、148の外周面にフック88が設けられ、ベース部材130の吸入管142及び吐出管146に挿入された後、フック88がそれぞれ係合孔46に係合されることで軸方向(矢印A、B方向)に沿った変位の規制された連結状態とすることができる。
【0083】
このように、第2フィルタユニット174に供給管172を設けることで、前記第2フィルタユニット174をベース部材130から取り外すだけで、同時に前記供給管172も取り外すことができるため、例えば、図示しない燃料噴射装置のメンテナンス作業を、第2フィルタユニット174のメンテナンスと同時に行うことが容易である。
【0084】
なお、本発明に係る燃料供給ユニットは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
【符号の説明】
【0085】
10、120、170…燃料供給ユニット
12、122…燃料タンク 14、130…ベース部材
16…ホルダ 18、132…燃料ポンプ
20、124…フィルタ部 26…筒部
30、126…第1フィルタユニット 32、32a…第1吐出管
34、128、174…第2フィルタユニット
36、36a…第2吐出管 38、38a、142…吸入管
46、46a…係合孔 48…円筒部
50…流路形成部 56…連通路
58…圧力調整弁 64…燃料吸入部
68…燃料吐出部 74、156…1次フィルタ
76、154…第1フィルタホルダ 78、78a…接続継手
80…第1燃料チューブ 84、84a、144…第1接続管
86、148…第2接続管 88、88a…フック
90、158…2次フィルタ 92、176…第2フィルタホルダ
94…第2燃料チューブ 98、98a…第3接続管
100…第4接続管 134…蓋部
138…吸入通路 140…吐出通路
146…吐出管 150、172…供給管
152…燃料チューブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料タンクの開口部に装着され閉塞するベース部材と、該ベース部材に保持され燃料を吸入・吐出する燃料ポンプと、前記燃料タンクの外部に設けられ燃料中の異物を除去する外部フィルタとを有する燃料供給ユニットにおいて、
前記ベース部材には、前記外部フィルタに接続され前記燃料タンクと該外部フィルタとを連通する接続口を備え、前記接続口と前記外部フィルタとが弾性係合手段によって着脱自在に接続されることを特徴とする燃料供給ユニット。
【請求項2】
請求項1記載の燃料供給ユニットにおいて、
前記外部フィルタは、前記燃料ポンプの上流側に設けられる1次フィルタであることを特徴とする燃料供給ユニット。
【請求項3】
請求項1記載の燃料供給ユニットにおいて、
前記外部フィルタは、前記燃料ポンプの下流側に設けられる2次フィルタであることを特徴とする燃料供給ユニット。
【請求項4】
請求項1記載の燃料供給ユニットにおいて、
前記外部フィルタは、前記燃料ポンプの上流側に設けられる1次フィルタと、
前記燃料ポンプの下流側に設けられる2次フィルタと、
であることを特徴とする燃料供給ユニット。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料供給ユニットにおいて、
前記接続口は、前記燃料を前記燃料タンクから前記外部フィルタに送出するための送出口と、
前記外部フィルタを通過した前記燃料を前記燃料ポンプによって前記燃料タンク側へ供給するための供給口と、
を備えることを特徴とする燃料供給ユニット。
【請求項6】
請求項5記載の燃料供給ユニットにおいて、
前記外部フィルタには、前記送出口及び前記供給口にそれぞれ接続される2つの接続部を備え、一方の接続部と他方の接続部との離間距離は、前記外部フィルタが前記ベース部材から取り外された状態で、前記送出口と前記供給口との離間距離と同一距離に維持されることを特徴とする燃料供給ユニット。
【請求項7】
請求項3記載の燃料供給ユニットにおいて、
前記接続口は、前記燃料を前記燃料タンクから前記2次フィルタへと送出するための送出口と、
前記2次フィルタの下流側に設けられ、前記燃料の一部を圧力調整弁へと供給する供給口と、
を備えることを特徴とする燃料供給ユニット。
【請求項8】
請求項3又は7記載の燃料供給ユニットにおいて、
前記2次フィルタには、該第2次フィルタを通過した前記燃料を燃料噴射装置へ供給するための供給通路が設けられることを特徴とする燃料供給ユニット。
【請求項9】
請求項6記載の燃料供給ユニットにおいて、
前記接続部は、前記外部フィルタの収納されるフィルタホルダと一体的に形成されることを特徴とする燃料供給ユニット。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか1項に記載の燃料供給ユニットにおいて、
前記弾性係合手段は、前記外部フィルタ又は前記接続口のいずれか一方に設けられ、半径方向に弾性変形可能なフックと、
前記外部フィルタ又は前記接続口のいずれか一方において、前記フックに臨むように設けられ該フックが係合される係合孔と、
からなることを特徴とする燃料供給ユニット。
【請求項11】
請求項1〜9のいずれか1項に記載の燃料供給ユニットにおいて、
前記弾性係合手段は、前記外部フィルタ又は前記接続口のいずれか一方に設けられ、半径方向に突出したフックと、
前記外部フィルタ又は前記接続口のいずれか一方において、前記フックに臨み、且つ、半径方向に弾性変形可能に形成され、前記フックが係合される係合孔と、
からなることを特徴とする燃料供給ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−96254(P2013−96254A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−237376(P2011−237376)
【出願日】平成23年10月28日(2011.10.28)
【出願人】(000141901)株式会社ケーヒン (1,140)