説明

燃料電池用プレート

本発明は、プレートの表面の一つの中心に配置された吸入オリフィス(2a)に接続する供給チャネル(2〜5)と、濃度の大きい反応流体流と濃度の小さい反応流体流がそれぞれ循環する放出チャネル(6〜9)とを備えた、特にイオン交換膜式の、燃料電池用プレートに関する。供給及び/又は放出チャネルはプレート上で対称に配置されており、供給チャネル及び放出のチャネルは、絡み合うチャネルからなるネットワークが形成されるように補間的に配置された類似のフラクタルな構成を有している。

【発明の詳細な説明】
【発明の開示】
【0001】
本発明は、燃料電池用、特に、自動車に取り付けられることを目的とした、イオン交換膜(PEM)を備える種類の燃料電池用のプレートに関する。
【0002】
PEM型燃料電池は通常、バイポーラプレートとイオン交換膜のスタックを備え、この膜は、例えばポリマーから生成された固体電解質によって形成されている。
バイポーラプレートの表面には、膜と接し、前記膜と共に流通チャネル又はコンジットを形成する溝が設けられており、これらの溝はガスが膜と接した状態で移動することを可能にしている。
【0003】
陽極ガスは膜の一方の側を移動し、陰極ガスはその反対側を移動する。陽極及び陰極のガスの酸化/還元反応は膜の両側で起こり、それによりイオンが交換され、電子がバイポーラプレートによって運ばれる。よって電気エネルギーが回復し、特に自動車を牽引するために用いられる。
ガスがチャネルの入口から出口に移動する時、反応物質が徐々に消耗される。従って、チャネル内を移動する流れの反応物質の濃度は、流れが移動するにつれて減少する。このように、反応物質は流通チャネルの出口で更に減少し、その結果、膜の活性交換表面上での反応物質の分布が非均一になり得る。これによりセルの満足のゆく動作の実現が不可能になる。
【0004】
従って、燃料電池の性能及び信頼性を向上させる目的で、膜の活性領域上において陽極及び陰極の反応物質を均一に分布させることが望ましい。
反応物質の分配を向上させるために、これまでに種々の解決方法が考案されている。米国特許第4988583号には、表面の一つに、プレートの一辺から反対の辺まで流体を流通させることができる単一のチャネルを有するバイポーラプレートが開示されており、このチャネルは、犂耕式に配置された、連続して折り返す道筋を有している。この折り返しチャネルは、前記表面の大部分を覆うように、プレートの表面に配置されている。
【0005】
米国特許第5641586号の一部も、互い違いに配置された流体用の複数の入口チャネルと出口チャネルとを備えるバイポーラプレートが記載されており、流体は入口チャネルからガス拡散層を通って出口チャネルに移動する。
更に、US−B1−6616327及びUS−B1−6333019には、特にプレートのスタックを備える燃料電池の、流体用供給コンジット及び/又は放出コンジットの配置が記載されており、この場合、入口及び出口セクションは、段階的なフラクタル構造を呈する流体循環コンジットが得られるように、プレートの各々に導入されている。
【0006】
更に、US−A−2004/0023100及びUS−A−2004/0076405には、主要ブランチと、連続する側方ブランチとを有する、流体用の供給及び/又は放出コンジットを備えるバイポーラプレートが記載されており、この場合、側方ブランチは、前記主要コンジットより小さい断面を有し、コンジットがフラクタル構造を呈するように配置されている。
これらの文献に記載されている流体の供給及び/又は放出チャネル又はコンジットの構成は、膜上に反応物質が均一に分配されるように反応物質の流通を大きく改善することができない。
【0007】
従って、本発明の目的は、流体を均一に流通させて前記セルの動作信頼度を高めることができる燃料電池用プレートを提供することにより、この欠点を解決することである。
本発明の一態様によれば、燃料電池用プレート、特にイオン交換膜を備える種類の燃料電池用のプレートは、プレートの面の一つの中心に位置する吸入オリフィスに接続する供給チャネルと、濃度の大きい反応流体の流れと濃度の小さい反応流体の流れが各々移動する放出チャネルとを備えている。
【0008】
供給及び/又は放出チャネルは、プレート上に対称に導入され、絡み合うチャネルからなるネットワークを形成するように補間的に配置された類似のフラクタル構造を有する。
このような構成により、バイポーラプレート上に反応物質を更に均一に流通させることができる。
【0009】
これは、対称な構造のフラクタルな形状を呈する供給チャネルと、プレートの一面の中心に吸入オリフィスを配置することとを組み合わせることで、プレートの種々の領域で同じコース及び流速に従って、プレート全体に流体を流通させることが可能になるためである。
更に、絡み合うチャネルからなるネットワークを形成するように補間的に配置された類似のフラクタルな構造を呈する供給及び放出チャネルを同じプレート上に配置することで、プレートの供給及び放出の流速が同じになるだけでなく、供給チャネルに近接し且つ供給チャネルにとり囲まれた放出チャネルが得られ、これにより、反応物質の含有量が少ない流体を有する移動チャネルが、反応物質の含有量が多い流体を有する移動チャネルの近くに位置する構成が得られる。
【0010】
有利には、供給及び放出チャネルが少なくとも二つの対称軸を有する。
好ましくは、供給及び放出チャネルは主要コンジットを備え、各主要コンジットは、前記コンジットに対して対称に配置された複数の連続する側方ブランチを有する。
【0011】
側方ブランチが対称構造を有することにより、各主要コンジットの流速を同一にすることができる。
一実施形態では、各供給コンジットにおいて、連続する側方ブランチの、分岐点からの長さと断面はすべて等しい。
【0012】
従って、速度と圧力の低下は、移動している流れのいかんに関わらず、プレートの種々の領域で常に等しく、反応物質の均一な流動及び/又は放出が実現し、セルの最適な動作が保証される。
供給チャネルの主要コンジットは、吸入オリフィスに接続し、有利にはその数は4個であって、前記オリフィスとプレートの角の間に伸びる。
【0013】
有利には、放出コンジットの主要コンジットはプレートの各辺上に開口する。
好ましい実施形態では、主要コンジットの連続して隣接する部分の間の断面の比は、互いに同一である。
【実施例】
【0014】
本発明は、添付図面に示す、いかなる限定も意図することなく例示を目的に提示される実施形態の詳細な説明により更に理解される。
図1〜4を参照し、燃料電池プレートの反応流体を移動させるためのチャネルの種々の実施形態について、以下に説明する。
【0015】
燃料電池プレートは特定の数の溝を備え、それらの溝の間には、溝とイオン交換膜とにより、反応流体が移動する複数のチャネルが画定されている。
図1では、参照番号1で示すプレートは、全体にほぼ正方形の形状を呈する。このプレートは、バイポーラプレート又はモノポーラプレートとすることができる。複数の移動及び放出チャネルが、前記プレートの一つの面上に伸びる溝の形態で導入されている。
プレート1は、その辺に垂直な二つの直線により画定される四つの同一の正方形領域に分割することができる。プレートの直線と対角線は、面幾何学的な意味で対称軸を形成する。
【0016】
第一供給チャネル2は、プレートの、図1及び2の右上に位置する正方形領域1aに形成されている。第一の供給チャネル2は、プレート1の面の中心に導入された吸入オリフィス2aからプレート1の右上端の近くまで、直線的に伸びる主要コンジットCを含む。前記主要コンジットCは、プレート1の半対角線に沿って伸びる複数の部分C1.0〜C5.0を含む。部分C1.0は吸入オリフィス2aに接続し、部分C5.0は右上端の近くに伸びている。この場合、部分C1.0〜C5.0の深さは一定であり、それらの幅は次の部分に進む毎に徐々に減少する。
領域1aの供給チャネル2の拡大図である図3に更に詳細に示すように、供給チャネル2の主要コンジットCの第一部分C1.0は、複数の連続する直線状の側方ブランチを有する。この場合、主要コンジットCの部分C1.0は、前記主要コンジットに対して垂直に伸びる16個の側方ブランチ(参照番号C1.1〜C16.1)に分岐しており、これら側方ブランチは、二つの隣接する側方ブランチ間のスペースが均一に保たれるように配置されている。
【0017】
側方ブランチC1.1〜C8.1は、部分C1.0を中心として、正方形領域1aの左側に位置し、側方ブランチC9.1〜C16.1は、前記部分C1.0を中心として、部分C1.1〜C8.1とそれぞれ対称である。
ブランチC1.1及びC9.1は、ブランチC2.1と及びC10.1を中心として、ブランチ3.1及びC11.1と対称である。側方ブランチC2.1及びC10.1の長さ及び断面は、ブランチC1.1とC9.1の長さ及び断面より実質的に大きい。
【0018】
側方ブランチC2.1とC10.1の各々は更に、それぞれ三つの連続する派生側方ブランチ(それぞれ参照番号C1.2、C2.2、及びC3.2、並びにC1.10、C2.10、及びC3.10)に分岐している。派生ブランチC1.2、C3.2、C1.10、及びC3.10は、ブランチC2.1とC10.1に対して垂直である。ブランチC2.2とC2.10はそれぞれ、ブランチC2.1とC10.1と同じ方向に向いている。側方ブランチの派生ブランチは、部分C1.0を中心として他方の側方ブランチの派生ブランチと対称である。連続する側方ブランチC1.2、C2.2、及びC3.2、並びにC1.10、C2.10、C3.10の長さ及び断面は、側方ブランチC1.1及びC9.1の長さ及び断面と同一である。
部分C1.0の二つの隣接する側方ブランチ間の距離は、主要コンジットC1.0と側方ブランチ2.1の分岐点と、主要コンジットC2.1と連続する派生側方ブランチC1.2、C2.2、C3.2の分岐点の間の距離とほぼ等しい。
【0019】
側方ブランチC5.1とC13.1、C6.1とC14.1、及びC7.1とC15.1は、ブランチC4.1とC12.1を中心として、側方ブランチC3.1とC11.1、C2.1とC10.1、C1.1とC9.1とそれぞれ対称である。従って、ブランチC2.1及びC10.1と同様に、側方ブランチC6.1とC14.1は、三つの連続する派生ブランチに分岐している。
ブランチC4.1とC12.1の端部はそれぞれ、互いに90度に位置し且つブランチC2.1と同じ寸法及び形状を有する三つの連続する側方ブランチに更に分岐する。前記連続する側方ブランチの各々は更に、ブランチC1.2と同一の寸法及び形状を有する三つのブランチに分岐する。ブランチC4.1はまた、部分C1.0とブランチC4.1の分岐点を中心としてブランチC3.1とC11.1を回転させた位置に、更に二つの連続する側方ブランチを有する。ブランチC12.1の連続する側方ブランチは、部分C1.0を中心としてブランチC4.1の側方ブランチと対称である。
【0020】
こうして、コンジットCの部分C1.0、側方ブランチC1.1〜C7.1とC9.1〜C15.1、並びにそれらの連続する側方ブランチは、領域1aにおいて供給コンジットの第一サブネットワークを形成する。
側方ブランチC8.1は、主要コンジットC1.0から分岐して正方形領域1aの左上端の近くまで伸びている。側方ブランチC8.1とC16.1は、対応する前記側方ブランチ及びコンジットC1.0を中心として、互いに対称な複数の連続するブランチを有している。
【0021】
側方ブランチC8.1の連続する側方ブランチは、主要コンジットC1.0と側方ブランチC8.1の分岐点Mを中心として、ブランチC5.1、C13.1、C7.1、C15.1及びC6.1とC14.1、並びにそれらに付随する連続する側方ブランチを時計方向に90度だけ回転させることにより得られる。従って、ブランチC16.1の側方ブランチは、分岐点Mを支点とし、前記ブランチに対して90度回転させることにより得られる。
ブランチC8.1とC16.1の端部はそれぞれ、互いに90度に位置する三つの側方ブランチに更に分岐しており、前記ブランチの各々の幾何学的構造及び寸法形状は、ブランチC4.1の幾何学的構造及び形状と同一であり、各ブランチは類似の形態に配置された付随する連続側方ブランチを有する。従って、ブランチC8.1、C16.1、及びそれらの連続派生側方ブランチは、互いに同一である供給コンジットの第二及び第三のサブネットワークを形成する。
【0022】
主要コンジットCの部分C2.0〜C5.0は複数の側方ブランチと派生側方ブランチに接続しており、よって第二のサブネットワークを時計方向に90度回転することにより得られる供給コンジットの第四のサブネットワークを形成している。
流体を確実に完全に均一に流通させるために、更に、主要コンジットCの部分Cn.0(nの値は2、3、4又は5とすることができる)の断面を、部分Cn−1.0の1/3とする。従って、分岐点Mからの流体流の圧力の低下が、第二、第三及び第四のサブネットワークの各々で全く同じとなることが分かる。
【0023】
このために、前述のように、主要コンジットCの二つの隣接する側方ブランチ間の距離が、対応する側方ブランチの二つの連続する隣接側方ブランチの間の距離とほぼ等しくなるよう注意を払うことが好ましい。
図1及び2に示すように、プレート1はまた、前記プレートの正方形領域1b〜1dにそれぞれ形成される第二、第三及び第四の供給チャネル(参照番号3〜5)を含み、これらの供給チャネルの各々は、吸入オリフィス2aから対応する正方形領域の角の近くまで伸びている。前記領域1b〜1dはそれぞれ、左上、左下、及び右下に位置している。前記供給チャネルの各々はまた、主要コンジットと複数の連続する側方ブランチ(参照番号なし)を含む。
【0024】
第二、第三及び第四の供給チャネル3〜5は、吸入オリフィス2aを支点として第一のチャネル2をそれぞれ90度、180度、270度回転させることにより得られる。
従って、供給チャネル2〜5は、領域1aと1dを画定するプレート1の側面に垂直な直線を中心に、対称な対となる。従って、チャネルを通る流体は、これらの種々の領域で完全に均一で同一の流れを形成する。
【0025】
従って、チャネル2〜5によってこのように形成される供給コンジットのネットワークは、内部が類似の形状特性を示し、前記ネットワークのいずれの部分も全体の外観と実質的に同じ外観を呈する。従って、ネットワークはフラクタルな構成を呈する。当然ながら、大きさだけが変化するという不変特性は、直径の小さな側方ブランチを得るための穿孔の技術的実現可能性によって制限される。
プレート1はまた、本実施例の場合4個の主要放出チャネル(参照番号6〜9)を備え、これら主要放出チャネルはそれぞれ、上辺の中央、左辺の中央、下辺の中央、及び右辺の中央から吸入オリフィス2aに向かって伸びており、その幅は吸入オリフィス2aに近づくにつれ徐々に減少している。放出チャネル6〜9の幾何学的構造は、供給チャネル3〜5の同構造と類似であるが、その大きさは供給チャネルの大きさの

に相当する。放出チャネル6〜9は、類似のフラクタル構成を示し、長さと断面だけを異にする。
【0026】
放出チャネル7〜9は、吸入オリフィス2aを支点として、第一のチャネル6をそれぞれ90度、180度、270度回転させることにより形成することができる。放出チャネルの連続するブランチは、プレート1の二つの連続する正方形領域に伸びている。放出チャネル6〜9は、プレート1の対角線を中心に対称な対をなす。
プレート1はまた、正方形領域1a〜1dの各々に側方放出チャネルを有し、これらの側方チャネルの幾何学的パターンは放出チャネル6〜9の幾何学的パターンと同一である。プレート1の正方形領域1aは、前記領域の上辺から伸びる放出チャネル(参照番号なし)の第一の組み合わせを有する。これらの側方チャネルは、正方形領域1aに位置する放出コンジット7の側方ブランチを、分岐点Mを支点として90度回転させることにより得ることができる。
【0027】
プレート1の領域1aは、この領域の右辺から伸びる側方放出チャネルの第二の組み合わせも有する。これらのチャネルは、分岐点Mを中心として、放出チャネルの第一の組み合わせを時計方向に90度だけ回転させることにより得ることができる。
同様に、正方形領域1b〜1dも、側方放出チャネルの第一及び第二の組み合わせを有する。領域1cの側方放出チャネルは、プレートの右下の角と左上の角を結ぶ対角線を挟んで領域1aの側方チャネルと対称である。領域1b及び1dの側方放出チャネルは、領域1a及び1dと領域1b及び1cとを区切る、上辺及び下辺に垂直な直線を中心としてそれぞれ領域1aと1cのチャネルと対称である。
【0028】
このように、供給チャネル2〜5に対する主要放出チャネル6〜9と側方放出チャネルの構成と、これらのチャネルの類似したフラクタルな幾何学的構成との組み合わせは、プレート1の全体に亘って圧力を同じように低下させることにより、流体を均一に流動及び放出させることを可能にする。従って、プレートに入ってから出て行くまでの反応ガス成分の平均的なルートは、特にその長さ及び圧力低下に関して実質的に同じであり、これにより、その経過のいかんに関わらず、表面全体に均一な流通が提供される。
更に、反応物質の含有量が少ない流体を通す放出チャネルを、セルのガス拡散層を通過した後で、反応物質の含有量の多い流体を含む供給チャネルの近くに配置することは、セルの最適な動作にとって特に有利である。
【0029】
図4に示す実施形態は、供給チャネル2〜5、主要放出チャネル6〜9、及び側方放出チャネルの幅が均一で、且つ深さが異なる点で前述の実施形態とは異なるが、断面の比は前述の実施形態と同じであり、よってプレート全体に亘って流通及び放出が均一である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】燃料電池用プレートの反応流体を移動させるためのチャネルの配置の一実施例を示す。
【図2】燃料電池用プレートの反応流体を移動させるためのチャネルの配置の一実施例を示す。
【図3】図2の拡大図である。
【図4】燃料電池用プレートの反応流体を移動させるためのチャネルの配置の第二の実施例を示す

【特許請求の範囲】
【請求項1】
特にイオン交換膜を備える種類の、燃料電池用プレートであって、プレートの面の一つの中心に位置する吸入オリフィス(2a)に接続する供給チャネル(2〜5)、及び濃度の大きい反応流体の流れと濃度の小さい反応流体の流れがそれぞれ移動する放出チャネル(6〜9)を備えること、並びに、供給及び/又は放出チャネルがプレートに対称に導入されて、絡み合うチャネルからなるネットワークを形成するように補間的に配置された類似のフラクタルな構成を有することを特徴とする、プレート。
【請求項2】
供給及び放出チャネルが、少なくとも二つの対称軸を有する、請求項1に記載のプレート。
【請求項3】
供給及び放出チャネルが主要コンジットを有し、各主要コンジットが、前記コンジットにと対称に配置された複数の連続する側方ブランチを有する、請求項1又は2に記載のプレート。
【請求項4】
各供給コンジットにおいて、連続する側方ブランチの、分岐点からの長さ及び断面がすべて等しい、請求項3に記載のプレート。
【請求項5】
供給チャネルの主要コンジットが吸入オリフィス(2a)に接続している、請求項3又は4に記載のプレート。
【請求項6】
吸入オリフィス(2a)とプレートの角の間に伸びる四つの主要コンジットを有する、請求項3ないし5の何れか一項に記載のプレート。
【請求項7】
放出チャネルの主要コンジットがプレートの各辺上に開口する、請求項3ないし6の何れか一項に記載のプレート。
【請求項8】
主要コンジット(C)の連続して隣接する部分(C1.0〜C5.0)の間の断面の比が互いに同一である、請求項3ないし7の何れか一項に記載のプレート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2009−508314(P2009−508314A)
【公表日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−530575(P2008−530575)
【出願日】平成18年7月26日(2006.7.26)
【国際出願番号】PCT/FR2006/050749
【国際公開番号】WO2007/031661
【国際公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【出願人】(503041797)ルノー・エス・アー・エス (286)
【Fターム(参考)】