説明

献立作成システム

【課題】食材の在庫状況に応じた献立を作成することができる献立作成システムを提供する。
【解決手段】住宅に設けられたホームサーバはコントローラを備えている。コントローラは、スーパー等に設けられた管理サーバと接続されている。購入情報取得部31は、管理サーバから送信される購入品情報を取得する。その取得した購入品情報が各振分部32,33により振り分けられることで食材情報が取得され、その食材情報が食材データベース35に記憶される。食材消去部53は、消費食材判定部52等において生成された消費食材情報に基づいて、食材データベース35から消費食材情報に対応する食材情報を消去する。献立作成部43では、食材データベース35に格納されている食材情報と、生体情報取得部41により取得されたユーザの生体情報と、食履歴データベース50に格納されている食履歴情報とに基づいて献立を作成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、献立作成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、種々の情報(好みの料理、調理の難易度等)に基づいて献立を自動で作成するシステムが知られている。例えば特許文献1には、ユーザが店舗で購入した食材に関する情報をその店舗に設置されたPOS端末からユーザの所有する端末等に送信し、それを受信したユーザ端末側ではその受信(取得)した食材情報に基づいて献立を作成する技術が開示されている。これによれば、店舗で購入した食材の範囲内で、つまりは店舗で購入し現在在庫として保存されている食材の範囲内で献立を作成することができるため、別途食材を買いに行かなくても調理が可能な献立を得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−92120号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、冷蔵庫等に保存されている在庫の食材は、店舗で新たに食材を購入することの他、インターネット等による通信販売を利用して食材を購入することによっても増える。また、在庫の食材は調理されることで消費されたり、賞味期限が切れて廃棄されたりすれば減る。つまり、在庫の食材は都度の状況によって変動するものである。そのため、店舗で購入した食材情報に基づき献立を作成する上記特許文献1の技術の場合、現在在庫にある食材の範囲で献立が作成されない場合も想定され、例えばすでに消費された食材に基づいて献立が作成されるおそれもある。その場合、在庫の食材だけではその作成された献立を調理することができないため都合が悪い。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、食材の在庫状況に応じた献立を作成することができる献立作成システムを提供することを主たる目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決すべく、第1の発明の献立作成システムは、入手した食材に関する入手食材情報を取得する入手食材情報取得手段と、消費した食材に関する消費食材情報を取得する消費食材情報取得手段と、ユーザが有する食材の在庫情報を記憶する在庫情報記憶手段と、前記入手食材情報取得手段により取得した入手食材情報を前記在庫情報記憶手段に在庫情報として書き込み、前記消費食材情報取得手段により取得した消費食材情報を前記在庫情報記憶手段に記憶されている在庫情報から消去する在庫情報修正手段と、人の生体情報を取得する生体情報取得手段と、前記在庫情報記憶手段に記憶されている在庫情報と、前記生体情報取得手段により取得された生体情報とに基づいて、献立を作成する献立作成手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、入手食材情報取得手段により取得された入手食材情報が在庫情報記憶手段に在庫情報として書き込まれ、消費食材情報取得手段により取得された消費食材情報が在庫情報から消去される。そのため、在庫情報記憶手段には、現在在庫にある食材が記憶され管理されている。そして、この在庫情報記憶手段に記憶されている在庫情報に基づいて献立が作成されるため、現在在庫にある食材の範囲で献立を作成する等、食材の在庫状況に応じた献立を作成することができる。
【0008】
また、それに加え、生体情報取得手段により取得された人の生体情報に基づいて献立が作成されるため、ユーザの体調等に応じた献立を作成することもできる。
【0009】
第2の発明の献立作成システムは、第1の発明において、前記献立作成手段により作成された献立に従って調理されたか否かを判定する献立調理判定手段を備え、前記消費食材情報取得手段は、前記作成された献立に従って調理されたことが前記献立調理判定手段により判定された場合に、当該作成された献立に基づいて前記消費食材情報を取得することを特徴とする。
【0010】
ところで、在庫にある食材は調理されることによって消費されるものである。そこで、本発明では、その点に鑑みて、献立作成手段により作成された献立に従って調理されたことが献立調理判定手段により判定された場合に、その作成された献立情報に基づいて消費食材情報を取得する構成としている。これにより、献立に従って調理された場合に、調理に際して消費された食材情報を在庫情報記憶手段から消去する等することができるため、食材の在庫管理を好適に行うことができる。
【0011】
ユーザにより操作される操作手段を備え、前記献立調理判定手段は、ユーザによる前記操作手段の操作に基づいて、前記献立作成手段により作成された献立が調理されたことを判定するものであり、前記献立作成手段により献立が作成されてから所定期間が経過しても前記献立調理判定手段による判定が行われない場合に、ユーザにその旨を報知する報知手段をさらに備えるようにしてもよい。そうすれば、ユーザが調理したか否かの判定操作をし忘れた場合でも、所定期間経過後ユーザに判定操作を促すことができるため、本発明の効果を確実に得ることができる。
【0012】
第3の発明の献立作成システムは、第1又は第2の発明において、ユーザが飲食した飲食品に関する飲食情報を取得する飲食情報取得手段と、前記飲食情報取得手段により取得された飲食情報を時系列的に記憶する飲食情報記憶手段と、を備え、前記献立作成手段は、前記飲食情報記憶手段に記憶されている時系列の飲食情報に基づいて、献立を作成することを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、ユーザが飲食した飲食品に関する飲食情報が飲食情報取得手段により取得され、その取得された飲食情報が飲食情報記憶手段に時系列の情報として、すなわちユーザがいつ何を飲食したかについての飲食履歴情報として記憶される。そして、この飲食情報記憶手段に記憶されている飲食履歴情報に基づいて献立が作成されるため、例えばユーザが最近食べた飲食品とは異なるタイプの献立を作成する等、ユーザの都度の飲食履歴状況に応じた献立を作成することができる。
【0014】
第4の発明の献立作成システムは、第3の発明において、前記献立作成手段により作成された献立に従って調理されたか否かを判定する献立調理判定手段を備え、前記飲食情報取得手段は、前記作成された献立に従って調理されたことが前記献立調理判定手段により判定された場合に、当該作成された献立に基づいて前記飲食情報を取得することを特徴とする。
【0015】
ところで、ユーザが献立に従って調理を行った場合、ユーザはその調理したものを飲食することが考えられる。そこで、本発明では、その点に着目し、献立作成手段により作成された献立に従って調理されたことが献立調理判定手段により判定された場合に、その作成された献立情報に基づいてユーザの飲食情報を取得する構成としている。したがって、例えばユーザが献立に従って調理したものを飲食情報として取得し飲食情報記憶手段に記憶させる等することができるため、ユーザの食履歴の管理を好適に行うことができる。
【0016】
第5の発明の献立作成システムは、第1乃至第4のいずれかの発明において、商品を購入した店舗から送信される購入商品に関する情報に基づいて、その購入商品が食材であるか否かを判別する食材判別手段を備え、前記入手食材情報取得手段は、前記食材判別手段により食材であると判別された購入商品を前記入手食材情報として取得することを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、商品を購入した店舗から送信される購入商品に関する情報に基づいて、その購入商品が食材であるか否かが食材判別手段により判別される。そして、その判別の結果、食材であると判別された購入商品が入手食材情報取得手段により入手食材情報として取得される。これにより、店舗で種々の商品を購入した場合でも、それら購入商品の中から食材に関する情報だけを抽出し在庫情報記憶手段に記憶することができるため、食材の在庫管理をするにあたって便利である。
【0018】
第6の発明の献立作成システムは、第1乃至第5のいずれかの発明において、前記在庫情報には、在庫にある食材の保存期限に関する情報が含まれており、前記在庫情報記憶手段に記憶されている食材の保存期限情報に基づいて、その食材を献立作成に際し使用するか否かを判定する食材使用判定手段を備え、前記消費食材情報取得手段は、前記食材使用判定手段により使用しないと判定された食材に関する情報を前記消費食材情報として取得することを特徴とする。
【0019】
本発明によれば、在庫情報記憶手段に記憶されている食材の保存期限に関する情報に基づいて、その食材を献立作成に際し使用するか否かが判定され、その判定の結果使用しないと判定された食材に関する情報が在庫情報記憶手段から消去される。したがって、例えば、賞味期限を過ぎて所定期間が経過し調理に用いるには不適切な食材を在庫情報から消去する等することができるため、賞味期限がとうに過ぎた食材に基づいて献立が作成されるといった不都合を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】献立作成システムの電気的構成を示す図。
【図2】献立作成制御の概要を示す機能ブロック図。
【図3】献立作成制御処理を示すフローチャート。
【図4】読取装置を示す斜視図。
【図5】読取装置の電気的構成を示す図。
【図6】読取装置の作用を説明するための説明図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、図1は献立作成システムの電気的構成を示す図である。
【0022】
図1に示すように、住宅10には、本献立作成システムの制御を統括するホームサーバ20が設けられている。ホームサーバ20は、コントローラ21と、操作端末22と、表示端末23とを備えており、例えばユーザの所有するパソコン等の端末装置により構成されている。コントローラ21には、操作端末22及び表示端末23が接続されている。
【0023】
コントローラ21は、本システムにおいて献立作成処理を行うものであり、CPU等を有する周知のマイクロコンピュータを主体に構成されている。コントローラ21は、各種データベースを構築するための記憶部21aを有している。記憶部21aは、献立作成に必要な各種情報を格納するものであり、記憶部21aには住宅10に保存されている食材に関する情報やユーザが飲食した飲食品に関する情報等が記憶されている。
【0024】
操作端末22は、ユーザによる入力操作を受け付けるものであり、例えばキーボード等を備えてなる。操作端末22に対してユーザによる入力操作が行われると、その入力操作に応じた操作信号が操作端末22からコントローラ21に入力される。
【0025】
表示端末23は、作成された献立メニュー等の各種情報を表示するものであり、例えばディスプレイ等を備えてなる。表示端末23に対してコントローラ21から各種情報が入力されると、その入力された情報が表示端末23に表示される。また、表示端末23は音声を出力するスピーカ等の音声出力部(図示略)を有しており、コントローラ21から入力された情報を音声出力部より音声として出力することもできる。
【0026】
住宅10には、生体情報取得手段としての生体センサ25が設けられている。生体センサ25は、例えばトイレの便座に設けられた便座センサからなり、ユーザの身体の一部が便座に接触することでそのユーザの生体情報を検出する構成となっている。具体的には、生体センサ25は、生体情報として体重、体脂肪、脈拍、体温、くしゃみや咳の回数等を検知するものであればよく、便座センサ以外としての具体化も可能である。生体センサ25はコントローラ21と接続されており、検知された結果を逐次コントローラ21に出力する。
【0027】
ホームサーバ20のコントローラ21は、スーパーG1、コンビニG2及びレストランG3等に設けられた管理サーバ27〜29とインターネット等の外部通信網34を介して接続されている。これらの各管理サーバ27〜29はPOS(Point of sale:販売時点情報管理)端末として用いられるものであり、例えばレジカウンタの周辺に設置されている。各管理サーバ27〜29は、各々の店舗G1〜G3においてユーザにより商品が購入されると、詳細にはユーザにより商品の代金が支払われると、ユーザが購入した商品に関する情報(購入品情報)を取得する構成となっている。また、これらの各管理サーバ27〜29は、その取得した購入品情報を商品を購入したユーザの端末装置等に外部通信網34を介して送信する機能を有している。具体的には、各管理サーバ27〜29は、ユーザが携帯するとともにユーザ固有のIDコード(識別情報)が記憶されたIDカード38(例えばポイントカード等)からユーザのIDコードを読み取るためのスキャナ装置27a〜29aを有している。ユーザにより商品購入の際にIDカード38が提示された場合には、管理サーバ27〜29は、スキャナ装置27a〜29aによりユーザのIDコードを読み取って、読み取った購入品情報をそのIDコードに対応するユーザの端末装置(ホームサーバ20等)に送信する。
【0028】
なお、本実施形態において、購入品とは、レストランG3で提供された(飲食した)料理を含む意味であり、購入とは、その提供された料理に対する代金の支払いを含む意味である。
【0029】
次に、コントローラ21により実行される献立作成制御の内容について図2に基づいて説明する。なお、図2は献立作成制御の概要を示す機能ブロック図であり、本実施例では図中の各機能ブロックがコントローラ21により実現されるものとなっている。特に、各データベースは書き換え可能な記憶部21aにより構成され、それ以外はCPUにより構成されている。
【0030】
図2に示すように、購入情報取得部31は、各店舗G1〜G3の管理サーバ27〜29から送信される購入品情報を取得する。ここで、購入品情報としては、購入品の種類、数量、製造年月日、保存期間等の情報が取得される。
【0031】
第1振分部32では、購入情報取得部31により取得した購入品情報に基づいて、ユーザが購入した購入品を飲食品と非飲食品とに振り分ける。ここで、飲食品には、ユーザがスーパーG1やコンビニG2で購入した野菜や肉等の食材、弁当やジュース等の既製の飲食品の他、ユーザがレストランG3で飲食した料理品が含まれる。一方、非飲食品には、飲食するものではない衣料品や日用品等が含まれる。
【0032】
第2振分部33では、第1振分部32により飲食品として振り分けられた飲食品情報に基づいて、ユーザが購入した購入品(飲食品)をさらに食材系、非食材系及び外食系に振り分ける。ここで、食材系とは、野菜や肉等料理の材料となる飲食品であり、非食材系とは、弁当やジュース等、料理の材料とはならない飲食品であり、外食系とは、レストランG3等の外食店で提供される飲食品である。
【0033】
なお、上記購入情報取得部31、各振分部32,33等により入手食材情報取得手段が構成され、各振分部32,33により食材判別手段が構成されている。
【0034】
食材書込部39は、第2振分部33により食材系として振り分けられた食材情報を食材データベース35に書き込む。食材データベース35(在庫情報記憶手段に相当)は、ユーザが有する食材に関する食材情報を格納するものであり、食材データベース35には食材情報として食材の種類や数量等の情報(例えば牛肉1kg、きゅうり3本等)が格納されている。
【0035】
非食材書込部40は、第2振分部33により非食材系として振り分けられた非食材情報を非食材データベース36に書き込む。非食材データベース36は、ユーザが有する非食材に関する非食材情報を格納するものであり、非食材データベース36には非食材情報として非食材の種類や数量等の情報が格納されている。
【0036】
非飲食品データベース37は、ユーザが購入した非飲食品に関する非飲食品情報を格納するものであり、非飲食品データベース37にはユーザが購入した衣料品や日用品等の情報が格納されている。非食材データベース36には、第1振分部32により非飲食品として振り分けられた非飲食品情報が記憶される。
【0037】
生体情報取得部41(生体情報取得手段に相当)は、生体センサ25からの検知結果に基づいてユーザの生体情報を取得する。また、生体情報取得部41は、操作端末22からの入力操作に基づいて、ユーザの生体情報を取得することも可能となっており、例えばユーザにより体重、年齢、性別、持病等の生体情報が入力されるとその生体情報を取得する。
【0038】
生体情報データベース42は、ユーザの生体情報を格納するものであり、同データベース42には例えばユーザの年齢、性別、体重、体調等に関する情報が格納されている。生体情報取得部41により取得された生体情報は生体情報データベース42に記憶される。
【0039】
献立作成部43(献立作成手段に相当)では、食材データベース35に格納されている食材情報と、生体情報データベース42に格納されているユーザの生体情報と、後述する食履歴データベース50に格納されている食履歴情報とに基づいて献立を作成する。具体的には、コントローラ21には、種々の献立に関する情報が格納された献立データベース48が記憶されている。献立データベース48には、各献立ごとに各々の献立を作成するのに必要な食材に関する情報等が併せて記憶されている。献立作成部43では、上記食材情報、生体情報及び食履歴情報に基づいて、献立データベース48に記憶された種々の献立から最適な献立を抽出し、献立を作成する。なお、献立作成部43における制御処理の詳細については後述する。
【0040】
献立表示部49は、献立作成部43で作成した献立情報を表示端末23に表示させる。例えば、献立のために必要な食材や調理手順等を表示させる。これにより、ユーザは献立の内容を把握することができる。なお、献立は一種類だけ作成し表示してもよいし、献立候補とする複数の種類の献立を作成し表示してもよい。
【0041】
献立調理判定部45(献立調理判定手段に相当)では、献立作成部43において作成した(表示端末23に表示した)献立に従ってユーザが調理をしたか否かを判定する。この判定は、ユーザによる操作端末22の操作に基づいて行われる。具体的には、献立作成部43にて献立が作成された後、献立に従って調理をしたか否かの判定をユーザに促す旨のアナウンスを表示端末23の音声出力部より行う。そして、表示端末23に調理判定の操作を受け付ける受付画面を表示させる。これにより、ユーザは受付画面の指示に従って操作端末22に対し上記調理判定の操作を実施する。なお、上記アナウンスを行う時刻は、ユーザが献立を調理し終えたことが想定される時刻、例えば夕食であれば午後7:00等に設定するのが望ましい。但し、上記アナウンスを献立作成部43において献立が作成された直後に行ってもよい。
【0042】
非食材飲食判定部46では、非食材データベース36に格納されている非食材情報を同データベース36より読み出して、その読み出した非食材をユーザが飲食したか否かを判定する。具体的には、非食材データベース36から非食材情報を読み出した後、その読み出した非食材情報を表示端末23に表示させる。なお、非食材情報が複数格納されている場合には、それらをすべて表示させる。ユーザは、表示端末23に表示された非食材について飲食したか否かを操作端末22を用いて入力操作する。そして、この入力操作の内容に基づいて、ユーザが非食材を飲食したか否かを判定する。なお、この非食材飲食判定部46や献立調理判定部45等により飲食情報取得手段が構成されている。
【0043】
非食材消去部47は、非食材飲食判定部46においてユーザが非食材を飲食した(消費した)と判定された場合に、その消費した消費非食材情報に基づいて、非食材データベース36に記憶されている非食材情報の中からその消費非食材情報に対応する非食材情報を消去する。これにより、非食材データベース36では、住宅10に保存されている非食材の情報が適切に管理される。
【0044】
食履歴データベース50(飲食情報記憶手段に相当)は、ユーザが飲食した飲食品(料理)に関する情報を時系列的に記憶するものである。具体的には、食履歴データベース50には、ユーザが飲食した飲食品がそれを飲食した日時と対応付けて記憶される。これにより、ユーザがいつ何を飲食したかについて、すなわちユーザの食履歴について把握することができる。食履歴データベース50には、献立調理判定部45においてユーザが調理したと判定された献立情報と、非食材飲食判定部46においてユーザが飲食したと判定された非食材に関する情報と、第2振分部33により外食系として振り分けられた外食情報とが取り込まれる。つまり、ユーザが自宅で料理等をして飲食した場合でも、レストランG3で外食した場合でも、その都度食履歴データベース50にはユーザが飲食した飲食品に関する情報が取り込まれ、その取り込まれた情報が食履歴情報として都度記憶される。なお、食履歴データベース50に記憶される食履歴情報は最新の所定期間分(例えば2週間分)のみであり、所定期間が経過すると上書きされ消去される。
【0045】
消費食材判定部52(消費食材情報取得手段に相当)では、献立作成部43にて作成した献立に従ってユーザが調理をしたことが献立調理判定部45により判定された場合に、その献立情報に基づいて調理に際して消費(使用)された食材を判定する。そして、消費されたと判定された食材について消費食材情報を生成する。
【0046】
賞味期限判定部55(食材使用判定手段に相当)では、食材データベース35に記憶されている食材情報を読み出し、その読み出した食材情報に基づいて、詳しくは食材情報としての賞味期限情報に基づいて、各食材について賞味期限が切れているか否かを判定する。そして、賞味期限が切れていると判定された食材について消費食材情報を生成する。
【0047】
食材消去部53は、消費食材判定部52及び賞味期限判定部55において生成された消費食材情報に基づいて、食材データベース35に記憶されている食材情報の中からその消費食材情報に対応する食材情報を消去する。これにより、食材データベース35では、住宅10に保存されている食材の情報が適切に管理される。なお、食材消去部53と食材書込部39とにより在庫情報修正手段が構成される。
【0048】
次に、献立作成部43によって行われる献立作成制御処理の詳細について図3に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理は、予め設定された所定の開始時刻になったことをトリガとして開始される。ここで、開始時刻は、例えばユーザが朝食、昼食、夕食を調理する各時刻の1時間前(例.午前6:00、午前10:00、午後4:00)に設定されている。また、本処理は、ユーザによる操作端末22に対する開始操作をトリガとしても開始される。
【0049】
図3に示すように、まずステップS11では、食材データベース35より同データベース35に記憶されているすべての食材情報を読み出す。ここでは、食材情報として、食材の種類や数量、賞味期限等に関する情報を読み出す。
【0050】
ステップS12では、ステップS11において読み出した食材情報に基づいて、献立データベース48に格納されているいずれかの献立を作成するために必要な食材が在庫として保存されているか否か、つまり食材が足りているか否かを判定する。換言すれば、在庫の食材だけで、献立の作成が可能か否かの判定を行う。食材が足りている場合には、ステップS13に進む。
【0051】
ステップS13では、食履歴データベース50より同データベース50に記憶されているユーザの食履歴情報を読み出す。続くステップS14では、その読み出した食履歴情報に基づいて、ユーザが最近飲食した飲食品(例えば料理等)を判定する。具体的には、ユーザが所定期間内(例えば1週間以内)に飲食した飲食品を判定する。
【0052】
ステップS15では、生体情報データベース42より同データベース42に記憶されているユーザの生体情報を読み出す。ここでは、生体情報として、ユーザの体温、体重、咳・くしゃみの回数等に関する情報を読み出す。
【0053】
ステップS16では、ステップS15において読み出したユーザの生体情報に基づいて、ユーザの体調(健康状態)が悪いか否かを判定する。ここでは、例えば、咳・くしゃみの回数が所定回数以上である場合には、ユーザが風邪をひいているとみなし体調が悪いと判定したり、ユーザの体温が所定の範囲内である場合にはユーザが健康であるとみなし体調がよいと判定したりする。ユーザの体調がよい場合には、ステップS17に進む。
【0054】
ステップS17では、通常献立作成処理を実行する。この通常献立作成処理では、ステップS11において読み出した食材情報と、ステップS14における判定結果とに基づいて献立を作成する。例えば、ユーザが最近肉類を食べていない場合には、ハンバーグ等の肉類を含む献立を作成したり、ユーザが最近魚類を食べた場合には、食材として魚を用いない献立を作成したりする。その後、本処理を終了する。
【0055】
ステップS16においてユーザの体調が悪い場合には、ステップS19に進む。ステップS19では、ステップS11において読み出した食材情報に基づいて、献立データベース48に格納されている体調不良時の献立を作成するために必要な食材が在庫としてあるか否かを判定する。具体的には、ステップS11において読み出した食材情報に基づいて消化のよい食材を抽出し、その抽出した消化のよい食材が上記献立作成に必要な分在庫としてあるか否かを判定する。消化のよい食材の在庫がない場合には、ステップS17に進み、通常献立作成処理を実行する。その後、本処理を終了する。なお、通常献立作成処理を実行する代わりに、ユーザに消化のよい食材が不足している旨を報知する報知処理を実行してもよい。そうすれば、不足している食材の購入を促すことができる。
【0056】
一方、消化のよい食材の在庫がある場合には、ステップS20に進み、体調不良時献立作成処理を実行する。本処理では、ステップS19において抽出した消化のよい食材に関する食材情報と、ステップS14における判定結果とに基づいて献立を作成する。この場合、在庫にある消化のよい食材の範囲で献立が作成される。これにより、ユーザが風邪をひいている等して体調不良の場合には、おかゆやうどん等消化の良いものが献立として作成される。その後、本処理を終了する。
【0057】
前述のステップS12において、献立を作成するにあたり食材が足りていない場合には、ステップS18に進む。ステップS18では、ユーザに食材が不足している旨を報知する報知処理を実行する。この報知処理では、「食材が不足しています」「食材を購入して下さい」等の音声を表示端末23の音声出力部により出力したり、不足している食材を表示端末23に表示させたりすることで、食材が不足している旨を報知する。これにより、ユーザに不足している食材の購入を促すことができる。その後、本処理を終了する。
【0058】
なお、この場合、ユーザは食材を購入した後、操作端末22を用いて開始操作を行うことで本制御処理を実行させることができる。これにより、食材が不足している場合でも、その不足している食材を購入した後に献立を作成することができる。
【0059】
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
【0060】
購入品情報を取得するとともに、その購入品を振り分けることで食材情報を取得し、その取得した食材情報を食材データベース35に記憶した。そして、食材データベース35に記憶した食材情報のうち、消費したと判定された食材に対応する食材情報を食材消去部53により消去した。これにより、食材データベース35には、現在在庫にある食材が記憶され管理される。そして、この食材データベース35に記憶されている食材情報に基づいて、献立を作成することとしたため、現在在庫にある食材の範囲で献立を作成する等、食材の在庫状況に応じた献立を作成することができる。また、それに加え、生体情報取得部41により取得した生体情報に基づいて献立が作成されるため、ユーザの体調等に応じた献立を作成することもできる。
【0061】
在庫食材に基づいて作成された献立に従い調理されたことが判定された場合に、その作成された献立情報に基づいて消費した食材を判定することとした。これにより、献立に従って調理された場合には、調理に際して消費された食材情報を食材データベース35から消去することができるため、食材の在庫管理を好適に行うことができる。
【0062】
ユーザが飲食した飲食品に関する情報を取得し、その取得した飲食品情報を時系列的に食履歴情報として食履歴データベース50に記憶することとした。そして、食履歴データベース50に記憶されている食履歴情報に基づいて献立を作成することとした。これにより、例えばユーザが最近食べた飲食品とは異なるタイプの献立を作成する等、ユーザの都度の飲食履歴状況に応じた献立を作成することができる。
【0063】
ユーザが献立に従って調理を行った場合、ユーザはその調理したものを飲食することが考えられる。そこで、本実施形態では、その点に着目し、作成された献立に従い調理されたことが判定された場合に、当該作成された献立に基づいて飲食情報を取得するとともに、その取得した飲食情報を食履歴データベース50に記憶することとした。これにより、ユーザの食履歴の管理を好適に行うことができる。
【0064】
食材データベース35に記憶されている食材の賞味期限情報に基づいて、食材の賞味期限が切れているか否かを判定する構成とし、賞味期限が切れていると判定された食材について消費食材情報を生成することとした。この場合、賞味期限が切れている食材に関する食材情報が食材データベース35から消去されるため、食材データベース35には賞味期限の範囲にある食材だけが管理される。これにより、賞味期限が切れた食材に基づいて献立が作成される不都合を回避することができる。
【0065】
店舗G1〜G3から送信される購入品情報を取得し、その取得した購入品を各振分部32,33による振り分けにより食材であるか否か判別した。そして、食材であると判別された購入品を食材データベース35に記憶した。これにより、店舗G1〜G3で種々の商品を購入した場合でも、それら購入商品の中から食材に関する情報だけを抽出し食材データベース35に記憶することができるため、食材の在庫管理をするにあたって便利である。
【0066】
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
【0067】
(1)上記実施形態では、ユーザの食履歴情報及び生体情報をそれぞれコントローラ21(記憶部21a)の食履歴データベース50及び生体情報データベース42に記憶させたが、これに代えて又は加えて、ユーザの携帯するカード等にこれら各情報を記憶させてもよい。そして、店舗で食料品を購入する際等に、このカードに記憶されたユーザの食履歴情報及び生体情報に基づいてユーザが購入すべき食料品を判定し、その判定した食料品をアナウンスする装置を店舗に設けてもよい。その具体例を図4に示す。なお、図4では、店舗としてコンビニを想定している。
【0068】
図4に示すように、店舗60には、読取装置61が設けられている。読取装置61は、ユーザが購入しようとしている飲食品の種類を読み取る装置であり、本例ではこの読取装置61により弁当等の非食材を読み取ることを想定している。読取装置61は、例えば弁当等が置かれている商品棚の付近に設置されている。読取装置61は、読取対象の飲食品を置くための読取台62と、読取台62に置かれた飲食品の種類を読み取る飲食品読取部63と、ユーザが携帯するカード71が挿入されるカード挿入部64と、ディスプレイ等からなる表示部65とを備えている。飲食品読取部63は、周知のスキャニング装置からなり、例えば各飲食品に予め取り付けられているICタグ等を読み取るものである。
【0069】
また、ユーザのカード71には、ユーザの食履歴情報や生体情報が記憶されている。これらの情報は、例えばホームサーバ20に設けられたカード挿入部にカード71を挿入する等してカード71をコントローラ21と電気的に接続させることで、食履歴データベース50及び生体情報データベース42に記憶されている食履歴情報及び生体情報がカード71に書き込まれる。
【0070】
図5には、読取装置61の電気的構成を示す。図5に示すように、読取装置61には、コントローラ67が設けられている。コントローラ67の入力側には、カード読取部68が接続されている。カード読取部68は、カード挿入部64に挿入されたカード71から同カード71に予め記憶されたユーザの食履歴情報及び生体情報を読み取るものである。カード読取部68によりユーザの食履歴情報及び生体情報が読み取られると、これらの情報がコントローラ67に入力される。そして、コントローラ67は、入力された食履歴情報に基づいてユーザの栄養状態を判定する。
【0071】
コントローラ67の入力側には、飲食品読取部63が接続されている。飲食品読取部63により非食材の種類が読み取られると、その種類に関する情報がコントローラ67に入力される。そして、コントローラ67は、その種類情報に基づいて、非食材の栄養情報を判定する。例えば、コントローラ67には、予め非食材の種類ごとに栄養データが蓄積されており、その栄養データに基づいて非食材の栄養情報を判定する。
【0072】
コントローラ67の出力側には、表示部65が接続されている。コントローラ67は、上記判定した非食材の栄養情報及びユーザの栄養状態に基づいて、ユーザに不足している栄養を算出するとともに、その不足する栄養を有する非食材に関する情報を表示部65に表示する。
【0073】
次に、この読取装置61の作用について図6に基づいて説明する。
【0074】
図6(a)に示すように、まず、ユーザは購入しようとしている非食材Xを読取装置61の読取台62の上に載せる。そして、自らのカード71をカード挿入部64に挿入する。すると、図6(b)に示すように、ユーザに不足している栄養を有する非食材と、その非食材の置かれている場所とを表示部65に表示させる。これにより、ユーザは、その非食材を容易に探し出すことができる。また、この場合、図6(c)に示すように、表示部65に表示することに代えて又は加えて、その非食材の置かれている棚73を点灯させてもよい。そうすれば、一目で非食材の在り処を知ることができる。また、ユーザの携帯する携帯電話74に非食材の場所を示す案内図を送信してもよい。そうすれば、店舗がデパート等であって広い場合でもその案内図を見ながら非食材のある場所までたどり着くことができる。
【0075】
上記構成によれば、ユーザに不足している栄養を有する非食材を表示することで、ユーザに必要な栄養摂取をサポートすることができる。これにより、健康に対する意識の高い高齢者等の購買意欲を高めることができる。また、栄養バランスの管理をすることもできるため、外食で済ませることの多い一人暮らしの者にとっては健康維持に寄与することができる。
【0076】
なお、上記の読取装置61を、店舗60の他に、会社の食堂等に設置してもよい。
【0077】
(2)ステップS18における通常献立作成処理において、以下のような処理を行ってもよい。
【0078】
例えば、食材の賞味期限情報に基づいて、賞味期限切れが迫っている食材を判定し、その判定した食材を優先的に使用して献立を作成してもよい。この場合、冷蔵庫等に保存されている食材について賞味期限が切れて料理に使えなくなるのを回避できる。つまり、食材を無駄なく使用することができる。
【0079】
また、食履歴情報に基づいて所定期間にユーザが摂取したカロリーの量を算出し、その算出したカロリー量に基づいて献立を作成してもよい。具体的には、ユーザの摂取カロリーが所定量となるように食材を選定し、その選定した食材に基づく献立を作成することが考えられる。この場合、ユーザが摂取するカロリーの量を管理することができるため、ユーザの健康維持に寄与することができる。
【0080】
また、生体情報データベース42に予めユーザの年齢を生体情報として記憶しておき、そのユーザの年齢に基づいて献立を作成してもよい。例えば、異なる年齢のユーザが複数いる場合に、特定の年齢に基づく献立作成を優先的に行ってもよい。具体的には、ユーザに高齢者がいる場合には、その高齢者の年齢に基づく献立作成を優先的に行うことが考えられる。この場合、消化のよいもの等高齢者に合わせた献立を作成することができる。また、ユーザに育ち盛りの子供がいる場合には、その子供の年齢に基づく献立作成を優先的に行うことが考えられる。この場合、ボリュームのある献立等育ち盛りの子供に適した献立を作成することができる。
(3)上記実施形態では、食材情報及び生体情報に基づいて献立を作成したが、これに加えて、その他の情報に基づいて献立を作成してもよい。例えば、献立データベース48に記憶されている各献立ごとに調理に際し使用するエネルギに関する情報を同データベース48に記憶しておき、そのエネルギ情報に基づいて使用エネルギが少ない献立を優先して作成してもよい。そうすれば、調理にあたって使用するエネルギを低減させることができる。また、調理に際して火を使用しない献立を優先して作成してもよい。そうすれば、使用エネルギの更なる低減を期待できる。
(4)食材データベース35に記憶されている食材情報に加えて、同データベース35に記憶されていない食材、つまり在庫にない食材に基づいて献立を作成してもよい。そうすれば、献立作成のバリエーションを増やすことができる。また、この場合、店舗で販売されている食材の価格情報を取得する価格情報取得手段を設け、その価格情報取得手段により取得された価格情報に基づいて献立を作成してもよい。例えば、価格情報取得手段により取得された食材の価格が比較的安い場合には、その低価格の食材を優先的に用いた献立作成を行うようにしてもよい。そうすれば、コストのかからない献立を得ることができるため経済的である。また、店舗の特売情報を取得する特売情報取得手段を設け、その取得した特売情報に基づいて、特売品を優先的に食材として用いた献立を作成してもよい。これによっても、経済的なメリットが得られる。
【0081】
(5)上記実施形態では、各店舗G1〜G3から送信される購入品情報に基づいて食材情報を取得したが、これを変更してもよい。例えば、店舗G1〜G3での商品購入の際に、ユーザが携帯するIDカード38にユーザが購入した食材の情報を管理サーバ27〜29を用いて記憶させ、自宅に戻った後ホームサーバ20に設けられたカード読取装置等によりIDカード38に記憶させた食材情報を読み取る(取得する)ようにしてもよい。また、店舗G1,G2で購入した食材をユーザが自ら操作端末22を用いて手入力することで、食材情報を取得するようにしてもよい。
【0082】
また、食材は店舗G1〜G3で購入する以外にも、知人等からもらったりすることで入手することができる。したがって、店舗G1〜G3での購入以外のルートで入手した食材についても取得するようにしてよい。この場合、上記ルートで入手した食材情報についても食材データベース35に記憶することができるため、より精度の高い食材管理を行うことができる。なお、かかる食材情報を取得するにあたっては、上述した操作端末22による手入力の方法が考えられる。
【0083】
(6)食履歴データベース50に記憶されている食履歴情報に基づいて、ユーザが所定期間内に摂取したカロリーの量を算出し、その算出したカロリー量に基づいてユーザが運動すべき運動内容をアドバイスする手段をホームサーバ20に設けてもよい。例えば、アドバイスする運動内容としては、ユーザが歩行すべき歩行距離が考えられる。これにより、ユーザに対しカロリー摂取が過多にならないよう必要な運動を促すことができる。
【0084】
また、この場合、ユーザが買物に利用する複数の店舗までの距離を予め記憶部21aに登録しておき、上記算出したカロリー量に基づいて各店舗までの距離の中から最適な距離を選択し、その選択した距離に対応する店舗まで歩いて買物に行くようアドバイスしてもよい。そうすれば、買物に行くことによってカロリー消費を図ることができる。
【符号の説明】
【0085】
10…住宅、21…コントローラ、35…在庫情報記憶手段としての食材データベース、43…献立作成手段としての献立作成部、45…献立調理判定手段としての献立判定調理部、50…飲食情報記憶手段としての食履歴データベース、52…消費食材情報取得手段としての消費食材判定部、53…食材消去部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入手した食材に関する入手食材情報を取得する入手食材情報取得手段と、
消費した食材に関する消費食材情報を取得する消費食材情報取得手段と、
ユーザが有する食材の在庫情報を記憶する在庫情報記憶手段と、
前記入手食材情報取得手段により取得した入手食材情報を前記在庫情報記憶手段に在庫情報として書き込み、前記消費食材情報取得手段により取得した消費食材情報を前記在庫情報記憶手段に記憶されている在庫情報から消去する在庫情報修正手段と、
人の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
前記在庫情報記憶手段に記憶されている在庫情報と、前記生体情報取得手段により取得された生体情報とに基づいて、献立を作成する献立作成手段と、
を備えることを特徴とする献立作成システム。
【請求項2】
前記献立作成手段により作成された献立に従って調理されたか否かを判定する献立調理判定手段を備え、
前記消費食材情報取得手段は、前記作成された献立に従って調理されたことが前記献立調理判定手段により判定された場合に、当該作成された献立に基づいて前記消費食材情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の献立作成システム。
【請求項3】
ユーザが飲食した飲食品に関する飲食情報を取得する飲食情報取得手段と、
前記飲食情報取得手段により取得された飲食情報を時系列的に記憶する飲食情報記憶手段と、
を備え、
前記献立作成手段は、前記飲食情報記憶手段に記憶されている時系列の飲食情報に基づいて、献立を作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の献立作成システム。
【請求項4】
前記献立作成手段により作成された献立に従って調理されたか否かを判定する献立調理判定手段を備え、
前記飲食情報取得手段は、前記作成された献立に従って調理されたことが前記献立調理判定手段により判定された場合に、当該作成された献立に基づいて前記飲食情報を取得することを特徴とする請求項3に記載の献立作成システム。
【請求項5】
商品を購入した店舗から送信される購入商品に関する情報に基づいて、その購入商品が食材であるか否かを判別する食材判別手段を備え、
前記入手食材情報取得手段は、前記食材判別手段により食材であると判別された購入商品を前記入手食材情報として取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の献立作成システム。
【請求項6】
前記在庫情報には、在庫にある食材の保存期限に関する情報が含まれており、
前記在庫情報記憶手段に記憶されている食材の保存期限情報に基づいて、その食材を献立作成に際し使用するか否かを判定する食材使用判定手段を備え、
前記消費食材情報取得手段は、前記食材使用判定手段により使用しないと判定された食材に関する情報を前記消費食材情報として取得することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の献立作成システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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