説明

玄米飯、玄米飯の炊飯方法及び冷凍玄米飯製品

【課題】玄米に対する水の浸透が良く炊飯性が向上すると共に、玄米特有の臭みと硬さを抑えて美味しく喫食できるようにする。
【解決手段】洗米後の玄米を水に浸漬する浸漬工程21と、浸漬後の前記玄米の水を切る水切り工程22と、水切り後の前記玄米に大根汁又はカブラ汁、及び日本酒を配合して前記玄米の表皮に浸透させる浸透工程24と、その後に糯きび、食物油、塩を配合して炊飯する炊飯工程26とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、玄米飯、玄米飯の炊飯方法及び冷凍玄米飯製品に関するものである。
【背景技術】
【0002】
玄米は、精白米に比べて栄養価が高く、健康食品として健康指向の需要者の人気を博している。しかし、玄米は外周に糠層を含む硬い表皮があり、炊飯時の水の浸透性が非常に悪い。そのため玄米飯は精白米の米飯に比較して甘み、粘りが少ないという欠点がある。また玄米飯には玄米特有の臭み、硬さがあり、しかも冷めた状態では米飯粒がパサついて極端に食味が低下するという欠点がある。
【0003】
玄米飯の食味を向上させる技術として、従来、粳玄米と糯玄米とを混合して炊飯する混合炊飯方法(特許文献1)、炊飯中にアミロペクチン混合澱粉を添加して米飯粒の表面を糊化澱粉で被覆する澱粉被覆方法(特許文献2)などがある。
【特許文献1】特開平3−4753号公報
【特許文献2】特開昭62−210956号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、前者の混合炊飯方法では、粳玄米、糯玄米をそのまま使用するため、玄米の表皮による炊飯性の低下を解消できず、また粳玄米、糯玄米の加水条件、加熱条件が異なるため、食感等のバランスが崩れたものとなり、ふっくらとした美味しさのある玄米飯とはなり難いという欠点がある。また後者の澱粉皮膜方法では、米飯粒の表面が糊化澱粉の被覆でべと付くだけで、玄米飯全体の食感が向上しないという欠点がある。
【0005】
更に従来の混合炊飯方法、澱粉皮膜方法により炊飯された玄米飯では、精白米の米飯に比較して甘み、粘り気が少なく、また依然として玄米特有の臭み、硬さ、パサツキの問題を解消できないという欠点がある。
【0006】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、玄米に対する水の浸透が良く炊飯性が向上すると共に、玄米特有の臭みと硬さを抑えて美味しく喫食できる玄米飯、玄米飯の炊飯方法及び冷凍玄米飯製品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る玄米飯は、玄米に大根汁又はカブラ汁を配合して炊飯したものである。前記玄米に対し4〜12重量%の前記大根汁又はカブラ汁を配合してもよい。前記玄米が粳玄米の場合、糯きび又は、糯米と粟を配合してもよい。その場合、粳玄米に対し2〜10重量%の糯きびを配合してもよい。
【0008】
本発明に係る炊飯方法は、玄米に大根汁又はカブラ汁を配合して炊飯することを特徴とするものである。前記玄米が粳玄米の場合、糯きびを配合して炊飯することもある。
【0009】
また本発明に係る炊飯方法は、水が浸透した状態の玄米に大根汁又はカブラ汁を配合して所定時間を置き、前記大根汁又はカブラ汁の分解作用により前記玄米の表皮を軟化又は破壊した後、前記玄米に糯きび又は粟を配合して炊飯することもある。
【0010】
更に洗米後の玄米を水に浸漬する浸漬工程と、浸漬後の前記玄米の水を切る水切り工程と、水切り後の前記玄米に大根汁又はカブラ汁、及び日本酒を配合して前記玄米の表皮に浸透させる浸透工程と、その後に糯きび、食物油、塩を配合して炊飯する炊飯工程とを含むこともある。
【0011】
本発明に係る冷凍玄米飯製品は、前記玄米飯を冷凍した冷凍玄米飯を密封袋により真空包装したものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明では、玄米に大根汁又はカブラ汁を配合するため、その大根汁又はカブラ汁の分解作用により玄米の表皮を軟化又は破壊でき、玄米に対する水の浸透が良く玄米の炊飯性が向上する。また大根汁又はカブラ汁の分解作用により、玄米特有の臭み、硬さを抑えて美味しく喫食することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図面は冷凍玄米飯製品1の製造に採用した本発明の実施例を示す。この冷凍玄米飯製品1は、図1に示すように冷凍玄米飯2を密封袋3で真空包装したものである。密封袋3は電子レンジによる加熱処理に耐え得る合成樹脂製その他のシート材4,5を使用したものであり、その表裏両側のシート材4,5は冷凍玄米飯2よりも外側の全周がシール部6でシールされている。
【0014】
冷凍玄米飯2は、図2に示すように、玄米(粳玄米)7に所定量の糯きび8、大根汁9、日本酒10、食物油11、塩12及び水を配合して炊飯し、その玄米飯14を所定量ずつに分けて成型した後、瞬間冷凍により冷凍したものである。
【0015】
玄米7に対する糯きび8、大根汁9、日本酒10、食物油11、塩12の配合量は、例えば図3に示す通りである。なお、図3は玄米7を5000gとし、この玄米7に対する糯きび8、大根汁9、日本酒10等の各食材の配合量を示す。
【0016】
糯きび8は玄米飯14に粘り気を持たせてモチモチ感を出すと同時に、適度な甘みを持たせるためであり、玄米7に対して所定量の糯きび8を配合することにより、玄米飯14にほのかな甘みとふっくらとしたモチモチ感のある食感を持たせることができる。また糯きび8はミネラル、ビタミンB1 、ビタミンF1 、食物繊維を含んでいるため、これらを簡単に美味しく摂れる利点もある。しかも糯きび8のタンパク質は善玉コレステロールであり、HPコレステロールを増す働きもある。
【0017】
糯きび8の量が少なすぎれば玄米飯14のモチモチ感がなくなり、また多すぎれば玄米飯14としての意義がなくなる。従って、糯きび8の配合量は玄米7に対して6重量%前後とするのが適当である。なお、糯きび8は2〜10重量%(5000gの玄米7に対して100〜500g)、望ましくは5〜7重量%(5000gの玄米7に対して250〜350g)程度でもよい。
【0018】
大根汁9は大根の絞り汁であって、分解酵素を含有しており、この大根汁9を配合することにより、その分解作用によって玄米7の表皮を軟化又は破壊することができる。このため玄米7に対する水の浸透が容易になり、玄米7を柔らかく炊飯することができる。また同時にその分解作用によって玄米7特有の糠による臭みを解消することができる。しかも大根汁9はジアスターゼを多く含んでいるため、食後の胃もたれ、胸焼け、消化不良等を防止することができる。
【0019】
大根汁9の量が少なすぎれば、玄米7の表皮を十分に軟化又は破壊できず水の浸透性が悪くなる。また多すぎれば玄米7の表皮を軟化又は破壊しすぎることになる。従って、大根汁9の玄米7に対する配合比率は、大根汁9の比重を略1とした場合、8重量%前後が適当である。なお、大根汁9は4〜12重量%(5000gの玄米7に対して200〜600g)程度、望ましくは6〜10重量%(5000gの玄米7に対して300〜500g)程度がよい。
【0020】
日本酒10は玄米7特有の臭いを消すために配合する。また日本酒10は原料が米や米麹であり、アミノ酸、ビタミン、ペプチド、ミネラルなどが豊富に含まれているため、これを配合することにより、老化防止効果、美白美肌効果の他に、冷え性、動脈硬化、高血圧、アルツハイマー、骨粗鬆症等の生活習慣病の予防効果を得ることができる。
【0021】
日本酒10の量が少なすぎれば、玄米7特有の臭いが消えず、また多すぎれば玄米飯14にアルコール成分が残ることになる。従って、日本酒10の玄米7に対する配合比率は、日本酒10の比重を略1とした場合、8重量%前後が適当である。なお、日本酒10は4〜12重量%(5000gの玄米7に対して200〜600g)程度、望ましくは6〜10重量%(5000gの玄米7に対して300〜500g)程度がよい。なお、日本酒10は大根汁9と略同程度配合するのが望ましい。
【0022】
食物油11は菜種油が適当である。この菜種油を配合することにより、玄米飯14のまろやかな自然な美味しさを保ち、また米飯粒につやを持たせることができる。菜種油の脂肪酸はオレイン酸60%、リノール酸20%、リノレン酸8〜10%が含まれており、植物油の中でも栄養バランスのとれた油脂である。従って、栄養バランスを考慮すると、植物油の中でも特に菜種油が適当である。
【0023】
菜種油の量が少なすぎれば、玄米飯14のまろやかな自然な美味しさを保てず、また多すぎれば油脂のベタツキが残ることになる。従って、菜種油の玄米7に対する配合比率は、菜種油の比重を略0.91とした場合、0.9重量%前後が適当である。なお、菜種油は0.6〜1.2重量%(5000gの玄米7に対して30〜60g)程度、望ましくは0.8〜1.0重量%(5000gの玄米7に対して40〜50g)程度がよい。
【0024】
塩12はその塩味で玄米飯14の美味しさを引き出すためである。また塩12には防腐効果があり、細菌類を死滅させたり、その増殖を抑えたりする効果がある。なお、海洋深層水100%の海水塩などの自然塩を使用すれば、ミネラルバランスを壊さず、豊かな栄養をそのまま玄米飯14に取り込むことができる。
【0025】
塩12の量は、適度な塩味となるように決定する。従って、塩12の玄米7に対する配合比率は、1重量%前後が適当である。なお、塩12は0.5〜1.5重量%(5000gの玄米7に対して25〜75g)程度、望ましくは0.7〜1.3重量%(5000gの玄米7に対して35〜65g)程度がよい。
【0026】
冷凍玄米飯製品1は、図4に示す各工程20〜34を経て製造する。製造に際しては、先ず所定量(例えば5000g)の玄米7を3回程度軽く洗う(洗米工程20)。そして、その洗米後の玄米7を水に浸漬する(浸漬工程21)。このとき浸漬時間は12時間程度であり、時間をかけて玄米7に水を浸透させる。
【0027】
この場合、冷蔵庫に入れておけば、浸漬中に水等に雑菌等が入ることがない。また庫内温度が略一定であるため、夏期、冬期等における外気温の高低の影響を受けることがなく、玄米7に対する水の浸透を略一定にでき、品質の安定化を図ることができる。
【0028】
次に玄米7をザル等に打ち上げて、玄米7の表面に付着する余分な水を切る(水切り工程22)。そして、水切り後の玄米7をガス炊飯器等の炊飯器に入れて、玄米7に所定量の大根汁9、日本酒10及び水を配合する(第1配合工程23)。このとき玄米7を先に入れて、その後に大根汁9、日本酒10等を入れてもよいし、その逆でもよい。また玄米7の表皮等には水が浸透しているが、余分な水は水切り工程22で除去されているので、大根汁9、日本酒10等が不安定に希釈化されることもない。
【0029】
炊飯器内に玄米7、大根汁9、日本酒10等を入れた状態で約1時間程度置き、玄米7に大根汁9、日本酒10を浸透させる(浸透工程24)。そして、大根汁9が玄米7の表皮に浸透すると、その分解作用により玄米7の表皮を軟化又は破壊することができる。また大根汁9、日本酒10が玄米7に浸透することにより、炊飯後の玄米7の糠による特有の臭いを抑えることができる。
【0030】
約1時間程度の浸透工程24が終了すれば、次に所定量の糯きび8、食物油11、塩12を炊飯器に入れてよく混ぜた後(第2配合工程25)、炊飯器の蓋を閉じスイッチを入れて炊飯を開始する(炊飯工程26)。炊飯器の蓋は約760g程度の重量を有する。従って、蓋に重しを掛けた状態で炊飯する。
【0031】
炊飯器のスイッチが切れたら、そのままの状態で玄米飯14を20分程度蒸らしてから(第1蒸らし工程27)、蓋を取って炊飯器内の玄米飯14を掻き混ぜて、玄米飯14から余分な水分を除去する(第1水分除去工程28)。その後に再度、炊飯器のスイッチを入れて玄米飯14を加熱して、玄米飯14中の水分を除去する(第2水分除去工程29)。そして、炊飯器のスイッチが切れたら、その状態で約20分間程度玄米飯14を蒸らし(第2蒸らし工程30)、これで玄米飯14の炊飯が終了する。
【0032】
このように浸透工程24を経て大根汁9の分解作用により玄米7の表皮を軟化又は破壊した後、玄米7等に糯きび8を加えて炊飯を開始することによって、玄米7の表皮の軟化又は破壊に要する時間を十分に確保でき、玄米7の表皮を確実に軟化又は破壊できると同時に、大根汁9の分解作用による糯きび8の表皮の軟化又は破壊を防止することができる。
【0033】
従って、玄米7と糯きび8では表皮の厚さ、硬さ等の条件が大きく異なるにも拘わらず、玄米7、糯きび8を適度な硬さに炊飯することができる。このため玄米7の炊飯性が向上すると共に玄米7特有の臭み、硬さを抑えることができる。しかも糯きび8により、玄米飯14自体にほのかな甘みとモチモチ感を持たせることができる。また玄米7に対して水が浸透し易く炊飯性が向上する上に、糯きび8によるモチモチ感から、冷めた後の玄米飯14のパサツキも解消することができる。
【0034】
玄米飯14の炊飯が終了すると、その玄米飯14を炊飯器から取り出した後、適度の分量(例えば大人一人の1食分である約170g程度)に分けて所定の形状に成型し(成型工程31)、次に瞬間冷凍機に入れて例えば−18℃以下の温度で瞬間冷凍により冷凍して冷凍玄米飯2とする(瞬間冷凍工程32)。そして、冷凍状態の冷凍玄米飯2を密封袋3に封入して真空包装し(包装工程33)、最終の冷凍玄米飯製品1として仕上げる。
【0035】
この冷凍玄米飯2を喫食する場合には、密封袋3に入れたままで電子レンジにより加熱し、その後に開封すればよい。従って、糯きび8によるほのかな甘みとモチモチした食感に加え、多量のミネラルを含み栄養バランスが優れ、しかも玄米7特有の臭み、硬さを抑えた玄米飯14を簡単な調理で美味しく喫食することができる。
【0036】
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は冷凍玄米飯2又はそれを密封袋3に封入した冷凍玄米飯製品1の製造に限定されるものではなく、炊飯後に直接喫食する玄米飯14の炊飯は勿論のこと、玄米飯14を主とする玄米飯弁当、玄米飯14をおにぎり等に二次加工する二次加工製品、玄米飯14を冷凍せずに密封袋3により真空包装した玄米飯製品等の製造にも採用可能であることは云うまでもない。
【0037】
また玄米7は粳玄米の他、糯玄米、古代米玄米等でもよいし、それらを適当量配合してもよい。従って、玄米飯14は粳玄米飯、糯玄米飯、古代米玄米飯、粳玄米と糯玄米との混合玄米飯等を含むものである。糯玄米を使用する例としては、玄米赤飯等の玄米飯が考えられる。玄米赤飯は小豆を入れて炊飯するが、その場合にも応用可能であり、先ず大根汁9の分解作用により糯玄米の表皮を軟化又は破壊し、その後に糯きび8、小豆を追加して炊飯すればよい。
【0038】
大根汁9に代替してカブラ汁を使用しても、大根汁9に近い分解作用を得ることができる。大根汁9と同程度のカブラ汁を配合してもよい。粳玄米の場合のパサツキを抑え、適度な甘みを持たせるためには、糯きびに代えて糯米(精白米)と粟とを配合してもよい。適当量の糯米によりモチモチ感を、適当量の粟により甘みを夫々得ることができる。粟に代えて糯きび以外のきびを使用することも可能である。糯玄米の場合には、適度な甘みを持たせるために、糯きび以外のきび又は粟を使用することも可能である。
【0039】
また玄米7、糯きび8の他に生姜汁、おろし生姜、しそ入り梅、ひじき、カボチャの小片等の副食材を入れてもよい。玄米飯14に生姜汁、おろし生姜、しそ入り梅、ひじき等を入れる場合には、第1配合工程23で入れることが望ましい。またカボチャの薄切り小片等を入れる場合には、成型後の玄米飯14に調理後のカボチャの小片を載せて冷凍するのが望ましい。
【0040】
食物油11は菜種油が適当であるが、それ以外のものでもよい。また塩12は海水塩の他、岩塩その他のものであってもよい。炊飯時の水の量は適量にすればよい。また調味料には他のものを使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の一実施例を示す冷凍玄米飯製品の一部破断斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示す冷凍玄米飯製品の概要説明図である。
【図3】本発明の一実施例を示す各食材の配合量の説明図である。
【図4】本発明の一実施例を示す冷凍玄米飯製品の製造方法のブロック図である。
【符号の説明】
【0042】
1 冷凍玄米飯製品
2 冷凍玄米飯
3 密封袋
7 玄米
8 糯きび
9 大根汁
10 日本酒
21 浸漬工程
23 第1配合工程
24 浸透工程
25 第2配合工程
26 炊飯工程

【特許請求の範囲】
【請求項1】
玄米に大根汁又はカブラ汁を配合して炊飯したことを特徴とする玄米飯。
【請求項2】
前記玄米に対し4〜12重量%の前記大根汁又はカブラ汁を配合したことを特徴とする請求項1に記載の玄米飯。
【請求項3】
前記玄米が粳玄米であり、糯きび又は、糯米と粟を配合したことを特徴とする請求項1又は2に記載の玄米飯。
【請求項4】
前記玄米が粳玄米であり、該粳玄米に対し2〜10重量%の糯きびを配合したことを特徴とする請求項1又は2に記載の玄米飯。
【請求項5】
玄米に大根汁又はカブラ汁を配合して炊飯することを特徴とする玄米飯の炊飯方法。
【請求項6】
前記玄米が粳玄米であり、糯きびを配合して炊飯することを特徴とする請求項5に記載の玄米飯の炊飯方法。
【請求項7】
水が浸透した状態の玄米に大根汁又はカブラ汁を配合して所定時間を置き、前記大根汁又はカブラ汁の分解作用により前記玄米の表皮を軟化又は破壊した後、前記玄米に糯きび又は粟を配合して炊飯することを特徴とする請求項5又は6に記載の玄米飯の炊飯方法。
【請求項8】
洗米後の玄米を水に浸漬する浸漬工程と、浸漬後の前記玄米の水を切る水切り工程と、水切り後の前記玄米に大根汁又はカブラ汁、及び日本酒を配合して前記玄米の表皮に浸透させる浸透工程と、その後に糯きび、食物油、塩を配合して炊飯する炊飯工程とを含むことを特徴とする玄米飯の炊飯方法。
【請求項9】
請求項1〜4の何れかに記載の玄米飯を冷凍した冷凍玄米飯を密封袋により真空包装したことを特徴とする冷凍玄米飯製品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−212080(P2008−212080A)
【公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−55756(P2007−55756)
【出願日】平成19年3月6日(2007.3.6)
【出願人】(506214493)有限会社 やっこ屋 (1)
【Fターム(参考)】